InuYasha Episode 32 inuyasha|episode InuYasha Episode 32

う ー やれやれ … |-|

命 あった だけ め っけ もんだ いのち|||||

や っぱ おら たち 刀 な ん ぞ より ||||かたな||||

鍬 持って る 方 が ええ だ くわ|もって||かた|||

もう 駄目 か と 思 っと った が |だめ|||おも|||

生きて 村 さ 帰 え れる のう いきて|むら||かえ|||

これ も 皆 あの 巫女 様 の おかげ じゃ ||みな||いちこ|さま|||

あり が て え こと じゃ

う っ う う あっ

ああ っ ヨヘイ が 気 が 付いた ぞ ||||き||ついた|

しっかり しろ ヨヘイ

ハッハッハッハ 　 巫女 様 の 薬 が 効いた だ |いちこ|さま||くすり||きいた|

巫女 様 ヨヘイ が 息 吹き返した だ いちこ|さま|||いき|ふきかえした|

ギャアア ギャアギャアギャアギャア

キイ キイ きい|きい

キイイ

餓鬼 が まだ この 男 の 命 を 狙って がき||||おとこ||いのち||ねらって

巫女 様 どうした だ か いちこ|さま|||

いえ もう 大丈夫です ||だいじょうぶです

明日 に は 起きる こと も 出来る でしょう あした|||おきる|||できる|

桔梗 なる 巫女 が いる と いう の は この 寺 か ききょう||いちこ||||||||てら|

お ぬし か

戦 で 傷ついた 者 を 敵 味方 の 区 別なく 手当 ていたし いくさ||きずついた|もの||てき|みかた||く|わりなく|てあて|

不思議なる 術 で 死に かけ し 者 の 命 を 数多 ふしぎなる|じゅつ||しに|||もの||いのち||かずおお

救い よる 巫女 と は すくい||いちこ||

不思議 の 術 など ふしぎ||じゅつ|

多少 手当て の 心得 が ある だけ で ございます たしょう|てあて||こころえ|||||

話 は 城 で 聞く はなし||しろ||きく

同行 せよ どうこう|

「 邪気 に 落ちた 桔梗 と 犬 夜叉 」 じゃき||おちた|ききょう||いぬ|やしゃ

我が 人見 家 の 主君 蔭 刀 様 は わが|ひとみ|いえ||しゅくん|おん|かたな|さま|

生まれつき 体 の 弱い お方 で な うまれつき|からだ||よわい|おかた||

先日 先 の 殿 が 亡くなら れ 跡 目 を 継が れた のだ が せんじつ|さき||しんがり||なくなら||あと|め||つが|||

最近 ますます 容体 が 思わしくなく さいきん||ようだい||おもわしくなく

それでいて

医師 どころ か 家臣 さえ も 寄せ付け ぬ のだ いし|||かしん|||よせつけ||

なり ませ ん 誰 も 通す な と |||だれ||とおす||

蔭 刀 様 の 病 を お 治し する 巫女 を 連れて 参った のだ おん|かたな|さま||びょう|||なおし||いちこ||つれて|まいった|

しかし 殿 は 誰 も 通して は なら ぬ と |しんがり||だれ||とおして||||

殿 は どなた に も お 会い に は しんがり||||||あい||

何 だ この 城 は 　 この 邪気 は なん|||しろ|||じゃき|

こ これ

この 男 が 主 |おとこ||おも

全く 生気 が 感じ られ ない まったく|せいき||かんじ||

まるで 首 から 下 は 死んで いる ようだ |くび||した||しんで||

桔梗 ききょう

殿 申し訳 ございませ ぬ 　 この 者 止める も 聞か ず しんがり|もうしわけ||||もの|とどめる||きか|

病 を 治す と 申し 勝手に びょう||なおす||もうし|かってに

騒ぐ な さわぐ|

は 控え おれ |ひかえ| は はっ

そ なた 名 は 何と 申す ||な||なんと|もうす

桔梗 と 申し ます ききょう||もうし|

桔梗 が 生きて いる ききょう||いきて|

50 年 前 我が 手 で 罠 に はめた 女 とし|ぜん|わが|て||わな|||おんな

