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マギ The kingdom of magic, Magi: The Kingdom of Magic Episode 11

Magi : The Kingdom of Magic Episode 11

( ナレーション ) < マグノ シュ タット で 魔法 の 勉強 に 励む アラジン >

< レーム 帝国 で 剣 の 修行 に 挑む アリババ >

< その ころ モルジアナ は 自ら の ルーツ を 探る べく →

生まれ故郷 の 暗黒 大陸 を 旅 し て い た >

( モルジアナ ) は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … →

は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … 。

( 心 の 声 ) ≪ ここ が カタルゴ 。 私 の 故郷 ≫

えっ ?

≪ ここ が カタルゴ ? ≫

≪ 私 の 故郷 … な の ? ≫

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

あの … すみません 。 ん ?

♪ ♪ ~

( 回想 ) ( ( ああ 。 この 辺り は カタルゴ って 呼ば れ て た 地域 だ よ ) )

ジャラ ( 鎖 の 音 ) あっ 。

( ( この 植民 市 も 昔 は 奴隷 売買 で にぎわった もん だ けど ね →

今 は さっぱり さ ) )

♪ ♪ ~

≪ ここ に ファ ナリス なんて い そう に ない ≫

≪ これ から どう しよ う かしら ? ≫

ふん 。 へ へ へ っ 。

あっ おい 人 を 集めろ 。 ファ ナリス だ 。 →

さらって 売りゃ あ 金 に なる ぜ 。 →

急げ よ 。 お … おお 。

へ へ へ っ 。

頭 数 そろえ ば 負け ねぇ よ 。

( 2 人 ) へ へ へ っ 。 ぜいたく でき そう だ な 。

≪ 聞こえ て い ます が … 少し 話 を しよ う かしら ≫

( 2 人 ) あっ ! ≪ ( アブ マド ) やめる でし 。

なん だ ? お め ぇ ら 。

ケガ し て ぇ の か ?

( サブ マド ) そ … それ は 君 たち の 方 だ 。 あ あっ ?

バキッ ! ( 2 人 ) あっ !

( サブ マド ) ファ ナリス に 勝 てる なんて 本当 に 思って る の かい ?

( 2 人 ) う う っ … 。

ふん ! 行く ぞ 。 く そ っ !

バン ! ( 扉 の 音 )

( アブ マド ) この 土地 で 赤 髪 なんか あらわ に し て … 。 →

ならず者 に 絡 ん で こい って 言って る よう な もん で し 。

放ってお い て も 大丈夫 だ と は 思った けど →

騒ぎ に なって も いけ ない から 。

ご 親切 に ありがとう ござい ます 。 見ず知らず の 方 な の に 。

えっ ? あ … あの ~ 僕 たち だ よ 僕 たち 。

どちら さま でしょ う ?

ほら アリババ の … バル バッド の 。

あっ サブ マド さん ?

( ( 兄さん は バル バッド の 国民 を →

奴隷 と し て 売る つもり な ん だ よ ) )

( ( ふ ふん ! ) )

と … アブ マド さん 。 ふん 。

( サブ マド ) 奇 遇 だ ねぇ 。 こんな 所 で 何 を し てる ん だい ?

私 は この 辺り に いる と いう →

ファ ナリス を 探し に 来 た ん です が … 。

期待 外れ だった よう です 。 では 。

( サブ マド ) あっ … ちょっと 待って 。

えっ ?

トラン の 村 の 長老 様 が ?

( サブ マド ) うん 。 僕ら が 今 滞在 し て いる の は →

トラン の 村 な ん だ 。 →

長老 なら 君 の 力 に な れる と 思う よ 。

♪ ♪ ~

( サブ マド ) 僕ら は 今 トラン の 民 を 研究 する ため →

シンド リア の 考古 学 調査 団 と し て 世界 中 を 回って る ん だ よ 。 →

シンドバッド おじさん の 計らい で ね 。

♪ ♪ ~

トラン の 民 は 世界 中 に 分布 し て いる →

謎 多き 民族 で ね 。 →

特に 彼ら の 使う トラン 語 は 興味深い ん だ 。 →

共通 言語 と は 違う 形式 を 持って い て →

なぜ か 迷宮 の 中 に も 刻ま れ て いる 。 →

その 謎 を 探る ため 僕ら は トラン の 村 を 回って る ん だ 。 →

まっ 監視 付き だ けど ね 。

( 子供 たち ) あ あ ~ お 客 さん !

