Mahouka Koukou no Rettousei Episode 21 mahouka|koukou||rettousei|episode

常温 プラズマ 発生 装置 動作 問題 なし じょうおん||はっせい|そうち|どうさ|もんだい|

第 一 段階 クリア って ところ です ね だい|ひと|だんかい|くりあ||||

あの 子 … |こ

おい 壬生 |みぶ

さ ー や ？ |-|

あれ は …

手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に て||のばし||きみ||とどく||

誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から だれ|||まね|||ほんとう||めで|いま|うち||

限界 なんて 自分 次第 げんかい||じぶん|しだい

リミッター を 外し て ||はずし|

Nobodyknows もう 誰 も nobodyknows||だれ|

この先 を 知ら ない このさき||しら|

信じ て は 裏切ら れ てる しんじ|||うらぎら||

見渡せ ば いつ でも みわたせ|||

Nobodyends もう 誰 か に nobodyends||だれ||

頼る の は やめ て たよる||||

大切 な 秘密 に いつ でも 手招き さ れ てる よう で たいせつ||ひみつ||||てまねき|||||

このまま じゃ 前 に 進め ない ||ぜん||すすめ|

手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に て||のばし||きみ||とどく||

強 がる だけ じゃ 守れ ない この 思い は 群 青 つよ||||まもれ|||おもい||ぐん|あお

狙い 定め 引き金 を 引 い て ねらい|さだめ|ひきがね||ひ||

誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から だれ|||まね|||ほんとう||めで|いま|うち||

