勇者 ヨシヒコ と 導か れ し 七人 #09
ヨシヒコ の 半分 は 優し さ で できて い ます 。
来た 仏だ 。
ヨシヒコ 様 ヨシヒコ 様 !
おい この 顔 で か クソ 仏 !
はい そう ね そう ね 。
皆さん の その お 怒り ご もっとも ご もっともです 。
あの この前 の ね ガセ 情報 ホント に ね あの アイムソ ー リ ー 。
ホント は この 前 で 7 つ の 玉 が 揃う はずだった んだ ぞ 。
うん いや そう だ けど さ これ だって 12 話 ある んだ ぜ 。
この 前 揃っちゃ ったら さ 余っちゃ う じゃ ん !
おい 逆 ギレ す んな 。 だ から 話 数 の 話 と かすんじゃ ない よ 。
いや だって さ それ で さ 最終 話 の 12 話 ?
12 話 ? なぁ あの 総 集 編 と か やら なきゃ ➡
いけなく なっちゃ うえ ! 総 集 編 と か … う えっ !
もう あれ だ よ あの ~ 仏 おもしろ ダイジェスト と か ➡
やら なきゃ いけない 状況 に なっちゃ うえ !
もう そういう の いい から ➡
今度 こそ 7 つ コンプリ ー ト さ せて くれ や !
うん そう だ ね 。 それ は 確かに その とおり だ 。
仏 昨日 西 の 空 に ➡
暗黒の 雲 が 広がる の を 見 ました 。
何 か よから ぬ こと が 起こって いる ので は 。
うん その とおり だ 。
え ぇ 実は 魔 王 の 住む 大 神殿 は ➡
もう すぐ 目の前 に ある 。
しかし そこ に たどり着く に は さまざまな 障害 が ある 。
例えば 魔 王 の 大神 殿 は 空 高く そびえ 立つ 山々 に 囲ま れ ➡
外部 から の …。
あぁ 外部 から の …。
あれ が なかなか に あれ だ と 。
わかる ? ねっ それ で わかる ?
だから 要するに 外部 から なかなか ➡
ザァ ー ッ て 行け ない って こと よ 。 ザァ ー ッ て 行け ない って こと 。
外部 から ね 。 こう 入れ ない って こと ね 。
だから しかも よ あの 魔 王 は あの …。
しかし だ から しかし あっ だ から だ ごめん 。
だから 魔 王 は すごい ビュビュッ て なって る から 。
わかる ? 要するに 力 を つけて る って こと 。
ムキムキ に なって ん の 。 魔 王 ムキムキ 。
魔 王 ムキムキマン に なって ん の ね 。
だから そんで ピュ ー ピュ ー ピュ ー ピュ ー あの 魔物 を 外 に ピュ ー ピュ ー ピュ ー ピュ ー 。
悲しく なって きた 。 あの あの … 送り込んで る わけ 。
魔物 を 外 に ね ピュ ー ピュ ー ピュ ー ピュ ー 。
だから こちら サイド も さ あの 頑張ら ん と いかん ぜ と 。
そう し ない と なかなか 世界 は いい こと に なら ん ぜ と 。
まあ あの そういう こと が 言い たかった 。 終わり 。
なぁ 今 の 長 ゼリフ は とても 大事な もの だ と 思う んだ 。
なんで ちゃん と 覚えて こ ない か ね ?
と いう こと で 最後 の 玉 人 が いる ところ は です ね ➡
え ぇ 最後 の 玉 人 が いる ところ は ➡
ここ から 東 に 向かった ところ に ある ➡
キャパス と いう 村 です 。 その 村 の 長 を 訪ねよ 。
その 長 が すべて を 教えて くれよう ぞ 。
なんだ と … これ が 村 だ と 。
( メレブ ) うむ 今 まで の 村 と は だいぶ 趣 が 違う な 。
あっ は いはい 。 あの ~ 仏 から 聞いて おり ます 。
なんと 仏 が 直接 ?
え ~ どうも どうも 。 いや 私 も ね 昔 は 仏 を やって た んです よ 。
ま ぁ 今 は 天下り で この 村 の 村長 やって ます けど ね 。
その 4 号 と は 昔 から 飲み 友達 な んです 。
あの 仏 の 友達 と いう 時点 で ちょっと 心配 村長 。
あの ここ に 玉 人 が いる って 聞いた んです けど 。
玉 人 ? あ ~ おり ます おり ます 。
えっ と 香 西 その か と いう 生徒 です 。
よし で は いただき に まいろう 。
あ ~ ちょっと 待って ください 。 それ が です ね ➡
一筋縄 で は いか ない 話 でして …。
それ は どういう …。 それ が です ね ➡
彼女 の オ ー ブ が 彼女 の 体 内 に あり まして 。
(4 人 ) は ?
