Log Horizon Episode 17
この 区域 は ほぼ 終了 。 →
2 小 隊 くらい 撃ち もらし た 。 警戒 し て くれ 。
了解 し まし た 。
直 継 さん から 連絡 。 敵 接近 の 可能 性 あり 。
目 視 でき しだい 報告 し ます ! トウヤ は 。
おびき寄せ だ な 。 分かって る 。
しかし この 暗闇 で →
ミス ミノリ は どこ まで 見え て いる の だ ?
直 継 さん から 借り た 魔法 の 目薬 使って ます から 。 →
猫 み たく 見え て いる はず です 。 丸 一 日 は 。
ここ まで は どうにか 順調 … 。 →
順調 じゃ なきゃ 困る 。 →
みんな に 迷惑 かけ て 押し通し た ん だ もの 。
夜襲 を かける ? 何 言う と ん の や ! →
避難 を 呼びかける だけ 言 うた や ん 。 →
あの 子 ら だけ で 守れ る ハズ が … 。
いや ミノリ たち は 守 れる と は 言って ない 。
だからこそ 夜襲 を かける ん だ 。 え ?
守る もの が 無い ゴブリン と 戦う に は →
こっち も 守り を 気 に し て い たら 勝算 が 無い 。
ならば 仕掛ける 。 そういう 事 。
せ やけど … 。
仕掛け られ た ゴブリン は 警戒 祭り よ 。
それほど 統率 の とれ た 連中 じゃ ない から →
足並み も 乱れる 。
当然 襲撃 も 散発 に なって 今度 は 守る 方 も 楽 に なる 。
… これ 案外 戦術 と して も 理 に かなって る ぜ 。
… ああ そういう 事 。
俺 たち も ついて る し … 任せ とけ って 。
ん !
長い 夜 に なり そう だ … 。
うん 。 でも 俺 たち だけ じゃ ない よ な 。
守り たい もの が あれ ば 誰 だって 。
… マリエ さん から チョウシ の 防衛 に 回る と いう 報告 が あり まし た 。
直 継 たち も 先制 で 仕掛けよ う と して いる よう です 。
おいおい 。 まだ こっち の 話 も 固まって ない って いう のに 。
現場 を 目の当たり に すれ ば →
放っておけ ない と 考える の も 無理 は ない 。
今回 兵力 の 派遣 も 含め た 決定 権 は 僕たち 3 人 に 委ね られ て い ます 。
次 の 全体 会議 に 向け て こちら も 決断 を 急ぐ 必要 が あり ます 。
謀略 ! ? この 「 ゴブリン 」 の 襲撃 が →
冒険 者 たち の 謀略 に よる もの だ と いう の か ?
そもそも 冒険 者 たち が →
「 ゴブリン 」 の 勢力 を そい で さえ おれ ば →
この よう な 事 に は !
しかし … 謀略 と いう の は いささか 飛躍 が すぎる よう な … 。
クレンディット 男爵 。 忌憚 ない 意見 を 交わす の が 今 は 大事 。 →
その ため に 本 会議 の 前 に →
彼 ら 抜き で 話し合う 場 を 設け た の で は あり ませ ぬ か 。
率直 に 言って 「 チョウシ 」 の 町 は 長く は もた ぬ だ ろ う 。 →
次に 狙わ れる の は 恐らく キリヴァ 侯 の 領地 「 ツクバ 」 。
あるいは … 。
「 マイ ハマ 」 か … 。
何 だ よ ? 向こう は まだ こそ こそ やって る って の か ?
よほど こちら に 聞か れ たく ない 話 で も ある と いう 事 です か ね 。
方針 が 固まって い ない 。 そして プライド も ある 。
できる なら 冒険 者 に 借り を 作り たく ない 。
まず 彼ら が 期待 を 寄せる 相手 と いえ ば … 。
ええ 。 彼ら の 守護 神 と でも 言う べき 古来 種 →
「 イズモ 騎士 団 」 でしょう ね 。 でも … 。
では やはり ?
うむ 。 理由 は 皆目 分から ぬ が 「 イズモ 騎士 団 」 は … い ない の だ 。
偵察 隊 から の 報告 に よれ ば →
彼ら が 居城 と して 使って い た いく つ か の 城 塞 は →
全て も ぬけ の から 。 →
死体 あるいは 戦闘 の 痕跡 など も 一切 発見 さ れ て い ない と いう 。
まるで 神 隠し 。 … ともあれ 彼ら が 消え た の は ゆる が ぬ 事実 。
こ こう なれ ば →
全て の 領主 が 一致 協力 し て ゴブリン 軍 に 打って出る しか !
