Clannad : After Story Episode 22 clannad|after|story|episode Clannad: After Story Episode 22

一面 　 白い 世界 いちめん|しろい|せかい

ああ … 　 僕 は こんな ところ で 何 を し て いる ん だ ろ う |ぼく|||||なん||||||||

そう だった 　 僕 は ずっと この 子 と 一緒 に い た ||ぼく||||こ||いっしょ|||

この 子 と 二 人きり で 　 ずっと い た の だ |こ||ふた|ひときり||||||

この 誰 も い ない 　 もの悲しい 世界 で |だれ||||ものがなしい|せかい|

きみ だけ が 過ぎ去った 坂 の 途中 は |||すぎさった|さか||とちゅう|

あたたか な 日だまり が いく つ も でき て た ||ひだまり|||||||

僕 ひと り が ここ で 優しい ぼく||||||やさしい

温か さ を 思い返し てる あたたか|||おもいかえし|

きみ だけ を きみ だけ を

好き で い た よ すき||||

風 で 目 が 滲 ん で かぜ||め||しん||

遠く なる よ とおく||

いつ まで も 　 覚え てる |||おぼえ|

なにもかも 変わって も |かわって|

ひと つ だけ 　 ひと つ だけ

あり ふれた もの だ けど

見せ て やる 　 輝き に 満ち た その ひと つ だけ みせ|||かがやき||みち|||||

いつ まで も いつ まで も 守って いく ||||||まもって|

こんな こと に なる なら 　 連れ て こ なけ れ ば よかった |||||つれ||||||

僕 は ただ 　 彼女 を 苦しめ た だけ だ ぼく|||かのじょ||くるしめ|||

そう だ 　 俺 は この とき に ||おれ||||

渚 に 声 を かける べき じゃ なかった の かも しれ ない なぎさ||こえ|||||||||

俺 と 出会わ なけ れ ば 　 渚 は … おれ||であわ||||なぎさ|

ここ が 僕ら の 旅 の 終わり な の だ ろ う か ||ぼくら||たび||おわり|||||| Is this the end of our journey?

そんな こと は 認め たく なかった |||みとめ||

こんな 冷たい 場所 で 　 彼女 を 眠ら せ て しまい たく は なかった |つめたい|ばしょ||かのじょ||ねむら||||||

君 は そこ に いる よ ね きみ||||||

もちろん 　 僕 は いつ でも 君 の そば に いる よ |ぼく||||きみ|||||

ありがとう

えっ ？

君 の 声 　 やっと 聞け た ね きみ||こえ||きけ||

ホント だ ほんと|

私 は もう すぐ 人 じゃ なく なる から 　 だ から 君 の 声 も 聞こえる わたくし||||じん|||||||きみ||こえ||きこえる I'll soon be no longer a person, so I can hear your voice

