Hibike ! Euphonium Episode 7 hibike|euphonium|episode Hibike! Euphonium Episode 7 Хибике! Эуфониум Эпизод 7 《Hibike! 上低音号》 第 7 集

今年 は オーディション を 行う こと に し たい と 思い ます ことし||||おこなう||||||おもい| I would like to audition this year

課題 曲 自由 曲 の 譜面 と CD もらって き た かだい|きょく|じゆう|きょく||ふめん||cd|||

オーディション 頑張り な よ |がんばり|| Good luck with the audition

叶え たい 事 が 溢れ てる から かなえ||こと||あふれ||

は ば やし Hayashi

立ち止まって る 暇 なんて な いよ ね たちどまって||いとま||||

日 校 ひ|こう

日 听 ひ|きん

刹 那 さつ|な

爪 爪 つめ|つめ

胸 に 秘め た あこがれ を フル ボリューム で 届けよ う むね||ひめ||||ふる|ぼりゅーむ||とどけよ|

随 便 ずい|びん

Naga naga

行 こ う クレシェンド の 向こう へ ぎょう|||||むこう|

つまず い て も いい は みだし て も いい

翻 校 ひるがえ|こう

は ば やし

Coolkid coolkid

君 の 音色 を 僕たち は 待って いる きみ||ねいろ||ぼくたち||まって|

響け 生まれ たて の 夢 つめ込 ん で ひびけ|うまれ|||ゆめ|つめこ||

大きな 空 へ 今 旅立 と う おおきな|から||いま|たびだ||

拓 け 笑顔 を 味方 に つけ て たく||えがお||みかた|||

離さ ない 諦め たく ない はなさ||あきらめ||

限界 さえ も 跳ね返す 勇気 で げんかい|||はねかえす|ゆうき|

DREAM SOLISTER dream|solister

少し 音 が 安定 し て い ない ので 各自 気 を つけ て すこし|おと||あんてい||||||かくじ|き|||

はい

自分 の 耳 で 自分 の 音 と 周り の 音 ちゃん と 確認 し ながら 外さ ない よう に じぶん||みみ||じぶん||おと||まわり||おと|||かくにん|||はずさ|||

はい

じゃあ ５ 分 休憩 |ぶん|きゅうけい

トイレ 行く 人 は 急 い で といれ|いく|じん||きゅう||

試験 も 終わり コンクール に 向け て の 練習 が いよいよ 本格 的 に なって き た しけん||おわり|こんくーる||むけ|||れんしゅう|||ほんかく|てき||||

