勇者 ヨシヒコ と 導か れ し 七人 ＃03 ゆうしゃ|||みちびか|||なな り

うら ぁ ～！ うら ぁ ～！

お ～ 随分 威勢 の いい 盗賊 現れた な ｡ |ずいぶん|いせい|||とうぞく|あらわれた|

なんだ ～!! お前 ら ﾁｬﾗﾁｬﾗ した 格好 しや が って ！ |おまえ||||かっこう|||

殺さ れ たく なかったら さっさと 金 と 食料 出し な ！ ころさ|||||きむ||しょくりょう|だし|

それ は でき ん ！

ﾊﾞｶ な ﾔﾂ ら よ ｡ 金 と 食料 惜し さ に ➡ |||||きむ||しょくりょう|おし||

命 を 落とす こと に なる と は な ｡ いのち||おとす||||||

命 を 落とす の は ｷｻﾏ かも しれ ん ぞ ｡ いのち||おとす|||||||

ごめんなさい 俺 たち 金 と 食料 ない んだ よ ね ｡ |おれ||きむ||しょくりょう||||

ﾌﾞｯ 嘘 つく んじゃ ねえ !! ﾂﾊﾞ ﾂﾊﾞ …｡ |うそ|||||

ただ 持って いて も 持って なくて も ➡ |もって|||もって||

俺 は お前たち を 殺す が な ｡ なに !? おれ||おまえたち||ころす|||

要するに 俺 は 金 も 食料 も 関係 ねえ ｡ ようするに|おれ||きむ||しょくりょう||かんけい|

血 だ よ ｡ 俺 は 人間 の 血 に 飢えて んだ !! ち|||おれ||にんげん||ち||うえて|

血 に 飢えて いる だ と !? ち||うえて|||

俺 は ただ 戦い が し たい んだ ！ 戦い が すべて よ ！ おれ|||たたかい|||||たたかい|||

金 と 飯 なんて の は ほんの おまけ だ よ ｡ きむ||めし|||||||

や ばい よ ﾖｼﾋｺ ｡ ｺｲﾂ 本物 の 人斬り だ ！ |||||ほんもの||ひときり|

確かに 世 捨て 人 は 命知らずだ な ｡ たしかに|よ|すて|じん||いのちしらずだ|

確かに ｡ 久々に 本気 の 盗賊 現れた ぞ ！ たしかに|ひさびさに|ほんき||とうぞく|あらわれた|

心して かかれよ ！ はい ！ こころして||

来い や !! こい|

ﾊｯﾊ ｰ ！ なかなか やる じゃ ねえ か ！

殺し 甲斐 が ある って もんだ ぜ ｡ ころし|かい|||||

≪ 兄貴 ！ 兄貴 ！ あにき|あにき

なんだ ｼｹﾞ ！ 今 ｺｲﾂ ら を 血 祭り に 上げて る ところ よ ｡ ||いま||||ち|まつり||あげて|||

ﾚﾝﾀﾙﾋﾞﾃﾞｵ もう ９ 日 も 延滞 し てるよ ！ ||ひ||えんたい||

え !? 最近 毎日 人斬り して た から ➡ |さいきん|まいにち|ひときり|||

忘れて た んでしょ ？ 忘れて た な ｡ わすれて|||わすれて||

か 返し に 行った ほう が いい んじゃ ない です か ？ |かえし||おこなった|||||||

ﾊﾞｶ め !! 延滞 なんて 関係 ねえ よ ！ ||えんたい||かんけい||

俺 は 血 に 飢えた 人斬り だ から な ！ 死んで もらう ぜ ！ おれ||ち||うえた|ひときり||||しんで||

でも 10 本 も 借りて んだ よ !? 嘘 !? |ほん||かりて|||うそ

そう じゃ ん !! だって あん とき 兄貴 …｡ ||||||あにき

｢ よ ～ し 今日 から ３ 日間 映画 見 まくる ぞ ～！｣ って …｡ ||きょう||にち かん|えいが|み|||

( ﾒﾚﾌﾞ ) え ちょっと 待って ｡ |||まって

10 本 ？ ９ 日 延滞 って かなり の 金額 だ よ ね !? ほん|ひ|えんたい||||きんがく|||

うる せ ～｡

来い や ～ 金 なんか 欲しく ねえ んだ ｡ こい||きむ||ほしく||

( ﾑﾗｻｷ ) 明らかに ﾄ ｰ ﾝﾀﾞｳﾝ しちゃ って る よ ね ｡ |あきらかに||||||||

帰れ !! なん だったら ﾋﾞﾃﾞｵ 返して 出直せ ！ かえれ||||かえして|でなおせ

ﾍﾍｯ そんな こと 言って 逃げる つもりだ ろ ！ |||いって|にげる||

そう は させる か !!

