Mahouka Koukou no Rettousei Episode 18 mahouka|koukou||rettousei|episode Mahouka Koukou no Rettousei Episode 18

司 波 深雪 さん の ミラージバット 優勝 つかさ|なみ|みゆき||||ゆうしょう

そして 一 高 の 総合 優勝 を 祝し て 乾杯 |ひと|たか||そうごう|ゆうしょう||しゅくし||かんぱい

乾杯 かんぱい

九 校 戦 も いよいよ 明日 で 最後 か ここの|こう|いくさ|||あした||さいご|

明日 の モノリス コード も あした|||こーど|

十文字 先輩 たち なら 優勝 は 確実 だ と 思う じゅうもんじ|せんぱい|||ゆうしょう||かくじつ|||おもう

あの 達也 さん は |たつや||

もう お 休み に なら れ て いる わ ||やすみ||||||

さすが に 疲れ た って ||つかれ||

だ よ ね 怪我 も し て いた ん だ し |||けが|||||||

無理 も ない むり||

そ っ か そう よ ね

ずっと 大 活躍 だった もの ね |だい|かつやく|||

地図 データ だけ で いい わ よ ね ちず|でーた||||||

構成 員 が わかって い れ ば こうせい|いん|||||

その データ も いただけ ます か |でーた||||

足り ませ ん か たり|||

いいえ 十 分 よ |じゅう|ぶん|

ありがとう ござい まし た

保険 な の よ ね ほけん||||

ええ 保険 です |ほけん|

今 の 人 は いま||じん|

公安 の オペレーター です こうあん|||

本人 は カウンセラー が 本職 だ と 言い張って い ます が ほんにん||かうんせらー||ほんしょく|||いいはって|||

パート タイム オペレーター と いう わけ ね ぱーと|たいむ|||||

能力 的 に は 問題 ない と 思い ます よ のうりょく|てき|||もんだい|||おもい||

すれ た プロ より も ||ぷろ||

駆け出し の セミプロ の 方 が かけだし||せみぷろ||かた|

守 秘 義務 を マニュアル どおり に 守って くれ ます ので しゅ|ひ|ぎむ||まにゅある|||まもって|||

内職 を 頼む 時 も 安心 です ないしょく||たのむ|じ||あんしん|

まっ 職業 倫理 に 反し て いる ん です が |しょくぎょう|りんり||はんし|||||

そこ は 地獄 の 沙汰 も と いう やつ です ね ||じごく||さた||||||

私 も バイト 代 を もら お う かしら わたくし||ばいと|だい|||||

手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に て||のばし||きみ||とどく||

誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から だれ|||まね|||ほんとう||めで|いま|うち||

限界 なんて 自分 次第 げんかい||じぶん|しだい

リミッター を 外し て ||はずし|

Nobodyknows もう 誰 も nobodyknows||だれ|

この先 を 知ら ない このさき||しら|

信じ て は 裏切ら れ てる しんじ|||うらぎら||

見渡せ ば いつ でも みわたせ|||

Nobodyends もう 誰 か に nobodyends||だれ||

頼る の は やめ て たよる||||

大切 な 秘密 に いつ でも 手招き さ れ てる よう で たいせつ||ひみつ||||てまねき|||||

このまま じゃ 前 に 進め ない ||ぜん||すすめ|

手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に て||のばし||きみ||とどく||

強 がる だけ じゃ 守れ ない この 思い は 群 青 つよ||||まもれ|||おもい||ぐん|あお

狙い 定め 引き金 を 引 い て ねらい|さだめ|ひきがね||ひ||

誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から だれ|||まね|||ほんとう||めで|いま|うち||