後日 行わ れる オーディション に 備え ごじつ|おこなわ||||そなえ

各自 コンクール で 演奏 する 曲 を ひたすら 練習 する かくじ|こんくーる||えんそう||きょく|||れんしゅう|

葵 先輩 塾 です か あおい|せんぱい|じゅく||

うん ごめん ね

じゃあ あと よろしく

あ … うん

田辺 くん 出だし の ロール フォルテ ピアノ です が たなべ||でだし||ろーる||ぴあの||

アクセント を もっと 大げさ に ください あくせんと|||おおげさ||

はい

いい 返事 です けど ズボン の ファスナー が 開 い て い ます |へんじ|||ずぼん||ふぁすなー||ひらき||||

では 頭 から もう 一 度 |あたま|||ひと|たび

ありがとう ござい まし た

先輩 今日 は 一緒 に 帰って いい です か せんぱい|きょう||いっしょ||かえって|||

うん いい よ

やった ー |-

どう し た の

高坂 さん です よ たかさか|||

これ ソロ パート の ところ じゃ ない です か |そろ|ぱーと||||||

香織 先輩 が いる のに かおり|せんぱい|||

一 年 が ソロ の 練習 を し ちゃ いけない って 決まり は ない でしょ ひと|とし||そろ||れんしゅう||||||きまり|||

前 に も 言った けど 無視 と か 嫌がらせ と か し て な いよ ね ぜん|||いった||むし|||いやがらせ|||||||

し て ませ ん よ

高坂 さん たかさか|

はい

練習 終わり よ 片付け て れんしゅう|おわり||かたづけ|

わかり まし た

ほら 素直 じゃ ない |すなお||

どう し た ん です か 香織 先輩 ||||||かおり|せんぱい

ごめん やっぱり 先 帰って て ||さき|かえって|

これ で 終わり です ね ||おわり||

うん

あれ 雨 降り そう |あめ|ふり|

緑 は 雨 も 好き です よ みどり||あめ||すき||

ね はい そこ の 椅子 どこ か に 戻し とい て くれる ？ ||いす||||もどし|||

あ 本当 だ |ほんとう|

倉庫 です か ね そうこ|||

持って 帰る ん です か もって|かえる|||

たまに は ね

そこ 邪魔 な ん です けど |じゃま||||

避け て け ば いい でしょ さけ|||||

ごめん あそば せ

おい 何 す ん の |なん|||

前 から あんな の 犬猿 の 仲 な ん だ よ ね ぜん||||けんえん||なか|||||

葵 言って た もん ね あおい|いって|||

葵 ？ あおい

「 あと 少し コンクール まで は 頑張ら ない 」 って 言って |すこし|こんくーる|||がんばら|||いって

とりあえず 保留 に なって は いる ん だ けど |ほりゅう|||||||

頑固 な ところ ある から ね 葵 がんこ||||||あおい

あすか に は 言った の ？ |||いった|

「 受験 な ん だ し 辞め たい 人 無理 に 続け させ て も 良く ない ん じゃ ない 」 って じゅけん|||||やめ||じん|むり||つづけ|さ せ|||よく|||||

あすか らしい ね

辞める ？ 葵 ちゃん が ？ やめる|あおい||

秀一 か しゅういち|

ここ ら 辺 で お 金 が かから ず 雨宿り でき そう な ところ って 言ったら ||ほとり|||きむ||||あまやどり||||||いったら

ここ くらい だ もん な

さっき さ 聞い た ん だ ろ 葵 先輩 の 話 ||ききい|||||あおい|せんぱい||はなし

黙って た わけ じゃ ない ぞ だまって|||||

俺 も おととい トロンボーン の 先輩 から 聞い た の が 初めて だ し おれ|||||せんぱい||ききい||||はじめて||

そ っか

なんで 今 な ん だ ろ う ね |いま||||||

コンクール 終われ ば ３ 年生 部活 終わり な のに こんくーる|おわれ||ねんせい|ぶかつ|おわり||

どう 思う |おもう

なんか 知って る の ？ |しって||

いや あくまで 先輩 の 推測 な ん だ けど ||せんぱい||すいそく||||

去年 の こと が ある ん じゃ な いか って きょねん|||||||||

去年 って 今 の ２ 年 が たくさん やめ た って 話 ？ きょねん||いま||とし||||||はなし

うん

でも あれ って 葵 ちゃん の 上 の 代 と 下 の 代 が 衝突 し た って 話 でしょ |||あおい|||うえ||だい||した||だい||しょうとつ||||はなし|

そりゃ 直接 は 関係ない けど さ |ちょくせつ||かんけいない||

でも 間 に 挟ま れ て た わけ だ から 色々 あった ん じゃ ない の か |あいだ||はさま|||||||いろいろ||||||

だから どの 先輩 も あんまり 話し た がら ない ん だ よ 去年 の こと ||せんぱい|||はなし|||||||きょねん||

まるで 夏 を 飛び越え て 秋 に なって しまった か の よう な |なつ||とびこえ||あき|||||||

少し 冷たい 空気 を 感じ ながら すこし|つめたい|くうき||かんじ|

それ でも 私 は 葵 ちゃん が やめる はず ない と どこ か で 楽観 し て い た の だ ||わたくし||あおい||||||||||らっかん||||||

