K - Return of Kings Episode 9

JUNGLE の 元 Ｕ ランカー 平 坂道 反 ||もと|||ひら|さかみち|はん

伏見 猿 比 古 か 何 用 だ ふしみ|さる|ひ|ふる||なん|よう|

檻 の 中 の まぬけ な 工作 員 を 笑い に 来 た ん だ よ おり||なか||||こうさく|いん||わらい||らい||||

壁 抜け の 能力 は どう し た かべ|ぬけ||のうりょく||||

緑 の クラン JUNGLE の 中 で みどり|||||なか|

真 の 異 能 者 たる 者 は Ｊ ランク の 数 名 のみ まこと||い|のう|もの||もの|||らんく||すう|な|

それ 以下 の ランカー は ネットワーク を 介 し て |いか||||ねっとわーく||かい||

緑 の 王 から 異 能 の 力 を 貸し 与え られ て いる に すぎ ぬ みどり||おう||い|のう||ちから||かし|あたえ||||||

つまり 実際 に は 力 を 持って いる の も 意思 決定 を し て いる の も |じっさい|||ちから||もって||||いし|けってい||||||

全部 緑 の 王 比 水流 自身 ぜんぶ|みどり||おう|ひ|すいりゅう|じしん

お前 ら は この タン マツ 同様 おまえ|||||まつ|どうよう

ヤツ の 力 を 中継 する だけ の ただ の 道具 って こと だ やつ||ちから||ちゅうけい||||||どうぐ|||

全て は ビジネス だ すべて||びじねす|

クライアント の 思惑 は 私 の 関知 する ところ で は ない ||おもわく||わたくし||かんち|||||

お前 自身 の 思惑 は どう な ん だ おまえ|じしん||おもわく|||||

JUNGLE ポイント を ゲット し て Ｊ ランク を 目指 そ うって や つか |ぽいんと||げっと||||らんく||まなざし||||

くだら ねぇ

私 は プロ だ 目的 は 一 つ わたくし||ぷろ||もくてき||ひと|

金 だ きむ|

上等 だ じょうとう|

保釈 か ほしゃく|

いい や 脱獄 だ ||だつごく|

おい あいつ だ よ あいつ

１ 万 ポイント の 賞金 首 よろず|ぽいんと||しょうきん|くび

どう する やっちゃ う

バカ か なう わけ ねぇ だ ろ ばか||||||

写真 写真 しゃしん|しゃしん

情報 だけ でも 得点 に なん ぞ じょうほう|||とくてん|||

あっ 逃げ た |にげ|

くそ っ

俺 は 撮れ た おれ||とれ|

ミッション 達成 みっしょん|たっせい

JUNGLE ポイント ５ 点 加算 |ぽいんと|てん|かさん

お 俺 じゃ ねぇ よ |おれ|||

何 が 起こって る ん だ なん||おこって|||

続 い て 全国 で 急増 し て いる 特異 能力 関連 事件 に 関 する ニュース です つづ|||ぜんこく||きゅうぞう||||とくい|のうりょく|かんれん|じけん||かん||にゅーす|

年明け から 関東 全域 で 頻発 し て いる 特異 能力 関連 事件 に 対 し ねんあけ||かんとう|ぜんいき||ひんぱつ||||とくい|のうりょく|かんれん|じけん||たい|

当局 は 特別 対策 チーム を 設置 とうきょく||とくべつ|たいさく|ちーむ||せっち

それ を 受け て 内閣 は 国家 行政 レベル で の 対策 の ため の ||うけ||ないかく||こっか|ぎょうせい|れべる|||たいさく|||

緊急 特別 法案 の 提出 を 予定 し て い ます きんきゅう|とくべつ|ほうあん||ていしゅつ||よてい||||

石 盤 の 試運転 いい 調子 に 進 ん で ん じゃ ねぇ の いし|ばん||しうんてん||ちょうし||すすむ||||||

國常 路 の じ じい の 情報 規制 も もう ろくすっぽ 機能 し て ねぇ な くにつね|じ|||||じょうほう|きせい||||きのう||||

イイーチョウシ

はい ドレスデン 石 盤 に よって ||いし|ばん||

異 能 を 与え られる 人々 が ますます 増加 し て い ます い|のう||あたえ||ひとびと|||ぞうか||||

好調 です こうちょう|

万 人 が 自ら の 個性 を 輝か せ る 新しい 時代 が やって くる の ね よろず|じん||おのずから||こせい||かがやか|||あたらしい|じだい|||||