戦略 的 に 一 番 実現 可能 な 策 は 包囲 作戦 でしょ う 。
防御 を 固め た 城 塞 都市 が 抵抗 し →
ゴブリン が 疲弊 する 隙 に 連合 し た 大軍 で 包囲 し →
一斉に 攻める 。
お やおや それでは まるで →
どこ か 一 つ の 都市 を 捨て石 に せよ と →
言って いる よう に 聞こえ ます な 。
き … 貴 公 ら よもや →
次に 狙わ れる 可能 性 の 高い 「 ツクバ 」 を いけにえ に せよ … と ?
いやいや 誰 も その よう な 事 は 。
当然 だ ! 我が 「 ツクバ 」 が 犠牲 と なって たまる もの か !
落ち着き なさい キリヴァ 侯 … しばし 休憩 を しよ う … 。
接近 ! 2 小 隊 。 恐らく 10 匹 程度 。
トウヤ が おびき出し に 成功 し た よう です 。
よ しっ 。 カウント ダウン お 願い し ます 。
5 4 3 2 1 0 。
わ っ と っと っ !
ウイロー ・ スピリッツ 。 →
足止め し まし た ! よ しっ 。
いく ぞ ! 「 アイシクル ・ ブレイド 」 !
サンキュ ! ルディ 兄 !
ルディ は 大技 温存 で 手数 で 押し て !
30 秒 だけ 援護 する 。 分かった !
第 2 波 前方 右 !
フレア アロー !
マエストロ ・ エコー !
ワンダフル だ ミス 五十鈴 。
いい から リキャスト ・ タイム が 終わったら すぐに 攻撃 ! 任せ たまえ 。
もし 向こう が 「 イズモ 騎士 団 」 に 頼れ ない 状況 だ と し たら … 。
まあ … 次に アテ に する の は こっち しか ない だ ろ う な 。
僕たち が この 世界 で 生き て いる かぎり →
いずれ 戦い に 巻き込ま れる の は 避け られ ない でしょ う 。
しかし だからといって 安易 に 兵力 を 提供 する の は →
お互い の 今後 の ため に も よく あり ませ ん 。
筋 を 通し て おく 必要 が ある と いう 事 です ね 。
はい 。 その ため に も あらかじめ 申し合わせ て おき たい の です が 。
お 得意 の 策略 か ? さすが 腹ぐろ 眼鏡 !
そんな 大げさ な 事 で は あり ませ ん 。
事前 に 僕たち 3 人 の 役割 を →
決め て おく 必要 が ある と 思う ん です 。
ほ ~ 役割 ね 。
ゴブリン の 襲来 。
あれほど 厳しい お 父 様 の 顔 は 初めて だった … 。
どれほど の 激しい 戦 と なる の でしょ う … 。
やはり ツクバ しか ない でしょ う ? →
城 塞 の 防御 も 固い し かなり の 間 持ちこたえ られる はず です 。
しかし 誰 が キリヴァ 侯 に それ を ? →
村落 や 田畑 の 被害 で は 済ま ぬ ぞ 。
最悪 住人 の 大半 も … 。
皆 腹 の 中 で は 考え て いる はず だ 。
冒険 者 たち に 派兵 を 頼む の が 一 番 と 。
ええ 。 死 し て も また 蘇る 者 たち です 。
ただ 同時に 大きな 借 り を 作る 事 に も なり ます が 。
だから こちら の 弱み を 見せ ず →
何と して も 彼ら から の 譲歩 を 引き出す の だ 。
「 イズモ 騎士 団 」 が 行方 を くらまし た 事 も →
絶対 に 知ら れ て は なら ぬ 。 →
所詮 は どこ の 馬 の 骨 と も 分から ぬ 者 たち 。 →
だまし て でも 我ら の 盾 に なって もらわ ね ば !
ようやく お呼び が かかった か 。
西 風 の 旅団 も こちら に 到着 し た そう です ね 。
ええ さっき 連絡 が あった ん です けど 。
… デカ 。
会議 の 間 ちょっと 待って もらう しか ない か なぁ … 。
これ は … 。
あの … 。 どう か なさい まし た か ?
え ? 柔らか な ベッド が 恋しい 時間 だ と ばかり 。
な …→
確かに あなた に は →
私 が 怠 惰 で 臆病 な だけ の 小 娘 に 見え て いる の かも しれ ませ ん 。
ですが 私 とて 公爵 家 の 一員 。 憂い に 眠れ ぬ 夜 も あり ます 。
それ は ご 無礼 を 。 で ?
