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フルメタル・パニック! The Second Raid, フルメタル・パニック! The Second Raid#8

フルメタル ・ パニック ! The Second Raid #8

心 描き出す 地図 上 の 未知なる フロンティア

扉 開いたら 道 は 続いて いる よ

埃 巻き上げて 君 の 街 へ

空 と 大地 が 重なる ルート で

走る 南 風 に 乗って 蒼 く 染まる 風 を 切って

心 ごと 駆けだして いる んだ

真昼 の 月 を 追い越して 昨日 と は 違う 世界 へ

どこまでも 走り抜けて く あの 風 の ように

あの 風 の ように

きっと 君 は 今日 の 日 も 真っ直ぐ 明日 を 見て る

風 が 吹く あの 丘 に 咲いた 向日 葵 の ように

どんなに 遠く 離れて いて も この 歌声 が 君 に 届く ように

涙 が ずっと 止まら ない 夜 君 の 窓 を 照らす 月 に なり たい

また 必ず 会える と

そう 思う から …

アルゴス 4 こちら メリダ ファイナルコントローラー

ヘディング 良好 オンコース オングライドパス

こちら アルゴス 4 滑走 路 を 視 認 した

アルゴス 4 着陸 を 許可 する

中尉 サイン を

荷物 は 直接 部屋 へ 届け ます か

助かる そう して くれ

はい

はい

大佐 殿 相良 軍曹 が 参り ました

通して ください

はい

どうぞ

失礼 し ます

相良 宗 介 軍曹 通常 勤務 に 復帰 いたし ました

ご苦労さま 休んで ください

は ぁ 大佐 殿

かなめ さん に お 別れ は 言って き ました か

いえ

私 に 何 か 言い たい んでしょ

いえ 何も

あなた を 東京 から 呼び戻した の は 作戦 本部 と 私 の 決定 です

かなめ さん の 周辺 に 情報 部 の エージェント が

常駐 する 態勢 は すでに 整い ました から

05 B - D 113 の ドキュメント ファイル は ?

何の こと です

自分 の 報告 書 です

情報 部 は 彼女 の 護衛 を 十分に 果たして い ない と

再三 に わたり 説明 して まいり ました

それ は あくまで あなた の 感想 です

自分 の 報告 が 疑わしい と ?

そう は 言って ない でしょ 判断 材料 の 1 つ …

彼女 の 護衛 に は 自分 が 適任 そう 考えて おり ました 大佐 殿

自分 の 立場 に ついて 認識 が 不足 して いる ようです ね

軍曹 あなた に は 他 に 集中 す べき 仕事 が ある でしょ

どんな 仕事 でしょう か

アーバレスト です

あの 機体 の 扱い に 専念 して もらい ます

あの ハイジャック 事件 で アーバレスト は 最初の 搭乗 者

つまり あなた に 最適 化 さ れて しまった

開発 者 は すでに 死亡 して いて

そうした 設定 を 変更 する こと も でき ませ ん

試行 錯誤 して わかった こと は アーバレスト の ラムダ ・ ドライバ が

あなた 以外 で は 駆動 し ない と いう 事実 だけ

一方 で アマルガム と やら は

同様の 機体 を 何度 も 投入 して きて い ます

先日 の 南京 も そう でした

ラムダ ・ ドライバ 搭載 機 に 対抗 できる の は あなた と アーバレスト だけ です

これ から 彼女 の 護衛 は 情報 部 に 任せて

あなた に は あの 機体 を 使いこなす こと に 専念 して もらい ます

選択 の 余地 は ない と …

ええ

相良 さん どうか わかって ください

それ は ご 命令 でしょう か

命令 …

ええ … そう よ

それ で 納得 して くれる なら 命令 でも 何でも し ます

たとえ あなた を かなめ さん から 取り上げる こと に なって も

あなた は 気楽で いい です よ ね

私 を 恨んで いれば 気 が 紛れる んだ から …

だけど 私 は 部下 の 安全 を 考え なければ なら ない んです

敵 の 力 を 知っている でしょ

今度 こそ メリッサ が 死ぬ かも しれ ない

ウェーバー さん かも …

いつも 私 が どんな 気持ち で 艦長 席 に 座って いる の か あなた に わかる の ?

あなた は 何 を 見て いる の ?

彼女 の こと しか 頭 に ない の ?

ほんの 少し でも 私 の 気持ち を 考えて くれた ?

自分 は …

あなた って 最低

従順で 優しい ふり を して る けど ほんと は ひどい エゴイスト な の ね

しかも 自分 を 偽って る …

きり 言ったら どう な んです か

俺 は あの 子 と 一緒に いたい 邪魔 を する なって

そう 言って くれた ほう が ずっと 楽です …

はい

大佐 殿 クルーゾー 中尉 が お 見え です

少し 待って もらって ください すぐ 呼び ます から

はい

相良 さん なんか 大 っ 嫌い

すいません …

そう やって すぐ 謝る ところ も 嫌いです

恐縮 です …

もう 話す こと は あり ませ ん 解散 です

はい

今 の 下 士官 は ?

相良 軍曹 です 特別 対応 班 の

はい

お 待た せ し ました 中尉 どうぞ

は ぁ

ベルファンガン ・ クルーゾー 中尉 本日 付 で 着任 し ました

西 太平洋 戦 隊 へ ようこそ 中尉

休んで ください

は ぁ

大佐 殿 の ご 武 名 は 伺って おり ます

お目にかか れて 光栄です

こちら こそ

もう 新しい 部下 に は 会い ました か

まだ 話して は おり ませ ん

彼ら へ の 挨拶 代 わりに 試し たい こと が ある のです が

試し たい こと ?

