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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン9 - 195 - 連携、第十班

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 195 - 連携 、 第 十 班

( シカマル ) いの チョウジ とっとと 終わら せて 帰る ぜ 。

( い の ) わかって る って ! ねっ チョウジ 。 ん ?

チョウジ !?

あいつ ~!

った く いの フォーメーション …。 [ 無線 ] わかって る わ よ !!

影 首 縛り の 術 !

《 頼んだ ぞ いの 。

今 の チャクラ じゃ これ が 精一杯 だ 》

いく わ よ ! 心 転身 の 術 !

どうやら 成功 みて えだ な 。

( チョウジ ) ふ ぅ … やっぱり ねぇ 。

超 倍 化 の 術 !

ちょっと チョウジ ! さ ぼ って んじゃ ない わ よ !!

だいたい この 狩り は あんた の 提案 でしょ !!

食事 は 生活 の 基本 だ よ 。

里 が 大変な とき だ から こそ しっかり 食べて …。

なら 1 人 だけ 休んで んじゃ ない わ よ !

逃げ られたら どう する つもりだった の よ !

え ? だって シカマル なら きっと こう する と 思って た から 。

は ぁ …。

《 そう いや こいつ も 俺 の 指示 の 前 に …》

あいつ ら 鬼 じゃ …。

毎年 収穫 の 季節 に なる と 現れ おって 。

じゃ から わし ら も →

今年 は 死ぬ 気 で 戦う つもりだった のじゃ 。

しかし ずる賢い バジ の やつ わし の 計画 を 知って か 知ら ず か →

孫娘 を かど わかし おって …。

( カカシ ) その バジ と いう の が …。

( トウフウ ) この 村 の 収穫 を 狙う バジ 盗賊 団 の 頭領 です 。

どうか どうか … 何とぞ 盗賊 から 村 を …。

孫娘 を 救って くだされ 。 ( アスマ ) その方 は ?

元 盗賊 の トウフウ じゃ 。

( カカシ ) 元 盗賊 ? ( トウフウ ) 疑わ れて も しかたない 。

しかし あいつ ら の やり 方 に 俺 は ついて いけ なく なった んだ 。

孫娘 が さらわ れた こと を 教えて くれた の も トウフウ な のじゃ 。

それ に 元 盗賊 なれば こそ の 案内 も あり ましょう ぞ 。

それ は ま ぁ そうです ね 。

よろしく お 願い し ます 。

それ じゃ 出発 の 準備 だ 。

( ナルト ) オッス ! ( シカマル たち ) はい !

シカマル ちょっと いい か ?

ん ?

( トウフウ ) 盗賊 の アジト は 天然 の 要塞 の 中 。

アリ の 巣 状 に 広がる 洞窟 の 奥 に あって →

たどり着く に は ルート は 1 つ 。

しかし その ルート に は 堅 牢 な 砦 が 3 つ も あり →

関所 の 役割 を して い ます 。

もっとも いちばん やっかいな の は →

知 将 バジ と 恐れ られた 頭領 の 頭脳 でしょう か 。

( カカシ ) 今回 の 任務 は 第 一 が 人質 救出 。

ついで 盗賊 団 と の 戦闘 だ 。

シカマル どう 思う ?

そう っす ねぇ …。

彼 は 下 忍 と は いえ なかなか の 策 士 でして ね 。

ルート が 1 つ と いって も →

大軍 を 動かす わけじゃ ない っす から ね …。

俺 たち だけ なら 砦 を 通ら ず に 行く こと も →

できる かも しれ ない っす ね 。

とはいえ やつ ら も そんな こと は 警戒 済み だ から …。

かなり の 罠 を 仕掛けて る はず 。

それ でも 人質 救出 後 に 戦闘 を 避けて 戻る に は →

それ が 最善 。

最低 限 の 安全 ルート は 確認 した いとこ っす ね 。

( アスマ ) なるほど 。

まずは 強行 偵察 で 小 部隊 が 潜入 できる ルート 探し か …。

よっ しゃ ! 早速 行く って ば よ !

俺 たちゃ 留守番 だ 。 え ~!?

さっき も 言った けど よ →

迂回 ルート なんて の は 敵 も 想定 済み 。

それ を 悟ら れ ず に 行き来 できる の は …。

カカシ 先生 と アスマ の ツーマンセル だけ だ 。

この 任務 は 2 人 に やって もらう の が ベスト …。

だ と 思う ん す けど ね 。

さすが だ な 。 それ しか ない だろう カカシ 。

うむ 。 ま ぁ そう むくれる な ナルト 。

あと は 頼んだ ぞ シカマル 。 しゃ あな いっす ね 。

まっ そういう わけ だ から →

しばらく ここ で 待って もらい ます よ 。

あれ ? そう いえば トウフウ さん は ?

便所 だ と よ 。

( トウフウ ) 何 し や がる !?

なんだ !? 今 の 声 。

( サスケ ) おい あれ を 見ろ 。

トウフウ さん じゃ ねえ の か !?

( サクラ ) 捕まった !? どういう こと ?

まったく …。 どう すんだ って ば よ !?

おい ! な に のんきに 座って …。

相手 は 数 十 人 の 盗賊 集団 …。

人質 に 砦 が 3 つ … その先 に 本丸 だ 。

めん どくせ え が 俺 たち だけ で やって みっ か 。

バジ の お 頭 ! 例の 脱走 者 です 。

( バジ ) ご 苦労 下がって いい ぞ 。 へい 。

ふ ぅ ~… お ~ 痛 っ …。

よく 来た な 。

へ っ … った く よ ぉ …。

手下 を ちゃんと しつけ とけよ 。

おら ぁ 貴重な 情報 屋 だ ぜ 。

すま ん な 。 たとえ 合言葉 を 知っていて も →

疑え と 教育 して る もん で な 。

まっ 慎重な あんた らしい な 。

で 情報 は 手 に 入った の か ?