食べ て 食べ て 。

えっ … これ ?

( 2 人 ) ふ ふ ふ ~ 。 あっ !

も て なし な の だ から 食べ ない と ダメ でし 。

う っ ! あぁ … 。

( 2 人 ) あ は はっ !

( サブ マド ) やめ た 方 が いい よ 。 あっ 。 えっ ?

( サブ マド ) 兄さん も 泣か ず に 食べ られる よう に なった の →

最近 だ から 。 ( 2 人 ) ふ ふ ふ っ 。

( 2 人 ) わ ~ い ! は は はっ !

あの … 私 の 代わり に ありがとう ござい ます 。

ここ の 人 たち と は もめ ない で ほしい だけ でし 。

トラン の 研究 を さ せ て もら え なく なる でし 。

熱心 な ん です ね トラン の 研究 。

今 できる こと の 中 で 僕 に は これ が 最良 の こと 。 →

そう 考え て 決め た だけ でし 。

( サブ マド ) これ が 長老 の 家 だ よ 。

ファナ リス の こと 何 か 聞 ける ん じゃ ない か な 。

( 長老 ) ファ ナリス の こと など 教え られ ん !

えっ ? しかし お 相手 は →

シンドバッド 王 が 懇意 に する 方 。

教え て さしあげ て は … 。

えっ ? そ … そう な の ? 仲 いい の ? な っ ! ? →

その 赤 髪 は … 。 えっ ?

お 主 ファ ナリス じゃ な ?

はい 。

暗黒 大陸 の 裂け目 大 峡谷 の 向こう側 に は →

まだ ファ ナリス が いる と いう 話 が ある 。

えっ !

じゃ が 大 峡谷 に 一 度 足 を 踏み入れ れ ば 最後 →

二 度 と こちら に は 戻 れ ない の じゃ 。

えっ ?

( 長老 ) 仲間 に 会い たい 気持ち で 大 峡谷 に 行った 者 は →

これ まで に も い た 。 →

だが 一 人 も 戻ら ん 。

それ でも お 主 は 行く か ?

♪ ♪ ~

( サブ マド ) はい 。 あっ 。

ありがとう ござい ます 。

アブ マド さん は ? 兄さん は 勉強 中 だ から 。 →

芋虫 で おなか いっぱい だ ろ う し ね 。

♪ ♪ ~

お 二 人 と も 前 と は 変わら れ た 気 が し ます 。

そう かも しれ ない ね 。

人 に は それぞれ ふさわしい 居場所 が ある 。

僕 たち の 場合 は 王座 じゃ なかった ん だ 。

ふさわしい 居場所 ?

それ に 気付 け た の は アリババ の おかげ かも しれ ない 。

えっ ? あっ … 。

あの 人 は そう いう 人 です から 。

♪ ♪ ~

私 行き ます 。 えっ ?

私 の 本当 の 居場所 を 探し に 。

でも 帰って 来 られ ない かも しれ ない よ ?

♪ ♪ ~

大丈夫 です 。 何 が あって も 戻って き ます 。

だって 私 強い です から 。

♪ ♪ ~

す ぅ ~ … うん 。

≪ まるで 世界 が ここ で 終わって る みたい ≫

( サブ マド ) 本当 に 行く ん だ ね ? はい 。

( アブ マド ) 気 を つける でし 。

はい 。 いって き ます 。

( 2 人 ) あっ !

≪ この 先 何も なく て も 確かめ に 行き たい ≫

眷属 器 炎 翼 鉄 鎖 !

≪ ここ が 谷 なら 谷底 が ある はず ≫

≪ 谷底 を 伝って 向こう岸 に 行く わ ≫

≪ どんどん 暗く なる ≫

≪ 太陽 を 遮る もの は 何も ない のに ≫

♪ ♪ ~

は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … 。

ふん !

は ぁ は ぁ は ぁ … 。

≪ 何 も 見え ない 。 おかしく なり そう 私 ≫

≪ 本当 に 下り て いる の かしら ? ≫

≪ 本当 は 底 なんて ない ん じゃ ない の ? ≫

あっ ! は ぁ は ぁ は ぁ … 。

♪ ♪ ~

( ( 出し て ! 出し て ~ ! ) )

≪ 底 が なけ れ ば →

このまま 死 の 国 へ … ≫

( ジャミル ) ( ( 死ね 死ね 死ね ! →

この ゴミ クズ が ! →

お前 は 俺 の 奴隷 だ ! は はっ ! ) )

≪ 嫌 だ … 怖い ! ≫

あっ !

