NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン ５ - 111 - 砕か れた 約束
( 唸り 声 )
♪♪～
( ｼｽﾞﾈ ) みんな … もう 少し で 封印 は 完了 する ！
最後 まで 集中 して ！ (３ 人 ) はい ！
( 三尾 ) ｸﾞｫ ｰ ！
ｸｯ ！
ﾌｯ ！
♪♪～
ｸﾞｵ ｰ ！
( ﾘ ｰ ) ん ？ あっ あぁ !?
何 です !? これ は ！ あぁ ～!!
ﾃﾝﾃﾝ ！ 後ろ に ﾊﾞｹﾓﾉ です ！ ( ﾃﾝﾃﾝ ) あっ !?
( ｼﾉ ) ん っ !? ( ﾃﾝﾃﾝ ) 何 これ ～！
( ﾔﾏﾄ ) ｶｶｼ 先輩 あれ は ！ ( ｶｶｼ ) しつこい ﾔﾂ ら だ ｡
ここ は ﾎﾞｸ が 今 まで の お返し を ！
ﾘ ｰ あの 粘液 じゃ 物理 攻撃 は きか ない わ ！
ああ ｵﾚ の 蟲 も な ｡
( ｷﾊﾞ ) 厄介な ﾔﾂ ら だ ぜ ！ ( 赤 丸 ) ﾜﾝ ！
( ｻｲ ) ここ は 上 忍 の お 二 人 に 任せた ほう が …｡
♪♪～
( 濡 羅 吏 ) ﾌﾌｯ …｡
( ｻｲ ) ｷﾓｲ と いう の は こういう の を 言う の か な ｡
(３ 人 ) いじめて やる ～！
( ｷﾊﾞ ) あっ ！ ﾜﾝ ！ うわ ぁ ～!!
… に して も ｷﾓｲ な ｡
♪♪～
( 紅 蓮 ) 鱗 児 は どうした !?
( ｶﾌﾞﾄ ) ﾎﾞｸ の ｺﾚｸｼｮﾝ に なって もらった よ とっくに ね ｡
( ﾅﾙﾄ ) なに !? ( ｶﾌﾞﾄ ) ﾑﾀﾞ に しつこい ﾔﾂ だった ｡
(( 鱗 児 : 引き続き … か ？
ｵﾚ が 大 蛇 丸 様 へ の 連絡 役 を やって も いい んです けど ね ｡
お前 が ？
ｵﾚ は ｱﾝﾀ の 草 と して ずいぶん 働いて きた ))
大 蛇 丸 様 の お 世話 を する の は ﾎﾞｸ 一 人 で 十分だ ｡
ｸｿｯ ！ 全部 ﾃﾒｴ の 計算 どおり って わけ か ！
ああ ｡ 大 蛇 丸 様 は やはり 優れた お方 だ ｡
すべて は 大 蛇 丸 様 の 予想 した とおり に こと が 運び ➡
紅 蓮 と 幽鬼 丸 の 心 は ➡
互い を 帰る べき 場所 だ と 思う ほど の 信頼 で 結ばれた ｡
そこ に ２ 人 を 繋ぐ 宿命 的な 関係 を ぶつければ ➡
怒り で 幽鬼 丸 は 爆発 的な 力 を 発揮 する … はずだった ｡
しかし 母親 を 殺した の が 紅 蓮 だ と 告げて も ➡
幽鬼 丸 の 怒り が 爆発 する こと は なかった ｡
なぜ だ ？
なぜ だ !?
ｸｸｸｸ …｡
人間 の 心 と は なんと 不思議な もの な んだろう ね ｡
ﾃﾒｴ ！ 許さ ねえ !!
♪♪～
幽鬼 丸 と 紅 蓮 の 気持 を 何 だ と 思って んだ ！
人 の 気持 は お前 ら の おもちゃ じゃ ねえ ！
ﾌﾝ ！
お前 ら の 目的 は なんだ ？
木 ノ 葉 と 暁 だけ で は ない ｡
各 隠れ里 は これ から 長く 激しく ぶつかり合う ｡
大 蛇 丸 様 は その 乱世 と なる 未来 を 見通して おら れる ｡
その ため の 三尾 であり 幽鬼 丸 だった んだ ｡
わけ わかん ねえ こと 言 いやがって ！
ｸｯｸｯｸｯｸ ！
紅 蓮 ！
幽鬼 丸 と 行け ！ 絶対 守って みせろ ！
( 紅 蓮 ) ああ 命 に 代えて も な ！
ここ は 通 さ ねえ お前 は ｵﾚ が ぶ っと ば す ！
ﾌﾝ ｡
死 魂 の 術 ！
紅 蓮 ｡ 鱗 児 ｡
約束 だ 絶対 に お前 を 守る ｡
紅 蓮 さん ！
晶 遁 紅 の 果実 ｡
紅 蓮 さん ！
大丈夫 すぐ に 戻って くる から ｡
そこ で 待って ろ ｡ えっ ｡
(( 待って い なさい ))
必ず むかえ に 来る ｡
あ …｡
行か ないで ﾎﾞｸ の 帰る ところ は ➡
紅 蓮 さん の ところ しか ない んだ ！
心配 する な 私 は 死な ない ｡
なに !?