混沌 と して 生命 に 満ち た JUNGLE の 時代 こんとん|||せいめい||みち||||じだい

弱肉強食 の パラダイス じゃくにくきょうしょく||ぱらだいす

パラダイス ねぇ ぱらだいす|

そういう の を 世間 じゃ 地獄 って 言う ん じゃ ねぇ の |||せけん||じごく||いう||||

ん だ よ お っ さん びび って ん の か よ

オッサン オッサン ビビッ テル |||てる

別に 文句 が ある わけ じゃ ねぇ よ べつに|もんく||||||

目 に 見える 地獄 の 方 が め||みえる|じごく||かた|

見え ねぇ 地獄 より は ちょっと ばかり まし だ もん な みえ||じごく||||||||

そい つ が 俺 の 選択 って やつ さ |||おれ||せんたく|||

来る べき 時代 の 訪れ を より 早く 確実 な もの と する ため に くる||じだい||おとずれ|||はやく|かくじつ||||||

JUNGLE の プレイヤー に も ||ぷれいやー||

多数 の スペシャル ミッション を 発行 し て い ます たすう||すぺしゃる|みっしょん||はっこう||||

新た に 生まれ た スト レイン の 捕 捉 と スカウト あらた||うまれ||すと|||ほ|そく||すかうと

ほか の クラン へ の 監視 や 牽制 |||||かんし||けんせい

それ に 俺 ら の 今後 の 動き の ため の ||おれ|||こんご||うごき|||

各 方面 へ の 根回し か かく|ほうめん|||ねまわし|

ち まち ま めん どく せ ぇ な

おいしい 料理 に は 下ごしらえ が 必要 な の よ スクナ ちゃん |りょうり|||したごしらえ||ひつよう|||||

さっき は 弱肉強食 って 言って た じゃ ん か ||じゃくにくきょうしょく||いって||||

勝った 者 勝ち の 食った 者 勝ち だ ろ かった|もの|かち||くった|もの|かち||

こいつ は 例の 忍者 の ねえ ちゃん か ||れいの|にんじゃ||||

そう 平 坂道 反 です |ひら|さかみち|はん|

１０ 月 の 第 一 次 御 柱 タワー 襲撃 の 際 つき||だい|ひと|つぎ|ご|ちゅう|たわー|しゅうげき||さい

セプター ４ に 捕 縛 さ れ ||ほ|しば||

大きく ポイント を 減らし まし た が おおきく|ぽいんと||へらし|||

ここ ひと 月 で ポイント を 取り戻し ||つき||ぽいんと||とりもどし

Ｕ ランク に 復帰 し て い ます |らんく||ふっき||||

あら

ともあれ 優秀 な プレイヤー の 戦線 復帰 は 大変 喜ばしい こと です |ゆうしゅう||ぷれいやー||せんせん|ふっき||たいへん|よろこばしい||

歓迎 です かんげい|

お っ こいつ は

うわさ の ニューフェース ね

ニューフェース

おいおい ９ 万 ポイント 超え て ん じゃ ねぇ か |よろず|ぽいんと|こえ|||||

なんらか の 裏 技 が 使わ れ て いる 可能 性 が あり ます ||うら|わざ||つかわ||||かのう|せい|||

愉快 です ゆかい|

ち ぇっ チート か よ

次に 大きい ミッション を クリア し たら つぎに|おおきい|みっしょん||くりあ||

Ｊ ランク 入り も あり える わ ね |らんく|はいり|||||

その 可能 性 は 非常に 高い で す 期待 です |かのう|せい||ひじょうに|たかい|||きたい|

この 部屋 が また 少し にぎやか に なる な |へや|||すこし||||

ど いつ も こいつ も 大した こと ねぇ よ |||||たいした|||

おい どこ 行く ん だ スクナ ||いく|||

雑魚 でも ひと 狩り し て くる ざこ|||かり|||

あら あら 新人 に 追い上げ られ て 焦っちゃ っ て ||しんじん||おいあげ|||あせっちゃ||

違 ぇ よ ちが||

紫 ちゃん 面白 がって ガキ を あお ん な よ むらさき||おもしろ||がき|||||

意地 が 悪い ぜ いじ||わるい|

意地悪 も 愛 の うち よ いじわる||あい|||

今 帰った いま|かえった

お かえり

お邪魔 し て ます おじゃま|||

何 外 雨 なん|がい|あめ

タオル タオル たおる|たおる

いや 今日 も 街 で |きょう||がい|

いく つ か の 異 能 者 騒ぎ に 遭遇 し た ||||い|のう|もの|さわぎ||そうぐう||

そう そう

なんか あっ ち こっち で 大騒ぎ だって ねぇ |||||おおさわぎ||

私 もう 生徒 会 行か なきゃ わたくし||せいと|かい|いか|

クロ 君 クッキー 置 い て く から 食べ て ね |きみ|くっきー|お|||||たべ||

我が 輩 食べ てる よ 美味 わが|やから|たべ|||びみ

それ じゃあ シロ 君 も また ね |||きみ|||

お 勉強 頑張って |べんきょう|がんばって

うん あり が と