と いう こと は 口 の 奥 に 指 突っ込んで ➡
う ぇ ~ っと 玉 を …。 違い ます 。
彼女 の 心 を その …。
開か せる って いう こと が 必要な んです よ 。
は ぁ …。 あの 要するに ➡
彼女 を どれ だけ 愛する か と いう 男性 が … その 男性 だけ が ➡
彼女 の オ ー ブ って いう の を 手 に 入れる こと が できる んです 。
つまり まとめ ます と なんて 言う か … 彼女 の ハ ー ト を ?
射止めた 男性 だけ が ➡
彼女 の オ ー ブ を 手 に 入れる こと が できる って いう こと です ね 。
なるほど ~。 最後 の 玉 だけ に ハ ー ドル が 高い なぁ 。
今 まで 彼女 は 男性 を 好きに なった こと が あり ます か ?
いや なかなか の 奥 手 でして ね 。
それゆえ 彼女 の ハ ー ト の オ ー ブ は 一 度 も 外 に 出て おり ませ ん 。
(4 人 ) う ~ ん 。
メレブ 何 か 女 を 惚れ させる 呪文 なんか ない の か ?
そんな もの が あれば 毎日 イヤ と いう ほど 使って おる わ 。
ムラサキ お前 魔法使い に なった んだろう 。
ない ねぇ 。 つか まだ ひと つ も 呪文 覚えて ない ねぇ 。
ま 普通に 考えれば だ 。
この 中 の 誰 か が その その か ちゃん を ➡
虜 に すれば よい のであろう 。 わかった 俺 が やろう 。
おいおい どうした どうした 。 お ~ お ~ どうした …。
相手 は JK だ ぞ ?
年上 の 男 に 弱い んだろう 女 って さ 。
ノ ー ノ ー ! あの 年頃 は ➡
同じ 学校 の 生徒 に いちばん ときめく でしょう よ 絶対 に 。
ま ぁ バツイチ の お っ さん は ない わな 。 殺す ぞ 。
( メレブ ) やめ れ やめ れ 仲 直れ 。
と いう こと で …。
私 が いこう 。
( ムラサキ / ダンジョ ー ) ないない ないない …。
恋愛 臭 を 一切 感じ させ ない この フォルム 。
通称 ゆる ボディ 。 更に 一緒に 飯 に 行こう が ➡
「 あの 人 好き 」 と 言おう が 無害な この ポジション 。
しかれ ども よく 見れば ➡
一つひとつ が よく できて いる この フェイス 。
そして 愛らしい この ブラックホクル 。
いわゆる いい 人 おもしろい 人 を 装い ながら ➡
いざというとき は ガッ と 噛みつく 。
2 人 で 飯 に 行って 終電 を 過ぎよう もん なら ガッ と いく 。
そして 2 軒 目 3 軒 目 ガッ !
この 男 み ゆるみ 。
そんな 魅力 だらけ の 私 が いこう 。
ヨシヒコ いけ 。 ワオ 全力 芝居 鬼 スル ー 。
私 に は 無理だ 。 確かに ヨシヒコ は ➡
女 に 騙さ れる こと は 得意だ が 騙す こと は でき ん 。
でも 可能 性 が ある の ヨシヒコ しか い ない よ 。
無理だ 私 が 女子 を 口説く など 。
その 不器用な 感じ が 好きに なって もらえる 可能 性 ある から 。
そんな こと が …。
ただ その 女 の こと 好きに なったら お前 殺す よ 。
バカ な こと を 言う な ! もう 魔 王 は そこ まで 来て いる のだ 。
女 を 好きに なって いる 時間 など ない 。
うむ まったく 説得 力 は ない が ➡
確かに ヨシヒコ に 女性 を 口説く 能力 は 皆無であろう 。
と いう こと で 我々 全員 で 巧妙な 作戦 を 立て ➡
その か ちゃん を 落とす のだ !