四 魂 の 玉 を 持って 死んで いった はずの よっ|たましい||たま||もって|しんで||

女 が 生きて いる おんな||いきて|

この 女 一体 |おんな|いったい

なんだ あ ？　 酷 え な こりゃ ||こく|||

こっち も 駄目じゃ 　 全部 枯れ とる ||だめじゃ|ぜんぶ|かれ|

どう な っと る んじゃ 干ばつ でも ねえ のに |||||かんばつ|||

ここ ひと 月 で 急に ||つき||きゅうに

ん あっ

雨 こ こりゃ あ あめ||| 血 みて え に 赤い ち||||あかい

う っ 何 だ ありゃ あ ||なん|||

う うわ あっ

わ ああ っ

ほお ー 　 で は 妖怪 の 残骸 が 降って きた と |-|||ようかい||ざんがい||ふって||

は あ もう 気味 が 悪い のな ん の って |||きみ||わるい||||

畑 も 全部 やられて しまい まして な はたけ||ぜんぶ||||

畑 だけ じゃ ねえ 　 人 も だ はたけ||||じん||

年寄り や 子ども たち としより||こども|

弱い 者 から バタバタ と 倒れて おり ます よわい|もの||||たおれて||

でしょう なあ

この 近辺 に は 何 か 強い 邪気 の 元 が ある はずです |きんぺん|||なん||つよい|じゃき||もと|||

分かり ました わかり|

で また 人助け かよ ||ひとだすけ|

俺 たち こんな こと やって る 暇 あん の か あ おれ||||||いとま||||

奈落 を 探す んだろう が 奈落 を よ ならく||さがす|||ならく||

謝った って 許して や ん ない んだ から あっ あやまった||ゆるして||||||

奈落 の こと です が かご め 様 の 放た れた 矢 ならく|||||||さま||はなた||や

あの 一撃 で 相当な 深手 を 負った はず |いちげき||そうとうな|ふかで||おった|

さしも の 奈落 と いえ ど ||ならく|||

しばらく は 立ち直れ ない ので は と ||たちなおれ||||

それ に お礼 の 銭 まで 頂いて しまった のです から ||お れい||せん||いただいて|||

お 助け せ ねば |たすけ||

いつの間に いつのまに

て 頂く な よ て め え はっ |いただく||||||

大体 礼 って もん は 何 か した 後 で 貰う もん だろう が だいたい|れい||||なん|||あと||もらう|||

後 だ と 大抵 安く なる んです よ あと|||たいてい|やすく||ん です|

- 本当に お め え はっ 　 この 生臭 坊主 っ - ウフ ほんとうに||||||なまぐさ|ぼうず||

法師 です ほうし|

あ 　 珊瑚 ちゃん どうした の |さんご|||

邪気 の 元 が じゃき||もと|

あの 山 だって こと は 間違い な さ そうだ ね |やま||||まちがい|||そう だ|

奈落 以外 に こんな 強い 邪気 を 発する ならく|いがい|||つよい|じゃき||はっする

妖怪 が いる の か なって 思って さ ようかい||||||おもって|

奈落 以外 です か ならく|いがい||

どう じゃ 桔梗 　 殿 の ご 病気 の 見立て は ||ききょう|しんがり|||びょうき||みたて|

はい 　 私 の 手 に は 余る もの か と |わたくし||て|||あまる|||

そう か 　 並 の 病 で ない こと は 分かって おる が ||なみ||びょう|||||わかって||

お ぬし に まで 見放さ れた か ||||みはなさ||

私 など 一 介 の 巫女 に 過ぎ ませ ぬ わたくし||ひと|かい||いちこ||すぎ||

失礼 ながら お 暇 いたし たく しつれい|||いとま||

う っ

悪い が 城 から 出す な と 殿 の ご 命令 じゃ わるい||しろ||だす|||しんがり|||めいれい|

しばらく は ここ に 留まって もらう ぞ ||||とどまって||

う っ