何 か 言い たい 事 でも お あり で し た か と … 。
自由 に 振る舞う に は 覚悟 が 必要 だ と おっしゃい まし た ね 。
… ええ 。
その 言葉 は 忘れ て い ませ ん 。 それ を … 言い たかった だけ です 。
はい 大丈夫 です 。 →
この 辺り の 敵 は 殲滅 でき た と 思い ます ので →
今 は 休憩 を とって い ます 。
… 北 北西 に 進行 中 です ね ? →
はい … 3 km 程度 。 了解 です 。 →
直 継 さん も に ゃ ん 太 さん も お 気 を つけ て … 。
回想 魔術 師 の 籠 手 ? はい 。 →
に ゃ ん 太 さん に 鑑定 し て もらった ん です けど →
魔法 攻撃 職 専用 の マジック ・ アイテム だ そう です 。 →
25 レベル 以上 なら 装備 可能 な 。
25 ? だったら 大した アイテム じゃ ない って 事 か ぁ 。
でも 力 を 合わせ て 手 に 入れた 初めて の アイテム です よ 。
… そうだ よ ラグ ランダ の 杜 で みんな で 協力 し て 手 に 入れた アイテム 。
す っ ごい 宝物 だ と 思わ ない ! ? ああ その とおり さ 。
あっ だ けど どう する ?
みんな で 使う って ワケ に も いか ない し … 。
あの … さ ルディ に 使って もらう の は ? え ?
魔法 攻撃 職 用 の アイテム だって 言った よ ね ?
そう です ね 。 この 中 で 魔術 師 は ルディ さん だけ です し 。
いや … だが そんな 大事 な もの … 。
ルディ 兄 らしく ない ぜ 遠慮 する なんて 。
人 を 何 だ と 。
し しかし … い や ぁ 本当 に … いい の か ?
似合って る よ ルディ 。
そろそろ 出発 し ま しょ う 。
いったん 谷間 に 降り て 警戒 態勢 維持 で 行き ま しょ う 。
よし 。 この 籠 手 に かけ て 次 は もっと 倒し て み せる 。
あまり 張り切り すぎ て も … 。 何 だ ? 張り切って は いけない か ?
う うん … 頑張 ろ う 。
あ ~ その かよう な 訳 でし て …→
目下 我ら が 「 自由 都市 同盟 イースタル 」 に おき まし て は →
火急 の 事態 と して 。
おい 話 が 全然 進ま ない ぞ 。
多分 こちら から 切り出す の を 待って いる の でしょ う 。
相手 の 腹 を 探って 会議 を 有利 に 進め たい の は どちら も 同じ … 。
でし たら こちら も 役割 どおり に 。
回想 僕 は 派兵 に 賛成 する 方向 へ 話 を 持っていき つつ →
情報 を 探り ます 。
向こう も その 気 なら 遠慮 する 必要 は ない … 。
イズモ 騎士 団 の 動静 を ご存じ の 方 は お 教え 願い たい 。
う わ っ 予想 以上 だ な この 反応 … 。
やはり 「 イズモ 騎士 団 」 が 何らか の 理由 で 動け ない の は →
間違い ない よう です ね 。
「 イズモ 騎士 団 」 を この よう な 戦 に 呼び 立てる 訳 に は いか ない 。 →
それ より も アキバ の 「 円卓 会議 」 殿 に 尋ねる 。
何故 ヤマト の 危機 に 立ち上がら ない の です か ! ?
我々 に 兵力 を 派遣 せよ と ? そ … それ は … 。
それ に つい て 領主 各位 の 意見 を 聞く ため の 会議 だ と →
考え て い た ん です が ね 。
我ら アキバ の 意見 を 聞く ため の 会議 だった の です か ?
ア … アキバ の 街 の 騎士 団 は 東西 不敗 と 聞き ます 。
常に 戦い に 備え た 固有 の 兵力 と いう 意味 で →
「 騎士 団 」 と 仰せ られ た の で あれ ば 。
我ら 「 円卓 会議 」 も アキバ の 街 も →
そうした もの は 一切 所有 し て おり ませ ん 。
それでは 一体 何 の ため の 「 冒険 者 」 です か ! ?
それ は どういう 意味 です か ? 決まって いる でしょ う 。
冒険 者 の 能力 は 神 から 与え られ た 恩 寵 。
大地 を 救う 義務 が ある はず だ ! 聞い た 覚え が ない 話 です ね 。
何 を 寝ぼけ た 事 を 言って いる 。
不 死 不滅 ! その よう な 能力 を 持ち ながら →
この 世界 に 対 する 義務 を 放棄 する と いう の か ! ? →
恥 を 知れ !
