Re ：ゼロ から 始める 異 世界 生活 (25) re|||はじめる|い|せかい|せいかつ Re: Zero kara kara Hajimekai Seikatsu (25) Re: Zero kara Hajime no Isekai Seikatsu (25)

（ ヴィルヘルム ･ ヴァン ･ アスト レア ） 少し ばかり 気がかり が 生じ まし た ||||すこし||きがかり||しょうじ||

何 名 か 連れ て その 排除 に 向かい たく 存じ ます なん|な||つれ|||はいじょ||むかい||ぞんじ|

（ エミリア ） 私 は 必要 あり ませ ん か ？ |わたくし||ひつよう||||

エミリア 様 は このまま 竜 車 で 避難 を |さま|||りゅう|くるま||ひなん|

どうぞ 子 ら の 手 を 離さ ぬ よう |こ|||て||はなさ||

やはり 主従 な の でしょ う な あなた 様 の 目 は 彼 と そっくり です |しゅじゅう|||||||さま||め||かれ|||

ヴィルヘルム さん 私 … ||わたくし

（ ペテルギウス ･ ロマネコンティ ） あって は なら ない こと な の デス ！

その よう な 手立て で 小細工 で 私 を 忠誠 を ないがしろ に ー ！ |||てだて||こざいく||わたくし||ちゅうせい||||-

（ ナツキ ･ スバル ） １ 回 捕まったら それ で 終わり の クソゲー だ |すばる|かい|つかまったら|||おわり|||

それ に 命 を 預ける と か どう かし て や がる ぞ 俺 も お前 も ！ ||いのち||あずける|||||||||おれ||おまえ|

（ ユリウス ･ ユーク リウス ） 少しずつ 体 が 慣れ て き た 速度 を 上げる が ？ |||すこしずつ|からだ||なれ||||そくど||あげる|

（ スバル ） ああ つい て く から 安心 し て ろ ！ すばる||||||あんしん|||

スッゲー

バカ な バカ な バカ な バカ な バカ な ばか||ばか||ばか||ばか||ばか|

バカ な ！ ばか|

なぜ デス ！ なぜ な の デス ！

私 は 愛さ れ た はず ！ 愛さ れ て いる はず ！ わたくし||あいさ||||あいさ||||

魔女 に ！ 魔女 に 魔女 に 魔女 に まじょ||まじょ||まじょ||まじょ|

魔女 に ー ！ まじょ||-

そろそろ 本気 で 貴 様 を 切ら せ て もら お う ！ |ほんき||とうと|さま||きら|||||

（ ペテルギウス ） う わ ー っ ！ |||-|

アルク ラウ ゼリア ！

あ あっ ああ あー っ ！

そう は さ せ ない の デス ！

ウル ドーナ

（ スバル ） 燃えろ 闘 魂 うなれ 魔 球 ！ 俺 の 本気 は 120 キロ ちょ い だ ぜ っ ！ すばる|もえろ|たたか|たましい||ま|たま|おれ||ほんき||きろ|||||

