Fullmetal Alchemist: Brotherhood Episode 37 fullmetal|alchemist|brotherhood|episode

な ん です あいつ ら

ロック ベル 嬢 の 護衛 と いう 名目 で ろっく|べる|じょう||ごえい|||めいもく|

中央 軍 から 派遣 さ れ て き た キン ブリー の 部下 たち だ ちゅうおう|ぐん||はけん||||||きん|||ぶか||

この ブリッグズ で 何 を する 気 だ キン ブリー |||なん|||き||きん|

北 に 行く なら そう 一言 言い なさい よ きた||いく|||いちげん|いい||

しょうが ねぇ だ ろ 急ぎ だった ん だ から ||||いそぎ||||

あんた たち は いっ つ も 急ぎ でしょ ||||||いそぎ|

だいたい なんで 牢 に 入って ん の ||ろう||はいって||

単なる 手違い です よ たんなる|てちがい||

すぐに 出 られ ます |だ||

後 で 手続き を し て おき ます よ あと||てつづき||||||

ありがとう キン ブリー さん |きん||

こいつ ら の こと よろしく お 願い し ます ね ||||||ねがい|||

ええ

おい あんまり キン ブリー を 信用 す ん な よ ||きん|||しんよう||||

なんで いい 人 だ よ ||じん||

ロック ベル さん ろっく|べる|

あなた の ご 両親 は |||りょうしん|

イシュヴァール で 命 を 落とさ れ た お 医者 様 です ね ||いのち||おとさ||||いしゃ|さま||

はい

やはり

遺体 を 収容 し た の は 私 の 部隊 です いたい||しゅうよう|||||わたくし||ぶたい|

えっ

あと 一 歩 間に合わ ず |ひと|ふ|まにあわ|

私 たち が 現場 に 着 い た 時 に は すでに わたくし|||げんば||ちゃく|||じ|||

そう です か

医 の 倫理 に 従い 最後 まで 意志 を 貫き通す い||りんり||したがい|さいご||いし||つらぬきとおす

心から 敬服 し ます こころから|けいふく||

ご 存命 の うち に お 会い し たかった |ぞんめい|||||あい||

かわいらしい 娘 さん と 一緒 に 写った 写真 を |むすめ|||いっしょ||うつった|しゃしん|

大切 そう に 持って おら れ まし た たいせつ|||もって||||

あなた の 存在 が 心 の 支え だった の でしょ う ||そんざい||こころ||ささえ||||

お 会い でき て 光栄 です ウィンリィ ・ ロック ベル さん |あい|||こうえい|||ろっく|べる|

お前 あいつ が イシュヴァール で 何 を やった か おまえ|||||なん|||

オレ は まだ おれ||

中尉 の 話 で しか イシュヴァール の こと 知ら ない ん だ ちゅうい||はなし||||||しら|||

中尉 の 話 ちゅうい||はなし

大好き な ん でしょ ウィンリィ ちゃん の こと だいすき|||||||

落ち着け 何 か 違う こと おちつけ|なん||ちがう|

違う こと 考える ん だ オレ ちがう||かんがえる|||おれ

水素 ヘリウム リチウム ベリリウム 炭素 窒素 酸素 すいそ|へりうむ|||たんそ|ちっそ|さんそ

エ エド

アルミニウム ケイ 素 リン クロム マンガン あるみにうむ||そ|りん||

鉄 コバルト ニッケル … くろがね|こばると|にっける

なんで こんな 変 な の に 惚れ た ん だ ろ う ||へん||||ほれ|||||

あっ なんか 言った か ||いった|

なんでもない わ よ

痛 ぇ つう|

てっ て め ぇ

神経 繋ぐ 時 は 言 えっ つ っ て ん だ ろ しんけい|つなぐ|じ||げん|||||||

は いはい 次 足 ね ||つぎ|あし|

軽 っ こんな ん で 強度 大丈夫 な の か けい|||||きょうど|だいじょうぶ|||

うん 前 の より 全体 の 強度 は 落ちる けど |ぜん|||ぜんたい||きょうど||おちる|

要所 要所 は 強化 し て ある よ ようしょ|ようしょ||きょうか||||

貴 様 なんで 牢 を 出 て いる とうと|さま||ろう||だ||

さあ ね これ が 国家 錬金術 師 の 力 って やつ ||||こっか|れんきんじゅつ|し||ちから||

今ごろ 寒冷 地 用 に 換装 か いまごろ|かんれい|ち|よう||かんそう|

