Ano Natsu de Matteru Episode 9 Ano Natsu de Matteru Episode 9

ごめんなさい

先輩 これ は これ って せんぱい||||

どういう こと な ん です か

何 が あった ん です か なん|||||

って か 大丈夫 です か ||だいじょうぶ||

すべて 私 の せい な の |わたくし||||

私 は 私 は わたくし||わたくし|

ねえ 皆 どこ |みな|

姉ちゃん ねえちゃん

皆 どこ みな|

え 何 |なん

これ って

ここ

ここ は

そう だ

俺 は おれ|

た 貴 月 先輩 |とうと|つき|せんぱい

私 は わたくし|

この 船 に 乗って |せん||のって

この 星 に やって き まし た |ほし|||||

私 は この 星 の 人間 で は あり ませ ん わたくし|||ほし||にんげん|||||

そう だ 僕 は その こと を 知って い た の だ ||ぼく|||||しって||||

だから 驚 い たり し ない |おどろ||||

頬 を 過ぎる 潮風 ほお||すぎる|しおかぜ

君 は 黙って る だけ きみ||だまって||

本当 は その 横顔 ほんとう|||よこがお

触れ て み たい の に ふれ|||||

口付け た 気 が し て た くちづけ||き||||

あれ は そう 夢 の 中 |||ゆめ||なか

現実 の 境界 を 風 が 触る げんじつ||きょうかい||かぜ||さわる

何気無い 言葉 で 輝き だし た 日常 なにげない|ことば||かがやき|||にちじょう

いつか 見 た 映画 みたい だ ね |み||えいが|||

季節 が 巡り 巡って も きせつ||めぐり|めぐって|

僕ら を ずっと 待って る ぼくら|||まって|

焦げ た フィルム の よう な 夏 の 薫り こげ||ふぃるむ||||なつ||かおり

付い て 消え ない 予感 つけい||きえ||よかん

覗 い た レンズ 飛び越え て のぞ|||れんず|とびこえ|

その 手 を 掴む から |て||つかむ|

何 っ つ う か なん||||

ＳＦ だ よ な

うん

これ 動か ない の |うごか||

この 星 に 来る 途中 で 事故 に 遭って |ほし||くる|とちゅう||じこ||あって

今 は 航行 でき ない 状態 で いま||こうこう|||じょうたい|

システム に も 不 具合 出 て て しすてむ|||ふ|ぐあい|だ||

本来 なら ここ で 生活 する 予定 だった ん だ けど ほんらい||||せいかつ||よてい||||

それ で 霧島 君 の 家 に ||きりしま|きみ||いえ|

他 に も 理由 が ある ん だ けど た|||りゆう|||||

で さっき の メカ メカ しい の 何 です |||||||なん|

あなた 襲って き た と か |おそって||||

ち 違う の |ちがう|

あれ は 緊急 用 の 救助 ボット で ||きんきゅう|よう||きゅうじょ||

この 船 が その |せん||

自動 的 に 発信 し た 救難 信号 を うけ て じどう|てき||はっしん|||きゅうなん|しんごう|||

私 を 救助 し に 来 た の わたくし||きゅうじょ|||らい||

それ 壊し ちゃ った ん です か |こわし|||||

その 成り行き で |なりゆき|

成り行き なりゆき

この 船 は 動か ない ん です よ ね |せん||うごか|||||

救助 さ れ なく て よかった ん です か きゅうじょ||||||||

よく は ない ん だ けど でも

まだ この 星 に い たかった から ||ほし||||

どうして

私 は この 星 に ある わたくし|||ほし||