本日 は どの よう な ご 用件 でしょう か ほんじつ||||||ようけん||

なに 彼 に 興味 が 湧 い て な |かれ||きょうみ||わ|||

彼 と は かれ||

司 波 達也 君 だ よ つかさ|なみ|たつや|きみ||

三 年 前 君 が 四葉 から 引き抜 い た みっ|とし|ぜん|きみ||よつば||ひきぬ||

深夜 の 息子 だ しんや||むすこ|

私 が 知って い て も 何 の 不思議 も 無 か ろ う わたくし||しって||||なん||ふしぎ||む|||

一 時期 と は いえ 深夜 と 真 夜 は 私 の 教え子 だった の だ から ひと|じき||||しんや||まこと|よ||わたくし||おしえご||||

ならば ご存知 でしょ う |ごぞんじ||

四葉 が 達也 の 保有 権 を 放棄 し て など い ない こと を よつば||たつや||ほゆう|けん||ほうき|||||||

惜しい と は 思わ ぬ か おしい|||おもわ||

惜しい と は おしい||

彼 は 将来 一 条 の 息子 と 並 ん で かれ||しょうらい|ひと|じょう||むすこ||なみ||

我が国 の 魔法 戦力 の 中軸 と も なり 得る だ ろ う わがくに||まほう|せんりょく||ちゅうじく||||える|||

あれ 程 の 逸材 を |ほど||いつざい|

私的 な ボディ ガード と し て おく の は もったいない と は 思わ ない か してき|||がーど||||||||||おもわ||

閣下 は 四葉 の 弱体 化 を 望 ん で おら れる の です か かっか||よつば||じゃくたい|か||のぞみ|||||||

このまま で は 四葉 は 強く なり 過ぎる |||よつば||つよく||すぎる

十 師 族 の 一 段 上 に 君臨 する 存在 に なって しまう かも しれ ない じゅう|し|ぞく||ひと|だん|うえ||くんりん||そんざい||||||

戦闘 力 と いう 面 で は せんとう|ちから|||おもて||

確かに 四葉 は 十 師 族 の 中 でも 突出 し た 存在 と いえる でしょ う たしかに|よつば||じゅう|し|ぞく||なか||とっしゅつ|||そんざい||||