死んだ はずの 桔梗 か 　 殺す に しろ しんだ||ききょう||ころす||

正体 を とくと 見極めて から でも 遅く は ない しょうたい|||みきわめて|||おそく||

今 宵 は いよいよ 我 が 願い が 満 つる いま|よい|||われ||ねがい||まん|

面白い 女 が 手 に 入った おもしろい|おんな||て||はいった

瘴気 の せい で 草木 一 本 生えて おら ん しょうき||||くさき|ひと|ほん|はえて||

そろそろ だ な 　 一体 この 山 で 何 が 起きて る って んだ |||いったい||やま||なん||おきて|||

ん ？

何 この 穴 　 邪気 は この 穴 から なん||あな|じゃき|||あな|

う っ え ふ っ え ふ っ

う う

珊瑚 ちゃん さんご|

う う

ん っ 　 大丈夫 ？ ||だいじょうぶ

まだ 体 が 治って ない の よ 無理 し ないで |からだ||なおって||||むり||

珊瑚 と かご め は ここ で 待って ろ さんご|||||||まって|

たかが 妖怪 退治 |ようかい|たいじ

皆 で ゾロゾロ 入って いく こと は ねえ だ ろ みな||ぞろぞろ|はいって||||||

弥勒 行く ぜ みろく|いく|

七宝 お前 は 平気な ようです ね 　 ここ は 頼み ます しっぽう|おまえ||へいきな|||||たのみ|

おう 任せて おけ |まかせて|

気 を 付けた 方 が よい ぞ き||つけた|かた|||

この 邪気 相当 強い |じゃき|そうとう|つよい

感じる 　 巨大な 邪気 の 渦 かんじる|きょだいな|じゃき||うず

行く か いく|

うわ う う っ 　 が あっ

開けろ あけろ

それ から 弓矢 を 持って来い ||ゆみや||もってこい

珊瑚 ちゃん 大丈夫 ？　 瘴気 が 強く なって きた よ さんご||だいじょうぶ|しょうき||つよく|||

うん 　 かご め ちゃん よく 平気だ ね |||||へいきだ|

うん 今 ん とこ は ね |いま||||

うわ あっ う っ 　 う くっ

何 じゃ おら 中 に 吸い込ま れ そうじゃ なん|||なか||すいこま||そう じゃ

洞窟 の 中 は どう な っと る んじゃ どうくつ||なか||||||

犬 夜叉 と 弥勒 様 大丈夫 かな いぬ|やしゃ||みろく|さま|だいじょうぶ|

邪気 が 強まって きた ぞ じゃき||つよまって||

う っ げ ほっ げ ほっ げ ほっ 　 ああ

おい 何 やって んだ よ 弥勒 　 だ らし ねえ なあ て め え は |なん||||みろく||||||||

私 は 修行 を 積んで いる から わたくし||しゅぎょう||つんで||

この 程度 で 済んで いる んだ |ていど||すんで||

普通の 人間 なら ひと たまり も ない ぞ ふつうの|にんげん||||||

う っ

ん っ

何 か いる なん||

行く ぞ いく|

う ああ 　 は あ

はっ

な 何 だ これ は |なん|||

妖怪 の 残骸 ようかい||ざんがい

ウウウ ウウアー

ガアウオー 　 オオー

ガアアアー

は あっ

妖怪 同士 で 戦って いる ようかい|どうし||たたかって|

ワアー

ンン アアーアー

ゴワー 　 アアー

もともと は

何 百 と いう 妖怪 が ここ で 殺し 合って いた んです なん|ひゃく|||ようかい||||ころし|あって||ん です

あの 里 に 降り注いだ の は 負け 組 |さと||ふりそそいだ|||まけ|くみ

ここ の 残骸 ども です ね ||ざんがい|||

酷 い 　 何の ため に こんな こと を こく||なんの|||||

ワアアー

最後に 残った 妖怪 に さいごに|のこった|ようかい|

体 が 混ざり 合った からだ||まざり|あった

ウウーウワアア

なぜ 出 られ ぬ 　 最後に 勝ち残った 妖怪 が |だ|||さいごに|かちのこった|ようかい|

ただ 一 人 |ひと|じん

