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ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり, Gate: Jieitai Kanochi nite, Kaku Tatakaeri Episode 6

Gate : Jieitai Kanochi nite , Kaku Tatakaeri Episode 6

現在 第 三 偵察 隊 が イタリカ の 代表 ピニャ ・ コ ・ ラーダ 氏 より

治安 維持 協力 要請 を 受け 追加 支援 を 求め て き て いる

ぜひ 自分 に やらせ て ください

第 一 戦闘 団 編成 完結 すぐ に でも 出 られ ます

ダメ だ

地面 を ちん たら 移動 し て い たら 到着 に 時間 が かかり すぎる

陸将 ぜひ 私 の 第 四 戦闘 団 を

大 音量 スピーカー と コンポ と ワーグナー の CD を 用意 し て あり ます

パーフェクト だ 用賀 二 佐

感謝 の 極み

第 四 戦闘 団 の 出動 を 命じる

今 は 速度 が 必要 だ それ が 現実 的 な 選択 だ から な

こいつ ら キルゴア 中佐 の 霊 に でも 取り 憑 か れ た の か

この 後 の 展開 が 予想 できる な

特に 何も 望む こと なんて ない 身の程 は 知って いる さ

そんな 僕 で さえ も 奥 の 方 に

譲り たく ない 意向 程度 は ある らしい

守る って 案外 と 難しい ね

諦める わけ じゃ ない けど

青い 空 の 果て 繋がった 道 の 行方

人 と 人 は 分かり 合え ない だ けど いい ん じゃ ない ?

開 い た 扉 は 全て を 変え て ゆく

それ は 暁 の よう に

ここ を 死守 しろ 後 は ない ぞ

討ち取った

お前 たち これ こそ が 戦争 だ

アルヌス で 我ら が 求め 倒れ た 友 が 求め て も 味わえ なかった 殺戮 と 死

敵 を 殺し 我ら も 満足 し て 死ぬ

それ こそ が 戦い の 神 エム ロイ へ の 賛歌 だ

我ら ここ に 戦い を 得 た り

騎士 ノーマ 討死に

ノーマ が …

東 門 陥落

民兵 隊 戦闘 に 突入 援軍 要請 来 て ます

出 せる 兵士 は もう い ない

ダメ よ ダメ ダメ な の

このまま じゃ 私 わ 私

おかしく なっちゃ う

どういう こと だ ?

戦場 で 倒れ た 兵士 の 魂 魄 が 彼女 の 肉体 を 通し て

エム ロイ の 元 へ 召さ れる

それ が 彼女 に 媚薬 の よう な 作用 を もたらし て いる

まずく ない です か ?

レレイ どう し たら いい ?

戦い に 身 を 任せ れ ば いい はず

東 門 から 連絡 は ?

あり ませ ん

援軍 を 誘導 する 必要 も ある し …

援軍 は ? 緑 の 服 の 人 たち は ?

もう ダメ だ 後退 を …

このまま で は 城 門 に 続き 防 塁 も 突破 さ れ ます

そう なれ ば 市 内 も 蹂躙 さ れ ます

今 の うち に 住民 の 避難 指示 を

妾 の 騎士 団 さえ いれ ば …

栗林

はい

すま ない が ロゥリィ に ついていって くれ

桑原 曹長 後 は 頼む

了解

ロゥリィ 行く よ 少し の 間 辛抱 し て

早 ぇ

我々 も 追う ぞ 急げ

401 こちら 3 ラコン

敵 は 東 門 にて 戦闘 中

繰り返す 敵 は 東 門

目標 は 白色 信号 で 知らせる 送れ

あと 5 分 で 現地 到着 です

わかった

報告 に よる と すでに 東 門 の 内部 で 戦闘 に なって る そう です

1 0 時 の 方向 全 機 攻撃 態勢 を 取れ

了解

全 機 攻撃 態勢 を 取れ

朝日 を 背 に 突入

後 は 二 佐 に 任せる

音楽 を 鳴らせ

なんで 鉄 鉢 を 下 に 敷く ん だ ?

タマ を 守る ため だ よ

栗林

はい

V 8 外し とけ よ

なん で です ?

お前 すぐ 壊す だ ろ う

壊し ませ ん よ

もう 夜明け だ から 必要な い

無駄 に 怒ら れ たく なかったら 素直 に 外し とけ

一 人 残らず 殺せ

俺 たち も 続け

各 機 こちら オスカー ワン

城 門 の 中 に は 味方 が いる 外 のみ を 殲滅 せよ

お前 の 槍 貸せ

城壁 上 に 対空 兵器

まだ 装填 前 です

ハンター 1 目標 を 攻撃 せよ

ハンター 1 了解

よく やった

戻ったら ビール を 奢 る

コトリ と 落ちる よう に

すごい 爆発 あれ も 魔法 ?