ここ ﾚﾝﾀﾙ 料金 より 延滞 料金 の ほう が 高い んだ よ ｡ ||りょうきん||えんたい|りょうきん||||たかい||

そんな とこ ある の !? 倍する んだ よ !! ||||ばいする||

( ﾒﾚﾌﾞ ) ちょっと 待って くれよ ｡ ||まって|

え ？ ﾚﾝﾀﾙ 料 って だいたい 300 ｺﾞ ｰ ﾙﾄﾞ だ よ ね ？ ||りょう||||||||

で 延滞 料金 が 倍 って こと は 600 ｺﾞ ｰ ﾙﾄﾞ ｡ |えんたい|りょうきん||ばい||||||

で かける こと の 延滞 ９ 日 ９｡ ||||えんたい|ひ

９×６＝54｡ 54,000 ｺﾞ ｰ ﾙﾄﾞ …｡

や だ 超 大金 ！ ||ちょう|たいきん

私 が 返し に 行き ましょう か ？ わたくし||かえし||いき||

行く 必要 ない ｷﾐ は ｡ いく|ひつよう|||

しかし だいぶ 気 に さ れて る ようです し ｡ ||き|||||よう です|

俺 は … 戦い に 飢えて んだ …｡ おれ||たたかい||うえて|

や だ 別人 だ よ これ ｡ ||べつじん|||

え … 出た とき の あの 人 は どこ に 行った の ｡ |でた||||じん||||おこなった|

ああ … 片 ひざ ついた ｡ ﾔﾊﾞｲ 見て ｡ |かた||||みて

あの 目 見て ！ ﾔﾊﾞｲ ﾔﾊﾞｲ どこ 見て ん の ？ あの 目 ｡ |め|みて||||みて||||め

ﾔﾊﾞｲ や だ や だ 目 が いっちゃ って る 危ない ！ |||||め|||||あぶない

見て る ほう が こっち が 怖い ｡ もう ﾀﾞﾒ だ 早く 行き なさい ！ みて||||||こわい||||はやく|いき|

もう 完全に 最初の 勢い 失った な ｡ |かんぜんに|さいしょの|いきおい|うしなった|

金 とかい ら ねえ と か 最初 かっこいい こと 言って た のに な ｡ きむ||||||さいしょ|||いって|||

いら ねえ よ 金 なんて ！ |||きむ|

返し に 行こう よ ｡ お前 行けば いい じゃ ん ！ かえし||いこう||おまえ|いけば|||

会員 証 の 人 本人 じゃ ない と ﾀﾞﾒ でしょう が ！ かいいん|あかし||じん|ほんにん||||||

ｱｲﾂ 会員 証 持って んだ ｡ あ ～ 泣いちゃ った ｡ |かいいん|あかし|もって|||ないちゃ|

ｷｻﾏ の 顔つき その 血 に 飢えた 目 ｡ ||かおつき||ち||うえた|め

本物 の 人斬り と 認めよう ｡ ほんもの||ひときり||みとめよう

しかし 54,000 ｺﾞ ｰ ﾙﾄﾞ は 痛い ！ |||||いたい

しかも 延滞 金 と いう の は まったく の 無駄 金 だ ！ |えんたい|きむ|||||||むだ|きむ|

今 行か ねば 明日 に は 60,000 ｺﾞ ｰ ﾙﾄﾞ に なる ぞ ！ いま|いか||あした||||||||

早く 行け もの の ふよ ！ はやく|いけ|||

ﾊﾊﾊﾊﾊﾊ …｡

ｱ ｰ ｯ ﾊﾊﾊﾊﾊ ！

俺 は 血 に 飢えた 人斬り だ が な ➡ おれ||ち||うえた|ひときり|||

今日 の ところ は 延滞 料金 を 払い に 行か せて もらおう か ！ きょう||||えんたい|りょうきん||はらい||いか|||

そういう の もう いい から ！ 早く し ない と 店 閉まっちゃ うよ ！ |||||はやく||||てん|しまっちゃ|

あば よ ！

間に合う か 心配だ 援護 して き ます ！ まにあう||しんぱいだ|えんご|||

行か ん で いい ！ ( ﾒﾚﾌﾞ ) なんで そんな 優しい の ﾖｼﾋｺ ｡ いか|||||||やさしい||

あっ ！ あれ 村 じゃ ねえ ？ ||むら||

ああ ｡

助かった ｡ 自覚 する に ➡ たすかった|じかく||

HP が あと ４ くらい しか 残って ない 気 が する ｡ |||||のこって||き||

HP ？ 気 に する な ｡ |き|||

余力 が ない と いう こと だ ｡ とりあえず 早く 村 に 行こう ｡ よりょく||||||||はやく|むら||いこう

村 の 宿屋 に 泊まって …｡ むら||やどや||とまって

♬｢ ﾃﾚﾃﾚ ﾚｯﾃﾃ ｰ ﾝ ｣

と ﾒﾛﾃﾞｨ ｰ が 鳴れば 完全な 回復 だ ｡ ||||なれば|かんぜんな|かいふく|

わかり ました 急ぎ ましょう ｡ ||いそぎ|

出た ！ こういう とき に かぎって 村 の 寸前 で 出会う ﾊﾟﾀ ｰ ﾝ ！ でた|||||むら||すんぜん||であう|||

逃げ ましょう ｡ おう ｡ にげ||

何 だ !? なん|

戦う しか ない ようだ な ｡ たたかう||||

大丈夫 ｺｲﾂ ら いちばん 弱い ﾔﾂ ら だ から 大丈夫 ！ だいじょうぶ||||よわい|||||だいじょうぶ

あ ～！

何 だ これ は ！ なん|||

あ ～ あ ～ あぁ ～｡

何 だ ここ は ？ なん|||

何やら ﾙ ｰ ﾗ 的な 感じ で 飛ばさ れた 感触 だ な ｡ なにやら||||てきな|かんじ||とばさ||かんしょく||

ﾙ ｰ ﾗ って 何 だ よ ？ ||||なん||

どうやら この 村 に 玉 が ある ようです ｡ ||むら||たま|||よう です

なぜ わかる んだ ？

玉 が 引き合う ように 光って い ます ｡ たま||ひきあう|よう に|ひかって||

( ﾒﾚﾌﾞ ) ほ ほう 仲間 の 玉 が 近く に ある と 光る の か ｡ |||なかま||たま||ちかく||||ひかる||

まっ 玉 探す の も いい けど さ 飯 食 って から に しよう ぜ ｡ |たま|さがす||||||めし|しょく|||||

そう だ な ｡ 飯 は いい が ➡ |||めし|||