ふざける な !
まず 第 一 に 俺 たち は 自由 都市 同盟 の 領主 で は ない 。
だから この 集まり に 先んじ て 行わ れ た 会議 に も →
呼ば れ た なかった 。 違う か ! →
いかなる 謀議 が 図ら れ て い た か は 知ら ん が →
その よう な 要請 に 従う 義務 が ある と でも ?
いかが お 考え か ? クレンディット 男爵 !
さ さよう な っ 決して さよう な 事 は 。
我ら が その … 共謀 し →
アキバ の 街 に 出兵 を 求める など と いう 事実 は →
一切 ない わけ で あり … 。
では アキバ の 街 に 出兵 を 求め た の は キリヴァ 侯爵 の 独断 で あり →
自由 都市 同盟 の 総意 で は ない … こういう 事 でしょう か ?
な ! それ がし が この よう な 件 で 私利 に かられ ! →
独断 で 事 を 進め た と お っし やる お つもり か ! ?
確かに 総意 で は 無い 。 →
… が 我ら の 中 で その よう な 声 が 少なからず 聞こえ た 事 も 事実 。
それとも アキバ の 街 の 誉れ 高き 最高 権力 は →
ヤマト の 大地 の 災禍 など は どう で も いい と 仰せ か ?
俺 たち は 犬 猫 で は ない 。 →
お前 たち は 死な ぬ の だ から ゴブリン を 掃除 し て こい だ ? →
その よう な 言葉 に 乗って 同胞 を 戦場 に 駆り立てる よう な 者 が →
アキバ の 民 の 信任 なんて 得 られる 訳 が ねえ だ ろ う が !
… やり すぎ た か ?
冒険 者 に も 記憶 が 無くなる と いう リスク が 有る 。 →
ミチ タカ さん じゃ なく て も 怒って 当然 だ し →
そもそも 派兵 に 反対 する の が ミチ タカ さん の 役割 だった 。 →
だけど … 確かに ちょっと 。
落とし どころ が 見え なく なった … 。
レイ ネシア … 。
私 は … 私 は 一体 何 を … 。
これ は 相変わらず お 美しい 。 まるで 月夜 の 湖 の 妖精 。
はは は は … 。
やっぱり 来る ん じゃ なかった 。 来る ん じゃ なかった 。 →
来る ん じゃ なかった 。 →
ああ … ネル の パジャマ で ベッド に 入り たい 。 →
冷たい テーブル に 顔 を つけ て も たれ て い たい … 。
今日 は なまけ の 虫 は い ない の です か ?
空耳 ? 確かに 言った ? …→
いえ そんな 事 は どう で も いい 。 →
もちろん なまけ て い たい です と も 。 →
だけど 。
レイ ネシア 。
クラス ティ 様 。 … はい 。 レイ ネシア 姫 。
これ から アキバ の 街 へ 向かい ます 。 供 を し て 下さい 。
アキバ の 街 へ 何の ため に ? 義 勇 兵 を 募り ます 。
ばか な 。 女 一 人 で 何 が 。
許可 も 受け ず よそ の 騎士 団 に 直接 ? →
明らか な 越 権 行為 と なる ぞ 。
いや … 円卓 会議 の 代表 が 護衛 と して 同行 する の だ 。 →
あるいは 風向き が 変わる 事 も … 。
それ は とても とても 面倒くさい と 思い ます が ? はい 。
では なぜ その よう な 事 を 。
クラス ティ 様 は おっしゃい まし た 。 冒険 者 は 自由 だ と 。
私 は 愚か な 女 に すぎ ませ ん から 。
… 政治 向き の 事 は よく 分かり ませ ん 。
ただ 人様 に 何事 か お 願い する 時 は 礼 節 を 尽くす べき だ と →
公爵 家 の 一員 と して 父 から も 祖父 から も 教わり まし た 。
だからこそ 隠し事 も する べき で は ない と 考え ます 。
イズモ 騎士 団 が 行方 不明 で ある と いう 事 も 。
なんて 事 を … 。 機密 を もらす と は !
これ は 大層 な 事 を しでかし まし た ね 。
責任 を 取る 時 は 一緒 に 謝って 下さい 。
それ で ? 何 を 考え て いる ん です ?
クラス ティ 様 に も 分から ない 事 は ある の です ね 。
ええ 何 も 。 なあ ん に も 考え て は い ませ ん 。
… ただ 私 は コーウェン 家 に 連なる 者 と して →
礼 は 失 し たく ない の です 。
お じい さま 。 続け なさい !