♪ ♪ ~

ん ? 着 い た の ?

あっ 。

≪ ここ が 谷底 ≫

≪ 土 の 匂い 感触 →

地上 と 同じ よ 。 落ち着 い て ≫

≪ 眷属 器 で 明かり を … ≫

≪ いえ 魔力 は 無駄 に は でき ない 。 それ なら … ≫

す ぅ ~ … 。

≪ 後ろ に 壁 。 前 に とてつもなく 広い 空間 ≫

≪ 進める わ ≫

≪ もう 迷わ ない ≫

は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … 。

♪ ♪ ~

≪ どこ まで だ って 走って やる ん だ ≫

( アリババ ) ( ( これ から どう する ん だ ? ) )

( ( いつか 故郷 へ 帰り ます ) )

( ( 恩人 の 言葉 です から ) )

( ゴル タス ) ( ( 国 へ 帰れ … ) )

( 白 龍 ) ( ( あなた も 兄弟 が い た かも 。 両親 だって 今 も どこ か で →

元気 に 生き て いる かも しれ ませ ん ) )

≪ この 先 に 何も なく て も … ≫

( アラジン ) ( ( それ が 今 モル さん の し たい こと な ん だ ね ? ) )

( ( なら そう すれ ば いい ん だ よ ) )

( ( そう だ な 。 誰 に も 遠慮 なんか いら ねぇ ) )

( ( 自分 の やり たい こと を やれ ば いい ) )

( ( これ から 先 も ずっと ) )

≪ 走り きって 本当 の 居場所 を 見つける ≫

≪ それ が 私 の やり たい こと ≫

は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ !

≪ 光 ! ? ≫

♪ ♪ ~

は ぁ は ぁ は ぁ … →

は ぁ は ぁ … あっ 。

≪ 家 ? ≫

あっ 。

( ユナン ) よく 来 た ね モルジアナ 。

≪ トン トン トン ( 足音 ) ≪ ( ユナン ) お 待た せ 。

あっ 。

どうぞ 。 はい ありがとう ござい ます 。

ん ? おいしく なかった かな ? えっ ?

いや お 客 さん が 来る の は 久しぶり で ね →

いれ 方 を 忘れ て しまった よう な ん だ 。

い … いえ おいしい です 。

そ っか よかった 。

あの … あなた は 一体 ?

僕 は ユナン 。

この 谷 の 守り 人 か な 。

守り 人 ?

あの … さっき は なぜ 私 の 名前 を ?

( ユナン ) あ あ ~ ごめん 失礼 だった よ ね 。

あれ は 聞こえ た から な ん だ 。

谷 の 入り口 で トラン の 民 が 君 と 話し て いる とき →

そう 呼ぶ の が 。 えっ ?

あの とき 近く に い た の です か ! ?

う うん 。

ここ から 聞こえ た ん だ よ 。 僕 の 耳 に は →

谷 の 中 と 両岸 の 全て が 聞こえる ん だ 。 →

だから →

君 が 会い たい って 言って た →

向こう岸 の ファ ナリス の こと も 知って いる よ 。

えっ ! 向こう岸 が ある ん です か ! ?

うん 。 ファ ナリス が いる ん です か ?

いる よ 。 会い に 行き たい ?

行き たい … 行き たい です !

行か せ て ください !

うん いい よ 。

あ あっ ! ( ユナン ) ただし →

こちら に 戻る こと は もう でき なく なる けど →

それ でも いい ? えっ ?

こちら から あちら へ は 連れ て い け て も 逆 は でき ない 。 →

少なくとも 僕 は し たく ない と 思って る ん だ 。

( ( 私 も 故郷 を 見 たら すぐ に シンド リア へ 戻り ます ) )

君 に とって は その 方 が いい かも しれ ない 。

ファナ リス は こちら で は 悲しい 思い を →

たくさん さ せ られ て しまう から ね 。

違う ? モルジアナ 。

( ユナン ) それ に こちら で は →

これ から 世界 を 巻き込む 大きな 戦争 が 始まる 。

えっ ? なん の こと … です か ?