少々 手荒に なる かも しれ ませ ん が

… で 泣か せ ち まった わけ ?

ああ

すげ え な

お前 って 実は ジゴロ の 才能 と か ある んじゃ ねえ の ?

ジゴロ と は 何 だ

気 に す んな

それにしても …

いやはや 何とも

何やら 楽しげだ な

うん わりと

大佐 殿 の 主張 は 正しい

確かに 俺 が 無理に 千鳥 を 護衛 する 理由 は ない

適材 適所 を 考えれば これ まで の 措置 …

やはり おかしかった のだろう

まっ もともと むちゃな 話 だ もん な

ああ しかし …

しかし ?

道理 だけ で は …

うん 道理 だけ で は ?

いや 何でもない

何 だ よ 愚痴 なら 聞く ぜ

言って み なって ほら

いい んだ

吐き出せ よ 楽に なる ぜ

見 ない 顔 だ な

水 を くれ

ばか もん 酒 を 注文 せい

酒 は いら ない 水 を

まったく …

すみません 中尉 殿

あんまり しみったれ たこ と を 本当 は 言い たく ない んだ けど

別の 席 に 移って くれ ませ ん かね

どうして だ ね

ここ の 3 席 分 は 俺 ら SRT

特別 対応 班 の ささやかな 指定 席 な んです よ

あんた は そこ に 座って る わけ

それ は 隊 の 規定 か

この 基地 の 連中 が 勝手に 決め とる だけ だ

だが 若い の その 席 は なるほど 指定 席 と 呼んで も いい かも しれ ん

意味 が わから ん な

そこ 死んだ 上官 が よく 座って た 席 な んだ

悪い けど 見ず知らず の あんた に ケツ を 乗っけて ほしく ない んです よ

なるほど

亡くなった 上官 の コール サイン と 名前 は ?

ウルズ 1 ゲイル ・ マッカラン

なら 席 を 移る 必要 は ない

その 男 は 腰抜け だった

えっ と … 腰抜け

あんた 今 腰抜け って 言った の か

そう だ 無能な 男 だった

強烈だ な

聞いた か 無能 だって よ

でも まっ 確かに あの おやじ と きたら …

クルツ

お粗末な 忍耐 力 だ な 軍曹

クソ 野郎 気合 が 入った ぜ

クルツ

放っておけ 軽い 脳震盪 だ

あの 一撃 を 食らって 立ち上がった の は 驚き だ が

その 軍曹 と いい 死んだ 大尉 と いい

ここ の SRT は まぬけ ぞろい の ようだ 失望 した よ

何 か 言い た そうだ な

中尉 この 同僚 の 無礼 は 謝罪 し ます

だが マッカラン 大尉 へ の 侮 蔑 は 撤回 して もらい たい

嫌だ と 言ったら ?

どうした この まぬけ の ように 上官 に 殴り かから ん の か

でき んだろう

見た ところ 君 は 真面目な 男 だ

しかし 命令 が なければ 何も でき ない

言って みれば 臆病 者 の 類い だ

言い訳 の ため の 口実 が 必要 か な ?

なら どう だ 軍曹 軽い ゲーム でも して みる か

マッカラン と やら の 名誉 を 守り たい のだろう ?

私 も ちょうど 退屈 して いた ところ だ

ついてこい 命令 だ

何 だ 笑い に でも 来た の か

補充 の 機体 を 届け に 来た んだ M 型 の ね

んな こと の ため に ここ まで 来た の か

実は あなた に 相談 し たい こと が あって ね

あの 姉妹 の こと で

あの 子 たち が 何 を する つもりな の か は 想像 が つく んだ

できれば それ を 止めて あげ たくて

黙って 見て いろ

わかった そういう こと な んだ ね

あなた の 流儀 に 従う よ

結構だ

いたずらな 子 猫 ちゃん たち に は しっかり お 仕置 きして あげ ない と な

はい

私 もう 会った の ね うん

どう

殺せる よ いつでも

じゃあ 指示 を 待って ね

先生 は 大丈夫

ええ まだ しばらく は

それ じゃ

先生 そろそろ 始め ます

ゲーム だ と これ が か

あの 機体 は あの とき の …

タイプ M 9 と 同様の ユニット D 系列 の 試作 機 です

スペック は 現行 の E 系列 と 大差 あり ませ ん

そう いえば 自己 紹介 が まだ だった な

地中 海戦 隊 から 転任 して きた ベルファンガン ・ クルーゾー 中尉 だ

本日 付 で この 西 太平洋 戦 隊 の 特別 対応 班 に 配属 さ れた

コール サイン は ウルズ 1

つまり 君 たち の チーム リーダー と いう こと に なる

だが 遠慮 はいらん

その AS で 前任 者 が 無能で は なかった こと を 私 に 証明 して みせろ

いく ぞ

こいつ

パワー は 互角 そして …

テクニック も 悪く ない だが …

なに

強い

思った とおり 二流 の 操縦 兵 だ

君 の 戦い 方 は スキル で は あって も アート で は ない

この 違い が わかる か

こんな じゃれ 合い で は 見え も し ない か

この際 だ 真剣 勝負 と いこう じゃ ない か

警告 アルファ 1 が 単 分子 カッター を 駆動 さ せて い ます

本気 か

いく ぞ

そう だ

こういう やり 方 は 感心 し ませ ん な

クルーゾー 中尉 でした か

妙な 提案 を する

許可 した の は 私 です

こう で も し ない と アーバレスト の 本来 の 力 は 引き出せ ない でしょう から

それでは 戦力 に なり ませ ん

必要な とき に 確実に 作動 する 信頼 性

それ こそ が 兵器 システム の 命 です

アーバレスト は 欠陥 品 だ と ?