だけど …

その 瞬間 は 翌日 唐突 に 訪れ た |しゅんかん||よくじつ|とうとつ||おとずれ|

今 の ところ サックス だけ でも う 一 度 オーボエ ソロ 前 まで いま|||||||ひと|たび||そろ|ぜん|

はい

１ ２ ３

粒 が 荒い です もっと 滑らか に 音 を 繋げ られ ませ ん か つぶ||あらい|||なめらか||おと||つなげ||||

そして 穏やか に オーボエ を 迎え て ください |おだやか||||むかえ||

はい

テナー サックス 出だし が ぶれ て ます ||でだし||||

一 人 ずつ 斎藤 さん ひと|じん||さいとう|

はい

さ もう 一 度 ||ひと|たび どう し まし た

葵 … あおい

わかり まし た 斎藤 葵 さん |||さいとう|あおい|

はい

今 の ところ いつまで に できる よう に なり ます か いま||||||||||

残念 ながら コンクール は 待って は くれ ませ ん ざんねん||こんくーる||まって||||

いつまで に と 目標 を 決め て 課題 を クリア し て いく |||もくひょう||きめ||かだい||くりあ|||

そう やって レベル を 高め て いか ない と いい 演奏 は でき ませ ん ||れべる||たかめ||||||えんそう||||

わかり ます か

はい

ここ は 美しい ハーモニー で 旋律 を 支え なけ れ ば いけ ませ ん ||うつくしい|はーもにー||せんりつ||ささえ||||||

今 テナー サックス の あなた だけ が 音 を 濁し て い ます いま|||||||おと||にごし|||

受験 勉強 が 忙しい の は わかり ます じゅけん|べんきょう||いそがしい||||

が 同時に あなた は コンクール を 控え た 吹奏 楽 部員 で も ある の です |どうじに|||こんくーる||ひかえ||すいそう|がく|ぶいん|||||

もう 一 度 聞き ます |ひと|たび|きき|

いつまで に できる よう に なり ます か

先生 せんせい

何で すか なんで|

私 部活 辞め ます わたくし|ぶかつ|やめ|

理由 は あり ます か りゆう||||

今 の まま 部活 を 続け たら 志望 校 に は 行け ない と 思う から です いま|||ぶかつ||つづけ||しぼう|こう|||いけ|||おもう|| I don't think I can go to the school of my choice if I continue club activities as it is now.

前 から 悩 ん で い た ん です が ぜん||なや||||||| I've been worried for a long time

これ から もっと 練習 が 長く なる こと を 考える と 続ける の は 無理 です |||れんしゅう||ながく||||かんがえる||つづける|||むり| It is impossible to continue considering that the practice will be longer in the future.

そう です か わかり まし た

後 で 職員 室 に 来 て ください あと||しょくいん|しつ||らい||

はい

斎藤 先輩 辞め ない で ください さいとう|せんぱい|やめ|||

葵 待ち な よ あおい|まち|| Aoi, don't wait

晴 香 はれ|かおり Haruka

久美子 … くみこ

葵 ちゃん … あおい|

葵 本当 に 辞める の ？ あおい|ほんとう||やめる| 前 に 話し た でしょ ぜん||はなし|| I told you before

高校 は 受験 失敗 し た から こうこう||じゅけん|しっぱい||| Because high school failed to take the exam

大学 は 志望 校 に 絶対 受かり たい の だいがく||しぼう|こう||ぜったい|うかり||

練習 きつい ん だったら 別に コンクール 出 なく て も いい から … れんしゅう||||べつに|こんくーる|だ||||| If it's hard to practice, you don't have to go to another competition ...

最初 は その つもり だった さいしょ|||| At first I intended to do that

でも 今 は … |いま|

今 の 部 は 去年 まで と は 違う でしょ いま||ぶ||きょねん||||ちがう| The current part is different from last year

サン ファス の 時 に 思った |||じ||おもった

滝 先生 だけ じゃ なく みんな 本気 だって たき|せんせい|||||ほんき| Not just Mr. Taki, but everyone is serious

コンクール 金 賞 取る つもり で 頑張って る って こんくーる|きむ|しょう|とる|||がんばって|| I'm doing my best with the intention of winning the gold prize in the competition

私 そこ まで でき ない わたくし|||| I can't go that far

私 のうのうと 全国 目指す なんて でき ない わたくし||ぜんこく|めざす||| I can't aim for the whole country

去年 あの 子 達 辞める の 止め られ なかった のに きょねん||こ|さとる|やめる||とどめ||| I couldn't stop those kids from quitting last year

そんな こと でき ない I can't do that

ちょうど よかった ん だ よ It was just right

どっち に しろ 受験 勉強 し なきゃ いけない の は 本当 な ん だ し |||じゅけん|べんきょう||||||ほんとう|||| Either way, it's true that you have to study for the exam.