へ へ っ … 村 は やはり 忍 を 雇った 。

うむ … で 戦力 は ?

上 忍 2 人 と 下 忍 が 6 人 。

下 忍 主体 の 2 小 隊 か …。

上 忍 さえ のぞけば 大した 戦力 と はいえん な 。

あぁ その 上 忍 2 人 は 今 隊 を 離れて る ぜ 。

ほう … なぜ だ ?

( トウフウ ) 砦 を 通ら ず に ここ へ 来る ルート を 探して いる 。

( バジ ) フッ … 俺 でも 一応 は そう する か な 。

まっ そこ に 罠 が ある こと を 想定 して い なければ →

死 の 任務 と いう こと に なる が な 。

そこ まで 考えて いる やつ が いた 。

シカマル と いう 下 忍 なんだ が →

迂回 ルート の 罠 は 読んで いた ぜ 。

砦 を 見て 迂回 ルート を 探し →

罠 を 警戒 して 上 忍 だけ の ツーマンセル を 送り込む …。

その 程度 の 策 じゃ →

到底 この バジ 様 の 敵 で は ない 。

お 頭 ! ん ?

お お 頭 忍 です ! 三重 砦 を 突破 して →

忍 が 現れ や した ! な 何 だ と !?

砦 から の 連絡 は どう なって る !?

それ が 急に 現れた んで 何 が 何やら …。

万が一 に 備えて の 三重 砦 だ ぞ 。

そんな バカな 話 が ある か !?

貴 様 まさか 二 重 スパイ じゃ ない だろう な !?

砦 の 連中 と グル に なって やつ ら を …。

そんな こと して ねえ ! 本当だ よ 信じて くれ !

口 じゃあ 何と でも 言える 。 そうだ !

やつ ら は 俺 が 捕まった と 思い込んで る 。

忍 と 俺 を 人質 交換 すれば や つら の 足止め に も なる し →

また やつ ら の 情報 を 入手 する こと も できる !

ふん …。

こいつ を ここ に 置いて おいて も 何の 足し に も なら ない が →

人質 交換 に 使える なら やつ ら の 頭 を 潰す こと が できる か 。

手 札 は 多い に 越した こと は ない から な 。

よっ しゃ ! 全員 ぶ っと ば して やる ぜ !

焦る な ナルト 。 え ぇ !?

人質 が いる こと を 忘れた の か 。

アジト を 落とす の は そう 難しく ねえ だろう が →

まずは 村長 の 孫娘 が どこ に いる の か を →

突き止め ねえ と な 。

おう …。 でも どう やって ?

やつ ら の 次の 手 を 利用 する 。

次の 手 って ?

やつ ら の 次の 手 は 人質 交換 って とこ だろう 。

引きこもり の 連中 が 考え そうな こと だ が 。

人質 交換 って こと は →

僕たち の 誰 か が 人質 に なる って こと ?

シカマル ! 出て こい 話 が ある 。

こいつ を 助け たければ →

お前 と こいつ で 人質 交換 と いこう じゃ ない か 。

ふん っ や っぱ そう きた か 。

返事 を しろ ! シカマル !

あぁ ! いい ぜ !

《 俺 の 問い に 答えた な 》

ここ まで は 俺 の 読み どおり だ 。

《 なんだ ? 声 が 出 ねえ 》

ハハハ 秘伝 術 口 縫い の 術 。

しゃべれ なければ どんな 作戦 も 伝える こと は でき まい 。

《 信じる しか ねえ か 》

何 考えて る の よ 。 あいつ …。

おい 勝手に 行く な よ !

いや 何の 考え も なし に 行動 する ような シカマル じゃ ない 。

そう よ 。

この 人質 交換 を 利用 する と シカマル は 言った の よ 。

《 でも それ は いったい …》

ご 迷惑 を お かけ し ました 。

演技 を し なくて いい って ば よ 。 え ?

お前 が スパイ だって の は …。 とっくに 気づいて た んだ から ね 。

ヘヘヘ …。 それ ならば なぜ …。

お 兄ちゃん 助け に 来て くれた の ?

どう やって 砦 を 抜けて きた ? おっと まだ 俺 の 術中 だった な 。

解 !

もう 大丈夫だ から な 。

どう やって 砦 を 抜けた の か 聞いて いる 。

簡単な こと さ 。

俺 たち は トウフウ が 怪しい と 初め から 思って いた 。

そこ で だ 。

小型の 無線 機 を トウフウ に 仕込んだ 。

( バジ ) 何 !?

案の定 やつ は 砦 の 合言葉 を しゃべって くれた 。

(( 峠 の ユリ は 夜 に 輝く ))

だが 俺 は 合言葉 な ん ぞ そもそも 信用 しちゃ い ない 。

砦 の 連中 に も それ は 言い聞かせて あった はずだ 。

あいつ ら あんた ほど は 疑い 深く は ない ようだ 。

合言葉 を 知って る スパイ が →

俺 たち の 前 に ここ を 通過 した はずだ 。

俺 たち は そい つ を 追って いる 。 こう 言ったら →

信用 して 通して くれた ぜ 。 ( バジ ) な … 何 だ と !?

子供 だ ましに は ち げ ぇ ねえ が →

意外 と 効果 的だった なぁ 。

フッ … お前 が ただ の ガキ じゃ な いって こと は →

認めて やろう 。

だが な 小 ざ か しい 策 士 も 今や 囚 われ の 身 。

残り の 下 忍 なん ぞ 俺 の 策 で 軽く ひねり 潰して やる さ 。

怖がる こと は ない ぜ 。

すぐに 仲間 が 助け に きて くれる から な 。

強 がり は よせ 。 忍 の 術 が いかに 強く と も →

人質 を 傷つけ ず に 砦 を 破壊 する こと は 不可能 。

その ため の 人質 。

お前 トウフウ を こちら の スパイ と 知り つつ →

なぜ 人質 交換 に 応じた !?