それでは 困る の だ |こまる||

四葉 は 魔法 師 を 自ら を 兵器 と して とらえ すぎ て いる よつば||まほう|し||おのずから||へいき||||||

確かに 魔法 師 は もともと 兵器 と して 開発 さ れ た 存在 だ たしかに|まほう|し|||へいき|||かいはつ||||そんざい|

しかし それ で は 人 の 世界 から 弾き出さ れ て しまう ||||じん||せかい||はじきださ|||

閣下 かっか

閣下 が こちら の 事情 を ご存じ で ある よう に かっか||||じじょう||ごぞんじ||||

自分 も 閣下 の ご 事情 を ある 程度 存じ 上げ て おり ます じぶん||かっか|||じじょう|||ていど|ぞんじ|あげ|||

閣下 が 達也 の こと を 気 に 掛ける 理由 に つい て も かっか||たつや||||き||かける|りゆう||||

承知 し て おる つもり です しょうち|||||

将来 で は あり ませ ん しょうらい|||||

達也 は 現在 に おい て 既に 我が 軍 の 貴重 な 戦力 です たつや||げんざい||||すでに|わが|ぐん||きちょう||せんりょく|

こう 申し まし て は 身 贔屓 に 聞こえる かも しれ ませ ん が |もうし||||み|ひいき||きこえる|||||

達也 と 一条 将 輝 で は 戦力 と して の 格 が 違い ます たつや||ひと じょう|すすむ|あきら|||せんりょく||||かく||ちがい|

一条 将 輝 は 拠点 防衛 に おい て ひと じょう|すすむ|あきら||きょてん|ぼうえい|||

単身 で 機甲 連隊 に 匹敵 する 戦力 と なり ま しょ う たんしん||きこう|れんたい||ひってき||せんりょく|||||

しかし 達也 は 単独 で 戦略 核 ミサイル に 匹敵 する 戦力 です |たつや||たんどく||せんりゃく|かく|みさいる||ひってき||せんりょく|

彼 の 魔法 は かれ||まほう|

幾重にも セーフティ ロック が 掛け られ て い て 当然 の 戦略 兵器 だ いくえにも||ろっく||かけ|||||とうぜん||せんりゃく|へいき|

その 管理 責任 を 彼 一 人 に 背負わ せる こと の 方 が |かんり|せきにん||かれ|ひと|じん||せおわ||||かた|

余程 酷 と いう もの でしょ う よほど|こく|||||

まさか 日本 軍 の 特殊 部隊 が しゃし ゃり 出 て 来る と は |にっぽん|ぐん||とくしゅ|ぶたい||||だ||くる||

だが 今 優先 す べき は あの ガキ の 始末 だ ろ う |いま|ゆうせん|||||がき||しまつ|||

司 波 達也 と 言った か つかさ|なみ|たつや||いった|

どんな 素性 の ガキ だ |すじょう||がき|

それ が 詳しい 素性 が 分から ん の だ ||くわしい|すじょう||わから|||

係 累 は おろか かかり|るい||

家族 構成 も 不明 かぞく|こうせい||ふめい

パーソナル データ は 一切 判明 し なかった |でーた||いっさい|はんめい||

いったい 何者 な ん だ |なにもの|||

Hello No Head Dragon hello|no|head|dragon

東 日本 総 支部 の 諸君 ひがし|にっぽん|そう|しぶ||しょくん

何者 だ なにもの|

富士 で は 世話 に なった な ふじ|||せわ|||

ついては その 返礼 に 来 た ||へんれい||らい|

どこ だ

14 号 どこ な の だ ごう||||

14 号 16 号 やれ ごう|ごう|

不可能 です ふかのう|

届き ませ ん とどき||

口答え する な やれ くちごたえ|||

やら せる と 思う か |||おもう|

道具 に 命令 する の で は なく どうぐ||めいれい|||||

自分 で やって み たら どう だ じぶん||||||

無駄 だ むだ|

今 その 部屋 から 通信 できる 相手 は 俺 だけ だ いま||へや||つうしん||あいて||おれ||

バカ な 一体 どう やって ばか||いったい||

電波 を 収束 し た でんぱ||しゅうそく||

どう やって か は

お前 たち が 知る 必要 の 無い こと だ おまえ|||しる|ひつよう||ない||

では 本番 だ |ほんばん|

待 っ 待って くれ ま||まって|

何 を 待て と いう ん だ なん||まて||||

我々 は これ 以上 九 校 戦 に 手出し を する つもり は 無い われわれ|||いじょう|ここの|こう|いくさ||てだし|||||ない

九 校 戦 は 明日 で 終わり だ ここの|こう|いくさ||あした||おわり|

九 校 戦 だけ で は ない ここの|こう|いくさ||||

我々 No Head Dragon は 日本 から 手 を 引く われわれ|no|head|dragon||にっぽん||て||ひく

お前 に そんな 約束 を する 権限 が ある の か ダグラス ウォン おまえ|||やくそく|||けんげん|||||だぐらす|

私 は ボス の 側近 だ わたくし||ぼす||そっきん|

ボス も 私 の 言葉 は 無視 でき ない ぼす||わたくし||ことば||むし||

お前 が それ だけ の 影響 力 を 持つ と いう なら おまえ|||||えいきょう|ちから||もつ|||

当然 ボス の 顔 を 見 た こと が ある はず だ な とうぜん|ぼす||かお||み|||||||