そちら さん も

やはり これ が 一 番 しっくり くる |||ひと|ばん||

う っ は 軽 戦闘 用 機械 鎧 Ｍ １９１０ |||けい|せんとう|よう|きかい|よろい|ｍ

爪 の 先 だけ 強化 し て ある も しか して ダイヤ 素材 つめ||さき||きょうか|||||||だいや|そざい

おう Ｍ １９１０ 改 マッド ベア Ｇ だ |ｍ|かい||べあ|ｇ|

う わ ぁ

ちょっと エド も こういう の 付け ない |||||つけ|

断る ことわる

おい 誰 だ この かわいい 娘 は |だれ||||むすめ|

オレ の 整備 士 おれ||せいび|し

何 す ん だ よ なん||||

なんか むかつ い た

ひ っ で ぇ な

初めて 見 た 北国 用 感激 だ な はじめて|み||きたぐに|よう|かんげき||

そう か なんなら オレ の 仕事場 見る |||おれ||しごとば|みる

見る 見る 見 ます みる|みる|み|

おい

何 よ なん|

あっ いや

あんまり 浮かれ て |うかれ|

その辺 うろちょろ す ん じゃ ねぇ ぞ そのへん||||||

砦 の 中 いろいろ 危 ねぇ から とりで||なか||き||

うん 分かった |わかった

よろしく お 願い し ます ||ねがい||

これ なんか 珍しい よ ||めずらしい|

う わ すごい

クロコダイル です よ ね

ご 両親 に 似 て 仕事 熱心 です ね |りょうしん||に||しごと|ねっしん||

こいつ の 特徴 は ||とくちょう|

材質 の 膨張 率 を 考慮 し て 設計 し た ざいしつ||ぼうちょう|りつ||こうりょ|||せっけい||

さて 機械 鎧 の 換装 も 無事 に 済 ん だ こと です し |きかい|よろい||かんそう||ぶじ||す|||||

仕事 の 話 を し ま しょ う 鋼 の 錬金術 師 殿 しごと||はなし||||||はがね||れんきんじゅつ|し|しんがり

あの なんで 僕 は 出し て くれ ない の か な ||ぼく||だし||||||

キン ブリー 様 の 命令 だ きん||さま||めいれい|

今 は 鋼 の 錬金術 師 殿 だけ 出す よう に 言わ れ て いる いま||はがね||れんきんじゅつ|し|しんがり||だす|||いわ|||

貴 様 は おとなしく … とうと|さま||

キン ブリー の 部下 きん|||ぶか

一緒 に 行動 さ せ ない なんて 徹底 し てる な いっしょ||こうどう|||||てってい|||

わざわざ ウィンリィ を 連れ て き て |||つれ|||

我々 の 手の内 だって 強調 し てる し われわれ||てのうち||きょうちょう|||

それ だけ 僕たち の こと を 警戒 し てる って こと か ||ぼくたち||||けいかい|||||

焦っちゃ ダメ だ チャンス を 待つ ん だ あせっちゃ|だめ||ちゃんす||まつ||

先遣 隊 が 持っていった 食料 は ３ 日 分 せんけん|たい||もっていった|しょくりょう||ひ|ぶん

もう １ 週間 も 経って い ます |しゅうかん||たって||

ギリギリ だ な ぎりぎり||

精神 面 も 心配 です せいしん|おもて||しんぱい|

暗闇 で １ 週間 と なる と くらやみ||しゅうかん|||

彼ら の 精神 力 を 信じよ う かれら||せいしん|ちから||しんじよ|

閣下 穴 の 奥 で 何 が 起こる か 予測 でき ませ ん かっか|あな||おく||なん||おこる||よそく|||

２４ 時間 経って も 戻ら なかった 時 は じかん|たって||もどら||じ|

穴 を 塞 い で ください あな||ふさ|||

分かった そう しよ う わかった|||

今 の うち に 皆 に 言って おく いま||||みな||いって|

レイブン 中将 の 件 は 私 が 個人 的 に やった こと だ |ちゅうじょう||けん||わたくし||こじん|てき||||

諸君 ら は 何も 見 なかった し 聞か なかった しょくん|||なにも|み|||きか|

事 が 露見 し た 場合 は こと||ろけん|||ばあい|

私 に すべて の 責任 を 吹っかけろ わたくし||||せきにん||ふっかけろ

アイ マム

行く ぞ いく|

なるほど 随分 北 も 物騒 に なって き た よう だ な |ずいぶん|きた||ぶっそう|||||||

ああ これ から は 先手 先手 を 取ら ない と ね ||||せんて|せんて||とら|||