待ち なさい まち|

何で すか ？ なんで|

あなた は 一 年生 ね ？ ||ひと|ねんせい|

私 は 二 年 Ｅ 組 の 壬生 紗耶 香 わたくし||ふた|とし|ｅ|くみ||みぶ|さや|かおり

あなた と 同じ 二 科 生 よ ||おなじ|ふた|か|せい|

一 年 Ｇ 組 平河 千秋 です ひと|とし|ｇ|くみ|ひらかわ|ちあき|

平河 ？ ひらかわ

平河 さん それ 無線 式 の パスワード ブレーカー でしょ う ひらかわ|||むせん|しき||ぱすわーど|ぶれーかー||

隠し て も 分かる わ かくし|||わかる|

私 も スパイ の 手先 に なった こと が ある から わたくし||すぱい||てさき||||||

だから 忠告 する わ |ちゅうこく||

どんな 連中 か は 知ら ない けど 今 すぐ 手 を 切り なさい |れんちゅう|||しら|||いま||て||きり|

先輩 に は 関係 の ない こと です せんぱい|||かんけい||||

放って おける わけない でしょ う はなって||||

あいつ ら は あなた を ただ 利用 し て 使い捨てる だけ よ ||||||りよう|||つかいすてる||

そんな の 当然 じゃ ない です か ||とうぜん||||

私 は 別に わたくし||べつに

何 か が 欲しく て あいつ ら と 手 を 組 ん だ ん じゃ ない ん です から なん|||ほしく|||||て||くみ||||||||

桐原 君 きりはら|きみ

伏せ て ふせ|

催涙 ガス ？ さいるい|がす

やり すぎ た か

そう ね

それ より あんた 女の子 を 襲って いる みたい に 見える わ よ |||おんなのこ||おそって||||みえる||

そんな ん じゃ ねえ よ

は いはい 分かって る って ||わかって||

おい 大丈夫 か おい おい |だいじょうぶ|||

市原 先輩 の 護衛 を ほ っぽ って ど っか 行った と 思ったら いちはら|せんぱい||ごえい|||||||おこなった||おもったら

あんた たち やり 過ぎよ |||すぎよ

それ で 安 宿 先生 その子 の 容体 は どう なん です ？ ||やす|やど|せんせい|その こ||ようだい||||

心配 要ら ない わ しんぱい|いら||

その うち 自然 に 目 を 覚ます わ よ ||しぜん||め||さます||

じゃあ お 手数 です けど 目 を 覚まし たら メール を いただけ ます か ||てすう|||め||さまし||めーる||||

あたし 警備 に 戻ら ない と いけない ので |けいび||もどら||||

いい わ よ

あっ でも 逃げ られ て も 文句 は 言わ ない で ね ||にげ||||もんく||いわ|||

私 は 戦闘 能力 皆無 な ん だ から わたくし||せんとう|のうりょく|かいむ||||

先生 が 怪我人 を 逃がす はず ない じゃ ない です か せんせい||けがにん||にがす||||||

おい お前 何 やって ん だ |おまえ|なん|||

先輩 に は 関係ない でしょ う せんぱい|||かんけいない||

なに ？

関本 さん せきもと|

普通 に ただ 見学 し て いる だけ だ し ふつう|||けんがく||||||

ちょっと 司 波 君 一体 何事 な の ？ |つかさ|なみ|きみ|いったい|なにごと||

それ に 悪い こと なんて なんにも し て ない し ||わるい|||||||

エリカ と レオ が うろうろ し て いる の が

関本 先輩 に は お 気 に 召さ ない よう です ね せきもと|せんぱい||||き||めさ||||

と いう か 怒鳴ら れる 理由 が 分から ない です けど |||どなら||りゆう||わから|||

関本 先輩 に は ？ せきもと|せんぱい||

とにかく お前 は 邪魔 な ん だ よ |おまえ||じゃま||||

関本 さん もう その辺 で せきもと|||そのへん|

うるさい お前 は 作業 に 戻って ろ |おまえ||さぎょう||もどって|

だいたい さっき から 何 だ その 態度 は |||なん|||たいど|

部 外 者 は 引っ込 ん でろ ぶ|がい|もの||ひっこ||

ええ でも みんな だって 見 てる し ||||み||

関本 さん 一体 どう し た ん です か ？ せきもと||いったい||||||

千代田 ちよだ