私 は 拝 謁 を 許さ れ て いる わたくし||おが|えつ||ゆるさ|||

ボス の 名 は 何という ぼす||な||なんという

ジェームス

今 の が ジェームス チュー だった の か いま|||||||

次 は お前 に しよ う か ダグラス ウォン つぎ||おまえ|||||だぐらす|

待って くれ まって|

ボス の 名 は リチャード スン だ ぼす||な|||| El nombre del jefe es Richard Sun

表 の 名 は ひょう||な|

孫 公明 まご|こうめい

ご 苦労 だった な |くろう||

では 信じ て もらえ る の か |しんじ|||||

ああ お前 は 紛れ も なく |おまえ||まぎれ||

No Head Dragon の ボス リチャード スン の 側近 の よう だ no|head|dragon||ぼす||||そっきん|||

何故 だ なぜ|

我々 は 命 まで は 奪わ なかった われわれ||いのち|||うばわ|

我々 は 誰 も 殺さ なかった で は ない か われわれ||だれ||ころさ|||||

お前 たち が 何 人 殺 そ う が 何 人 生 かそ う が おまえ|||なん|じん|ころ||||なん|じん|せい|||

俺 に は どう で も いい こと だ おれ||||||||

お前 たち は 俺 の 逆 鱗 に 触れ た おまえ|||おれ||ぎゃく|うろこ||ふれ|

それ だけ が お前 たち の 消える 理由 だ |||おまえ|||きえる|りゆう|

悪魔 め あくま|

その 悪魔 の 力 を 久々 に 解き放つ こと が でき た の は |あくま||ちから||ひさびさ||ときはなつ||||||

お前 たち が 俺 の 持つ 唯一 の 感情 を 引き出し て くれ た お陰 だ よ おまえ|||おれ||もつ|ゆいいつ||かんじょう||ひきだし||||おかげ||

ダグラス ウォン だぐらす|

兵器 と して 作ら れ た 達也 君 に へいき|||つくら|||たつや|きみ|

唯一 残さ れ た 感情 ゆいいつ|のこさ|||かんじょう

それ は 妹 さん へ の 思い か ||いもうと||||おもい|

悪魔 の 力 あくま||ちから

この 魔法 まさか 三 年 前 の 沖縄 で の デーモン ライト |まほう||みっ|とし|ぜん||おきなわ||||らいと

昨夜 は ご 苦労 だった な さくや|||くろう||

いえ 自分 の ほう こそ |じぶん|||

私事 に 皆さん の 手 を 煩わせ て しまい わたくしごと||みなさん||て||わずらわせ||

申し訳 あり ませ ん で し た もうしわけ||||||

私事 で は ない さ 俺 も 襲わ れ た の だ から わたくしごと|||||おれ||おそわ|||||

それ に 昨夜 は 貴重 な 実戦 データ が 取れ た から ね ||さくや||きちょう||じっせん|でーた||とれ|||

あんな 長 距離 で 対人 狙撃 を 成功 さ せ た データ は |ちょう|きょり||たいじん|そげき||せいこう||||でーた|

なかなか 手 に 入ら ない |て||はいら|

昨夜 の 土産 に は 内情 も 公安 も 予想 以上 に 満足 し て い た さくや||みやげ|||ないじょう||こうあん||よそう|いじょう||まんぞく||||

お前 は 任務 を 果たし た の だ から おまえ||にんむ||はたし||||

多少 自分 の 都合 を 交え た から と いって 気 に する 必要 は ない たしょう|じぶん||つごう||まじえ|||||き|||ひつよう||

たかが 犯罪 シンジケート の トップ の 情報 に |はんざい|||とっぷ||じょうほう|

それ 程 の 価値 が あった の です か |ほど||かち|||||

No Head Dragon は ソーサ リー ブースター の 供給 源 な ん だ no|head|dragon||||||きょうきゅう|げん||| No Head Dragon es la fuente de potenciadores de hechicería

ソー サリー ブースター Potenciador de hechicería

ここ 数 年 で 犯罪 集団 に 広まって いる 魔法 増幅 装置 だ と 聞い て い ます が |すう|とし||はんざい|しゅうだん||ひろまって||まほう|ぞうふく|そうち|||ききい||||

あれ は この 世界 に 存在 し て いい もの じゃ ない |||せかい||そんざい||||||

ブースター の 中枢 部品 が いったい なに で 作ら れ て いる か 知って る か ||ちゅうすう|ぶひん|||||つくら|||||しって||

いえ

人間 の 脳 だ にんげん||のう|

より 正確 に は 魔法 師 の 大脳 だ |せいかく|||まほう|し||だいのう|

僕たち は 魔法 を 武器 と し ぼくたち||まほう||ぶき||

魔法 師 を 軍事 システム に 組み込む こと を 目的 と する 実験 部隊 だ けど まほう|し||ぐんじ|しすてむ||くみこむ|||もくてき|||じっけん|ぶたい||

魔法 師 を 文字通り の 部品 に する つもり は ない まほう|し||もじどおり||ぶひん|||||

だから ソーサ リー ブースター なんて もの は 製造 も 使用 も |||||||せいぞう||しよう| Es por eso que los potenciadores de hechicería se fabrican y utilizan.

