Yahari Ore no Seishun Love Come wa Machigatteiru Episode 6 Yahari Ore no Seishun Love Come wa Machigatteiru Episode 6

（ 結 衣 ） は あ は あ … けつ|ころも||||

＜ あれ から もう １ 週間 ＞ |||しゅうかん

《 （ 比企 谷 ） お前 ん ち の 犬 助け た の は 偶然 だ し 》 ひき|たに|おまえ||||いぬ|たすけ||||ぐうぜん||

《 あの 事故 が なく て も 俺 多分 ぼ っち だった し 》 |じこ|||||おれ|たぶん||||

《 気 に し て 優しく し て ん なら …\ N そんな の は やめろ 》 き||||やさしく|||||||||

＜ 何で こう なっちゃ っ た ん だ ろ う ＞ なんで||||||||

バカ … ばか

（ サブレ が 鳴き だす ） ||なき| （Sable is starting to squeal.)

ちょっと サブレ ！

♪♪～

暑 ～ ッ あつ|

あ ッ お ッ

うす …\ N あ ッ うん

＜ オーケー 超 クール 完全 に リセット でき て いる ＞ おーけー|ちょう||かんぜん||りせっと|||

＜ お互い の 関係 性 を リセット する こと で 俺 は 心 の 平穏 を 取り戻し ＞ おたがい||かんけい|せい||りせっと||||おれ||こころ||へいおん||とりもどし

＜ 由比 ヶ 浜 は 負い目 から 解放 さ れ ＞ ゆひ||はま||おいめ||かいほう||

＜ 元 の リア 充 ライフ へ と 回帰 する ＞ もと||りあ|まこと|らいふ|||かいき|

＜ 選択肢 と して 間違っちゃ い ない はず だ ＞ せんたくし|||まちがっちゃ||||

＜ いや むしろ 正しい ＞ ||ただしい

＜ だ から この 件 は これ で 終わり ＞ |||けん||||おわり

＜ リセット し て また お互い の 日常 を 過ごせ ば いい ＞ りせっと||||おたがい||にちじょう||すごせ||

＜ 人生 は リセット でき ない が 人間 関係 は リセット できる ＞ じんせい||りせっと||||にんげん|かんけい||りせっと|

＜ ソース は 俺 中学 の 同級 生 と か １ 人 も 連絡 取って な …＞ そーす||おれ|ちゅうがく||どうきゅう|せい|||じん||れんらく|とって|

