Dungeon ni Deai wo Motomeru no wa Machigatteiru Darou ka (DanMachi) Episode 2 dungeon||deai||motomeru|||machigatteiru|darou||danmachi|episode Dungeon ni Deai wo Motomeru no wa Machigatteiru Darou ka (DanMachi) Episode 2

GA 文庫 ga|ぶんこ

ん どう かしま し たか 神様 ？ |||||かみさま あ いや なんでもない よ

成長 が 早 すぎる せいちょう||はや|

ただ事 じゃ ない 経験 を し て き た の は ただごと|||けいけん|||||||

分かって た ケド わかって||

それ だけ じゃ 説明 が つか ない |||せつめい|||

原因 は やはり げんいん||

他 で 聞い た 事 の ない この レア スキル た||ききい||こと|||||

リア リス ・ フレーゼ ！ りあ|りす|

つまり は ヴァレン なに が しっ ！

スキル の 効果 早熟 する ||こうか|そうじゅく|

想い が 続く 限り 効果 は 持続 し おもい||つづく|かぎり|こうか||じぞく|

想い の 丈 で 効果 は 向上 する おもい||たけ||こうか||こうじょう|

な ー に が 想い だっ ！ |-|||おもい|

- ベル 君 の 浮気 者 っ ！ 超 浮気 者 っ ！ \ N - あ あの 神様 ？ べる|きみ||うわき|もの||ちょう|うわき|もの||n|||かみさま

でも この 数値 を ありのまま ||すうち||

ベル 君 に 伝え て いい の か ？ べる|きみ||つたえ||||

ボク 強く なり たい です ぼく|つよく|||

スキル の 事 は 他の 神 の 目 も ある し ||こと||たの|かみ||め|||

伝える わけ に は いか ない けど つたえる||||||

ベル 君 べる|きみ

今日 は 口頭 で ステイタス を 伝え て も いい かい ？ きょう||こうとう||||つたえ||||

は はい

決め た きめ|

ボク は この 子 の 背中 を 押 そ う ぼく|||こ||せなか||お||

カラダ は こんなに クタクタ に 疲れ てる のに |||||つかれ||

ココロ は どうして ドキドキ が |||どきどき|

止まら ない ん だ ろ う ？ とまら|||||

昨日 と ちがう 明日 が ある こと きのう|||あした|||

信じ られる 自分 が いる なら 今日 も 走れ しんじ||じぶん||||きょう||はしれ

倒れ た って 恥ずかしく ない たおれ|||はずかしく|

もう 一 度 立ち上がれ ば |ひと|たび|たちあがれ|

あと 少し で たどり着け そう な 予感 が し てる |すこし||たどりつけ|||よかん|||

夢 の 地図 なんて いら ない ゆめ||ちず|||

目指す 場所 は もう ずっと 決まって る めざす|ばしょ||||きまって|

新しい 世界 に いま 出会い たい よ あたらしい|せかい|||であい||

そ っ ！ そんなに 伸び てる ん です か |||のび||||

ボク の ステイタス ! ? ぼく||

ああ

今 の 君 は 恐ろしく 成長 する 速度 が 速い いま||きみ||おそろしく|せいちょう||そくど||はやい

言っちゃ え ば 成長 期 だ いっちゃ|||せいちょう|き|

はい

これ は ボク 個人 の 見解 に 過ぎ ない けど ||ぼく|こじん||けんかい||すぎ||

君 に は 才能 が ある と 思う きみ|||さいのう||||おもう

- うえ …\ N - 君 は きっと 強く なる |n|きみ|||つよく|

そして 君 自身 も 今 より 強く なり たい と 望 ん で いる |きみ|じしん||いま||つよく||||のぞみ|||