何 デス … なん|

（ 剣 で 刺す 音 ） けん||さす|おと

ああ …

貴 様 の 敗因 は 彼 を 無力 と 侮った こと だ とうと|さま||はいいん||かれ||むりょく||あなどった||

６ 属性 を 束ね た 刃 ( やい ば ) は 貴 様 の 魂 すら 切り 刻む ぞくせい||たばね||は||||とうと|さま||たましい||きり|きざむ

虹 の 彼方 へ 散る が いい にじ||かなた||ちる||

終わ れ ない 私 は 勤勉 に 努め て き た の デス しまわ|||わたくし||きんべん||つとめ|||||

魔女 の 寵 ( ちょう ) 愛 を 一 身 に 浴び て ー ！ まじょ||ちょう||あい||ひと|み||あび||-

ユリウス ネクト を 解除 しろ ！ |||かいじょ|

承知 し た しょうち||

（ スバル ） ああ 脳 が ― すばる||のう|

震える … ふるえる

おお … 震え て 待って ろ |ふるえ||まって|

特別 に お前 に 会わ せ て やる とくべつ||おまえ||あわ|||

何 を ？ 誰 と ？ 何 の 話 を ？ なん||だれ||なん||はなし|

お 待ちかね の 魔女 様 に だ … |まちかね||まじょ|さま||

俺 は 死 に 戻り を し て … おれ||し||もどり|||

（ ペテルギウス ） ん ？

あっ

あー ！ やっと …

待ちわび た の デス まちわび|||

あなた の 愛 を 慈愛 を 寵愛 を ||あい||じあい||ちょうあい|

え ？

（ 魔女 ） 違う まじょ|ちがう

あなた じゃ ない

戻って きた ー もどって||-

（ ペテルギウス ） こんな … はず が … ない の デス

（ スバル ） 最 悪 出 て くまで 何度 でも 挑 ん で やる つもり だった って の に すばる|さい|あく|だ|||なんど||いど||||||||

１ 回 で ギブ と は 根性 無し も いい とこ だ ぜ て め え かい|||||こんじょう|なし||||||||

今度 こそ 終わり に しよ う こんど||おわり|||

（ ペテルギウス ） う っ う っ …

なぜ … なぜ なぜ なぜ ！

あれほど まで に あなた の ため に 尽くし た と いう のに ！ |||||||つくし||||

魔女 よ ！ 魔女 よ ー ！ まじょ||まじょ||-

私 に 寵愛 を … わたくし||ちょうあい|

（ スバル ） ハア … すばる|

ペテルギウス ･ ロマネコンティ

お前 怠 惰 だった な おまえ|おこた|だ||

（ ユリウス ） スバル すぐ 村 に 戻 ろ う |すばる||むら||もど||

（ スバル ） ん ？ すばる|

フェリス から の 連絡 だ 問題 が 発生 し た よう だ |||れんらく||もんだい||はっせい||||

（ フェリックス ） 行商 人 たち の 積み荷 の 目録 に あった 火 の 魔 石 が ない らしい の |ぎょうしょう|じん|||つみに||もくろく|||ひ||ま|いし||||

（ オットー ･ スー ウェン ） 積み荷 は 全部 降ろし て ― |||つみに||ぜんぶ|おろし|

代わり に 避難 の 村人 たち を 乗せ た はず な の に ― かわり||ひなん||むらびと|||のせ|||||

火 の 魔 石 だけ が 見当たら ない ん です ひ||ま|いし|||みあたら|||

どう いう 意味 だ ？ ||いみ|

（ フェリックス ） 何者 か が 魔 石 を 残し た まま 村人 たち を 乗せ た って こと |なにもの|||ま|いし||のこし|||むらびと|||のせ|||

（ オットー ） ケティ さん の 竜 車 です ||||りゅう|くるま|

小さな 集落 くらい 軽々 消し飛ぶ 量 の 魔 石 です よ ちいさな|しゅうらく||かるがる|けしとぶ|りょう||ま|いし||

な っ

ケティ の 竜 車 は エミリア 様 たち 王 都 避難 組 に 利用 さ れ てる ||りゅう|くるま|||さま||おう|と|ひなん|くみ||りよう|||

（ 青年 団長 ） エミリア 様 せいねん|だんちょう||さま

そろそろ 時間 です |じかん|

（ エミリア ） あ …

（ ダイン ） どう し た の ？

（ ミルド ） 大丈夫 ？ |だいじょうぶ

ごめんなさい 何でも ない の |なんでも||

さあ 急ぎ ま しょ う |いそぎ|||

（ スバル ） クッ ソー ！ 使える もん は 何でも 使う 貧乏 性 が 裏目 に 出 た すばる|||つかえる|||なんでも|つかう|びんぼう|せい||うらめ||だ|