ある 場所 を 探し に 来 た の |ばしょ||さがし||らい||

ある 場所 |ばしょ

私 の 記憶 の 中 に ある 場所 わたくし||きおく||なか|||ばしょ

本当 に ある かど かも 分から ない ん だ けど ほんとう|||||わから||||

行って み たく て おこなって|||

だから その

安心 し て ください 先輩 あんしん||||せんぱい

先輩 が 宇宙 人 だ なんて 誰 に も 言ったり し ませ ん から せんぱい||うちゅう|じん|||だれ|||いったり||||

な ま まあ な つ う か 先輩 が 宇宙 人 だって 言った って |||せんぱい||うちゅう|じん||いった|

誰 も 信じ ねえ よ だれ||しんじ||

でも メン イン ブラック に 知ら れ たら ||いん|ぶらっく||しら||

あれ

そんな 組織 あり ませ ん よ |そしき||||

か 解剖 と か |かいぼう||

さ れ ませ ん

そんな こと を 心配 し て た ん です か |||しんぱい||||||

だ だって

貴 月 先輩 私 も 誰 に も 言い ませ ん とうと|つき|せんぱい|わたくし||だれ|||いい||

私 も わたくし|

誰 に も 言い ませ ん だれ|||いい||

ありがとう

迷惑 かけ て ごめんなさい めいわく|||

謝る 必要な い です あやまる|ひつような||

うん

あの せっかく だ から

ここ 見学 し て て いい です か |けんがく||||||

哲郎 こんな 時 に 何 を てつお||じ||なん|

だって こんな チャンス めったに ない ぜ ||ちゃんす|||

美 桜 だって 思う だ ろ う び|さくら||おもう|||

まあ そう かもし れ ない けど

確かに 興味深い わ ね たしかに|きょうみぶかい||

でしょう

わ あ や っぱ すげ え な これ 超 便利 ||||||||ちょう|べんり

哲郎 君 てつお|きみ

もう こんな 時間 ||じかん

ママ たち 絶対 心配 し てる まま||ぜったい|しんぱい||

しかた ねえ から 送って て やる よ |||おくって|||

で 姉ちゃん 忘れ て た |ねえちゃん|わすれ||

ごめんなさい

こんな 遅い 時間 まで 引き止め て |おそい|じかん||ひきとめ|

話 を 聞い て もらって はなし||ききい||

心配 し ない で イチカ は いつも 通り で いれ ば いい の よ しんぱい|||||||とおり||||||

うん

驚き だ よ ね おどろき|||

貴 月 先輩 が 宇宙 人 だ なんて とうと|つき|せんぱい||うちゅう|じん||

って いう か 未 だに 信じ られ ない |||み||しんじ||

ど っきり だって 言わ れ た ほう が 信じ ちゃ い そう |||いわ|||||しんじ|||

あら 私 は 薄 々 感づ い て い た けど |わたくし||うす||かんづ|||||

本当 です か ほんとう||

ウソ っぽい けど 完全 に 否定 でき ない 感じ うそ|||かんぜん||ひてい|||かんじ

本当 よ だって 私 ほんとう|||わたくし

メン イン ブラック の エージェント だ も の |いん|ぶらっく|||||

それ は ウソ です ||うそ|

って いう か 何 な ん です その 冗談 |||なん|||||じょうだん

貴 月 先輩 怖がっちゃ い ます とうと|つき|せんぱい|こわがっちゃ||

海 の やつ どう する つもり だ うみ||||||

そう そう

なんか いろいろ あって すごい 一 日 で し た ね ||||ひと|ひ||||

早く 帰って はやく|かえって

海人 君 あま|きみ

私 海人 君 に まだ 言って ない こと が ある わたくし|あま|きみ|||いって||||