はい 私 は あの 機体 が どうにも 気 に 入り ませ ん

相良 軍曹 も 同じでしょう ね …

それ が 問題 な んです

くそ っ

醜い な まったく 醜い

不器用で 強引で 柔軟 さ の かけら も ない

立て 軍曹

その 機体 の 全て を 引き出して みろ

わかる か 全て だ

全て …

ラムダ ・ ドライバ か

いく ぞ 軍曹

しかし あれ は …

あれ は

所詮 は 飼い犬 と いう こと か

終わった ようです な

ラムダ ・ ドライバ は 駆動 し ませ ん でした

見れば わかり ます

ばか …

あっさり 返り 討ち だって 何て ざま だ よ

お前 も やつ も お とがめ なし

どうやら 茶番劇 だった みたいだ ぜ

そういう こと か …

ようやく お 目覚め か

相良 軍曹 なぜ 自分 が 敗れた か わかる か

技能 の 差 です

違う もっと 根源 的な 理由 だ

どんな 技能 でも 埋め られ ない 致命 的な

意味 が わかり ませ ん が …

お前 は あの アーバレスト を 嫌悪 して いる

立ち合って みて よく わかった

足 の 運び や 腕 の さばき 繰り出す 攻撃 の 1 つ 1 つ

それ ら の 全て に 迷い が ある 焦り が ある

心 ここに あら ず だ

ラムダ ・ ドライバ など どうでも いい

それ 以前 の 問題 だ

中尉 自分 を 倒した あの 攻撃 は ?

あれ が ラムダ ・ ドライバ に よる もの だ と でも 思って いる の か

残念だ が お前 と アーバレスト を 倒す のに ラムダ ・ ドライバ など 必要な い

あれ は 東洋 で いう ところ の 徹し と 寸 勁 を 複合 した 技 だ

M 9 と いう 機体 は 操縦 者 次第 であれ だけ の ポテンシャル を 引き出せる

よく 聞け 軍曹

我々 が 使う AS と いう 兵器 は ただ の 機械 で は ない

鍛え られた 戦士 の 肉体 の さらなる 延長 な のだ

操縦 者 の 心 は そのまま 機体 に 現れる

高度な レベル の 戦い で は その 僅かな 差 が 勝敗 を 決める

自身 の 肉体 を 信じ られ ない 男 に

これ から の 敵 は 決して 倒せ ない と 知れ

以上 だ

いつまで そう して いる 気 だ

格納 庫 へ 行って サイン を 済ませろ

報告 書 も だ

あした から 徹底 的に 鍛え 直して やる

ウェーバー お前 も だ

へい へい

いけ 好か ない 野郎 が 着任 した もん だ ぜ

だが 強い …

完敗 だ

あなた だった の ね

そういう こと だ

1 年 半 ぶり かしら

正確に は 5 日 ぶり だ な

シチリア で 会った

この 部屋 は 彼 が 使って いた の か

ええ マッカラン 大尉 の 部屋

彼 は 苦しんだ か

一瞬 だった そう よ

そう か …

あの 相良 と いう やつ …

昔 の 俺 に そっくりだ

肩 肘 ばかり 張って いて 周り が 見え ず

無理 して 自分 を 枠 に はめよう と して いる

その 気 に なれば 枠 を 広げる こと だって できる のに な

あの 子 そう なれる かしら

わから ん

だが あの まま で は 死ぬ だろう

もしくは 本当の 負け 犬 に なる か だ

負け 犬 ?

俺 たち が 日頃 相手 に して いる 連中 の こと だ よ

悪意 は ゆっくり と 醸成 さ れる

まず 自分 を 偽り 次に 周囲 を 恨み

最後 は 世界 の 全て を 冷笑 する ように なる

ゆっくり と な

時計 の 短針 の ような 遅々と した 変化 だ

だからこそ 恐ろしい

今日 は 疲れた もう 休む よ

メリッサ

なに ?

俺 と 大尉 が 戦友 だった こと は 黙って いて くれ

連中 に 遠慮 さ れて は 困る から な

仰せ の まま に

お やすみ なさい ベン

艦長 よろしい でしょう か

何で す

作戦 本部 から D 待機 の 命令 です

AS に よる 大規模な 破壊 行為 が 発生

対応 手順 を 進行 中 です

場所 は ?