ﾌﾌﾌ ﾑﾀﾞ な こと だ ｡
そもそも 結晶 と は 同一の 多面 体 の 物質 同士 が ➡
均一に 整列 した とき に 生じる もの だ ｡
結晶 化 する とき に ｺｳﾓﾘ が 発する 超 音波 で ➡
空気 を 振動 さ せれば それ を 防ぐ こと が できる の さ ｡
そう は な から お前 の 晶 遁 は ｵﾚ の 敵 で は ない ｡
( 鱗 児 ) ﾑﾀﾞ と 言った はずだ ｡
死んで も 厄介な ﾔﾂ ｡
ﾌｯﾌｯﾌ …｡
紅 蓮 の 次 は お前 だ 幽鬼 丸 ｡
ｺﾞﾎｯ ｺﾞﾎｯ ！
うわ ～！
さ せ ない ！ 幽鬼 丸 は 命 に 代えて も 守る ！
紅 蓮 さん ！
ﾌｯ お前 の 晶 遁 は もう 通じ ない ｡
死人 に 何 を して も ﾑﾀﾞ な こと だ ｡
これ で ｺｳﾓﾘ は 操れ ないだ ろ ｡
ぐ …｡ 晶 遁 ｡
なに っ ？
おとなしく 黄泉 の 世界 に 戻る が いい さ ｡
うわ ～ っ ！
あっ ！
紅 蓮 ！
ﾀﾞﾒ だ ！
う っ …｡
♪♪～
あっ ！
いか ないで ！
術 が 破れた か ｡
そんな … ｳｿ だ ろ ？
ずっと ずっと 幽鬼 丸 を 守る んじゃ なかった の か よ ！
う っ … うわ ～ っ ！
幽鬼 丸 ！
そろそろ 三尾 も 疲れて くる 頃 ｡
一気に 決める わ よ ！
なん な の ？
いったい 三尾 の どこ に まだ こんな 力 が ある って いう の ？
( ｶﾂﾕ ) わかり ませ ん ｡ ただ 急に ﾁｬｸﾗ の 量 が 増えた ようです ｡
うわ ～ っ ！
あっ あ …｡
ﾔﾏﾄ 木 遁 で 牽制 しろ ！ ｵﾚ が とどめ を さす ！
はい ！
♪♪～
雷 切 ！
♪♪～
ｶｶｼ 先輩 ｡ ああ ｡
封印 班 を 捜索 ｡ 救出 しろ ｡
( みんな ) はい ！
♪♪～
三尾 !!
強い 絆 で つながった 紅 蓮 を 失った 今 ➡
遂に 幽鬼 丸 は 眠って いた 力 を 発揮 した ｡
帰る べき 場所 を 失った 悲しみ が これほど に 大きかった と は ね ｡
幽鬼 丸 やめろ ！
うわ ～ っ ！
ﾀﾞﾒ だ ！ 痛 っ …｡
幽鬼 丸 聞こえる か ？ 幽鬼 丸 ！
ｵﾚ だ ！ ﾅﾙﾄ だ ！
頼む 気づいて くれ ！ 幽鬼 丸 ！
ｸｯ …！
う お ぉ !!
ｸｿｯ ！ 落ち着け …！
うわ っ !!
あっ …！
幽鬼 丸 …｡
♪♪～
( ｶﾌﾞﾄ ) ﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯ ！ 全部 壊して しまえ ！
壊して しまえ ！ ﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯ …！
ﾌﾝｯ ！
ｸｯ … ｵﾚ が 止める しか ねえ ｡
多重 影 分身 の 術 ！
行く ぜ ！ う お ぉ ～!!
う お ぉ ～!!
うわ ～ っ !!
ﾁｯ ！ 螺旋 丸 が 効か ねえ ！
けど 風 遁螺 旋手 裏 剣 は 使え ねえ ｡
だったら ｵﾚ に でき ん の は …！
口 寄せ の 術 ！
( 三尾 の 鳴き声 )
( ｶﾞﾏ 竜 ) うわ ぁ 兄ちゃん ！ あれ 三 尾 だ よ ね !?