夢 を 見て い た の 　 そ したら いろいろ な こと が わかった の ゆめ||みて|||||||||||

私 の こと 　 君 の こと わたくし|||きみ||

聞い て くれる ？ ききい||

うん

私 と 君 は 同じ 世界 に い た の わたくし||きみ||おなじ|せかい||||

それ も すぐ 近く に 　 ずっと 昔 |||ちかく|||むかし

う うん 　 今 でも そう な の かも しれ ない ||いま|||||||

それ じゃあ 　 やっぱり この 世界 に いる べき じゃ なかった ん だ ||||せかい|||||||

帰 ろ う 　 一緒 に かえ|||いっしょ|

ごめん ね 　 私 は ここ に 残ら なけ れ ば なら ない の ||わたくし||||のこら||||||

どうして ？

私 は 　 こちら の 世界 で は 　 この 世界 そのもの だった から わたくし||||せかい||||せかい|その もの||

わから ない よ

だって 約束 し た じゃ ない か 　 一緒 に この 世界 を 出よ う って |やくそく||||||いっしょ|||せかい||でよ||

私 が い なく なったら 　 この 世界 も なくなって しまう の わたくし||||||せかい||||

そう すれ ば 　 たくさん の 光 達 が 不幸 に なる |||||ひかり|さとる||ふこう||

光 ？ ひかり

あの 　 たくさん 舞って い た 光 ？ ||まって|||ひかり

そう 　 あれ は ね 　 向こう の 世界 の 住人 達 の 思い だった の ||||むこう||せかい||じゅうにん|さとる||おもい||

君 も 光 の 一 つ だった ん だ よ きみ||ひかり||ひと|||||

一 番 遠く て 　 一 番 近い 　 もう 一 つ の 世界 ひと|ばん|とおく||ひと|ばん|ちかい||ひと|||せかい

私 達 は 　 ずっと そこ に いたん だ よ わたくし|さとる|||||||

そう 　 同じ 場所 に い た の |おなじ|ばしょ||||

ただ 見え 方 が 違う だけ |みえ|かた||ちがう|

もう 一 つ の 世界 ？ |ひと|||せかい

そこ に もう 一 人 の 僕 が いる の ？ |||ひと|じん||ぼく|||

君 に は わかる はず きみ||||

だって 君 は 　 二 つ の 世界 に 存在 し てる から |きみ||ふた|||せかい||そんざい|||

世界 と いう 距離 を 越え て 　 私 達 は 出会う こと が でき た せかい|||きょり||こえ||わたくし|さとる||であう||||

私 は それ で 十 分 わたくし||||じゅう|ぶん

君 は これ から 　 この 世界 で の 意識 を 閉じる きみ|||||せかい|||いしき||とじる

そうして 　 向こう の 世界 で 目覚める の |むこう||せかい||めざめる|

いろんな 人 と 出会って 　 いろんな こと が あって |じん||であって||||

そして 君 は 　 私 と 出会う |きみ||わたくし||であう

また 会え る の ？ 　 向こう の 世界 で ？ |あえ|||むこう||せかい|

大勢 の 人 の 思い が 　 こちら の 世界 で は 光 に なって 見える よう に おおぜい||じん||おもい||||せかい|||ひかり|||みえる||

私 の 思い も 　 向こう の 世界 で は いく つ も の 光 に なって 輝く の わたくし||おもい||むこう||せかい|||||||ひかり|||かがやく|

一つ一つ の 光 は 小さく て も 　 たくさん 集まれ ば ひとつひとつ||ひかり||ちいさく||||あつまれ|

きっと 　 とても 不思議 な 大きな 力 に なる はず ||ふしぎ||おおきな|ちから|||

その 歌 　 知って る |うた|しって|

そう 　 いつも 私 に 歌って くれ て い た 歌 ||わたくし||うたって|||||うた

さよなら 　 パパ |ぱぱ

渚 ！ ！ なぎさ

渚 渚 　 俺 は ここ に いる ぞ なぎさ|なぎさ|おれ||||| 朋也 君 ともや|きみ

よかった です 　 声 かけ て もらえ て ||こえ||||

渚 もしかしたら 　 朋也 君 なぎさ||ともや|きみ 私 と 出会わ なけ れ ば よかった と か わたくし||であわ||||||

そんな こと 思って る ん じゃ な いか って ||おもって||||||

すごく 不安 で し た |ふあん|||

私 　 朋也 君 と 出会え て よかった です わたくし|ともや|きみ||であえ|||

とても 幸せ で し た |しあわせ|||

渚 だから 　 どうか もう 迷わ ない で ください なぎさ||||まよわ||| これ から 先 　 何 が 待って いよ う と も ||さき|なん||まって||||

私 と 出会え た こと 　 後悔 し ない で ください わたくし||であえ|||こうかい||||

ダメ 　 でしょう か ？ だめ||

そう だ よ な

ありがとう

お 連れ し ま しょ う か ？ |つれ|||||

この 町 の 　 願い が 叶う 場所 に |まち||ねがい||かなう|ばしょ|

ああ … 　 今 　 終わる |いま|おわる

長い 長い 　 旅 が ながい|ながい|たび|

渚 渚 　 渚 なぎさ|なぎさ|なぎさ 朋也 君 ともや|きみ

渚 どう かしま し たか ？ 　 朋也 君 なぎさ|||||ともや|きみ 今 　 俺 達 　 一緒 に い た よ な ？ いま|おれ|さとる|いっしょ|||||

