東南 アジア 金融 危機 を 受け 下落 し た 後 → N
いったん は 持ち 直し た か に 見え た 株式 市場 です が → N
全国 の 不 特定 な 銀行 口座 へ の 数 十 兆 円 規模 の 振り込み 騒動 と → N
急激 な 物価 上昇 に よる 円 相場 … 。
( 女性 ) 1 ドル 3,000 円 ! ?
何でも いい から とっとと 替え て よ 。 → N
ドル じゃ ない と 買え ない お 店 も ある ん だ から !
( 竹田 崎 ) ホント フン !
( 竹田 崎 ) 世の中 なんて 単純 な もん だ な フフフ … 。
( 壮 一郎 ) 俺 も だ よ Q 。
( 壮 一郎 ) いや 必然 だ 。 → N
倒さ なけ れ ば なら ない の は 分かって い た よう な 気 が する 。
かも しれ ない な 。
( 公 麿 ) 行 こ う ! ( 真 朱 ) うん !
( 真坂 木 ) 決済 まで 1 時間 ほど です 。
・~ N
「 OPEN DEAL 」 ! ( 壮 一郎 ) 姫 !
「 SLEEPING BEAUTY ミクロ フレーション 」 !
真 朱 ! ミクロ フレーション 5,000 万 !
は あー っ !
10 億 ! 「 DIRECT 」 !
「 DIRECT 」 ! 「 DIRECT 」 !
う わ っ ! 公 麿 !
真 朱 戻れ 。 「 TRADE 」 !
メゾ フレーション ! 「 EBO 」 !
「 DIRECT 」 !
( 客 ) 交換 でき ない って の は どういう こと だ !
( 議員 ) すでに 各国 と も 日本 円 で の 取引 を 停止 し まし た 。
( 副 総裁 ) 世界 最強 の 通貨 が 無効 に なる 日 が 来る と は … 。
( 副 総裁 ) 覚悟 を 決め て おく こと だ 。
「 DIRECT 」 ! 「 DIRECT 」 !
う わ っ ! ぐ わ あ あっ !
( 壮 一郎 ) 残念 だ よ 。
Q !
「 マクロ … メゾ … ミクロ … 」
( ジェルジュ の 鳴き声 )
ジェルジュー !
「 TRADE 」 !
( 竹田 崎 ) う ひ ょ ひ ょ ひ ょ … N 危 ねえ 危 ねえ 。 → N
あっ ち も 大変 なら こっち も 大変 だ 。
( 井 種田 ) 大変 です ねえ フフ … 。
残念 だ よ 。 → N
俺 は お前 に 後 を 継 い で ほしい と 思って い た 。 → N
俺 が いつ どう なって も この 一瞬 を 永遠 に し て ほしい 。
その 価値 観 が 共有 できる と 信じ て い た 。
俺 は ごめん だ よ 。
ものの 見方 が 違う だけ だ 。 目的 は 同じ だ よ 。
時 すでに 遅し だ が な 。
公 麿 ! マクロ しか ない 。
えっ ?
マクロ は … 撃ち たく ない 。
全力 で … 全力 で いき たい の !
「 ミクロ メゾ マクロ フレーション 」 !
Q 。 「 ECONOMIC BLOCKADE 」 !
真 朱 。 「 OVERHEATED ECONOMY 」 !
う おお お っ !
動け ない … 。
金融 庁 の 命令 で 全国 で 行わ れ て いる → N
外貨 交換 禁止 措置 に より → N
各地 で 暴動 寸前 の 事態 が 発生 し て い ます 。
( 壮 一郎 ) もし お前 に 妹 が い て 同じ 目 に 遭った なら きっと → N
お前 も 俺 と 同じ ように 振る舞った だ ろ う 。
「 DIRECT 」 !
妹 さん は ホント に それ を 望 ん で た の ?
これ って あんた が 自分 の ため に やった ん だ ろ !
今 の ため だ と か 弱い 者 の ため と か 言って た けど さ → N
結局 自分 の ため だけ な ん だ ろ !
分かった ふう な 口 を 利く な !
何 ! ?
( 高校 生 ) ドル じゃ ない と 買え ない と か → N
マジ で 言って ん の か よ ! ?
あんな の デマ に 決まって ん じゃ ん !
( 店主 ) デマ かも しれ ませ ん が 本店 から の 指示 が ござい まし て → N
日本 円 を お 使い いただく こと は でき ませ ん 。
動く よ ! 真 朱 チャージ 10 億 。
「 ミクロ メゾ フレーション 」 ! NOK !
分かる ?
私 たち アセット って アントレ の 未来 な ん だ って !
私 は 公 麿 の ため に 戦って た !
でも 公 麿 は 私 の ため に 戦って る って 言う の !
それ って おかしく ない ?
( Q ) どう で も いい の です 。
そんな こと ない !
何 か ちょっと 安心 する し それ が 本当 な ん だ よ !
( 壮 一郎 ) 最後 話し を し た とき 妹 は 言った 。 → N
ずっと 今日 が 続け ば いい 。 → N
このまま 何も 変わら ない 毎日 が 永遠 に 続け ば いい と 。 → N
明日 を も 知れ ぬ 妹 の 血 が に じん だ 肉声 だ ! → N
分かる か !