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) あっ … 何 ! ?

( モガ メット ) うむ 。 →

皇子 よ 。 ん ?

( モガ メット ) かかる 事態 です 。

もはや 交渉 どころ で は あり ます まい な 。 →

一刻 も 早く 本国 へ お 戻り ください 。

そう だ ね 。 →

でも お前 たち へ の 忠告 は うそ に は なら ない よ 。

煌 帝国 は 近い うち に →

必ず マグノ シュ タット へ 侵攻 する 。

服従 か 滅亡 か →

それ まで に 選 ん で おき なさい 。

( 紅 覇 ) で は また 。 ( 側近 たち ) な っ ! ?

どう いう こと だ ? 煌 帝国 め … 。

おのれ … 「 非 魔 導 士 」 め !

≫ お ~ い 紅 覇 くん !

は はっ 。

久しぶり だ ね 。

そう だ ね 。 でも ごめん 。

僕 本国 へ 帰ら なく ちゃ 。

久々 に お前 と 遊 ん で やり たい ん だ けど →

ちょっと 国 が 大変 で さ 。 あっ 。

戦争 って ? 実は ね →

煌 帝国 の 皇帝 が 死 ん で しまった ん だ よ 。

えっ ?

西 へ 西 へ と 領土 を 広げる 最中 で の この 凶 報 。

どう なる こと か 。

≪ アリババ さん … アラジン … ≫

( 歓声 )

≪ どう する つもり だ ろ う ? ≫

≪ 白 龍 お にいさん と 白 瑛 さん ≫

♪ ♪ ~

( 兵 ) 征 西 軍 北方 兵 団 練 白 瑛 将軍 →

間もなく 帰還 !

♪ ♪ ~

なん だ ? この 蛮族 ども は 。

≫ ( 紅 明 ) 白 瑛 殿 。 →

この 者 たち は 一体 ?

( 白 瑛 ) はい 彼ら は 黄 牙 の 騎馬 兵 100 余 名 。 →

私 の 眷属 です 。

100 余 名 も の 眷属 器 使い 。

( 白 瑛 ) ふ ふ っ 。 私 の パイ モン は 女性 の ジン 。 →

だから か 多産 型 だった よう で 。

すばらしい 。 それ に 半年 前 →

弟 君 も 加わった と か 。

あっ … 。 はい →

白 龍 も じき 到着 を 。

ん ? どう なさ れ た ? あっ 。

紅 明 様 あれ を ! あっ !

( 一同 ) あ あっ … 。

♪ ♪ ~

グアァーー ! ( 一同 ) おお っ !

なん だ ! ? この 化け物 ども は !

♪ ♪ ~

≪ 白 龍 … あなた 何 を 考え て いる の ? ≫

≪ 総督 の ご 帰還 です ! あっ 。

♪ ♪ ~

紅 炎 殿 … 。

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

冬型 の 気圧 配置 が 強まって いる 影 響 で 、

北海道 など で 暴風 雪 と なり

北 日本 から 北陸 地方 で は 、

明日 に かけ て 大荒れ の 天気 に なる 見通し 。


Magi : The Kingdom of Magic Episode 11

( ナレーション ) < マグノ シュ タット で 魔法 の 勉強 に 励む アラジン > なれーしょん|||||まほう||べんきょう||はげむ| Aladdin studiously works on his magic in Magnoshutatt.

< レーム 帝国 で 剣 の 修行 に 挑む アリババ > |ていこく||けん||しゅぎょう||いどむ| Alibaba trains in swordsmanship in the Leam Empire.

< その ころ モルジアナ は 自ら の ルーツ を 探る べく → ||||おのずから||るーつ||さぐる| Meanwhile, in search of her roots,

生まれ故郷 の 暗黒 大陸 を 旅 し て い た > うまれこきょう||あんこく|たいりく||たび|||| Morgiana has traveled to her homeland, the Dark Continent.

( モルジアナ ) は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … →

は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … 。

( 心 の 声 ) ≪ ここ が カタルゴ 。 私 の 故郷 ≫ こころ||こえ||||わたくし||こきょう So this is Katarg, my homeland...

えっ ?

≪ ここ が カタルゴ ? ≫ This is... Katarg...