絶対 に 認め られ ない ぜったい||みとめ||

そういう 感情 面 を 抜き に し て も |かんじょう|おもて||ぬき||||

魔法 師 の キャパシティ を 拡張 する ブースター は 軍事 的 に も 脅威 だ まほう|し||||かくちょう||||ぐんじ|てき|||きょうい|

北米 情報 局 も 同じ 見解 で ほくべい|じょうほう|きょく||おなじ|けんかい|

内情 に 協力 を 求め て い た らしい ないじょう||きょうりょく||もとめ||||

壬生 が 随分 感謝 し て い た ぞ 達也 みぶ||ずいぶん|かんしゃ||||||たつや

いえ お 役 に 立て た の なら 幸い です ||やく||たて||||さいわい|

話 は 終わり だ はなし||おわり|

引き留め て すま なかった な ひきとめ||||

決勝 ぐらい は 観戦 し て くる と いい けっしょう|||かんせん|||||

師 族 会議 から の 通達 が 来 た わ し|ぞく|かいぎ|||つうたつ||らい||

一昨日 一条 君 が 達也 君 に 倒さ れ た でしょ う いっさくじつ|ひと じょう|きみ||たつや|きみ||たおさ||||

それ で

十 師 族 は この 国 の 魔法 師 の 頂点 に 立つ 存在 じゅう|し|ぞく|||くに||まほう|し||ちょうてん||たつ|そんざい

例え 高校 生 の お 遊び で あって も たとえ|こうこう|せい|||あそび|||

十 師 族 の 力 に 疑い を 残す よう な 結果 を 放置 し て おく こと は 許さ れ ない じゅう|し|ぞく||ちから||うたがい||のこす|||けっか||ほうち||||||ゆるさ||