この 村 に 何らか の 違和感 を 感じる の は 俺 だけ か ？ |むら||なんらか||いわかん||かんじる|||おれ||

違和感 ？ 居心地 が 悪い と いう か ➡ いわかん|いごこち||わるい|||

この 村 の 名 は 何と 書いて あった ？ |むら||な||なんと|かいて|

ｴﾌｴﾌ の 村 です ｡ ｴﾌｴﾌ の 村 ？ ||むら||||むら

はい ｴﾌｴﾌ の 村 です ｡ |||むら|

どこ か で 聞き覚え が …｡ |||ききおぼえ|

旅 の 者 我々 に 加わる 気 は ない か ？ たび||もの|われわれ||くわわる|き|||

何者 だ ？ なにもの|

俺 の 名 は ｳﾞｧﾘ ｰ だ ｡ おれ||な||||

ﾊﾞﾘ ｰ ｡ いや 唇 を 噛んで ｳﾞｧﾘ ｰ だ ｡ |||くちびる||かんで|||

ﾊﾞﾘ ｰ ｡

違う 違う 違う ｡ ｳﾞｧﾘ ｰ だ ｡ ちがう|ちがう|ちがう|||

ﾊﾞﾘ ｰ ｡ ﾉﾝﾉﾝﾉﾝ … ｳﾞｧﾘ ｰ ｡

ﾉﾝﾉﾝﾉﾝ … ｳﾞｧﾘ ｰ ｡

あっ ｢ ﾉﾝﾉﾝﾉﾝ …｣ は 真似 し なくて いい よ ｳﾞｧﾘ ｰ だけ だ ｡ |||まね||||||||

ｳﾞｧﾘ ｰ ｡ ( ﾒﾚﾌﾞ ) やめ その 顔 やめ なさい ｡ |||||かお||

( ｳﾞｧﾘ ｰ ) そんな 小 動物 みたいな …｡ すみません ｡ ちょっと ➡ |||しょう|どうぶつ|||

この 子 ﾊﾞｶ なんで お 続け ください ｡ かっこいい な おい ｡ |こ||||つづけ||||

我々 は この 村 を 支配 する 暴君 と 化した 国王 を ➡ われわれ|||むら||しはい||ぼうくん||かした|こくおう|

倒さん と する 反乱 軍 だ ｡ とうさん|||はんらん|ぐん|

見れば 歴戦 の 戦士 たち と 見た ｡ みれば|れきせん||せんし|||みた

よくぞ 見抜いた ｡ お前 は 違う ぞ ｡ |みぬいた|おまえ||ちがう|

我々 の ｱｼﾞﾄ に 来て 話 を 聞いて くれ ない か ？ われわれ||||きて|はなし||きいて|||

ﾊﾞｶﾊﾞｶ しい ｡ 俺 たち に 他人 の 戦い を 手伝って る 暇 なんて ねえ んだ ｡ ||おれ|||たにん||たたかい||てつだって||いとま|||

待って ください ﾀﾞﾝｼﾞｮ ｰ さん ｡ まって||||

彼ら の 仲間 に 玉 を 持つ 者 が いる かも しれ ませ ん ｡ かれら||なかま||たま||もつ|もの||||||

行き ましょう ｡ なるほど ｡ いき||

その ｱｼﾞﾄ 伺わ せて もらい ます ｡ ||うかがわ|||

それはそれは ｡

ようこそ 反乱 軍 へ ｡ |はんらん|ぐん|

明らかに いつも の 村 と 違う よね ｡ あきらかに|||むら||ちがう|

確かに ｡ まるで 違う 世界 に ➡ たしかに||ちがう|せかい|

連れて こ られた ような 感覚 が し ます ｡ つれて||||かんかく|||

何 だ この ｼｬﾚｵﾂ な ｱｼﾞﾄ は ｡ なん||||||

みんな 反乱 軍 に 加わって くれる 旅 の 戦士 たち だ ｡ |はんらん|ぐん||くわわって||たび||せんし||

よ ぉ ！

俺 は ﾓﾝｸ の ﾊﾞｯｼｱ だ ｡ おれ|||||

ﾓﾝｸ ？ 武闘 家 さ ｡ |ぶとう|いえ|

ん ？ 武闘 家 を ﾓﾝｸ って 言う の か な ？ |ぶとう|いえ||||いう|||

そう だ ｡

武闘 家 は 武闘 家 で よく ね ？ ぶとう|いえ||ぶとう|いえ|||

白 魔 道 師 の ｱ ｰ ｼｭ よ よろしく ね ｡ しろ|ま|どう|し|||||||

白 魔 道 師 ？ しろ|ま|どう|し

かわいい ｡ ﾀｲﾌﾟ ！

ﾏｼﾞ お っ さん ﾍﾞ ｰ ｽｹ だ な ｡

おい ｼﾞﾛｼﾞﾛ 見 ん な 恥ずかしい ｡ ||み|||はずかしい

お っ さん って 言う な ｡ ||||いう|

黒 魔 道 師 の ﾊﾞﾙﾌﾛｱ です ｡ くろ|ま|どう|し|||

髪形 が 俺 と かぶって る ｡ かぶって ねえ よ ｡ かみがた||おれ||||||

なんだ この ｽﾀｲﾘｯｼｭ 感 ｡ |||かん

ｷﾐ たち それぞれ の ｼﾞｮﾌﾞ は ？

ｼﾞｮﾌﾞ ？

ああ その 役割 って いう か 職業 って いう か ｡ ||やくわり||||しょくぎょう|||

私 は 勇者 です ｡ 俺 は 戦士 だ ｡ わたくし||ゆうしゃ||おれ||せんし|

私 は 魔法使い だ ｡ 私 は 村 の 女 ｡ わたくし||まほうつかい||わたくし||むら||おんな

村 の 女 って …｡ むら||おんな|

( 笑い声 ) わらいごえ

笑われて おる ぞ ｡ わらわれて||

ｽﾀｲﾘｯｼｭ な ４ 人 に 高らかに 笑われて おる ぞ ｡ ||じん||たからかに|わらわれて||

なんか ﾑｶ つく けど ｽﾀｲﾘｯｼｭ だけ に 言い 返せ ない ｡ |||||||いい|かえせ|

悔しい ！ くやしい

よし 説明 しよう ｡ 我々 は 反乱 軍 だ ｡ |せつめい||われわれ||はんらん|ぐん|

この 国 を 悪政 で …｡ |くに||あくせい|

えっ !? えっ 何 して ん の ？ ||なん|||

なんで 割った の ？ ﾂﾎﾞ ｡ |わった||

いや 割る もの な ので ｡ |わる|||

割る もの って 何 ？ いや ﾂﾎﾞ は 割る もの じゃ ない でしょ ｡ わる|||なん||||わる||||

調べ ない と いけない ので 中 を ｡ しらべ|||||なか|

いや 割ら ず に 調べれば いい じゃ ない ｡ |わら|||しらべれば|||

あぁ …｡

よし 説明 しよう ｡ 我々 は 反乱 軍 だ ｡ |せつめい||われわれ||はんらん|ぐん|

お ～ っ あれ !? あれ あれ !?

