K - Return of Kings Episode 6

決行 は 24 日 クリスマスイブ です けっこう||ひ||

俺 たち は これ から 持てる 力 全て を 使って おれ|||||もてる|ちから|すべて||つかって

究極 の 秘 蹟 ドレスデン 石 盤 を 奪取 し ます きゅうきょく||ひ|あと||いし|ばん||だっしゅ||

これ は 俺 たち JUNGLE の 目的 で ある ||おれ||||もくてき||

って 君 たち 聞い て ます か |きみ||ききい|||

聞い てる わ よ 流 ちゃん ききい||||りゅう|

や だ シワ が 出来 ちゃ った ||しわ||でき||

そう です か 紫 で は 続き を 話し ます |||むらさき|||つづき||はなし|

現在 石 盤 は 御 柱 タワー に 保管 さ れ て い ます げんざい|いし|ばん||ご|ちゅう|たわー||ほかん|||||

もともと 俺 の もくろみ で は 黄金 の 王 亡き あと |おれ|||||おうごん||おう|なき|

封じる 人間 が い なく なった 石 盤 は ふうじる|にんげん|||||いし|ばん|

人類 全体 を 進化 さ せ て いく 本来 の 機能 を 発揮 する はず で し た じんるい|ぜんたい||しんか|||||ほんらい||きのう||はっき|||||

國常 路 大 覚 老人 なら ともかく くにつね|じ|だい|あきら|ろうじん||

あの まだ 若く て 未熟 な 青 の 王 で は ||わかく||みじゅく||あお||おう||

とても 制御 し きれ ない だ ろ う と 踏 ん で |せいぎょ||||||||ふ||

あえて ビル に 残し て いった の です が … |びる||のこし|||||

聞い て い ます か 君 たち ききい|||||きみ|

聞い てる よ 流 ききい|||りゅう

お っし レベル が 上がった ||れべる||あがった

そう です か スクナ おめでとう

とにかく 予想 以上 に 青 の 王 が 頑張り まし た |よそう|いじょう||あお||おう||がんばり||

偉い です えらい|

おまけに 最も 厄介 な 白銀 の 王 が 帰還 し |もっとも|やっかい||しろがね||おう||きかん|

新生 赤 の 王 まで 合流 し て しんせい|あか||おう||ごうりゅう||

御 柱 タワー の 守り を 固め まし た ご|ちゅう|たわー||まもり||かため||

これ で 俺 たち は ||おれ||

石 盤 を 直接 管理 下 に 置く 方法 を 取ら ざる を え なく なり まし た いし|ばん||ちょくせつ|かんり|した||おく|ほうほう||とら|||||||

