NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 6 - 130 - 神 と なった 男
( 自 来 也 ) お前 も こう なり たい の か ?
吐か なければ お前 も 一生 トンボ や ハエ を 食って ➡
暮らす こと に なる ぞ 。 くっ …。
カエル に でも なんで もしや がれ ! これ 以上 は 絶対 何も 吐か ねぇ !
下っ端 に も 意地 って もん が あんだ 。
オレ だって 忍 だ !
この 国 の 内情 を 知ら ねぇ よそ者 に 話して 聞か せる こと は ねぇ !
フッ … 下っ端 でも 忍 か 。
ま ぁ の ぉ … だいたい 尋問 は わし の 性 に も 合わ ん しの 。
話 は ここ まで だ 。 だが 当分 は ここ に いて もらう ぞ 。
あと は 神 と やら に 直接 聞く と する か の 。
( ゲロ 寅 ) 自 来 也 よ わし を 呼びだす と は ➡
どういう 了 見 じゃ ? ナルト の 鍵 は もう …。
いやいや 修業 じゃあ ねぇ の ぉ 。
わけ あって お前 に 一 時 出て おいて もらおう と 思って の 。
出て おく じゃ と ? いったい 何ごと じゃ ?
ちょいと 強い ヤツ と やりあう もん で の 。
へ ぇ … わし を 逃がし と か に ゃあ なら ん ほど の 輩 なんか ?
いや 念のため だ 。
それ より さっさと 蔵 出し の 判 を 押し たい んだ が の ぉ 。
わかった 。
♪♪~
よし 。
戻る まで どれ くらい かかる ん なら や ?
そう は かから ない と 思う が の ぉ 。
ただ わし に 何 か あった とき は ナルト に 蔵 入り しろ 。
えっ !? 何 を 言 いよ ん なら !
わし の 腹 に は ナルト の 八 卦 封印 に 結合 する 鍵 が ➡
書き写さ れ とる んじゃ ぞ !
年々 四 代 目 の 封印 も 弱まって き とる 。
いざというとき それ を 閉め 直す ため に ➡
鍵 が 残さ れた んじゃ ! その 大切な 鍵 を ➡
金庫 と 一緒に 置く など あり えんじゃ ろう !
とはいえ その 鍵 は ミナト が 遺 した もの 。
いずれ は ナルト に 渡す べきだ の ぉ 。
まだ 早い ! 前 に 一 度 お前 に そそのかさ れて ➡
鍵 で 四 象 封印 を 少し 回した だけ で どう なった か ➡
忘れた わけじゃ なかろう が !
♪♪~
あぁ 。
しかし その 鍵 の 術 式 を ミナト が わし に 預け たって こと は ➡
いずれ は あの 術 を ナルト に 完成 さ せる の が ➡
あやつ の 意志 だ と わし は 思う 。
あの 術 って … 本気 なら ぁ ?
あぁ 。
そもそも そんな 術 が ナルト に 必要 なんか ?
アイツ に 九 尾 の チャクラ を コントロ ー ル する こと など で きや せ ん !
それどころか 鍵 を 少し 開けた せい で ➡
ナルト の チャクラ を 押しのけ ➡
九 尾 の チャクラ 自体 が 多量に 漏れ 出し ナルト を 支配 する 始末 。
これ 以上 封印 を 開き ➡
ナルト が 完全に 九 尾 化 して し もう たら ➡
それ こそ 四 代 目 の 遺志 に 反する ぞ !
ミナト は 九 尾 の 陰 の チャクラ しか 屍 鬼 封 尽 を して おら ん 。
ミナト が わざわざ 九 尾 の 力 を 陰 と 陽 に 二 分 し ➡
陽 の 側 を ナルト に 封印 した の は 九 尾 の チャクラ を ナルト に 遺 す ため だ 。
だから って …。
ミナト は なぜ わざわざ 我が 子 に 九 尾 の チャクラ を 封印 した ?
さ ぁ ? 知ら ん ぜ よ 。
たまたま 封印 の 都合 で そう なった か …。
そう じゃ ねぇ なら 子供 に 力 を 遺 して やり たい と か の ➡
親心 じゃ ねぇ か ?
