InuYasha Episode 26 inuyasha|episode InuYasha Episode 26

は あ

おお いろんな 武器 が ある ぞ ||ぶき|||

皆 妖怪 の 皮 や 骨 で 作った の か みな|ようかい||かわ||こつ||つくった||

これ ら の 武器 で この 村 の 衆 は 妖怪 を 退治 し とった |||ぶき|||むら||しゅう||ようかい||たいじ||

人間 に も 勇ましい もん が おる のう にんげん|||いさましい||||

それ で この 村 は 妖怪 に も 恨ま れて いた 訳 じゃ |||むら||ようかい|||うらま|||やく|

あ 奈落 が それ を 利用 して |ならく||||りよう|

左 様 　 妖怪 を けしかけ おった ひだり|さま|ようかい|||

四 魂 の かけら を 探す 旅 の 途中 よっ|たましい||||さがす|たび||とちゅう

四 魂 の 玉 が 生み出さ れた と いう よっ|たましい||たま||うみださ|||

妖怪 退治 屋 の 村 に たどり着いた ようかい|たいじ|や||むら||たどりついた

ここ に も 奈落 の 手 が 回って いて 村 は 全滅 |||ならく||て||まわって||むら||ぜんめつ

退治 屋 も 珊瑚 ちゃん を 残して 皆 殺さ れて しまった たいじ|や||さんご|||のこして|みな|ころさ||

桔梗 が この世 から 無くそう と した 四 魂 の 玉 ききょう||このよ||なくそう|||よっ|たましい||たま

時 を 超えて あたし の 体 から 出て きた 四 魂 の 玉 じ||こえて|||からだ||でて||よっ|たましい||たま

この 村 で 全て が 明らかに なる |むら||すべて||あきらかに|

「 ついに 明かさ れた 四 魂 の 秘密 」 |あかさ||よっ|たましい||ひみつ

- ピーヒョロロロ 　 ピーヒョロロロ 　 ピーヒョロロロ - ホーホケキョ

ええ ちくしょう 　 どう なって や がん だ よ

おい 弥勒 　 あの 珊瑚 と か いう 女 |みろく||さんご||||おんな

まだ 寝込んで や がん の か |ねこんで||||

ええ その ようです ね

とっとと たたき起こし ち まえ よ |たたきおこし|||

あいつ は 奈落 の 居場所 知って る んだ ぜ ||ならく||いばしょ|しって|||

奈落 の いる 城 の 場所 が ならく|||しろ||ばしょ|

思い出せ ねえ と か 言って る が おもいだせ||||いって||

歩き回って る うち に あるきまわって|||

そんな の 思い出し そうな もん じゃ ねえ か あ ||おもいだし|そう な|||||

奈落 の こと です 　 悪事 が 露見 した 時 に ならく||||あくじ||ろけん||じ|

記憶 を 消す 暗示 に でも かけた のでしょう きおく||けす|あんじ||||

て な こ と 言って 10 日 も 待た さ れて んだ ||||いって|ひ||また|||

あんな 傷 俺 なら ３ 日 で 治ら あ |きず|おれ||ひ||なおら|

私 なら ひと 月 は 寝込み ます よ わたくし|||つき||ねこみ||

それ に 単に 体 の 傷 だけ じゃ ない ||たんに|からだ||きず|||

肉親 を 失った 心 は 相当 痛んで いる はずです にくしん||うしなった|こころ||そうとう|いたんで||

心 の 傷 か あ 　 そい つ を 治す ため に は 敵討ち が 一 番 だ こころ||きず||||||なおす||||かたきうち||ひと|ばん|

その ため に も さっさと 奈落 の いた 城 に |||||ならく|||しろ|

乗り込ま ねえ と な のりこま|||

う ー し もっか い あいつ に 聞いて こよう |-||||||きいて|

う が 何 し や がる ||なん|||

しばらく は そっと して おいて やる

それ が 一 番 の 薬 です よ ||ひと|ばん||くすり||

ピーピーピーピーピー

あれ い ない

ピヨピ ピヨピ ピーピーピピピピ

- キュウ キュウ - ピーチチチ

- キュウ キュウ キュウ - ピピピ

ピピピ

珊瑚 ちゃ ー ん さんご||-|

もう 起き上がって 大丈夫 ？　 まだ 寝て た方 が |おきあがって|だいじょうぶ||ねて|たほう|

お 墓 |はか

え ？

皆 の お 墓 作って くれた んだ みな|||はか|つくって||

う うん 　 あの あの ね

元気 出して なんて 言え ない げんき|だして||いえ|

たった １ 日 で 一 人 ぼ っち に なっちゃ った んだ もん |ひ||ひと|じん|||||||

体 治ったら あたし たち と 一緒に 行か ない ？ からだ|なおったら||||いっしょに|いか|

犬 夜叉 も 弥勒 様 も 基本 的に は いい 人 たち だ から いぬ|やしゃ||みろく|さま||きほん|てきに|||じん|||

どうか な

あんた 四 魂 の かけら 持って た よ ね |よっ|たましい|||もって|||

え 妖怪 が 邪悪な 力 を 増す 四 魂 の かけら |ようかい||じゃあくな|ちから||ます|よっ|たましい|| まだまだ 元 の 形 に は 程遠い けど |もと||かた|||ほどとおい|