これ で すっきり する This makes it refreshing

葵 ちゃん … あおい|

オーディション 頑張り な よ |がんばり||

じゃ ね

やっぱり 私 が 部長 なんて 無理 だった ん だ |わたくし||ぶちょう||むり||| After all it was impossible for me to be the director

あすか が 部長 だったら そ したら こんな こと に は なら なかった のに ||ぶちょう|||||||||| If Asuka was the director, then this wouldn't have happened.

そんな こと … That kind of thing …

いい よ 最初 から わかって たから ||さいしょ||| Okay, I knew it from the beginning

みんな そう 思って る ||おもって| Everyone thinks so

あすか じゃ なく て どうして 私 が 部長 な ん だ って |||||わたくし||ぶちょう|||| Why am I the director, not Asuka?

思って ない ん です よ そんな こと おもって|||||| I don't think so

小笠原 先輩 だって すごい ところ いっぱい ある じゃ ない です か … おがさはら|せんぱい||||||||| Ogasawara-senpai has a lot of amazing things ...

じゃ それ を 言って み て よ |||いって||| Then say that

えー っと 気配り できる し 優しい し ||きくばり|||やさしい| Well, I can be attentive and kind

他 に は ？ た|| aside from that ?

その … 後輩 に ちゃんと 挨拶 し て くれる し |こうはい|||あいさつ|||| That ... he will greet my juniors properly.

たまに 差し入れ も 入れ て くれ て 優しい し |さしいれ||いれ||||やさしい| It ’s kind to me because it ’s sometimes inserted.

優しい しか ない じゃ ない やさしい||||

優しい なんて 他 に 褒める ところ が ない 人 に 言う セリフ でしょ やさしい||た||ほめる||||じん||いう|せりふ| A line to say to someone who has no other compliment to be kind

私 わかって る ん だ から わたくし||||| I know

すみません

謝ら なく て いい よ あやまら||||

何 後輩 に ぐち ぐち 絡 ん でる の よ あんた は 蛇 か なん|こうはい||||から|||||||へび|

絡 ん で ない なんで 来 た の ？ から|||||らい|| It's not entwined Why did you come?

あんまり 遅く て みんな 心配 し てる から |おそく|||しんぱい||| It's too late and everyone is worried

黄 前 ちゃん は 先 に 音楽 室 戻って て き|ぜん|||さき||おんがく|しつ|もどって| Huang Mae-chan went back to the music room first

はい

ほ ー ら 涙 拭い て |-||なみだ|ぬぐい| Wipe your tears

自分 で できる じぶん|| You can do it yourself

ダメ だ よ だめ|| Do not do it

その 情緒 不安定 の ところ 直さ ない と |じょうちょ|ふあんてい|||なおさ|| I have to fix the emotional instability

前 に も 香織 に 言わ れ た でしょ ぜん|||かおり||いわ||| Kaori told me before

部長 は 堂々 と して 怖がら れ … ぶちょう||どうどう|||こわがら| The director is proudly scared ...

だったら あすか が 部長 やれ ば いい でしょ |||ぶちょう||||

あすか が 断った から 私 が やら なきゃ いけない こと に なった ん だ よ ||たった||わたくし||||||||||

あす …

だったら

だったら 晴 香 も 断れ ば よかった ん だ よ |はれ|かおり||ことわれ|||||

違う ？ ちがう

はい

ユーフォ 今 吹 い て た |いま|ふ|||

はい

すみません

なんで チューニング は 必要 ない の |||ひつよう||

いえ

じゃ ちゃん と 吹 い て |||ふ||

はい

204 小 節目 から 低音 パート だけ でも う 一 度 しょう|ふしめ||ていおん|ぱーと||||ひと|たび

はい

3 黄 前 さん き|ぜん| なに か も たつ い て ませ ん か

さっき から ずっと 音 を 取りこぼし て い ます |||おと||とりこぼし|||

ちゃんと 集中 し て ください |しゅうちゅう|||

はい

では 今日 は これ まで に し ます |きょう||||||

ありがとう ござい まし た

疲れ た つかれ| I'm exhausted

大丈夫 だいじょうぶ

あんなに 怒ら れ てる 久美子 初めて 見 た |いから|||くみこ|はじめて|み| Kumiko is so angry I saw it for the first time

厄日 だ ね やくび||

音楽 は 一 度 奏で られる 時 二 度 と 取り戻せ ない と 言い ます よ おんがく||ひと|たび|かなで||じ|ふた|たび||とりもどせ|||いい|| Music is said to be irretrievable once it is played.