≪ 私 の 故郷 … な の ? ≫ わたくし||こきょう|| This is my homeland?

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

あの … すみません 。 ん ? Um... excuse me?

♪ ♪ ~

( 回想 ) ( ( ああ 。 この 辺り は カタルゴ って 呼ば れ て た 地域 だ よ ) ) かいそう|||あたり||||よば||||ちいき|| That's right. This area used to be known as Katarg.

ジャラ ( 鎖 の 音 ) あっ 。 |くさり||おと|

( ( この 植民 市 も 昔 は 奴隷 売買 で にぎわった もん だ けど ね → |しょくみん|し||むかし||どれい|ばいばい|||||| This used to be a bustling colonial city, what with the slave trade...

今 は さっぱり さ ) ) いま||| But it's totally dead now.

♪ ♪ ~

≪ ここ に ファ ナリス なんて い そう に ない ≫ I'll never find any Fanalis here.

≪ これ から どう しよ う かしら ? ≫ What should I do now?

ふん 。 へ へ へ っ 。

あっ おい 人 を 集めろ 。 ファ ナリス だ 。 → ||じん||あつめろ|||

さらって 売りゃ あ 金 に なる ぜ 。 → |うりゃ||きむ||| If we grab her and sell her off, we can make bank!

急げ よ 。 お … おお 。 いそげ|||

へ へ へ っ 。

頭 数 そろえ ば 負け ねぇ よ 。 あたま|すう|||まけ|| With enough manpower, we can take her!

( 2 人 ) へ へ へ っ 。 ぜいたく でき そう だ な 。 じん|||||||||

≪ 聞こえ て い ます が … 少し 話 を しよ う かしら ≫ きこえ|||||すこし|はなし|||| I can hear what they're saying... But maybe I'll have a chat with them.

( 2 人 ) あっ ! ≪ ( アブ マド ) やめる でし 。 じん||あぶ|||

なん だ ? お め ぇ ら 。 Who the hell are you?

ケガ し て ぇ の か ? けが||||| You wanna get hurt?

( サブ マド ) そ … それ は 君 たち の 方 だ 。 あ あっ ? |||||きみ|||かた|||

バキッ ! ( 2 人 ) あっ ! |じん|

( サブ マド ) ファ ナリス に 勝 てる なんて 本当 に 思って る の かい ? |||||か|||ほんとう||おもって|||

( 2 人 ) う う っ … 。 じん|||

ふん ! 行く ぞ 。 く そ っ ! |いく||||

バン ! ( 扉 の 音 ) ばん|とびら||おと

( アブ マド ) この 土地 で 赤 髪 なんか あらわ に し て … 。 → あぶ|||とち||あか|かみ||||| To flaunt that red hair in this part of the world...

ならず者 に 絡 ん で こい って 言って る よう な もん で し 。 ならずもの||から|||||いって|||||| You might as well be picking a fight with those rogues.

放ってお い て も 大丈夫 だ と は 思った けど → ほうってお||||だいじょうぶ||||おもった| We were sure you'd be fine even if we didn't intervene,

騒ぎ に なって も いけ ない から 。 さわぎ||||||

ご 親切 に ありがとう ござい ます 。 見ず知らず の 方 な の に 。 |しんせつ|||||みずしらず||かた||| Thank you, that was very kind of you.

えっ ? あ … あの ~ 僕 たち だ よ 僕 たち 。 |||ぼく||||ぼく| Excuse me... It's us, it's us!

どちら さま でしょ う ? Who are you?

ほら アリババ の … バル バッド の 。 You know... Alibaba's... From Balbadd...

あっ サブ マド さん ?

( ( 兄さん は バル バッド の 国民 を → にいさん|||||こくみん| Ahbmad is planning to sell the people of Balbadd into slavery!

奴隷 と し て 売る つもり な ん だ よ ) ) どれい||||うる|||||

( ( ふ ふん ! ) )

と … アブ マド さん 。 ふん 。 |あぶ||| ...And Mr. Ahbmad.

( サブ マド ) 奇 遇 だ ねぇ 。 こんな 所 で 何 を し てる ん だい ? ||き|ぐう||||しょ||なん||||| Who knew that we'd meet here? What brings you to a place like this?

私 は この 辺り に いる と いう → わたくし|||あたり|||| I was told that there were Fanalis here, and I came to search for them.

