Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 01
ウォール ・ マリア 領 は
人類 に 残さ れた 領土 の 3 分 の 1 に あたる
5 年 前 この 領土 を 失った 人類 は
残さ れた 2 枚 の 壁 の 中 で 悟った
私 たち は もう 生きて は いけない のだ と
なぜなら 人類 は 巨人 に 勝て ない のだ から
駆逐 して やる !
この世 から … 一 匹 残ら ず !
だが ある 少年 の 心 に 抱いた 小さな 刃 が
巨人 を 突き 殺し
その 巨大な 頭 を 大地 に 踏みつけた
それ を 見た 人類 は 何 を 思った のだろう
ある 者 は 誇り を
ある 者 は 希望 を
ある 者 は 怒り を 叫び 出した
では ウォール ・ マリア を 奪還 した なら
人類 は 何 を 叫ぶ だろう
人類 は 生きて いい のだ と
信じる こと が できる だろう か
進め ぇえ ええ ええ えっ !!
自ら の 運命 は 自ら で 決定 できる と
信じ させる こと が できる だろう か
ウォール ・ マリア さえ 奪還 すれば
おい ちゃん と 足下 を 照らせ !
す すいません !
麓 は まだ か ? 夜 が 明け ち まう ぞ
この 山 さえ 越えれば
シガンシナ 区 は すぐ そこ だ
わり ぃな … オレ の 馬 まで
あなた は ここ で 体力 を 使う べきじゃ ない
ああ わかって る
そう だ ぞ 休 ん どけよ エレン
バカ 名前 で 呼ぶ な
あっ … そうだった すま ん
周り は 常に 敵 だらけ だ と 思え って …
左 に 巨人 !! 全体 停止 !! 周囲 を 照らせ !!
大丈夫 ぐっすり 寝て る
この 子 も 夜 に 動く って いう 新種 で は ない ようだ ね …
ハハッ 残念だ な ほっといて やろう
こんな 距離 まで 近づか ない と
気付か ない なんて
あぁ まったく だ
私 たち は きっと この 闇夜 に 守ら れて いる
月 の 光 は 太陽 光 の 反射 だ から ね
新種 の 巨人 は その 微量 な 月光 を 糧 に して
動いて る って 仮説 が 正しければ だ けど
新月 を 選んで 正解 だった
あの 時 と 同じ こと が
起こら ない 保証 は 何も ない
今 の 子 も 「 月光 の 巨人 」 だった の かも しれ ない から ね
いつか 捕獲 できたら な ~
震え が …!?
何 だ !? 何 が そんなに 怖い んだ !?
クソッ … こんな 調子 で
ウォール ・ マリア 奪還 に 失敗 したら どう なる !?
どれ だけ の 人 が 失望 する と 思う !?
また 次の 機会 なんて もん が ある と 思う か !?
やっぱり オレ じゃ ダメな の か …?
こんな 奴 が …
どう やって 人類 を 救う って いう んだ よ ?
こんな 奴 が どう やって ?
エレン
どうした の 震えて ? 怖い の ?
はっ … は ぁ !? 怖く ねぇ し !
ええ ? ウソ だ ぁ 手 が 震えて る もん
これ は … 寒い んだ よ !
手 が なんか す っげ ぇ 寒い
そう な の ? 僕 なんか
ずっと 震え が 止ま ん ない んだ けど …
ほら
エレン って
巨人 が 怖い と 思った こと ある ?
普通 は みんな 巨人 が 怖い んだ よ
僕 なんか … 初めて 巨人 と 対峙 した 時
まったく 動け なく なった んだ …
でも そんな 僕 を …
君 は 巨人 の 口 から 出して くれた んだ
なんで 君 は あんな こと が できた の ?
思い出した んだ
お前 が オレ に 本 を 見せた 時 の こと を …
それ まで 壁 の 外 の こと なんて
考えた こと も なかった んだ
毎日 空か 雲 を 見て 過ごして た っけ
あの 時 お前 の 話 を 聞いて
お前 の 目 を 見る まで は …
お前 は 楽し そうに 夢 を 見て る のに
オレ に は 何も なかった
そこ で 初めて 知った んだ
オレ は 不自由な ん だって …
広い 世界 の 小さな 籠 で わけ の わかん ねぇ
奴 ら から 自由 を 奪わ れて る
それ が わかった 時 許せ ない と 思った
何で か 知ら ねぇ けど
オレ は 自由 を 取り返す ため なら …
そう 力 が 湧いて くるんだ
ありがとう な もう 大丈夫だ
多分 … 来年 の 今頃
オレ たち は 海 を 見て いる よ
この 辺り 見覚え が ある
確か 薪 を 拾い に 来た こと が …
麓 が 見えた ぞ !