なんで 割った の ？ ﾀﾙ ｡ なんで ？ ﾀﾙ |わった||||

調べ ない と ｡ しらべ||

いや 開けて 調べれば いい じゃ ない ｡ |あけて|しらべれば|||

あぁ …｡

よし 説明 しよう ｡ |せつめい|

我々 は 反乱 軍 … 開け ないで ｡ われわれ||はんらん|ぐん|あけ|

人 ん 家 の 引き出し 勝手に 開け ないで ｡ じん||いえ||ひきだし|かってに|あけ|

ｱ ｰ ｼｭ の 下着 を 手 に 入れた ｡ 手 に 入れ ないで 戻して ｡ ||||したぎ||て||いれた|て||いれ||もどして

手 に 入れ ない の ！ や ～ だ ｡ て||いれ||||

ﾖｼﾋｺ ここ は 明らかに ﾙ ｰ ﾙ が 違う ようだ 下がれ ｡ |||あきらかに|||||ちがう||さがれ

よし 説明 しよう ｡ |せつめい|

我々 は 反乱 軍 だ ｡ われわれ||はんらん|ぐん|

この 国 を 悪政 で 支配 する 国王 ｸﾞﾗﾐｽ ･ ｶﾞﾝﾅ ･ ﾊﾞﾘﾄﾞ ｰ ﾙ は ➡ |くに||あくせい||しはい||こくおう||||||

今 西 の 山 の 山頂 で のんきに 休養 中 だ ｡ いま|にし||やま||さんちょう|||きゅうよう|なか|

敵 の 名前 も ｼｬﾚｵﾂ なぁ ｡ てき||なまえ|||

警備 が 手薄な 休養 中 を 狙って ➡ けいび||てうすな|きゅうよう|なか||ねらって

暴君 を 暗殺 する んだ ！ ぼうくん||あんさつ||

手伝って くれ ます ね ？ てつだって|||

いや 俺 たち に は 別の 使命 …｡ |おれ||||べつの|しめい

行き ましょう ｡ いき|

ｵｯｹ ｰ だ ｡ 時間 が ない 今 すぐ 出発 だ ｡ |||じかん|||いま||しゅっぱつ|

(４ 人 ) ｵｯｹ ｰ ！ じん||

何 なんだ この かっこよ さ は ｡ なん|||||

どこ が よ ？ かっこよく ない でしょ これ ｡

入ろう と し ない ﾖｼﾋｺ いい から 入ろう と し ない の ｡ はいろう|||||||はいろう||||

入ろう と し ない ﾀﾞﾒ 入れ ない じゃ ん ほら ｡ はいろう|||||いれ||||

ﾀｲﾐﾝｸﾞ 言う から 待って いく よ せ ～ の …｡ |いう||まって||||

はい ここ ！

逆 回転 も ある んだ 待って 待って …｡ ぎゃく|かいてん||||まって|まって

１ ２ の ３ は い ここ ！

よし 入れた わ ～ ﾖｼﾋｺ やった ｡ |いれた|||

わ ～ ﾖｼﾋｺ 背 が 足りない あ ～ ﾖｼﾋｺ 背 が 足りない ｡ ||せ||たりない|||せ||たりない

ねえ ねえ 腹 ぺこ な の これ 全部 ちょうだい ｡ ||はら|||||ぜんぶ|

お っ 姉ちゃん 気風 が いい ね ｡ いくら だ ？ ||ねえちゃん|きふう|||||

150 ｷﾞﾙ で いい よ ｡

ｷﾞﾙ ？ え ｺﾞ ｰ ﾙﾄﾞ じゃ なくて ？

え ？ ｺﾞ ｰ ﾙﾄﾞ って なに ？

ｷﾞﾙ 持って る ？ 持って ない ｡ |もって||もって|

通貨 も 違う の か ？ つうか||ちがう||

なん な んだ …｡

明らかに 違う 世界 に 巻き込ま れて いる ｡ あきらかに|ちがう|せかい||まきこま||

出た ぞ ｡ でた|

なんだ あれ は ｡

( ﾒﾚﾌﾞ ) 見た こと ない よ ねえ あんな の 見た こと ない ｡ |みた|||||||みた||

隊列 を 組め ｡ たいれつ||くめ

なんで こんな 斜めな ところ で 戦わ ない と いけない んだ ｡ ||ななめな|||たたかわ||||

( ｳﾞｧﾘ ｰ ) 斜めで は ない ここ で は こういう 感じ なんだ ｡ ||ななめで|||||||かんじ|

( ﾒﾚﾌﾞ ) ここ で は こういう 感じ って なに ？ |||||かんじ||

なんだ 今 の 数字 は ｡ 数字 出た よね ﾋﾟｮ ｰ ﾝ って 出た よ ね ｡ |いま||すうじ||すうじ|でた||||||でた||

( ﾀﾞﾝｼﾞｮ ｰ ) 戦い の 方法 も 違う と いう の か ？ ||たたかい||ほうほう||ちがう||||

( ｳﾞｧﾘ ｰ ) ｷﾐ たち の ｱﾋﾞﾘﾃｨ は なんだ ？ はい ？

ｷﾐ たち の ｱﾋﾞﾘﾃｨ を 聞いて る んだ ｡ ｱﾋﾞ ？ いや わかり ませ ん ｡ |||||きいて|||||||

なんで ｷﾐ たち は 何も 知ら ない んだ ？ ||||なにも|しら||

いったい どこ の 国 から 来た ？ どこ の 国 と いう の は …｡ |||くに||きた|||くに||||

ﾀﾞﾒ だ こんな 斜めな ところ で は 戦え ない ！ |||ななめな||||たたかえ|

( ｳﾞｧﾘ ｰ ) 斜めで は ない ここ で は こういう 感じ なんだ ｡ ||ななめで|||||||かんじ|

( ﾒﾚﾌﾞ ) だ から ここ で は こういう 感じ って なに ？ |||||||かんじ||

( ﾑﾗｻｷ ) なん な んだ よ この 数字 超 う ぜ え ｡ ||||||すうじ|ちょう|||

ここ は 勝て ない わ ｡ 召喚 ｴｽｹﾌﾟ ！ ||かて|||しょうかん|

なん な んだ これ は ｡

ﾁｮｺﾊﾞ だ ｡ ﾁｮｺﾊﾞ ？

知ら ない の か ？ 不思議な 連中 だ ｡ しら||||ふしぎな|れんちゅう|

( ﾒﾚﾌﾞ ) 四 本 足 が ﾔﾀﾞ ｡ |よっ|ほん|あし||

よし 逃げる ぞ ｡ (３ 人 ) ｵｯｹ ｰ ｡ |にげる||じん||

せ ～ の …｡

( ﾒﾚﾌﾞ ) 中 の 人 の 声 聞こえちゃ って る から ｡ |なか||じん||こえ|きこえちゃ|||

せ ～ の って ｡ 右 左 右 左 …｡ |||みぎ|ひだり|みぎ|ひだり