そんな 作戦 が ある のです か メレブ さん 。
うむ よく 聞け 耳 を 貸せ 。
< メレブ : まずは ヨシヒコ が 転校 生 と して やってくる 。
そして 担任 は ダンジョ ー だ >
今日 から クラウス 先生 に 代わって この クラス の 担任 に なる ダンジョ ー だ 。
よろしく 。 そして 転校 生 を 紹介 する 。
カボイ の 村 から 来 ました ヨシヒコ と 申し ます 。
( 拍手 )
ヨシヒコ 君 は あそこ の 席 に 座って 。 はい 。
< メレブ : と その 席 が お 待ちかね 香 西 その か ちゃん の 隣 だ >
よろしく お 願い し ます 。
よろしく ね ヨシヒコ 君 。
ねえ ねえ その か !
< メレブ : そして 少女 マンガ に 必ず 出て くる ➡
ヒロイン の 添え 物 である 中途半端な ルックス の 友達 に ムラサキ >
転校 生 の ヨシヒコ 君 って かっこいい よ ね 。
< メレブ : 校長 の 呪文 に より 我々 は もともと ➡
ここ に いた こと に なって いる 。 遠慮 なく 近づけ >
私 アタック しちゃ おうか な 。
いい な ムラサキ は 積極 的で 。
って いう か その かって そんなに 明るい のに ➡
なんで 恋愛 に は 臆病な の ?
そんな … そんな の わかん ない よ 。
< メレブ : そこ に 現れる …。
花沢 … 俺 >
そ ~ の か カラオケ 行 こ ?
行き ませ ん 。
< メレブ : 恋 に は ライバル が 必要だ 。
その か ちゃん の 心 を 揺さぶる の が 俺 だ >
そ ~ の か 。
内緒 で つきあおう か 。
< ムラサキ : いや ないない ない お前 に は 絶対 に 揺るが ない から 。
お前 は せいぜい 掃除 の おじさん >
< メレブ : で は 恋 の 鍵 を 握る 掃除 の おじさん >
< ムラサキ : 掃除 の おじさん 恋 の 鍵 握れる もん な ん ?>
( ムラサキ / その か ) こんにち は 。
キャッ … キャ ー ッ !
いて て て …。
大丈夫 ? その か !
大丈夫 ? その か ちゃん !
ほ ほう うまい こと いる もん だ ね ライバルキャラ 。
何 か ? いえ なんでもない です 。
あっ … ありがとう ございます アルフレッド 先輩 。
ダメ だ ぞ 。
その か は おっちょこちょいな んだ から 。
気 を つけろ よ 。
アカン や つや 。 これ は アイツ に もって かれる 。
アカン や つや 。
セッティング は いい ぞ 。 ここ から どう する ? メレブ 。
早く し ない と あの アルフレッド って ヤツ に 惚れ られちゃ うよ 。
それ でも よい ので は ?
そこ で 出て きた 玉 を 我々 が 横取り すれば 。
それ は ダメ だ 。 校長 に 聞いた ところ ➡
その か の 玉 は 惚れた 男 の 体 内 に そのまま 移動 する そうだ 。
なんだ と …。
お前 が 惚れ られる しか ない な ヨシヒコ 。
ヨシヒコ 今日 彼女 と 何 か 話した か ?
なんとか …。
消し ゴム を 借りる とこ まで は 発展 し ました 。
それ は 発展 と は 言わ ない な 。
よし その か 自身 を ➡
なんらか の トラブル で 揺さぶる しか ない な 。
廃校 だ ! ( 生徒 たち ) え ~ っ !?
この 音 ノ 木沢 高校 の 生徒 は 減る 一方 だ 。
このまま 生徒 が 増え なければ 2 年 後 に 廃校 に する 。
私 たち 1 年生 に なった ばかりな のに ➡
3 年生 に なれ ない って こと です か ?
そう だ な 転校 して もらう しか ない な 。
イヤ です ! そんな の イヤ です !
私 たち この 学校 が トゥ き だ から ~!
そんな チャン ・ ドンゴン みたいな 言い 方 さ れて も ➡
決まった こと だ 。 しかたがない 。
あっ 私 アイドルグル ー プ 作り ます 。 なに !?