奈落 は それ を 狙って くる ね ならく||||ねらって||

いい よ 　 一緒に 行って も ||いっしょに|おこなって|

皆 の 敵 を 取る つもり ？ みな||てき||とる|

は あ 　 まあ ね 　 それ に 四 魂 の 玉 は ||||||よっ|たましい||たま|

この 里 で 生まれた |さと||うまれた

あたし たち その こと を 知り たくて |||||しり|

この 村 に 来た んだ |むら||きた|

四 魂 の かけら に 関わった 人 は 皆 不幸に なって いく よっ|たましい||||かかわった|じん||みな|ふこうに||

四 魂 の 玉 って 一体 何 なんだろう よっ|たましい||たま||いったい|なん|

キュウ

あっ

ん ？　 なあ に 雲母 ？ |||うんも

お 仲間 呼んで おいで よ |なかま|よんで||

うん ？

皆 の お 弔い して もらった し さ みな|||とむらい||||

教えて あげる よ 　 四 魂 の 玉 が 生まれた 訳 おしえて|||よっ|たましい||たま||うまれた|やく

ギャーギャーギャーギャーギャーギャー

いよいよ 四 魂 の 玉 が 生まれた この 鍾乳洞 に |よっ|たましい||たま||うまれた||しょうにゅうどう|

入る こと が 出来る 訳 です ね はいる|||できる|やく||

おい 珊瑚 　 で ここ の 結 界 は どう やって 外す んだ ？ |さんご||||けつ|かい||||はずす|

左 様 　 この 里 に 伝わる 呪文 を 唱えれば ひだり|さま||さと||つたわる|じゅもん||となえれば

瞬く間に 結 界 は 外れ またたくまに|けつ|かい||はずれ

そんな 呪文 なんて 無い よ |じゅもん||ない|

で 　 じゃ どう やって

冥加 めいか

- ふう - あれ ええ ー |||-

ここ は お 墓 な んだ よ |||はか|||

墓 ？ はか

見よう 見よう と 思う と 駄目な の さ みよう|みよう||おもう||だめな||

最初 は 妖怪 の 怨念 か 何 か が さいしょ||ようかい||おんねん||なん||

ここ に 近づけ させ ない ように して いる と ||ちかづけ|さ せ|||||

皆 考えた んだ けど みな|かんがえた||

どうやら あの 人 が 寄せ付け ない ような んだ ||じん||よせつけ|||

あの 人 ？ |じん

四 魂 の 玉 を 生み出した 人 さ よっ|たましい||たま||うみだした|じん|

その 人 の 無念な 気持ち や 悲し さ なんか が |じん||むねんな|きもち||かなし|||

誰 も 近づけ た がら ない 　 あたし は そう 感じて る だれ||ちかづけ|||||||かんじて|

中 に 入った 方 が 話 が 早い よ なか||はいった|かた||はなし||はやい|

いい よ 入って ||はいって

ああ 　 ふう 　 大丈夫 か おい ||だいじょうぶ||

今 まで 四 魂 の 玉 に 関わった いま||よっ|たましい||たま||かかわった

多く の 人 が 巻き添え に なって きた おおく||じん||まきぞえ|||

その こと を 哀れんで くれる あんた たち なら |||あわれんで||||

あの 人 も 受け入れて くれる と 思う よ |じん||うけいれて|||おもう|

ん あ 本当じゃ 　 入れ たわ い ||ほんとうじゃ|いれ|| やった ー 　 ご 対面 できる 訳 です なあ |-||たいめん||やく||

四 魂 の 玉 を 生み出した お方 に よっ|たましい||たま||うみだした|おかた|

いざ 　 は あー 　 ぎ ゅ ー が び ー ん |||||-|||-|

くく っ 　 なな なぜに ー ||||-

ああ ああ ー ||-

ああ

あ はっ う 何 だ こりゃ |なん||

鬼 や 竜 や 土 蜘蛛 等 おに||りゅう||つち|くも|とう

無数の 妖怪 が 一 つ に 固まって 戦った 跡 だ よ むすうの|ようかい||ひと|||かたまって|たたかった|あと||

たった １ 人 の 人間 を 倒す ため に |じん||にんげん||たおす||