治安 状況 は 悪化 の 一途 を たどって いる ちあん|じょうきょう||あっか||いっと|||

ひと 月 前 緑 の 王 の 手 に 落ち た 石 盤 が |つき|ぜん|みどり||おう||て||おち||いし|ばん|

クラン の 枠 を 越え 一般 人 に まで 異 能力 を 与え はじめ た ため だ ||わく||こえ|いっぱん|じん|||い|のうりょく||あたえ||||

はい 対策 を 急ぎ ます |たいさく||いそぎ|

いや 責め て いる わけ で は ない が |せめ|||||||

随分 と 殊勝 な 態度 だ な ずいぶん||しゅしょう||たいど||

クリスマス の 一 件 で は すっかり 失敗 し ちゃ った し ね くりすます||ひと|けん||||しっぱい|||||

でも 投げ出す わけ に は いか ない |なげだす|||||

ドレスデン 石 盤 も 緑 の 王 も |いし|ばん||みどり||おう|

今度 こそ きちんと 止め なきゃ こんど|||とどめ|

子供 の ころ 姉さん に よく 怒ら れ た よ こども|||ねえさん|||いから|||

散らかし たら 自分 で 片づけ なさい って さ ちらかし||じぶん||かたづけ|||

この ひと 月 お前 は よく やって いる ||つき|おまえ||||

何も でき ない 俺 の 方 こそ ふがいない なにも|||おれ||かた||

そう だ シロ は よく やって る

クロスケ は ふ が い ニャ い

クロ は 毎日 ご飯 作って くれ てる じゃ ん ||まいにち|ごはん|つくって||||

混ぜ返す な 真面目 な 話 だ まぜかえす||まじめ||はなし|

真面目 な 話 だ よ クロ が ご飯 作って くれ なきゃ まじめ||はなし|||||ごはん|つくって||

僕 死 ん じゃ う ぼく|し|||

僕 が 石 盤 を なんとか し なきゃ 人類 や ばい ぼく||いし|ばん|||||じんるい||

だから 僕 は 石 盤 対策 を 完成 さ せ なきゃ だし |ぼく||いし|ばん|たいさく||かんせい||||

クロ は 僕ら の ご飯 を 作って くれ なきゃ ||ぼくら||ごはん||つくって||

そう だ そうだ ||そう だ

石 盤 の 方 は レゾナンッ ・ ハンマー ・ プラン で いこ う と 思う いし|ばん||かた|||はんまー|ぷらん|||||おもう

特殊 な 状態 で 展開 し た サンクトゥム に よって とくしゅ||じょうたい||てんかい|||||

ドレスデン 石 盤 の ヴァイス マン 位相 に |いし|ばん|||まん|いそう|

不可逆 的 な 変 移 を 起こさ せる ん だ ふかぎゃく|てき||へん|うつ||おこさ|||

これ は 僕 の 姉さん クロー ディア ･ ヴァイス マン 博士 の シュベールト 制御 ||ぼく||ねえさん||||まん|はかせ|||せいぎょ

第 二 方法 論 の 応用 な ん だ けど だい|ふた|ほうほう|ろん||おうよう||||

図 に する と こういう 感じ ね ず|||||かんじ|

うん うん それ が いい それ が いい

そう か 夕飯 の 方 は カレー だ ||ゆうはん||かた||かれー|

カレー かれー

やった カレー |かれー

そう か 伏見 は まだ 見つから ん か ||ふしみ|||みつから||

宗像 はん は なんて むなかた|||

私 に は 分から ない わ わたくし|||わから||

室長 の 考え も 伏見 の 気持ち も しつちょう||かんがえ||ふしみ||きもち|

まっ そう しょげ た 顔 せ ん と ||||かお|||

せっかく の パーティー 楽しま な 損 や で 世 理 ちゃん ||ぱーてぃー|たのしま||そん|||よ|り|

バカ を 言わ ない で ばか||いわ||

会場 へ の ログイン 手続き を お 願い いたし ます かいじょう||||てつづき|||ねがい||

クサカベイズル 様 と 奥様 で ござい ます ね |さま||おくさま||||

ようこそ お 越し ください まし た ||こし|||

あちら の 入り口 へ と お 進み ください ||いりぐち||||すすみ|

お おき に

奥様 です って おくさま||

イエス マイ ハニー いえす|まい|

これ は 聞き し に 勝る お セレブ パーティー や ね ||きき|||まさる|||ぱーてぃー||

各国 政府 の 高官 に 財界 関係 者 かっこく|せいふ||こうかん||ざいかい|かんけい|もの

映画 俳優 作家 えいが|はいゆう|さっか

見 て 現職 総理 まで み||げんしょく|そうり|

会場 の 皆様 かいじょう||みなさま

ジャングル ・ ブート アップ ・ レセプション に お 越し いただき ありがとう ござい ます じゃんぐる||あっぷ|れせぷしょん|||こし||||

主催 者 を 代表 し て ジャングル コーポレーション ＣＥＯ 御 芍 神 紫 より しゅさい|もの||だいひょう|||じゃんぐる|||ご|しゃく|かみ|むらさき|