はい

その 君 の 意思 は 尊重 する |きみ||いし||そんちょう|

応援 も 手伝い も する ちから も 貸 そ う おうえん||てつだい|||||かし||

だから 約束 し て ほしい もう 無理 は し ない って |やくそく|||||むり||||

お 願い だ から ボク を １ 人 に し ない で おくれ |ねがい|||ぼく||じん|||||

ふう …

はい 無 茶 し ませ ん |む|ちゃ|||

強く なれる よう に 頑張り ます けど つよく||||がんばり||

絶対 神様 を １ 人 に し ませ ん ぜったい|かみさま||じん||||

心配 さ せ ませ ん しんぱい||||

その 言葉 が 聞け れ ば 安心 だ |ことば||きけ|||あんしん|

と いう わけ で ベル 君 ！ ||||べる|きみ

今夜 から ２ ～ ３ 日 留守 に する けど こんや||ひ|るす|||

構わ ない か な ？ かまわ|||

はい ？

むっ ふ っふ っ ふ っふ っ ふ っふ っ ひ っ

すみません で し た ！

先日 は お 金 も 払わ ず に 勝手 に 飛び出し て せんじつ|||きむ||はらわ|||かって||とびだし|

これ お 勘定 です ||かんじょう|

わざわざ 払い に 来る と は 感心 じゃ ない か |はらい||くる|||かんしん|||

まあ 来 なけ れ ば こっち から |らい|||||

けじめ を つけ に 行く ところ だった が ね ||||いく||||

ほっ う 本当 に すみ ませ ん ||ほんとう||||

もう 謝ら ない で ください ベル さん |あやまら||||べる|

戻って 来 て もらえ て 私 は 嬉しい です もどって|らい||||わたくし||うれしい|

今日 も ダンジョン に 行か れる ん でしょ う ？ きょう||||いか||||

これ お 弁当 です ||べんとう|

え い や そんな

もらって ください だめ です か ？

ああ …

すみません 頂き ます |いただき|

ウフフフ

シル に は 感謝 し とき な |||かんしゃ|||

私 も 含め 血の気 の 多い うち の 連中 が わたくし||ふくめ|ちのけ||おおい|||れんちゅう|

あんた を 許し た の は ||ゆるし|||

アレ の 説得 の おかげ だ から ね ||せっとく|||||

そう で し た か

坊主 ぼうず

冒険 者 なんて カッコ つける だけ 無駄 な 職業 さ ぼうけん|もの||かっこ|||むだ||しょくぎょう|

最初 の 内 は 生きる こと に 必死 に なって れ ば いい さいしょ||うち||いきる|||ひっし|||||

は あっ ！

みじめ だ ろ う が 笑わ れよ う が |||||わらわ|||

生き て 帰って 来 た 奴 が 勝ち 組 な の さ いき||かえって|らい||やつ||かち|くみ|||

あ あっ ああ

ん っ

私 に ここ まで 言わ せ た ん だ わたくし||||いわ||||

簡単 に くたばったら 許さ ない から ね かんたん|||ゆるさ|||

- さあ 行った 行った \ N - あ ああ |おこなった|おこなった|n||

店 の 邪魔 に なる よ ！ てん||じゃま|||

はい ！

いって き ます ！

ん っ

行って らっしゃい おこなって|

ハア ハア フフ フッ

つい いって き ます と か 言っちゃ っ た ||||||いっちゃ||

よく 集まって くれ た 皆 の 者 っ ！ |あつまって|||みな||もの|

オレ が ！ ガネーシャ で ある ！ おれ||||

今回 の 宴 も こんかい||えん|

- これほど の 同郷 者 に 出席 し て 頂き \ N - よ ぉ 何 百 年 ぶり だ ？ ||どうきょう|もの||しゅっせき|||いただき|n|||なん|ひゃく|とし||