鍾乳石 の 中 に ミイラ が ある しょうにゅうせき||なか||みいら||

妖怪 が 食らいついて いる ようかい||くらいついて|

古い 鎧 　 昔 の 武将 です か ふるい|よろい|むかし||ぶしょう||

女 の 人 だ よ 　 何 百 年 も 昔 の 巫女 だって おんな||じん|||なん|ひゃく|とし||むかし||いちこ|

巫女 ？ いちこ

しかし この 巫女 に 取り付いて いる 妖怪 の 数 は ||いちこ||とりついて||ようかい||すう|

半端じゃ あり ませ ん はんぱじゃ|||

かなり の 霊 力 を 持って いた 巫女 様 らしい です なあ ||れい|ちから||もって||いちこ|さま|||

まだ 貴族 が 世の中 を 治めて いた 頃 |きぞく||よのなか||おさめて||ころ

戦 や 飢饉 が 長く 続いて 人 が たくさん 死んだ いくさ||ききん||ながく|つづいて|じん|||しんだ

その 時 の 死体 や 弱りきった 人間 を 食い ながら |じ||したい||よわりきった|にんげん||くい|

妖怪 の 数 が 一気に 増えて いった ようかい||すう||いっきに|ふえて|

いろんな 坊さん や 武将 も |ぼうさん||ぶしょう|

妖怪 退治 を して いた らしい けど ようかい|たいじ|||||

中でも この 翠 子 と いう 巫女 は なかでも||みどり|こ|||いちこ|

妖怪 の 魂 を 取り出して 清める 術 を 使い ようかい||たましい||とりだして|きよめる|じゅつ||つかい

最も 活躍 した らしい んだ もっとも|かつやく|||

魂 を 取り出して 清める 術 ？ たましい||とりだして|きよめる|じゅつ

うん 　 何でも この世 の もの は |なんでも|このよ|||

人間 も 動物 も 木 も 石 も にんげん||どうぶつ||き||いし|

四 つ の 魂 で 出来て る ん だって よっ|||たましい||できて|||

四 つ の 魂 　 四 魂 ？ よっ|||たましい|よっ|たましい

書物 で 読んだ こと が あり ます しょもつ||よんだ||||

四 魂 と は すなわち よっ|たましい|||

荒 魂 和 魂 奇 魂 幸 魂 を いい あら|たましい|わ|たましい|き|たましい|こう|たましい||

これ が そろって 一 霊 と なり |||ひと|れい||

肉体 に 宿った の が 心 である と にくたい||やどった|||こころ||

荒 魂 と は 勇 であり あら|たましい|||いさみ|

和 魂 は 親 奇 魂 は 智 幸 魂 は 愛 を 司る わ|たましい||おや|き|たましい||さとし|こう|たましい||あい||つかさどる

これ ら 四 魂 が 正しく 働いた 一 霊 を 直 霊 と いい ||よっ|たましい||まさしく|はたらいた|ひと|れい||なお|れい||

人 の 心 は 正しく 保た れる じん||こころ||まさしく|たもた|

犬 夜叉 付いて きて ます か ？ いぬ|やしゃ|ついて|||

う で で そら あ 何 なんで え |||||なん||

ああ おら に は さっぱり

悪行 を 行えば 四 魂 の 働き は 邪悪に 転び あくぎょう||おこなえば|よっ|たましい||はたらき||じゃあくに|ころび

一 霊 は 曲 霊 と なり 人 は 道 を 誤る ひと|れい||きょく|れい|||じん||どう||あやまる

つまり 人間 の 魂 でも 妖怪 の 魂 でも |にんげん||たましい||ようかい||たましい|

魂 と いう もの は 良く も 悪く も なる って こと です たましい|||||よく||わるく|||||

妖怪 たち に とって 翠 子 は 強敵 だったろう ね ようかい||||みどり|こ||きょうてき||

妖怪 の 魂 で すら ようかい||たましい||

浄化 して 無力 化 して しまう んだ から じょうか||むりょく|か||||

だが 妖怪 の 大群 と 戦って 力尽きた |ようかい||たいぐん||たたかって|ちからつきた

ん 結局 この 翠 子 って 奴 が |けっきょく||みどり|こ||やつ| 大した 巫女 じゃ なかった って こと な んだ ろ ？ たいした|いちこ|||||||