ブリッグズ は 守り に 長 け た 集団 ||まもり||ちょう|||しゅうだん

先手 必勝 は 攻守 共に 秀で た 者 だ から できる こと せんて|ひっしょう||こうしゅ|ともに|ひいで||もの||||

だから 攻め に 長 け た 東方 軍 と 組む の が 最善 |せめ||ちょう|||とうほう|ぐん||くむ|||さいぜん

と いう の が オリヴィエ 様 の 考え だ よ |||||さま||かんがえ||

タッグ の 相手 に 選 ん で いただける と は 光栄 だ ||あいて||せん||||||こうえい|

いい や オリヴィエ 様 が 欲しい の は 東方 軍 の 力 だ から |||さま||ほしい|||とうほう|ぐん||ちから||

マスタング は むしろ 消えろ って さ |||きえろ||

ああ そう

一 つ 聞く が ひと||きく|

もし 私 が 保身 の ため に |わたくし||ほしん|||

この 情報 を 大 総統 に 売ったら どう する |じょうほう||だい|そうとう||うったら||

あり え ない マスタング は そういう 男 で は ない って ね ||||||おとこ|||||

ほれ ３ 万 ５０００ センズ |よろず|

光栄 だ ね こうえい||

ご 婦人 あなた は |ふじん||

アーム ストロング 家 に 代々 仕え し ||いえ||だいだい|つかえ|

花屋 の おばちゃん さ はなや|||

ヒューズ よ ひゅーず|

理解 し て 支え て くれる 人間 って の は りかい|||ささえ|||にんげん|||

結局 の ところ けっきょく||

共に 戦った こと の ある 戦友 から 出 て くる もの な ん だ な ともに|たたかった||||せんゆう||だ|||||||

さて

この 花 どう しよ う |か|||

（ 何 あれ 変 な 人 ね ） なん||へん||じん|

（ や だ こっち 見 てる ） |||み|

ひで ぇ な

スミス の 腕 と 同じ だ すみす||うで||おなじ|

金属 まで さっく り やら れ てる きんぞく||||||

気 を つけろ き||

敵 が いる かも しれ ん てき|||||

誰 か いる ぞ だれ|||

大丈夫 だ だいじょうぶ|

分かる か オレ だ わかる||おれ|

ヘ ヘン シェル 少尉 |||しょうい

よく 生き て て くれ た |いき||||

お前 たち だけ か おまえ|||

ほか は

ほっ ほか は 皆 バラバラ に |||みな|ばらばら|

早く 早く ここ を 出 ない と はやく|はやく|||だ||

あれ が 来る ||くる

あれ

あ 明かり は ダメ だ |あかり||だめ|

影 が 影 が 来る かげ||かげ||くる

落ち着け おい おちつけ|

影 おい しっかり しろ かげ||| 影 が かげ|

立てる か たてる|

行く ぞ いく|

背負え る だけ 背負って いけ せおえ|||せおって|

夜分 に 失礼 いたし ます やぶん||しつれい||

閣下 に 急ぎ の 書類 を 届け に 参り まし た かっか||いそぎ||しょるい||とどけ||まいり||

あら まあ

ごめんなさい あの 人 今 出かけ てる の よ ||じん|いま|でかけ|||

明日 まで に 目 を 通し て おい て いただき たい の です が あした|||め||とおし||||||||

明日 まで ね あした||

分かり まし た お 預かり し ます わかり||||あずかり||

では よろしく お 願い |||ねがい

セリム まだ 起き て た の ||おき|||

はい 玄関 の 音 が し た から |げんかん||おと||||

お 義父 さん が 帰って 来 た の か と |ぎふ|||かえって|らい||||

この 方 は ホーク アイ 中尉 よ |かた||ほーく||ちゅうい|

こんばん は ホーク アイ さん ||ほーく||

はじめ まして

こんな 時間 まで お 仕事 な ん です か |じかん|||しごと||||

はい 閣下 に 書類 を 届け に 来 まし た |かっか||しょるい||とどけ||らい||

お 休み の ところ 起こし て しまって 申し訳 あり ませ ん |やすみ|||おこし|||もうしわけ|||

さあ セリム 様 ||さま

お 休み に なら ない と 明日 寝坊 し て しまい ます よ |やすみ|||||あした|ねぼう|||||

はい

聡明 な ご 子息 です ね そうめい|||しそく||

そう でしょ う 自慢 の 息子 よ |||じまん||むすこ|