ファ ナリス を 探し に 来 た ん です が … 。 |||さがし||らい||||

期待 外れ だった よう です 。 では 。 きたい|はずれ|||| But it looks like I got my hopes up too high. Goodbye, then...

( サブ マド ) あっ … ちょっと 待って 。 ||||まって Oh, wait a minute!

えっ ?

トラン の 村 の 長老 様 が ? ||むら||ちょうろう|さま| The Elder of the Tran Village?

( サブ マド ) うん 。 僕ら が 今 滞在 し て いる の は → |||ぼくら||いま|たいざい||||| Yes. Ahbmad and I are staying in the Tran Village right now.

トラン の 村 な ん だ 。 → ||むら|||

長老 なら 君 の 力 に な れる と 思う よ 。 ちょうろう||きみ||ちから|||||おもう|

♪ ♪ ~

( サブ マド ) 僕ら は 今 トラン の 民 を 研究 する ため → ||ぼくら||いま|||たみ||けんきゅう|| Ahbmad and I are traveling the world as

シンド リア の 考古 学 調査 団 と し て 世界 中 を 回って る ん だ よ 。 → |りあ||こうこ|まな|ちょうさ|だん||||せかい|なか||まわって|||| Sindria's archaeological survey unit, to study the people of Tran.

シンドバッド おじさん の 計らい で ね 。 |||はからい||

♪ ♪ ~

トラン の 民 は 世界 中 に 分布 し て いる → ||たみ||せかい|なか||ぶんぷ||| The Tran are a mysterious tribe scattered all over the world.

謎 多き 民族 で ね 。 → なぞ|おおき|みんぞく||

特に 彼ら の 使う トラン 語 は 興味深い ん だ 。 → とくに|かれら||つかう||ご||きょうみぶかい|| We have an especially keen interest in their native tongue, the Tran language.

共通 言語 と は 違う 形式 を 持って い て → きょうつう|げんご|||ちがう|けいしき||もって|| It has a different structure than any of the common languages,

なぜ か 迷宮 の 中 に も 刻ま れ て いる 。 → ||めいきゅう||なか|||きざま||| and for some reason, it can also be found carved into dungeon walls.

その 謎 を 探る ため 僕ら は トラン の 村 を 回って る ん だ 。 → |なぞ||さぐる||ぼくら||||むら||まわって|||

まっ 監視 付き だ けど ね 。 |かんし|つき||| Well, under supervision, of course...

( 子供 たち ) あ あ ~ お 客 さん ! こども|||||きゃく|

食べ て 食べ て 。 たべ||たべ|

えっ … これ ?

( 2 人 ) ふ ふ ふ ~ 。 あっ ! じん||||

も て なし な の だ から 食べ ない と ダメ でし 。 |||||||たべ|||だめ|

う っ ! あぁ … 。

( 2 人 ) あ は はっ ! じん|||

( サブ マド ) やめ た 方 が いい よ 。 あっ 。 えっ ? ||||かた||||| You'd better not.

( サブ マド ) 兄さん も 泣か ず に 食べ られる よう に なった の → ||にいさん||なか|||たべ||||| It's only recently that Ahbmad's managed to eat such things without crying.

最近 だ から 。 ( 2 人 ) ふ ふ ふ っ 。 さいきん|||じん||||

( 2 人 ) わ ~ い ! は は はっ ! じん|||||

あの … 私 の 代わり に ありがとう ござい ます 。 |わたくし||かわり|||| Um...

ここ の 人 たち と は もめ ない で ほしい だけ でし 。 ||じん||||||||| I just didn't want any friction with the people here.

トラン の 研究 を さ せ て もら え なく なる でし 。 ||けんきゅう||||||||| Because that would put an end to our study of the people of Tran.

熱心 な ん です ね トラン の 研究 。 ねっしん|||||||けんきゅう You're very dedicated... to your Tran research.

今 できる こと の 中 で 僕 に は これ が 最良 の こと 。 → いま||||なか||ぼく|||||さいりょう|| Of all the things that I can do right now, this is the best.

そう 考え て 決め た だけ でし 。 |かんがえ||きめ||| That's just what I've decided... nothing more.

( サブ マド ) これ が 長老 の 家 だ よ 。 ||||ちょうろう||いえ|| This is the home of the Elder.