まだ 負けた って 訳 じゃ ない |まけた||やく||

まだ って

あれ は ？

七 日 七 晩 続いた 戦い で なな|ひ|なな|ばん|つづいた|たたかい|

翠 子 は ついに 妖怪 に 食い付か れた みどり|こ|||ようかい||くいつか|

翠 子 は 最後 の 力 で 妖怪 の 魂 を 奪い取って みどり|こ||さいご||ちから||ようかい||たましい||うばいとって

自ら の 魂 に 取り込み 体 の 外 に 弾き出した おのずから||たましい||とりこみ|からだ||がい||はじきだした

その 魂 を 弾き出した 所 が あの 胸 の 穴 です か |たましい||はじきだした|しょ|||むね||あな||

弾き 出た 物 それ が 四 魂 の 玉 って こと な んだ はじき|でた|ぶつ|||よっ|たましい||たま||||

妖怪 の 魂 を 浄化 でき なかった ようかい||たましい||じょうか||

妖怪 の 魂 を 抜き出す まで で 精いっぱい だった ようかい||たましい||ぬきだす|||せいいっぱい|

肉体 は 滅びて も 四 魂 の 玉 の 中 で まだ にくたい||ほろびて||よっ|たましい||たま||なか||

翠 子 と 妖怪 たち の 魂 は 戦い 続けて いる ん だって みどり|こ||ようかい|||たましい||たたかい|つづけて|||

だから まだ 決着 は 付いて い ない んだ ||けっちゃく||ついて|||

四 魂 の 玉 の 中 で 今 も 戦い は 続いて る よっ|たましい||たま||なか||いま||たたかい||つづいて|

けっ 　 何 に せよ だ |なん|||

奈落 なんか が 奪い に 来 や がる から ならく|||うばい||らい|||

話 が 訳 分か ん なく なる んだ はなし||やく|わか||||

四 魂 の 玉 の 力 は よっ|たましい||たま||ちから|

俺 が 大 妖怪 に なる ため に ちゃ あん と 使って やる ぜ おれ||だい|ようかい||||||||つかって||

それ で 翠 子 も 浮かば れ んだ ろ ？ ||みどり|こ||うかば|||

う う 何 な う う っ ||なん||||

- 犬 夜叉 - わ あっ わ あっ あっ うわ うわ ああ ー いぬ|やしゃ|||||||||-

あっ 何 な んだ よ ー |なん||||-

ああいう 考え の 者 は |かんがえ||もの|

この 洞窟 の 結 界 に 弾き出さ れる と いう こと です ね |どうくつ||けつ|かい||はじきださ||||||

翠 子 の お 座り じゃ な これ は みどり|こ|||すわり||||

- カア 　 カア 　 カア 　 カア 　 カア … - ピーピピピピ …

だいぶ 遅く なっちゃ った |おそく||

- カア 　 カア 　 カア 　 カア 　 カア … - ピーピピピピ …

なんと 鍾乳石 の 中 に 巫女 が |しょうにゅうせき||なか||いちこ|

それ で ？　 もっと 詳しく 話す のだ 七宝 |||くわしく|はなす||しっぽう

その 巫女 が 四 魂 の 玉 を 体 から 打ち出した 時 の まま |いちこ||よっ|たましい||たま||からだ||うちだした|じ||

妖怪 に 食い付か れた 姿 で 残って おった んじゃ ようかい||くいつか||すがた||のこって||

うーん 鍾乳石 に 包ま れて いる と いう こと は |しょうにゅうせき||つつま||||||

やはり 珊瑚 の 言う ように |さんご||いう|

数 百 年 は 時 を 経て おる なあ すう|ひゃく|とし||じ||へて||

- ワオーン - ピーピーピー

- ワオーン - ピーピーピー