私 達 は ずっと 一緒 です わたくし|さとる|||いっしょ|

朋也 君 と いつも そう お 話し て まし た ともや|きみ|||||はなし|||

ああ 　 そうだ な |そう だ|

岡崎 さん おかざき|

赤ちゃん も お 母さん も 　 もう 心配 いり ませ ん よ あかちゃん|||かあさん|||しんぱい||||

よく 頑張り まし た ね |がんばり|||

お前 も よく やって くれ た おまえ|||||

あり が と よ

朋也 さん 　 汐 を 産湯 に つけ て あげて くれ ませ ん か ？ ともや||しお||うぶゆ||||||||

ああ … 　 はい

右手 で 首 を 支え て あげて ください みぎて||くび||ささえ|||

お 湯 が 入ら ない よう に 　 耳 を 押さえ て |ゆ||はいら||||みみ||おさえ|

そう 　 ゆっくり ね

ほら 　 気持ち いい ね |きもち||

頭 は まだ 濡らさ ない で あたま|||ぬらさ||

ガーゼ で 拭い て あげて ください がーぜ||ぬぐい|||

汐 ちゃん 　 パパ に キレイ キレイ し て もらって うれしい ね しお||ぱぱ|||||||| I'm glad to have Shio-chan's dad clean it up.

ご苦労さま で し た 　 朋也 君 ごくろうさま||||ともや|きみ

元気 な 赤ちゃん です ね げんき||あかちゃん||

お っ きく なって も 　 ずっと 元気 で い て ほしい です ||||||げんき|||||

大丈夫 だ だいじょうぶ|

心 も 体 も 　 強い 子 に なる 　 絶対 に な こころ||からだ||つよい|こ|||ぜったい|| Being a strong child with both mind and body Absolutely