皆様 へ ご挨拶 を さ せ て いただき ます みなさま||ごあいさつ||||||

皆さん 新しい 時代 に ようこそ みなさん|あたらしい|じだい||

JUNGLE の 御 芍 神 紫 ||ご|しゃく|かみ|むらさき

顔 も 名前 も 丸出し か 大胆 や なぁ かお||なまえ||まるだし||だいたん||

もう 隠す 必要 すら も 感じ ない と いう こと ね |かくす|ひつよう|||かんじ|||||

我々 JUNGLE の 情報 ネットワーク は われわれ|||じょうほう|ねっとわーく|

単なる コミュニケーシンツール を 超え たんなる|||こえ

人間 の あり 方 を 再 定義 し て いく こと と なる でしょ う にんげん|||かた||さい|ていぎ||||||||

その 前途 に 広がる 可能 性 は |ぜんと||ひろがる|かのう|せい|

そう 無限 です |むげん|

ここ しばらく の 異 能 事件 あれ も 追い風 に なった な |||い|のう|じけん|||おいかぜ|||

関係 省庁 に も JUNGL E システム が 導入 さ れる そう だ かんけい|しょうちょう|||||しすてむ||どうにゅう||||

あの 力 が 我々 の もの に なる と いう うわさ も ある ぞ |ちから||われわれ||||||||||

いや まったく めでたい

これ で あの 鼻持ち なら ない 若 造 も |||はなもち|||わか|つく|

お 役 御免 と いう わけ です なぁ |やく|ごめん|||||

さしずめ 今年 は JUNGLE 元年 と いった ところ です か |ことし|||がんねん|||||

これ は 申し訳 あり ませ ん ||もうし わけ|||

すみません 少し めまい が |すこし||

お … お 客 様 ||きゃく|さま

なん や 俺 ら 美人 局 み たい や な ||おれ||びじん|きょく||||

なりふり 構って は い られ ない わ |かまって|||||

あった パーティー の 参加 者 リスト や |ぱーてぃー||さんか|もの|りすと|

これ を 持って 帰れ ば ||もって|かえれ|

JUNGLE の 息 の 掛かった 有力 者 を 特定 できる ||いき||かかった|ゆうりょく|もの||とくてい|

い た ぞ

あっ ち だ

どうやら 逃げきり や |にげきり|

草薙 君 くさなぎ|きみ

し も た

緊急 ミッション 達成 きんきゅう|みっしょん|たっせい

JUNGLE ポイント 3000 点 加算 |ぽいんと|てん|かさん

お前 は … おまえ|

ランク アップ らんく|あっぷ

伏見 猿 比 古 は JUNGLE Ｊ ランカー に 昇格 し まし た ふしみ|さる|ひ|ふる||||||しょうかく|||

コングラチュレーション

伏見 ふしみ

伏見 話 は 病院 で 聞か せ て もらう で ふしみ|はなし||びょういん||きか||||

緑 の クランズマン みどり||

伏見 ふしみ

なぜ だ 伏見 ||ふしみ

世 理 ちゃん よ|り|

こっち だ 射殺 し て も かまわ ん ||しゃさつ|||||

世 理 ちゃん 今日 は ここ まで や よ|り||きょう||||

都心 に こんな 地下 道 が あった と は 知ら なかった な としん|||ちか|どう|||||しら||

ロック が 厳重 だ ろっく||げんじゅう|

それ に 随分 深い ||ずいぶん|ふかい

私 たち の 隠れ家 の 秘密 の 通路 よ わたくし|||かくれが||ひみつ||つうろ|

都 内 だけ で 100 か所 以上 の 出口 に つながって る と|うち|||かしょ|いじょう||でぐち|||

主要 な 地下鉄 や 高層 ビル の 地下 フロア なんか に ね しゅよう||ちかてつ||こうそう|びる||ちか|ふろあ|||