＜ それ は リセット じゃ なく て デリート で し た テヘッ ＞ ||りせっと||||||||

（ 雪 乃 ） あなた 由比 ヶ 浜 さん と 何 か あった の ？ ゆき|の||ゆひ||はま|||なん|||

いや 何も |なにも

何も なかったら 由比 ヶ 浜 さん は 来 なく なったり し ない と 思う けど なにも||ゆひ||はま|||らい||||||おもう|

ケンカ でも し た の ？ いや し て ない … と 思う が けんか||||||||||おもう|

大体 ケンカ なんて それなり に 近しい 連中 が する こと だ ろ ？ だいたい|けんか||||ちかしい|れんちゅう|||||

だから ケンカ っ つ ー より …\ N いさかい と か ？ |けんか|||-|||||

当たら ず と も 遠から ず って 感じ か あたら||||とおから|||かんじ|

じゃあ 戦争 ？ 当たって ない し 遠く なった な |せんそう|あたって|||とおく||

なら せ ん 滅 戦 話 聞い て た ？ 遠く なった よ |||めつ|いくさ|はなし|ききい|||とおく||

すれ違い と いう やつ かしら ね すれちがい|||||

そんな 感じ だ な |かんじ||

そう … なら 仕方 な いわ ね ||しかた|||

（ 平塚 ） 何 だ 由比 ヶ 浜 は 今日 も い ない の か ？ ひらつか|なん||ゆひ||はま||きょう|||||

先生 ノック を せんせい||

彼女 に は それなり に 期待 し て い た の だ が なあ あ あ ～ かのじょ|||||きたい||||||||||

あの 先生 何 か 用 が あった ん じゃ ？ |せんせい|なん||よう||||

ああ そうだ 比企 谷 例 の 勝負 だ が |そう だ|ひき|たに|れい||しょうぶ||

これ から は バトルロワイヤル で いこ う

バトルロワイヤル ！ ？ ２ 人 だけ で ？ |じん||

≪ （ 平塚 ） 必要 なら 新入 部員 を 勧誘 し て も かまわ ない ひらつか|ひつよう||しんにゅう|ぶいん||かんゆう|||||

由比 ヶ 浜 は もう 来 ない よう だ し な ゆひ||はま|||らい|||||

由比 ヶ 浜 さん は やめ た わけ で は …\ N 来 ない の なら 同じ だ よ ゆひ||はま|||||||||らい||||おなじ||

やる 気 が ない 者 に 構って やる の は 義務 教育 まで → |き|||もの||かまって||||ぎむ|きょういく|

意志 なき 者 は 去る ほか ない いし||もの||さる||

あ ッ あの ～

俺 やる 気 も 意志 も ない んで 去って も いい です か ？ お ッ … おれ||き||いし||||さって||||||

で ッ です よ ね

ま ッ しか し 由比 ヶ 浜 の おかげ で 部員 が 増える と ||||ゆひ||はま||||ぶいん||ふえる|

部 の 活動 が 活発 化 する こと は 分かった ぶ||かつどう||かっぱつ|か||||わかった

いい 機会 だ 君 達 は 月曜 まで に 少なくとも もう １ 人 → |きかい||きみ|さとる||げつよう|||すくなくとも||じん

やる 気 と 意志 を 持った 者 を 確保 し 人員 補充 し たまえ |き||いし||もった|もの||かくほ||じんいん|ほじゅう||

何なら なんなら

今 から いま|

お ッ 横暴 だ 心外 だ な ||おうぼう||しんがい||

私 なり の 優し さ の つもり だ が ね わたくし|||やさし||||||

平塚 先生 一 つ 確認 し ます が 人員 補充 すれ ば いい ん です よ ね ？ ひらつか|せんせい|ひと||かくにん||||じんいん|ほじゅう|||||||

その とおり だ よ 雪ノ下 ||||ゆきのした

健闘 を 祈る ！ けんとう||いのる

人員 補充 って どう すりゃ い い ん だ じんいん|ほじゅう|||||||

入って くれ そう な 人 に 心当たり なら ある わ はいって||||じん||こころあたり|||

誰 戸塚 ？ 戸塚 か … 戸塚 だ よ な ？ だれ|とつか|とつか||とつか|||

由比 ヶ 浜 さん よ ゆひ||はま||

いや だって やめる んで そ ？

だったら もう 一 度 入り 直せ ば いい だけ でしょ う ||ひと|たび|はいり|なおせ|||||

平塚 先生 は 人員 の 補充 さえ でき れ ば いい と 言って た わけ だ し ひらつか|せんせい||じんいん||ほじゅう|||||||いって||||

けど 簡単 に 戻って くる か ？ |かんたん||もどって||

離れ て いったら その まん ま って の が 普通 だ ぞ はなれ|||||||||ふつう||

６ 月 １８ 日 何の 日 か 知って る ？ つき|ひ|なんの|ひ||しって|

いい や 由比 ヶ 浜 さん の 誕生日 よ 多分 ||ゆひ||はま|||たんじょうび||たぶん

アドレス に ０６１８ って 入って い た から あどれす|||はいって|||

直接 確認 した こと は ない ん だ な ？ う ッ … ちょくせつ|かくにん|||||||||

さすが の コミュニケーション 能力 ||こみゅにけーしょん|のうりょく

だから 誕生日 の お 祝い を し て あげ たい の |たんじょうび|||いわい||||||

たとえ 今後 由比 ヶ 浜 さん が 奉仕 部 へ 来 ない に し て も |こんご|ゆひ||はま|||ほうし|ぶ||らい|||||

これ まで の 感謝 は 伝え たい から そう か |||かんしゃ||つたえ||||

ねえ 比企 谷 君 ああ ？ |ひき|たに|きみ|

そ ッ その … あの

ええ ッ ？

つ ッ つきあって くれ ない かしら ？

は あ ？

ごめんなさい ね 休日 な のに つきあわ せ て しまって ||きゅうじつ||||||

（ 小町 ） いいえ 小町 も 結 衣 さん の 誕生日 プレゼント 買い たい です し → こまち||こまち||けつ|ころも|||たんじょうび|ぷれぜんと|かい|||