( ｶﾞﾏ 吉 ) は ぁ やっぱり めん どくさ そうな こと に ➡
な っと る ようじゃ のう ！
じゃ なきゃ お前たち 呼んだり し ねえ って ば よ ！
ｶﾞﾏ 竜 ！ ｶﾞﾏ 鉄砲 の 準備 だ ！
了解 ！ 待て ｶﾞﾏ 竜 ！
ん ？ 何 だ よ !? 急いで んだ よ ！
よく 考えて みろ ！ 相手 は 尾 獣 ｡
湖 に 住む 巨大な ｶﾒ の ﾊﾞｹﾓﾉ じゃ ろう が ！
風 遁 で 威力 を あげて る と は いえ ➡
水 遁 の ｶﾞﾏ 鉄砲 が どん だけ 相手 に 効く っ ちゅう んじゃ !?
水 遁 に 勝つ に は 土 遁 が 必要な んじゃ ！
だけど ！ ｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞ して る ひま は ねえ んだ ！
ｵﾚ に は 風 遁 しか ねえ んだ から しか たね …！
あっ ！ 風 遁 !?
(( ｵﾚ って ば ｻｽｹ と の 相性 よかった んだ な ｡
( ﾔﾏﾄ ) ああ ｡ 雷 に 勝てる の は 風 だけ だ ！
いや そっち じゃ なくて ｡ え ？
火 を 助けて さらに 大きな 力 に できる の は ➡
風 の 力 だけ だって こと だ ))
火 遁 だったら ？ 火 遁 が どうした !?
火 遁 だったら ｵﾚ の 風 で …｡ ﾜｼ 使える ぞ ！
えっ お前 火 遁 でき ん の か !? おお ！ できる と も ！
お前 なんで それ 早く 言わ ねえ んだ よ !!
聞か ん かったろう が !! で 火 遁 が どうした ？
ああ ！ 火 遁 なら … あっ ！
もう な んじゃ ？ どうした !?
ｸｿｯ ！ いい 考え だ と 思った のに ！
じゃ け え 何 が どうした いい よる んじゃ !?
いや … 火 を 助けて さらに 大きな 力 に でき ん の は ➡
ｵﾚ の 風 しか ねえ と 思った んだ けど ➡
火 は 水 に 弱い んだった よ な …｡
ほうか ！ なら 水 遁 を 上回る さらに 強力な 炎 で ➡
水 を 蒸発 さ せりゃ ええ んじゃ ！
えっ ？
おい ｶﾞﾏ 竜 ｡ 何 ？ 兄ちゃん ｡
急いで 里 に 帰って ｶﾞﾏ の 油 を たっぷり 飲んで 戻って こい ｡
ええ か ？ ﾀｲﾑﾘﾐｯﾄ は １ 分 じゃ ｡
１ 分 経ったら 呼び戻す けん の ｡
わかった ｡
そう か ！ 水 の 代わり に 油 で ｶﾞﾏ 鉄砲 を 発射 すりゃ ➡
一面に 油 が 広がる ｡
そこ に ｶﾞﾏ 吉 の 火 遁 で 油 に 火 を つける !!
そう じゃ ｡ これ なら ｶﾞﾏ 鉄砲 と 同じ ﾀｲﾐﾝｸﾞ で 発射 できる ｡
練習 も いら ん ｡
よっ しゃ ！ いける ぞ !!
幽鬼 丸 ！
紅 蓮 … お前 が 守れ なかった 約束 必ず ｵﾚ が 守って やる ｡
ﾅﾙﾄ ！ １ 分 経った ぞ ｡
おう ！
口 寄せ の 術 ！
間に合った か ？ うん ｡
なんとか ね ｡
うむ 準備 は ええ ぞ ﾅﾙﾄ ｡ ああ ！
いい か ？ この 新 ｺﾗﾎﾞ 忍術 で ｱｲﾂ の 顔 を 焼く ｡ 弱点 は 目 だ ｡
よし ！ 準備 は いい か ？
ぶっつけ本番 じゃ け 失敗 は 許さ れ ん で ！
うん 兄ちゃん ｡
いく ぞ ｶﾞﾏ 竜 ｡
ｵ ｰ ｹ ｰ ｡
ｺﾗﾎﾞ 忍法 風 遁 ｶﾞﾏ 油 炎 弾 ！
今 だ !!
ｸﾞｵ ～ ｯ !!
ﾌｩ … やった … やった よ 兄ちゃん ！
ああ よう やった ｡
ｸﾞｵ ～ ｯ …｡
♪♪～
ひとまず 終わった みて ぇだ な ｡
なら ﾜｼ ら は 帰る けん ｡ ああ ｻﾝｷｭ ｰ ｡
じゃあ ね ｡
幽鬼 丸 …｡
うん ？
♪♪～
幽鬼 丸 …｡
一緒に … 帰ろう ｡