何 です なん|

宇宙 船 で 初めて この 星 に 来 た とき うちゅう|せん||はじめて||ほし||らい||

私 海人 君 に わたくし|あま|きみ|

助かり まし た たすかり||

あの とき 先輩 が い て くれ なかったら ||せんぱい|||||

俺 死 ん で た かも しれ ない ん です よ ね おれ|し||||||||||

知って た の しって||

知って い た と いう か しって|||||

思い出し た と いう か おもいだし||||

私 の 星 の 技術 で 治療 し た から わたくし||ほし||ぎじゅつ||ちりょう|||

何 が 問題 が ある かも しれ ない と 思って なん||もんだい|||||||おもって

それ で 俺 ん ち に ||おれ|||

ごめんなさい

ああ 気 に し ない で ください |き|||||

事故 だ ろ う が な ん だ ろ う が じこ||||||||||

それ で 先輩 に 会う こと が でき て ||せんぱい||あう||||

俺 本当 に 嬉しい ん です おれ|ほんとう||うれしい||

そう 問題 な の は 先輩 が 宇宙 人 だって こと じゃ ない |もんだい||||せんぱい||うちゅう|じん||||

そんな こと じゃ なく て

いい の よ 謝ら なく て |||あやまら||

皆 に ちゃんと 話せ て かえって すっきり し た から みな|||はなせ||||||

けど

救助 ボット を 壊さ れ た こと を 知った 連盟 保安 局 が きゅうじょ|||こわさ|||||しった|れんめい|ほあん|きょく|

調査 員 を 派遣 し て くる かも しれ ない ちょうさ|いん||はけん||||||

そう なったら 皆 に 迷惑 が かかる かも しれ ない ||みな||めいわく|||||

また 傷つけ て しまう か も |きずつけ||||

時間 は 限ら れ てる じかん||かぎら||

残さ れ た 時間 は のこさ|||じかん|

久しぶり だ ね 美 桜 が うち に 来る の ひさしぶり|||び|さくら||||くる|

ごめん ね いきなり 泊まり たい なんて 言い出し て |||とまり|||いいだし|

それ は いい ん だ けど どうして

柑 菜 が 戸惑って る だ ろ うなって 思って かん|な||とまどって|||||おもって

そりゃ ね 貴 月 先輩 が 宇宙 人 だ なんて 聞か さ れ たら ||とうと|つき|せんぱい||うちゅう|じん|||きか|||

そう じゃ なく て

霧島 君 の こと きりしま|きみ||

霧島 君 どう する ん だ ろ う きりしま|きみ||||||

貴 月 先輩 が 宇宙 人 だって こと は 先輩 は いつか とうと|つき|せんぱい||うちゅう|じん||||せんぱい||

言わ ない で いわ||

それ を 考え たら 私 すごく 嫌 な 子 に なる ||かんがえ||わたくし||いや||こ||

ずるい 子 に なる |こ||

ずるく て いい よ

好き は 止まら ない よ すき||とまら||

止まって くれ ない ん だ とまって||||

って いう か どうして 私 の 気持ち 知って る の ||||わたくし||きもち|しって||

バレバレ でしょ う

海人 君 今 まで 本当 に お 世話 に なり まし た あま|きみ|いま||ほんとう|||せわ||||

私 実家 に 帰り ます わたくし|じっか||かえり|

海人 君 の こと ここ で 過ごし た 意味 あま|きみ|||||すごし||いみ

絶対 絶対 に 忘れ ない ね ぜったい|ぜったい||わすれ||

先輩 俺 バイト でも 何でも し て せんぱい|おれ|ばいと||なんでも||