香港 です

東京 に 取り残さ れた 千鳥 は 孤独な 戦い を 始めて いた

孤独 と 疑惑 見え ない 視線 に 不安 が 募る

もう 誰 に も 頼れ ない

次回 彼女 の 問題

1 つ の 戦闘 が 終わる

雨 の 中 に 消える 涙 の ように …

本 字幕 由 诸神 字幕 组 出品 仅供 学 习 交流 禁止 用 于商 业 用途

更多 中日 双 语 字幕 尽 在 www . kamigami . org 和 微 博 @ 诸神 字幕 组

台本 整理 : gen 翻 译 : 兰樱 校 对 : 小 江 时间 轴 : Foyzi 压制 : 結城 有紀


フルメタル ・ パニック ! The Second Raid #8 |ぱにっく|||

心 描き出す 地図 上 の 未知なる フロンティア こころ|えがきだす|ちず|うえ||みちなる|

扉 開いたら 道 は 続いて いる よ とびら|あいたら|どう||つづいて||

埃 巻き上げて   君 の 街 へ ほこり|まきあげて|きみ||がい|

空 と 大地 が 重なる ルート で から||だいち||かさなる|るーと|

走る 南 風 に 乗って   蒼 く 染まる 風 を 切って はしる|みなみ|かぜ||のって|あお||そまる|かぜ||きって

心 ごと 駆けだして いる んだ こころ||かけだして||

真昼 の 月 を 追い越して   昨日 と は 違う 世界 へ まひる||つき||おいこして|きのう|||ちがう|せかい|

どこまでも 走り抜けて く あの 風 の ように |はしりぬけて|||かぜ||よう に

あの 風 の ように |かぜ||よう に

きっと 君 は 今日 の 日 も   真っ直ぐ 明日 を 見て る |きみ||きょう||ひ||まっすぐ|あした||みて|

風 が 吹く あの 丘 に 咲いた   向日 葵 の ように かぜ||ふく||おか||さいた|むこう|あおい||よう に

どんなに 遠く 離れて いて も   この 歌声 が 君 に 届く ように |とおく|はなれて||||うたごえ||きみ||とどく|よう に

涙 が ずっと   止まら ない 夜   君 の 窓 を 照らす 月 に なり たい なみだ|||とまら||よ|きみ||まど||てらす|つき|||

また 必ず   会える と |かならず|あえる|

そう 思う から … |おもう|

アルゴス 4  こちら メリダ   ファイナルコントローラー

ヘディング 良好   オンコース   オングライドパス へでぃんぐ|りょうこう|おん こーす|

こちら アルゴス 4  滑走 路 を 視 認 した ||かっそう|じ||し|にん|

アルゴス 4  着陸 を 許可 する |ちゃくりく||きょか|

中尉   サイン を ちゅうい|さいん|

荷物 は 直接 部屋 へ 届け ます か にもつ||ちょくせつ|へや||とどけ||

助かる   そう して くれ たすかる|||

はい

はい

大佐 殿   相良 軍曹 が 参り ました たいさ|しんがり|さがら|ぐんそう||まいり|

通して ください とおして|

はい

どうぞ

失礼 し ます しつれい||

相良 宗 介 軍曹   通常 勤務 に 復帰 いたし ました さがら|はじめ|かい|ぐんそう|つうじょう|きんむ||ふっき||

ご苦労さま   休んで ください ごくろうさま|やすんで|

は ぁ   大佐 殿 ||たいさ|しんがり

かなめ さん に お 別れ は 言って き ました か ||||わかれ||いって|||

いえ

私 に 何 か 言い たい んでしょ わたくし||なん||いい||

いえ   何も |なにも

あなた を 東京 から 呼び戻した の は 作戦 本部 と 私 の 決定 です ||とうきょう||よびもどした|||さくせん|ほんぶ||わたくし||けってい|

かなめ さん の 周辺 に 情報 部 の エージェント が |||しゅうへん||じょうほう|ぶ|||

常駐 する 態勢 は すでに 整い ました から じょうちゅう||たいせい|||ととのい||

05 B - D 113 の ドキュメント ファイル は ? |||どきゅめんと|ふぁいる|

何の こと です なんの||

自分 の 報告 書 です じぶん||ほうこく|しょ|

情報 部 は 彼女 の 護衛 を 十分に 果たして い ない と じょうほう|ぶ||かのじょ||ごえい||じゅうぶんに|はたして|||

再三 に わたり   説明 して まいり ました さいさん|||せつめい|||

それ は あくまで あなた の 感想 です |||||かんそう|

自分 の 報告 が 疑わしい と ? じぶん||ほうこく||うたがわしい|

そう は 言って ない でしょ   判断 材料 の 1 つ … ||いって|||はんだん|ざいりょう||

彼女 の 護衛 に は 自分 が 適任   そう 考えて おり ました   大佐 殿 かのじょ||ごえい|||じぶん||てきにん||かんがえて|||たいさ|しんがり