はい

朋也 君 　 窓 の 外 　 見 て ください ともや|きみ|まど||がい|み||

とても キレイ です

雪 　 のこ と か ？ ゆき|||

じゃ ない 　 これ は …

だんご 　 だんご 　 だんご 　 だんご

だんご 　 だんご 大 家族 ||だい|かぞく

だんご 　 だんご 　 だんご 　 だんご

だんご 大 家族 |だい|かぞく

もし 　 町 と いう もの に 　 人 と 同じ よう な 意思 や 心 が ある と して |まち|||||じん||おなじ|||いし||こころ||||

そして 　 そこ に 住む 人 達 を 幸せ に しよ う って |||すむ|じん|さとる||しあわせ||||

そんな 思い で いる と し たら |おもい|||||

こんな 奇跡 も 　 町 の しわざ かも しれ ない です |きせき||まち||||||

遠く で 遠く で 揺れ てる 稲穂 の 海 とおく||とおく||ゆれ||いなほ||うみ

でも 　 それ は 奇跡 じゃ ない です よ ね |||きせき|||||

町 を 大好き な 人 が 町 に 住み まち||だいすき||じん||まち||すみ

人 を 好き な 町 が 人 を 愛 する じん||すき||まち||じん||あい|

それ は どこ に でも ある 　 当たり前 の こと の はず です ||||||あたりまえ|||||

帆 を 上げ 帆 を 上げ 目指し た 思い出 へ と ほ||あげ|ほ||あげ|まなざし||おもいで||

私 達 は 町 を 愛し て 　 町 に はぐくま れ てる ん です わたくし|さとる||まち||あいし||まち||||||

町 は 大きな 家族 か まち||おおきな|かぞく|

はい 　 だんご 大 家族 です ||だい|かぞく|

そう だ な

俺 に も 　 やっと わかった 気 が する おれ|||||き||

僕ら は 今日 まで の 悲しい こと 全部 ぼくら||きょう|||かなしい||ぜんぶ

覚え てる か 、 忘れ た か おぼえ|||わすれ||

小さな 手 に も いつ から か 僕ら 追い越し て く 強 さ ちいさな|て||||||ぼくら|おいこし|||つよ|

熟れ た 葡萄 の 下 泣 い て た 日 から 歩 い た うれ||ぶどう||した|なき||||ひ||ふ||

小さな 手 でも 離れ て も 僕ら は この 道 ゆく ん だ ちいさな|て||はなれ|||ぼくら|||どう|||

いつか くる 日 は 　 一 番 の 思い出 を 仕舞って ||ひ||ひと|ばん||おもいで||しまって

季節 は 移り 　 もう 冷たい 風 が きせつ||うつり||つめたい|かぜ|

包ま れ て 眠れ 　 あの 春 の 歌 の 中 で つつま|||ねむれ||はる||うた||なか|

小さな 手 に も いつ から か 僕ら 追い越し て く 強 さ ちいさな|て||||||ぼくら|おいこし|||つよ|

濡れ た 頬 に は どれ だけ の 笑顔 が 映った ぬれ||ほお||||||えがお||うつった

小さな 手 でも 離れ て も 僕ら は この 道 ゆく ん だ ちいさな|て||はなれ|||ぼくら|||どう|||

そして くる 日 は 　 僕ら も 思い出 を 仕舞った ||ひ||ぼくら||おもいで||しまった

小さな 手 でも いつ の 日 か 僕ら 追い越し て ゆく ん だ ちいさな|て||||ひ||ぼくら|おいこし||||

やがて くる 日 は 　 新しい 季節 を 開 い た ||ひ||あたらしい|きせつ||ひらき||

そんなに ヘソ 曲げ ない の ||まげ||

曲がり まくり です まがり||

さっき の 人 は 　 とても 失礼 です ||じん|||しつれい|

風 子 　 小学生 じゃ ない です かぜ|こ|しょうがくせい|||

風 ちゃん 体 小さい から 　 間違え られ て も 仕方ない よ かぜ||からだ|ちいさい||まちがえ||||しかたない|

体 が 小さく て も 　 大人 の 風格 で 気づ い て ほしい です からだ||ちいさく|||おとな||ふうかく||きづ||||

風 ちゃん 　 自分 が 思って る ほど 大人 の 風格 ない よ かぜ||じぶん||おもって|||おとな||ふうかく||

今 の 言葉 　 胸 に 突き刺さり まし た いま||ことば|むね||つきささり||

風 子 　 傷つき まし た かぜ|こ|きずつき||

もう 　 キズ モノ です |きず|もの|

変 な 言葉 　 使わ ない の へん||ことば|つかわ||

風 子 　 大人 です かぜ|こ|おとな|

あっ 　 それ じゃ ない ？

自分 の こと 「 風 子 」 って いう の が 　 子供 っぽく 思わ れる 原因 な の かも じぶん|||かぜ|こ|||||こども||おもわ||げんいん|||