いい ん です か そんな こと 俺 に ペラペラ 教え て しまって ||||||おれ|||おしえ||

もちろん あなた も もう JUNGLE の Ｊ ランカー

私 たち と 秘密 を 共有 する 仲間 よ わたくし|||ひみつ||きょうゆう||なかま|

今日 は お 手柄 だった わ 猿 比 古 ちゃん きょう|||てがら|||さる|ひ|ふる|

吠 舞 羅 と セプター ４ 両 クラン の ナンバー 2 を 相手 に ばい|まい|ら|||りょう|||なんばー||あいて|

たった 一 人 で 渡り合う なんて |ひと|じん||わたりあう|

無理 し ない で 増 援 を コール し て も よかった のに むり||||ぞう|えん||こーる|||||

嫌い な ん です よ 協力 プレイ と か そういう の きらい|||||きょうりょく|||||

うそ ね

Ｕ ランカー 平 坂道 反 を 個人 的 に 雇い ||ひら|さかみち|はん||こじん|てき||やとい

二 人 分 の JUNGLE ポイント を 独り占め し て ふた|じん|ぶん|||ぽいんと||ひとりじめ||

急激 な ランク アップ を 果たす きゅうげき||らんく|あっぷ||はたす

考え た じゃ ない の ずるい 子 ね かんがえ||||||こ|

システム 上 で は 可能 でし た が いけ ませ ん か しすてむ|うえ|||かのう|||||||

まさか わがまま です てき よ

それ に うち の 流 ちゃん も 反則 なんて 気 に し ない ||||りゅう|||はんそく||き|||

緑 の 王 比 水流 みどり||おう|ひ|すいりゅう

むしろ 裏 を か かれる の が 好き な ん じゃ ない かしら |うら||||||すき|||||

私 たち の 王様 は ね わたくし|||おうさま||

さっ ここ よ

ようこそ 伏見 猿 比 古 |ふしみ|さる|ひ|ふる

JUNGLE の 秘密 基地 は あなた を 歓迎 する わ ||ひみつ|きち||||かんげい||

あいつ は 一体 何 を 考え て ん だ よ ||いったい|なん||かんがえ||||

落ち着け 八田 おちつけ|はった

俺 たち を 裏切って 今度 は 青 服 まで 裏切って おれ|||うらぎって|こんど||あお|ふく||うらぎって

それ で どう する ん だ よ

その先 に 一体 何 が ある って ん だ よ そのさき||いったい|なん||||||

なるほど これ で 伏見 猿 比 古 の 離反 は |||ふしみ|さる|ひ|ふる||りはん|

決定 的 な もの と なり まし た けってい|てき||||||

飼い犬 に 手 を かま れ た と いった ところ です ね かいいぬ||て|||||||||

申し訳 あり ませ ん 私 の 監督 責任 です もうし わけ||||わたくし||かんとく|せきにん|

いずれ に せよ 彼 の 抜け た 穴 は 早急 に 埋め なけ れ ば なり ませ ん |||かれ||ぬけ||あな||そうきゅう||うずめ||||||

前線 の 補強 の ため 数 名 の 人員 を 特務 隊 に 異動 さ せ ます ぜんせん||ほきょう|||すう|な||じんいん||とくむ|たい||いどう|||

機動 課 一般 小 隊 から 2 名 情報 課 から 3 名 きどう|か|いっぱん|しょう|たい||な|じょうほう|か||な

そして 庶務 課 資料 室 から 1 名 |しょむ|か|しりょう|しつ||な

失礼 し ます しつれい||

あ … あなた は …

ご 無礼 を |ぶれい|

お 見事 です |みごと|

先代 の 青 の 王 羽 張 迅 を 斬った せんだい||あお||おう|はね|ちょう|じん||きった

鬼 の 善 条 こと 善 条 剛 毅 おに||ぜん|じょう||ぜん|じょう|かたし|たかし

あなた に は 今 この とき より |||いま|||

私 の 背後 に つい て もらい ます わたくし||はいご|||||