常に その つもり で 演奏 し ない と とわに||||えんそう||| I have to always play with that intention

あんまり 気 に し て も しょうがない って |き|||||| It can't be helped if you care too much

葵 先輩 の こと でしょ あおい|せんぱい||| Aoi-senpai, right?

受験 だった ん だ し 仕方ない よ じゅけん|||||しかたない| I was taking the exam, so I can't help it

は ー |-

やっぱり 気 に なって た ん です か |き|||||| Did you care about it after all?

幼馴染 だ もん ね おさななじみ||| I'm a childhood friend

あの 夏 紀 先輩 |なつ|き|せんぱい That Natsuki senior

ありがとう ござい ます

去年 の こ と か いろいろ あった から ね きょねん|||||||| Because there were various things like last year

先輩 は どうして 部 に 残った ん です か せんぱい|||ぶ||のこった||| Why did my senior stay in the club?

まあ やる 気 が なかった から かな ||き|||| I think it was because I wasn't motivated

でも その 時 は それ が いい と 思って た ん だ よ ||じ||||||おもって|||| But at that time, I thought it was good.

思って た ん です か おもって||||

ほら 吹奏 楽 って サッカー み たい に 点数 で 勝ち負け が はっきり 決まら ない じゃ ん |すいそう|がく||さっかー||||てんすう||かちまけ|||きまら||| You see, it's not clear whether you win or lose in terms of points for playing soccer.

コンクール も あくまで 決める の は 審査 委員 だ し こんくーる|||きめる|||しんさ|いいん||

そんな はっきり し ない 評価 に 振り回さ れる の って ||||ひょうか||ふりまわさ|||

本来 の 音楽 の 楽し さ と は 違う ん じゃ な いか って ほんらい||おんがく||たのし||||ちがう|||||

やる 気 の なかった 先輩 たち は 言って て さ |き|||せんぱい|||いって||

私 も そう 思って た わけ わたくし|||おもって||

でも それ って 結局 きつい 練習 し たく ない ため の 言い訳 だった ん だ よ ね |||けっきょく||れんしゅう||||||いいわけ|||||

そう なん です か

だって うち ら の 同級 生 が 真面目 に やろ う って 言って き た 時 ||||どうきゅう|せい||まじめ|||||いって|||じ

その 人 たち 無視 し た ん だ よ |じん||むし|||||

まるで その 子 たち が い ない か の よう に 振る舞って ||こ|||||||||ふるまって

い なく なる まで ずっと 続け て |||||つづけ|

ひどい ひど すぎ ます

でも それ に 意見 できる 人 は い なかった わけ よ |||いけん||じん|||||

相手 は 先輩 だった し 怖かった し さ あいて||せんぱい|||こわかった||

それ でも 香織 先輩 や 葵 先輩 は 頑張って た ||かおり|せんぱい||あおい|せんぱい||がんばって|

無視 に は 加担 し ない で 互い の 話 を 聞い て 間 を 取り持 と う と して むし|||かたん||||たがい||はなし||ききい||あいだ||とりも||||