フッ … さ あて ね 。

( 爆発 音 )

火 遁 豪 火 球 の 術 !

城 攻め ? 軍 師 を 失った 下 忍 ども が →

ヤケ に なって 人質 ごと 城 を 潰す 。

そう 見せかける 陽動 作戦 か ?

が 人質 が いる 限り 全力 で の 攻撃 は 無理 。

そして この 場所 を 外 の 下 忍 ども が 知る 術 は ない 。

切り札 が こちら に ある 限り →

いくら あがこう が お前 ら に 勝機 は ない 。

うろたえる な ! こんな とき の ため に →

お 頭 が 立てた 作戦 が あんだ ろ !

そう だ ! ここ は 天然 の 要塞 。 大群 は 攻めこめ ない !

どうした ん だ ?

お 頭 ! 何 だ ?

新手 です ! 新手 の 忍 が 現れ や した !

いちいち うろたえる な 。

その 程度 の こと 授けた 策 で 何と で も なる だろう が 。

し しかし …。

千 人 なろう か と いう 大群 が 。

せ 千 人 だ と !?

ヘヘヘ … シカマル も いね えし →

もう 誰 も 俺 を 止め られ ねえ って ば よ !

シカマル と 人質 が いる の は 西 の 塔 。

そこ を 崩さ ない ように すれば いい んだ ね 。

間違い ない わ チョウジ 。

よし 倍 化 の 術 !

肉 弾 戦車 !!

い っけ ~ チョウジ !!

お 兄ちゃん 何だか 楽し そう ね 。

ん ? そんなふうに 見える かい ?

お 兄ちゃん は 怖く ない の ? あぁ 。

どうして ?

仲間 を 信じて る から な 。

調子 に のる な よ 小僧 。 切り札 は こっち に ある んだ 。

人質 を 盾 に 逃げた って いい んだ から な 。

村長 の 孫娘 さえ いりゃ あ 取り引き は どう と でも なる 。

ここ へ 下 忍 の ガキ ども が 来る 前 に と ん ずら すり ゃあ →

お前 ら の 策 なん ざ 無 に 等しい 。

仲間 を 放って 逃げる の か ?

仲間 だ と ? くだら ねえ 。

俺 さえ 無事 なら こんな 盗賊 団 →

いく つ だって 作る こと が できる んだ 。

ん っ !?

(2 人 ) シカマル !

シカマル 。 大丈夫 !?

あぁ … ギリギリ だった が な …。

それ は こっち の セリフ よ ! 心配 かけて !

ど … どうして この 場所 が わかった !?

木 ノ 葉 に は 山中 一族 って 秘伝 忍術 を 使う 一族 が いる 。

心 転身 の 術 。

あんた なら 聞いた こと くらい ある だ ろ ?

心 転身 の 術 。

( シカマル ) あの 時 …。

(( 心 転身 の 術 !))

( シカマル ) いの は 心 転身 の 術 を 使い →

俺 の 目 を 通して この 場所 を 知り …。

(( 解 !

みんな ! 人質 と シカマル の 居場所 が わかった わ ))

て な わけだ 。

冗談 じゃ ない わ よ !

私 が シカマル の 作戦 に 気づか なかったら →

どう する つもりだった の よ !

( チョウジ ) 確かに ハラハラ した ね 。

ふざける な ! それ じゃあ 何 か ?

俺 が お前 と トウフウ を 人質 交換 する と →

はじめ から わかって いた と いう こと か !?

カード を 失った プレイヤー は 手 札 を 補充 し た がる だ ろ ?

カ … カード …。

( シカマル ) 今回 の こと で 言えば お前 が 準備 した カード は →

三重 の 砦 だ 。

それ を 失った とき →

次 なる 策 の ため に カード を 準備 し たく なる 。

手っ取り早く 手 に 入れる 方法 は 1 つ 。

それ が 人質 交換 だ と !?

あんた みたいに 慎重で 情報 を 重視 する 策略 家 は →

同時に 相手 の 作戦 を いちばん 警戒 する から な 。

俺 を 狙って くる の は 容易に 想像 が ついた 。

そういう わけ さ 。

フッ 。

見事 見事 。 完敗 だ よ 。

すごい よ 君 は 。

俺 は すごく なんか ねえ 。

ほんとに すげ え の は 俺 の 信じる 仲間 たち の ほう だ ぜ 。

ほ ざ け !

( チョウジ ) 起爆 札 !?

少し でも 動いて みろ 。 貴 様 ら 全員 道連れ に して やる !

いい か ? 少し でも … う う っ !?

影 真似 の 術 … 成功 。

( カカシ ) ありゃ ~ 今年 の ルーキー たち は 優秀だ ね 。

( アスマ ) 聞いた ぞ シカマル 。 作戦 も 伝え ず に 行動 する と は →

ずいぶん と 大きな ギャンブル に 出た じゃ ない か 。

まっ 結果 オーライ って こと で シカマル 君 は よく やって くれた よ 。

ギャンブル なんて して ない っす 。 それ に …→

俺 は 仲間 を 信じて 見て た だけ 。

何も しちゃ いね えっ す よ 。

こいつ ら なら 言葉 は なくて も →

伝わって る って 思って ました から ね 。

《 思えば 俺 たち 十 班 は →

ずっと 信頼 し あって 戦って きた んだ な …。

いや それ は 俺 たち だけ じゃ ねえ 。

ナルト たち だって リー や キバ たち も そうだ 。

そして 仲間 を 信じる 想い は 班 なんて 枠 を 越えて →

里 全体 へ と 広がって んだ な …。

そう 思う だ ろ ? アスマ …》

( お腹 が 鳴る 音 )

った く し ゃあ ねえ な 。

帰って 焼肉 に する か 。 やった ~!

あっ ちょ … 待って よ 。

チョウジ は 罰 と して 獲物 を 里 まで 運ぶ の よ 。

そんな ~ 手伝って よ ~。

フッ 。

《 策 士 だ なんだ と 言わ れちゃ いる が →

こいつ ら に ゃ 俺 の 手の内 なんか バレバレ な んだ よ な …》

( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。

たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は →

どう じゃ ろう ?