翠 子 に 何 か 関わり が ある と 思う んだ けど みどり|こ||なん||かかわり||||おもう||

この 村 は 妖怪 退治 を 代々 やって いる んだ |むら||ようかい|たいじ||だいだい|||

何 百 年 の 間 四 魂 の 玉 は なん|ひゃく|とし||あいだ|よっ|たましい||たま|

いろんな 妖怪 や 人 間の手 を 転々 と し |ようかい||じん|あいのて||てんてん||

あたし の じいさん の 代 に 戻って きた ||||だい||もどって|

退治 した 妖怪 の 体 の 中 から 出て きた んだ よ たいじ||ようかい||からだ||なか||でて|||

じいさん を はじめ ものすごい 数 の 退治 屋 が ||||すう||たいじ|や|

犠牲 に なった そうだ よ ぎせい|||そう だ|

体 の 中 から 取り出さ れた 四 魂 の 玉 は からだ||なか||とりださ||よっ|たましい||たま|

ひどく 汚れて いて |けがれて|

退治 屋 の 手 に 負 える 代物 じゃ なく なって た たいじ|や||て||ふ||しろもの||||

それ で 桔梗 様 に ||ききょう|さま|

桔梗 　 その 巫女 は ききょう||いちこ|

四 魂 の 玉 を よっ|たましい||たま|

清める こと が 出来る って 聞いて いた けど きよめる|||できる||きいて||

奈落 に 目 を 付け られ 桔梗 様 は 亡くなら れた ならく||め||つけ||ききょう|さま||なくなら|

妖怪 や 悪人 が 持てば 汚れ が 増し ようかい||あくにん||もてば|けがれ||まし

清らかな 魂 を 持つ 者 が 手 に すれば 浄化 さ れる きよらかな|たましい||もつ|もの||て|||じょうか||

は あ 難しい ね ||むずかしい|

善 に も 悪 に も なる 四 魂 の 玉 ぜん|||あく||||よっ|たましい||たま

しかし これ まで 正しく 使わ れた こと など |||まさしく|つかわ|||

聞いた こと が あり ませ ん きいた|||||

奈落 が 狙って いる 限り ならく||ねらって||かぎり

これ から も 多く の 血 が 流さ れる でしょう |||おおく||ち||ながさ||

玉 の 因果 どこ か で 断ち切ら なければ なり ませ ん たま||いんが||||たちきら||||

犬 夜叉 くれぐれも 四 魂 の 玉 を 使って いぬ|やしゃ||よっ|たましい||たま||つかって

大 妖怪 に なろう と 思ったり し ない ように だい|ようかい||||おもったり|||

けっ

まずは 奈落 を ぶ っ 殺す 　 それ が 先決 だ |ならく||||ころす|||せんけつ|

ウウー ウウー ウウー

ワオーン

クンクン

クンクン

よ いっしょ 　 雲母 ご 苦労 ||うんも||くろう

お前 の おかげ で 早く 着け たわ い おまえ||||はやく|つけ||

翠 子 と やら みどり|こ||

わし とて 人 を 哀れむ 心 は 持ち合わせて おる ||じん||あわれむ|こころ||もちあわせて|

しかし 長く 生きる と 多く の 死 を 見 過ぎて |ながく|いきる||おおく||し||み|すぎて

死 に 対し 慣れっこに なって くる のだ し||たいし|なれっこに|||

許せ 　 昼間 は 探究 心 が 勝って しまって ゆるせ|ひるま||たんきゅう|こころ||かって|

まあ 結 界 を 通して くれた と いう こと は |けつ|かい||とおして|||||

分かって くれた と 判断 して よい のじゃ ろ ？ わかって|||はんだん||||