必ず 会い に 行き ます から かならず|あい||いき||

でも 私 の 実家 アンドロメダ だ よ |わたくし||じっか|||

２３０ 万 光年 か よろず|こうねん|

宇宙 って 広い ん だ な うちゅう||ひろい|||

先輩 せんぱい

おはよう 海人 君 |あま|きみ

私 ちょっと 出かけ て くる ね わたくし||でかけ|||

えっ 出かける って |でかける|

もし かして あの 場 所 って ところ を |||じょう|しょ|||

うん 朝食 作って おい た から |ちょうしょく|つくって|||

夕 ご飯 まで に は 帰って くる ね ゆう|ごはん||||かえって||

じゃあ

何 し てる ん だ ろ う なん||||||

この 星 に 居 続け たら |ほし||い|つづけ|

皆 に 迷惑 かける のに みな||めいわく||

今 すぐ 救助 を 呼 ん だ ほう が いい のに いま||きゅうじょ||よ||||||

どうして 私 帰ら ない ん だ ろ う |わたくし|かえら|||||

ねえ 美 桜 やっぱり やめ と か ない |び|さくら|||||

どうして

だって 昨日 の 今日 だ よ |きのう||きょう||

正確 に 言う と 今日 の 今日 せいかく||いう||きょう||きょう

どんな 風 に 貴 月 先輩 と 接し て いい か 分か ん ない し |かぜ||とうと|つき|せんぱい||せっし||||わか|||

余計 な こと 考え ない で よけい|||かんがえ||

普段 通り に すれ ば いい の ふだん|とおり|||||

考え ちゃ う の かんがえ|||

いい から いい から

美 桜 髪 切って から 性格 変わって ない び|さくら|かみ|きって||せいかく|かわって|

何 が あった なん||

別に べつに

何も ない です よ なにも|||

あれ 何 してん の お前 ら |なん|||おまえ|

そう か 貴 月 先輩 出かけ てる ん だ ||とうと|つき|せんぱい|でかけ|||

昨日 言って た 場所 を 探し に 行く って きのう|いって||ばしょ||さがし||いく|

一 人 で 行った ん だ と 水くさい よ な ひと|じん||おこなった||||みずくさい||

いって くれりゃ 俺 ら も 協力 する のに ||おれ|||きょうりょく||

いろいろ 考える こと が ある ん じゃ ない か な やっぱり |かんがえる|||||||||

撮影 っす か さつえい||

おう

よい あそこ 行って ||おこなって

はい 攻撃 受け て |こうげき|うけ|

彼 の こと を 知った の は クラスメート の うわさ 話 が きっかけ だった かれ||||しった||||||はなし|||

転入 生 てんにゅう|せい

役場 に 行った 霧島 の 爺さん の 孫 だって やくば||おこなった|きりしま||じいさん||まご|

は あ あの 偏屈 な |||へんくつ|

両親 が 事故 で 無くなって りょうしん||じこ||なくなって

こっち に 戻って き た って ママ が 言って た ||もどって||||まま||いって|

ああ 可哀想 |かわいそう

皆 席 に 付い て みな|せき||つけい|

今日 から 皆 と 一緒 に 勉強 する きょう||みな||いっしょ||べんきょう|

転入 生 を 紹介 する わ ね てんにゅう|せい||しょうかい|||

東京 から 来 た 霧島 海人 です とうきょう||らい||きりしま|あま|

よろしく お 願い し ます ||ねがい||

そう 言って 微笑 ん だ 彼 は |いって|びしょう|||かれ|

とても 両親 を 失った ばかり と は 思え なく て |りょうしん||うしなった||||おもえ||