雪 乃 さん と お出かけ 楽しみ です し ゆき|の|||おでかけ|たのしみ||

効率 重視 で いこ う こうりつ|じゅうし|||

俺 こっち 回る で は 私 が 反対 側 を 受け持つ わ おれ||まわる|||わたくし||はんたい|がわ||うけもつ|

じゃあ 小町 は この 奥 の ほう |こまち|||おく||

ストップ です すとっぷ|

何 だ よ … てい うか 指 超 痛 え なん|||||ゆび|ちょう|つう|

せっかく な の で みんな で 回り ませ ん か ？ ||||||まわり|||

その ほう が アドバイス し 合え る し お 得 です |||あどばいす||あえ||||とく|

けれど それ だ と 回り きれ ない ん じゃ ない かしら ||||まわり||||||

大丈夫 です 小町 の 見立て だ と 結 衣 さん の 趣味 的 に は → だいじょうぶ||こまち||みたて|||けつ|ころも|||しゅみ|てき||

ここ の 辺り を 押さえ て おけ ば 問題 ない と 思い ます ！ ||あたり||おさえ||||もんだい|||おもい|

小町 … この 辺り で いい ん だ よ な ？ こまち||あたり||||||

あれ 小町 見 なかった か ？ |こまち|み||

（ 呼び出し 中 ） よびだし|なか

[ TEL ] （ 小町 ） は い は ～ い お 前 今 どこ に い ん だ よ |こまち||||||ぜん|いま||||||

[ TEL ] 小町 買い たい もの 色々 ある から すっかり 忘れ て た よ |こまち|かい|||いろいろ||||わすれ|||

みんな で 回り ま しょ う って 言った の は お前 だ ろ ||まわり|||||いった|||おまえ||

妹 の 頭 が ここ まで 残念 な こと に なって い た と は … いもうと||あたま||||ざんねん||||||||

お 兄ちゃん ちょっと ショック だ よ |にいちゃん||しょっく||

[ TEL ] は あ … お 兄ちゃん に 分かれ って いう ほう が 無理 か ||||にいちゃん||わかれ|||||むり|

何 が 言い て え ん だ よ [ TEL ] まあ いい や なん||いい|||||||||

[ TEL ] 小町 あと ５ 時間 ぐらい かかり そう だ し |こまち||じかん|||||

[ TEL ] 何なら １ 人 で 帰る から あと は ２ 人 で 頑張って ！ |なんなら|じん||かえる||||じん||がんばって

（ 電話 が 切れる ） でんわ||きれる

もの 買う の に 頑張る も なにも ねえ だ ろ … |かう|||がんばる|||||

雪ノ下 … ゆきのした

小町 さん どう し た って ？ こまち|||||

ああ いや 何 か 買い たい もの が ある らしい ||なん||かい|||||

で あと は 丸 投げ さ れ た |||まる|なげ|||

そもそも 休日 に つきあわ せ て いる の だ し |きゅうじつ||||||||

文句 が 言え た 義理 で は ない わ ね もんく||いえ||ぎり|||||

あと は 私 達 で 何とか し ま しょ う ||わたくし|さとる||なんとか||||

（ 店員 ） ありがとう ござい まし た てんいん||||

行き ま しょ う いき|||

（ せき払い ） せきばらい

俺 そんなに 不審 かな ？ おれ||ふしん|

どうやら この エリア だ と 男性 の １ 人 客 は 警戒 さ れる よう ね ||えりあ|||だんせい||じん|きゃく||けいかい||||

俺 が ここ に い て も できる こと は な さ そう だ な おれ||||||||||||||

俺 あっ ち の ほう に いる から おれ|||||||

待ち なさい ああ ？ まち||

私 の センス に 任せる つもり ？ 自慢 で は ない けれど わたくし||せんす||まかせる||じまん||||

私 は 一般 の 女子 高 生 と 離れ た 価値 基準 を 持って いる の よ わたくし||いっぱん||じょし|たか|せい||はなれ||かち|きじゅん||もって|||