自分 の 立場 に ついて   認識 が 不足 して いる ようです ね じぶん||たちば|||にんしき||ふそく|||よう です|

軍曹   あなた に は 他 に 集中 す べき 仕事 が ある でしょ ぐんそう||||た||しゅうちゅう|||しごと|||

どんな 仕事 でしょう か |しごと||

アーバレスト です

あの 機体 の 扱い に 専念 して もらい ます |きたい||あつかい||せんねん|||

あの ハイジャック 事件 で アーバレスト は 最初の 搭乗 者 |はいじゃっく|じけん||||さいしょの|とうじょう|もの

つまり   あなた に 最適 化 さ れて しまった |||さいてき|か|||

開発 者 は すでに 死亡 して いて かいはつ|もの|||しぼう||

そうした 設定 を 変更 する こと も でき ませ ん |せってい||へんこう||||||

試行 錯誤 して わかった こと は アーバレスト の ラムダ ・ ドライバ が しこう|さくご|||||||||

あなた 以外 で は 駆動 し ない と いう 事実 だけ |いがい|||くどう|||||じじつ|

一方 で アマルガム と やら は いっぽう|||||

同様の 機体 を 何度 も 投入 して きて い ます どうようの|きたい||なんど||とうにゅう||||

先日 の 南京 も そう でした せんじつ||なんきん|||

ラムダ ・ ドライバ 搭載 機 に 対抗 できる の は あなた と アーバレスト だけ です ||とうさい|き||たいこう||||||||

これ から 彼女 の 護衛 は 情報 部 に 任せて ||かのじょ||ごえい||じょうほう|ぶ||まかせて

あなた に は あの 機体 を 使いこなす こと に 専念 して もらい ます ||||きたい||つかいこなす|||せんねん|||

選択 の 余地 は ない   と … せんたく||よち|||

ええ

相良 さん   どうか わかって ください さがら||||

それ は ご 命令 でしょう か |||めいれい||

命令 … めいれい

ええ … そう よ

それ で 納得 して くれる なら   命令 でも 何でも し ます ||なっとく||||めいれい||なんでも||

たとえ   あなた を かなめ さん から 取り上げる こと に なって も ||||||とりあげる||||

あなた は 気楽で いい です よ ね ||きらくで||||

私 を 恨んで いれば 気 が 紛れる んだ から … わたくし||うらんで||き||まぎれる||

だけど 私 は 部下 の 安全 を 考え なければ なら ない んです |わたくし||ぶか||あんぜん||かんがえ||||ん です

敵 の 力 を 知っている でしょ てき||ちから||しっている|

今度 こそ   メリッサ が 死ぬ かも しれ ない こんど||||しぬ|||

ウェーバー さん かも …

いつも 私 が どんな 気持ち で 艦長 席 に 座って いる の か   あなた に わかる の ? |わたくし|||きもち||かんちょう|せき||すわって|||||||

あなた は 何 を 見て いる の ? ||なん||みて||

彼女 の こと しか 頭 に ない の ? かのじょ||||あたま|||

ほんの 少し でも 私 の 気持ち を 考えて くれた ? |すこし||わたくし||きもち||かんがえて|

自分 は … じぶん|

あなた って 最低 ||さいてい

従順で 優しい ふり を して る けど   ほんと は ひどい エゴイスト な の ね じゅうじゅんで|やさしい||||||||||||

しかも 自分 を 偽って る … |じぶん||いつわって|

きり 言ったら どう な んです か |いったら|||ん です|

俺 は あの 子 と 一緒に いたい   邪魔 を する なって おれ|||こ||いっしょに||じゃま|||

そう 言って くれた ほう が ずっと 楽です … |いって|||||らく です

はい

大佐 殿   クルーゾー 中尉 が お 見え です たいさ|しんがり||ちゅうい|||みえ|

少し 待って もらって ください   すぐ 呼び ます から すこし|まって||||よび||

はい

相良 さん なんか 大 っ 嫌い さがら|||だい||きらい

すいません …

そう やって すぐ 謝る ところ も 嫌いです |||あやまる|||きらい です

恐縮 です … きょうしゅく|

もう 話す こと は あり ませ ん   解散 です |はなす||||||かいさん|

はい

今 の 下 士官 は ? いま||した|しかん|

相良 軍曹 です   特別 対応 班 の さがら|ぐんそう||とくべつ|たいおう|はん|

はい

お 待た せ し ました   中尉   どうぞ |また||||ちゅうい|

は ぁ

ベルファンガン ・ クルーゾー 中尉   本日 付 で 着任 し ました ||ちゅうい|ほんじつ|つき||ちゃくにん||

西 太平洋 戦 隊 へ ようこそ   中尉 にし|たいへいよう|いくさ|たい|||ちゅうい

休んで ください やすんで|

は ぁ

大佐 殿 の ご 武 名 は 伺って おり ます たいさ|しんがり|||ぶ|な||うかがって||

お目にかか れて 光栄です おめにかか||こうえい です

こちら こそ

もう 新しい 部下 に は 会い ました か |あたらしい|ぶか|||あい||

まだ 話して は おり ませ ん |はなして||||

彼ら へ の 挨拶 代 わりに 試し たい こと が ある のです が かれら|||あいさつ|だい||ためし|||||の です|

試し たい こと ? ためし||

少々 手荒に なる かも しれ ませ ん が しょうしょう|てあらに||||||

… で   泣か せ ち まった わけ ? |なか||||

ああ

すげ え な

お前 って 実は ジゴロ の 才能 と か ある んじゃ ねえ の ? おまえ||じつは|||さいのう||||||

ジゴロ と は 何 だ |||なん|

気 に す んな き|||

それにしても …

いやはや 何とも |なんとも

何やら 楽しげだ な なにやら|たのしげだ|

うん   わりと

大佐 殿 の 主張 は 正しい たいさ|しんがり||しゅちょう||ただしい

確かに 俺 が 無理に 千鳥 を 護衛 する 理由 は ない たしかに|おれ||むりに|ちどり||ごえい||りゆう||

適材 適所 を 考えれば   これ まで の 措置 … てきざい|てきしょ||かんがえれば||||そち

やはり おかしかった のだろう

まっ   もともと むちゃな 話 だ もん な |||はなし|||

ああ   しかし …

しかし ?