今回 わし ら が 飛ぶ の は 常磐 線 じゃ 。

( くも み ) 常磐 線 。

この 沿線 に は 見た こと の ない →

不思議な もの が いっぱい ある ぞ 。

うわ っ なんか い ます ね 。

他 に も 千葉 など に こんな 町 と か 。

あっ これ って 。

では そろそろ 出発 じゃ 。

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NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 195 - 連携 、 第 十 班 ||しっぷう|つたい|しーずん|れんけい|だい|じゅう|はん Naruto Shippuden - Season 9 - 195 - Linkage, Team 10

( シカマル ) いの   チョウジ とっとと 終わら せて 帰る ぜ 。 ||||おわら||かえる|

( い の ) わかって る って ! ねっ   チョウジ 。  ん ?

チョウジ !?

あいつ ~!

った く   いの   フォーメーション …。 [ 無線 ] わかって る わ よ !! ||||むせん||||

影 首 縛り の 術 ! かげ|くび|しばり||じゅつ

《 頼んだ ぞ   いの 。 たのんだ||

今 の チャクラ じゃ これ が 精一杯 だ 》 いま||||||せいいっぱい|

いく わ よ !  心 転身 の 術 ! |||こころ|てんしん||じゅつ

どうやら   成功 みて えだ な 。 |せいこう|||

( チョウジ ) ふ ぅ …  やっぱり ねぇ 。

超 倍 化 の 術 ! ちょう|ばい|か||じゅつ

ちょっと   チョウジ ! さ ぼ って んじゃ ない わ よ !!

だいたい   この 狩り は あんた の 提案 でしょ !! ||かり||||ていあん|

食事 は   生活 の 基本 だ よ 。 しょくじ||せいかつ||きほん||

里 が 大変な とき だ から こそ しっかり 食べて …。 さと||たいへんな||||||たべて

なら  1 人 だけ 休んで んじゃ ない わ よ ! |じん||やすんで||||

逃げ られたら どう する つもりだった の よ ! にげ||||||

え ?  だって   シカマル なら きっと こう する と 思って た から 。 ||||||||おもって||

は ぁ …。

《 そう いや   こいつ も 俺 の 指示 の 前 に …》 ||||おれ||しじ||ぜん|

あいつ ら   鬼 じゃ …。 ||おに|

毎年   収穫 の 季節 に なる と 現れ おって 。 まいとし|しゅうかく||きせつ||||あらわれ|

じゃ から   わし ら も →

今年 は   死ぬ 気 で 戦う つもりだった のじゃ 。 ことし||しぬ|き||たたかう||

しかし   ずる賢い バジ の やつ わし の 計画 を 知って か 知ら ず か → |ずるがしこい||||||けいかく||しって||しら||

孫娘 を かど わかし おって …。 まごむすめ||||

( カカシ ) その   バジ と いう の が …。

( トウフウ ) この 村 の 収穫 を 狙う バジ 盗賊 団 の 頭領 です 。 ||むら||しゅうかく||ねらう||とうぞく|だん||とうりょう|

どうか   どうか … 何とぞ   盗賊 から 村 を …。 ||なにとぞ|とうぞく||むら|

孫娘 を 救って くだされ 。 ( アスマ ) その方 は ? まごむすめ||すくって|||そのほう|

元 盗賊 の   トウフウ じゃ 。 もと|とうぞく|||

( カカシ ) 元 盗賊 ? ( トウフウ ) 疑わ れて も しかたない 。 |もと|とうぞく||うたがわ|||

しかし   あいつ ら の やり 方 に 俺 は   ついて いけ なく なった んだ 。 |||||かた||おれ||||||

孫娘 が さらわ れた こと を 教えて くれた の も   トウフウ な のじゃ 。 まごむすめ||||||おしえて||||||

それ に   元 盗賊 なれば こそ の 案内 も あり ましょう ぞ 。 ||もと|とうぞく||||あんない||||

それ は   ま ぁ   そうです ね 。 ||||そう です|

よろしく お 願い し ます 。 ||ねがい||

それ じゃ   出発 の 準備 だ 。 ||しゅっぱつ||じゅんび|

( ナルト ) オッス ! ( シカマル たち ) はい !

シカマル   ちょっと いい か ?

ん ?