それ と やっぱり 君 たち 俺 の 話 聞い て ませ ん |||きみ||おれ||はなし|ききい|||

おいおい お前 ら ちゃん と 拝聴 しろ よ |おまえ||||はいちょう||

これ でも 一応 俺 たち の 王様 な ん だ ぜ ||いちおう|おれ|||おうさま||||

もっと 緊張 感 持た ない と さ |きんちょう|かん|もた|||

そういう イワ さん が いちばん 緊張 感 ない で す |いわ||||きんちょう|かん|||

誤解 し ない で ちょうだい イワ さん ごかい|||||いわ|

私 は 今 自分 を 磨 い て いる の わたくし||いま|じぶん||みがく||||

戦場 で もっと 華麗 に 最も 優雅 に 舞う ため に ね せんじょう|||かれい||もっとも|ゆうが||まう|||

心 は すでに 高ぶって いる わ こころ|||たかぶって||

いつ で も 我が 愛 刀 過 を 抜ける くらい |||わが|あい|かたな|か||ぬける|

俺 だって そう だ よ おれ||||

ゲーム やって ない と さ 体 が うずうず し て しかたない から やって ん の げーむ|||||からだ|||||||||

正直 流 の 言って る こと くらい は 十分 分かって る ん だ よ ね しょうじき|りゅう||いって|||||じゅうぶん|わかって|||||

なるほど 二 人 と も 準備 は 万端 だった の です か |ふた|じん|||じゅんび||ばんたん||||

感心 です かんしん|

では 無事 に 石 盤 を 回収 し たら |ぶじ||いし|ばん||かいしゅう||

派手 に クリスマス パーティー と いき ま しょ う はで||くりすます|ぱーてぃー|||||

チキン チキン ジューシー オイシイ

コトサカ 君 に も 頑張って もらい ます よ |きみ|||がんばって|||

つ ぅ こと で 俺 たち は 十分 気合い 入って る けど さ ||||おれ|||じゅうぶん|きあい|はいって|||

まあ 俺 は 俺 だ から な |おれ||おれ|||

こうして ゆっくり ビール でも 飲 ん でる さ ||びーる||いん|||

それ より 流 ちゃん ||りゅう|

あなた こそ 事前 に きちんと し た ミーティング なんて 珍しい じゃ ない ||じぜん|||||みーてぃんぐ||めずらしい||

もし かして さすが に 三 人 の 王 を 相手 に する の は ||||みっ|じん||おう||あいて||||

苦しい な と か 思って る の ? くるしい||||おもって||

そりゃ あ ない だ ろ う なあ 流 |||||||りゅう

そう です ね

確かに 白銀 赤 青 の 王 の 連合 軍 は 強敵 です たしかに|しろがね|あか|あお||おう||れんごう|ぐん||きょうてき|

でも

や あや あ 皆さん お 集まり いただき ありがとう |||みなさん||あつまり||

ご 機嫌 は いかが です かな |きげん||||

あんまり よく ない みたい です ね

白銀 の 王 で ある 僕 の 立場 を 考え て しろがね||おう|||ぼく||たちば||かんがえ|

あからさま に 反発 する ほど で は ない の かも しれ ない けど ||はんぱつ||||||||||

僕 が 皆さん を 何度 も 呼び出し て ぼく||みなさん||なんど||よびだし|

偉 そう に し てる の は ちょっと 不満 って 感じ な の か な えら||||||||ふまん||かんじ||||

白銀 の 王 発言 し て も よろしい でしょう か しろがね||おう|はつげん||||||

もちろん だ よ 草薙 さん |||くさなぎ|

まず 大 前提 やけど |だい|ぜんてい|

緑 の クラン が この 御 柱 タワー に 石 盤 を 奪取 し に 来る みどり|||||ご|ちゅう|たわー||いし|ばん||だっしゅ|||くる

そこ は 間違い ない ん や な ||まちがい||||

そう だ ね

そして 緑 の クラン が 石 盤 を 手 に 入れ た ら |みどり||||いし|ばん||て||いれ||

中尉 ちゅうい

う うん

黄金 の 王 や そこ に いる 青 の 王 が 頑張って 維持 し て い た この 世界 の 秩序 が おうごん||おう|||||あお||おう||がんばって|いじ||||||せかい||ちつじょ|

おそらく 瓦 解 し て しまう |かわら|かい|||

少なくとも 僕ら が 知って いる 世界 で は なく なって しまう すくなくとも|ぼくら||しって||せかい|||||

なぜなら

彼ら 緑 の クラン の 望み は 全 人類 に 石 盤 の 力 を 与える こと だ から だ かれら|みどり||||のぞみ||ぜん|じんるい||いし|ばん||ちから||あたえる||||

俺 ら 赤 の クラン も おれ||あか|||

そして そこ に 控え て いらっしゃる 青 の クラン の 方々 も |||ひかえ|||あお||||ほうぼう|

あんた の 王 と して の 格 を 疑う 者 は 一 人 も おい て はら へん でしょ う ||おう||||かく||うたがう|もの||ひと|じん|||||||