何て 言え ば いい です か ？ なんて|いえ||||

「 あたい 」 です か ？

「 ねえ 　 あたい もう 十分 大人 な ん だ よ 」 です か ？ |||じゅうぶん|おとな||||||

エッチ です

自分 で 言って 　 自分 で つっこま ない の じぶん||いって|じぶん||||

普通 に 「 私 」 で いい と 思う よ ふつう||わたくし||||おもう|

「 私 」 です か ？ わたくし||

「 ねえ 　 私 もう 十分 大人 な ん だ よ 」 です か ？ |わたくし||じゅうぶん|おとな||||||

エッチ です

その セリフ だ と 　 どう 言った って エッチ だ と 思う よ |せりふ||||いった|||||おもう|

風 子 　 お腹 が すき まし た かぜ|こ|おなか||||

もう 　 あきらめ た ん だ ね

ファミリー レストラン に 行き たい です ふぁみりー|れすとらん||いき||

うん 　 検査 が 終って から 行 こ う ね |けんさ||しまって||ぎょう|||

む 　 風 子 どこ も 悪く ない です |かぜ|こ|||わるく||

な の で 　 今 から 行き ます |||いま||いき|

ダメ だめ

早く 行か ない と 　 ハンバーグ が なくなって しまい ます はやく|いか|||||||

たくさん ある から 大丈夫 |||だいじょうぶ

一 週間 前 から ひと|しゅうかん|ぜん|

みんな が ハンバーグ を 頼み 続け て い たら 　 なくなり ます ||||たのみ|つづけ|||||

そんな 偶然 ない から 大丈夫 |ぐうぜん|||だいじょうぶ

ほら 　 もう すぐ 病院 だ よ |||びょういん||

ハンバーグ が なくなって たら 　 お 姉ちゃん が 作る から |||||ねえちゃん||つくる|

さめ ない 鉄製 の お 皿 で 出 て き ます か ？ ||てつせい|||さら||だ||||

出し ます 　 出し ます だし||だし|

なら 　 仕方ない です |しかたない|

それ に ね 　 体 が 悪く なく て も |||からだ||わるく|||

健康 か どう か を ちゃんと 定期 的 に 調べ ない と けんこう||||||ていき|てき||しらべ||

風 ちゃん が 健康 だって 言わ れ たら かぜ|||けんこう||いわ||

お 姉ちゃん も 安心 できる か 　 ねぇ |ねえちゃん||あんしん|||

風 子 　 心配 かけ て ます か ？ かぜ|こ|しんぱい||||

う うん 　 そんなに は かけ て ない よ

全身 解剖 し て 　 安心 し て ください ぜんしん|かいぼう|||あんしん|||

もう 　 風 ちゃん ！ |かぜ|

お 姉ちゃん 　 歩く の 遅い です 　 ちゃ っちゃ と 行き ま しょ う |ねえちゃん|あるく||おそい|||||いき|||

ホント 　 この 子 は もう … ほんと||こ||

風 ちゃん 　 今度 は 何 ？ かぜ||こんど||なん

匂い が し ます におい|||

ハンバーグ の ？

お 姉ちゃん と 一緒 に し ない で ください |ねえちゃん||いっしょ|||||

今 の 　 必死 に 風 ちゃん に 合わせ て み た ん だ けど いま||ひっし||かぜ|||あわせ||||||

失礼 です 　 もう 一 度 言い 直す ので しつれい|||ひと|たび|いい|なおす|

何の 匂い か 聞い て ください なんの|におい||ききい||

は いはい

匂い が し ます におい|||

何の ？ なんの

この 匂い は 　 そう … |におい||

かわいい 匂い です |におい|

それ 　 答え に なって ない よ |こたえ||||

ニュアンス で わかって ほしかった です にゅあんす||||

ナゾ ナゾ ？

失礼 です 　 アート です しつれい||あーと|

また 訳 わかん ない こと 言って る |やく||||いって|

風 ちゃん 　 自覚 ある ？ かぜ||じかく|

お 姉ちゃん は 学校 の 先生 だった から 　 現実 的 すぎる ん です |ねえちゃん||がっこう||せんせい|||げんじつ|てき|||

お 姉ちゃん は 美術 の 先生 だった の |ねえちゃん||びじゅつ||せんせい||

アート 　 わかる ？ あーと|

なら 　 風 子 の 言う こと 捉え て ください |かぜ|こ||いう||とらえ||

捉え どころ が ない で す とらえ|||||