生きて ここ から 出 られる はずで は なかった の か っ いきて|||だ|||||||

まさか ここ は

そこ に まだ １ 匹 おる の か |||ひき|||

俺 の こと か っ おれ||||

待て 犬 夜叉 まて|いぬ|やしゃ

- 離せ っ - ぬ あっ はなせ|||

俺 の 考え が 当たって いれば 　 いかん このまま で は おれ||かんがえ||あたって|||||

- ヌアアア - 相手 に なって やら あー |あいて||||

遅 過ぎる おそ|すぎる

やはり 行こう |いこう

う っ は あ 　 う っ

駄目 よ 珊瑚 ちゃん は だめ||さんご||

その 体 で 中 に 入ったら ひと たまり も ない ぞ |からだ||なか||はいったら|||||

- 珊瑚 ちゃん ここ から 離れ ましょう - は あっ さんご||||はなれ|||

このまま じゃ 体 に 悪い わ ||からだ||わるい|

- は あっ - えっ

はっ

桔梗 ききょう

中 に 犬 夜叉 が いる の か なか||いぬ|やしゃ||||

- 桔梗 　 かご め あの 巫女 は 桔梗 じゃ な - う っ …　 あっ ききょう||||いちこ||ききょう|||||

かご め ちゃん

- 追う の か かご め - う っ おう||||||

うん 　 七宝 ちゃん は 珊瑚 ちゃん の 側 に いて あげて |しっぽう|||さんご|||がわ|||

かご め ちゃん 今 の 人 |||いま||じん

桔梗 よ ききょう|

どうして 桔梗 が ここ に 来た か 分から ない けど |ききょう||||きた||わから||

中 で 絶対 悪い こと が 起こって る なか||ぜったい|わるい|||おこって|

- 雲母 - キュウ うんも|

雲母 を 連れて って 　 気 を 付けて かご め ちゃん うんも||つれて||き||つけて|||

ありがとう 　 じゃ っ

私 の 中 の 死 魂 が 外 に 出よう と して いる わたくし||なか||し|たましい||がい||でよう|||

この 洞窟 の 邪気 に 引か れて いる の か |どうくつ||じゃき||ひか||||

邪気 の 他 に 感ずる 気 が ある じゃき||た||かんずる|き||

この 気 は 城 の 男 の もの か |き||しろ||おとこ|||

- ウウウオー - う っ 　 て やっ

- オオー 　 ワアー - で や ー っ ||||-|

ええ いっ 　 次 は とどめ だ 　 う っ ||つぎ|||||

- ウウー 　 アアアア - こ こいつ 傷 を 治し や がった ||||きず||なおし||

刀 を 引け 犬 夜叉 　 戦って は いか ん かたな||ひけ|いぬ|やしゃ|たたかって|||

ふざける な 戦わ なけりゃ 殺さ れる んだ ぞ ||たたかわ||ころさ|||

聞け 　 これ は まるで 巫蠱 の 術 きけ||||ふこ||じゅつ

蠱毒 の 作り 方 と 同じな んだ こどく||つくり|かた||おなじな|

巫蠱 の 術 ？　 蠱毒 ？　 何 だ そりゃ あ ふこ||じゅつ|こどく|なん|||

巫蠱 の 術 と は 一 つ の 器 の 中 に ふこ||じゅつ|||ひと|||うつわ||なか|

毒虫 や トカゲ やら を 入れて 殺し 合わせ どくむし||とかげ|||いれて|ころし|あわせ

最後に 生き残った １ 匹 が さいごに|いきのこった|ひき|

蠱毒 と いう 生き物 に なる 呪術 だ こどく|||いきもの|||じゅじゅつ|

ち っ そんな こと 言った って よ お ||||いった|||

貴 様 を 殺す 　 ここ を 生きて 出る の は この わし だけ だ とうと|さま||ころす|||いきて|でる||||||

う っ

やる しか ねえ だろう が ー っ |||||-|

うりゃ あっ

ウワアー

このまま で は まずい

この 場所 に 施さ れた 呪術 が 解け ない と 犬 夜叉 は |ばしょ||ほどこさ||じゅじゅつ||とけ|||いぬ|やしゃ|

はっ 何 だ |なん|