いよ はじめ まして だ 伏見 君 ||||ふしみ|きみ

ウエルカム なんて な

よく 来 て くれ まし た 猿 比 古 |らい|||||さる|ひ|ふる

歓迎 です かんげい|

カン ゲイ かん|げい

どうも

まっ 立ち話 も なん だ まずは 座って くれよ |たちばなし|||||すわって|

この 出 不精 の イワ さん が |だ|ぶしょう||いわ||

わざわざ 街 まで 行って 買って き た ん だ ぜ |がい||おこなって|かって|||||

寿司 を 回ら ない やつ を すし||まわら|||

ほら 何 が いい トロ か ウニ か イクラ か エビ か |なん|||||うに||||えび|

じゃ タマゴ |たまご

お 子 様 か よ |こ|さま||

おいおい お 子 様 は お前 だ ろ ||こ|さま||おまえ||

寿司 以外 も ある ぜ 鶏 と かな 鶏 から 揚げ すし|いがい||||にわとり|||にわとり||あげ

トリ クエ トリ クエ とり||とり|

お め ぇ が 言う な よ バカ 鳥 ||||いう|||ばか|ちょう

なん だ よ スクナ さっき から 感じ 悪い な ||||||かんじ|わるい|

人見知り か ひとみしり|

猿 比 古 君 は 僅か 1 か月 で 5 段階 の ランク アップ を 果たし まし た さる|ひ|ふる|きみ||わずか|かげつ||だんかい||らんく|あっぷ||はたし||

この スピード は かつて の スクナ を 超え て い ます |すぴーど||||||こえ|||

実に すばらしい 新 記録 です じつに||しん|きろく|

流 その 話 は また 今度 に しよ う ぜ りゅう||はなし|||こんど||||

なぜ です か イワ さん 疑問 です |||いわ||ぎもん|

なぜ でも

さあ スクナ も いい から 機嫌 直せ |||||きげん|なおせ

人間 関係 は 最初 が 肝心 にんげん|かんけい||さいしょ||かんじん

笑顔 が 基本 だ ぞ えがお||きほん||

な っ 猿 比 古 君 ||さる|ひ|ふる|きみ

いや いい です よ どうでも

あっ そう

オッケー オッケー クール で 結構 ||||けっこう

なれ合う ため に 来 た わけ じゃ ない です し なれあう|||らい||||||

じゃあ なんの ため に 来 た の かしら ||||らい|||

別に ゲーム でしょ う べつに|げーむ||

スコア を 限界 まで 上げ たら どう なる か すこあ||げんかい||あげ||||

何 か 新しい 風景 が 見える の か なん||あたらしい|ふうけい||みえる||

それ を 試し てる だけ です ||ためし|||

まさか その ゴール が お 寿司 パーティー だ なんて こと は ない です よ ね ||ごーる|||すし|ぱーてぃー||||||||

無論 です むろん|

俺 たち の 計画 は ここ から が スタート です おれ|||けいかく|||||すたーと|

ヨーイ ドン

君 の 働き に も 期待 です きみ||はたらき|||きたい|

我が JUNGLE の 精鋭 Ｊ ランカー 伏見 猿 比 古 わが|||せいえい|||ふしみ|さる|ひ|ふる

なんでも 言って ください |いって|

どんな ミッション でも クリア し て みせ ます よ |みっしょん||くりあ|||||

人間 関係 が どうのこうの より よっぽど 簡単 だ にんげん|かんけい|||||かんたん|

崩壊 の 青 ヤシロ の 決意 ほうかい||あお|||けつい

レイシ は 破滅 へ の 道 を 歩く の か ||はめつ|||どう||あるく||

次回 K RETURN OF KINGS じかい||||

第 十 話 KEYSTONE だい|じゅう|はなし|

ミコト あなた の 赤 大好き だった よ |||あか|だいすき||