無理

ちょっと ?

どこ 行く の ?

近く で 見る

くそ

エム ロイ の 神官 ?

つけ 剣

あの バカ

支援 する

突撃 に ぃ 前 へ

テストゥド 隊列

一旦 退け 隊列 組み 直せ

手榴弾

まずい な あいつ ら の めり込み すぎ てる

どう し ます ?

何 が あって も 後ろ に 敵 を 回り込ま せる な

背後 を 守れ

了解

み っ 認め ん ぞ こんな もの が 戦い で あって たまる か

そう は 思わ ん か エム ロイ の 神官 よ

答えろ エム ロイ の 神官 よ

首領 が …

狼狽 える な 態勢 を 立て直せ

3 レコン こちら ハンター ワン

これ より カウント 10 で 門 内 を 掃討 する

至急 退避 さ れ た し

繰り返す これ より 門 内 を 掃討 する 至急 退避 さ れ た し

十 九 八 七 六 五 四 三 …

ちょっと 自分 で 走る から

化け物 …

鋼鉄 の 天馬

何 な ん だ あれ は

人 が 抗 え ない 絶対 的 な 暴力

すべて を 叩き 潰す 力

誇り も 名誉 も すべて を 否定 する

終わった

盗賊 が 全滅 ?

これ は 女神 の 蔑み な の か

人 は なんて 矮小 で 無 価値 で 無意味 な の か

降下

全 周 警戒

投降 者 を 一 ヶ所 に 集めろ

生存 者 の 救出 を

こっち まだ 息 が ある

一 佐 こちら 用賀

敵 集団 は 壊滅 周囲 に 敵 影 なし 終わり

終わった か

ありがとう

おかげ で 町 は 救わ れ まし た

あなた 方 は どこ の 軍隊 な の です か ?

私 たち は 自衛 隊 です

あれ だけ の 盗賊 が … 全滅

自衛 隊 と は …

終わり まし た か

確かに 盗賊 は 撃退 し た

はい 我々 の 勝利 です

違う

勝利 し た の は エム ロイ の 使徒 ロゥリィ と 自衛 隊 で 妾 で は ない

そして 自衛 隊 は 聖なる アルヌス を 占拠 し 続け て いる 我ら が 敵

妾 は イタリカ を 救う つもり で

もっと 恐ろしい もの を 引きずり込 ん だ の で は なか ろ う か

一瞬 に し て 盗賊 を 滅 却 し た

あの 鋼鉄 の 天馬 と 強大 な 魔 導 が

もし それ が この イタリカ に 向 い た と し たら

妾 も …

フォルマル 伯爵 公 女 ミュイ も 簡単 に 虜 囚 と なり

この 帝都 を 支える 穀倉 自体 は 敵 の 物 と なる

住民 たち は それ を 歓喜 の 声 で 迎える だ ろ う

そんな こと は …

ない と 言い 切れる か

実際 町 を 救った の は 彼ら だ ぞ

もし 彼ら が 開 城 を 要求 し て き たら 妾 は 取りすがって 慈悲 を 乞 い

足 の 甲 に キス し て しまう かも しれ ない

イタリカ 救援 に 感謝 し その 対価 の 交渉 を 行い たい

第 二 の 使節 の 往来 の 無事 と 諸 経費 に 関して は 慣例 通り と する

第 三 の アルヌス 協同 生活 組合 の 貿易 特権 それ も 問題 ない

だが 捕虜 の 権利 は こちら 側 に ある と 心得 て いただき たい

イタリカ の 復興 に 労働 力 が 必要 な の は 理解 し た

だが 人道 的 に 扱う 確約 を いただき たい と

ジン ドウ テキ ?

友人 親戚 知人 に 対 する よう に 無下に は 扱わ ない こと

友人 や 親戚 が 平和 に 暮らす 町 を 襲い 人々 を 殺 め 略奪 など する もの か

それ が 彼ら の ルール

了解 し た

では 捕虜 に 関して は 以上 だ

残り は 軍隊 の 退去 と 協定 期間 に 関し て

条文 通り で 異存 は ない

では それ で 条件 を 結 する

どう なり まし た か ?

捕虜 数 人 と 費用 こちら 持ち で 使節 の 仲介 と 無事 の 保障

イタリカ で の 交易 の 租税 免除 だ

勝利 者 に し て は 少ない 要求 です な

で そのまま 駐留 し て ここ も 占領 です か ?