ただ それ と この 手 の 作戦 を 仕切れ る 力量 が ある か っ ちゅう の は ||||て||さくせん||しきれ||りきりょう|||||||

別物 です わ べつもの||

率直 に 言う と みんな その あたり が 不安 な ん や と 思う そっちょく||いう||||||ふあん|||||おもう

シロ は とって も すごい ん だ から

やめろ ネコ |ねこ

草薙 出雲 身 び いき に 聞こえる かも しれ ない が くさなぎ|いずも|み||||きこえる||||

この 男 に は それ だけ の 器 が ある |おとこ||||||うつわ||

頭 は 切れる し 統率 力 判断 力 も ある あたま||きれる||とうそつ|ちから|はんだん|ちから||

クロ ありがとう

そして 草薙 さん も |くさなぎ||

あえて みんな の 気持ち を 代弁 し て くれ た ん だ よ ね |||きもち||だいべん||||||||

僕 が 今回 の 迎撃 作戦 の 指揮 に 当たる 理由 は 簡単 です ぼく||こんかい||げいげき|さくせん||しき||あたる|りゆう||かんたん|

なぜなら 僕 は 緑 の 王 比 水流 の スペック を 知り尽くし て いる から |ぼく||みどり||おう|ひ|すいりゅう||||しりつくし|||

おい あんた

それ って どういう こと だ よ

緑 の 王 は ほとんど 表 に 出 て こ ない ヤツ って 俺 は 聞い た ぞ みどり||おう|||ひょう||だ||||やつ||おれ||ききい||

まさか ヤツ ら と つながり でも あん じゃ ねぇ だ ろ う な |やつ|||||||||||

簡単 に 言う と ね かんたん||いう||

緑 の 王 比 水流 は みどり||おう|ひ|すいりゅう|

かつて 黄金 の 王 國常 路 大 覚 に 戦い を 挑 ん だ こと が ある ん だ |おうごん||おう|くにつね|じ|だい|あきら||たたかい||いど|||||||

しかも たった 一 人 で ||ひと|じん|

その とき の 記録 映像 が 全て 残って いる |||きろく|えいぞう||すべて|のこって|

僕 は 中尉 から その データ を 譲り受け た し ぼく||ちゅうい|||でーた||ゆずりうけ||

中尉 自身 から も その とき の 話 を 聞い た ちゅうい|じしん||||||はなし||ききい|

発言 し て も よろしい です か 白銀 の 王 はつげん|||||||しろがね||おう

もちろん だ よ 淡 島 さん |||あわ|しま|

それ と 僕 の こと は シロ で お 願い し ます ||ぼく|||||||ねがい||

分かり まし た わかり||

シロ さん 率直 に 言って 私 は 信じ られ ない 思い です ||そっちょく||いって|わたくし||しんじ|||おもい|

緑 の 王 は なぜ その よう な 無謀 な 戦い を 挑 ん だ の でしょ う みどり||おう||||||むぼう||たたかい||いど|||||

無謀 で は なかった の かも しれ ない むぼう|||||||

なぜなら 最終 的 に 敗れ た と は いえ |さいしゅう|てき||やぶれ||||

一 時 は あの 最強 の 王 を 向こう に 回し て 互角 に 近い 戦い を 演じ た の だ から ひと|じ|||さいきょう||おう||むこう||まわし||ごかく||ちかい|たたかい||えんじ||||

比 水流 が その 異常 と も いえる 下 克 上 を 仕掛け た あ と の 言い分 が ひ|すいりゅう|||いじょう||||した|かつ|うえ||しかけ|||||いいぶん|