- ガネーシャ 超 感激 \ N - ん ４ 日 ぶり だ な |ちょう|かんげき|n||ひ|||

お っ あそこ に いる 幸 の 薄 そう な の は |||||こう||うす||||

タケミカヅチ の 奴 か ||やつ|

ヘルメス も いる な あいつ 旅 から 帰って た の か |||||たび||かえって|||

お おい

来 た ぞ らい||

美 の 女神 び||めがみ

フレイヤ ！

ウフッ

さっ さっ パク

たまり ませ ん な ！

地上 で これ です から ちじょう||||

- こんばん は ヘス ティア \ N - や ー ん ！ ||||n||-|

フレイヤ

お邪魔 だった かしら おじゃま||

ボク 君 の こと 苦手 な ん だ ぼく|きみ|||にがて|||

ウフフ あなた の そういう ところ 私 は 好き よ ？ |||||わたくし||すき|

ま ぁ 君 は まだ マシ な 方 だ けど ね ||きみ|||||かた|||

お ー い フレイヤー ドチビ ！ |-|||

あら ロキ

何 し に 来 た ん だ よ 君 は なん|||らい|||||きみ|

なん や 理由 が なかったら 来 たら あか ん の か ？ ||りゆう|||らい|||||

か は っ ！ ムフン

でも 丁度 良かった |ちょうど|よかった

ロキ 君 に 訊 き たい 事 が あった ん だ |きみ||じん|||こと||||

ハア ？ ドチビ が ウチ に ぃ ？ |||うち||

ん あっ

君 の ファミリア の 剣 姫 ヴァレン なにがし に は きみ||||けん|ひめ||||

付き合って いる よう な 男 や 伴侶 は い ない の かい ？ つきあって||||おとこ||はんりょ|||||

あ ほう アイズ は ウチ の お気に入り や ||||うち||おきにいり|

ちょっか い 出す 奴 は 八 つ 裂き に し たる ||だす|やつ||やっ||さき|||

ち っ

- ふん ん …\ N - 仲 が いい の ね ２ 人 と も ||n|なか|||||じん||

- どこ が \ N - どこ が や ||n|||

へ … えっ

- そう いえ ば ロキ 今さら だ けど \ N - ん ん … ||||いまさら|||n||

- 今日 は ずいぶん 雰囲気 が 違う の ね \ N - ん ん … きょう|||ふんいき||ちがう|||n||

み ぃ

ドレス 姿 なんて 久しぶり だ わ どれす|すがた||ひさしぶり||

ま ぁ な ど っか の ドチビ が 宴 に ||||||||えん|

来る っ ちゅう 噂 を 聞きつけ た もん で くる|||うわさ||ききつけ|||

ドレス も 買え ん よう な 貧乏 神 を どれす||かえ||||びんぼう|かみ|

笑 ろ た ろ 思った ん や わら||||おもった||

ふん こいつ は 滑稽 だ |||こっけい|

ボク を 笑う ため に 自分 が 笑わ れ に 来 た の かい ？ ぼく||わらう|||じぶん||わらわ|||らい|||

なん だい

その 寂しい 胸 は っ ！ |さびしい|むね||

- う わ あー \ N - 胸 は っ 胸 は っ 胸 はっ |||n|むね|||むね|||むね|

- ウワア ハハハハ …\ N - う う う … ん ん っ ||n||||||

やっぱり 皆 いい もん 装備 し てるよ なぁ |みな|||そうび|||

あー 今年 も あの 時期 か |ことし|||じき|

モンスター フィリア か

１ 年 なんて あっという間 だ なぁ とし||あっというま||

ふみ ゅ ぐう う う う … わ ああ