アイドルグル ー プ で 人気 が 出たら 入学 して くる 生徒 も 増える はず 。
私 も 入れて ください 。
あっ ごめん 女の子 だけ の グル ー プ だ から 。
私 も 歌 が 大好きな んです 。 あっ ヨシヒコ 君 だ から その …。
♬「 ドドド ドン . キ ドンキ . ホ …」
しつけ ぇん だ よ ! ヨシヒコ 君 。
♬「 ボリュ ー ム 満点 激安 ジャングル 」
女子 だけ だっ つって んだ ろ ! ジャングル …。
そんな の うまく いく わけ が ない 。
いえ 絶対 に 頑張って 人気 に なり ます から 。
バカバカ しい 。
あっ 誰 か アイドル やり たい 人 ! はい !
どうした の よ みんな 学校 の ため に 頑張ろう よ 。
一 日 中 走り回って 応募 者 ゼロ と は ね 。
2 人 じゃ アイドルグル ー プ に なら ない ね 。
『 待つ わ 』 って 曲 知って る ? 知ら ない 。
だ よ ね 。
その かさん 。
どう あって も 私 は グル ー プ に 参加 でき ない と いう こと な ので ➡
応援 団 を 作り ました 。
ヨシヒコ 君 。
グル ー プ の ライブ の とき は 力尽きる まで 応援 し ます よ 。
( 一同 ) フ ー ! フ ー !
その か その か アイ ラブ その か !
その か ~! フワフワ その か ~! フワフワ 。
よ ~ よ ~。
命 を かけて 応援 し ます 。
ヨシヒコ 君 …。
お ~ いい よ いい よ あと 一 押し だ よ これ は 。
落ちた な 。
案外 簡単だった な フフッ 。
( 一同 ) そ ~ の ~。 ( アルフレッド ) その か ちゃん 。
聞いた よ その か ちゃん アイドルグル ー プ 作る んだ って ね 。
先輩 。
とりあえず アイドル の 衣装 10 着 用意 した よ 。
なんだ と !
すごい かわいい !
うち 金持ち だ から 気 に し ないで ね 。
とりあえず 10 着 ある けど もし 足りなかったら ➡
何 着 で も 作る から ね 。
この 衣装 着 たくて メンバ ー も 集まる んじゃ ない か な ?
でも 先輩 どうして そこ まで 私 に ?
ハハッ そんな 照れくさい こと ➡
こんなに いっぱい 人 が いる ところ で 聞か ないで よ 。
じゃあ 頑張って ね 。
陰ながら 応援 して る から ね 。
全然 陰ながら じゃ ない が な 。
なんだろう 。
なんか わから ない けど 胸 が ドキドキ する 。
これ 何 ?
動 悸 だ ね 救 心 買って こよう か ?
お 願い 。 うん 。
はい 撤収 撤収 。
はい は いはい は い お 疲れ さま は い ありがとう はい 。
行く よ はい 。
おい ~ あの アルフレッド と か いう ヤツ に 1 発 ➡
「 好きだ よ 」 と か こか れたら 完璧に 落ちる よ その か 。
うむ 間 違いなく 落ちる な 。
あの 財力 を 使って アイドル に 必要な もの を ➡
次々 と 提供 して いく だろう しな 。
そう なったら ヤツ の 口 の 奥 に 指 突っ込んで …。
だ ら か そういう こっちゃ ねえ って 言わ れた ろ 。
と いう こと は アルフレッド に 渡った のち に ➡
ムラサキ が ヤツ に 惚れ られる と いう の は なく は ない 。
あっ それ ある かな ? ない ない 。
100 パ ー ない ない ない 。
♬「100 パ ー ない ない ない 」
ごめん 。 ない と 思い つつ 言った 。
申し訳 あり ませ ん 。 私 が 女性 慣れ して い ない ばかりに 。
さて こんな 絶望 の なか ➡
新しい 呪文 を 覚える 私 に 希望 。
き ました ね 。
その 呪文 で その かさん が 私 の こと を 好きに なり ます か ?
うむ 。 間違い ない 。
何で すか ? それ は 。 教えて ください 。
例えば この 呪文 を ヨシヒコ に かけた と しよう 。
すると ヨシヒコ は たちまち 飲食 店 を 外 から 見た だけ で ➡
そこ は おいしい か どう か 識別 できる ように なり ➡
更に その 店 に 入れば ➡
ク ー ポン 券 1 枚 分 の サ ー ビス 割引 を 受ける こと が できる 。
私 は この 呪文 を ➡
カオパス 。
いつも の 。 あ ~ あと オススメ 。
と 名づけた よ 。
すごい ! そ っ その かさん を デ ー ト に 誘って カオパス を 使えば …。
落ちる 。 ( ムラサキ ) 待て 待て 待て 。
今 ク ー ポン 券 1 枚 分 って 言い ました ?