また とても 振るって い て ね ||ふるって|||

負け て 逃げる 前 の 捨て 台詞 な ん だ けど まけ||にげる|ぜん||すて|せりふ||||

い わく 大 ボス に チャレンジ し て み まし た ||だい|ぼす||ちゃれんじ|||||

子供 か よ こども||

ふざけ た 野郎 だ な ||やろう||

辛うじて 黄金 の 王 から 逃げきって かろうじて|おうごん||おう||にげきって

緑 の 王 は 表 舞台 から 姿 を 消し た みどり||おう||ひょう|ぶたい||すがた||けし|

彼ら が 今 まで 動か なかった の は 中尉 が いた から な ん だ かれら||いま||うごか||||ちゅうい||||||

その 中尉 も 今 は もう い なく なって しまって |ちゅうい||いま||||||

だから 今回 は 僕 に 迎撃 作戦 の 指揮 を 執ら せ て ほしい |こんかい||ぼく||げいげき|さくせん||しき||とら|||

僕 は 比 水流 の 倒し 方 も 分かって いる ぼく||ひ|すいりゅう||たおし|かた||わかって|

緑 の 王 は すごく 強い けど 決して 勝て ない 相手 じゃ ない みどり||おう|||つよい||けっして|かて||あいて||

ただ それ に は 君 たち みんな の 協力 が 必要 不可欠 な ん だ ||||きみ||||きょうりょく||ひつよう|ふかけつ|||

しかし な そう は 言う て も ||||いう||

やる

アンナ

私 は やる わたくし||

さよ か なら 俺 に 言う こと は なん も あら へん |||おれ||いう||||||

白銀 の 王 しろがね||おう

いや シロ さん

赤 の クラン は あんた に 協力 し ます あか||||||きょうりょく||

ありがとう

青 の クラン は ？ あお|||

作戦 の 内容 しだい です ね さくせん||ないよう|||

ご もっとも だ ね

なら 今 から それ を 説明 する よ |いま||||せつめい||

クロ

心得 た こころえ|

対 緑 の クラン 戦 で 肝 に なる の は たい|みどり|||いくさ||かん||||

実は 比 水流 本人 じゃ ない じつは|ひ|すいりゅう|ほんにん||

この 二 人 御 芍 神 紫 と 五條 スクナ だ |ふた|じん|ご|しゃく|かみ|むらさき||ごじょう||

よく 顔 を 覚え て ほしい |かお||おぼえ||

僕ら の 最初 の 目的 は まず この 二 人 に 仕事 を さ せ ない こと ぼくら||さいしょ||もくてき||||ふた|じん||しごと|||||

いい

それ に はね

作戦 理 に か の てる と 思い ます さくせん|り||||||おもい|

一緒 に 頑張り ま しょ いっしょ||がんばり||

ありがとう 草薙 さん |くさなぎ|

頼む ね アンナ たのむ||

任せ て まかせ|

ところで どな い 思い ます あの 御 仁 |||おもい|||ご|しとし

も ひと つ 最後 まで 腹 見せ へん かった っ ちゅう か |||さいご||はら|みせ|||||

頼って ええ もん か どう か たよって|||||

分から ない わから|

ただ それ しか 勝ち目 は ない よ |||かちめ|||

それ だけ 相手 が 強力 な ん だ ||あいて||きょうりょく|||

レイシ

それ に ね あの 人 は 中尉 が 亡くなって から ||||じん||ちゅうい||なくなって|

ずっと たった 一 人 で 石 盤 を 抑え 込 ん で くれ て いた ん だ ||ひと|じん||いし|ばん||おさえ|こみ|||||||

だから 負担 が 大きく 消耗 も 激しい |ふたん||おおきく|しょうもう||はげしい

慎重 に なる の も 無理 は ない よ しんちょう|||||むり|||

あれ は 王 の 力 で 制御 し ない と ||おう||ちから||せいぎょ|||

人間 を 無制限 に 進化 さ せ て いって しまう ん だ にんげん||むせいげん||しんか|||||||

以前 は 中尉 が やって い た 仕事 を 宗像 さん が 引き継 い で くれ た いぜん||ちゅうい|||||しごと||むなかた|||ひきつ||||

僕ら は 特に 僕 は あの 人 に 感謝 し ない と いけ ない ぼくら||とくに|ぼく|||じん||かんしゃ|||||

正門 正面 緑 の クラン 御 芍 神 紫 と 五條 スクナ を 確認 せいもん|しょうめん|みどり|||ご|しゃく|かみ|むらさき||ごじょう|||かくにん

突入 し て き ます とつにゅう||||

監視 カメラ ４ か所 と も 破壊 さ れ た も よう かんし|かめら|かしょ|||はかい|||||

来る ぞ 総員 抜 刀 くる||そういん|ぬき|かたな

メリークリスマス

石 盤 を 頂 戴 し に 来 た わ よ いし|ばん||いただ|たい|||らい|||

ポイント 稼げ そう な の は ナンバー ２ の 淡 島 世 理 だけ か ぽいんと|かせげ|||||なんばー||あわ|しま|よ|り||

どうやら 始まった よう だ な |はじまった|||

シロ お前 の 作戦 に は 盤石 の 信頼 を 置 い て いる が |おまえ||さくせん|||ばんじゃく||しんらい||お||||

大丈夫 な の か だいじょうぶ|||

１ 階 を 青 の クラン だけ に 任せ て かい||あお|||||まかせ|

作戦 会議 で 説明 し た とおり さくせん|かいぎ||せつめい|||

迎撃 する 僕ら が まず やる べき こと は げいげき||ぼくら||||||

あの 二 人 を |ふた|じん|

緑 の 王 の 露 払い 役 で ある 彼ら を 可能 な かぎり 妨害 する こと だ みどり||おう||ろ|はらい|やく|||かれら||かのう|||ぼうがい|||