自覚 は あった ん だ な じかく|||||

だから その …

手伝って もらえ る と 助かる の だ けれど てつだって||||たすかる|||

＜ でも 俺 も 女子 に プレゼン し て 惨敗 し た 覚え は ある が ＞ |おれ||じょし|||||ざんぱい|||おぼえ|||

＜ プレゼント 買った こと なんて ない ぞ ＞ ぷれぜんと|かった||||

まあ でも 店 の 中 入れ ない し な ||てん||なか|いれ|||

は あ … この際 仕方ない わ あまり 距離 を あけ ない よう に し て ||このさい|しかたない|||きょり|||||||

は あ 距離 ？ 言わ なけ れ ば 分から ない の ？ ||きょり|いわ||||わから||

あなた 空気 を 吸って 吐く だけ しか でき ない なら |くうき||すって|はく|||||

そこら の エアコン の ほう が よほど 優秀 よ ||えあこん|||||ゆうしゅう|

＜ 確かに 空気 読む 機能 と か も あれ ば 超 便利 ＞ たしかに|くうき|よむ|きのう||||||ちょう|べんり

つまり 今日 一 日 に 限り |きょう|ひと|ひ||かぎり

恋人 の よう に 振る舞う こと を 許可 する と いう こと よ こいびと||||ふるまう|||きょか|||||

すげ え 上 から 目線 だ な ||うえ||めせん||

何 か 不満 でも ？ 別に 不満 は ねえ よ なん||ふまん||べつに|ふまん|||

そ ッ そう …

＜ 別に 驚か れる よう な こと じゃ ない ＞ べつに|おどろか||||||

＜ こいつ の 恋人 など ごめん だ が 雪ノ下 は 嘘 を つか ない ＞ ||こいびと|||||ゆきのした||うそ|||

＜ フリ と いえ ば 間違い なく フリ だ だ から 勘違い の しようがない ＞ ||||まちがい||||||かんちがい||しようが ない

あなた は てっきり 嫌がる と 思った けれど |||いやがる||おもった|

いや 特に 断る 理由 も ない し な |とくに|ことわる|りゆう||||

つ ー か お前 は 嫌 じゃ ない の か よ |-||おまえ||いや|||||

別に かまわ ない わ よ 周囲 に 他人 しか い ない 状況 なら べつに|||||しゅうい||たにん||||じょうきょう|

勘違い さ れ て 風評 被害 に あう 心配 も ない もの かんちがい||||ふうひょう|ひがい|||しんぱい|||

このまま じゃ ダメ だ よ ね やっぱり ちゃん と 話 し なきゃ ね ||だめ|||||||はなし|||

クッキー だって ちゃんと 渡せ て ない … あ ッ ！ ？ くっきー|||わたせ||||

うえ ～ ッ

事務 用品 選 ん で ん じゃ ない ん だ から じむ|ようひん|せん||||||||

耐久 性 と か で 服 を 選 ん で たら 一生 決ま ん ない と 思う ぞ たいきゅう|せい||||ふく||せん||||いっしょう|きま||||おもう|

由比 ヶ 浜 多分 服 に 防御 力 と か 求めて ない だ ろ う し ゆひ||はま|たぶん|ふく||ぼうぎょ|ちから|||もとめて|||||

仕方 が ない じゃ ない しかた||||

材質 や 縫製 くらい で しか 判断 が つか ない の よ ざいしつ||ほうせい||||はんだん|||||