( トウフウ ) 盗賊 の アジト は 天然 の 要塞 の 中 。 |とうぞく||||てんねん||ようさい||なか

アリ の 巣 状 に 広がる 洞窟 の 奥 に あって → あり||す|じょう||ひろがる|どうくつ||おく||

たどり着く に は   ルート は 1 つ 。 たどりつく|||るーと||

しかし   その ルート に は 堅 牢 な 砦 が 3 つ も あり → ||るーと|||かた|ろう||とりで||||

関所 の 役割 を して い ます 。 せきしょ||やくわり||||

もっとも いちばん やっかいな の は →

知 将 バジ と 恐れ られた 頭領 の 頭脳 でしょう か 。 ち|すすむ|||おそれ||とうりょう||ずのう||

( カカシ ) 今回 の 任務 は 第 一 が 人質 救出 。 |こんかい||にんむ||だい|ひと||ひとじち|きゅうしゅつ

ついで   盗賊 団 と の 戦闘 だ 。 |とうぞく|だん|||せんとう|

シカマル   どう 思う ? ||おもう

そう っす ねぇ …。

彼 は 下 忍 と は いえ なかなか の 策 士 でして ね 。 かれ||した|おし||||||さく|し||

ルート が 1 つ と いって も → るーと|||||

大軍 を 動かす わけじゃ ない っす から ね …。 たいぐん||うごかす|||||

俺 たち だけ なら 砦 を 通ら ず に 行く こと も → おれ||||とりで||とおら|||いく||

できる かも しれ ない っす ね 。

とはいえ   やつ ら も そんな こと は 警戒 済み だ から …。 |||||||けいかい|すみ||

かなり の 罠 を 仕掛けて る はず 。 ||わな||しかけて||

それ でも   人質 救出 後 に 戦闘 を 避けて 戻る に は → ||ひとじち|きゅうしゅつ|あと||せんとう||さけて|もどる||

それ が 最善 。 ||さいぜん

最低 限 の 安全 ルート は 確認 した いとこ っす ね 。 さいてい|げん||あんぜん|るーと||かくにん||||

( アスマ ) なるほど 。

まずは 強行 偵察 で 小 部隊 が 潜入 できる ルート 探し か …。 |きょうこう|ていさつ||しょう|ぶたい||せんにゅう||るーと|さがし|

よっ しゃ !  早速   行く って ば よ ! ||さっそく|いく|||

俺 たちゃ   留守番 だ 。 え ~!? おれ||るすばん||

さっき も 言った けど よ → ||いった||

迂回 ルート なんて の は 敵 も 想定 済み 。 うかい|るーと||||てき||そうてい|すみ

それ を 悟ら れ ず に 行き来 できる の は …。 ||さとら||||ゆきき|||

カカシ 先生 と   アスマ の ツーマンセル だけ だ 。 |せんせい||||||

この 任務 は 2 人 に やって もらう の が   ベスト …。 |にんむ||じん||||||べすと

だ と 思う ん す けど ね 。 ||おもう||||

さすが だ な 。 それ しか ない だろう   カカシ 。

うむ 。 ま ぁ   そう   むくれる な   ナルト 。

あと は 頼んだ ぞ   シカマル 。 しゃ あな いっす ね 。 ||たのんだ||||||

まっ   そういう わけ だ から →

しばらく   ここ で 待って もらい ます よ 。 |||まって|||

あれ ? そう いえば   トウフウ さん は ?

便所 だ と よ 。 べんじょ|||

( トウフウ ) 何 し や がる !? |なん|||

なんだ !?  今 の 声 。 |いま||こえ

( サスケ ) おい   あれ を 見ろ 。 さすけ||||みろ

トウフウ さん じゃ ねえ の か !?

( サクラ ) 捕まった !? どういう こと ? さくら|つかまった||

まったく …。 どう すんだ って ば よ !?

おい ! な に   のんきに 座って …。 ||||すわって

相手 は   数 十 人 の 盗賊 集団 …。 あいて||すう|じゅう|じん||とうぞく|しゅうだん

人質 に   砦 が 3 つ … その先 に 本丸 だ 。 ひとじち||とりで|||そのさき||ほんまる|

めん どくせ え が 俺 たち だけ で やって みっ か 。 ||||おれ||||||

バジ の お 頭 !  例の 脱走 者 です 。 |||あたま|れいの|だっそう|もの|

( バジ ) ご 苦労   下がって いい ぞ 。 へい 。 ||くろう|さがって|||

ふ ぅ ~…  お ~  痛 っ …。 |||つう|

よく 来た な 。 |きた|

へ っ …  った く よ ぉ …。

手下 を   ちゃんと   しつけ とけよ 。 てした||||

おら ぁ   貴重な 情報 屋 だ ぜ 。 ||きちょうな|じょうほう|や||

すま ん な 。 たとえ   合言葉 を 知っていて も → ||||あいことば||しっていて|

疑え と 教育 して る もん で な 。 うたがえ||きょういく|||||

まっ   慎重な あんた らしい な 。 |しんちょうな|||

で   情報 は 手 に 入った の か ? |じょうほう||て||はいった||

へ へ っ … 村 は やはり   忍 を 雇った 。 |||むら|||おし||やとった

うむ …  で   戦力 は ? ||せんりょく|

上 忍 2 人 と   下 忍 が 6 人 。 うえ|おし|じん||した|おし||じん

下 忍 主体 の 2 小 隊 か …。 した|おし|しゅたい||しょう|たい|

上 忍 さえ のぞけば 大した 戦力 と はいえん な 。 うえ|おし|||たいした|せんりょく|||

あぁ   その 上 忍 2 人 は 今   隊 を 離れて る ぜ 。 ||うえ|おし|じん||いま|たい||はなれて||

ほう …  なぜ だ ?