彼ら の 目的 は 僕ら の 戦力 を 削 ぐ こと だ から ね かれら||もくてき||ぼくら||せんりょく||けず|||||

僕ら は その 逆 を して やる ぼくら|||ぎゃく|||

淡 島 さん に は 適当 な ところ で 引く よう に 言って ある あわ|しま||||てきとう||||ひく|||いって|

大丈夫 だ よ だいじょうぶ||

それ だけ 緑 の 王 は 動 ける 時間 が 限定 さ れ て いる と いう わけ か ||みどり||おう||どう||じかん||げんてい||||||||

そう あの 王 は 確かに 最強 に 近い ||おう||たしかに|さいきょう||ちかい

本気 を 出し たら 僕 青 の 王 赤 の 王 の 三 人 がかり でも ほんき||だし||ぼく|あお||おう|あか||おう||みっ|じん||

勝て る か どう か は 分から ない かて||||||わから|

いや それどころか 一 人 で この ビル に いる 人間 を ||ひと|じん|||びる|||にんげん|

圧倒 する こと さえ できる と 思う あっとう||||||おもう

でも その 力 を 発揮 できる 時間 は そんなに 長く ない ||ちから||はっき||じかん|||ながく|

なるほど

ねえ ねえ シロ なんか 楽しい ね ||||たのしい|

何 を 言って る ん だ お前 は なん||いって||||おまえ|

だって さ シロ が い て クロスケ が い て

みんな 一緒 で |いっしょ|

みんな 一緒 に す っ ごく 頑張って る |いっしょ|||||がんばって|

我が 輩 なんか 心 が ギュッと する わが|やから||こころ||ぎゅっと|

やれやれ お前 と いう ヤツ は 相変わらず 能 天気 だ な |おまえ|||やつ||あいかわらず|のう|てんき||

ああ そう だ ね

僕ら は みんな 一緒 だ から 大丈夫 だ ぼくら|||いっしょ|||だいじょうぶ|

これ が 終わったら 盛大 に クリスマス を 祝 お う ||おわったら|せいだい||くりすます||いわい||

来い こい

ムカ つく 雑魚 キャラ の くせ に ||ざこ||||

スクナ 追って は ダメ よ |おって||だめ|

でも

分かって る でしょ わかって||

私 たち が 向かう べき な の は 上 わたくし|||むかう|||||うえ

ウーエ ウーエ

限ら れ た 時間 しか 戦え ない 流 ちゃん の ため に かぎら|||じかん||たたかえ||りゅう||||

道 を 切り開く の が 私 たち の 今回 の 仕事 よ どう||きりひらく|||わたくし|||こんかい||しごと|

確かに こんな 所 で リソース 使って る 場合 じゃ ねぇ よ な たしかに||しょ|||つかって||ばあい||||

いろいろ と 趣向 を 凝らし て いる よう だ けど 無駄 ね ||しゅこう||こらし||||||むだ|

所詮 あなた たち は JUNGLE と いう 鮮やか な 緑 と しょせん|||||||あざやか||みどり|

そこ に 咲き誇る 美しい 花 たる 私 の 養分 ||さきほこる|うつくしい|か||わたくし||ようぶん

引き立て 役 に すぎ ない の よ ひきたて|やく|||||

は いはい

まったく 便利 な 力 を 持って る ね 新しい 赤 の 王 は |べんり||ちから||もって|||あたらしい|あか||おう|

これ なら 緑 の 介入 を 心配 せ ず 通信 できる ||みどり||かいにゅう||しんぱい|||つうしん|

御 芍 神 紫 と 五條 スクナ が 侵攻 を 開始 し まし た ご|しゃく|かみ|むらさき||ごじょう|||しんこう||かいし|||

みんな 作戦 どおり 頼む ね |さくせん||たのむ|

さて でき れ ば 伊 佐 那 社 氏 の 思惑 どおり に ||||い|たすく|な|しゃ|うじ||おもわく||

事 が 進んで ほしい もの です が こと||すすんで||||

まだ 終わって ない ぞ 上 の 階 の 戦力 と 連携 し て |おわって|||うえ||かい||せんりょく||れんけい||

あの 二 人 を 更に 挟 撃 する |ふた|じん||さらに|はさ|う|

御 芍 神 五條 両 名 10 階 の 監視 カメラ で 捕 捉 し まし た ご|しゃく|かみ|ごじょう|りょう|な|かい||かんし|かめら||ほ|そく|||

把握 し た はあく||

予定 どおり 御 柱 タワー 内 の 防御 設備 を マニュアル で 作動 さ せる よてい||ご|ちゅう|たわー|うち||ぼうぎょ|せつび||まにゅある||さどう||