こうした る

いい ぞ ー やれやれ ||-|

- おら おら …\ N - ロリ 巨乳 と ロキ 無 乳 か ||n||きょにゅう|||む|ちち|

- ロリ 巨乳 が 勝つ に １ 万 ヴァリス \ N - おら おら おら … |きょにゅう||かつ||よろず||n|||

無 乳 が 最後 の 最後 で む|ちち||さいご||さいご|

うっかり を 発動 さ せる に エリクサー 10 個 ||はつどう|||||こ

おお お っ ええ

- 打ちひしが れ た ロキ たん を \ N - う う … うちひしが||||||n||

- 俺 が 全力 で 慰める に スター チップ 全部 \ N - う う … おれ||ぜんりょく||なぐさめる||すたー|ちっぷ|ぜんぶ|n||

む ぁ ！

今日 は こん くらい に し とい た る ！ きょう||||||||

今度 会う 時 は そんな 貧相 な もの を こんど|あう|じ|||ひんそう|||

ボク の 視界 に 入れる ん じゃ ない ぞ ぼく||しかい||いれる||||

- う っさ いわ ボケェ \ N - ん ん … ||||n||

また やって た の あんた 達 |||||さとる

あっ ！ ヘファイストス ！

やっぱり 来 て 良かった ！ |らい||よかった

君 に 会い たかった ん だ よ ！ きみ||あい||||

私 に ？ わたくし|

言 っと く けど げん|||

お 金 なら もう １ ヴァリス だって 貸さ ない から ね |きむ|||||かさ|||

失敬 な ！ しっけい|

ボク が そんな 神 友 の 懐 を 漁る よう な ぼく|||かみ|とも||ふところ||あさる||

神 に みえる の かい ! ? かみ||||

よく 言う わ よ |いう||

さんざん ウチ の ファミリア に 居候 し た 挙げ句 ！ |うち||||いそうろう|||あげく

ぐ ぅ ー ||-

追い出し た 後 も お 金 が 無い おいだし||あと|||きむ||ない

家 が 無い 仕事 が 無い って 泣 きつい て き て ！ いえ||ない|しごと||ない||なき||||

ぐ ぅ ！

そう 思わ れる の が 当然 でしょ う が っ ！ |おもわ||||とうぜん||||

ぐう う う ー ！ |||-

た 確かに 昔 は そう さ |たしかに|むかし|||

でも もう 違う ん だ ||ちがう||

ボク に も ファミリア が 出来 た ん だ から ねっ ぼく|||||でき|||||

そう だった わ ね

ベル って いった かしら べる|||

白髪 で 赤い 目 の あの ヒューマン しらが||あかい|め|||ひゅーまん

ま ぁ ファミリア が 出来 て 変わる 神 は 多い けど ||||でき||かわる|かみ||おおい|

ヘファイストス ヘス ティア

私 そろそろ 失礼 する わ わたくし||しつれい||

えっ もう ？

ええ 確かめ たい こと が あった の だ けど |たしかめ|||||||

それ も 済 ん だ し ||す|||

ん ？

それ に ここ に いる 男 は 皆 食べ 飽き ちゃ った もの |||||おとこ||みな|たべ|あき|||

う ん ん …

あ ほ …

じゃあ ね

スゲー

で 私 に 会い たかった 用事 って |わたくし||あい||ようじ|

- 何 な の かしら \ N - う わ っ ! ! なん||||n|||

内容 次第 じゃ 金輪際 縁 を 切って も いい けど ？ ないよう|しだい||こんりんざい|えん||きって|||

わ 分かって る よ ！ |わかって||

実は じつは

ん ! ?