私 由比 ヶ 浜 さん が 何 が 好き と か どんな もの が 趣味 と か … わたくし|ゆひ||はま|||なん||すき||||||しゅみ||

知ら なかった の ね しら|||

別に 知ら ん く て いい だ ろ べつに|しら||||||

むしろ 半端 な 情報 だけ で 知った 顔 さ れ たら 腹 が 立つ |はんぱ||じょうほう|||しった|かお||||はら||たつ

千葉 県民 に 向かって よそ の 落花生 おくる よう な もん だ ちば|けんみん||むかって|||らっかせい|||||

たとえ が 千葉 すぎ て 分から ない の だ けれど … ||ちば|||わから||||

ソムリエ に 半端 な 知識 で ワイン お くるみ て え な こと だ よ ||はんぱ||ちしき||わいん||||||||

なるほど そういう こと なら

どう かしら ？

どう って 言わ れ て も なあ すげ え よく 似合って る と しか … ||いわ||||||||にあって|||

そう ありがとう

けれど 私 の こと で は なく て |わたくし||||||

由比 ヶ 浜 さん に どう かしら と いう 意味 よ ゆひ||はま|||||||いみ|

由比 ヶ 浜 は 何 か もっと フワフワ ポワポワ し た ゆひ||はま||なん|||ふわふわ|||

頭 の 悪 そう な もの の ほう が 喜ぶ ん じゃ ない の ？ あたま||あく|||||||よろこぶ||||

ひどい 言いぐさ だ けれど 的確 だ から 反応 に 困る わ ね |いいぐさ|||てきかく|||はんのう||こまる||

これ に する わ いい ん じゃ ない の もう 何でも ||||||||||なんでも

それ も 買う の か … ||かう||

（ 陽乃 ） あれ 雪 乃 ちゃん ？ ようの||ゆき|の|

あ ッ やっぱり 雪 乃 ちゃん だ |||ゆき|の||

姉さん …\ N は あ 姉さん ？ ねえさん||||ねえさん

雪 乃 ちゃん の 姉 ・ 陽乃 です あなた お 名前 は ？ ゆき|の|||あね|ようの||||なまえ|

は あ … 比企 谷 です ||ひき|たに|

比企 谷 … へえ ～ ひき|たに|

比企 谷 君 ね うん ！ よろしく ね → ひき|たに|きみ||||

２ 人 は いつ から つきあって る ん です か ～ ？ じん||||||||

ほれ ほれ 言っちゃ え よ ～ ||いっちゃ||

ただ の 同級 生 よ ||どうきゅう|せい|

彼 氏 じゃ ない です けど かれ|うじ||||

お ッ 君 も ムキ に なっちゃ っ て え → ||きみ|||||||

雪 乃 ちゃん を 泣か せ たり し たら お 姉ちゃん 許さ ない ぞ ～ ゆき|の|||なか||||||ねえちゃん|ゆるさ||

＜ ち ょ ち ょ ッ 痛 え っつ ー か ＞ |||||つう|||-|

＜ 近い 近い 近い って … いい 匂い ＞ ちかい|ちかい|ちかい|||におい

姉さん いい加減 に し て ちょうだい ねえさん|いいかげん||||

ああ ごめん ね お 姉ちゃん ちょっと 調子 に 乗り すぎ た か も ||||ねえちゃん||ちょうし||のり||||

雪 乃 ちゃん 繊細 な 性格 の 子 だ から 比企 谷 君 が 気 を つけ て あげて ね ゆき|の||せんさい||せいかく||こ|||ひき|たに|きみ||き|||||