実の 子 なら 親 バカ と 言わ れる けど じつの|こ||おや|ばか||いわ||

養子 だ から 遠慮 なく 自慢 できる の ようし|||えんりょ||じまん||

まあ ブラッド レイ の 遠縁 の 子 だ から ||れい||とおえん||こ||

出来 が いい の は あの 人 の 血筋 な の かも しれ ない わ ね でき||||||じん||ちすじ|||||||

奥様 の 遠縁 で は おくさま||とおえん||

いいえ

大佐 の 話 に よる と たいさ||はなし|||

キング ・ ブラッド レイ は きんぐ||れい|

幼少 の 頃 から 実験 体 と して 育て られ ようしょう||ころ||じっけん|からだ|||そだて|

天 涯孤 独 の 身 親戚 など 一 人 も い ない てん|がいこ|どく||み|しんせき||ひと|じん|||

それ に さっき の あの 感覚 |||||かんかく

あの 子 は … |こ|

気づ い ちゃ い まし た きづ|||||

困り まし た ね こまり|||

うち の お 義母 さん おしゃべり が 好き で |||ぎぼ||||すき|

さっき 一瞬 奇妙 な 殺気 を 感じ まし た |いっしゅん|きみょう||さっき||かんじ||

以前 に も どこ か で いぜん|||||

けれど はっきり と 思い出し まし た |||おもいだし||

グラトニー と いう 人造 人間 に |||じんぞう|にんげん|

背後 を 取ら れ た とき の 感覚 です はいご||とら|||||かんかく|

セリム ・ ブラッド レイ ||れい

あなた は 一体 何者 です か ||いったい|なにもの||

この 状況 で 私 の 正体 を 聞く と は |じょうきょう||わたくし||しょうたい||きく||

大した 度胸 です ね ホーク アイ 中尉 たいした|どきょう|||ほーく||ちゅうい

得意 の 銃 を 抜か ない の も よい 判断 です とくい||じゅう||ぬか|||||はんだん|

あなた で は 私 に 勝て ませ ん |||わたくし||かて||

あなた も グラトニー と 同じ 人造 人間 ||||おなじ|じんぞう|にんげん

いいえ グラトニー と は 比べもの に なら ない ||||くらべもの|||

プレッシャー を 感じる わ ね ぷれっしゃー||かんじる||

ヤツ と 同じ レベル だ と 思わ れる の は 心外 です やつ||おなじ|れべる|||おもわ||||しんがい|

私 の 名 は プライド わたくし||な||ぷらいど

始まり の 人造 人間 はじまり||じんぞう|にんげん

始まり の 人造 人間 と 言った わ ね はじまり||じんぞう|にんげん||いった||

それ は どういう 意味 |||いみ

言葉 どおり です ことば||

少し でも 情報 を 引き出 そ うって わけ です か すこし||じょうほう||ひきだ|||||

本当 に 度胸 が あり ます ね ほんとう||どきょう||||

あなた こちら の 仲間 に なり ませ ん か |||なかま|||||

仲間 駒 が 欲しい だけ でしょ う なかま|こま||ほしい|||

そう です か 残念 です |||ざんねん|

じゃあ

無駄 な 脅し は やめ て くれ ない かしら むだ||おどし||||||

人質 を 殺し て は 意味 が ない でしょ ひとじち||ころし|||いみ|||

よく 分かって ます ね |わかって||

でも ホーク アイ 中尉 |ほーく||ちゅうい

私 は いつ でも あなた の 影 から 見て い ます から ね わたくし||||||かげ||みて||||

仕事 だ と しごと||

ええ 国家 錬金術 師 と して |こっか|れんきんじゅつ|し||

大 総統 から の 指示 は 三 つ だい|そうとう|||しじ||みっ|

まず 一 つ 目 スカー の 捜索 |ひと||め|||そうさく

見つける だけ です みつける||

後始末 は 私 の 仕事 あとしまつ||わたくし||しごと

二 つ 目 同じく スカー と 逃げ て いる 可能 性 が ある ふた||め|おなじく|||にげ|||かのう|せい||

ドクター ・ マルコー の 捜索 どくたー|||そうさく

ドクター ・ マルコー が スカー と どくたー||||

これ も 見つけ たら 後 は 私 の 仕事 ||みつけ||あと||わたくし||しごと

そして 三 つ 目 は |みっ||め|

この ブリッグズ に 血 の 紋 を 刻む |||ち||もん||きざむ

血 の 紋 を 刻む ち||もん||きざむ