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

はっ

き 桔梗 |ききょう

死 魂 が 出て いく し|たましい||でて|

そう か 　 この 邪気 は 蟲毒 |||じゃき||むしどく

はっ

何で なんで

桔梗 が ここ に ききょう|||

間もなく 出て くる まもなく|でて|

我が 呪術 で 封じ込めた 数 多 の 妖怪 わが|じゅじゅつ||ふうじこめた|すう|おお||ようかい

その 中 で 殺し 合い |なか||ころし|あい

勝ち残った 最後 の １ 匹 かちのこった|さいご||ひき

そい つ こそ が

この 奈落 の 新しい 体 と なる |ならく||あたらしい|からだ||

桔梗 ー っ ききょう|-|

ウオアー

ぐ あっ ぐ ああ っ

くう っ 　 くそ お っ

う っ はっ はっ

- はっ はっ はっ - キュウー

雲母 ？ うんも

はっ い っけ ない

う っ は あ は あ

あっ 　 何 ？　 四 魂 の 気配 |なん|よっ|たましい||けはい

う うん この 四 魂 の かけら じゃ なくて |||よっ|たましい||||

もう 一 人 いる 　 四 魂 の かけら を 持った 誰 か が |ひと|じん||よっ|たましい||||もった|だれ||

まさか

う っ え ほっ

桔梗 の 死 魂 を 取り込んで ききょう||し|たましい||とりこんで

ますます 邪気 が 高まって きた |じゃき||たかまって|

う っ はっ はっ ああ っ

- え ほっ - 弥勒 様 ||みろく|さま

- え ほっ げ ほっ - 大丈夫 ？　 しっかり して ||||だいじょうぶ||

かご め 様 ||さま

キュアーッ

いかん 雲母 |うんも

- あっ - う っ 　 ああ

弥勒 様 ここ は みろく|さま||

ここ は 巫蟲 の 術 が 仕掛け られた 穴 ||ふむし||じゅつ||しかけ||あな

犬 夜叉 を 止め ない と いぬ|やしゃ||とどめ||

このまま で は 妖怪 と 融合 して しまい ます |||ようかい||ゆうごう|||

融合 ？ ゆうごう

あっ 四 魂 の かけら の 気配 が ある の |よっ|たましい||||けはい|||

じゃ っ これ は 罠 ？ ||||わな

この 邪気 の 強 さ 間違い ない でしょう |じゃき||つよ||まちがい||

これ は 奈落 の 仕業 です ||ならく||しわざ|

ウアア 　 この 女 は 人間 で は ない ||おんな||にんげん|||

我が 血肉 に して くれる わ ー 　 ヌワアー わが|けつにく|||||-|

桔梗 に 触る な ー っ ききょう||さわる||-|

グワアー 　 ウオオ

うわ っ 　 が ああ っ

熱く なる な 犬 夜叉 あつく|||いぬ|やしゃ

熱く なる なだ と ふざけ ん な あつく||||||

俺 は 桔梗 を 守る ん だっ おれ||ききょう||まもる||

はっ

俺 は 桔梗 を 守る ん だっ おれ||ききょう||まもる||

かご め …

- ウウワアー - はっ

で えー っ

- せ やっ - ウアー

- ん っ - かご め 様 何 を ||||さま|なん|

桔梗 の 体 を 引き上げる の ききょう||からだ||ひきあげる|

そう し なければ

犬 夜叉 は 桔梗 を 守る ため に 戦い 続ける いぬ|やしゃ||ききょう||まもる|||たたかい|つづける

犬 夜叉 は 絶対 に 桔梗 を 見殺し に 出来 ない いぬ|やしゃ||ぜったい||ききょう||みごろし||でき|

何 か 悔しい けど なん||くやしい|

- うん っ - う

気 が 付いた ？　 立てる ？ き||ついた|たてる

愚かな おろかな

お前 が 出て きた こと で 犬 夜叉 は 完全に 己 を 失った おまえ||でて||||いぬ|やしゃ||かんぜんに|おのれ||うしなった

あ あ

はっ 　 何 言って ん の |なん|いって||

犬 夜叉 は あなた を 助けよう と 頑張って ん の よ いぬ|やしゃ||||たすけよう||がんばって|||