私 今 嫌がら れる よう な こと し ちゃ った かな ？ わたくし|いま|いやがら||||||||

ああ ほら その 俺 耳 弱い んで |||おれ|みみ|よわい|

比企 谷 君 初対面 の 女性 に 性癖 を さらす の は やめ なさい ひき|たに|きみ|しょたいめん||じょせい||せいへき||||||

訴え られ て も 文句 言え な いわ よ うったえ||||もんく|いえ|||

比企 谷 君 す っご い 面白 ～ い ひき|たに|きみ||||おもしろ|

もう いい かしら 特に 用 が ない なら 私 達 は もう 行く けれど |||とくに|よう||||わたくし|さとる|||いく|

比企 谷 君 雪 乃 ちゃん の 彼 氏 に なったら お茶 しよ う ね ひき|たに|きみ|ゆき|の|||かれ|うじ|||おちゃ|||

お前 の 姉ちゃん すげ え な おまえ||ねえちゃん|||

姉 に 会った 人 は 皆 そう 言う わ ね あね||あった|じん||みな||いう||

確かに あれほど 完璧 な 存在 も い ない でしょ う たしかに||かんぺき||そんざい|||||

誰 も が あの 人 を 褒めそやす は あ ？ だれ||||じん||ほめそやす||

そんな の お前 も 大して 変わら ん だ ろ ||おまえ||たいして|かわら|||

遠回し な 自慢 か ？ え ッ ？ とおまわし||じまん|||

俺 が すげ えっ つ っ てん の は あの 何 ？ おれ||||||||||なん

強化 外 骨格 み て え な 外面 の こと だ きょうか|がい|こっかく|||||がいめん|||

人当たり が よく て ずっと ニコニコ し て て ひとあたり|||||にこにこ|||

優しく 話しかけ て くれる まさに 男 の 理想 だ わな やさしく|はなしかけ||||おとこ||りそう||

でも 理想 は 理想 だ 現実 じゃ ない |りそう||りそう||げんじつ||

だから どこ か 嘘 くさい |||うそ|

腐った 目 でも いえ 腐った 目 だ から くさった|め|||くさった|め||

見 抜ける こと が ある の ね お 前 それ 褒め てる の ？ み|ぬける|||||||ぜん||ほめ||

褒め てる わ よ 絶賛 し た わ ほめ||||ぜっさん|||

（ 犬 の 鳴き声 ） いぬ||なきごえ

おお ？

い ッ 犬 が … ||いぬ|

あ ッ ！

ひ ッ 比企 谷 君 … ||ひき|たに|きみ

ほ ～ れ おい 飼い主 どう し た ？ |||かいぬし|||

放し飼い か よ はなしがい||

う わ ッ 何 だ この 犬 |||なん|||いぬ

なつき すぎ じゃ ねえ の ？

アウ ～ ウ ～

この 犬 …\ N ごめん な さ ～ い |いぬ|||||

ウチ の サブレ が ご 迷惑 を … うち|||||めいわく|

あら 由比 ヶ 浜 さん |ゆひ||はま|

へ ッ ？ あれ ヒッキー と ゆき の ん ？

え ～ ッ 何で 一緒 な の ？ ||なんで|いっしょ||

何 で って 別に … なん|||べつに

あ ッ や っぱ いい ！ 大丈夫 何でもない |||||だいじょうぶ|なんでもない

休み の 日 に ２ 人 で 出かけ たら そんな の 決まって る よ ね ヘヘヘ … やすみ||ひ||じん||でかけ||||きまって||||

そ っか 何で 気づか なかった かな あたし ||なんで|きづか|||

空気 読む の だけ が 取り柄 な のに エヘヘ … くうき|よむ||||とりえ|||

＜ こいつ 何 か 変 な 勘違い を …＞ |なん||へん||かんちがい|

じゃ じゃあ あたし もう 行く から ||||いく|

由比 ヶ 浜 さん 私 達 の こと で 話 が ある から ゆひ||はま||わたくし|さとる||||はなし|||

月曜日 部室 に 来 て くれる かしら ？ げつようび|ぶしつ||らい|||

あ あ ～ アハハ あんまり 聞き たく ない かも ||||きき|||

その 今さら 聞い て も どう しよう も ない って いう か |いまさら|ききい|||||||||

手 も 足 も 出 ない って いう か … て||あし||だ||||

私 こういう 性格 だ から うまく 伝え られ なかった の だ けど わたくし||せいかく||||つたえ|||||