わし は ミナト の 師 だった から わかる 。
あやつ は 無意味な こと は し ない ヤツ で の ぉ 。
ミナト は 何 か 重大な 事実 を 知っていて ➡
その 事実 の ため に 九 尾 の 力 を 我が 子 に 託した のだ と したら …。
んな こ た ぁ 考え すぎ じゃ ろう 。
本当に そう か の ぉ ?
かつて 木 ノ 葉 を 襲った 九 尾 の 妖狐 は ➡
自然 発生 した 天災 だ と いわ れて いた が の …。
実は そう で は なかった んじゃ ない か と ➡
最近 そう 疑う ように なった 。
おそらく あれ は … 人為 的に 口 寄せ さ れた もの に 違いない 。
アホ ! 九 尾 は 昔 から 人 の 邪気 が 溜まり 淀んだ とき ➡
どこ から と も なく 現れる 天災 じゃ !
それ に 九 尾 を 口 寄せ できる ヤツ が この世 に いる わけ が なかろう が !
いや それ が いたんだ の ぉ … 1 人 。
え ?
誰 じゃ ?
うち は 一族 の 創始 者 … うち は マダラ だ 。
ゲ ー ロゲロゲロゲロ !
アホ ! うち は マダラ は 木 ノ 葉 創設 期 の 人間 じゃ 。
ほんの 15~16 年 前 に 生き とる はず が ねぇ だろう が 。
たしかに … うち は マダラ が あの 終末 の 谷 で ➡
初代 火影 に 倒さ れた の は 誰 でも 知 っと る 。
なら ん な 考え は ムダ だ ら 。
かもし れ ん …。
だが 何 か いやな 予感 が …。
胸騒ぎ が して なら ん の よ 。
お前 は 先 に 木 ノ 葉 に 戻って ろ の ぉ 。
帰ったら イビキ の ところ へ 行って くれ 。 話 は 通して ある 。
では 頼んだ ぞ 。
さて … うまく 騙せる と いい が の 。
よし 。
どう だ ? 自 来 也 よ 。
そう か … 自 来 也 先生 か 。
懐かしい 。
どう する ? ペイン 。
どうせ オレ たち の 味方 で は ない んだ ろ ?
たぶん …。
ならば 殺 る 。 今さら 未練 も ない だろう 。
侵入 者 を 殺す ため に この 体 で 出 張って きた んだ 。
案内 しろ 。 わかった 。
ペイン … あなた が 駆けつける まで 私 が 相手 して おく わ 。
殺せる なら … 殺 って しまえ 。
《 火 遁 炎 弾 !》
( 咳き込む 声 )
蝦蟇 平 影 操り の 術 か …。
ペイン と いう ヤツ を おびき出そう と エサ を まいた が ➡
まさか 食いついた の が お前 だった と は の ぉ 。
術 の キレ も よく なった が いい 女 に も なった の ぉ … 小南 。
死んだ と は 思って いた が ➡
まさか ペラペラ の 紙 に な っち まっ てる と は の …。
あ … あなた は 使い の 天使 様 !
今度 は 天使 か 。
と いう こと は 小南 … お前 が 神 と やら の 伝令 役 か の ぉ 。
この 男 は 侵入 者 です ! 今 すぐ コイツ を !
少し 離れて いろ 。
はい !
ペイン と は 何者 だ ?
先生 に は 関係 の ない こと よ 。
♪♪~
それ で 天使 の つもり か の ぉ ?
そんな 姿 を 気取って ご利益 は あった の か ?
神 から の 命令 よ 。 あなた を 殺す 。
《 蝦蟇 油 弾 !》
油 で くっついて バラ け まい 。
折り紙 が 好きな お前 は ➡
あの 子 たち の なか でも とりわけ 優しい 子 だった の ぉ 。
他の 2 人 は … 長門 と 弥彦 は どうした ?
死んだ と いう 噂 は ウソ なんだろう ?
やはり の ぉ …。
ペイン と は アイツ ら の うち の どちら か じゃ の ぉ ?
今さら 私 たち の 前 に 現れて なん の つもりだ ?