右 左 言って る ｡ みぎ|ひだり|いって|

( ﾑﾗｻｷ ) 遅 え ！ ﾁｮｺﾊﾞ 遅 え ｡ 右 左 右 左 …｡ |おそ|||おそ||みぎ|ひだり|みぎ|ひだり

早く 早く し ない と ！ 右 左 右 左 …｡ はやく|はやく||||みぎ|ひだり|みぎ|ひだり

( ﾑﾗｻｷ ) もう …｡ 右 左 右 左 …｡ ||みぎ|ひだり|みぎ|ひだり

( ﾒﾚﾌﾞ ) 右 左 言わ なきゃ ﾀﾞﾒ か ？ |みぎ|ひだり|いわ|||

ねえ ねえ な に この 食事 初めて ｡ |||||しょくじ|はじめて

そして おいし す な これ は これ で よか です な ～｡

女 と いう の は なぜ こう ｼｬﾚｵﾂ に 弱い の か ｡ おんな|||||||||よわい||

もう 少し だ もう 少し で 国王 の 別荘 に たどり着く ｡ |すこし|||すこし||こくおう||べっそう||たどりつく

あと 少し だけ 頑張って くれ ｡ |すこし||がんばって|

はい ｡

さっき 言って いた ﾓﾝｽﾀ ｰ が 違う と いう の は なんの こと です ？ |いって|||||ちがう|||||||

あ は い そうです ね こっち で は …｡ |||そう です||||

こんなん 出 ます ね ｡ |だ||

え ～ 超 かわいい んです けど ｡ |ちょう||ん です|

それ が 攻撃 して くる の か ？ ||こうげき||||

はい まあ １ くらい の ﾀﾞﾒ ｰ ｼﾞ しか 受け ない んです けど ｡ ||||||||うけ||ん です|

こんな 音 は 聞いた こと あり ませ ん か ？ |おと||きいた|||||

♬｢ ﾊﾟﾗﾊﾟﾊﾟ ﾊﾟｯﾊﾟｯﾊﾟ ｰ ｣

♬｢ ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ ﾊﾟ ﾊﾟｯﾊﾟ ｰ ｣

ない ね ｡ 何の 音 ？ ||なんの|おと

私 たち も よく わかって い ない のです が ➡ わたくし|||||||の です|

時々 聞こえて くる のです ｡ ときどき|きこえて||の です

そんな 話題 が 噛み合わ ない なか ➡ |わだい||かみあわ||

はい 注目 ｡ 新しい 呪文 を …｡ |ちゅうもく|あたらしい|じゅもん|

♬｢ 手 に 入れた 私 ｣ て||いれた|わたくし

こんな ｽﾀｲﾘｯｼｭ な 人 たち の 前 で 恥ずかしい から 発表 する な ｡ |||じん|||ぜん||はずかしい||はっぴょう||

こんな おかしな 世界 に 来て さえ も …｡ ||せかい||きて||

どんな 呪文 です か ？ の せる な ﾖｼﾋｺ ｡ |じゅもん||||||

私 は とうとう … いや とうとう … いや と ぅと ぅ ｡ わたくし||||||||

と ぅと ぅ 電気 系 の 呪文 を 手 に 入れた よ ｡ |||でんき|けい||じゅもん||て||いれた|

電撃 波 です ね ｡ 私 魔 道 師 だ けど ➡ でんげき|なみ|||わたくし|ま|どう|し||

何 言って る か さっぱり わから ない ｡ 僕 も です ｡ なん|いって||||||ぼく||

そう だ 電撃 波 だ ｡ ||でんげき|なみ|

この 電撃 波 ﾋﾟｯﾌﾟｴﾚｷﾊﾞﾝ 程度 の 磁気 を 発する こと で ➡ |でんげき|なみ||ていど||じき||はっする||

敵 の 肩凝り や 腰痛 など を 癒 やし ➡ てき||かたこり||ようつう|||いや|

｢ あっ … あぁ そう っす ね 体 楽に なった わ ｣｡ |||||からだ|らくに||

と 油断 した ところ を 攻撃 ！ 一網打尽 です ね ｡ |ゆだん||||こうげき|いちもうだじん||

余計に 強く なって る 可能 性 の ほう が はるかに 高い よ ね ｡ よけいに|つよく|||かのう|せい|||||たかい||

私 は この 呪文 を すべからく ➡ わたくし|||じゅもん||

ﾁｮｲﾃﾞｲﾝ そう 名付けた よ ｡ ||なづけた|

ﾁｮｲﾃﾞｲﾝ すごい ！

１万 回 も 唱えよう もの なら ➡ よろず|かい||となえよう||

あの ｢ ﾗｲﾃﾞｲﾝ ｣ に 匹敵 する 力 を 発揮 する や も し れ ん ！ |||ひってき||ちから||はっき||||||

かけて ください ｡ 私 に ﾁｮｲﾃﾞｲﾝ を かけて ください ｡ ||わたくし|||||

俺 も ちょっと 肩 凝って る から よろしく な ｡ おれ|||かた|こって||||

よかろう ｡ で は みんな に かけて みよう ｡

ﾁｮｲﾃﾞｲﾝ ！

あ ？ あぁ ～｡

ちょっと だけ 楽に なった ？ ||らくに|

ﾒﾚﾌﾞ さん 私 は ちょっと 効いて ない みたいな んです が …｡ ||わたくし|||きいて|||ん です|

ﾖｼﾋｺ 凝って ない から だ ｡ |こって|||

ﾋﾟｭｱ だ から 凝り と か 知ら ない んだ ﾖｼﾋｺ ｡ |||こり|||しら|||

勝て ます ね ｡ とにかく 勝て ます ね ｡ かて||||かて||

勝てる わけない だろう ｡ 無駄な 呪文 って こと か ｡ かてる|||むだな|じゅもん|||

( 笑い声 ) わらいごえ

ﾌﾞﾗｽﾞ ｰ ﾚ ！

あっ … え ？

( ﾒﾚﾌﾞ ) 恥ずかしい ｡ |はずかしい

ﾌﾞﾗ して ない はずな のに 恥ずかしい よ ｡ |||||はずかしい|

私 の 呪文 を ﾊﾞｶ に した 罰 だ ｡ わたくし||じゅもん|||||ばち|

( ｳﾞｧﾘ ｰ ) あれ が 国王 の 別荘 だ ｡ ||||こくおう||べっそう|

気 を つけろ ｡ き||

国王 に は 強力な 守り神 ﾊﾞﾊﾑ ｰ ﾄ が ついて いる ｡ こくおう|||きょうりょくな|まもりがみ||||||