あなた に は キチンと 話し て おき たい と 思って いる わ |||きちんと|はなし|||||おもって||

うん …

（ 深呼吸 ） しんこきゅう

何 してん だ ？ お前 なん|||おまえ

う ひ ゃ ～ ！ ヒッ ヒッキー

や ッ や あ ～ その 何 ？ 空気 が おいしかった と いう か … |||||なん|くうき|||||

ほれ 行く ぞ |いく|

由比 ヶ 浜 さん ゆひ||はま|

や ッ やっ は ろ ー ゆき の ん |||||-|||

由比 ヶ 浜 さん ゆひ||はま|

あ ッ あー っと

ゆ ッ ゆき の ん と ヒッキー の こと で 話 が ある ん だ よ ね … ||||||||||はなし||||||

ええ 私 達 の 今後 の こと で あなた に 話 を |わたくし|さとる||こんご||||||はなし|

や ッ や あ ～ あたし の こと なら 全然 気 に し ない で いい のに ||||||||ぜんぜん|き||||||

そりゃ 確かに ビックリ し た って いう か |たしかに|びっくり|||||

むしろ お 祝い と か 祝福 と か そんな 感じ だ し ||いわい|||しゅくふく||||かんじ||

よ ッ よく 分かった わ ね その お 祝い を キチンと し たい の |||わかった|||||いわい||きちんと|||

それ に あなた に は 感謝 し てる から |||||かんしゃ|||

ヤダ な ～ 感謝 さ れる よう な こと あたし し て ない よ ||かんしゃ||||||||||

何も し て ない なにも|||

それ でも 私 は 感謝 し て いる ||わたくし||かんしゃ|||

それ に こうした お 祝い は ||||いわい|

本人 が 何 か し た から 行わ れる もの で は ない でしょ う ほんにん||なん|||||おこなわ|||||||

純粋 に 私 が そう し たい だけ よ じゅんすい||わたくし||||||

う ッ うん …

＜ 何 か 微妙 に 会話 が かみ合って ない よう な …＞ なん||びみょう||かいわ||かみあって|||

だ ッ だ から … その

それ 以上 聞き たく ない かも |いじょう|きき|||

由比 ヶ 浜 お前 何 か 勘違い し て ねえ か ？ ゆひ||はま|おまえ|なん||かんちがい||||

ち ょ ッ ちょっと 待って ！ ||||まって

じゃ ２ 人 は 別に つきあって たり とかし て ない の ？ |じん||べつに||||||

そんな わけ ねえ だ ろ

由比 ヶ 浜 さん 私 で も 怒る こと ある の よ 大体 あの 男 に ゆひ||はま||わたくし|||いかる|||||だいたい||おとこ|

まとも な 男女 交際 なんて できる はず が ない でしょ う ||だんじょ|こうさい|||||||

そもそも 人 と の 交際 が でき て ない のに |じん|||こうさい|||||

ほっとけ そんな めん どくせ え 交際 なんて する か |||||こうさい|||

夜中 泣き ながら 電話 と か 来 たら その 時点 で 別れる 自信 ある ぞ ！ よなか|なき||でんわ|||らい|||じてん||わかれる|じしん||

あ ッ ごめん ごめん あれ ？

お 祝い の 時間 が なくなって しまった わ ね |いわい||じかん|||||

せっかく ケーキ を 焼 い て き た のに |けーき||や|||||

ケーキ … 何で ケーキ ？ 何 で って けーき|なんで|けーき|なん||

今日 は 由比 ヶ 浜 さん の 誕生日 を お 祝い し たく て 呼 ん だ の よ きょう||ゆひ||はま|||たんじょうび|||いわい||||よ||||

は あ お ほ ッ ？

由比 ヶ 浜 さん 最近 部活 に 来 て い なかった し 慰労 も かね て ゆひ||はま||さいきん|ぶかつ||らい|||||いろう|||

あと は その 感謝 の 証し と でも いう の かしら |||かんしゃ||しょうし|||||

プレゼント も ！ ？ ぷれぜんと|

わ あ ～ ゆき の ん ！

別に 私 だけ が 用意 し た わけ で は ない けれど べつに|わたくし|||ようい|||||||

へ ッ ？

アハハッ まさか ヒッキー が プレゼント 用意 し てる なんて ||||ぷれぜんと|ようい|||

思わ なかった な ～ おもわ||

こない だ から ちょっと … 微妙 だった し ||||びみょう||