いや 大した こと じゃ ない |たいした|||

この ニ 科 生 に うろちょろ する な と 注意 し て い た ところ だ ||か|せい||||||ちゅうい||||||

今後 の ため に も こんご||||

一 年生 が 実験 を 見学 する の を 止める 理由 は あり ませ ん ひと|ねんせい||じっけん||けんがく||||とどめる|りゆう||||

問題 が あれ ば 護衛 役 の あたし たち が 注意 し ます もんだい||||ごえい|やく|||||ちゅうい||

俺 は 風紀 委員 だ が おれ||ふうき|いいん||

論文 コンペ に 関して は ろんぶん|こんぺ||かんして|

部活 連 や 有志 に よる 警備 隊 が 護衛 や 警備 を 務め ます ぶかつ|れん||ゆうし|||けいび|たい||ごえい||けいび||つとめ|

ここ は あたし たち に 任せ て もらえ ませ ん か |||||まかせ|||||

あなた たち も 今日 は 帰って くれ ない ？ |||きょう||かえって||

さっき 起こし た 騒ぎ だって |おこし||さわぎ|

見方 を 変え れ ば 四 対 一 の 暴力 行為 に なる の よ みかた||かえ|||よっ|たい|ひと||ぼうりょく|こうい||||

そろそろ 帰る ね |かえる|

達也 くん 深雪 また 明日 たつや||みゆき||あした

俺 も 帰る わ おれ||かえる|

啓 ごめん すぐ 戻る から あきら|||もどる|

あっ 花 音 待って |か|おと|まって

市原 いちはら

関本 君 は せきもと|きみ|

こういう 実用 的 な テーマ に 興味 が ない と 思って い まし た が |じつよう|てき||てーま||きょうみ||||おもって||||

レオ あんた 今日 時間 ある ？ ||きょう|じかん|

どう ？

特に 予定 は ない ぜ とくに|よてい|||

だったら 付き合い なさい |つきあい|

失礼 しま … しつれい|

え ー と … その 子 から 話 を 聴き たい ん で |-|||こ||はなし||きき|||

とりあえず 放し て じゃ なかった |はなし|||

座ら せ て あげて くれ ませ ん か すわら|||||||

いい わ よ

一昨日 も 無 茶 し た わ ね いっさくじつ||む|ちゃ||||

なぜ データ を 盗み出 そ う と し た の ？ |でーた||ぬすみだ||||||

いえ あたし の 目的 は プログラム を 書き換え て |||もくてき||ぷろぐらむ||かきかえ|

プレゼン 用 の 魔法 装置 を 使え なく する こと です |よう||まほう|そうち||つかえ||||

プレゼン を 失敗 さ せ たかった の ？ ||しっぱい||||

違い ます ちがい|

悔しい けど くやしい|

あの 男 は きっと リカバリー し て しまう |おとこ||||||

でも 少し くらい 慌てる に 違いない って 思った ん です |すこし||あわてる||ちがいない||おもった||

嫌がらせ で あんな こと を ？ いやがらせ||||

事 と 次第 に よって は 退学 に なって た かも しれ ない の よ こと||しだい||||たいがく||||||||

構い ませ ん かまい||

あいつ に 一 泡 吹か せ られる ん なら ||ひと|あわ|ふか||||

平河 千秋 くん 君 は 平河 小春 先輩 の 妹 さん だ ね ？ ひらかわ|ちあき||きみ||ひらかわ|こはる|せんぱい||いもうと|||

お 姉さん が ああ なっちゃ っ た の は |ねえさん|||||||

司 波 君 の せい だって 思って る ？ つかさ|なみ|きみ||||おもって|

だって そう じゃ ない です か

あいつ が 小早川 先輩 を 見殺し に し て ||こはやかわ|せんぱい||みごろし|||

その せい で 姉さん は 責任 を 感じ て |||ねえさん||せきにん||かんじ|

もし あの 事故 に つい て 司 波 君 に 責任 が ある と いう なら ||じこ||||つかさ|なみ|きみ||せきにん|||||

気づか なかった 僕たち 技術 スタッフ 全員 が 同罪 だ よ きづか||ぼくたち|ぎじゅつ|すたっふ|ぜんいん||どうざい||

笑わ せ ない で ください わらわ||||

な っ

姉さん に も 分から なかった ん です よ ねえさん|||わから||||