ﾊﾞﾊﾑ ｰ ﾄ 知って る でしょ ？ 知り ませ ん ｡ |||しって|||しり||

ﾄﾞﾗｺﾞﾝ よ ｡ ﾄﾞﾗｺﾞﾝ は ﾄﾞﾗｺﾞﾝ で よく ない ？

しかし 驚いた な ｡ |おどろいた|

この 世界 に ﾊﾞﾊﾑ ｰ ﾄ を 知ら ない 戦士 が いる と は ｡ |せかい||||||しら||せんし||||

すみません このような 玉 を お 持ち の 方 は いま せ ん か ？ ||たま|||もち||かた|||||

なんで この ﾀｲﾐﾝｸﾞ ？ 今 まで 言う ﾀｲﾐﾝｸﾞ ➡ |||いま||いう|

たくさん あった でしょう よ ｡ あっ それ 見た こと ある よ ｡ ||||||みた|||

どこ で です か ？ 誰 が 持って いる のです か ？ ||||だれ||もって||の です|

それ は ね …｡

何 だ ？ また だ ｡ なん|||

この 世界 に 巻き込ま れた とき の やつ だ ｡ |せかい||まきこま|||||

あ ～ っ ！

何 これ ？ 例の うずうず と は 違う よね ｡ なん||れいの||||ちがう|

どこ でしょう ここ は ｡ 見渡す かぎり 何も ない な ｡ ||||みわたす||なにも||

今度 は どこ に 飛ばさ れた ？ こんど||||とばさ|

ん ？ なんか いい におい する ｡

( ﾒﾚﾌﾞ ) ん ？ 何やら 肉 を 焼いて いる ようだ ｡ ||なにやら|にく||やいて||

お ～ っ 何 だ あれ ！ ||なん||

( ﾑﾗｻｷ ) 何 じゃ ありゃ !? |なん||

( ﾒﾚﾌﾞ ) で かい ！ 初めて 見る で か さ ！ |||はじめて|みる|||

おい ！ こいつ を 倒す の を 手伝って くれ ｡ |||たおす|||てつだって|

無理に 決まって んだ ろ ！ むりに|きまって||

よし 俺 は 逃げる ｡ 逃げる ぞ ！ |おれ||にげる|にげる|

助太刀 し ましょう ！ (３ 人 ) えっ !? すけだち|||じん|

うりゃ ～ っ ！ 切れ味 最高 ！ ||きれあじ|さいこう

(３ 人 ) ﾖｼﾋｺ ！ じん|

( ﾑﾗｻｷ ) ﾖｼﾋｺ ！

(３ 人 ) うわ ～ っ ！ じん||

あっ 見た こと ある やつ だ ｡ |みた||||

すごく 危機 的 状況 な のに どこ か ﾎｯ して る 私 が いる よ ｡ |きき|てき|じょうきょう||||||||わたくし|||

お っ さん やっつけろ ！

お っ さん って 言う な ！ ||||いう|

ﾁｮｲﾃﾞｲﾝ ！

( ﾑﾗｻｷ ) あれ ？

や っぱ 強く なって んじゃ ねえ か ！ ||つよく||||

結局 ｴﾌｴﾌ の 村 に 逆戻り じゃ ん か ｡ けっきょく|||むら||ぎゃくもどり|||

どうやら 我々 の 世界 と ｴﾌｴﾌ の 村 は 地続き らしい な ｡ |われわれ||せかい||||むら||じつづき||

地続き それ は どういう こと だ ？ じつづき|||||

例えば 作って いる 会社 が 一緒 的な ｡ たとえば|つくって||かいしゃ||いっしょ|てきな

お前 何 言って ん の ？ 意味 わかん ねえ し ｡ おまえ|なん|いって|||いみ|||

その ﾎｸﾛ 引きちぎる ぞ ｡ ||ひきちぎる|

ﾊﾞｶ か ﾑﾗｻｷ ﾑﾗｻｷﾊﾞｶ か ﾎｸﾛ は 引きちぎれ ませ ん ｡ |||||||ひきちぎれ||

しかし ﾖｼﾋｺ は いったい どこ へ 行った の やら ｡ ||||||おこなった||

あの 巨大な 化け物 の いる 世界 に いる と したら …｡ |きょだいな|ばけもの|||せかい||||

生き延びて いて くれて る と いい が ｡ いきのびて||||||

そもそも 元 の 世界 に 戻って 来 られる か どう かも ➡ |もと||せかい||もどって|らい||||

わかん ない じゃ ん か よ ｡ う ～ む ｡

なかなか 手ごわい 展開 に なった ぞ ｡ |てごわい|てんかい|||

皆さん ！ あっ ﾖｼﾋｺ の 声 だ ！ みなさん||||こえ|

ｺｲﾝ ｺｲﾝ ｺｲﾝ ｡

ﾖｼﾋｺ それ は …｡

あれ から 例の 渦 に 何度 も 飲み込ま れて しまい ➡ ||れいの|うず||なんど||のみこま||

どうやら さまざまな 世界 に 飛ばさ れて いた ようです ｡ ||せかい||とばさ|||よう です

そう な の わかる んだ けど 違う ﾖｼﾋｺ その 格好 …｡ ||||||ちがう|||かっこう

なかなか 似合う じゃ ない か 赤い 帽子 に ﾓｼﾞｬﾓｼﾞｬ …｡ |にあう||||あかい|ぼうし||

やめろ ﾀﾞﾝｼﾞｮ ｰ この 格好 特徴 に は 一切 触れる な ｡ ||||かっこう|とくちょう|||いっさい|ふれる|

なぜ だ ？ 何 な の ？ その 格好 ｡ ||なん||||かっこう

わから ん とにかく あっ ち の 世界 に 行く と ➡ ||||||せかい||いく|

いつの間にか この 格好に なって いた んだ ｡ いつのまにか||かっこうに|||

うん 別に いい んだ けど ﾖｼﾋｺ 今 お前 100 ﾊﾟ ｰ ﾓｻﾞｲｸ ｡ |べつに|||||いま|おまえ|||

えっ どういう こと です か ？ 主人公 な のに ➡ |||||しゅじんこう||

ﾖｼﾋｺ は 主人公 な のに 今 主人公 は ﾓｻﾞｲｸ 処理 間違い なし ｡ ||しゅじんこう|||いま|しゅじんこう|||しょり|まちがい|

強力な ﾓｻﾞｲｸ にて ｡ ﾊﾊﾊｯ ！ きょうりょくな|||

何 を 言って る んです か ﾒﾚﾌﾞ さん ｡ なん||いって||ん です|||

ところで 皆さん みんな で あっ ち の 世界 に 行き ませ ん か ？ |みなさん||||||せかい||いき|||