道理 だけ で は … どうり|||

うん   道理 だけ で は ? |どうり|||

いや   何でもない |なんでもない

何 だ よ   愚痴 なら 聞く ぜ なん|||ぐち||きく|

言って み なって ほら いって|||

いい んだ

吐き出せ よ   楽に なる ぜ はきだせ||らくに||

見 ない 顔 だ な み||かお||

水 を くれ すい||

ばか もん   酒 を 注文 せい ||さけ||ちゅうもん|

酒 は いら ない   水 を さけ||||すい|

まったく …

すみません   中尉 殿 |ちゅうい|しんがり

あんまり しみったれ たこ と を 本当 は 言い たく ない んだ けど |||||ほんとう||いい||||

別の 席 に 移って くれ ませ ん かね べつの|せき||うつって||||

どうして だ ね

ここ の 3 席 分 は 俺 ら SRT ||せき|ぶん||おれ||

特別 対応 班 の ささやかな 指定 席 な んです よ とくべつ|たいおう|はん|||してい|せき||ん です|

あんた は そこ に 座って る わけ ||||すわって||

それ は 隊 の 規定 か ||たい||きてい|

この 基地 の 連中 が 勝手に 決め とる だけ だ |きち||れんちゅう||かってに|きめ|||

だが 若い の   その 席 は なるほど 指定 席 と 呼んで も いい かも しれ ん |わかい|||せき|||してい|せき||よんで|||||

意味 が わから ん な いみ||||

そこ   死んだ 上官 が よく 座って た 席 な んだ |しんだ|じょうかん|||すわって||せき||

悪い けど 見ず知らず の あんた に ケツ を 乗っけて ほしく ない んです よ わるい||みずしらず||||||のっけて|||ん です|

なるほど

亡くなった 上官 の コール サイン と   名前 は ? なくなった|じょうかん||こーる|さいん||なまえ|

ウルズ 1  ゲイル ・ マッカラン

なら   席 を 移る 必要 は ない |せき||うつる|ひつよう||

その 男 は 腰抜け だった |おとこ||こしぬけ|

えっ と … 腰抜け ||こしぬけ

あんた 今 腰抜け って 言った の か |いま|こしぬけ||いった||

そう だ   無能な 男 だった ||むのうな|おとこ|

強烈だ な きょうれつだ|

聞いた か   無能 だって よ きいた||むのう||

でも   まっ   確かに あの おやじ と きたら … ||たしかに||||

クルツ

お粗末な 忍耐 力 だ な   軍曹 おそまつな|にんたい|ちから|||ぐんそう

クソ 野郎   気合 が 入った ぜ くそ|やろう|きあい||はいった|

クルツ

放っておけ   軽い 脳震盪 だ ほうっておけ|かるい|のうしんとう|

あの 一撃 を 食らって 立ち上がった の は 驚き だ が |いちげき||くらって|たちあがった|||おどろき||

その 軍曹 と いい   死んだ 大尉 と いい |ぐんそう|||しんだ|たいい||

ここ の SRT は まぬけ ぞろい の ようだ   失望 した よ ||||||||しつぼう||

何 か 言い た そうだ な なん||いい||そう だ|

中尉   この 同僚 の 無礼 は 謝罪 し ます ちゅうい||どうりょう||ぶれい||しゃざい||

だが   マッカラン 大尉 へ の 侮 蔑 は 撤回 して もらい たい ||たいい|||あなど|さげす||てっかい|||

嫌だ と 言ったら ? いやだ||いったら

どうした   この まぬけ の ように 上官 に 殴り かから ん の か ||||よう に|じょうかん||なぐり||||

でき んだろう

見た ところ 君 は 真面目な 男 だ みた||きみ||まじめな|おとこ|

しかし   命令 が なければ 何も でき ない |めいれい|||なにも||

言って みれば 臆病 者 の 類い だ いって||おくびょう|もの||たぐい|

言い訳 の ため の 口実 が 必要 か な ? いい わけ||||こうじつ||ひつよう||

なら   どう だ 軍曹   軽い ゲーム でも して みる か |||ぐんそう|かるい|げーむ||||

マッカラン と やら の 名誉 を 守り たい のだろう ? ||||めいよ||まもり||

私 も ちょうど 退屈 して いた ところ だ わたくし|||たいくつ||||

ついてこい   命令 だ |めいれい|

何 だ   笑い に でも 来た の か なん||わらい|||きた||

補充 の 機体 を 届け に 来た んだ   M 型 の ね ほじゅう||きたい||とどけ||きた|||かた||

んな こと の ため に ここ まで 来た の か |||||||きた||

実は あなた に 相談 し たい こと が あって ね じつは|||そうだん||||||

あの 姉妹 の こと で |しまい|||

あの 子 たち が 何 を する つもりな の か は   想像 が つく んだ |こ|||なん|||||||そうぞう|||

できれば それ を 止めて あげ たくて |||とどめて||

黙って 見て いろ だまって|みて|

わかった   そういう こと な んだ ね

あなた の 流儀 に 従う よ ||りゅうぎ||したがう|

結構だ けっこうだ

いたずらな 子 猫 ちゃん たち に は しっかり お 仕置 きして あげ ない と な |こ|ねこ|||||||しおき|||||

はい

私 もう 会った の ね わたくし||あった|| うん

どう

殺せる よ   いつでも ころせる||

じゃあ   指示 を 待って ね |しじ||まって|

先生 は 大丈夫 せんせい||だいじょうぶ

ええ   まだ しばらく は

それ じゃ

先生   そろそろ 始め ます せんせい||はじめ|

ゲーム だ と   これ が か げーむ|||||

あの 機体 は あの とき の … |きたい||||

タイプ M 9 と 同様の ユニット   D 系列 の 試作 機 です たいぷ|||どうようの|||けいれつ||しさく|き|

スペック は 現行 の E 系列 と 大差 あり ませ ん ||げんこう|||けいれつ||たいさ|||

そう いえば   自己 紹介 が まだ だった な ||じこ|しょうかい||||

地中 海戦 隊 から 転任 して きた ベルファンガン ・ クルーゾー 中尉 だ ちちゅう|かいせん|たい||てんにん|||||ちゅうい|

本日 付 で この 西 太平洋 戦 隊 の 特別 対応 班 に 配属 さ れた ほんじつ|つき|||にし|たいへいよう|いくさ|たい||とくべつ|たいおう|はん||はいぞく||

コール サイン は ウルズ 1 こーる|さいん||

つまり   君 たち の チーム リーダー と いう こと に なる |きみ|||ちーむ|りーだー|||||

だが 遠慮 はいらん |えんりょ|

その AS で 前任 者 が 無能で は なかった こと を   私 に 証明 して みせろ |||ぜんにん|もの||むのうで|||||わたくし||しょうめい||