( トウフウ ) 砦 を 通ら ず に ここ へ 来る ルート を 探して いる 。 |とりで||とおら|||||くる|るーと||さがして|

( バジ ) フッ …  俺 でも 一応 は   そう する か な 。 ||おれ||いちおう|||||

まっ   そこ に 罠 が ある こと を 想定 して い なければ → |||わな|||||そうてい|||

死 の 任務 と いう こと に なる が な 。 し||にんむ|||||||

そこ まで 考えて いる やつ が いた 。 ||かんがえて||||

シカマル と いう 下 忍 なんだ が → |||した|おし||

迂回 ルート の 罠 は 読んで いた ぜ 。 うかい|るーと||わな||よんで||

砦 を 見て   迂回 ルート を 探し → とりで||みて|うかい|るーと||さがし

罠 を 警戒 して 上 忍 だけ の ツーマンセル を 送り込む …。 わな||けいかい||うえ|おし|||||おくりこむ

その 程度 の 策 じゃ → |ていど||さく|

到底   この バジ 様 の 敵 で は ない 。 とうてい|||さま||てき|||

お 頭 ! ん ? |あたま|

お   お 頭   忍 です ! 三重 砦 を 突破 して → ||あたま|おし||みえ|とりで||とっぱ|

忍 が 現れ や した ! な   何 だ と !? おし||あらわれ||||なん||

砦 から の 連絡 は   どう なって る !? とりで|||れんらく||||

それ が 急に 現れた んで 何 が 何やら …。 ||きゅうに|あらわれた||なん||なにやら

万が一 に 備えて の 三重 砦 だ ぞ 。 まんがいち||そなえて||みえ|とりで||

そんな バカな 話 が ある か !? |ばかな|はなし|||

貴 様   まさか 二 重 スパイ じゃ ない だろう な !? とうと|さま||ふた|おも|すぱい||||

砦 の 連中 と グル に なって   やつ ら を …。 とりで||れんちゅう|||||||

そんな こと して ねえ ! 本当だ よ   信じて くれ ! ||||ほんとうだ||しんじて|

口 じゃあ   何と でも 言える 。 そうだ ! くち||なんと||いえる|そう だ

やつ ら は 俺 が 捕まった と 思い込んで る 。 |||おれ||つかまった||おもいこんで|

忍 と 俺 を 人質 交換 すれば や つら の 足止め に も なる し → おし||おれ||ひとじち|こうかん|||||あしどめ||||

また   やつ ら の 情報 を 入手 する こと も できる ! ||||じょうほう||にゅうしゅ||||

ふん …。

こいつ を   ここ に 置いて おいて も 何の 足し に も なら ない が → ||||おいて|||なんの|たし|||||

人質 交換 に 使える なら やつ ら の 頭 を 潰す こと が できる か 。 ひとじち|こうかん||つかえる|||||あたま||つぶす||||

手 札 は 多い に 越した こと は ない から な 。 て|さつ||おおい||こした|||||

よっ しゃ ! 全員 ぶ っと ば して やる ぜ ! ||ぜんいん||||||

焦る な   ナルト 。 え ぇ !? あせる||||

人質 が いる こと を 忘れた の か 。 ひとじち|||||わすれた||

アジト を 落とす の は そう 難しく ねえ だろう が → ||おとす||||むずかしく|||

まずは 村長 の 孫娘 が どこ に いる の か を → |そんちょう||まごむすめ|||||||

突き止め ねえ と な 。 つきとめ|||

おう …。 でも   どう やって ?

やつ ら の 次の 手 を 利用 する 。 |||つぎの|て||りよう|

次の 手 って ? つぎの|て|

やつ ら の 次の 手 は 人質 交換 って とこ だろう 。 |||つぎの|て||ひとじち|こうかん|||

引きこもり の 連中 が 考え そうな こと だ が 。 ひきこもり||れんちゅう||かんがえ|そう な|||

人質 交換 って こと は → ひとじち|こうかん|||

僕たち の 誰 か が 人質 に なる って こと ? ぼくたち||だれ|||ひとじち||||

シカマル !  出て こい   話 が ある 。 |でて||はなし||

こいつ を 助け たければ → ||たすけ|

お前 と こいつ で 人質 交換 と いこう じゃ ない か 。 おまえ||||ひとじち|こうかん|||||

ふん っ   や っぱ そう きた か 。

返事 を しろ !  シカマル ! へんじ|||

あぁ !  いい ぜ !