直ちに 退去 する そう だ

それでは 向こう が 丸損 じゃ ない です か ?

そんな 条件 を 呑 む 軍隊 など 聞い た こと が

ああ 勝者 に 当然 の 権利 を 放棄 さ せる と は 恐ろしい ほど の 交渉 能力 だ

ハミルトン が どんな 魔法 を 使った の か 知り たい もの だ

あの 子 と あの 子

それ に あっ ち の 子 だ な

あの 頭 に 羽 が つい た 子 です か ?

そう

女の子 ばかり です ね

偶然 だ よ 偶然

そう は 思え ませ ん が

偶然 だって

偶然 ね

そう 偶然

まあ 女の子 を ここ に 残す わけ に は いか ない と いう の は 分かり ます けど

ありがとう

さようなら

ありがとう

じゃ あっ 我々 も 帰り ます か ね

あれ お嬢さん 方 は ?

本来 の 目的 の 商談 中

それ が 目的 で し た ね …

ああ その はず な のに …

なんで こんな 面倒 に 巻き込ま れ た か なぁ

これ を 売り たい

これ は 竜 の 鱗 です か ?

大き さ から 翼 竜 です な

そう

で いかほど ?

二百 枚

二百 枚 ! ?

さっき 領 内 で の 交易 租税 の 免除 を 受け た

特権 商人 に なら れ た と おめでとう ございます

ならば シンク 金貨 二百 枚 と デナリ 銀貨 四 千 枚 で

ですが 先 の 戦い で 銀貨 が 不足 し て おり まし て な

すぐに 払え る 銀貨 は 千 枚

残り は ?

二 千 枚 分 は 為替 なら すぐに でも です が …

わかった 銀貨 千 枚 分 を 割り引く

その 代り その 千 枚 分 で 情報 を 集め て ほしい

情報 ? どの よう な

相場 の 情報 に 銀貨 千 枚 です か ?

値 が つい た 以上 なんでも 商売 だ

商品 の 品質 は より よい もの を が 我々 の モットー だ ろ う

眠い よ 倉田

無理 も ない です よ 大変 で し た し

大変 どころ じゃ ねえ よ 疲れ た

前方 に 煙 が 見え ます

また 煙 か よ

こっち に 来る

煙 が 邪魔 で よく 見え ない な

見え まし た

何 が

ティアラ です

ああ ティアラ ね

ティ … ティアラ ! ?

金髪 です

金髪 ?

縦 ロール です

縦 ロール ! ?

目標 金髪 縦 ロール 一 男装 の 麗 人 一 後方 に 美人 多数

薔薇 だ な

薔薇 です

三 色 の 薔薇

姫 様 が 言って た 騎士 団 か ?

俺 縦 巻き ロール の 実物 なんて 初めて 見 まし た よ

縦 ロール が 黄 バラ 様 で

隣 の ショート が 白 バラ 様 って とこ か ?

総員 警戒

お やっ さん 待って

総員 敵対 行動 は 避けろ

協定 違反 に なり かね ない

了解

どこ から 来 た

我々 イタリカ から 帰る

どこ へ

アルヌス ・ ウル …

アルヌス の 丘 だ と

お やっ さん 絶対 に こっち から 手 を 出さ せ ない で よ

貴 様 異 世界 の 敵 か ?