でも やめ て しまった ん です ね

晴 香 先輩 も 葵 先輩 も 香織 先輩 も 多分 思って る よ はれ|かおり|せんぱい||あおい|せんぱい||かおり|せんぱい||たぶん|おもって||

あの 子 たち が やめる の 止め られ て い たら 今頃 って |こ|||||とどめ|||||いまごろ|

思って い ない の は あすか 先輩 くらい じゃ ない おもって||||||せんぱい|||

あすか 先輩 が |せんぱい|

あの 人 は 去年 どっち に も 加担 し なかった |じん||きょねん||||かたん||

どこまでも 中立 今 と まったく 変わら ず |ちゅうりつ|いま|||かわら|

まっ その くらい 去年 と 今年 の 空気 は 違う って こと |||きょねん||ことし||くうき||ちがう||

あれ だけ やる 気 が なかった 私 が ちょっと やる 気 に なって る ぐらい だ から ね |||き|||わたくし||||き|||||||

無視 か むし|

あれ 香織 先輩 は ？ |かおり|せんぱい|

帰った よ かえった|

また ？

はい

香織 ？ かおり

お 芋 |いも

よい しょ っと

帰ったら ご飯 じゃ ない の かえったら|ごはん|||

ご飯 は 別 腹 です から ごはん||べつ|はら||

よかったら ポテト どうぞ |ぽてと|

でも 去年 入学 じゃ なく て よかった な |きょねん|にゅうがく|||||

あんな ん だったら やめ て た か も

緑 は 続け て た かも しれ ませ ん ね みどり||つづけ|||||||

音楽 好き な の で おんがく|すき|||

私 あなた の こと 認め ない から わたくし||||みとめ||

久美子 ちゃん くみこ|

ごめん

なんで この 時期 に 芋 な の ||じき||いも||

食べ たかった の 芋 牛乳 で たべ|||いも|ぎゅうにゅう|

合う でしょ あう|

一応 吹奏 楽部 の マドンナ な ん だ よ いちおう|すいそう|がくぶ||||||

マドンナ だって 芋 が 好き な の ||いも||すき||

練習 は あすか が れんしゅう|||

副 部長 だ から ね 滞り なく 完璧 に ふく|ぶちょう||||とどこおり||かんぺき|

だ よ ね

でも ね

でも ね 私 それ 見 て 思った ||わたくし||み||おもった

あすか は 部長 を 断った ん じゃ なく て 引き受け られ なかった ん だ な あって ||ぶちょう||たった|||||ひきうけ||||||

そう かな

多分 あの 状態 の 部 を 引き受ける の は 相当 な 勇気 が 必要 で たぶん||じょうたい||ぶ||ひきうける|||そうとう||ゆうき||ひつよう|

あすか は 頭 いい から そういう の 全部 計算 し ちゃ って ||あたま|||||ぜんぶ|けいさん|||

引き受け られ なかった ん じゃ ない か な ひきうけ|||||||

それ って 私 が バカ って こと ？ ||わたくし||ばか||

そ っか

そう か

違う の ちがう|

それ だけ 勇気 が あった って こと ||ゆうき||||

そして その こと を 少なくとも 上級 生 は みんな 分かって る ||||すくなくとも|じょうきゅう|せい|||わかって|

あの 時 晴 香 が 部長 を 引き受け て くれ た から 今 の 部 が ある ん だ って |じ|はれ|かおり||ぶちょう||ひきうけ|||||いま||ぶ|||||

それ は 滝 先生 の おかげ だ よ ||たき|せんせい||||

そう ？

私 は 晴 香 の おかげ だ と 思って る けど わたくし||はれ|かおり|||||おもって||

なに それ あすか 派 の くせ に |||は|||

かっこいい から ね

演奏 者 と して あそこ まで 切り捨て て 演奏 に 集中 でき たら って 思っちゃ う えんそう|もの|||||きりすて||えんそう||しゅうちゅう||||おもっちゃ|