自分 の 身 に なって みる と じぶん||み||||

とても 笑える 状況 じゃ ない のに |わらえる|じょうきょう|||

それ でも 笑 お う と して いる 彼 が ||わら||||||かれ|

多分 もう あの 時 から たぶん|||じ|

意識 し て いた ん だ と 思う いしき|||||||おもう

あの 時 の 表情 が |じ||ひょうじょう|

今 の 海人 君 と いま||あま|きみ|

ダブる だぶる

フィルム が 足りなきゃ 売買 し ふぃるむ||たりなきゃ|ばいばい|

あと は 一応 傘 と か も ||いちおう|かさ|||

ああ おはよう ございます 先輩 |||せんぱい

お おはよう

今日 は 早い ん だ ね きょう||はやい|||

今日 も 探し に 行く ん です よ ね きょう||さがし||いく||||

俺 に も 手伝わ せ て ください おれ|||てつだわ|||

映画 の 撮影 も 皆 に 頼 ん で えいが||さつえい||みな||たの||

しばらく 休み に し まし た から |やすみ|||||

これ から は

あの 私 一 人 で 行く から |わたくし|ひと|じん||いく|

海人 君 に 迷惑 を かけ られ ない わ あま|きみ||めいわく|||||

これ は 私 個人 の 問題 だ し ||わたくし|こじん||もんだい||

でも

ありがとう

でも ごめんなさい

映画 頑張って じゃあ えいが|がんばって|

先輩 せんぱい

今日 は 撮影 なし だって 言った ろ きょう||さつえい|||いった|

来 ちゃ まずい の か よ らい|||||

まずく は ない けど

うまい ぜ

西瓜 じゃ ねえ よ すいか|||

イチカ 先輩 また 出かけ て ん の か |せんぱい||でかけ||||

なんで 手伝って やら ねえ ん だ よ |てつだって|||||

個人 の 問題 だ から って 断ら れ た こじん||もんだい||||ことわら||

映画 頑張って って さ えいが|がんばって||

そう か えっ どう し た

撮って ない 風景 カット 思いだし た とって||ふうけい|かっと|おもいだし|

ちょっと 軽井沢 行って くる |かるいざわ|おこなって|

帰る ん なら 戸締り 頼む な かえる|||とじまり|たのむ|

ちょ っ 海 ||うみ

鍵 は いつ もん とこ で いい から かぎ|||||||

いい から って

どう する ん だ よ これ

あれ

哲郎 てつお

何 だ なん|

また 西瓜 か よ |すいか||

海人 君 は あま|きみ|

風景 カット 撮って くる って さ ふうけい|かっと|とって|||

貴 月 先輩 は とうと|つき|せんぱい|

出かけ てる って でかけ||

それ で あんた は 何 して ん の ||||なん|||

柑 菜 かん|な

え 何 何 |なん|なん

これ 軽井沢 の とき の |かるいざわ|||

可愛く 撮れ てる かわいく|とれ|

貴 月 先輩 とうと|つき|せんぱい

ええ こんな の 撮って た の か |||とって|||

柑 菜 かん|な

え ああ ごめん

何でもない 何でもない なんでもない|なんでもない

そう

それ より 西瓜 食べよ 西瓜 ||すいか|たべよ|すいか

暑い ね あつい|

ええ

可愛らしい 坊や ね かわいらしい|ぼうや|

私 と デート し ない わたくし||でーと||

心 より 遠慮 し ます こころ||えんりょ||

いらいら し てる

そう 見え ます |みえ|

理由 は りゆう|

そう ね イチカ と 何 か あった と か ||||なん||||

何も あり ませ ん よ なにも||||

と いう か 何も さ せ て もらえ ない ん です |||なにも|||||||

