NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 181 - ナルト 、 仇討ち 指南 塾
~ ( ナルト ) まったく 超 超 って タズナ の おっちゃん の 超 は → 曲者 だ から なぁ 。 ( タズナ ) な ~ に を 言う とる 。
ホント お前 さん は 超 頼もしく 見える ように なった ぞ 。
ハハッ ! や っぱ そう 見える ?
超 見える 。 ぐ ふ ふ ふ ふ …。 イテッ !
( サクラ ) お だてに 弱い んだ から 。 この お 調子 者 !
わし は 超 真面目じゃ ぞ 。
( イナリ ) そうだ よ ! ナルト の 兄ちゃん は 俺 たち の 国 の 英雄 な んだ から !
そうなん だって サクラ ちゃん 。 は ぁ …。
今 は そう かも しれ ない けど …。
え ? 何 ? 昔 は そう やって 調子 に のって →
いろんな こと に 巻き込ま れて … 楽しかった わ よ ね 第 七 班 。
そう だ な 。
うん … 楽しかった 。
覚えて る ? あの おじさん ! 仇討ち の 。
あぁ ツカド の おっちゃん 。 懐かしい な 。
あの とき だって アンタ ホント 調子 に のって →
大変だった わ よ ね 。
ツカド : や ぁや ぁ ここ で 会った が 100 年 目 !
我が 一族 の 仇 カタズ ! いざ 尋常に 勝負 せよ !
どう 考えて も この 目つき 俺 を 食い 殺そう と して る って ば よ 。
そんな こと ない わ よ 。 かわいい 顔 して る じゃ ない 。
とにかく アンタ が ジャンケン に 負けた んだ から →
ダチョウ の 面倒 は 任せた わ よ 。 ( カカシ ) ハハハハハ 。
大丈夫 大丈夫 。 案外 お 似合い の 2 人 だ よ 。
何 が お 似合い だって ば よ !
痛 っ ! 痛 っ ! やめて って ! 痛い 痛い !
( サスケ ) 迷い 猫 に はじまり 迷い 犬 迷い ブタ … ついに は 迷い ダチョウ か 。
スケール アップ する の は いい が →
こんな くだらない 任務 ばかり じゃ ちっとも スキル が 上がら ない 。
任務 は ね … 忍 の スキル を 上げる ため に ある んじゃ ない 。
修業 と は 違う んだ よ ね 。
《 焦る 気持 は わかる けど ね 》
だったら この ダチョウ を 相手 に スキル を 上げたら いい って ば よ 。
お前 何 し や がる ! いい から 早く スキル 上げろ よ !
痛い ! 痛 っ !
痛い ! やめて !
今日 は ここ で 宿 を とる こと に しよう 。
ダチョウ 様 も お 疲れ の ようだ から な 。 った く …。
私 たち だけ なら 日暮れ 前 に は 里 に 帰れる って いう のに ね 。
ん ? あれ は ? 行って みる って ば よ !
ナルト ! また お前 は !
行って みよう 。 何かしら 。
お前たち まで 。
えっ と 。
ケンカ か ? ( カカシ ) いや 仇討ち の ようだ な 。
仇討ち ? 仇討ち って →
誰 か の 恨み を 晴らそう って いう こと ?
恨み …。
こんな 真昼 間 の 往来 で いい んです か ? カカシ 先生 。
う ~ ん 仇討ち 許可 状 か 。
国 に よって は ある 者 が 殺さ れた 場合 →
遺族 に 限り 仇討ち を 許可 して いる ところ も ある 。
その 国 が 発行 した 許可 状 が あれば →
他国 でも 仇討ち を する こと は 可能 と なる 。
なんでも な あの ツカド って いう お っ さん の 遠縁 の 者 が よう 。
あの 仇 の 男 に 夜中 に 呼び出さ れて さ 。
ひで え じゃ ねえ か 後ろ から で っけ え 石 で 殴ら れて 。
無残に 殺さ れた って 話し よ 。
逃げた 仇 を 討ち 果たそう って 。
一族 から お っ さん が 選ば れた らしい ぜ 。
悪い ヤツ だ な 。
カナブン の 親分 仇討ち の ようです ぜ 。
( カナブン ) ほう コイツ は おも しれ え 。
お前たち どっち が 勝つ と 思う ?