冒険 者 は 自由 です ! →
私 たち より も 自由 な 人間 な の です 。 →
私 たち は 確かに 冒険 者 より 弱い かも しれ ませ ん が →
だからといって その 弱 さ に 居直って よい ワケ が ない 。
我ら は 我ら 自身 の 弱 さ に 甘え →
か の 方々 を 道具 の よう に 使う 権利 など あり ます まい 。
私 は アキバ の 街 へ 行って →
直接 冒険 者 の 方々 に 願う つもり で い ます 。
冒険 者 は 自由 だ と おっしゃった クラス ティ 様 です から →
もし 応え て くれる 冒険 者 の 方 が いれ ば →
止める よう な 事 は 無い でしょ う !
十 人 でも 十 五 人 でも 力 を 貸し て くれる 方 を 見つけ に 行き ます 。
礼 を 尽くす 事 は 言葉 を 飾る 事 で は ない と いう 事 も →
私 は 祖父 に 教わり まし た 。
直接 出向き 街路 に 立って →
冒険 者 の 方々 一 人 一 人 に 懇願 する つもり で い ます !
レイ ネシア 姫 。
大丈夫 だいぶ 緊張 し て い た の だ ろ う 。
あと は 任せ て も いい かい ?
お 断り し ます 。 そんな もったいない 。
… それ で どう し ます ? 姫君 の 覚悟 を 受け止める か 否 か 。
最終 決定 は クラス ティ さん の 役割 です 。
クケー クケー ! き ゃっ !
… 鳥 か 。
や っぱ お っか ね ~ な 夜 は …→
まだまだ 敵 は ワンサカ いる ん だ ろ ~ し 。
確かに 。 自分 たち が 倒し た ゴブリン は 全体 の ごく 一部 。
いくら 撃退 し た って 焼け 石 に 水 かも … 。
戦闘 に なったら もっと 怖い 。 →
根っこ や 柔らかい 土 に 足 が 取ら れる し 。
そう そう 。 バランス 崩し そう に なる し 。
いつ 敵 が 現れる か って ドキドキ し っぱなし です … 。
昼間 より 神経 とがらせ てる せい かな ?
モンスター の 臭い も さ 。
ああ たまった もの で は ない な あの 臭い … 。
でも さ … でも ! 頑張った って いい ん だ 。 →
助け た って い い ん だ !
うん それ で いい ん だ よ ね 。
ああ もちろん だ と も 。 →
目の前 に 倒れ て いる 人 を 放って おい て 何 が 冒険 者 か 。
そう な ん だ 。 余計 な 事 なんて 考える 必要 ない 。 →
みんな 守り たい 人 を 守る 。 それ だけ の 事 な ん だ 。 →
そして カン ナギ で ある 私 の 仕事 は そんな みんな を … 守る 事 。
フフ … 。 何 を 笑って いる の だ 主君 。
クラス ティ さん の あんな 顔 初めて 見 た よ 。
あれ 完全 に 押さ れ て た 。
あの お姫様 も 大した タマ だ よ 。 あそこ で ああ 来る と は ね … 。
礼 節 か 。 礼 節 ?
うん 。 もし 円卓 会議 が 派兵 を 約束 し た と して も →
それ で アキバ の 街 が 動く 訳 じゃ ない 。
彼女 の 言う とおり 冒険 者 は 自由 だ から 。
冒険 者 を 動かす に は →
彼ら 一 人 一 人 が 納得 する 事 が 必要 な ん だ 。
そして その 事 を 百 も 承知 と いう よう に →
彼女 は 自分 たち が 礼 を 尽くす べき だ と 言い切った 。
それ は しかし ある 意味 当たり 前 の 事 で は ない の か ?
うん でも 当たり前 の 事 を あの 会議 の 場 に い た みんな が →
脇 に 置 こ う と して い た 。
僕たち も 含め て 。
… あの 明かり は ? アキバ の 街 です 。
夜 な のに … 温かい 光 。 →
き ゃっ !
今回 の 件 で 行き止まり に はまり 込 ん で い た →
自由 都市 同盟 イースタル を 彼女 が 救う 事 に なる かも しれ ない 。 →
怠 惰 で 臆病 な 姫君 が … 。
ひとり の 夢 が みんな の 夢 に !
今回 の チャレンジャー は 中学生 トリオ 。
クラス も 部活 も 趣味 も バラバラ の 3 人 が →
一緒 に 目指し て いる もの が あり ます 。