術 式 に よる ワナ が 無い こと は 確認 し た じゅつ|しき|||わな||ない|||かくにん||

だが 竜 車 自体 に 物理 的 な 仕掛け が 施さ れ て いる と し たら … |りゅう|くるま|じたい||ぶつり|てき||しかけ||ほどこさ||||||

フェリス 今 から 地 竜 を 飛ばし て 追いつ ける か ？ |いま||ち|りゅう||とばし||おいつ||

メイザース 領 を 抜け て リー ファウス 街道 に 入って たら ― |りょう||ぬけ||||かいどう||はいって|

追いつく の は 厳しい かも おいつく|||きびしい|

まだ 足り ない の か これ だけ やって 俺 は まだ … |たり|||||||おれ||

（ オットー ） １ つ いい です か ？

（ フェリックス ） ん ？ （ スバル ） あ … ||すばる|

（ オットー ） 僕 は 現状 かなり 崖っぷち な ん です |ぼく||げんじょう||がけっぷち|||

取り引き に 応じ て くださる の で あれ ば ― とりひき||おうじ||||||

先 に 出 た 竜 車 に 追いつく と お 約束 … さき||だ||りゅう|くるま||おいつく|||やくそく

俺 に できる こと なら 何 だって やって やる ！ おれ|||||なん|||

決断 が 早い 人 嫌い じゃ ない です よ ナツキ さん けつだん||はやい|じん|きらい||||||

（ ユリウス ） イア を 君 に 同行 さ せよ う 本当 なら 私 も 同行 し たい の だ が … |||きみ||どうこう||||ほんとう||わたくし||どうこう|||||