イシュヴァール と 同じ です ||おなじ|

人々 を 殺 め 憎悪 と 悲し み を この 地 に 刻む ひとびと||ころ||ぞうお||かなし||||ち||きざむ

ん な こと できる わけ

人 を 殺す 覚悟 も なく 軍 の 狗 に なった の です か じん||ころす|かくご|||ぐん||く|||||

殺さ ねぇ 覚悟 だ ころさ||かくご|

殺さ ない 覚悟 … ふむ ころさ||かくご|

それ も また 貫き通せ ば 真理 |||つらぬきとおせ||しんり

あんた 連中 が やろう と し てる こと |れんちゅう||||||

分かって て 協力 し て ん の か ヤツ ら は … わかって||きょうりょく||||||やつ||

世界 の 変わる さま を 見 て み たい せかい||かわる|||み|||

は あ

覚悟 と 覚悟 意思 と 意思 かくご||かくご|いし||いし

命 と 命 人間 と 人造 人間 いのち||いのち|にんげん||じんぞう|にんげん

どちら が 勝つ の か 世界 が 何 を 選ぶ の か ||かつ|||せかい||なん||えらぶ||

進化 し た 人間 を 名乗る 人造 人間 に しんか|||にんげん||なのる|じんぞう|にんげん|

人間 が 滅ぼさ れる と し たら にんげん||ほろぼさ||||

それ こそ 歴史 的 瞬間 ||れきし|てき|しゅんかん

私 は それ を 見届け たい だけ です わたくし||||みとどけ|||

なんで 人間 で ある あんた が 人造 人間 側 に 付い てる ん だ |にんげん|||||じんぞう|にんげん|がわ||つけい|||

私 の 錬金術 を 遠慮 なく 使わ せ て くれる から です よ わたくし||れんきんじゅつ||えんりょ||つかわ||||||

まとも じゃ ねぇ な

自分 が 異端 で ある こと は 知って い ます じぶん||いたん|||||しって||

しかし 私 の よう な 者 が 生き残れ ば |わたくし||||もの||いきのこれ|

それ は 世界 が 私 を 選 ん だ と いう こと ||せかい||わたくし||せん|||||

生き残り を まさに 存在 を 懸け た 闘い いきのこり|||そんざい||かけ||たたかい

こんな やりがい の ある 人生 は あり ませ ん よ ||||じんせい|||||

オレ に は 分か ん ねぇ よ おれ|||わか|||

おや 残念 |ざんねん

錬金術 師 と は れんきんじゅつ|し||

皆 自己 中心 的 な もの と 思って い た の です が ね みな|じこ|ちゅうしん|てき||||おもって||||||

では

あなた の 自己 中心 的 な 部分 に 語りかける と し ま しょ う ||じこ|ちゅうしん|てき||ぶぶん||かたりかける|||||

のど から 手 が 出る ほど 欲しい はず です ||て||でる||ほしい||

仕事 を 引き受ける なら 差し上げ ま しょ う しごと||ひきうける||さしあげ|||

賢 者 の 石 かしこ|もの||いし

アル と ウィンリィ に 話 を さ せ て くれ ||||はなし|||||

ウィンリィ さん に も

あいつ に は 何も 言って ねぇ ん だ |||なにも|いって|||

どんな 仕事 する に しろ |しごと|||

嘘 を つい て 裏切り たく ねぇ うそ||||うらぎり||

いい でしょ う

余計 な こと は しゃべら ない よう 同席 さ せ て もらい ます よけい|||||||どうせき|||||

ウィンリィ 今 の お前 は 人質 状態 だ |いま||おまえ||ひとじち|じょうたい|

何 それ なん|

どういう こと 冗談 ||じょうだん

いい か オレ は 人間 兵器 と して 仕事 しろ って ||おれ||にんげん|へいき|||しごと||

上 から 命令 さ れ て いる うえ||めいれい||||

だから 大量 殺人 に 手 を 貸す こと に なる かも しれ ない |たいりょう|さつじん||て||かす||||||

えっ そんな の 断れ ば |||ことわれ|

あっ それ で 私 が |||わたくし|

や だ 私 ||わたくし

あんた たち の 足かせ に なって る |||あしかせ|||

泣か ない よ ごめん なか|||

能 天気 だった 自分 に 腹 が 立つ のう|てんき||じぶん||はら||たつ

なんで あんた たち は 元 の 体 に 戻り たい だけ な のに ||||もと||からだ||もどり||||