だ そ う よ

つまり 十 師 族 の 強 さ を 誇示 する よう な 試合 を 求め て いる |じゅう|し|ぞく||つよ|||こじ||||しあい||もとめ||

と いう こと だ な

本当 馬鹿馬鹿し いったら ほんとう|ばかばかし|

達也 君 が 傍 流 で あって も 十 師 族 の 血 を 引 い て いる なら たつや|きみ||そば|りゅう||||じゅう|し|ぞく||ち||ひ||||

こんな 三流 喜劇 に 巻き込ま れる こと も 無かった のに |さんりゅう|きげき||まきこま||||なかった|

任せ て おけ まかせ||

あれ が 十文字 家 の ファ ランクス ||じゅうもんじ|いえ|||

すごかった です ね 十文字 先輩 |||じゅうもんじ|せんぱい

ああ でも 最後 の 攻撃 ||さいご||こうげき

あれ は ファ ランクス 本来 の 使い 方 で は ない よう に 思える ||||ほんらい||つかい|かた||||||おもえる

本物 の ファ ランクス は もっと 恐るべき 魔法 な の で は ほんもの||||||おそるべき|まほう||||

そんな 気 が し て なら ない |き|||||

ようやく 長い 式 が 終わった と 思ったら |ながい|しき||おわった||おもったら

最後 は これ か さいご|||

二 日 ぶり だ な 一条 将 輝 ふた|ひ||||ひと じょう|すすむ|あきら

司 波 達也 か つかさ|なみ|たつや|

耳 は 大丈夫 か みみ||だいじょうぶ|

心配 は いら ん し しんぱい||||

お前 に 心配 さ れる 筋合い も ない おまえ||しんぱい|||すじあい||

そりゃ そう か

司 波 も しか して 兄妹 な の か つかさ|なみ||||きょうだい|||

今 まで 気 が つか なかった の か いま||き|||||

一条 さん に は わたくし と お 兄 様 が 兄妹 に 見え なかった の です ね ひと じょう|||||||あに|さま||きょうだい||みえ||||

その はい

いつ まで も ここ に 固まって いる の も 邪魔 だ し |||||かたまって||||じゃま||

深雪 一 条 と 踊って き たら どう だ みゆき|ひと|じょう||おどって||||

あの 達也 さん |たつや|

どう し た ほのか

えっ と その

お 客 様 こういう 時 は 男性 の ほう から リード いたし ませ ん と |きゃく|さま||じ||だんせい||||||||

お 客 様 そんなに 難しく お 考え に なる 必要 は ござい ませ ん が |きゃく|さま||むずかしく||かんがえ|||ひつよう|||||

ほのか

はい

踊ら ない か おどら||

喜んで よろこんで

会頭 かいとう

司 波 少し 付き合え つかさ|なみ|すこし|つきあえ

司 波 お前 は 十 師 族 の 一員 だ な つかさ|なみ|おまえ||じゅう|し|ぞく||いちいん||

いえ 俺 は 十 師 族 で は あり ませ ん |おれ||じゅう|し|ぞく|||||

そう か

ならば 師 族 会議 に おい て |し|ぞく|かいぎ|||

十文字 家 代表 補佐 を 務める 魔法 師 と して 助言 する じゅうもんじ|いえ|だいひょう|ほさ||つとめる|まほう|し|||じょげん|

司 波 お前 は 十 師 族 に なる べき だ つかさ|なみ|おまえ||じゅう|し|ぞく||||

そう だ な

たとえば 七草 は どう だ |ななくさ|||

どう だ と いう の は もし かして

結婚 相手 に どう だ と いう 意味 です か けっこん|あいて||||||いみ||

そう だ

自分 は 会頭 や 会長 と は 違って じぶん||かいとう||かいちょう|||ちがって

一 介 の 高校 生 な の で ひと|かい||こうこう|せい|||

結婚 と か 婚約 と か そういう 話 は まだ けっこん|||こんやく||||はなし||

そう か

だが 一条 将 輝 十 師 族 の 次期 当主 に 勝利 した こと の 意味 は |ひと じょう|すすむ|あきら|じゅう|し|ぞく||じき|とうしゅ||しょうり||||いみ|

お前 が 考え て いる より ずっと 重い おまえ||かんがえ|||||おもい

あんまり のんびり 構え て は い られ ない ぞ ||かまえ||||||

お 兄 様 |あに|さま

十文字 先輩 と 何 か じゅうもんじ|せんぱい||なん|

いや ちょっと な

やさしい 風 芽吹く 蕾 |かぜ|めぶく|つぼみ

街 染め て く 花 たち がい|しめ|||か|

美し さ は 時 と ともに うつくし|||じ||

ラスト の 曲 が 始まり まし た ね らすと||きょく||はじまり|||

夢 の よう に 亡くなって しまう ゆめ||||なくなって|

そう な の か

お 兄 様 |あに|さま

ラスト の ダンス は 私 と 踊って いただけ ませ ん か らすと||だんす||わたくし||おどって||||

あなた の 温もり ||ぬくもり

じゃあ 会場 に 戻 ろ う か |かいじょう||もど|||

それ と 同じ で 消え て しまう かな ||おなじ||きえ|||

いいえ それでは 時間 が もったいない です ||じかん|||

shadow of my love

終わり が あって も おわり|||

恐れ ず に 歌 を 歌 お う おそれ|||うた||うた||

eternal song

形 は いら ない かた|||

抱きしめて 感じ て ほしい だきしめて|かんじ||

十 年 先 も じゅう|とし|さき|

百 年 先 も ひゃく|とし|さき|

千 年 先 も せん|とし|さき|

愛 を 歌 お う あい||うた||