ええ と 失礼 部下 が 何 かい たし まし た か ね

降伏 な さ い

まっ まあ 落ち着 い て

話せ ば …

お 黙り なさい

待って 待て 待て

逃げろ

とにかく 今 逃げろ

さあ 行け

運命 に は 逆らえ ない ね

出会って しまった

何 が ある か わから ない けれど

君 と 出かけよ う

心 踊る 遠い 景色 は

なんだか 違って

ドア を 開け て いつも の 調子 さ

どうぞ よろしく

まだ 決め られ ない 散歩 コース

いろんな もの が 多 すぎ て

光り の 渦 に 吸い込ま れ て

また 迷って る の

走り抜け た あの 瞬間 は

甘い 甘い 香り の 中 で

新た な 未来 ここ に 感じ てる

飛 ん で 消える 二 人 の 星座

空 へ 空 へ きれい な 星 に

キラキラ 光る よう に

魔法 を かける から

次回 「 ゲート 」

「 皇女 の 決断 」


Gate : Jieitai Kanochi nite , Kaku Tatakaeri Episode 6

現在 第 三 偵察 隊 が イタリカ の 代表 ピニャ ・ コ ・ ラーダ 氏 より げんざい|だい|みっ|ていさつ|たい||||だいひょう||||うじ|

治安 維持 協力 要請 を 受け 追加 支援 を 求め て き て いる ちあん|いじ|きょうりょく|ようせい||うけ|ついか|しえん||もとめ||||

ぜひ 自分 に やらせ て ください |じぶん||||

第 一 戦闘 団 編成 完結 すぐ に でも 出 られ ます だい|ひと|せんとう|だん|へんせい|かんけつ||||だ||

ダメ だ だめ|

地面 を ちん たら 移動 し て い たら 到着 に 時間 が かかり すぎる じめん||||いどう|||||とうちゃく||じかん|||

陸将 ぜひ 私 の 第 四 戦闘 団 を りくしょう||わたくし||だい|よっ|せんとう|だん|

大 音量 スピーカー と コンポ と ワーグナー の CD を 用意 し て あり ます だい|おんりょう|すぴーかー||||||||ようい||||

パーフェクト だ 用賀 二 佐 ぱーふぇくと||ようが|ふた|たすく

感謝 の 極み かんしゃ||きわみ

第 四 戦闘 団 の 出動 を 命じる だい|よっ|せんとう|だん||しゅつどう||めいじる

今 は 速度 が 必要 だ それ が 現実 的 な 選択 だ から な いま||そくど||ひつよう||||げんじつ|てき||せんたく|||

こいつ ら キルゴア 中佐 の 霊 に でも 取り 憑 か れ た の か |||ちゅうさ||れい|||とり|ひょう|||||

この 後 の 展開 が 予想 できる な |あと||てんかい||よそう||

特に 何も 望む こと なんて ない 身の程 は 知って いる さ とくに|なにも|のぞむ||||みのほど||しって||

そんな 僕 で さえ も 奥 の 方 に |ぼく||||おく||かた|

譲り たく ない 意向 程度 は ある らしい ゆずり|||いこう|ていど|||

守る って 案外 と 難しい ね まもる||あんがい||むずかしい|

諦める わけ じゃ ない けど あきらめる||||

青い 空 の 果て 繋がった 道 の 行方 あおい|から||はて|つながった|どう||ゆくえ

人 と 人 は 分かり 合え ない だ けど いい ん じゃ ない ? じん||じん||わかり|あえ|||||||

開 い た 扉 は 全て を 変え て ゆく ひらき|||とびら||すべて||かえ||

それ は 暁 の よう に ||あかつき|||

ここ を 死守 しろ 後 は ない ぞ ||ししゅ||あと|||

討ち取った うちとった

お前 たち これ こそ が 戦争 だ おまえ|||||せんそう|

アルヌス で 我ら が 求め 倒れ た 友 が 求め て も 味わえ なかった 殺戮 と 死 ||われら||もとめ|たおれ||とも||もとめ|||あじわえ||さつりく||し

敵 を 殺し 我ら も 満足 し て 死ぬ てき||ころし|われら||まんぞく|||しぬ

それ こそ が 戦い の 神 エム ロイ へ の 賛歌 だ |||たたかい||かみ|||||さんか|

我ら ここ に 戦い を 得 た り われら|||たたかい||とく||

騎士 ノーマ 討死に きし||うちじに

ノーマ が …

東 門 陥落 ひがし|もん|かんらく

民兵 隊 戦闘 に 突入 援軍 要請 来 て ます みんぺい|たい|せんとう||とつにゅう|えんぐん|ようせい|らい||

出 せる 兵士 は もう い ない だ||へいし||||

ダメ よ ダメ ダメ な の だめ||だめ|だめ||

このまま じゃ 私 わ 私 ||わたくし||わたくし

おかしく なっちゃ う

どういう こと だ ?

戦場 で 倒れ た 兵士 の 魂 魄 が 彼女 の 肉体 を 通し て せんじょう||たおれ||へいし||たましい|はく||かのじょ||にくたい||とおし|

エム ロイ の 元 へ 召さ れる |||もと||めさ|

それ が 彼女 に 媚薬 の よう な 作用 を もたらし て いる ||かのじょ||びやく||||さよう||||

まずく ない です か ?

レレイ どう し たら いい ?