エン トラップ メント 10 E えん|||

プラス 3 プラス 4 F マイナス 4 ぷらす|ぷらす||まいなす

エン トラップ メント 正常 展開 確認 えん|||せいじょう|てんかい|かくにん

主 は 来 ませ り おも||らい||

つり 天井 落とし穴 電気 ショック の フルコース だ |てんじょう|おとしあな|でんき|しょっく||ふるこーす|

せいぜい 踊って くれよ |おどって|

全て 突破 さ れ まし た すべて|とっぱ||||

エン トラップ メント 11 D マイナス 3 えん||||まいなす

マイナス 4 マイナス 5 まいなす|まいなす

S プラス 4 プラス 5 Z ホール ナイン ヤーズ |ぷらす|ぷらす||ほーる||

エン トラップ メント 正常 展開 確認 えん|||せいじょう|てんかい|かくにん

御 芍 神 紫 五條 スクナ 両 名 の 分断 に 成功 し まし た ご|しゃく|かみ|むらさき|ごじょう||りょう|な||ぶんだん||せいこう|||

しかし ともに ダメージ 限りなく 微小 な もよう です ||だめーじ|かぎりなく|びしょう|||

化け物 ども め ばけもの||

強力 な 二 人 を 各 個 分断 誘導 し きょうりょく||ふた|じん||かく|こ|ぶんだん|ゆうどう|

五條 スクナ は 俺 ら 赤 の クラン で ごじょう|||おれ||あか|||

御 芍 神 紫 は 白銀 の クラン で 包囲 消耗 さ せる 作戦 ご|しゃく|かみ|むらさき||しろがね||||ほうい|しょうもう|||さくせん

この ビル の 保安 設備 を 完全 に 掌握 し て |びる||ほあん|せつび||かんぜん||しょうあく||

完璧 に 操作 し て いる 伏見 の 手腕 な し で は かんぺき||そうさ||||ふしみ||しゅわん||||

成り立た ん 作戦 や な なりたた||さくせん||

なあ 八田 ちゃん |はった|

草薙 さん 俺 だって くさなぎ||おれ|

あいつ の そういう ところ は 認め ない わけ じゃ ない っす よ |||||みとめ||||||

それ より そろそろ です か ね

俺 ら の 担当 の ガキ が 来る の は おれ|||たんとう||がき||くる||

ほんと それ だけ は シロ に 感謝 だ ぜ ||||||かんしゃ||

野郎 に は さんざん 借り が ある から な やろう||||かり||||

あら

って おい オネエ の 方 じゃ ねぇ か よ サル ||||かた|||||さる

こいつ ら は 一人一人 が でたらめ に 強い ん だ |||ひとりひとり||||つよい||

なんとか 誘導 だけ は でき た が |ゆうどう|||||

相手 が 違う くらい 僅か な 誤差 だ よ あいて||ちがう||わずか||ごさ||

文句 ある なら て め ぇ で やって みろ もんく||||||||

御 芍 神 五條 は 王 を 含め た クラン 総がかり で 抑え 込み ご|しゃく|かみ|ごじょう||おう||ふくめ|||そうがかり||おさえ|こみ

緑 の 王 は 白銀 赤 青 の 三 人 の 王 で 総 攻撃 する みどり||おう||しろがね|あか|あお||みっ|じん||おう||そう|こうげき|

確かに これ 以外 は 方法 が ない の かも な たしかに||いがい||ほうほう|||||

ただ …

クロ どう し た の

ふがいない と 思って な ||おもって|

俺 が もっと 強 けれ ば おれ|||つよ||

せめて 御 芍 神 紫 と 対等 に 斬り 合う こと が でき れ ば |ご|しゃく|かみ|むらさき||たいとう||きり|あう|||||

もっと お前 も 楽 な 戦い が できる だ ろ う に |おまえ||がく||たたかい||||||

クロ

話 しか 聞い て ない けど はなし||ききい|||

僕 に は 決して 君 が 御 芍 神 紫 に 引け を 取る と は 思わ ない ぼく|||けっして|きみ||ご|しゃく|かみ|むらさき||ひけ||とる|||おもわ|