そりゃ 狙わ れる ほう より →
狙う ほう が 強い って 言い ます から ね 。
いやいや どうして あの 仇 の ほう だって →
肝っ玉 が 据わった いい 面構え を して ます ぜ 。
や ~ っ !
いや ~ っ !
いっちゃ った ! イヤ !
あっ トットットット 。 えっ !
こりゃ 仇 は 討て ねえ な 。
おりゃ ~ っ !
なんと 。
あ 待て コラ !
この 仇 野郎 !
( 笑い声 )
おのれ …。 はい 。
ああ すま ん 。
もう 少し の ところ だった のに 。
全然 そう は 見え なかった けど 。
素人 は 黙って いて もらおう か 。
わし は こう 見えて も 仇討ち 34 回 の ベテラン な んだ 。
フーン … はっ ?
34 回 も 失敗 して んじゃ ん !
次 こそ は 。 いや ない って ば よ 。
わし は どうしても 仇 を 取ら ねば なら ない 。
一族 の 鹿蔵 じいさん の 仇 を 。
卑怯 に も だまし 討ち にあった その 恨み を 。
その 恨み を 晴らさ なければ わし は わし は …。
おっちゃん 。
そんな わし に あまりに むごい ぞ 。 その 言葉 。
やって み なければ わから ん で は ない か 。
次 こそ は 仇討ち 成就 と なる かも しれ ない だろう 。
うん 。
わかった って ば よ 。 ん ?
俺 が ひと 肌 脱ぐ って ば よ 。 ん ?
忍者 の スキル を 総 動員 して
おっちゃん を 立派な 仇討ち の プロ に して やる !
は ?
バカナルト ! 調子 に のって !!
ま ぁ ここ は ナルト に 任せて 俺 たち は 宿 で ひと休み と いこう か 。
くだら ん …。
おっちゃん 俺 に 任せ とけ !
レッスン ワン 。
おっちゃん は 仇 に 対する 怒り が 足り ねえ 。
いつ いかなる とき も 怒り が 爆発 できる ように する って ば よ !
これ で 突然の 仇討ち に も 困ら ない 。
は … は ぁ …。
テメエ ! この ヤロウ !!
おばあ ちゃん 危 ねぇ じゃ ねえ か 。
この ヤロウ ! 背中 に お ぶ さり や がれ !!
あぁ !? どこ 行こう って んだ ? この ヤロウ !
あぁ !? そこ の 横丁 まで ? 近い な この !
う ~ ん … なんか 違う …。
レッスン ツー 。
些細 な 仇討ち も おろそかに する な 。
仇討ち に 慣れろ ! は ぁ …。
ちょっと !
助太刀 御免 。 は ぁ ?
と ぅわ ぉ ~!
肩 の 恨み 肩 の 恨み 肩 の 恨み !!
やっぱり 違う な …。
レッスン スリー 。
心 の 内 に 仇 の 存在 を 満たし その 怒り を 筆 に ぶつけよう !
な …。
なんで 憎き 仇 の 顔 が こんなに さわやかな んだ って ば よ !?
やっぱり おっちゃん 仇討ち に は 向いて ない んじゃ ない か な ?
アンタ も コーチ に ゃ 向いて ない 。
どうしても 仇討ち やら なくちゃ いけない の ?
あぁ 。 でないと わし は 故郷 に 帰れ ぬ 。
早く 仇 を 討って 帰り たい んだ 。 年老いた 父 と 母 の もと へ 。
暴れ ダチョウ だ !
ダチョウ !!
クワーッ !
お … おっちゃん …。
あの 野郎 … 腕 隠して や がった の か 。 おい !
(3 人 ) ヘイ !