ユリウス は ダメ ！ こんな 傷 だらけ で ||だめ||きず||

何 の 役 に 立つ の ？ なん||やく||たつ|

それ に マナ も から っけ つ じゃ に ゃ い

お前 は 安静 に し て ろ 全部 片づけ たら 祝賀 会 だ おまえ||あんせい|||||ぜんぶ|かたづけ||しゅくが|かい|

招待 客 に は 入れ て やる から 死ぬ な よ ！ しょうたい|きゃく|||いれ||||しぬ||

そっち こそ 死な ない で ね ||しな|||

武運 を ぶうん|

（ オットー ） 街道 を まっすぐ … より 左 の 林 に 突っ込 ん だ ほう が 早い |かいどう||||ひだり||りん||つっこ|||||はやい

そっち が 最短 です ||さいたん|

（ スバル ） に し て も 言 霊 の 加護 って すげ え な すばる|||||げん|れい||かご||||

（ オットー ） うまく 制御 が できる まで は 大変 だった ん です よ ||せいぎょ|||||たいへん||||

なん せ 地 竜 から 虫 まで ― ||ち|りゅう||ちゅう|

全て の 生き物 の 声 が 聞こえる ん です から すべて||いきもの||こえ||きこえる|||

けど 今 は そい つ ら の 声 を 聞い て 道 を 選べ ば ― |いま||||||こえ||ききい||どう||えらべ|

森 を ショート カット できる しげる||しょーと|かっと|

エミリア たち に 追いつく の も 簡単 だ |||おいつく|||かんたん|

（ オットー ） 何 言って る やら です が 簡単 で は ない です から |なん|いって|||||かんたん|||||

（ スバル ） う わ ー っ ！ すばる|||-|

う わ ー っ ！ ||-|

う わ あー っ ！

死ぬ ー っ ！ しぬ|-|

これ 間 違いなく そろそろ 死ぬ 次 は 無い |あいだ|ちがいなく||しぬ|つぎ||ない

何 でしょ う 今 すごい 風 が 来 てる なん|||いま||かぜ||らい|

正直 僕 も ここ まで の こと が できる と は 思って ませ … しょうじき|ぼく||||||||||おもって|

あっ

どう し た 何 が あった |||なん||

木々 が 騒がしい と いう か … きぎ||さわがしい|||

鳥 や 虫 が 大騒ぎ し て 急に い なく なり まし た ちょう||ちゅう||おおさわぎ|||きゅうに|||||

何 か … 何 か が 来 ます なん||なん|||らい|

（ スバル ） ハッ すばる|

飛ば せ オットー 絶対 に 捕まる な よ ！ とば|||ぜったい||つかまる||

ナツキ さん ？

て め え …

どん だけ しつこい ん だ よ クソ 野郎 ！ ||||||くそ|やろう

体 を ー ！ からだ||-

私 の 肉 の 体 を ー ！ わたくし||にく||からだ||-

（ 子供 たち の おびえる 声 ） こども||||こえ

大丈夫 しっかり つかまって い て 何 も 怖 がる 必要 なんて ない から だいじょうぶ|||||なん||こわ||ひつよう|||

（ パック ） 後ろ の ほう で あの お 爺 ( じい ) さん たち と ぱっく|うしろ||||||じい||||

誰 か が ぶつかった ね 戦い に なって る だれ|||||たたかい|||

（ エミリア ） 相手 の 数 は 分かる ？ |あいて||すう||わかる

（ パック ） 結構 たくさん ぱっく|けっこう|

でも あの お 爺さん が 冗談 じゃ なく す ご 腕 だ から ― |||じいさん||じょうだん|||||うで||

リア や 僕 の 出番 は な さ そう かな りあ||ぼく||でばん|||||

無意味 に 実体 化 し てる と マナ を 食う し ― むいみ||じったい|か||||||くう|

子供 たち の おもちゃ に さ れる の も ね こども|||||||||

（ エミリア ） みんな の 不安 が パック の かわい さ で ごまか せる なら |||ふあん||ぱっく|||||||

それ も いい かも って 思う けど ？ |||||おもう|

（ パック ） 怖い こと 言いだす なあ 僕 の 娘 ぱっく|こわい||いいだす||ぼく||むすめ

（ 子供 たち ） う わ ー っ こども||||-|

心配 し ない で しんぱい|||