先輩 に 俺 の 気持ち は 分かり ませ ん よ せんぱい||おれ||きもち||わかり|||

ガキ ね 自分 の 思い通り に なら ない から 不貞腐れ てる がき||じぶん||おもいどおり|||||ふてくされ|

そう なん じゃ ない ん です

じゃあ あなた に イチカ の 気持ち が 分かる の |||||きもち||わかる|

イチカ が 何 を 考え て どう 思って ||なん||かんがえ|||おもって

一 人 で この 星 に 来 た と 思う ひと|じん|||ほし||らい|||おもう

今 何 を 考え いま|なん||かんがえ

どう 思って 行動 し て いる か |おもって|こうどう||||

霧島 君 は 考え た こと が ある の かしら きりしま|きみ||かんがえ||||||

勇気 を 出し て ゆうき||だし|

自分 の 正体 を 打ち上げ た イチカ に じぶん||しょうたい||うちあげ|||

あなた は 何 か 答え て あげ た ||なん||こたえ|||

俺 は 何 を すれ ば おれ||なん|||

それ を 考え なさい と 言った の ||かんがえ|||いった|

イチカ の ため に 何 が できる か ||||なん|||

何 を し たら いい か なん|||||

イチカ の こと を 思って いる なら ||||おもって||

答え は 出る はず よ こたえ||でる||

ありがとう ござい ます

考え て い ます かんがえ|||

そう 動く の よ |うごく||

止まら ず に 前 に とまら|||ぜん|

海 の やつ 何 やって ん だ うみ|||なん|||

ここ の とこ ずっと うち に も い ねえ し

電話 に も 出 ねえ でんわ|||だ|

さとし の バカ 帰ら ない もん ||ばか|かえら||

つ う か いい加減 に 帰れ よ 姉ちゃん |||いいかげん||かえれ||ねえちゃん

海人 君 あま|きみ

私 の 好き な 人 は わたくし||すき||じん|

私 の わたくし|

ＦＤ ３２ は 調べ た から ||しらべ||

次 は ＢＦ つぎ||

どこ 行く ん です か |いく|||

谷川 さん たにかわ|

また 場所 って いう の を 探し に 行く ん です か |ばしょ|||||さがし||いく|||

え ええ

で それ を 見つけ たら |||みつけ|

さよなら って 感じ で 自分 の 星 に 帰って 行く ん です ね ||かんじ||じぶん||ほし||かえって|いく|||

いい です よ 別に |||べつに

私 に とって は ラッキー です わたくし||||らっきー|

だって 私 海人 君 が 好き です から |わたくし|あま|きみ||すき||

ライバル が い なく て へ へ へ へって もん です らいばる||||||||||

谷川 さん たにかわ|

先輩 気 づい てる でしょ う せんぱい|き||||

海人 君 の 気持ち あま|きみ||きもち

私 が 分かっちゃ う ぐらい な ん だ から わたくし||わかっちゃ||||||

先輩 だって 気づ い てる はず です せんぱい||きづ||||

そして もう 一 つ 気づ い てる ん です ||ひと||きづ||||

先輩 も 海人 君 の こと が 好き だって せんぱい||あま|きみ||||すき|

そう な ん でしょ う

な 何 言って る の |なん|いって||

私 は わたくし|

宇宙 人 だ から ダメ って いう ん です か うちゅう|じん|||だめ|||||

いつ まで も 一緒 に い られ ない から 海人 君 の 気持ち に 答え られ ない って いう ん です か |||いっしょ||||||あま|きみ||きもち||こたえ|||||||