戦い に 身 を 任せ れ ば いい はず たたかい||み||まかせ||||

東 門 から 連絡 は ? ひがし|もん||れんらく|

あり ませ ん

援軍 を 誘導 する 必要 も ある し … えんぐん||ゆうどう||ひつよう|||

援軍 は ? 緑 の 服 の 人 たち は ? えんぐん||みどり||ふく||じん||

もう ダメ だ 後退 を … |だめ||こうたい|

このまま で は 城 門 に 続き 防 塁 も 突破 さ れ ます |||しろ|もん||つづき|ふせ|るい||とっぱ|||

そう なれ ば 市 内 も 蹂躙 さ れ ます |||し|うち||じゅうりん|||

今 の うち に 住民 の 避難 指示 を いま||||じゅうみん||ひなん|しじ|

妾 の 騎士 団 さえ いれ ば … めかけ||きし|だん|||

栗林 くりばやし

はい

すま ない が ロゥリィ に ついていって くれ

桑原 曹長 後 は 頼む くわばら|そうちょう|あと||たのむ

了解 りょうかい

ロゥリィ 行く よ 少し の 間 辛抱 し て |いく||すこし||あいだ|しんぼう||

早 ぇ はや|

我々 も 追う ぞ 急げ われわれ||おう||いそげ

401 こちら 3 ラコン

敵 は 東 門 にて 戦闘 中 てき||ひがし|もん||せんとう|なか

繰り返す 敵 は 東 門 くりかえす|てき||ひがし|もん

目標 は 白色 信号 で 知らせる 送れ もくひょう||はくしょく|しんごう||しらせる|おくれ

あと 5 分 で 現地 到着 です |ぶん||げんち|とうちゃく|

わかった

報告 に よる と すでに 東 門 の 内部 で 戦闘 に なって る そう です ほうこく|||||ひがし|もん||ないぶ||せんとう|||||

1 0 時 の 方向 全 機 攻撃 態勢 を 取れ じ||ほうこう|ぜん|き|こうげき|たいせい||とれ

了解 りょうかい

全 機 攻撃 態勢 を 取れ ぜん|き|こうげき|たいせい||とれ

朝日 を 背 に 突入 あさひ||せ||とつにゅう

後 は 二 佐 に 任せる あと||ふた|たすく||まかせる

音楽 を 鳴らせ おんがく||ならせ

なんで 鉄 鉢 を 下 に 敷く ん だ ? |くろがね|はち||した||しく||

タマ を 守る ため だ よ たま||まもる|||

栗林 くりばやし

はい

V 8 外し とけ よ |はずし||

なん で です ?

お前 すぐ 壊す だ ろ う おまえ||こわす|||

壊し ませ ん よ こわし|||

もう 夜明け だ から 必要な い |よあけ|||ひつような|

無駄 に 怒ら れ たく なかったら 素直 に 外し とけ むだ||いから||||すなお||はずし|

一 人 残らず 殺せ ひと|じん|のこらず|ころせ

俺 たち も 続け おれ|||つづけ

各 機 こちら オスカー ワン かく|き|||わん

城 門 の 中 に は 味方 が いる 外 のみ を 殲滅 せよ しろ|もん||なか|||みかた|||がい|||せんめつ|

お前 の 槍 貸せ おまえ||やり|かせ

城壁 上 に 対空 兵器 じょうへき|うえ||たいくう|へいき

まだ 装填 前 です |そうてん|ぜん|

ハンター 1 目標 を 攻撃 せよ はんたー|もくひょう||こうげき|

ハンター 1 了解 はんたー|りょうかい

よく やった

戻ったら ビール を 奢 る もどったら|びーる||しゃ|

コトリ と 落ちる よう に ||おちる||

すごい 爆発 あれ も 魔法 ? |ばくはつ|||まほう

無理 むり

ちょっと ?

どこ 行く の ? |いく|

近く で 見る ちかく||みる

くそ

エム ロイ の 神官 ? |||しんかん

つけ 剣 |けん

あの バカ |ばか

支援 する しえん|

突撃 に ぃ 前 へ とつげき|||ぜん|

テストゥド 隊列 |たいれつ

一旦 退け 隊列 組み 直せ いったん|しりぞけ|たいれつ|くみ|なおせ

手榴弾 しゅりゅうだん

まずい な あいつ ら の めり込み すぎ てる |||||めりこみ||

どう し ます ?