何 が あって も お 姉ちゃん が みんな を 守って あげる から なん|||||ねえちゃん||||まもって||

だ … 大丈夫 ！ |だいじょうぶ

お 姉ちゃん の ほう こそ 心配 し ない で ！ |ねえちゃん||||しんぱい|||

（ 子供 たち ） う う っ こども||||

（ リュカ ） や … 約束 し た から へっちゃら だ し ！ ||やくそく||||||

約束 って ？ やくそく|

お 姉ちゃん を 離さ ない って 約束 ！ |ねえちゃん||はなさ|||やくそく

一緒に い て あげ ない と ムチャ する から って いっしょに|||||||||

誰 か 見 て て あげ ない と 心配 な ん だ って だれ||み||||||しんぱい||||

私 を 心配 だ って 誰 に 言わ れ た の ？ わたくし||しんぱい|||だれ||いわ|||

（ ペトラ ） あっ ダメ それ は … ||だめ||

スバル ！ すばる

スバル が 言って た すばる||いって|

寂し がり 屋 の お 姉ちゃん が 心配 だ って さびし||や|||ねえちゃん||しんぱい||

スバル が … あっ … すばる||

これ って 言っちゃ ダメ だった ん じゃ … ||いっちゃ|だめ|||

あちゃ ー … |-

（ オットー ） ナツキ さん 後ろ に 何 か 来 てる ん です か ？ |||うしろ||なん||らい||||

（ スバル ） ちょっと で かく て 黒い ケダモノ が 追っかけ て き てる だけ だ ！ すばる|||||くろい|||おっかけ|||||

す ん ごい 鳴き声 で 顔 も 怖い から 見 ない ほう が 吉 ！ |||なきごえ||かお||こわい||み||||きち

露骨 に 気 に なる 要素 が 満載 な ん です が ろこつ||き|||ようそ||まんさい||||

いい から 飛ばせ ！ ||とばせ

俺 が 噛 ( か ) ま れ たら 今度 は お前 も かじら れる ぞ ！ おれ||か|||||こんど||おまえ||||

ウヒー ！

何 回 最終 局面 や らせん だ なん|かい|さいしゅう|きょくめん|||

お前 の どこ が 怠 惰 だ この 無用 な 働き者 が ！ おまえ||||おこた|だ|||むよう||はたらきもの|

魔女 ー ！ サテラー ！ また 私 を ー ！ まじょ|-|||わたくし||-

愛 愛 愛 愛 … あい|あい|あい|あい

（ スバル ） 俺 も お前 も 愛さ れ て なんか ねえ よ すばる|おれ||おまえ||あいさ|||||

好き な 相手 の 心臓 潰 そ う と する ラブ コメ が あって たまる か ！ すき||あいて||しんぞう|つぶ|||||らぶ|こめ||||

サテラ ！ サテ ラサ テラー ！

お前 の 相手 は 俺 だ 俺 より 前 に いか せ ねえ し ― おまえ||あいて||おれ||おれ||ぜん|||||

俺 の 先 に いる 子 に 追いつか せる わけ に も ― おれ||さき|||こ||おいつか||||

絶対 に いか ねえ ぜったい|||

ナツキ さん そんなに 僕 の こと を … |||ぼく|||

ちょっと 黙って て くれる ？ 今 かっこ つけ てる ところ だ から |だまって|||いま||||||

この ！

ナツキ さん 森 を 抜け ます ||しげる||ぬけ|

（ ペテルギウス ） 愛 愛 に 愛す 愛 だけ が 全て な の デスー ！ |あい|あい||あいす|あい|||すべて|||

（ スバル ） エミリア ん とこ に お前 を 連れ て く わけ に は いか ねえ ん だ よ ！ すばる|||||おまえ||つれ||||||||||

力 借りる ぜ ユリウス ･ ユーク リウス ちから|かりる||||

レンタルゴーア ！

だっ クソ 痛 ( い て ) え … |くそ|つう|||

（ ペテルギウス ） よこせ … 渡せ … ||わたせ

（ スバル ） だ から 俺 の 体 に 入って も ― すばる|||おれ||からだ||はいって|

痛い 目 に 遭う だけ だ って 言って ん だ ろ ！ いたい|め||あう||||いって|||

あっ

（ ペテルギウス ） 魔女 に … サテラ サテラー ！ |まじょ|||

あなた が 私 に ああ 片 とき も 忘れ て い ない の デス ！ ||わたくし|||かた|||わすれ|||||

あなた が 忘れ て も 私 は 私 は ！ ||わすれ|||わたくし||わたくし|