それ な ん だ が 作戦 に 協力 すれ ば 賢 者 の 石 が もらえ る |||||さくせん||きょうりょく|||かしこ|もの||いし|||

えっ 石 って でも |いし||

キン ブリー が 持って る きん|||もって|

そう じゃ なく て 石 の 材料 は ||||いし||ざいりょう|

分かって る わかって|

勝手 に し な よ もう かって|||||

ああ

決まり だ 仕事 受ける ぜ きまり||しごと|うける|

まず スカー の 捜索 から やらせ て くれ |||そうさく||||

ほう なぜ です

スカー は ウィンリィ の 両親 を 殺し た ||||りょうしん||ころし|

敵 を 討ち たい てき||うち|

なるほど 分かり まし た |わかり||

それ と アル も 一緒 に 連れ て く ||||いっしょ||つれ||

あいつ あの ナリ だ から

スカー の 人体 破壊 が 効か ねぇ ん だ ||じんたい|はかい||きか|||

ほう それ は 便利 な |||べんり|

アル いい の

賢 者 の 石 って 沢山 の 人 の 命 を 犠牲 に し て 作ら れ た ん だ かしこ|もの||いし||たくさん||じん||いのち||ぎせい||||つくら||||

はっ

大丈夫 だいじょうぶ

兄さん は そんな もの を 使う つもり は ない よ にいさん|||||つかう||||

僕ら は 今 シン の 錬 丹 術 に ぼくら||いま||||まこと|じゅつ|

元 の 体 に 戻る 可能 性 を 探って いる ん だ もと||からだ||もどる|かのう|せい||さぐって|||

その 錬 丹 術 使い の 女の子 が ||まこと|じゅつ|つかい||おんなのこ|

スカー と 行動 を 共に し て いる らしい ||こうどう||ともに||||

じゃあ スカー を 追う と 見せかけ て その 女の子 を |||おう||みせかけ|||おんなのこ|

うん 多分 ね |たぶん|

そ っか

だったら 私 も もっともらしい 理由 考え なきゃ ね |わたくし|||りゆう|かんがえ||

えっ

まず スカー が 最後 に 目撃 さ れ た 場所 に 向かう |||さいご||もくげき||||ばしょ||むかう

いい でしょ う

はい ちょっと そこ 詰め て |||つめ|

アル もう 少し そっち 詰め て ||すこし||つめ|

えっ

お前 なんで おまえ|

ウィンリィ さん 砦 で 待って い て ください ||とりで||まって|||

遊び で は ない ん です よ あそび||||||

分かって ます わかって|

でも 機械 鎧 を 替え た でしょ |きかい|よろい||かえ||

もし 作動 不良 と か あったら 困る し |さどう|ふりょう||||こまる|

メンテナンス に ついていか ない と めんてなんす||||

何 か あったら ロック ベル の 名 に 傷 が 付い ちゃ う もの なん|||ろっく|べる||な||きず||つけい|||

お前 相変わらず 仕事 熱心 だ な おまえ|あいかわらず|しごと|ねっしん||

仕事 バカ しごと|ばか

当たり前 でしょ あたりまえ|

うち は ひ い じいちゃん の 代 から 信用 第 一 で やって る ||||||だい||しんよう|だい|ひと|||

いい でしょ う 分かり まし た |||わかり||

知って る よ 機械 オタ 一家 しって|||きかい||いっか

同行 を 許し ま しょ う どうこう||ゆるし|||

機械 オタ 結構 きかい||けっこう

何 が 起こる か 分か ん ねぇ ぞ なん||おこる||わか|||

うん

でも 待って る だけ なんて もう イヤ |まって|||||いや

寒風 吹き荒れる 炭鉱 の 町 を 舞台 に かんぷう|ふきあれる|たんこう||まち||ぶたい|

合成 獣 と 人間 の 総 力戦 が 繰り広げ られる ごうせい|けだもの||にんげん||そう|りきせん||くりひろげ|

油断 を する な 死力 を 尽くせ ゆだん||||しりょく||つくせ

激戦 の 果て に 訪れる 意外 な 結末 と は げきせん||はて||おとずれる|いがい||けつまつ||

次回 鋼 の 錬金術 師 じかい|はがね||れんきんじゅつ|し

FULLMETAL ALCHEMIST fullmetal|alchemist

第 三 十八 話 バズ クール の 激闘 だい|みっ|じゅうはち|はなし||||げきとう

勝利 の 瞬間 人 は 無防備 に なる しょうり||しゅんかん|じん||むぼうび||