何 が あって も 後ろ に 敵 を 回り込ま せる な なん||||うしろ||てき||まわりこま||

背後 を 守れ はいご||まもれ

了解 りょうかい

み っ 認め ん ぞ こんな もの が 戦い で あって たまる か ||みとめ||||||たたかい||||

そう は 思わ ん か エム ロイ の 神官 よ ||おもわ||||||しんかん|

答えろ エム ロイ の 神官 よ こたえろ||||しんかん|

首領 が … しゅりょう|

狼狽 える な 態勢 を 立て直せ ろうばい|||たいせい||たてなおせ

3 レコン こちら ハンター ワン ||はんたー|わん

これ より カウント 10 で 門 内 を 掃討 する ||かうんと||もん|うち||そうとう|

至急 退避 さ れ た し しきゅう|たいひ||||

繰り返す これ より 門 内 を 掃討 する 至急 退避 さ れ た し くりかえす|||もん|うち||そうとう||しきゅう|たいひ||||

十 九 八 七 六 五 四 三 … じゅう|ここの|やっ|なな|むっ|いつ|よっ|みっ

ちょっと 自分 で 走る から |じぶん||はしる|

化け物 … ばけもの

鋼鉄 の 天馬 こうてつ||てんば

何 な ん だ あれ は なん|||||

人 が 抗 え ない 絶対 的 な 暴力 じん||こう|||ぜったい|てき||ぼうりょく

すべて を 叩き 潰す 力 ||たたき|つぶす|ちから

誇り も 名誉 も すべて を 否定 する ほこり||めいよ||||ひてい|

終わった おわった

盗賊 が 全滅 ? とうぞく||ぜんめつ

これ は 女神 の 蔑み な の か ||めがみ||さげすみ|||

人 は なんて 矮小 で 無 価値 で 無意味 な の か じん|||わいしょう||む|かち||むいみ|||

降下 こうか

全 周 警戒 ぜん|しゅう|けいかい

投降 者 を 一 ヶ所 に 集めろ とうこう|もの||ひと|かしょ||あつめろ

生存 者 の 救出 を せいぞん|もの||きゅうしゅつ|

こっち まだ 息 が ある ||いき||

一 佐 こちら 用賀 ひと|たすく||ようが

敵 集団 は 壊滅 周囲 に 敵 影 なし 終わり てき|しゅうだん||かいめつ|しゅうい||てき|かげ||おわり

終わった か おわった|

ありがとう

おかげ で 町 は 救わ れ まし た ||まち||すくわ|||

あなた 方 は どこ の 軍隊 な の です か ? |かた||||ぐんたい||||

私 たち は 自衛 隊 です わたくし|||じえい|たい|

あれ だけ の 盗賊 が … 全滅 |||とうぞく||ぜんめつ

自衛 隊 と は … じえい|たい||

終わり まし た か おわり|||

確かに 盗賊 は 撃退 し た たしかに|とうぞく||げきたい||

はい 我々 の 勝利 です |われわれ||しょうり|

違う ちがう

勝利 し た の は エム ロイ の 使徒 ロゥリィ と 自衛 隊 で 妾 で は ない しょうり||||||||しと|||じえい|たい||めかけ|||

そして 自衛 隊 は 聖なる アルヌス を 占拠 し 続け て いる 我ら が 敵 |じえい|たい||せいなる|||せんきょ||つづけ|||われら||てき

妾 は イタリカ を 救う つもり で めかけ||||すくう||

もっと 恐ろしい もの を 引きずり込 ん だ の で は なか ろ う か |おそろしい|||ひきずりこ|||||||||

一瞬 に し て 盗賊 を 滅 却 し た いっしゅん||||とうぞく||めつ|きゃく||

あの 鋼鉄 の 天馬 と 強大 な 魔 導 が |こうてつ||てんば||きょうだい||ま|みちび|

もし それ が この イタリカ に 向 い た と し たら ||||||むかい|||||

妾 も … めかけ|

フォルマル 伯爵 公 女 ミュイ も 簡単 に 虜 囚 と なり |はくしゃく|おおやけ|おんな|||かんたん||とりこ|しゅう||

この 帝都 を 支える 穀倉 自体 は 敵 の 物 と なる |ていと||ささえる|こくそう|じたい||てき||ぶつ||

住民 たち は それ を 歓喜 の 声 で 迎える だ ろ う じゅうみん|||||かんき||こえ||むかえる|||

そんな こと は …

ない と 言い 切れる か ||いい|きれる|

実際 町 を 救った の は 彼ら だ ぞ じっさい|まち||すくった|||かれら||

もし 彼ら が 開 城 を 要求 し て き たら 妾 は 取りすがって 慈悲 を 乞 い |かれら||ひらき|しろ||ようきゅう|||||めかけ||とりすがって|じひ||きつ|

足 の 甲 に キス し て しまう かも しれ ない あし||こう||きす||||||

イタリカ 救援 に 感謝 し その 対価 の 交渉 を 行い たい |きゅうえん||かんしゃ|||たいか||こうしょう||おこない|

第 二 の 使節 の 往来 の 無事 と 諸 経費 に 関して は 慣例 通り と する だい|ふた||しせつ||おうらい||ぶじ||しょ|けいひ||かんして||かんれい|とおり||

第 三 の アルヌス 協同 生活 組合 の 貿易 特権 それ も 問題 ない だい|みっ|||きょうどう|せいかつ|くみあい||ぼうえき|とっけん|||もんだい|

だが 捕虜 の 権利 は こちら 側 に ある と 心得 て いただき たい |ほりょ||けんり|||がわ||||こころえ|||

イタリカ の 復興 に 労働 力 が 必要 な の は 理解 し た ||ふっこう||ろうどう|ちから||ひつよう||||りかい||

だが 人道 的 に 扱う 確約 を いただき たい と |じんどう|てき||あつかう|かくやく||||

ジン ドウ テキ ?