《 俺 の 問い に 答えた な 》 おれ||とい||こたえた|

ここ まで は 俺 の 読み どおり だ 。 |||おれ||よみ||

《 なんだ ?  声 が 出 ねえ 》 |こえ||だ|

ハハハ   秘伝 術   口 縫い の 術 。 |ひでん|じゅつ|くち|ぬい||じゅつ

しゃべれ なければ   どんな 作戦 も 伝える こと は でき まい 。 |||さくせん||つたえる||||

《 信じる しか ねえ か 》 しんじる|||

何   考えて る の よ 。 あいつ …。 なん|かんがえて||||

おい   勝手に 行く な よ ! |かってに|いく||

いや   何の 考え も なし に 行動 する ような シカマル じゃ ない 。 |なんの|かんがえ||||こうどう|||||

そう よ 。

この 人質 交換 を 利用 する と シカマル は 言った の よ 。 |ひとじち|こうかん||りよう|||||いった||

《 でも   それ は いったい …》

ご 迷惑 を お かけ し ました 。 |めいわく|||||

演技 を し なくて いい って ば よ 。 え ? えんぎ||||||||

お前 が スパイ だって の は …。 とっくに 気づいて た んだ から ね 。 おまえ||すぱい|||||きづいて||||

ヘヘヘ …。 それ ならば   なぜ …。

お 兄ちゃん 助け に 来て くれた の ? |にいちゃん|たすけ||きて||

どう やって 砦 を 抜けて きた ? おっと   まだ 俺 の 術中 だった な 。 ||とりで||ぬけて||||おれ||じゅっちゅう||

解 ! かい

もう 大丈夫だ から な 。 |だいじょうぶだ||

どう やって 砦 を 抜けた の か 聞いて いる 。 ||とりで||ぬけた|||きいて|

簡単な こと さ 。 かんたんな||

俺 たち は   トウフウ が 怪しい と 初め から 思って いた 。 おれ|||||あやしい||はじめ||おもって|

そこ で だ 。

小型の 無線 機 を トウフウ に 仕込んだ 。 こがたの|むせん|き||||しこんだ

( バジ ) 何 !? |なん

案の定   やつ は 砦 の 合言葉 を しゃべって くれた 。 あんのじょう|||とりで||あいことば|||

(( 峠 の ユリ は   夜 に 輝く )) とうげ||ゆり||よ||かがやく

だが 俺 は   合言葉 な ん ぞ そもそも 信用 しちゃ い ない 。 |おれ||あいことば|||||しんよう|||

砦 の 連中 に も   それ は 言い聞かせて あった はずだ 。 とりで||れんちゅう|||||いいきかせて||

あいつ ら   あんた ほど は 疑い 深く は ない ようだ 。 |||||うたがい|ふかく|||

合言葉 を 知って る スパイ が → あいことば||しって||すぱい|

俺 たち の 前 に ここ を 通過 した はずだ 。 おれ|||ぜん||||つうか||

俺 たち は   そい つ を 追って いる 。 こう 言ったら → おれ||||||おって|||いったら

信用 して 通して くれた ぜ 。 ( バジ ) な …  何 だ と !? しんよう||とおして|||||なん||

子供 だ ましに は ち げ ぇ ねえ が → こども||||||||

意外 と 効果 的だった なぁ 。 いがい||こうか|てきだった|

フッ …  お前 が ただ の ガキ じゃ な いって こと は → |おまえ||||がき|||||

認めて やろう 。 みとめて|

だが な   小 ざ か しい 策 士 も 今や 囚 われ の 身 。 ||しょう||||さく|し||いまや|しゅう|||み

残り の 下 忍 なん ぞ   俺 の 策 で 軽く ひねり 潰して やる さ 。 のこり||した|おし|||おれ||さく||かるく||つぶして||

怖がる こと は ない ぜ 。 こわがる||||

すぐに 仲間 が 助け に きて くれる から な 。 |なかま||たすけ|||||

強 がり は よせ 。 忍 の 術 が   いかに 強く と も → つよ||||おし||じゅつ|||つよく||

人質 を 傷つけ ず に 砦 を 破壊 する こと は 不可能 。 ひとじち||きずつけ|||とりで||はかい||||ふかのう

その ため の 人質 。 |||ひとじち

お前   トウフウ を こちら の スパイ と 知り つつ → おまえ|||||すぱい||しり|

なぜ   人質 交換 に 応じた !? |ひとじち|こうかん||おうじた

フッ …  さ あて ね 。

( 爆発 音 ) ばくはつ|おと

火 遁   豪 火 球 の 術 ! ひ|とん|たけし|ひ|たま||じゅつ

城 攻め ? 軍 師 を 失った 下 忍 ども が → しろ|せめ|ぐん|し||うしなった|した|おし||

ヤケ に なって 人質 ごと 城 を 潰す 。 |||ひとじち||しろ||つぶす

そう 見せかける 陽動 作戦 か ? |みせかける|ようどう|さくせん|

が   人質 が いる 限り 全力 で の 攻撃 は 無理 。 |ひとじち|||かぎり|ぜんりょく|||こうげき||むり

そして   この 場所 を 外 の 下 忍 ども が 知る 術 は ない 。 ||ばしょ||がい||した|おし|||しる|じゅつ||

切り札 が こちら に ある 限り → きりふだ|||||かぎり

いくら あがこう が お前 ら に 勝機 は ない 。 |||おまえ|||しょうき||

うろたえる な ! こんな とき の ため に →

お 頭 が 立てた 作戦 が あんだ ろ ! |あたま||たてた|さくせん|||

そう だ !  ここ は 天然 の 要塞 。 大群 は 攻めこめ ない ! ||||てんねん||ようさい|たいぐん||せめこめ|

どうした ん だ ?

お 頭 ! 何 だ ? |あたま|なん|

新手 です ! 新手 の 忍 が 現れ や した ! あらて||あらて||おし||あらわれ||

いちいち うろたえる な 。

その 程度 の こと 授けた 策 で 何と で も なる だろう が 。 |ていど|||さずけた|さく||なんと|||||

し   しかし …。

千 人 なろう か と いう 大群 が 。 せん|じん|||||たいぐん|

せ   千 人 だ と !? |せん|じん||

ヘヘヘ …  シカマル も いね えし →

もう   誰 も 俺 を 止め られ ねえ って ば よ ! |だれ||おれ||とどめ|||||

シカマル と 人質 が いる の は 西 の 塔 。 ||ひとじち|||||にし||とう

そこ を 崩さ ない ように すれば いい んだ ね 。 ||くずさ||よう に||||

間違い ない わ   チョウジ 。 まちがい|||

よし   倍 化 の 術 ! |ばい|か||じゅつ

肉 弾 戦車 !! にく|たま|せんしゃ

い っけ ~  チョウジ !!

お 兄ちゃん 何だか 楽し そう ね 。 |にいちゃん|なんだか|たのし||

ん ?  そんなふうに 見える かい ? ||みえる|

お 兄ちゃん は   怖く ない の ? あぁ 。 |にいちゃん||こわく|||

どうして ?

仲間 を 信じて る から な 。 なかま||しんじて|||

調子 に のる な よ   小僧 。 切り札 は   こっち に ある んだ 。 ちょうし|||||こぞう|きりふだ|||||

人質 を 盾 に 逃げた って いい んだ から な 。 ひとじち||たて||にげた|||||

村長 の 孫娘 さえ いりゃ あ 取り引き は   どう と でも なる 。 そんちょう||まごむすめ||||とりひき|||||

ここ へ   下 忍 の ガキ ども が 来る 前 に と ん ずら すり ゃあ → ||した|おし||がき|||くる|ぜん||||||

お前 ら の 策 なん ざ 無 に 等しい 。 おまえ|||さく|||む||ひとしい

仲間 を 放って 逃げる の か ? なかま||はなって|にげる||

仲間 だ と ?  くだら ねえ 。 なかま||||

俺 さえ 無事 なら   こんな 盗賊 団 → おれ||ぶじ|||とうぞく|だん

いく つ だって 作る こと が できる んだ 。 |||つくる||||

ん っ !?

(2 人 ) シカマル ! じん|

シカマル 。 大丈夫 !? |だいじょうぶ

あぁ …  ギリギリ だった が な …。 |ぎりぎり|||

それ は   こっち の セリフ よ ! 心配 かけて ! ||||せりふ||しんぱい|

ど …  どうして この 場所 が   わかった !? |||ばしょ||

木 ノ 葉 に は   山中 一族 って 秘伝 忍術 を 使う 一族 が いる 。 き||は|||さんちゅう|いちぞく||ひでん|にんじゅつ||つかう|いちぞく||

心 転身 の 術 。 こころ|てんしん||じゅつ

あんた なら 聞いた こと くらい   ある だ ろ ? ||きいた|||||

心 転身 の 術 。 こころ|てんしん||じゅつ

( シカマル ) あの 時 …。 ||じ

(( 心 転身 の 術 !)) こころ|てんしん||じゅつ

( シカマル ) いの は   心 転身 の 術 を 使い → |||こころ|てんしん||じゅつ||つかい

俺 の 目 を 通して この 場所 を 知り …。 おれ||め||とおして||ばしょ||しり

(( 解 ! かい

みんな !  人質 と シカマル の 居場所 が わかった わ )) |ひとじち||||いばしょ|||

て な わけだ 。

冗談 じゃ ない わ よ ! じょうだん||||

私 が   シカマル の 作戦 に 気づか なかったら → わたくし||||さくせん||きづか|

どう する つもりだった の よ !