どういう こと だ

君 は さ その とき は まだ きみ||||||

白銀 の クランズマン と して の 本当 の 力 を 使う こと が でき なかった ん だ しろがね||||||ほんとう||ちから||つかう||||||

それ に 君 が 真に 力 を 発揮 する の は ||きみ||しんに|ちから||はっき|||

きっと もっと …

シロ 何 か 近づ い て くる |なん||ちかづ|||

御 芍 神 紫 かな ご|しゃく|かみ|むらさき|

ネコ もし オウム が 一緒 に いる よう なら 君 が ねこ||||いっしょ|||||きみ|

うん 我が 輩 に 任せ て |わが|やから||まかせ|

クリスマス チキン に し て 食べ ちゃ う くりすます|||||たべ||

御 芍 神 紫 じゃ ない 五條 スクナ か ご|しゃく|かみ|むらさき|||ごじょう||

お っ 白銀 の 王 じゃ ん ||しろがね||おう||

ラス ボス が ここ で エン カウント と は |ぼす||||えん|かうんと||

トラップ が やたら 多く て イライラ し て た けど |||おおく||いらいら||||

俺 って ついて る おれ|||

シロ やっちゃ お う

流 が やる 仕事 俺 が １ つ 減らし とく よ りゅう|||しごと|おれ|||へらし||

特大 ポイント 頂く ぜ とくだい|ぽいんと|いただく|

白銀 の 王 しろがね||おう

図 に 乗る な ず||のる|

赤 の クラン の 方 は どう かな あか||||かた|||

八田 さん や ばい っす や ばい っす や ばい っす はった||||||||||

や ばい っす や ばい っす や ばい っす

黙って 走り や がれ だまって|はしり||

まったく キリ が な いわ ねぇ |きり||||

こういう 露骨 な 時間 稼ぎ って 美しく ない わ |ろこつ||じかん|かせぎ||うつくしく||

中 ボス 頂 きっ なか|ぼす|いただ|

体 が 軽い からだ||かるい

シロ が そば に いる から か

よそ見 す ん な よそみ|||

ネコ ねこ

は いはい

なん だ これ

ちく しょ う 卑怯 だ ぞ |||ひきょう||

なんと でも 言って ||いって

シロ が 悪い 顔 し てる ||わるい|かお||

さて 君 の 活動 は ここ まで だ |きみ||かつどう||||

戦力 と して の 君 は ここ で 確実 に すり潰さ せ て もらう せんりょく||||きみ||||かくじつ||すりつぶさ|||

ふざける な

おうおう あちら さん も 意外 と 頑張って る ねぇ ||||いがい||がんばって||

今 ん とこ クリア 状況 は 7 割 って とこ か いま|||くりあ|じょうきょう||わり|||

ちょっと 早く 来 過ぎ た な 流 |はやく|らい|すぎ|||りゅう

いいえ 早 すぎ は し ませ ん |はや|||||

俺 は 出陣 です おれ||しゅつじん|

上 に は 三 人 の 王 が 控え てる ん だ ぜ うえ|||みっ|じん||おう||ひかえ||||

紫 ちゃん たち が ルート 作る まで むらさき||||るーと|つくる|

もう ちょっと 待 っと け よ ||ま|||

待た ない です また||

こう なって は 親 代わり の イワ さん の 言う こと でも 聞け ねぇ って か |||おや|かわり||いわ|||いう|||きけ|||

肯定 です こうてい|

俺 は わがまま を 通し ます おれ||||とおし|

そろそろ 反抗 期 って こと か ね |はんこう|き||||

いい ぜ 行って き な ||おこなって||

ありがとう イワ さん |いわ|

感謝 です かんしゃ|

確かに 白銀 の 王 青 の 王 赤 の 王 の 連合 軍 は 強力 です たしかに|しろがね||おう|あお||おう|あか||おう||れんごう|ぐん||きょうりょく|

でも 俺 なら |おれ|

楽勝 です らくしょう|

まっ 思いっ切り 楽し ん だ ら いい さ |おもいっきり|たのし|||||

鋼 の 牢獄 すら も 緑 の 獣 を 捕らえ て は おけ ない はがね||ろうごく|||みどり||けだもの||とらえ||||

駆け上る 王 そして 待ち受ける 王 たち かけあがる|おう||まちうける|おう|

力 のみ が 力 を 制 する ちから|||ちから||せい|

それ が 彼 の 望む ルール の ない ゲーム ||かれ||のぞむ|るーる|||げーむ

次回 K RETURN OF KINGS じかい||||

第 七 話 KICKDOWN だい|なな|はなし|

でも 私 たち の 気持ち は 遊び な ん か じゃ ない |わたくし|||きもち||あそび|||||