友人 親戚 知人 に 対 する よう に 無下に は 扱わ ない こと ゆうじん|しんせき|ちじん||たい||||むげに||あつかわ||

友人 や 親戚 が 平和 に 暮らす 町 を 襲い 人々 を 殺 め 略奪 など する もの か ゆうじん||しんせき||へいわ||くらす|まち||おそい|ひとびと||ころ||りゃくだつ||||

それ が 彼ら の ルール ||かれら||るーる

了解 し た りょうかい||

では 捕虜 に 関して は 以上 だ |ほりょ||かんして||いじょう|

残り は 軍隊 の 退去 と 協定 期間 に 関し て のこり||ぐんたい||たいきょ||きょうてい|きかん||かんし|

条文 通り で 異存 は ない じょうぶん|とおり||いぞん||

では それ で 条件 を 結 する |||じょうけん||けつ|

どう なり まし た か ?

捕虜 数 人 と 費用 こちら 持ち で 使節 の 仲介 と 無事 の 保障 ほりょ|すう|じん||ひよう||もち||しせつ||ちゅうかい||ぶじ||ほしょう

イタリカ で の 交易 の 租税 免除 だ |||こうえき||そぜい|めんじょ|

勝利 者 に し て は 少ない 要求 です な しょうり|もの|||||すくない|ようきゅう||

で そのまま 駐留 し て ここ も 占領 です か ? ||ちゅうりゅう|||||せんりょう||

直ちに 退去 する そう だ ただちに|たいきょ|||

それでは 向こう が 丸損 じゃ ない です か ? |むこう||まるぞん||||

そんな 条件 を 呑 む 軍隊 など 聞い た こと が |じょうけん||どん||ぐんたい||ききい|||

ああ 勝者 に 当然 の 権利 を 放棄 さ せる と は 恐ろしい ほど の 交渉 能力 だ |しょうしゃ||とうぜん||けんり||ほうき|||||おそろしい|||こうしょう|のうりょく|

ハミルトン が どんな 魔法 を 使った の か 知り たい もの だ はみるとん|||まほう||つかった|||しり|||

あの 子 と あの 子 |こ|||こ

それ に あっ ち の 子 だ な |||||こ||

あの 頭 に 羽 が つい た 子 です か ? |あたま||はね||||こ||

そう

女の子 ばかり です ね おんなのこ|||

偶然 だ よ 偶然 ぐうぜん|||ぐうぜん

そう は 思え ませ ん が ||おもえ|||

偶然 だって ぐうぜん|

偶然 ね ぐうぜん|

そう 偶然 |ぐうぜん

まあ 女の子 を ここ に 残す わけ に は いか ない と いう の は 分かり ます けど |おんなのこ||||のこす||||||||||わかり||

ありがとう

さようなら

ありがとう

じゃ あっ 我々 も 帰り ます か ね ||われわれ||かえり|||

あれ お嬢さん 方 は ? |おじょうさん|かた|

本来 の 目的 の 商談 中 ほんらい||もくてき||しょうだん|なか

それ が 目的 で し た ね … ||もくてき||||

ああ その はず な のに …

なんで こんな 面倒 に 巻き込ま れ た か なぁ ||めんどう||まきこま||||

これ を 売り たい ||うり|

これ は 竜 の 鱗 です か ? ||りゅう||うろこ||

大き さ から 翼 竜 です な おおき|||つばさ|りゅう||

そう

で いかほど ?