( チョウジ ) 確かに   ハラハラ した ね 。 |たしかに|はらはら||

ふざける な ! それ じゃあ   何 か ? ||||なん|

俺 が   お前 と トウフウ を 人質 交換 する と → おれ||おまえ||||ひとじち|こうかん||

はじめ から わかって いた と いう こと か !?

カード を 失った プレイヤー は 手 札 を 補充 し た がる だ ろ ? かーど||うしなった|ぷれいやー||て|さつ||ほじゅう|||||

カ …  カード …。 |かーど

( シカマル ) 今回 の こと で 言えば お前 が 準備 した カード は → |こんかい||||いえば|おまえ||じゅんび||かーど|

三重 の 砦 だ 。 みえ||とりで|

それ を 失った とき → ||うしなった|

次 なる 策 の ため に カード を   準備 し たく なる 。 つぎ||さく||||かーど||じゅんび|||

手っ取り早く 手 に 入れる 方法 は  1 つ 。 てっとりばやく|て||いれる|ほうほう||

それ が   人質 交換 だ と !? ||ひとじち|こうかん||

あんた みたいに 慎重で   情報 を 重視 する 策略 家 は → ||しんちょうで|じょうほう||じゅうし||さくりゃく|いえ|

同時に   相手 の 作戦 を いちばん 警戒 する から な 。 どうじに|あいて||さくせん|||けいかい|||

俺 を 狙って くる の は 容易に   想像 が ついた 。 おれ||ねらって||||よういに|そうぞう||

そういう わけ さ 。

フッ 。

見事   見事 。  完敗 だ よ 。 みごと|みごと|かんぱい||

すごい よ   君 は 。 ||きみ|

俺 は   すごく なんか ねえ 。 おれ||||

ほんとに   すげ え の は 俺 の 信じる 仲間 たち の ほう だ ぜ 。 |||||おれ||しんじる|なかま|||||

ほ ざ け !

( チョウジ ) 起爆 札 !? |きばく|さつ

少し でも 動いて みろ 。 貴 様 ら 全員   道連れ に して やる ! すこし||うごいて||とうと|さま||ぜんいん|みちづれ|||

いい か ?  少し でも …  う う っ !? ||すこし||||

影 真似 の 術 …  成功 。 かげ|まね||じゅつ|せいこう

( カカシ ) ありゃ ~ 今年 の ルーキー たち は   優秀だ ね 。 ||ことし||るーきー|||ゆうしゅうだ|

( アスマ ) 聞いた ぞ   シカマル 。 作戦 も 伝え ず に 行動 する と は → |きいた|||さくせん||つたえ|||こうどう|||

ずいぶん と   大きな ギャンブル に 出た じゃ ない か 。 ||おおきな|ぎゃんぶる||でた|||

まっ   結果 オーライ って こと で シカマル 君 は   よく やって くれた よ 。 |けっか|おーらい|||||きみ|||||

ギャンブル なんて   して ない っす 。 それ に …→ ぎゃんぶる||||||

俺 は   仲間 を 信じて 見て た だけ 。 おれ||なかま||しんじて|みて||

何も しちゃ いね えっ す よ 。 なにも|||||

こいつ ら なら   言葉 は なくて も → |||ことば|||

伝わって る って 思って ました から ね 。 つたわって|||おもって|||

《 思えば   俺 たち 十 班 は → おもえば|おれ||じゅう|はん|

ずっと   信頼 し あって 戦って きた んだ な …。 |しんらい|||たたかって|||

いや   それ は   俺 たち だけ じゃ ねえ 。 |||おれ||||

ナルト たち だって リー や キバ たち も   そうだ 。 ||||||||そう だ

そして   仲間 を 信じる 想い は 班 なんて 枠 を 越えて → |なかま||しんじる|おもい||はん||わく||こえて

里 全体 へ と   広がって んだ な …。 さと|ぜんたい|||ひろがって||

そう 思う だ ろ ?  アスマ …》 |おもう|||

( お腹 が 鳴る 音 ) おなか||なる|おと

った く   し ゃあ ねえ な 。

帰って   焼肉 に する か 。 やった ~! かえって|やきにく||||

あっ   ちょ …  待って よ 。 ||まって|

チョウジ は   罰 と して 獲物 を   里 まで 運ぶ の よ 。 ||ばち|||えもの||さと||はこぶ||

そんな ~  手伝って よ ~。 |てつだって|

フッ 。

《 策 士 だ なんだ と 言わ れちゃ いる が → さく|し||||いわ|||

こいつ ら に ゃ   俺 の 手の内 なんか バレバレ な んだ よ な …》 ||||おれ||てのうち||||||

( くも じい ) もしもし そこ の   あなた 。

たまに は   空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は → ||から||にっぽん||ながめて|||||

どう じゃ ろう ?

今回   わし ら が 飛ぶ の は 常磐 線 じゃ 。 こんかい||||とぶ|||ときわ|せん|

( くも み ) 常磐 線 。 ||ときわ|せん

この 沿線 に は   見た こと の ない → |えんせん|||みた|||

不思議な もの が いっぱい   ある ぞ 。 ふしぎな|||||

うわ っ   なんか   い ます ね 。

他 に も 千葉 など に   こんな 町 と か 。 た|||ちば||||まち||

あっ   これ って 。

では   そろそろ 出発 じゃ 。 ||しゅっぱつ|