ヘヘヘ …。
( カカシ ) すまない 。 ダチョウ が ヒモ を 噛み 切って しまって 。
やはり ひとかど の 達人 と お 見受け いたして おり ました 。
へ っ ?
どういう こと だって ば よ ?
おっちゃん そんなに 強い のに
どうして 仇討ち が でき ね えん だって ば よ ?
わから ぬ 。 ただ ヤツ の 目 を 見て いる と 力 が 萎えて くる のだ 。
あの 目 が … あの 目 が …。
おっちゃん …。
あ ~ あ …。
おっちゃん あれ から どうした の かな ?
また 仇 を 追う 旅 に 出た んだろう ね 。
永遠に … 続く の か な 。
あれ は …。
( カナブン ) へ っ … どう だい ? 仇討ち の 旦那 。
アンタ の 思い に 心 打た れて よ 。
ぜひ 恨み を 晴らして もらおう と コイツ を 連れて きて やった ぜ 。
さあ 存分に 仇討ち して もらおう か 。 ああ ?
おっちゃん …。
おっと … だが この 仇討ち は カナブン 一家 が 仕切ら せて もらう ぜ 。
さあ 方々 。
この 仇討ち どちら が 勝つ か ?
さあ 賭けた 賭けた !
そりゃ どっち が 強い って …。
あの 仇 の ほう だ ろ 。
あの おっちゃん の ヘタレ ぶり じゃ 勝ち目 は ねえ な 。
仇 の 人 に 500 両 だ ! あっ 俺 も だ !
掛け金 が 少 ねえ ほう は この カナブン が 張って やる ぜ 。
へ へ っ … おの お っ さん が 実力 を 見せれば この 勝負 …。
ああ … 儲け させて もらう ぜ 。
ひで ぇ … おっちゃん の 仇討ち で 金 を 賭ける なんて …。
これ で 最後 だ 。
( カタズ ) 俺 も 殺さ れる わけに は いか ぬ 。
いざ 。
《 まさか 相手 の 目 を 見 ず に …》
こりゃ 勝てる かも …。
まさか ナルト の 教え が 効いた の ?
なんか … なんか や だって ば よ この 戦い …。
なんで だ ?
アイツ だ …。
おっちゃん が 言って た ように アイツ の 顔 が … 目 が …。
その 目 だ !! なんで そんな 目 が できる !
俺 に 殺さ れる かも しれ な いって のに !
なんで … おっちゃん を 斬ろう と し ない ?
ならば …。
えい !!
待つ って ば よ !
この 人 を どうしても 斬れ なかった 理由 →
おっちゃん だって 心 の どこ か で わかって る んだろう ?
あぁ … 今 わかった 。
そう か … 刃 先 を 潰して 。
この 人 に は 人殺し なんて でき ねえ 。
俺 に は カゲキ と いう 双子 の 弟 が いる 。
双子 の 弟 。
カゲキ は アンタ の 一族 の 鹿蔵 に 金 を 貸して いた 。
だが 子供 が でき 金 が 入用に なって 借金 の 催促 に 行った が →
鹿蔵 は そら っと ぼけて 借金 を 踏み倒そう と した 。
その うち もみ合い に なって 2 人 は 土間 に 倒れた そうだ 。
その とき 鹿蔵 は 転がって いた 漬物 石 で 頭 を 打ち →
そのまま …。
不可抗力 だ と いう の か ?
カゲキ は 自首 する と 言った 。
だが 目撃 者 も い ねえ 。
状況 から 殺人 と 決め付け られた って →
おか しか ねえ 。 だったら 俺 が 身代わり に と 。
何 だって ?
俺 が 弟 に なりすまし →
弟 は カミさん と 生まれた ばかりの 子供 と ともに 身 を 隠した 。
そして 俺 は わざと 目立つ ように して →
追 手 を 引きつけた 。
あんな いい ヤツ が 人生 を 棒 に 振る こと は ねえ 。
俺 は 世間 に も 家族 に も 迷惑 か けど おし の 極道 者 だ 。
罪滅ぼし に は ちょうど いい って そう 思った の さ 。
すべて は 弟 が 言った こと だ 。 証明 する もの は 何も ない 。
だが 俺 は ヤツ を 信じて いる 。
おっちゃん 。
信じる 信じ ない は アンタ の 勝手だ 。
信じ られ ない なら 俺 を 殺せ !