悪い 誕生日 だ から って わけ じゃ ねえ ん だ わるい|たんじょうび||||||||

何 つ ー か これ で チャラ って ことに し ない か なん||-|||||||||

俺 が お前 ん ち の 犬 助け た の も おれ||おまえ||||いぬ|たすけ|||

それ で お前 が 気 を 使って た の も 全部 なし ||おまえ||き||つかって||||ぜんぶ|

そもそも 俺 が 個人 を 特定 し て 恩 を 売った わけ じゃ ない ん だ から |おれ||こじん||とくてい|||おん||うった||||||

お前 が 個人 を 特定 し て 恩 を 返す 必要 なんて ない ん だ よ おまえ||こじん||とくてい|||おん||かえす|ひつよう|||||

けど その こう 何 … |||なん

気 を 使って もらって た 分 は 返し て おき たい き||つかって|||ぶん||かえし|||

これ で 差し引き ゼロ で チャラ ||さしひき|||

もう お前 は 俺 を 気 に かけ なく て いい |おまえ||おれ||き|||||

だから これ で 終わり だ ろ フウ … |||おわり|||

何で そんな ふう に 思う の ？ 同情 と か 気 を 使う と か なんで||||おもう||どうじょう|||き||つかう||

そんな ふう に 思った こと 一 度 も ない よ |||おもった||ひと|たび|||

あたし は ただ …

な ～ ん か 難しく て よく 分か ん なく なって き ちゃ った |||むずかしく|||わか||||||

もっと 簡単 な こと だ と 思った ん だ けど な … |かんたん|||||おもった||||

別に 難しい こと で は ない でしょ う べつに|むずかしい||||||

比企 谷 君 に は 由比 ヶ 浜 さん を 助け た 覚え は ない し ひき|たに|きみ|||ゆひ||はま|||たすけ||おぼえ|||

由比 ヶ 浜 さん も 比企 谷 君 に 同情 し た 覚え は ない ゆひ||はま|||ひき|たに|きみ||どうじょう|||おぼえ||

始まり から 既に 間違って いる の よ だ から 比企 谷 君 の いう はじまり||すでに|まちがって||||||ひき|たに|きみ||

「 終わり に する 」 と いう 選択肢 は 正しい と 思う おわり|||||せんたくし||ただしい||おもう

でも これ で 終わり だ なんて 何 か ヤダ よ |||おわり|||なん|||

バカ ね 終わった の なら また 始め れ ば いい じゃ ない ばか||おわった||||はじめ|||||

あなた 達 は 悪く ない の だ し は あ ？ |さとる||わるく||||||

あなた 達 は 助け た 助け られ た の 違い は あって も |さとる||たすけ||たすけ||||ちがい|||

等しく 被害 者 な の でしょ う ？ ひとしく|ひがい|もの||||

なら 全て の 原因 は 加害 者 に 求め られる べき だ わ |すべて||げんいん||かがい|もの||もとめ||||

どちら も 悪く ない の なら 初め から もめる 必要 が ない の よ ||わるく||||はじめ|||ひつよう||||

だから ちゃん と 始める こと だって できる わ あなた 達 は … |||はじめる||||||さとる|

あ … 私 は 平塚 先生 に |わたくし||ひらつか|せんせい|

人員 補充 完了 の 報告 を し て こ ない と いけない から じんいん|ほじゅう|かんりょう||ほうこく||||||||

（ 戸 の 開閉 音 ） と||かいへい|おと

ねえ それ 開け て いい ？ ||あけ||

お 好き に どうぞ |すき||

（ 包み を 開ける 音 ） つつみ||あける|おと

わ あ ～ ねえ 似合う かな ？ |||にあう|

エヘヘッ

ちょっと 待て い や それ … |まて|||

犬 の 首輪 な ん だ けど いぬ||くびわ||||

へ ッ ？ 先 に 言って よ バカ ！ て ッ … ||さき||いって||ばか||

ほん っと に もう ッ 平塚 先 生 ん とこ 行って くる ！ |||||ひらつか|さき|せい|||おこなって|

あり が と バカ |||ばか

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次回 … じかい