俺 が 今 こそ 大事 だ と 言った 理由 が … 。 → N
人間 と して あるべき 姿 は → N
目の前 に ある 者 を い と おしみ 大事 に する こと だ ! → N
形 の 見え ない 先 の こと を 考え て 右往左往 する こと じゃ ない !
でも 俺 の 目の前 は 変わ っち まっ た よ 。
ど っか 行 っち まっ た よ 。
俺 なり に 自分 の 周り の 人々 と か → N
大事 に し て た つもり だった ん だ けど 。
( 壮 一郎 ) 俺 が 動 か なけ れ ば 全て は つぶれ た !
うわ ー っ !
( 壮 一郎 ) そして 救わ れ た 人 たち が いる ! → N
違う か ?
未来 が ない の に 救わ れ た って しょうがない じゃ ん 。
妹 さん ホント は 「 違う 」 って 言って ほしかった ん じゃ ない の ?
自分 が 言った こと を !
( 男性 ) 首相 の 会見 見 た か ?
( 男性 ) 政府 も 必死 だ な 。 → N
国 の 言う こと を 信じ てる 国民 な ん かい やしない さ 。
日本 を 出る か ?
利口 な やつ は もう 出 てる だ ろ う な 。
三國 さん 。 妹 いる って !
もう 目覚め ない ん だ って !
この ー ! NSCORCHED EARTH !
「 CANNIBALIZATION 」 !
「 ミクロ メゾ マクロ フレーション 」 !
SCORCHED … 。
「 ECONOMIC BLOCKADE 」 !
「 CANNIBALIZATION 」 !
( Q ) 何 ?
私 に は 見える 。 妹 さん は あんた と 同じ 顔 し てる 。
黙れ !
妹 な ん じゃ ない の ? 三國 さん が やって る こと って 何 ?
あんた の 血 を 吸い取って それ を あんた に 輸血 し て !
アセット が 説教 だ と !
私 … N あの 人 と 出会え て よかった 。
まだ 言う か !
あの 人 と 別れる の 嫌 だ けど こうして 戦って る !
あの 人 の ため に 戦って る !
どうして 戦って る の ? 三國 さん の ため に なって る の ?
三國 さん は ホント に あんた の ため に 戦って る の ?
( Q ) 黙れ ! 黙れ 黙れ ー !
う わ あ あっ !
おい お釣り に おもちゃ が 交じって る ぞ 。
はい ?
( 客 ) この 真っ黒 な お札 は 何 だって 聞い て ん だ よ 。
俺 が どう しよ う と お前 が どう しよ う と → N
いずれ 人類 は 滅びる ! → N
だから 俺 は 常に 今日 が 最後 だ と 思って → N
全力 を 尽くし て いる !
あした など どう で も いい ! それ だけ だ それ だけ の こと だ !
昨日 より も ひどい あした が 来 ちゃ ったら → N
どう す ん だ よ ! 「 DIRECT 」 !
( 壮 一郎 ) それ も また 今日 に なる !
Q 食え ! この アントレ を 食って しまえ ! → N
Q … 。
はっ … 。 貴子 … 。
「 DIRECT 」 ! 「 DIRECT 」 !
は あ あ あっ ! ぬ お おお っ !
夢 から 覚める お 時間 だ ヘヘッ 。
( 店員 ) えっ ! ?
う お おお お っ !
( 壮 一郎 ) 何 ! ?
三國 壮 一郎 !
( 壮 一郎 ) う わ っ !
( 貴子 ) 《 大丈夫 ? 兄さん 》
( 壮 一郎 ) 《 うん … ああ ちょっと 疲れ た だけ だ よ 》
( 貴子 ) 《 休 ん で いい よ 。 兄さん は じゅうぶん 戦った もの 》
《 貴子 … 》 ( 貴子 ) 《 最近 の 兄さん → N
お 父さん に 似 てる ね 》 《 えっ ? 》
( 貴子 ) 《 お 父さん も 守り たい もの が あった ん だ よ 》 → N
《 きっと 兄さん と 同じ ように 》
( 壮 一郎 ) 《 親父 に 似 てる か … 》
《 そう か … そう かも な 。 フフッ 》
《 だ と し たら 俺 が 今 まで やって き た こと は → N
何 だった ん だ ろ う な 》 → N
《 貴子 ? 》 → N
《 貴子 ! ? 貴子 ! 》
《 あっ 》
( 壮 一郎 ) 《 貴子 … 》
( サトウ ) フフ 。 ハハハ … 。
日本 円 の 価値 が なくなっちゃ っ て → N
ミダス マネー も おしまい に なり まし た 。 → N
で 「 C 」 の 連鎖 は 日本 列島 を 通り越し た みたい です 。 → N
いずれ この 極東 金融 街 も 消滅 し ます 。
ディール の 途中 です が いかが いたし ま しょ う か 。
俺 の 負け だ 。 それ で いい 。
三國 さん 。
( 真坂 木 ) いかが なさい ま しょ う 。
輪転機 を 逆 回転 さ せ て くれ 。
( 壮 一郎 ) 後悔 し ない な 。
( 壮 一郎 ) 好き に する が いい 。
かしこまり … 。
未来 を 買い戻す ん だ 。
( 真坂 木 ) まし た 。
「 YOU HAVE CONTROL 」 !