そういう の 言い訳 に し て ||いい わけ|||

海人 君 から ずっと 逃げ 続ける 気 です か あま|きみ|||にげ|つづける|き||

逃げる ん だ なんて そんな にげる||||

現に 今 そうして い ます げんに|いま|||

私 は あの 場所 を わたくし|||ばしょ|

探す こと に 一生懸命 の 振り し て さがす|||いっしょうけんめい||ふり||

海人 君 から 目 を 背け てる 逃げ てる あま|きみ||め||そむけ||にげ|

だって どう しよう も ない じゃ ない

私 は いつ まで も この 星 に わたくし||||||ほし|

どう しよ う も ある

何 が なん|

好き だって 言え ば いい すき||いえ||

なんで 言わ ない の |いわ||

好き な 人 と 結ばれる ん だ よ すき||じん||むすばれる|||

素敵 な こと じゃ ない すてき||||

私 が どんなに 望 ん で も わたくし|||のぞみ|||

手 に 入ら ない もの が て||はいら|||

すぐ そこ に ある のに

こじつけ ばっ か で

逃げ て ばっ か で にげ||||

海人 君 が 今 何 を し てる かも 知ら ない くせ に あま|きみ||いま|なん|||||しら|||

海人 君 海人 君 は 何 あま|きみ|あま|きみ||なん

それ ぐらい 自分 で 調べよ バッカ ||じぶん||しらべよ|

なんで

どうして あんた が ここ に いる の よ

振ら れ た 私 を 見る の が そんなに 楽しい ふら|||わたくし||みる||||たのしい

応援 する 振り を し て おうえん||ふり|||

こう なる の が 見 たかった わけ ||||み||

悪 趣味 だ よ あく|しゅみ||

バカ 行って よ ばか|おこなって|

帰って よ かえって|

泣か せ て よ なか|||

頼む よ 柑 菜 たのむ||かん|な

泣く な よ なく||

海人 君 が 好き あま|きみ||すき

好き な の すき||

木 が あって 池 が あって き|||いけ||

何 が ある ん だ ろ う な そこ に なん|||||||||

こんな もん かな

次 は つぎ|

せ 先輩 |せんぱい

なんで

もう 格好いい こと しっちゃ っ て |かっこいい||||

探し て くれ て たん だ よ ね さがし|||||||

ありがとう

すみません 勝手 な こと を |かって|||

私 ね 帰ら なきゃ いけない って 思って た わたくし||かえら||||おもって|

私 の せい で 皆 に 迷惑 が かかる から わたくし||||みな||めいわく|||

でも 帰り たく なかった |かえり||

谷川 さん が 気づか せ て くれ た の たにかわ|||きづか|||||

帰り たく ない 理由 は かえり|||りゆう|

あの 場所 に 行き たい から だけ じゃ なく て |ばしょ||いき||||||

そう じゃ なく て

あ あの

宇宙 人 で いい です か うちゅう|じん||||

私 な ん か で いい です わたくし||||||

はい

告白 し て も いい です か こくはく||||||

ダメ だめ

え 俺 から し ます |おれ||| 好き です ずっと 好き で し た すき|||すき|||

ずっと 好き で し た |すき|||

きっと 初めて 会った とき から |はじめて|あった||

私 は 分から なかった わたくし||わから|

でも 好き に なって た |すき|||

探し て い た 好き に なる 理由 を さがし||||すき|||りゆう|

もっとも 嬉しい 言葉 だ と か |うれしい|ことば|||

あの 何 っ つ う か |なん||||

俺 初めて だった から その おれ|はじめて|||

気づ い た 時 糸 は もう ずれ 合って きづ|||じ|いと||||あって

私 は 四 回 目 よ わたくし||よっ|かい|め|

一 回 目 は ダム で ひと|かい|め||だむ|

片 結び は ひどく なって た かた|むすび||||

二 回 目 は 玄関 で 倒れ た とき ふた|かい|め||げんかん||たおれ||

三 回 目 は 救助 ボット に 襲わ れ た とき みっ|かい|め||きゅうじょ|||おそわ|||

全部 俺 ぜんぶ|おれ

躊躇 わ ない で 逃げ た の なら ちゅうちょ||||にげ|||

私 の 中 の 治療 用 の マシーン を わたくし||なか||ちりょう|よう||ましーん|

海人 君 に 送り込む ため に あま|きみ||おくりこむ||

うまく 合致 し て くれ て よかった |がっち|||||

君 は もう 永 ら え ん の きみ|||なが||||

嘘 だ ろ う うそ|||

全然 ロマンティック じゃ ない ぜんぜん|ろまんてぃっく||

それ から

まだ ある ん です か

雲 の 形 突き抜ける くも||かた|つきぬける

これ で 五 回 目 ||いつ|かい|め

思い の 衝動 映画 おもい||しょうどう|えいが

漂う 真夏 の 香り に ただよう|まなつ||かおり|

何度 も 思い出し て いる なんど||おもいだし||

貴方 くれ た 奇跡 だけ あなた|||きせき|

夕立 の よう に ポツリ と ゆうだち||||ぽつり|

色 を 染み 出し て い た いろ||しみ|だし|||

悲し み が ある から 喜び が ある よう に かなし|||||よろこび||||

誰 か の 幸せ の かげ で だれ|||しあわせ|||

誰 か が 涙 を こぼす だれ|||なみだ||

それ が 分かって い て も ||わかって|||

強い 思い は たまらない つよい|おもい||