五十里 先輩 が 気づく はず ない じゃ ない です か いかり|せんぱい||きづく||||||

あいつ だ から あの 仕掛け に 気づく こと が でき た ん です ||||しかけ||きづく||||||

あの 人 だって そう 言って た わ |じん|||いって||

それなのに あいつ は …

はい はい そこ まで

安 宿 先生 やす|やど|せんせい

彼女 の 身柄 は 一晩 魔法 大学 付属 の 病院 で 預かり ます かのじょ||みがら||ひとばん|まほう|だいがく|ふぞく||びょういん||あずかり|

千代田 さん 続き は 明日 に し て ちょうだい ちよだ||つづき||あした||||

分かり まし た わかり||

行 こ う 花 音 ぎょう|||か|おと

簡単 すぎる と 思わ ない ？ かんたん|||おもわ|

何 が だ よ なん|||

これ で 終わり じゃ ない ||おわり||

君 たち の 学校 も 東側 の ターゲット に なって いる ん だ ぞ きみ|||がっこう||ひがしがわ||たーげっと||||||

あの 子 は 当て 馬 かも しれ ない って こと |こ||あて|うま|||||

で オレ に 用事 って の は 本命 を 炙 り 出す 探偵 の 真似 事 か ？ |おれ||ようじ||||ほんめい||しゃ||だす|たんてい||まね|こと|

まさか

頭脳 労働 は 達也 君 に 任せ ときゃ いい の ずのう|ろうどう||たつや|きみ||まかせ|||

用心棒 か ようじんぼう|

守る より 反撃 が メイン だ けど ね まもる||はんげき|||||

でも その ため に は 足りない もの が ある |||||たりない|||

足りない もの ？ たりない|

レオ あんた の 歩兵 と して の 潜在 能力 は 一 級 品 よ |||ほへい||||せんざい|のうりょく||ひと|きゅう|しな|

服部 先輩 や 桐原 先輩 より 素質 は 上 だ と 思う はっとり|せんぱい||きりはら|せんぱい||そしつ||うえ|||おもう

素質 は って こと は 今 の 能力 に 問題 あり って 言い たい ん だ ろ そしつ|||||いま||のうりょく||もんだい|||いい||||

うん あんた は 決め手 と なる 技 を 持って ない でしょ う |||きめて|||わざ||もって|||

決め手 ？ きめて

相手 を 確実 に 殺せ る 技 あいて||かくじつ||ころせ||わざ

お め え に は ある の か

ええ

確かに な たしかに|

オレ は 相手 を 殺す こと を 前提 と し た 技術 は 持って い ない おれ||あいて||ころす|||ぜんてい||||ぎじゅつ||もって||

別に あたし たち が やら なく て も 良い の かも しれ ない べつに||||||||よい||||

でも 本気 で 関わる つもり なら |ほんき||かかわる||

殺し 合い を 覚悟 し て おく 必要 が 多分 ある ころし|あい||かくご||||ひつよう||たぶん|

それ を 身 に 付ける 覚悟 が ある ||み||つける|かくご||

愚問 だ ぜ ぐもん||

だったら あたし が 教え て あげる |||おしえ||

秘 剣 薄 羽 蜻蛉 ひ|けん|うす|はね|とんぼ

アンタ に ぴったり の 技 を ね ||||わざ||

なるほど

彼女 は 平河 先輩 の 妹 だった ん です ね かのじょ||ひらかわ|せんぱい||いもうと||||

なんで す かそ れ って

単なる 逆恨み じゃ ない です か たんなる|さかうらみ||||

って 言う より 八つ当たり |いう||やつあたり

きっと お 姉さん の こと が 大好き な ん でしょ う ね ||ねえさん||||だいすき|||||

では 彼女 を 放って おい て も 問題 な さ そう です ね |かのじょ||はなって||||もんだい|||||

狙わ れ てる の は キミ な ん だ けど ねらわ|||||きみ||||

平河 先輩 から 説得 し て もらって ひらかわ|せんぱい||せっとく|||

考え 直さ せる の が 一 番 だ と 思う ん だ けど かんがえ|なおさ||||ひと|ばん|||おもう|||

平河 先輩 を この 件 に 関わら せる の は 止め ま しょ う ひらかわ|せんぱい|||けん||かかわら||||とどめ|||

姉妹 と は いえ 関係 も 責任 も 無い ん です から しまい||||かんけい||せきにん||ない|||