ベル 君 の ため に 武器 を 作って 欲しい ん だ べる|きみ||||ぶき||つくって|ほしい||

ふう ー |-

ベル で は ない か べる||||

ミアハ 様 すみません 買え も し ない のに |さま||かえ||||

ウフッ 謝る こと は なか ろ う |あやまる|||||

ミアハ 様 は 神様 の 宴 に は |さま||かみさま||えん||

行か れ なかった ん です か ？ いか|||||

うむ 私 も 声 は 掛け て もらって い た の だ が |わたくし||こえ||かけ|||||||

弱小 ファミリア ゆえ じゃくしょう||

商品 の 調合 に 明け暮れ て い て な しょうひん||ちょうごう||あけくれ||||

ベル これ を やろ う べる||||

え ？ 頂け ませ ん よ そんな ！ |いただけ||||

何 良き 隣人 へ の ゴマ スリ だ なん|よき|りんじん|||ごま||

今後 も 我が ファミリア を ご 贔屓 に な こんご||わが||||ひいき||

あ ありがとう ござい ます ！

では な

ウフッ

あんた いつ まで そう やって る つもり よ

私 これ でも 忙しい ん だ けど わたくし|||いそがしい|||

そこ に 居 られる と 気 が 散る の ||い|||き||ちる|

分かる ？ わかる

は ぁ っ

あ …

は あ … 冗談 じゃ ない わ ||じょうだん|||

自慢 する 訳 じゃ 無い けど じまん||やく||ない|

うち の 品 の オーダーメイド が ||しな|||

いくら かかる か 分かって る の ？ |||わかって||

値 が 張る の は 知って る けど ！ あたい||はる|||しって||

なら お 金 を 貯 め なさい ||きむ||ちょ||

話 は その あと よ はなし||||

う っ ひ ！

う ！

今 じゃ なきゃ だめ な ん だ ！ いま||||||

頼む よ ヘファイストス ！ この 通り っ ！ たのむ||||とおり|

は あ

そもそも 何 な の よ その 格好 |なん|||||かっこう

あんた 何 やって る の ？ |なん|||

土下座 どげざ

タケミカヅチ から 聞い た 謝罪 と 頼み 事 の 最終 奥義 ||ききい||しゃざい||たのみ|こと||さいしゅう|おうぎ

あいつ 余計 な 事 ばっかり |よけい||こと|

ヘス ティア 教え て ちょうだい ||おしえ||

どうして そう まで する の か

ベル 君 の ちから に なり たい ん だ べる|きみ|||||||

あの 子 は 変わ ろ う と して る ！ |こ||かわ|||||

１ つ の 目標 を 見つけ て ||もくひょう||みつけ|

高く 険しい 道のり を 走り出 そ う と して る ！ たかく|けわしい|みちのり||はしりだ|||||

危険 な 道 だ だ から 欲しい きけん||どう||||ほしい

あの 子 を 手助け して やれ る ちから が ！ |こ||てだすけ|||||

あの 子 の 道 を 切り 開ける 武器 が ！ |こ||どう||きり|あける|ぶき|

ボク は あの 子 に 助け られ て ばっかり だ ！ ぼく|||こ||たすけ||||

ひたすら 養って もらって る だけ だ ！ |やしなって||||

ボク は あの 子 の 神 な のに ぼく|||こ||かみ||

神 らしい こと は 何一つ して やれ ない かみ||||なにひとつ|||

何も して やれ ない の は 嫌 な ん だ よ なにも||||||いや||||

変わ ろ う と して る か かわ||||||

分かった わ わかった|

わ あっ ！

武器 作って あげる ぶき|つくって|

あんた の 子 に ね ||こ||

は あ ふ ぅ

ありがとう ！ ヘファイストス ！

う っ う わ あ

言 っと く けど ちゃんと 代価 は 払って もらう わ よ げん|||||だいか||はらって|||

何 十 年 何 百 年 かかって も なん|じゅう|とし|なん|ひゃく|とし||

うん わかって る

あんた の 子 の 使う 得 物 は ？ ||こ||つかう|とく|ぶつ|

ナイフ だ けど ないふ||

あっ ！ ヘファイストス

もし かして 君 が 打って くれる の かい ! ? ||きみ||うって|||

当たり前 でしょ あたりまえ|

私 と あんた の プライベート に わたくし||||ぷらいべーと|

うち の ファミリア を 巻き込む わけ に は いか ない わ ||||まきこむ||||||

すごい ！ 天 界 でも 神業 の 匠 |てん|かい||かみわざ||たくみ

“ 神 匠 ” と 謳われ た 君 に 打って もらえ る なんて ！ かみ|たくみ||うたわれ||きみ||うって|||

あんた 忘れ て ない ？ |わすれ||

ここ は 天 界 じゃ ない の よ ||てん|かい||||

私 たち は 一切 神 の 力 は 使え ない ん だ から ね わたくし|||いっさい|かみ||ちから||つかえ|||||

構う もん か ボク は 君 に 打って もらう の が かまう|||ぼく||きみ||うって|||

一 番 嬉しい ん だ から ひと|ばん|うれしい|||

ハハハハ ウハッ

あんた も 手伝い なさい ||てつだい|

助手 と して しっかり 働 い て もらう から ね じょしゅ||||はたら|||||

ああ 任せ て くれよ ！ |まかせ||