だったら 俺 も お前 の 言葉 を 信じよう 。
アンタ …。 おっちゃん !
もう 復讐 って やつ に は 飽き飽き して る んだ 。
今 まで お前 が 仇 の フリ して たん なら →
今度 は 俺 が 仇討ち の フリ して やる よ 。
ああ 。
そう は いか ねえ !
どう あって も 仇討ち は やって もらう !
で ねえ と 痛い 目 みる ぜ 。
助太刀 す ん ぜ !
私 たち も ! 助太刀 御免 !
仕方 が ない 。 早く 里 に 帰って 修業 し たい から な 。
俺 も 助太刀 する ぜ 。
お っ !? クェーッ ! クェックェッ !
クエッ クエーッ !
や っち まえ !
~ 覚えて ろ ! これ で よかった んだ よ な ? カカシ 先生 。
( カカシ ) それ は あの 2 人 が 決める こと だ よ 。
復讐 って たいへんな んだ な …。
フン お前 に なんか わかる か よ 。 えっ ?
それ でも やり遂げ なきゃ なら ない 復讐 も ある
あの 頃 の 俺 たち は …。
いや 俺 は 幼かった な サスケ 。
あれ ? もう お 着き に なって た んです か ?
カカシ さん 。 おお カカシ 。
木 ノ 葉 の 一大事 と あって な 超 急いで きた んじゃ 。
そう でした か 。
お っ ? ん ? な んです ?
サスケ は どうした 。 アイツ と も 話 が し たい んじゃ が の 。
あ …。
じ 実は サスケ は その … あの …。 ん ?
サスケ なら 今 ちょ っち ケンカ しち まって →
里 の 外 へ 出かけ ち まって んだ 。
な ~ に すぐに 連れ戻して くっ から !
帰ったら あいさつ して やって くれ って ば よ 。
そう すりゃ サスケ も 喜ぶ と 思う し 。 な っ サクラ ちゃん 。
う うん …。
なん じゃ 三角 関係 の もつれ って ヤツ か ?
や だ なぁ 。 そんな ん じゃ ねえ って ば よ 。
《 ありがとう ナルト 》
《 サスケ 今 どこ に いる んだ …》
親 も 兄弟 も い ねえ テメエ に 俺 の 何 が わかる って んだ !
はじめ から 1 人きり だった テメエ に 。
俺 の 何 が わかる って んだ ! ああ !?
つながり が ある から 苦しい んだ 。
それ を 失う こと が どんな もんか お前 なんか に …
今 なら わかる サスケ の 気持 。
復讐 って ヤツ が どんな もん か 。
ペイン : 少し は 痛み を 理解 できた か ?
同じ 痛み を 知ら なければ 他人 を 本当に は 理解 でき ない
俺 は サスケ の こと わかった つもりで いた 。
でも 本当 は わかって なかった んだ 。
終末 の 谷 で サスケ に 何 言った って 伝わる はず なかった んだ 。
ナルト …。 サスケ の 痛 み を 知ら ねえ で →
一緒に 笑える わけ ねえ んだ 。
ケンカ すら して もらえる わけ なかった んだ 。
す っげ ぇ 痛 て ぇか も し ん ねえ けど 。
今度 ばかり は ちゃんと ケンカ が して ぇ 。
また いつか サスケ も 入れて →
第 七 班 みんな で 思いっきり 笑 いて ぇ から 。
( くも じい ) もしもし そこ の あなた →
たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる →
と いう の は どう じゃ ろう ? 今回 飛ぶ の は →
千葉 県 房総 半島 じゃ 。 ( くも み ) 海 です ね !
海 だけ で は なく 日本 を 代表 する 工業 地帯 に →
見る 者 を 圧倒 する 景色 の 数々 。
すごい 絶景 !