街道 跡 が ある !
もう … すぐ そこ だ
川 の 音 が 聞こえる !
僕たち … 帰って きた んだ
あの 日 … ここ から 逃げて 以来
僕たち の 故郷 に …
物陰 に 潜む 巨人 に 警戒 せよ !!
これ より 作戦 を 開始 する !!
総員 立体 機動 に 移れ !!
塞ぐ べき 門 は 2 つ 。 内 門 と 外 門 だ 。
これ に よって シガンシナ 区 を 独立 さ せ
中 に 残った 巨人 を 殲滅 する 。
我々 の 動き を 知れば
敵 は エレン を 狙って 来る だろう が
ここ に いる の は フード で 顔 を 隠した 総員 100 名 の 兵士 。
誰 が エレン か わかった 時 は 既に
外 門 を 塞いだ 後 だ
止まる な !!
外 門 を 目指せ !!
了解 !!
これ は … 焚き火 の 跡 !?
いる … 近く に … ベルトルト と ライナー が …
オレ の 家 は あの 辺り だ 。
あそこ に … すべて を 置いて きた …
大丈夫だ 。 取り返して やる
やっぱり おかしい な …
巨人 が 一 匹 も い ない の は …。
だが やる しか ねぇ 。
ああ … 作戦 続行 に 支障 なし !
オレ に は できる …
いや … オレ たち なら できる !!
なぜなら オレ たち は 生まれた 時 から みんな 特別で 自由だ から だ !!
周囲 の 警戒 を 怠る な !!
くまなく 見張れ !!
はい !
エレン !
立体 機動 装置 は !?
無事だ
でも やっぱり マント は 持っていか れ ち まった 。
ありがとう 。
穴 は !?
成功 です !!
しっかり 塞がって ます !!
やった …。 エレン 調子 は ?
問題 あり ませ ん 。
訓練 どおり 次 も いけ ます !
では 内 門 に 向かう ! 移動 時 に 狙わ れ ぬ よう しっかり 顔 を 隠せ !
本当に 塞がった の か ? こう も あっさり …。
あなた が やった 。
自分 の 力 を 信じて 。
あの 時 の 穴 が …。
まだ だ 。
奴 ら が 健在 なら
何度 塞いで も 壁 は 破壊 さ れる 。
ライナー や ベルトルト ら すべて の 敵 を 殺し きる まで
ウォール ・ マリア 奪還 作戦 は 完了 し ない 。
当然 … わかって い ます 。
とりあえず 外 門 は 成功 か …。
しかし … 妙だ な 。
襲って くる 気配 が ない …。
それどころか ここ に きて 一 匹 も 巨人 が 見当たら ない 。
敵 は 俺 たち の 強襲 に 対応 できて ない の か ?
だ と いい が
アルレルト の 発見 から する と …。
調べて き ました !
やはり 何者 か が 野営 して いた も ようです 。
ポット は 冷め きって
地面 に 灯 具 が 散乱 して い ました 。
紅茶 の ような もの を 飲んで いた ようです 。
いい 匂い … 何の 飲み物 だ ?
それ と
黒い 液体 を 注いだ 跡 が ある カップ が 3 つ 。
少なくとも 3 人 が 壁 の 上 に いた ようです 。
さっ 3 人 だ と !?
鉄製 の ポット が 冷め きって いた の か ?
はい 。
それ は おかしい …。
ええ 。
ポッ ポット が か !?
我々 は 馬 と 立体 機動 を 駆使 して 全力 で ここ に 到達 した 。
ここ から 我々 の 接近 に 音 や 目 視 で 気付いた の なら
早くて 2 分 前 が 限度 の はず 。
使用 直後 の ポット が 2 分 で 冷める はず が ない 。
恐らく 5 分 か それ 以上 前 に 我々 の 接近 を 知り
それ に 備える 時間 も 十分に あった と いう わけだ 。
しかし どう やって …!
か 壁 の 上 に いた 3 人 以外 の 斥候 が 存在 して …。
いや もっと 大勢 の 敵 が 潜んで いる と 想定 す べきで …。
今 は 敵 の 位置 の 特定 を 第 一 と する 。
アルレルト 君 は その 頭 で
何度 も 我々 を 窮地 から 救い出して くれた 。
まさに 今 その 力 が 必要な 時 だ 。
必要な 数 の 兵 を 動かし 内 門 周辺 に
敵 が 潜んで い ない か 探り 出して くれ 。
これ より アルミン ・ アルレルト の 指示 に 従い
捜索 を 続行 せよ 。
了解 !!