それ を

桔梗 ききょう

- いか ん 犬 夜叉 - グオー ||いぬ|やしゃ|

- で えー っ - グワアー

くっ 切る な ー っ |きる||-|

- て や ああ あー - 犬 夜叉 ||||いぬ|やしゃ

うわ っ

は あっ

桔梗 ききょう

うわ っ 何 だ ||なん|

封印 が 解か れた 　 邪気 が 噴き出して いく ふういん||とか||じゃき||ふきだして|

はっ

- き ゃあ ー - くう っ ||-||

ウワアー

犬 夜叉 ー いぬ|やしゃ|-

かご め ー ||-

えっ

大丈夫 か っ だいじょうぶ||

え えっ

でも 桔梗 が |ききょう|

- はっ - う っ

あれ はっ

奈落 っ ならく|

ウワアー ウオー

ウワアー

うん っ

う っ

う う っ

はっ 　 かご め が 吹き飛ばした 体 ||||ふきとばした|からだ

奈落 が 自分 の 体 を 新しく 作る ため に ならく||じぶん||からだ||あたらしく|つくる||

巫蟲 の 術 を 使った んだ ふむし||じゅつ||つかった|

山 の 邪気 に 引か れて やま||じゃき||ひか|

我が 封印 の 穴 に 紛れ込んで いた らしい な わが|ふういん||あな||まぎれこんで|||

フッフッフッフッ 　 犬 夜叉 |いぬ|やしゃ

お前 も この 体 に 取り込ま れて も よかった のだ が おまえ|||からだ||とりこま|||||

この 女 が 封印 を 破った の か |おんな||ふういん||やぶった||

おかげ で わし は 無事に 新しい 体 を ||||ぶじに|あたらしい|からだ|

手 に 入れる こと が 出来た 訳 だ て||いれる|||できた|やく|

違う わ よ バカッ ちがう|||

封印 を 破った の は ふういん||やぶった||

桔梗 が 犬 夜叉 を 守る ため に 決まって る じゃ ない ききょう||いぬ|やしゃ||まもる|||きまって|||

どうやら この 女 ||おんな

50 年 前 に 貴 様 の 後 を 追って 死んだ 桔梗 らしい な とし|ぜん||とうと|さま||あと||おって|しんだ|ききょう||

て め えっ 薄汚い 手 で |||うすぎたない|て|

桔梗 に 触 んな っ ききょう||さわ||

で えっ 　 ど わ っ ああ あっ

ぐう っ

あっ 犬 夜叉 |いぬ|やしゃ

畜生 　 畜生 ー っ ちくしょう|ちくしょう|-|

分から ん わから|

もし 真実 |しんじつ

桔梗 が 犬 夜叉 を 救い たかった の なら ききょう||いぬ|やしゃ||すくい|||

封印 を 破る より も あの 妖怪 蟲毒 を ふういん||やぶる||||ようかい|むしどく|

矢 で 射 抜けば よかった のだ や||い|ぬけば||

桔梗 は あえて 封印 を 破り ききょう|||ふういん||やぶり

この 奈落 に 新しい 体 を 与えた |ならく||あたらしい|からだ||あたえた

奈落 は 新しい 体 を 手 に 入れた ならく||あたらしい|からだ||て||いれた

より パワー アップ した 妖術 は |ぱわー|あっぷ||ようじゅつ|

あたし たち の 心 の 闇 を 襲う |||こころ||やみ||おそう

桔梗 の こと を 思う 犬 夜叉 ききょう||||おもう|いぬ|やしゃ

風穴 が 弱点 の 弥勒 様 かざあな||じゃくてん||みろく|さま

弟 琥珀 の 幻影 に 戸惑う 珊瑚 ちゃん おとうと|こはく||げんえい||とまどう|さんご|

桔梗 助けて くれる の ？ ききょう|たすけて||

それ は 今 まで あたし たち が 集めた 四 魂 の かけら ||いま|||||あつめた|よっ|たましい||

その かけら を どう する つもり ？

次回 犬 夜叉 「 囚 われた 桔梗 と 奈落 」 じかい|いぬ|やしゃ|しゅう||ききょう||ならく

お楽しみ に おたのしみ|

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