冒険 者 に なって 半月 の 駆け出し に 持た せる ぼうけん|もの|||はんつき||かけだし||もた|

一 級 の 武器 ひと|きゅう||ぶき

さて どう する か

２ ～ ３ 日 留守 に する って 言って た けど ひ|るす||||いって||

神様 今日 も 帰って 来 ない の か な かみさま|きょう||かえって|らい||||

お ー い |-|

ん ？

待つ ニャ 白髪 頭 ！ 頼み が ある ニャー まつ||しらが|あたま|たのみ|||

え ？

あ おはよう ございます ニャ

お おはよう ございます

ニャ から ！ お ミャー は この 財布 を ||||||さいふ|

おっちょこちょい の シル に 渡す の ニャ ！ ||||わたす||

- え ー と ごめんなさい \ N - ん ？ |-|||n|

- まだ よく 話 が 見え ない ん です が \ N - う ー ||はなし||みえ|||||n||-

- アーニャ それでは 説明 不足 です \ N - ニャン ？ ||せつめい|ふそく||n|

クラ ネル さん も 困って い ます くら|ねる|||こまって||

リュー は アホニャ

店番 サボって みせばん|さぼって

モンスター フィリア を 見 に 行った シル に |||み||おこなった||

忘れ た 財布 を 届け て 欲しい ニャン って わすれ||さいふ||とどけ||ほしい||

いちいち 言 わ ニャ く て も 分かる こと ニャ |げん||||||わかる||

と いう わけ です

なるほど

シル は 無論 サボった わけ で は なく ||むろん|さぼった||||

休暇 を 取って の 祭り 見物 です きゅうか||とって||まつり|けんぶつ|

- 今頃 財布 が 無く て 困って いる でしょ う \ N - ふ ニャン ニャン いまごろ|さいふ||なく||こまって||||n|||

- お 願い し ます クラ ネル さん \ N - ニャン ニャン |ねがい|||くら|ねる||n||

し ます ニャ

分かり まし た 任せ て ください わかり|||まかせ||

で モンスター フィリア って 何 な ん です か ？ ||||なん||||

モンスター フィリア と いう の は

ガネーシャ ・ ファミリア 主催 の ||しゅさい|

年 に １ 度 の ど で かい お祭り な の ニャ ！ とし||たび|||||おまつり|||

闘 技 場 を １ 日 中 まるまる 占有 し たたか|わざ|じょう||ひ|なか||せんゆう|

ダンジョン から 連れ て き た モンスター を ||つれ|||||

観客 の 前 で 調教 する の です かんきゃく||ぜん||ちょうきょう|||

まっ 要するに |ようするに

えらく ハード な 見世物 って わけ ニャ |はーど||みせもの|||

わ ああ …

今度 は 何 企 ん でる ん や こんど||なん|たくら||||

また どこ ぞ の ファミリア の 子供 を 気 に 入って ||||||こども||き||はいって

ちょっか い 出 そう と し と ん の か ？ ||だ|||||||

った く 諍い の 種 ばっかり 蒔き よって ||いさかい||しゅ||まき|

この 色 ボケ 女神 が |いろ||めがみ|

ふ っ

完成 よ かんせい|

はっ

は あ あっ

やった あ やった あっ ！

う あっ

エハハ へ ぇ ありがとう ヘファイストス ！

さっそく ベル 君 に 渡し に 行って も いい かい ？ |べる|きみ||わたし||おこなって|||

構わ ない けど かまわ||

ローン が ある って こと 忘れ ない で よ ね ろーん|||||わすれ||||

ああ ！

で どな い な 奴 や ||||やつ|

お前 の 狙 とる その 子供 ちゅう の は おまえ||ねら|||こども|||

とても 頼りなく て |たよりなく|

少し の 事 で 泣 い て しまう そんな 子 すこし||こと||なき|||||こ

でも 綺麗 だった 透き通って い た |きれい||すきとおって||

私 が 今 まで 見 た こと の 無い 色 を し て い た わたくし||いま||み||||ない|いろ|||||

見つけ た の は 本当 に 偶然 みつけ||||ほんとう||ぐうぜん

たまたま 視界 に 入った だけ |しかい||はいった|

どな い し た ？

ごめんなさい 急用 が 出来 た わ |きゅうよう||でき||

は ぁ ？ お前 いきなり ||おまえ|

また 会い ま しょ う |あい|||

なん や あいつ

って ！ 勘定 も こっち かい な ！ |かんじょう||||

ああ どう し た アイズ ？

あっ ! ? いえ

凄い リュー さん たち の 言って た 通り すごい|||||いって||とおり

シル さん 見つける の 苦労 し そう だ な ||みつける||くろう||||

ベル 君 ！ べる|きみ

あっ ！

神様 どうして ここ に ! ? かみさま|||

それ は 君 に 会い たかった から かな ||きみ||あい|||

は は ぁ ボク も 会い たかった です けど |||ぼく||あい|||

素晴らしい ね ！ やっぱり ボク たち は すばらしい|||ぼく||

ただならぬ 絆 で 結ばれ てる よ ！ |きずな||むすばれ||

- あ あの 神様 ？ いったい \ N - フフフ ||かみさま||n|

デート しよ う ぜ ベル 君 でーと||||べる|きみ

え ! ?