私 の 勤勉 さ を もって 怠 惰 なる 私 と 決別 … わたくし||きんべん||||おこた|だ||わたくし||けつべつ

（ スバル ） お前 が バケモノ の まま だったら 俺 の 負け だった ろ う ぜ すばる|おまえ||||||おれ||まけ||||

（ ペテルギウス ） あ … サテラ

（ スバル ） う お ー っ ！ すばる|||-|

（ ペテルギウス ） 終 わ … 終わり 終わら … 終わら ない |しま||おわり|おわら|おわら|

終わって ない おわって|

クソーッ …

（ スバル ） いい や ここ まで だ ここ で お前 は ― すばる||||||||おまえ|

終 わ り だ ！ しま|||

う お う う …

ああ あっ …

ナツキ ･ スバ ルー ！ |すば|るー

ハア …

今度 こそ もう ずっと 眠って ろ ペテルギウス こんど||||ねむって||

（ オットー ） ナツキ さん あれ ！

（ スバル ） ヴィルヘルム さ ー ん ！ すばる|||-|

（ ヴィルヘルム ） スバル 殿 ！ |すばる|しんがり

エミリア は ？

この 先 へ ！ まっすぐ に 大樹 の 方角 です |さき||||たいじゅ||ほうがく|

恩人 に 恩 を 返す 絶好 の 機会 おんじん||おん||かえす|ぜっこう||きかい

男 が 女 に 会い に 行く の を 誰 に ジャマ さ れ て なる もの か おとこ||おんな||あい||いく|||だれ||||||||

あっ

ナツキ さん 見え まし た ！ 避難 の 竜 車 あれ でしょ う ||みえ|||ひなん||りゅう|くるま|||

（ スバル ） あの 時 誓った ん だ すばる||じ|ちかった||

俺 が 必ず ― おれ||かならず

お前 を 救って み せる おまえ||すくって||

（ パック ） スバル の こと を 考え てる ？ ぱっく|すばる||||かんがえ|

（ エミリア ） うん でも … やっぱり 信じ られ ない ||||しんじ||

（ パック ） 討伐 隊 を 率い て た の が スバル だった なら ぱっく|とうばつ|たい||ひきい|||||すばる||

いろいろ 納得 が いく よ |なっとく|||

ラム が 反発 し なった の も 村人 たち が 避難 に 協力 的 だった の も ||はんぱつ|||||むらびと|||ひなん||きょうりょく|てき|||

（ エミリア ） で も どう し て ？

あんな に 傷つけ て あんな に 苦しめ て ― ||きずつけ||||くるしめ|

あんな に 悲しい 顔 まで さ せ た のに ||かなしい|かお|||||

どう し て 私 を … |||わたくし|

（ 子供 たち ） う わ ー っ こども||||-|

（ パック ） リア 後ろ から 何 か 来る ぱっく|りあ|うしろ||なん||くる

あっ

見つけ た みつけ|

む む む … 思わ ぬ 再会 と 思い きや そう いう こと か |||おもわ||さいかい||おもい|||||

待って どう し て … まって|||

どう し て ？

好き だ よ エミリア すき|||

♪ ～

♪ ～

え …

♪ ～

（ スバル ） クソー 間に合 えー ！ すばる||まにあ|

ありがとう スバル 私 を 助け て くれ て |すばる|わたくし||たすけ|||

（ スバル ） どこ だ ここ … すばる|||

何 も 見え ねえ 聞こえ ねえ なん||みえ||きこえ|

また 魔女 の 奴 が 心臓 つかみ に やって 来 ん の か … |まじょ||やつ||しんぞう||||らい|||

けど 気分 は 悪く ねえ |きぶん||わるく|

（ エミリア ） スバル ！ スバル ！ |すばる|すばる

（ スバル ） ああ 何 だ 聞こえ た じゃ ねえ か すばる||なん||きこえ||||

～ ♪

～ ♪

（ パトラッシュ の ほえる 声 ） |||こえ

（ エミリア ） スバル ！ |すばる

スバル 起き た の ね よかった ホント に すばる|おき|||||ほんと|

俺 は 寝 っ 転がって て エミリア たん は 正座 中 おれ||ね||ころがって|||||せいざ|なか

で この 距離 で 頭 の 下 に ― ||きょり||あたま||した|

天国 の よう な 感触 が ある こと を 念頭 に 入れる と … てんごく||||かんしょく|||||ねんとう||いれる|