いく ぞ

こいつ

パワー は 互角   そして … ぱわー||ごかく|

テクニック も 悪く ない   だが … てくにっく||わるく||

なに

強い つよい

思った とおり 二流 の 操縦 兵 だ おもった||にりゅう||そうじゅう|つわもの|

君 の 戦い 方 は スキル で は あって も アート で は ない きみ||たたかい|かた|||||||あーと|||

この 違い が わかる か |ちがい|||

こんな じゃれ 合い で は 見え も し ない か ||あい|||みえ||||

この際 だ   真剣 勝負 と いこう じゃ ない か このさい||しんけん|しょうぶ|||||

警告   アルファ 1 が 単 分子 カッター を 駆動 さ せて い ます けいこく|||ひとえ|ぶんし|かったー||くどう||||

本気 か ほんき|

いく ぞ

そう だ

こういう やり 方 は 感心 し ませ ん な ||かた||かんしん||||

クルーゾー 中尉 でした か |ちゅうい||

妙な 提案 を する みょうな|ていあん||

許可 した の は 私 です きょか||||わたくし|

こう で も し ない と   アーバレスト の 本来 の 力 は 引き出せ ない でしょう から ||||||||ほんらい||ちから||ひきだせ|||

それでは 戦力 に なり ませ ん |せんりょく||||

必要な とき に 確実に 作動 する 信頼 性 ひつような|||かくじつに|さどう||しんらい|せい

それ こそ が 兵器 システム の 命 です |||へいき|しすてむ||いのち|

アーバレスト は 欠陥 品 だ と ? ||けっかん|しな||

はい   私 は あの 機体 が どうにも 気 に 入り ませ ん |わたくし|||きたい|||き||はいり||

相良 軍曹 も 同じでしょう ね … さがら|ぐんそう||おなじでしょう|

それ が 問題 な んです ||もんだい||ん です

くそ っ

醜い な   まったく 醜い みにくい|||みにくい

不器用で 強引で 柔軟 さ の かけら も ない ぶきようで|ごういんで|じゅうなん|||||

立て   軍曹 たて|ぐんそう

その 機体 の 全て を 引き出して みろ |きたい||すべて||ひきだして|

わかる か   全て だ ||すべて|

全て … すべて

ラムダ ・ ドライバ か

いく ぞ   軍曹 ||ぐんそう

しかし   あれ は …

あれ は

所詮 は 飼い犬 と いう こと か しょせん||かいいぬ||||

終わった ようです な おわった|よう です|

ラムダ ・ ドライバ は 駆動 し ませ ん でした |||くどう||||

見れば わかり ます みれば||

ばか …

あっさり 返り 討ち だって   何て ざま だ よ |かえり|うち||なんて|||

お前 も やつ も お とがめ なし おまえ||||||

どうやら 茶番劇 だった みたいだ ぜ |ちゃばんげき|||

そういう こと か …

ようやく お 目覚め か ||めざめ|

相良 軍曹   なぜ 自分 が 敗れた か わかる か さがら|ぐんそう||じぶん||やぶれた|||

技能 の 差 です ぎのう||さ|

違う   もっと 根源 的な 理由 だ ちがう||こんげん|てきな|りゆう|

どんな 技能 でも 埋め られ ない   致命 的な |ぎのう||うずめ|||ちめい|てきな

意味 が わかり ませ ん が … いみ|||||

お前 は あの アーバレスト を 嫌悪 して いる おまえ|||||けんお||

立ち合って みて   よく わかった たちあって|||

足 の 運び や 腕 の さばき   繰り出す 攻撃 の 1 つ 1 つ あし||はこび||うで|||くりだす|こうげき|||

それ ら の 全て に 迷い が ある   焦り が ある |||すべて||まよい|||あせり||

心 ここに あら ず だ こころ|ここ に|||

ラムダ ・ ドライバ など   どうでも いい

それ 以前 の 問題 だ |いぜん||もんだい|

中尉   自分 を 倒した あの 攻撃 は ? ちゅうい|じぶん||たおした||こうげき|

あれ が ラムダ ・ ドライバ に よる もの だ と でも 思って いる の か ||||||||||おもって|||

残念だ が   お前 と アーバレスト を 倒す のに   ラムダ ・ ドライバ など 必要な い ざんねんだ||おまえ||||たおす|||||ひつような|

あれ は 東洋 で いう ところ の 徹し と 寸 勁 を 複合 した 技 だ ||とうよう|||||てっし||すん|けい||ふくごう||わざ|

M 9 と いう 機体 は 操縦 者 次第 であれ だけ の ポテンシャル を 引き出せる |||きたい||そうじゅう|もの|しだい||||||ひきだせる

よく 聞け   軍曹 |きけ|ぐんそう