へ ー 優しい トコ も ある の ね |-|やさしい|||||

余計 面倒 に なり そう な 気 が する から です よ よけい|めんどう|||||き|||||

それ に 最近 周り を チョロチョロ し て いる の は ほか に も い ます から ||さいきん|まわり|||||||||||||

早速 です が 周 先生 さっそく|||しゅう|せんせい

例の 少女 が しくじった よう です が れいの|しょうじょ|||||

陳 閣下 の ご 懸念 は 理解 し て いる つもり です ちん|かっか|||けねん||りかい|||||

ですが 彼女 に は こちら の 素性 を 何一つ 教え て おり ませ ん ので |かのじょ|||||すじょう||なにひとつ|おしえ|||||

情報 漏洩 の 危険 性 は 無い と 思わ れ ます じょうほう|ろうえい||きけん|せい||ない||おもわ||

それ で よく 協力 者 に 仕立てあげ まし た な |||きょうりょく|もの||したてあげ|||

あの 年頃 は 純粋 で 情熱 的 です から |としごろ||じゅんすい||じょうねつ|てき||

自分 の 価値 を 示す 為 に じぶん||かち||しめす|ため|

多く を 聞く より 多く を 語り た がる もの です おおく||きく||おおく||かたり||||

おかげ で 色々 な こと を 教え て もらえ まし た ||いろいろ||||おしえ||||

周 先生 が そう 言う の で あれ ば 大丈夫 な の でしょ う しゅう|せんせい|||いう|||||だいじょうぶ||||

ただ くれ ぐれ も 万が一 が 無い よう に 願い ます ぞ ||||まんがいち||ない|||ねがい||

心得 て おり ます こころえ|||

近日 中 に 様子 を 見 て 参り ま しょ う きんじつ|なか||ようす||み||まいり|||

エリカ と 西城 君 は まだ 履修 中 な ん です か ||さいじょう|きみ|||りしゅう|なか||||

あの 二 人 今日 は 多分 休み だ よ |ふた|じん|きょう||たぶん|やすみ||

えっ 二 人 一緒 に です か |ふた|じん|いっしょ|||

ああ 二 人 揃って |ふた|じん|そろって

もちろん 偶然 と いう 可能 性 も ある わけ です けど |ぐうぜん|||かのう|せい|||||

偶然 じゃ ない と いう 可能 性 も ある よ ぐうぜん|||||かのう|せい|||

あの 二 人 なら 意外 で も な いよ ね |ふた|じん||いがい|||||

そう なん です か

美 月 が わたし たち に 聞い て どう する の び|つき|||||ききい||||

そう です ね

いや 特に そんな 素振り は 無かった と 思う けど |とくに||そぶり||なかった||おもう|

でも 二 人 で 一緒 に 休 ん だ と いう の で あれ ば |ふた|じん||いっしょ||きゅう||||||||

いったい 何 を し て いる の かしら |なん||||||

エリカ ちゃん と レオ が

仮定 の 上 に 想像 を 重ね た 意見 だ けど かてい||うえ||そうぞう||かさね||いけん||

案外 レオ が エリカ に しごか れ てる ん じゃ ない か な あんがい||||||||||||

スケベ 変態 ノゾキマ さっさと 閉めろ バカ |へんたい|||しめろ|ばか

こら また 皺 が 寄って る ||しわ||よって|

いて え な

何度 も 言って ん だ ろ う なんど||いって||||

手 を 出す より 先 に 口 を 出 せ て||だす||さき||くち||だ|

アンタ が 口 で 言って も 分から ない から じゃ ない ||くち||いって||わから||||

殴ったら 分かる と でも 思って ん の か よ なぐったら|わかる|||おもって||||

ま こんな 体たらく じゃ 殴り たく も なる だ ろ う けど よ ||ていたらく||なぐり||||||||

じゃあ 一休み し よっ か |ひとやすみ|||

はい

マント の 時 は 上手く でき た のに ね まんと||じ||うまく||||

やっぱり 勝手 が 違う |かって||ちがう

九 校 戦 の アレ か ここの|こう|いくさ|||

あん 時 は 細かい 皺 が あって も |じ||こまかい|しわ|||