そんな 変 な 確認 し なく て も ひざ 枕 よ |へん||かくにん||||||まくら|

寝心地 悪く ない ？ ねごこち|わるく|

これ より ぜいたく で 極楽 な 枕 を 俺 は 知ら ない ね ||||ごくらく||まくら||おれ||しら||

えー と …

いろいろ と どう なった か 聞い て も いい ？ |||||ききい|||

もう

いろいろ と どう なって る の か 聞き たい の は 私 の ほう な の に |||||||きき||||わたくし|||||

（ スバル ） パトラッシュ は 大丈夫 ？ すばる|||だいじょうぶ

俺 今後 も あいつ と 風 に なり たい ん だ けど おれ|こんご||||かぜ||||||

（ エミリア ） ヤケド が ひどかった けど 命 に 別状 は ない みたい |||||いのち||べつじょう|||

フェリス が 見 て て くれ てる ||み||||

（ スバル ） フェリス も 合流 し てん だ すばる|||ごうりゅう|||

ひょっとして 俺 かなり 長い こと 寝 て た ？ |おれ||ながい||ね||

（ エミリア ） １ ２ 時間 ぐらい かな |じかん||

（ スバル ） じゃあ みんな 集まって る わけ か すばる|||あつまって|||

ユリウス も … ね 私 す ご ー く 驚 い ちゃ った |||わたくし|||-||おどろ|||

スバル と ユリウス が 一緒に いる なんて ― すばる||||いっしょに||

想像 も し て なく て … そうぞう|||||

そこ は 山 より 青く 海 より も たかだか と し た 理由 が あん だ よ ||やま||あおく|うみ|||||||りゆう||||

エミリア たん

俺 やっと 戻って き た ん だ な おれ||もどって|||||

長い こと 夢 でも 見 て た 気分 だ ながい||ゆめ||み|||きぶん|

悪い 夢 を わるい|ゆめ|

いや 違う な |ちがう|

いい 夢 だった ？ |ゆめ|

いい リアル だった |りある|

（ エミリア ） ん ？

あの 日 君 は 俺 に どう し て って 聞い た よ な |ひ|きみ||おれ||||||ききい|||

どう し て 助け て くれる の か |||たすけ||||

どう し て そんなに いろいろ 頑張る の か |||||がんばる||

どう し て な の か って

（ エミリア ） うん そ したら スバル は 私 が スバル を 助け た から って ||||すばる||わたくし||すばる||たすけ|||

でも 私 は そんな こと し て あげ て ない |わたくし||||||||

全然 でき て ない ぜんぜん|||

私 は スバル に 助け られ て ばっかり で ― わたくし||すばる||たすけ||||

何にも し て あげ られ なく て なんにも||||||

それなのに スバル は 私 の ため だって 傷 つい て … |すばる||わたくし||||きず||

いや あん 時 は 俺 が どう かし て … ||じ||おれ||||

自分 の こと ばかり だった じぶん||||

君 の ため って 言い ながら ― きみ||||いい|

君 の ため に 頑張る 自分 に 酔って た だけ だ きみ||||がんばる|じぶん||よって|||

そう すれ ば 君 は それ を 受け入れ て くれる と ― |||きみ||||うけいれ|||

勝手 に 思って た かって||おもって|

スバル … すばる

（ スバル ） ごめん な すばる||

俺 は 君 を 利用 し て 悦 に 浸って た おれ||きみ||りよう|||えつ||ひたって|

あの 時 の 言葉 は 全部 正しかった よ |じ||ことば||ぜんぶ|ただしかった|

俺 が 間違って た おれ||まちがって|

でも ―

間違って なかった こと も ある まちがって||||

君 を 助け たい 君 の 力 に なり たい きみ||たすけ||きみ||ちから|||

それ は 本気 で 本当 で ウソ じゃ ない ||ほんき||ほんとう||うそ||

うん 分かって る |わかって|

どう し て 私 を 助け て くれる の ？ |||わたくし||たすけ|||

エミリア が 好き だ から ||すき||

俺 は 君 の 力 に なり たい ん だ おれ||きみ||ちから|||||

（ エミリア ） 私 ハーフ エルフ |わたくし|はーふ|