キュウ

おお すま ん すま ん 　 何 すぐ 終わる わ い |||||なん||おわる||

ん う うん よっ と しょ っと

ふ っ ど りゃ

はっ な ん まん だ なん まん だ 　 は あ

膨大な 妖怪 の 数 じゃ ぼうだいな|ようかい||すう|

これ だけ の 妖怪 と たった １ 人 の 巫女 が |||ようかい|||じん||いちこ|

わたり合った と いう の か 　 とても 信じ られ ん わたりあった||||||しんじ||

なりふり構わず 合体 し なりふりかまわず|がったい|

巨大に なった 妖怪 も かなり おる わ い きょだいに||ようかい|||||

あれ が 皆 の 言って おった ||みな||いって|

四 魂 の 玉 が 打ち出さ れた 胸 の 穴 か よっ|たましい||たま||うちださ||むね||あな|

大き さ から いって おおき|||

そこ より 打ち出さ れた と いう こと は ||うちださ|||||

考え られ なく も ない のだ が かんがえ||||||

むっ 何 じゃ ？ |なん|

う おお ー ||-

グウウ

う う くく 何 か 嫌な 予感 が |||なん||いやな|よかん|

くう う ちい

あっ しまった 　 四 魂 の 玉 の 力 じゃ ||よっ|たましい||たま||ちから|

完全に 奪い きれて い ない 魂 が かんぜんに|うばい||||たましい|

復活 しよう と して おる ふっかつ||||

ガウッ ガウッ

ぎ ゃあ ー ||-

グウウ

ギャオッ

ギャオッ

あっ しまった 　 四 魂 の 玉 の 力 じゃ ||よっ|たましい||たま||ちから|

完全に 奪い きれて い ない 魂 が かんぜんに|うばい||||たましい|

復活 しよう と して おる ふっかつ||||

ギャアオ

- は あ は あ - は あっ 何 だ 今 の 揺れ は ？ ||||||なん||いま||ゆれ|

犬 夜叉 は あ 四 魂 の 玉 が 無い わ いぬ|やしゃ|||よっ|たましい||たま||ない|

翠 子 の 洞窟 で 何 か みどり|こ||どうくつ||なん|

くっ

はっ

冥加 じ じい が お らん が かご め 知ら ん か ？ めいか|||||||||しら||

今 の 犬 夜叉 に 付いて っちゃ った んじゃ ない の ？ いま||いぬ|やしゃ||ついて|||||

まさか 　 あの じ じい が

危険な こと に 首 を 突っ込む と は 考え られ ん わ きけんな|||くび||つっこむ|||かんがえ|||

冥加 じ じい どこ じゃ ー めいか|||||-

雲母 ？ うんも

グウ 　 グウ グウ グウウ ぐう|ぐう|ぐう|

雲母 引け ー うんも|ひけ|-

犬 夜叉 様 たち を 呼び に 戻ろう いぬ|やしゃ|さま|||よび||もどろう

ガアウ 　 グルル

雲母 どうした うんも|

そう か 四 魂 の かけら を 取り戻さ ねば ||よっ|たましい||||とりもどさ|

グウウ

キャンキャンキャンキャン

雲母 はっ うんも|

グオオー

グオー

取りこぼし の 魂 か とりこぼし||たましい|

しかし ここ まで 巨大 化 して おる と 手強い ぞ ー |||きょだい|か||||てごわい||-

ウワアアー ウオオー

ギャーオ

しっかり せ え 雲母 |||うんも

は あ このまま で は まずい

シュウウ

グオオー

ん っ これ は ？

シャアアー

ウウーガオー

ガアアー

翠 子 … 様 みどり|こ|さま

は あ 急げ 弥勒 ||いそげ|みろく

は あ は あ はっ あった