そう です か

では 　 わかり やすく 言い ます |||いい|

もう 一 度 言う ので 　 何の 匂い か 聞い て ください |ひと|たび|いう||なんの|におい||ききい||

は いはい

誰 か が い ます だれ||||

えっ ？

「 えっ 」 じゃ ない です

質問 　 変わって る よ しつもん|かわって||

今 の 質問 に 何の 匂い か 聞く の ？ いま||しつもん||なんの|におい||きく|

そう です

それ だ と お 姉ちゃん 　 変 な 人 だ よ ||||ねえちゃん|へん||じん||

大丈夫 です 　 風 子 が フォロー し ます だいじょうぶ||かぜ|こ||ふぉろー||

もう 一 度 行き ます |ひと|たび|いき|

はい

誰 か が い ます だれ||||

何 の 匂い ？ なん||におい

きっと 　 風 子 に 会い に き た ん です |かぜ|こ||あい|||||

全然 　 フォロー し て くれ て な いよ ね ぜんぜん|ふぉろー|||||||

どうして 　 驚 い て くれ ない ん です か ？ |おどろ|||||||

誰 か が 風 子 に 会い に き た って 言って る ん です だれ|||かぜ|こ||あい|||||いって|||

どう か 　 こんな 子 でも 友達 が たくさん でき ます よう に |||こ||ともだち||||||

もう 一 度 行き ます |ひと|たび|いき|

お 望み 通り に |のぞみ|とおり|

誰 か が い ます だれ||||

何 の 匂い ？ なん||におい

きっと 　 風 子 に 会い に き た ん です |かぜ|こ||あい|||||

えっ 　 どういう こと です か ？

かわいらしい 匂い です |におい|

もう 文脈 めちゃくちゃ だ よ ね |ぶんみゃく||||

そこ で 眠って い ます 　 誰 か に 起こさ れる の を 待って る ん です ||ねむって|||だれ|||おこさ||||まって|||

です の で …

行って き ます おこなって||

風 ちゃん 　 どこ 行く の ？ かぜ|||いく|

お 姉ちゃん も 会い たかったら 　 早く 来 て ください |ねえちゃん||あい||はやく|らい||

あそこ の 木 の 下 です ||き||した|

誰 か いる の ？ だれ|||

わから ない です

でも 　 とても かわいらしい 子 です |||こ|

風 ちゃん 　 風 ちゃん って ば かぜ||かぜ|||

ホント 　 あの 子 は もう … ほんと||こ||

い ます か

風 子 です かぜ|こ|

あなた の お 名前 は なんて いう ん です か |||なまえ||||||

教え て ください おしえ||

風 子 と お 友達 に なって 　 一緒 に 遊び ま しょ う かぜ|こ|||ともだち|||いっしょ||あそび|||

楽しい こと は 　 これ から 始まり ます よ たのしい|||||はじまり||

見つめ て い た 流れる 雲 を みつめ||||ながれる|くも|

感じ て い た 変わる 空 の 色 を かんじ||||かわる|から||いろ|

立ち止まった 僕ら は 気付く たちどまった|ぼくら||きづく

移ろい ゆく 世界 が 紡ぐ 唄 に うつろい||せかい||つむぐ|うた|

伸ばし た 指 で 手繰る よう に のばし||ゆび||たぐる||

ただ 一 つ 変わら ない もの 探す |ひと||かわら|||さがす

かざす 手 に 灯火 を |て||とうか|

明日 へ と 続く 小さな 標 あした|||つづく|ちいさな|しるべ

今 も まだ こだま する いま||||

あの 日 の 言葉 誓い に 変え |ひ||ことば|ちかい||かえ

僕 は 行く ぼく||いく

二 年 の とき も ふた|とし|||

クラス の 子 と 親しく なる のに 　 すごく 時間 かかった ん です くらす||こ||したしく||||じかん|||

クラス じゃ 相変わらず 一 人 か くらす||あいかわらず|ひと|じん|

誰 と も 話せ なく て 　 ちょっと 寂しかった です だれ|||はなせ||||さびしかった|

早く クラス でも お 友達 できる と いい のに ね はやく|くらす|||ともだち|||||

はい

初めて お 話し し た ので 　 ちょっと ドキドキ し た ん です はじめて||はなし|||||どきどき||||

岡崎 朋也 　 お前 は ？ おかざき|ともや|おまえ|