盾 と して の 役割 に 支障 は 無かった から な たて||||やくわり||ししょう||なかった||

伸 展 を 補助 する 術 式 が 組み込ま れ て い た し しん|てん||ほじょ||じゅつ|しき||くみこま|||||

補助 術 式 は こっち に も 組み込ま れ て いる はず な ん だ けど ほじょ|じゅつ|しき|||||くみこま||||||||

やっ ぱし 達也 くん に 相談 し て みる の が 早い かな ||たつや|||そうだん||||||はやい|

そりゃ 駄目 だ |だめ|

達也 の 手 を わずらわす の は 本末 転倒 だ ぜ たつや||て|||||ほんまつ|てんとう||

俺 が できる よう に なれ ば いい だけ の こと だ おれ|||||||||||

男の子 だ ね おとこのこ||

十文字 君 警備 隊 の 士気 を 高める つもり な ん だ ろ けど じゅうもんじ|きみ|けいび|たい||しき||たかめる||||||

かえって 自信 を なく し ちゃ わ ない かしら |じしん|||||||

今 の うち に 後輩 を 絞って おき たい ん だ ろ う いま||||こうはい||しぼって||||||

今回 あいつ は 警備 隊 総 隊長 だ から な こんかい|||けいび|たい|そう|たいちょう|||

もう 七 人 やら れ た か |なな|じん||||

あと 残って いる の は |のこって|||

あいつ は

いい 勉強 を さ せ て もら お う と 思った けど |べんきょう|||||||||おもった|

早まった かな はやまった|

落ち着ける 僕 おちつける|ぼく

これ は 模擬 戦 な ん だ ||もぎ|いくさ|||

気づか れ た きづか||

3 2 1 今 だ いま|

面白い おもしろい

今日 は 急 な 頼み で すま なかった な きょう||きゅう||たのみ||||

いえ 十文字 先輩 の 練習 相手 でし たら |じゅうもんじ|せんぱい||れんしゅう|あいて||

また いつ でも 呼 ん で ください |||よ|||

警備 隊 の 皆さん お 疲れ 様 です けいび|たい||みなさん||つかれ|さま|

お 弁当 持って き まし た |べんとう|もって|||

ありがとう

では お 先 に 失礼 し ます ||さき||しつれい||

吉田 君 も ご馳走 に なって いき たまえ よしだ|きみ||ごちそう||||

ですが

休憩 きゅうけい

差し入れ が 来 た ぞ さしいれ||らい||

あの お 疲れ 様 です ||つかれ|さま|

ありがとう 柴田 さん |しばた|

美 月 さん 私 たち も 食事 に し ま しょ う び|つき||わたくし|||しょくじ|||||

はい

十文字 先輩 すごかった な じゅうもんじ|せんぱい||

いや 模擬 戦後 の 渡辺 先輩 の ほう が 怖かった |もぎ|せんご||わたなべ|せんぱい||||こわかった

明日 から 訓練 二 倍 に 増やす って あした||くんれん|ふた|ばい||ふやす|

マジ

あの お 変わり いかが です か ||かわり|||

うん ありがとう

あ あの

柴田 さん しばた|

あの 私 ちょっと |わたくし|

すみ ませ っ

ごめん

大丈夫 だいじょうぶ

すみません

なに ぼうっと し てる の

追いかけ なさい おいかけ|

はい

柴田 さん ごめん しばた||

すみません

柴田 さん しばた|

月 明かり 流れ込 ん で 影 を 並べ た つき|あかり|ながれこ|||かげ||ならべ|

鏡 に 映る 世界 は きよう||うつる|せかい|

モノクロ

寄り添う 心 と 心 重ね た 記憶 よりそう|こころ||こころ|かさね||きおく

リンク する 絆 と 傷 が 強 さ を くれ た りんく||きずな||きず||つよ||||

君 の ため に 何 が できる 私 が ここ に いる 理由 を きみ||||なん|||わたくし|||||りゆう|

確か な こと は ひと つ 結 ん だ 約束 たしか||||||けつ|||やくそく

曇り の ない 眼差し を くもり|||まなざし|

遮る もの は 何も ない から さえぎる|||なにも||

近く に いる 唯一 の 私 に だけ 届く 声 ちかく|||ゆいいつ||わたくし|||とどく|こえ

鏡 を 覗き込 ん だ 君 の 微笑み 顔 が み たい よ きよう||のぞきこ|||きみ||ほおえみ|かお||||

ただ それ だけ で いい