壁 は 隅々 まで 調べ 上げた ぞ !
さ ぁ 指示 を くれ アルレルト !
区 外 区 内 の 二手 に 分かれて
内 門 周辺 の 建物 を 調べて 下さい 。
何 か あれば 音響 弾 で 知らせ を …
お … お 願い し ます …
了解 !!
また 大きく 賭け た な
いや 実績 を 見て 判断 した
彼 は 我々 の 大きな 武器 の 一 つ だ
エレン たち が 内 門 を 塞ぎ に 来る ぞ
どう する ?
敵 を 見つける まで 作戦 は 中断 か ?
続行 する
この 敵地 で 長期 戦 と なれば
勝機 は 薄い …
我々 に は
短期 決戦 に のみ 活路 が 残さ れて いる
それ も
すべて は 敵 の 思惑 どおり と いう なら
それ に つきあう の も 手 だろう
ま ぁ 何も 隠し事 が ある の は
彼ら だけ で は ない から な …
どう しよう …
もう エレン たち が 内 門 を 塞ぎ に 来る
敵 が どこ に いる かも わから ない のに …
なんで 敵 は
穴 を 塞が れて も 出て こ ない ?
こんなに 捜して も
まだ 見つから ない なんて …
まずい … どう する …
失敗 したら … もう 本当に 後 が ない
終わり なんだ 何もかも
敵 は いつも あり え ない 方法 で
僕ら の 予想外 から 攻めて くる
僕ら が いつも 不利な の は … いつ だって
僕ら が 巨人 を 知ら ない から だ
いつも …
アルレルト ! 見つけた の か !?
敵 は どこ だ !?
まだ です ! 全員 で 壁 を 調べて 下さい !
壁 は もう 調べた と 言った ろ !
どこ に も 隠れ られる 場所 は …
壁 の 中 です !!
壁 の 中 !?
はい !! きっと 人 が 長い 間 入って い られる
空間 が どこ か に ある はずです !
なぜ それ が わかる !
勘 です
お前 今 が どういう 時 だ か
わかって る の か !?
そんな こと に かける 時間 は ない んだ !
し しかし 敵 は !!
いつ だって あり え ない 巨人 の 力 を 使って
僕たち を 追い込んで き ました !
誰 でも 思いつく
常識 の 範疇 に とどまって いて は …
到底 敵 を 上回る こと は でき ない のです !!
作戦 中止 の 合図 !?
総員 壁 の 上 に 散らばって 待機 だ !!
了解 !!
時に 厳格に 時 に 柔軟に
兵士 の 原理 原則 に 則 り 最善 を 尽くせ
指揮 系統 を 遵守 せよ
我々 は 勝利 する ため に ここ に 来た のだ
再び 二手 に 分かれ 壁面 の 調査 を !!
扉 の 上部 から 入念に 捜索 開始 !!
り ょ …
了解 !!
何 して る んだ ?
いい の か よ … 俺 たち止まって て
あぁ これ じゃあ
強襲 作戦 の 意味 が ねぇ けど …
アルミン … また 何 か 考え が …?
いつ何時
エレン が 現れて も 対応 できる 位置
常に 状況 が 見渡せる 位置 …
もし そんな 死角 が ある と すれば
壁 の 中 しか ない
僕ら が 壁 の 中 の 巨人 を 知っている と
敵 が 知ら ない なら
そんな 発想 は し ない と 踏んで いる なら …
あるいは …
ここ だ !! ここ に 空洞 が ある ぞ !!
ライナー !!
クソッ !!
兵 長 !?
これ も 「 巨人 の 力 」 か !?
あと 一 歩 … 命 を 断て なかった !!
周囲 を 見渡せ !! 他の 敵 を 捕 捉 し …
投石 来る ぞ !! 伏せろ おお おお お っ !!
何 だ !?
外した の か …!?
いい や いい コントロール だ
ヤツ は 扉 を 塞いだ
馬 が 通れ ない 程度 に な
まず 馬 を 狙い 包囲 する
我々 の 退路 を 断ち
ここ で 殲滅 する ため に
我々 は 互いに 望んで いる
ここ で 決着 を つけよう と
人類 と 巨人 共
どちら が 生き残り どちら が 死ぬ か
目の前 に 現れた 大勢 の 巨人 たち
戦い を 決意 する 中 かつて の 友 は 敵 と なり
エレン たち の 前 に 立ちはだかる