言い ました が 何 か ?
カオパス っつ うと さ タダ に なる イメ ー ジ なん す けど 。
いいえ 。 ク ー ポン 券 1 枚 分 です 。
そして この 呪文 は …。
ク ー ポン 券 が 必要だ 。 呪文 いら ない ね 。
アルフレッド ? こんな 時間 に 何 して んだ 。
( アルフレッド ) はい 。 そろそろ 女 は 落ち ます 。
そう 上 様 に お 伝え ください 。
ええ 。 3 日 以内 に あの 女 の ハ ー ト の オ ー ブ は 我々 の 手 に 。
これ で 勇者 も 上 様 の 前 に 現れる こと は ない でしょう 。
いっ …。 誰 だ !?
すみません 。 猫 か 何 か だ と 思い ます 。
ミャ ー オ 。
猫 でした 。
や ばい よ や ばい よ や ばい よ ! どうした ? 出川 さん 。
アルアルアルアルアル …。 お っ クイズ 100 人 に 聞いた の か ?
どうした ? ムラサキ 。 アルフレッド 魔物 だった 。
な ぬ !? なに ! 魔 王 の 使い で来て た 。
うち ら から 玉 を 横取り する ため に 。
なんだ と ! その か が ヤツ に 惚れたら ➡
玉 は 魔 王 に 渡る と いう の か ! そう なっちゃ うね 。
まずい 。 それ は まずい ぞ !
わ っ ! ヨシヒコ が 久しぶりに カバ 状態 。 汗 が 赤い 。
どうも 。 何 か お 困り でしょう か ?
は いはい かなり 困って ます 。
あっ そう いえば あの イケメン 先輩 魔物 でした ねぇ 。
知っていた の か ! いやいや それ は あの …。
気配 を 少し ね 。 元 仏 でした んで 。
校長 どうか 私 に 力 を お 貸し ください 。
わかり ました 。
成功 する か どう か は わかり ませ ん けど 。
ここ は ?
皆さん は ご存じ か どう か わかり ませ ん が ➡
今 の モテ の 鉄則 は ツンデレ です 。
( 一同 ) ツンデレ ?
はい 。 アメ と ムチ と 壁 ドン 。
この 3 つ で すべて の JK は ➡
落ちる と いって も 過言 で は あり ませ ん 。
アメ と ムチ と 壁 ドン …。
そう です 。 ここ は キャラ 変 の 祠 。
ヨシヒコ 殿 が この レバ ー を S に 振り切れば ➡
その アメ と ムチ を 使いこなし ➡
ここぞとばかり に 壁 ドン できる S 男 に 変身 できる のです 。
我々 に は もう あと が ない 。
この キャラ 変 で その かさん の ハ ー ト を こじ開けて 見せ ます 。
ヨシヒコ 。 頼む ぞ 頼む ぞ 。
ヨシヒコ 。
(3 人 ) ヨシヒコ ー !
う お ~!
う ~! うわ ~!
ファイブ シックス セブン エイッ !
ワン ツ ー スリ ー フォ ー ファイブ シックス セブン エイッ !
あ ! ヨシヒコ 君 。
見て 。 こんなに メンバ ー が 集まった んだ よ 。
応援 よろしく ね 。
うる せ え 。 なんで 俺 が お前 ら の 応援 し なきゃ いけ ねえ んだ よ 。
え …。
制服 が 違う 。
お前 ら 練習 する の は いい けど 曲 どう すんだ よ ?
それ は その …。
俺 作詞 作曲 できる よ 。 ホント ?
バイト で ア ー ティスト に 楽曲 提供 して っ から 。
すごい じゃ ん ! 作って ほしい 。
私 たち ね 名前 を つけて ル ー ジュ って いう グル ー プ に した の 。
ヨシヒコ 君 が 曲 を 作って くれたら 最高だ よ 。
いい よ 作って やる よ 。
みんな ヨシヒコ 君 が 曲 を 作って くれる って !
じゃあ さ …。
3 回 まわって お手 して フリスビ ー キャッチ 。
え ?