ん ？ 何 を 言い出した ？ |なん||いいだした

あっ ち の 世界 は すばらしい ぞ ﾑﾗｻｷ ｡ |||せかい||||

なにやら ちょいと ｼﾞｬﾝﾌﾟ する だけ で お 金 が どんどん 入って くる ｡ |||||||きむ|||はいって|

お 金 が 宙 に 浮いて る んだ ｡ それ に ｼﾞｬﾝﾌﾟ して 触れる だけ で ➡ |きむ||ちゅう||ういて|||||||ふれる||

どんどん お 金 が 入って くる ｡ やめて ください ｡ ||きむ||はいって|||

もう その 説明 を やめて ください ｡ ||せつめい|||

苦労 して 魔物 を 倒さ ず と も ｷﾉｺ やら ｶﾒ を 飛び越えて ➡ くろう||まもの||たおさ||||||||とびこえて

柱 に しがみつく だけ で いい んだ ｡ ちゅう||||||

飛び越える だけ か ？ 楽 ﾁﾝ だ な ｡ やめろ ﾀﾞﾝｼﾞｮ ｰ のる な ！ とびこえる|||がく||||||||

しかも ｷﾉｺ や ｶﾒ って ﾁｮﾛ すぎ じゃ ん ！

２ 人 と も この 話 に は のる なって ｡ じん||||はなし||||

ま ぁ そうだ な ｡ ||そう だ|

そう だ ぞ ﾖｼﾋｺ そんな 世界 行 っち まったら ➡ |||||せかい|ぎょう||

魔 王 を 倒す こと が でき ん ぞ ｡ ま|おう||たおす|||||

もう 魔 王 なんか どう で も いい と か 言い出す んじゃ ねえ だろう な ？ |ま|おう||||||||いいだす||||

そう で は ない あっ ち の 世界 で たくさん お 金 を 稼げば ➡ |||||||せかい||||きむ||かせげば

強い 武器 が 買える ｡ 強い 防 具 が 買える ｡ つよい|ぶき||かえる|つよい|ふせ|つぶさ||かえる

その ため に あっ ち の 世界 で ｼﾞｬﾝﾌﾟ したり 泳いだり して ➡ ||||||せかい||||およいだり|

お 金 を 稼いで そして こっち の 世界 に 戻って くれば いい ｡ |きむ||かせいで||||せかい||もどって||

なるほど ｡ だ から のる なって ｡

俺 たち は いけない の あっ ち の 世界 に は ｡ おれ||||||||せかい||

なぜ です か ？ 全員 ﾓｻﾞｲｸ に なっちゃ う から ｡ |||ぜんいん|||||

ｶ ｰ ﾄ で ﾚ ｰ ｽ など も できて とてつもなく 楽しい んです よ ｡ |||||||||||たのしい|ん です|

ｶ ｰ ﾄ って 言う な ｶ ｰ ﾄ って ！ 楽し そう ！ ||||いう||||||たのし|

お前 に は 桃色 の ﾄﾞﾚｽ を 着せて やる ｡ え ～ かわいい ！ おまえ|||ももいろ||||きせて|||

ﾉ ｰ ﾉ ｰ ﾉ ｰ ｡ ﾋﾟ ｰ ﾁ ﾉ ｰ ｡

わかった ！ わかった ｡

ﾒﾚﾌﾞ が ここ まで 言う に は 何らか の 理由 が ある んだろう ｡ ||||いう|||なんらか||りゆう|||

な っ そっち の 世界 は 諦めて おとなしく 戻って 来い ｡ ||||せかい||あきらめて||もどって|こい

いや 私 は あ っち の 世界 で 冒険 を 続け ます ｡ |わたくし|||||せかい||ぼうけん||つづけ|

ﾊﾞｶ 者 ！ 冒険 は １ 人 で でき ない もの ｡ |もの|ぼうけん||じん||||

それ は いちばん お前 が わかって る だろう ｡ |||おまえ||||

それ は もちろん わかって ます ｡ しかし どういう わけ か ➡

あっ ち の 世界 に 行った とたん 頼り に なる 弟 が できた んです ｡ |||せかい||おこなった||たより|||おとうと|||ん です

ｺｲﾝ ！ もう もう … 放送 でき ない ！ |||ほうそう||

(２ 人 ) ｵｳ ｲｴ ｰ ！ もう 声 出す な ｡ じん|||||こえ|だす|

どうも ｡ 頑張ろう な ｡ う ぃす ｡ |がんばろう|||

皆さん 待って て ください ｡ みなさん|まって||

あっ ち の 世界 で たくさん お 金 を 稼いで き ます ｡ |||せかい||||きむ||かせいで||

私 が 大 金持ち に なって 戻って くる まで ➡ わたくし||だい|かねもち|||もどって||

皆さん は 玉 を 探し 続けて ください ｡ みなさん||たま||さがし|つづけて|

そんな ｷﾗｷﾗ した 表情 で 言って も 全部 ﾓｻﾞｲｸ だ から 伝わら ん ぞ ｡ |||ひょうじょう||いって||ぜんぶ||||つたわら||

ﾌｯﾌ ｰ ！

ﾖｼﾋｺ まず 通貨 が 違う と 思う んだ けど ｡ ||つうか||ちがう||おもう||

ﾖｼﾋｺ の ﾊﾞｶ は いつ に なったら 直る のだろう か ｡ |||||||なおる||

お ～ みんな ｡

あっ ﾊﾞﾘ ｰ ｡ ｳﾞｧﾘ ｰ だ ｡

ｳﾞｧﾘ ｰ あの あと どうした ？ もちろん 我々 反乱 軍 が 勝った さ ｡ ||||||われわれ|はんらん|ぐん||かった|

そして …｡

お前 の 持ち物 か ？ おまえ||もちもの|

そう だ ｡ 我が家 に 代々 伝わる 宝 だ ｡ ||わがや||だいだい|つたわる|たから|

子供 の 頃 倉庫 で 見た こと が あって な ｡ こども||ころ|そうこ||みた||||

持った 瞬間 に まばゆい 光 を 発した から 覚えて いた ｡ もった|しゅんかん|||ひかり||はっした||おぼえて|

ﾊﾞﾘ ｰ よ ｡ ｳﾞｧﾘ ｰ だ ｡

ｳﾞｧﾘ ｰ よ ｡ そ なた は 我々 と ともに 魔 王 と 戦う ため 導か れ し 戦士 だ ｡ ||||||われわれ|||ま|おう||たたかう||みちびか|||せんし|