そんな つもり は なかった 。 お前たち が 暁 で なければ の ぉ 。
死んだ と 聞いて いた 。
それ が まさか こんな こと に な っと る と は の ぉ 。
あの とき 大 蛇 丸 の 言う とおり に して おけば …。
そう 思って いる の ね ?
(( 殺す ? この 子 たち 。
ずいぶん 戦争 孤児 を 見て きた けど むごい もの よ 。
いっそのこと ここ で 殺して やる の が ➡
この 子 たち に とって も …))
けど あなた は 私 たち を 助けた 。
もう 遅い わ 。 私 たち は 彼 の 思想 の もと 動き出した 。
お前たち を 殺して おけば よかった なん ぞ ➡
そんな こと は 思 っと りゃ せ ん 。
悲しい だけ じゃ 。
わし は お前たち に 乱世 を 生き抜く 術 を 教えた 。
間違い なく お前たち は わし の 弟子 だ 。
いかに 世知辛い 世の中 と は いえ ➡
挨拶 も そこそこ に わし に 向かって 来る と は 悲し すぎる の ぉ 。
あれ から 数 年 お前たち の 名 を ちらほら 聞く ように なった 。
いく つ か の 紛争 で 名 を 売った が その後 死んだ と 聞いた 。
先生 は あれ から の 私 たち を 知ら ない 。
確かに 知ら ない が の ぉ …。
だからといって 暁 な の か ! 暁 の やって る こと は 間違 っと る !!
それ が 自分 で 考えた 結論 で すよ 自 来 也 先生 。
外見 は だいぶ 変わった が その 眼 …。
《 あの 形状 あの 波紋 模様 … 信じ られ ん !
あの 眼 … 輪廻 眼 !》
やはり お前 が ペイン だった か 長門 !
正しい 成長 は して ない ようだ の ぉ 。 何 が あった ?
あなた は 知ら なくて いい 。 しょせん 外 の 人間 だ 。
変わった な 長門 !
口 寄せ の 術 !
《 泡 か …。 教え子 だけ あって わし の 弱点 を 突いて くる 。
油 を 洗い流す 気 だ の ぉ 》
( ペイン ) 小南 お前 は 下がって いろ 。
乱 獅子 髪 の 術 !
♪♪~
長門 ! お前 に いく つ か 聞き たい こと が ある 。
弥彦 は どうした ?
あぁ … いた な そんな ヤツ も 。
とっくに 死んだ よ そんな ヤツ は 。
長門 … お前 !
(( 長門 : ボク は ただ 2 人 を 守り たい 。
どんなに 痛 み が 伴う こと が あった と して も 。
そう か ))
いったい 何 が あった ? 昔 の お前 は …。
何も 。 ただ 戦い だけ だ 。
ここ で は 人 が 死に すぎる 。
それ ら の 痛み が オレ を 成長 さ せた 。
どういう こと だ ?
( ペイン ) 無知で 愚かな 子供 も 痛み を 知る こと で 人 へ と 成長 する 。
言う こと も 考える こと も 人 の それ に なる 。
だからといって 友 へ の 想い を 捨てる の が ➡
大人 に なる こと か の ぉ ?
先生 … あなた は まだ 人 で しか ない 。
だが オレ は 無限に 続く 痛み の なか で 人 から さらに 成長 した のだ 。
なんだ と ?
そう … 人 から 神 へ と な 。
神 と なれば 言う こと も 考える こと も 神 の それ に なる 。
先生 あなた は まだ 人 の まま 。
オレ の 言う こと が わから ない の は しかたがない 。
そこ まで ズレ とる と は の ぉ …。
人 の とき に は 見え なかった もの が 神 と なった 今 は 見える 。
そして 神 だ から こそ ➡
人 に は でき ない こと が できる こと に 気づく 。
簡単に 言えば 人 から の 進化 だ 。
お前 は いったい 何 を する 気 だ ?
この 戦い だらけ の くだらない 世の中 に 終止符 を 打つ 。
それ が 神 の 御 業 だ 。
それ が 目的 なら なぜ 尾 獣 を 集める ?