・~ N
・~ N
お 別れ の よう だ 。 Q 。
これ 以上 戦う こと は → N
あなた の ため に なら ない と 分かった の です 。
本来 行く べき 所 へ 行く が いい 。
また あなた の そば に い られ たら いい の です 。
それ は でき ない 。 すま ん な Q … 。
いや 貴子 。
勝った ね 。
ああ ありがとう 。
ひょっとして お 別れ ?
ああ 。
30 倍 って … 。
えっ ? 言った よ ね ?
・~ N
・~ N
今 いつも の 40 倍 くらい あんた の こと が 好き だ と 思う 。
真 朱 … 。
あなた に 会え て よかった 。
真 朱 … 俺 も 。
じゃあ な 。
未来 で 会 お う よ 。
ごめん だ ね 。
俺 は 永遠 に 今日 に とどまる 。
( 羽 奈 日 ) 奇麗 … 。
何事 も 信用 第 一 と は 思って い た が → N
こう も 簡単 に 金融 街 の 信用 を なくせ る と は 思わ なかった ね 。
逆 に 私 も 気 を 付け ない と な 。 何 が いつ どう なる か 分から ない 。
( 井 種田 ) もう 遅い ん じゃ ない です か 。
へ っ ? うん ? うん ?
( 井 種田 ) 思った より も 金融 街 に 寄りかかって → N
仕事 さ れ て い た よう です ね 。
結局 逃げ場 は ない って こと か 。
( 井 種田 ) それ だけ 信用 さ れ て た って こと です よ 。
・ ( サトウ の 鼻歌 )
( 真坂 木 ) ハハハ … 。 → N
あなた の 気まぐれ さ に は ついて いけ なく なり そうだ ~ 。 → N
ハハハ … 。
・~ N
ここ は どこ ?
( 男性 ) 何 が 正しく て 何 が 間違って る の か → N
ずいぶん 迷って い た ね 。 → N
正解 は ない 。 みんな 正しい ん だ 。 → N
みんな が 世界 を 良く し よ う と 戦って → N
そして 世界 は より 良く なった 。
じゃあ 金融 街 は 何 な の ?
( 男性 ) あれ が あった から 君 たち は 出会い 戦った ん だ 。 → N
意味 の ない もの は ない 。 → N
どんな 邪悪 な もの に も どんな 悲惨 な もの に も → N
必ず 人類 を より 良く 導く ため の 意味 が ある 。 → N
そこ を 見失わ ない こと だ 。
あんた 誰 ?
君 が 戻る 世界 は 変わり果て て しまって いる 。 → N
だが 君 は 君 たち は → N
とても 大事 な もの を 取り戻し た ん だ 。 → N
それ を 忘れる な 。
・~ N
・ ( 子供 ) ボール そっち 行った ぞ 。
う ~ ん … あっ 。
ハハハハ 。
あっ … 。
えっ ?
( 店員 ) 7 ドル 30 セント に なり ます 。
( 店員 ) 7 ドル 30 セント ちょうど お 預かり し ます 。
・ ( ドア の 開く 音 ) ( 子供 ) ハハハ … 。 → N
早く 早く 。 フフフ 。 早く !
( 母 ) もう ノリ ちゃん 。 ( 父 ) 走ったら 危ない ぞ 。
フフッ フフッ は ー い 。
うん ?
・ ( 女性 ) ケンジ 君 乗り出し ちゃ 駄目 。
あっ 。
はい みんな ちゃんと 付い てき てる かな ?
羽 奈 … 。
( ケンジ ) 先生 。 あれ あれ ワンワン 。
( 女性 ) ワンワン ? カワイイ ね ~ 。 ( ケンジ ) ワンワン 。
・~ N
かつて 思い を 寄せ た 女性 に よく 似 た 保母 さん を 見 て → N
「 ああ ひょっとしたら あいつ も どこ か で 幸福 な 未来 を → N
取り戻せ た かも しれ ない ん だ な 」 など と 感慨 に 浸って いる ところ → N
誠に 恐縮 です 。
嘘 だ ろ … 。 いいえ 嘘 で は あり ませ ん 。
何で いる ん だ よ !
ここ は あなた が 取り戻し た 未来 。 → N
私 ども から いたし ます と 未来 と は すなわち 担保 。 → N
未来 ある ところ 私 ども あり 。
金融 街 は 不滅 な の です 。
そんな … 。
( 真坂 木 ) 大丈夫 。 えっ ?
( 真坂 木 ) 担保 に できる 未来 は → N
さい ぜん と は 比較 に なら ない ほど たっぷり ござい ます よ 。
その 気 に なったら いつ でも お 声 掛け ください 。 → N
それでは 。
ああ … 。
笑 っと き ゃ よかった な 。
( 公 麿 ・ 真 朱 ) 未来 へ 。
( じ ん たん ) 《 めん ま は 消え なかった 》 → N