四 魂 の かけら を 長く 留める の は まずい よっ|たましい||||ながく|とどめる|||

先 に 出 ます さき||だ|

おう

さーて と

う っ

は あ こんな とんで も ねえ こと する 奴 は ||||||||やつ|

俺 の 知る 限り たった １ 人 しかい ねえ おれ||しる|かぎり||じん||

う う ー 　 ああ これ は これ は 犬 夜叉 様 ||-||||||いぬ|やしゃ|さま

は あ まあ 何事 も 無くて 何より |||なにごと||なくて|なにより

何 が 何事 も 無く だ なん||なにごと||なく|

こんな 所 へ 四 魂 の 玉 を 勝手に 持ち込み や がって |しょ||よっ|たましい||たま||かってに|もちこみ||

あ それ は 雲母 が です な |||うんも|||

- もう 一 度 入り たい と - グルルルル |ひと|たび|はいり|||

また 嘘 か |うそ|

あ い えー 若干 残って いた 魂 が |||じゃっかん|のこって||たましい|

四 魂 の 光 に 反応 して 息 を 吹き返した だけ の こと よっ|たましい||ひかり||はんのう||いき||ふきかえした|||

予測 は して おり ました よそく||||

それ が 死に そうに なって た 奴 の 台詞 か よ ||しに|そう に|||やつ||せりふ||

本当に 口 が 減ら ねえ なあ 　 けっ ほんとうに|くち||へら|||

助けて やる んじゃ なかった ぜ たすけて||||

はて 　 私 いつ 犬 夜叉 様 に お 助け いただき ました か |わたくし||いぬ|やしゃ|さま|||たすけ|||

- 何 寝ぼけて んだ 　 いい加減に しろ - あっ なん|ねぼけて||いいかげんに||

くっ

ああ 嘘 で は ございませ ん |うそ||||

私 は 翠 子 様 に 助け られた のです わたくし||みどり|こ|さま||たすけ||

寝言 は 寝て 言え ねごと||ねて|いえ

ふ に ゃふ に ゃふ が ふ が

グウウ

四 魂 の 玉 の こと を 調べて いた よっ|たましい||たま||||しらべて|

冥加 じいちゃん の 考え で は めいか|||かんがえ||

どんなに 霊 力 が 強くて も |れい|ちから||つよくて|

あんなに たくさんの 妖怪 を ||ようかい|

１ 人 で 相手 に する の は 無理 だって じん||あいて|||||むり|

翠 子 に は 有能な 家来 が いた の かも しれ ない みどり|こ|||ゆうのうな|けらい||||||

妖怪 退治 屋 の 珊瑚 ちゃん も ようかい|たいじ|や||さんご||

一緒に 行動 する こと に なった いっしょに|こうどう||||

気のせい かも しれ ない けど きのせい||||

な ー ん か 弥勒 様 嬉し そう |-|||みろく|さま|うれし|

水害 に 襲わ れた 村 に すいがい||おそわ||むら|

生 贄 を 要求 する 神様 が いる らしい せい|にえ||ようきゅう||かみさま|||

そんな 神様 って ある ？ |かみさま||

災害 を 防いで やる 代わり に さいがい||ふせいで||かわり|

村 の 子ども を よこせ だって むら||こども|||

これ は 四 魂 の かけら を 持つ 妖怪 の 仕業 かも ||よっ|たましい||||もつ|ようかい||しわざ|

次回 犬 夜叉 「 水神 が 支配 する 闇 の 湖 」 じかい|いぬ|やしゃ|すいじん||しはい||やみ||こ

お楽しみ に おたのしみ|

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