知って る よ しって||

（ エミリア ） 銀色 の 髪 で ハーフ エルフ で ― |ぎんいろ||かみ||はーふ||

魔女 と 見た目 が 似 てる から って いろんな 人 から 疎 ま れ てる し ― まじょ||みため||に|||||じん||うと||||

嫌わ れ てる の ホント に す ご ー く 嫌わ れ てる の きらわ||||ほんと||||-||きらわ|||

見 て た 知って る 見る 目 の ねえ 奴 ら だ よ み|||しって||みる|め|||やつ|||

人 づ きあい の 経験 が 少ない から 友達 と かい ない の じん||||けいけん||すくない||ともだち||||

非常識 で 世間知らず だ から ― ひじょうしき||せけんしらず||

変 な こ と 言っちゃ う 時 も ある し ― へん||||いっちゃ||じ|||

王 様 に なり たい 理由 だって すごく す ご ー く 自分勝手 で … おう|さま||||りゆう|||||-||じぶんかって|

エミリア が 誰 に 何て 言わ れ て ― ||だれ||なんて|いわ||

自分 で 自分 を どう 思って いよ う と ― じぶん||じぶん|||おもって|||

俺 は 君 が 好き だ よ おれ||きみ||すき||

大好き だ 超 好き だ だいすき||ちょう|すき|

ずっと 隣 に い たい ずっと 手 を つ ない で いたい |となり|||||て|||||い たい

君 が 自分 の 嫌い な ところ を 10 個 言う なら ― きみ||じぶん||きらい||||こ|いう|

俺 は 君 の 好き な ところ を 2000 個 言う おれ||きみ||すき||||こ|いう

俺 は 君 を そう やって ― おれ||きみ|||

俺 の 特別 扱い し たい ん だ おれ||とくべつ|あつかい||||

さ れ て うれしい 特別 扱い なんて 生まれ て 初めて ||||とくべつ|あつかい||うまれ||はじめて

どう し て 2000 個 な の ？ |||こ||

俺 の 気持ち を 表現 する のに 100 倍 じゃ 足り ねえ から だ よ おれ||きもち||ひょうげん|||ばい||たり||||

うれしい

本当 に うれしい ほんとう||

誰 か に 好き だ なんて 言って もら える 日 が くる なんて ― だれ|||すき|||いって|||ひ|||

考え た こと も なかった から かんがえ|||||

私 どう し たら いい の ？ わたくし|||||

スバル が そう やって 私 に 気持ち を 伝え て くれ てる のに ― すばる||||わたくし||きもち||つたえ||||

スバル が そう やって 私 に 気持ち を 伝え て くれ てる のに ― すばる||||わたくし||きもち||つたえ||||

♪ ～

♪ ～

♪ ～

私 何 を し たら いい の か 分から ない の わたくし|なん|||||||わから||

私 何 を し たら いい の か 分から ない の わたくし|なん|||||||わから||

（ スバル ） 焦 ん なく て いい よ すばる|あせ|||||

すぐ に 答え を 欲し がっちゃ い ない から ||こたえ||ほし||||

いずれ ちゃんと し た 形 で ― ||||かた|

しかも ＯＫ もらう の は 俺 の 中 で 決定 事項 な ん だ し |ｏｋ||||おれ||なか||けってい|じこう||||

いい の … かな

私 が … 私 なんか が ― わたくし||わたくし||

こんな うれしい こと ばっかり し て もらって

こんなに 幸せ な 気持ち で ぜいたく な 思い なんか し て |しあわせ||きもち||||おもい|||

いい じゃ ん しよ う よ ぜいたく

幸せ な ん か いくら あった って 困りゃ し ない ん だ し ― しあわせ|||||||こまりゃ|||||

あふれ かえって 余ったら 配ったら いい し さ ||あまったら|くばったら|||

ゆっくり で いい よ エミリア

ゆっくり じっくり ―

のんびり と 俺 を 好き に なって くれ たら いい ||おれ||すき|||||

君 の 隣 で 歩き ながら ― きみ||となり||あるき|

君 を メロメロ に できる よう に 頑張る から きみ|||||||がんばる|

ありがとう スバル |すばる

私 を 助け て くれ て わたくし||たすけ|||

～ ♪