浮気 者 うわき|もの

でも なんか わかる よ

なんだか んだ 言って 私 も いつも 気 に し てる もん あす か の こと ||いって|わたくし|||き||||||||

つられ て ポテト 食べ 過ぎ た ||ぽてと|たべ|すぎ|

Ｌ サイズ 同じ 値段 って ワナ だ よ ね ｌ|さいず|おなじ|ねだん||わな|||

黄 檗 黄 檗 です き|きはだ|き|きはだ|

さて じゃあ 降り ます か ||ふり||

お 降り の お 客 様 は お 足元 に ご 注意 下さい |ふり|||きゃく|さま|||あしもと|||ちゅうい|ください

久美子 くみこ

あんまり 力 に なれ ない かも だ けど |ちから||||||

話し たい こと あったら いつでも 話し て よ はなし|||||はなし||

聞く から さ きく||

あり が と

どう いたし まして じゃ ね

また 明日 |あした

悪い わるい

よっ

やっぱり 部長 昨日 の こと が あった から 休 ん でる み たい だって |ぶちょう|きのう||||||きゅう|||||

あすか 先輩 は 何も 言って なかった けど |せんぱい||なにも|いって||

もし 部長 が 辞め たら 田中 先輩 が 部長 に なる の か な |ぶちょう||やめ||たなか|せんぱい||ぶちょう|||||

辞め ない よ 変な こと 言わ ない で よ やめ|||へんな||いわ|||

仮に だ よ かりに||

俺 さ おれ|

実は 田中 先輩 苦手 で さ じつは|たなか|せんぱい|にがて||

あすか 先輩 が いい 先輩 じゃ ない |せんぱい|||せんぱい||

まあ そう な ん だ けど

完璧 過ぎる って いう か かんぺき|すぎる|||

どこ まで 演技 で どこ から 本気 な の か 全然 わから ない って いう か ||えんぎ||||ほんき||||ぜんぜん|||||

いや 久美子 に こんな こと 言ったら 怒ら れる かも しれ ない けど |くみこ||||いったら|いから|||||

う うん 分かる 気 が する ||わかる|き||

あすか 先輩 って 見 てる ところ が 全然 違う って いう か |せんぱい||み||||ぜんぜん|ちがう|||

いつの間に いつのまに

何 か 用 か なん||よう|

別に べつに

昨日 は 休 ん で しまって すみません で し た きのう||きゅう|||||||

体調 も 戻った ので 今日 から また 頑張り ます たいちょう||もどった||きょう|||がんばり|

拍手 する ところ じゃ ない って はくしゅ|||||

これ から は 皆勤 賞 で 頼む よ |||かいきん|しょう||たのむ|

私 は 楽器 と 戯れる ため に ここ に いる ん だ から わたくし||がっき||たわむれる||||||||

わかって る よ

じゃあ チューニング Ｂ ||ｂ

本当 に 辞める の ほんとう||やめる|

今 から 戻る わけ に は いか ない よ いま||もどる||||||

辞め て わかった の やめ|||

こう する しか なかった ん だ なって

葵 やっぱり わたし そこ まで 吹 部 好き じゃ なかった ん だ よ あおい|||||ふ|ぶ|すき||||| 晴 香 は どう はれ|かおり||

私 は 私 は 多分 … わたくし||わたくし||たぶん

はい

じゃあ 次 |つぎ

葵 ちゃん の い ない 吹奏 楽部 は 新た な スタート を 切った あおい|||||すいそう|がくぶ||あらた||すたーと||きった

そして

やった 卵 づくし |たまご|

ねえ 久美子 |くみこ

久美子 って さ トロンボーン の 塚本 と 付き合って ん の くみこ|||||つかもと||つきあって||

はい ？

次 の 曲 が 始まる の です つぎ||きょく||はじまる||

トゥッティ ! 私 たち が 心 を 奪う |わたくし|||こころ||うばう

マウスピース と 今日 の リード を 選び ながら ||きょう||||えらび|

汚れ た クロス が 匂う けがれ||くろす||におう

書き込 ん だ スコア たち が 試し てる の かきこ|||すこあ|||ためし||

青春 の 価値 せいしゅん||かち

奏でる 教室 の 窓 から かなでる|きょうしつ||まど|

繋げ る フレーズ から フレーズ へ つなげ|||||

ひとり でも 欠け たら ダメ な ん だ ||かけ||だめ|||

音 に 伝わる 感動 みんな で 響け ! おと||つたわる|かんどう|||ひびけ

体 が 歌って る 煌 め き の パッ セージ からだ||うたって||こう|||||

チューナー の 揺らぎ は きっと 舞い上がる 高揚 感 ちゅーなー||ゆらぎ|||まいあがる|こうよう|かん

想い を 乗せ て ゆく 楽器 って 赤い 糸 おもい||のせ|||がっき||あかい|いと

息 を 合わせ て … いき||あわせ|

トゥッティ ! 私 たち が 心 を 奪う |わたくし|||こころ||うばう