二百 枚 にひゃく|まい

二百 枚 ! ? にひゃく|まい

さっき 領 内 で の 交易 租税 の 免除 を 受け た |りょう|うち|||こうえき|そぜい||めんじょ||うけ|

特権 商人 に なら れ た と おめでとう ございます とっけん|しょうにん|||||||

ならば シンク 金貨 二百 枚 と デナリ 銀貨 四 千 枚 で ||きんか|にひゃく|まい|||ぎんか|よっ|せん|まい|

ですが 先 の 戦い で 銀貨 が 不足 し て おり まし て な |さき||たたかい||ぎんか||ふそく||||||

すぐに 払え る 銀貨 は 千 枚 |はらえ||ぎんか||せん|まい

残り は ? のこり|

二 千 枚 分 は 為替 なら すぐに でも です が … ふた|せん|まい|ぶん||かわせ|||||

わかった 銀貨 千 枚 分 を 割り引く |ぎんか|せん|まい|ぶん||わりびく

その 代り その 千 枚 分 で 情報 を 集め て ほしい |かわり||せん|まい|ぶん||じょうほう||あつめ||

情報 ? どの よう な じょうほう|||

相場 の 情報 に 銀貨 千 枚 です か ? そうば||じょうほう||ぎんか|せん|まい||

値 が つい た 以上 なんでも 商売 だ あたい||||いじょう||しょうばい|

商品 の 品質 は より よい もの を が 我々 の モットー だ ろ う しょうひん||ひんしつ|||||||われわれ||もっとー|||

眠い よ 倉田 ねむい||くらた

無理 も ない です よ 大変 で し た し むり|||||たいへん||||

大変 どころ じゃ ねえ よ 疲れ た たいへん|||||つかれ|

前方 に 煙 が 見え ます ぜんぽう||けむり||みえ|

また 煙 か よ |けむり||

こっち に 来る ||くる

煙 が 邪魔 で よく 見え ない な けむり||じゃま|||みえ||

見え まし た みえ||

何 が なん|

ティアラ です

ああ ティアラ ね

ティ … ティアラ ! ?

金髪 です きんぱつ|

金髪 ? きんぱつ

縦 ロール です たて|ろーる|

縦 ロール ! ? たて|ろーる

目標 金髪 縦 ロール 一 男装 の 麗 人 一 後方 に 美人 多数 もくひょう|きんぱつ|たて|ろーる|ひと|だんそう||うらら|じん|ひと|こうほう||びじん|たすう

薔薇 だ な ばら||

薔薇 です ばら|

三 色 の 薔薇 みっ|いろ||ばら

姫 様 が 言って た 騎士 団 か ? ひめ|さま||いって||きし|だん|

俺 縦 巻き ロール の 実物 なんて 初めて 見 まし た よ おれ|たて|まき|ろーる||じつぶつ||はじめて|み|||

縦 ロール が 黄 バラ 様 で たて|ろーる||き|ばら|さま|

隣 の ショート が 白 バラ 様 って とこ か ? となり||しょーと||しろ|ばら|さま|||

総員 警戒 そういん|けいかい

お やっ さん 待って |||まって

総員 敵対 行動 は 避けろ そういん|てきたい|こうどう||さけろ

協定 違反 に なり かね ない きょうてい|いはん||||

了解 りょうかい

どこ から 来 た ||らい|

我々 イタリカ から 帰る われわれ|||かえる

どこ へ

アルヌス ・ ウル …

アルヌス の 丘 だ と ||おか||

お やっ さん 絶対 に こっち から 手 を 出さ せ ない で よ |||ぜったい||||て||ださ||||

貴 様 異 世界 の 敵 か ? とうと|さま|い|せかい||てき|

ええ と 失礼 部下 が 何 かい たし まし た か ね ||しつれい|ぶか||なん||||||

降伏 な さ い こうふく|||

まっ まあ 落ち着 い て ||おちつ||

話せ ば … はなせ|

お 黙り なさい |だまり|

待って 待て 待て まって|まて|まて

逃げろ にげろ

とにかく 今 逃げろ |いま|にげろ

さあ 行け |いけ

運命 に は 逆らえ ない ね うんめい|||さからえ||

出会って しまった であって|

何 が ある か わから ない けれど なん||||||

君 と 出かけよ う きみ||でかけよ|

心 踊る 遠い 景色 は こころ|おどる|とおい|けしき|

なんだか 違って |ちがって

ドア を 開け て いつも の 調子 さ どあ||あけ||||ちょうし|

どうぞ よろしく

まだ 決め られ ない 散歩 コース |きめ|||さんぽ|こーす

いろんな もの が 多 すぎ て |||おお||

光り の 渦 に 吸い込ま れ て ひかり||うず||すいこま||

また 迷って る の |まよって||

走り抜け た あの 瞬間 は はしりぬけ|||しゅんかん|

甘い 甘い 香り の 中 で あまい|あまい|かおり||なか|

新た な 未来 ここ に 感じ てる あらた||みらい|||かんじ|

飛 ん で 消える 二 人 の 星座 と|||きえる|ふた|じん||せいざ

空 へ 空 へ きれい な 星 に から||から||||ほし|

キラキラ 光る よう に きらきら|ひかる||

魔法 を かける から まほう|||

次回 「 ゲート 」 じかい|げーと

「 皇女 の 決断 」 おうじょ||けつだん