ま 待って ください 神様 |まって||かみさま

ボク 人 捜し を 頼ま れ てる ん です ぼく|じん|さがし||たのま||||

そう な の かい ？

じゃあ デート し ながら 捜せ ば いい よ |でーと|||さがせ|||

一石二鳥 だ ね いっせきにちょう||

いや そういう わけ に は

おじさん クレープ ２ つ ！

あい よ

あ 神様 ぁ |かみさま|

ベル 君 あー ん べる|きみ||

か 神様 っ 出来 ませ ん って そんな |かみさま||でき||||

なん だい ボク の 食べ かけ は 嫌 だって いう の かい ||ぼく||たべ|||いや||||

そう じゃ ない ん です ！

神様 の 分 なんて 頂け ませ ん かみさま||ぶん||いただけ||

ボク の を 食べ て 下さい ！ ぼく|||たべ||ください

逃げ た なぁ ま ぁ いい や あー ん っ にげ|||||||||

- ん ん ー ん \ N - あ ||-||n|

あ フフ フッ あ 取って 欲しい な |とって|ほしい| は はい

は あっ ！

う は あ ハハハハ ウフフフ ウフッ

う わ ああ ああ

ググググググ …

ガアアアア …

あなた が いい わ

ガアアアア …

だめ ね

しばらく は あの 子 の 成長 を |||こ||せいちょう|

見守る つもり だった のに みまもる|||

ふ ー ん |-|

君 の 捜し て いる 相手 って の は 女の子 な の か ！ きみ||さがし|||あいて||||おんなのこ|||

ベル 君 も 抜け目 が ない なぁ べる|きみ||ぬけめ|||

ど どういう 意味 です か ？ ||いみ||

さあ ねっ ！

神様 ぁ かみさま|

- き ゃ あ あー \ N - モッ モンスター だ ぁ ||||n||||

グアアア

モンスター

小さな 私 を 追いかけ て ちいさな|わたくし||おいかけ|

グウウ

う ぇ べ べ ベル 君 あいつ ||||べる|きみ|

ボク を 見 て ない かい ？ ぼく||み|||

う っ くっ

グアアア

お っ

神様 ！ 何で あの モンスター に 狙わ れ てる ん です ! ? かみさま|なんで||||ねらわ||||

知り合い です か っ ! ? しりあい|||

初対面 だ よ ！ しょたいめん||

は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ …

は ぁ

ここ は ダイダロス 通り ! ? |||とおり

- グオオオオ …\ N - う っ |n||

は ぁ っ

行く しか あり ませ ん ！ いく||||

は ぁ は ぁ は ぁ

は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ …

ぐ っ

はっ

ベル 君 ！ べる|きみ

神様 ！ かみさま

グアアア

はっ

ガアアアア

怖い こわい

怖い こわい

けど

ボク は 男 だ ろ ! ? ぼく||おとこ||

行け よ 行け よ ！ いけ||いけ|

女の子 を 置 い て 逃げる なあ あー おんなのこ||お|||にげる||

あ う っ う あ ああ ああ

ガウウ ガアアアア

ベル 君 ！ べる|きみ

グアア … ガアアア

う っ

ググアアアア …

神様 かみさま

ガアア … アア

だめ な ん だ

ボク の ちから じゃ 神様 を 守れ ない ！ ぼく||||かみさま||まもれ|

このまま じゃ 追い つかれる ||おい|

- グアア …\ N - どう すれ ば どう すれ ば |n||||||

えっ

はっ

ベル 君 ! ? べる|きみ

ごめんなさい 神様 |かみさま

ボク が 時間 を 稼ぎ ます ぼく||じかん||かせぎ|

神様 は このまま 逃げ て 下さい かみさま|||にげ||ください

何 を 言って る ん だ ベル 君 ！ なん||いって||||べる|きみ

今 すぐ ここ を 開ける ん だ ！ いま||||あける||

神様 かみさま

グオオオオ …

ボク は もう 家族 を 失い たく ない です ぼく|||かぞく||うしない|||

ベル 君 ！ べる|きみ

ベル 君 ベル く ー ー ん べる|きみ|べる||-|-|

ボク の 見て い た ぼく||みて||

一 人 分 の 景色 の 中 ひと|じん|ぶん||けしき||なか

君 の 色 が あたりまえ に なる きみ||いろ||||

知ら なかった 心地 いい 距離 や しら||ここち||きょり|

くだらない 意地 の 張り合い |いじ||はりあい

ほら また すぐに 笑い 合え てる |||わらい|あえ|

日常 を 重ね 合って 行く にちじょう||かさね|あって|いく

途切れ ず 強く なって 行く とぎれ||つよく||いく

ボク の 心 は きっと 君 の 半分 が 満たす ん だ ぼく||こころ|||きみ||はんぶん||みたす||

ぴったり と

もっと 寄り添って |よりそって

生き て 行 こ う いき||ぎょう||

ボク 等 なんだか 似 てる ね ぼく|とう||に||

頼りない とこ も たよりない||

補って ちょうど いい とこ も おぎなって||||

ちゃんと 向き合って |むきあって

生き て 行 こ う いき||ぎょう||

偶然 の 引力 は ぐうぜん||いんりょく|

神様 だって 予測 でき ない かみさま||よそく||

必然 を 示し てる ん だ ひつぜん||しめし|||

次回 「 神様 の 刃 」 じかい|かみさま||は