我々 が 使う AS と いう 兵器 は ただ の 機械 で は ない われわれ||つかう||||へいき||||きかい|||

鍛え られた 戦士 の 肉体 の さらなる 延長 な のだ きたえ||せんし||にくたい|||えんちょう||

操縦 者 の 心 は そのまま 機体 に 現れる そうじゅう|もの||こころ|||きたい||あらわれる

高度な レベル の 戦い で は その 僅かな 差 が 勝敗 を 決める こうどな|れべる||たたかい||||わずかな|さ||しょうはい||きめる

自身 の 肉体 を 信じ られ ない 男 に じしん||にくたい||しんじ|||おとこ|

これ から の 敵 は 決して 倒せ ない と 知れ |||てき||けっして|たおせ|||しれ

以上 だ いじょう|

いつまで そう して いる 気 だ ||||き|

格納 庫 へ 行って サイン を 済ませろ かくのう|こ||おこなって|さいん||すませろ

報告 書 も だ ほうこく|しょ||

あした から 徹底 的に 鍛え 直して やる ||てってい|てきに|きたえ|なおして|

ウェーバー   お前 も だ |おまえ||

へい へい

いけ 好か ない 野郎 が 着任 した もん だ ぜ |すか||やろう||ちゃくにん||||

だが 強い … |つよい

完敗 だ かんぱい|

あなた だった の ね

そういう こと だ

1 年 半 ぶり かしら とし|はん||

正確に は 5 日 ぶり だ な せいかくに||ひ|||

シチリア で 会った ||あった

この 部屋 は 彼 が 使って いた の か |へや||かれ||つかって|||

ええ   マッカラン 大尉 の 部屋 ||たいい||へや

彼 は 苦しんだ か かれ||くるしんだ|

一瞬 だった そう よ いっしゅん|||

そう か …

あの 相良 と いう やつ … |さがら|||

昔 の 俺 に そっくりだ むかし||おれ||

肩 肘 ばかり 張って いて   周り が 見え ず かた|ひじ||はって||まわり||みえ|

無理 して   自分 を 枠 に はめよう と して いる むり||じぶん||わく|||||

その 気 に なれば 枠 を 広げる こと だって できる のに な |き|||わく||ひろげる|||||

あの 子   そう なれる かしら |こ|||

わから ん

だが   あの まま で は 死ぬ だろう |||||しぬ|

もしくは 本当の 負け 犬 に なる か だ |ほんとうの|まけ|いぬ||||

負け 犬 ? まけ|いぬ

俺 たち が 日頃 相手 に して いる   連中 の こと だ よ おれ|||ひごろ|あいて||||れんちゅう||||

悪意 は ゆっくり と 醸成 さ れる あくい||||じょうせい||

まず 自分 を 偽り   次に 周囲 を 恨み |じぶん||いつわり|つぎに|しゅうい||うらみ

最後 は 世界 の 全て を 冷笑 する ように なる さいご||せかい||すべて||れいしょう||よう に|

ゆっくり と な

時計 の 短針 の ような 遅々と した 変化 だ とけい||たんしん|||ちちと||へんか|

だからこそ 恐ろしい |おそろしい

今日 は 疲れた   もう 休む よ きょう||つかれた||やすむ|

メリッサ

なに ?

俺 と 大尉 が 戦友 だった こと は 黙って いて くれ おれ||たいい||せんゆう||||だまって||

連中 に 遠慮 さ れて は 困る から な れんちゅう||えんりょ||||こまる||

仰せ の まま に おおせ|||

お やすみ なさい   ベン

艦長   よろしい でしょう か かんちょう|||

何で す なんで|

作戦 本部 から D 待機 の 命令 です さくせん|ほんぶ|||たいき||めいれい|

AS に よる 大規模な 破壊 行為 が 発生 |||だいきぼな|はかい|こうい||はっせい

対応 手順 を 進行 中 です たいおう|てじゅん||しんこう|なか|

場所 は ? ばしょ|

香港 です ほんこん|

東京 に 取り残さ れた 千鳥 は 孤独な 戦い を 始めて いた とうきょう||とりのこさ||ちどり||こどくな|たたかい||はじめて|

孤独 と 疑惑   見え ない 視線 に 不安 が 募る こどく||ぎわく|みえ||しせん||ふあん||つのる

もう 誰 に も 頼れ ない |だれ|||たよれ|

次回   彼女 の 問題 じかい|かのじょ||もんだい

1 つ の 戦闘 が 終わる ||せんとう||おわる

雨 の 中 に 消える 涙 の ように … あめ||なか||きえる|なみだ||よう に

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台本 整理 : gen 翻 译 : 兰樱 校 对 : 小 江 时间 轴 : Foyzi 压制 : 結城 有紀 だいほん|せいり||ひるがえ|||こう||しょう|こう||||压せい|ゆうき|ゆき