アンタ は どうせ 死ぬ 。 だ から 本当の 目的 を 教えて やろう 。
封印 した 尾 獣 を 使い 新しい 禁 術 を 造る ため だ 。
その 術 を ひと つ 使用 した だけ で ➡
一瞬 で 大国 さえ も 潰 せる 最大 最強 の 禁 術 兵器 を な 。
そんな もの を 造って 争い に どう 終止符 を 打つ ?
ますます 争い が 大きく なる だけ であろう が の ぉ 。
( ペイン ) 国々 が 争って いる …。
それ を 手っ取り早く 終わら せる に は ➡
どう したら いい ? 自 来 也 先生 。
( 自 来 也 ) だ から 聞いて おろう が ! わし の 質問 に 答えろ 。
争う 国々 に 禁 術 兵器 を 渡せば いい のだ 。
兵器 を 持てば 争う 国々 は 必ず その 力 を 使う 。
どういう こと だ ?
( ペイン ) 億 単位 の 数 の 人間 が 一瞬 で 死 に 絶える 。
そして 人々 は 恐怖 する 。 人々 が 国 が 痛 み を 知る のだ 。
その 恐怖 心 が 抑止 力 を 生み 争い は なく なる 。
この 世界 は 今 まだ 安定 に 向け 成長 して いる 途中 だ と いえる 。
痛み は 世界 を 成長 さ せる 。
かつて の オレ が そう だった の と 同じ ように …。
世界 が 成長 し 考え 歩き 出す ように なる に は ➡
神 の 手助け が いる 。 世界 は まだ 子供 な のだ 。
世界 の 成長 の ため に 痛み を 教えて やる …。
それ が お前 の 役目 と いう こと か !?
そう だ 。 オレ は 平和 主義 者 の 神 だ から な 。
冗談 を 言う ように なった の ぉ 長門 。
冗談 ? 冗談 なんか じゃ あり ませ ん よ 。
オレ の 理想 は …。
こっち だ 先生 。
それ が お前 の 口 寄せ か !
アンタ は オレ から すれば ➡
成長 し きれて い ない 小さな 存在 だ 。
ガハハハハハ !
口 寄せ の 術 !
ガキ に ガキ 扱い さ れる と は の ぉ !
そもそも わし も もはや 人 ではな いわい 。
怒り に 溢れた 血 の 涙 ! 三 忍 語 りて 仙人 に !
妙 木山 の 蝦蟇 妖怪 自 来 也様 …。
うわ ~ っ !
やはり 成長 し きれて い ない 。
昔 と 同じで ドジ だ 。
コラ ! ガマケン さん よ !!
見得 切る ところ で 揺らす なって の !
( ガマケン ) 自分 は 不器用な もん で …。
( カカシ ) 自 来 也様 イチャイチャシリ ー ズ の 新作 まだ な んです か ?
もう 10 回 は 読み返して る んです から 。
った く … お ぬし も 若い の ぉ !
人生 もっと 大事な こと が ある じゃ ろ 。
ん !? ナルト が また 何 か やら かし ました か ?
( 自 来 也 ) いや その 逆だ 。
小僧 の 力 は わし の 想像 を はるかに 超えて おる 。
世代 交代 も 時間 の 問題 だ の ぉ 。
確かに アイツ は 戦う ごと に 成長 して い ます から ね 。
って … あれ ?
あぁ ~ ん !! デロデロ に なって しまう の ぉ !
なんじ ゃい !? この エロ じ じい !
なんの ! あきらめ ん ぞ !!
それ が わし の 忍 道 じゃ ! 自 来 也様 …。
人生 イチャイチャ こそ 大事じゃ て の ぉ 。 口 寄せ の 術 !
わし は イチャイチャ の 取材 に 行って くる で の ぉ 。 あと 頼む !
が … がんばって 。
( ナツ )『 FAIRY TAIL 』 前回 まで は …。
( ル ー シィ ) 天 狼 島 で 行わ れる S 級 魔 導 士 昇格 試験 。
カナ の パ ー トナ ー と して 私 が 参加 する きっかけ に なった の は ➡
彼女 の ある 告白 だった んだ 。
( ハッピ ー ) でも 試験 の 途中 で ゼレフ は 出て くるし ➡
グリモアハ ー ト は 襲って くるし 。
いったい どう なっちゃ うんだろう ?