俺 の 犬 に なれ っ つって ん の 。
どういう こと ? 今日 の ヨシヒコ なんか 変 。
やら ねえ なら 曲 の 話 は なし だ 。
なん な んだ よ ヨシヒコ ! ふざけ ん な よ !
その か そんな こと し なくて いい から ね 。
そう だ よ その か 。 いくら 曲 の ため だ から って 。
その か …。
拾って こい 。
はい 。
でき ん じゃ ん 。
昼 休み コロッケパン と コ ー ヒ ー 牛乳 買って こい 。
ここ に 集合 な 。
はい 。
ヨシヒコ 君 ひどい ! ひどい !
どうした の ? その か ちゃん 。
先輩 。
みんな 今度 の アイドルフェスティバル ➡
本当 は 締め切り 過ぎて た んだ け ど …。
金 で 買収 して 出場 できる こと に なった よ !
ハハッ ! え ~! 嬉しい !
先輩 ありがとう ございます !
その か よかった ね ! よかった ね その か !
いい ぞ ヨシヒコ 。 完全に こっち の ペ ー ス だ 。
まさか ここ で ヒャダ … が 役立つ と は な 。
うる せ ぇよ キノコヘッド ! 口出し す んじゃ ねえ 。
なに !?
お前 ら は ただ 見て りゃ いい 。
大丈夫 か ? あれ 。
このまま だ と 鈴蘭 の てっぺん とる な 。
これ は 絶対 出 ない 。 出 ない ?
おい !
しっか し まあ よく こんな ツラ で アイドル やる なんて 言った もん だ な 。
私 ヨシヒコ 君 の 言いなり に なんか なら ない から !
なんだ と !?
じゃあ 首輪 つけ と か なきゃ な 。
これ で ご 主人 様 から 離れ らん ねえ な 。
コラッ ! 何 して る ! 授業 始める ぞ 。
授業 なんか 受けて らん ねえ わ 。
屋上 で 麻雀 やってくる わ 。
ヨシヒコ !
ねぇ その か ! まさか 黒 勇者 の こと ➡
好きに なった んじゃ ない でしょう ね ?
ま ま ま ま … まさか !
その 黒 勇者 だ が ➡
体育 館 で アルフレッド と その 仲間 たち に ➡
袋叩き に さ れて おる ぞ 。
えっ !?
(2 人 ) チェックメイト !
どうした の ヨシヒコ 君 ?
余計な こと す ん なって よ 。 アルフレッド が 。
ウソ だ 。 その か ちゃん そんな の ウソ だ !
ひどい で す 先輩 !
ヨシヒコ 君 どうして こんな こと …。
あん ?
好きだ から お前 が 。
え …。
(3 人 ) やった ~!
クッソ ー !
どういう こと ?
う ~ む ~ まさか アイツ ➡
普通に その か の こと 好きに なって ➡
もう 魔 王 なんて どう で も いい と か 言う んじゃ ねえ だろう な 。
( 地響き )
ん ? なんだ この 地響き は 。
( 地響き )
( 咆哮 )
あ ~! ド S の 化け物 に なった よ !
すみません 制御 でき ませ ん でした 。
あ ~ ごめんなさい 。 あの 子 バカ な んです 。
ピュアバカ な んです 。 予想 を 超える 方向 に 行っちゃ う 子 な んです 。
( メレブ ) あぁ ~ ムチ !
( メレブ ) で 今度 は アメ 。
そして 壁 ド ー ン !
ワオ みごとな ツンデレ だ 。
ムチ アメ ド ー ン 。 ムチ アメ ド ー ン …。
ツンデレ って そういう 具体 的な こと じゃ ねえ んだ けど な 。
何 か 暴走 を 止める 方法 は ない の か !?
なんか こう S 心 を 止める ような 言葉 が あれば いい と 思う んです よ 。
S 心 を 止める … あっ なるほど 。 お 任せ あれ 。
ムラサキ 。
何 だ よ それ 。 いい から は よ 言え 。
ヨシヒコ ! 私 の こと 好きに して いい の よ !
( 咆哮 )
どういう こと ?
さあ 皆さん 行き ましょう 。 うん 記憶 な しか 。
さて とうとう 7 つ の 玉 が 揃った ぞ 。
これ で 魔 王 の 大 神殿 に 乗り込む の か 。
仏 の 導き を 待ち ましょう 。
しかし 仏 って 信じて いい の か ね ?
兄 様 とうとう …。
私 決め ました 。
( 呪文 の 音 )