なん だって ！

ただ 大変な こと に 今 さっき 主役 の 勇者 が 消えた ｡ |たいへんな|||いま||しゅやく||ゆうしゃ||きえた

なん だって !? うん ｡ 先行き が 不安だ が ➡ |||さきゆき||ふあんだ|

いざ その とき が 来たら この 玉 で 召喚 さ せて もらう ぞ ｡ ||||きたら||たま||しょうかん||||

噂 に は 聞いて いた が やはり 魔 王 は 存在 する の か ｡ うわさ|||きいて||||ま|おう||そんざい|||

頼んだ ぜ ﾊﾞﾃﾞｨ ｰ ｡ たのんだ|||

もちろん だ ｡ ｳﾞｧﾘ ｰ だけど な ｡

おい ﾎｸﾛ ｡ あっ ち の 世界 行 って 連れ戻して こ いよ ﾖｼﾋｺ ｡ |||||せかい|ぎょう||つれもどして|||

お 断り しま ～ す ｡ やめろ ｡ |ことわり|||

まあ ﾔﾂ の こと だ ｡ あっ ち に も 悪い ﾔﾂ は いる し ➡ |||||||||わるい||||

嫌気 が さして 戻って くる であろう ｡ いやき|||もどって||

( 雷鳴 ) らいめい

ﾖｼﾋｺ ！ ﾖｼﾋｺ ｡

ﾖｼﾋｺ ！ ﾃﾒｴ ﾊﾞｶ 野郎 ｡ お前 ﾏｼﾞ で いいかげんに しろ ！ |||やろう|おまえ||||

きた きた ｡ これ これ …｡

おい ちょ っ ﾏｼﾞ で さ ～｡

ﾖｯ ちゃん ｡ ちょっと ﾎﾝﾄ さ …｡

少し は お前 主役 の 自覚 を 持てよ ｡ すこし||おまえ|しゅやく||じかく||もてよ

ですから 私 は 強く なる ため に お 金 を ｡ |わたくし||つよく|||||きむ|

いやいや だ から さ それ は 通常 どおり こっち で ➡ ||||||つうじょう|||

魔物 を 倒して ｹﾞｯﾄ して いきゃ いい じゃ ん ｡ まもの||たおして||||||

そんな さ ﾌｧｲﾅﾙ … と かさ ﾓﾝｽﾀ ｰ … と かさ ➡

あれ だ よ ﾏﾘｵ … と かさ そっち の 世界 に 行った って ➡ ||||||||せかい||おこなった|

あっ ち は あ っち で 別の 主役 が いる わけでしょ ｡ ねえ ｡ ||||||べつの|しゅやく||||

そういう ﾁｬﾚﾝｼﾞ は さ ﾌﾟﾛﾃﾞｭ ｰ ｻ ｰ が 苦しむ だけ だ から さ ｡ |||||||||くるしむ||||

何 な んだ ？ その ﾌﾟﾛ 何と かって の は ｡ なん|||||なんと|||

ただ ｴﾌｴﾌ の 村 は 普通に 行けた ぜ ｡ |||むら||ふつうに|いけた|

うん ｡ もう その 理由 は ね ｹﾞ ｰ ﾑ 好き の 人 は ➡ |||りゆう||||||すき||じん|

だいたい わかって る から ここ で いちいち 説明 し ませ ん ！ |||||||せつめい|||

あと 仏 ｡ 剣 を 振りかざさ ず と も ➡ |ふつ|けん||ふりかざさ|||

なにやら 楽しげな ﾊﾟｽﾞﾙ を する だけ で ﾄﾞﾗｺﾞﾝ を 倒 せる 世界 …｡ |たのしげな||||||||たお||せかい

だ ぁ ～！ それ も 言わ なくて よ ～ し ！ ||||いわ|||

いい な それ ｡ そう な んです よ ｡ |||||ん です|

目の前 に ６ 種類 の ﾊﾟｽﾞﾙ の 玉 が あり まして ➡ めのまえ||しゅるい||||たま|||

ｼﾞｪｼﾞｪ ｰ ｲ ！ その なか で 同じ 色 を ３ つ 集め …｡ ||||||おなじ|いろ|||あつめ

いろいろ ある よ ～｡ いろいろ 出て くる よ ～｡ ||||でて||

ﾜｯｼﾞｮｲ ﾜｯｼﾞｮｲ ﾜｯｼﾞｮｲｼﾞｮｲ ｡ ﾜｯ …｡

きょ とんだ ね ｡ ﾖｯ 君 ｡ ||||きみ

ﾎﾝﾄ に 人類 史上 まれに 見る きょ と んです ｡ ||じんるい|しじょう||みる|||ん です

もう やめろ ！ その ちょっと かわいい 顔 やめろ ｡ |||||かお|

あの さ もう そろそろ さ 楽な 道 を 歩もう と する の は さ ➡ |||||らくな|どう||あゆもう|||||

諦めよう ぜ ｡ な っ ？ あきらめよう|||

順調に 運命 の 玉 も 集まって る わけでしょ ｡ いい ？ じゅんちょうに|うんめい||たま||あつまって|||

はい ｡ じゃあ 次 は ざ っく り 北 に 向かう が よろし ｡ ||つぎ|||||きた||むかう||

北 の どこ よ ｡ 毎回 ざ っく り すぎる んだ よ ｡ きた||||まいかい||||||

やかまし いわい ！

珍しく ﾏｼﾞ 怒り ﾓ ｰ ﾄﾞ じゃ ん 仏 ｡ 当たり前だ ！ めずらしく||いかり||||||ふつ|あたりまえだ

ﾖｼﾋｺ よ ｡ この 怒り を 見て 自ら の 罪 を 悔い改めよ ｡ |||いかり||みて|おのずから||ざい||くいあらためよ

はい ｡

兄 様 もう 許可 的に 難しい こと は おや め に なって ｡ あに|さま||きょか|てきに|むずかしい||||||

やはり 心配だ わ ｡ この いただいた 謎 の 杖 で ➡ |しんぱいだ||||なぞ||つえ|

姿 を 変え ながら ついていく より 手 は ない ｡ すがた||かえ||||て||

１ つ 前 の 姫 だ から 兄 様 は 絶対 知ら ない はず ｡ |ぜん||ひめ|||あに|さま||ぜったい|しら||

これ なら 絶対 ﾊﾞﾚ ない ｡ ||ぜったい||