ファナ リス の こと 何 か 聞 ける ん じゃ ない か な 。 |りす|||なん||き|||||| I believe you can learn something about the Fanalis from him.

( 長老 ) ファ ナリス の こと など 教え られ ん ! ちょうろう||||||おしえ|| I can't tell you anything about the Fanalis!

えっ ? しかし お 相手 は → |||あいて|

シンドバッド 王 が 懇意 に する 方 。 |おう||こんい|||かた

教え て さしあげ て は … 。 おしえ|||| Why not give her the benefit of your guidance?

えっ ? そ … そう な の ? 仲 いい の ? な っ ! ? → |||||なか|||| What? I-Is that true? You're friends with him?

その 赤 髪 は … 。 えっ ? |あか|かみ|| Th-That red hair!

お 主 ファ ナリス じゃ な ? |おも|||| You're a Fanalis, aren't you?

はい 。 Yes.

暗黒 大陸 の 裂け目 大 峡谷 の 向こう側 に は → あんこく|たいりく||さけめ|だい|きょうこく||むこうがわ|| Beyond the Great Rift, where the Dark Continent is split into two,

まだ ファ ナリス が いる と いう 話 が ある 。 |||||||はなし|| there are still Fanalis to be found, or so they say.

えっ !

じゃ が 大 峡谷 に 一 度 足 を 踏み入れ れ ば 最後 → ||だい|きょうこく||ひと|たび|あし||ふみいれ|||さいご But once you set foot into the Great Rift, it's all over.

二 度 と こちら に は 戻 れ ない の じゃ 。 ふた|たび|||||もど||||

えっ ?

( 長老 ) 仲間 に 会い たい 気持ち で 大 峡谷 に 行った 者 は → ちょうろう|なかま||あい||きもち||だい|きょうこく||おこなった|もの| Others have set off for the Great Rift, hoping to see their kinsmen.

これ まで に も い た 。 →

だが 一 人 も 戻ら ん 。 |ひと|じん||もどら| But not one has ever come back.

それ でも お 主 は 行く か ? |||おも||いく| Do you still intend to go?

♪ ♪ ~

( サブ マド ) はい 。 あっ 。 Here.

ありがとう ござい ます 。 Thank you very much.

アブ マド さん は ? 兄さん は 勉強 中 だ から 。 → あぶ||||にいさん||べんきょう|なか|| Where's Mr. Ahbmad?

芋虫 で おなか いっぱい だ ろ う し ね 。 いもむし|||||||| And I'm sure he's full from all those caterpillars.

♪ ♪ ~

お 二 人 と も 前 と は 変わら れ た 気 が し ます 。 |ふた|じん|||ぜん|||かわら|||き||| You both seem different than you were before.

そう かも しれ ない ね 。 You may be right. Everyone has a place where they rightfully belong.

人 に は それぞれ ふさわしい 居場所 が ある 。 じん|||||いばしょ||

僕 たち の 場合 は 王座 じゃ なかった ん だ 。 ぼく|||ばあい||おうざ|||| In our case, that place wasn't the throne.

ふさわしい 居場所 ? |いばしょ A place where you belong...

それ に 気付 け た の は アリババ の おかげ かも しれ ない 。 ||きづ|||||||||| We might have Alibaba to thank for helping us realize that.

えっ ? あっ … 。

あの 人 は そう いう 人 です から 。 |じん||||じん|| Yes, because... that's the kind of person he is.

♪ ♪ ~

私 行き ます 。 えっ ? わたくし|いき|| I am going.

私 の 本当 の 居場所 を 探し に 。 わたくし||ほんとう||いばしょ||さがし| To find out where it is that I truly belong...

でも 帰って 来 られ ない かも しれ ない よ ? |かえって|らい|||||| But you know that you might not make it back, don't you?

♪ ♪ ~

大丈夫 です 。 何 が あって も 戻って き ます 。 だいじょうぶ||なん||||もどって|| I'll be all right. I'm coming back, no matter what happens.

だって 私 強い です から 。 |わたくし|つよい|| Because I'm strong!

♪ ♪ ~

す ぅ ~ … うん 。

≪ まるで 世界 が ここ で 終わって る みたい ≫ |せかい||||おわって|| It's like the world ends right here.

( サブ マド ) 本当 に 行く ん だ ね ? はい 。 ||ほんとう||いく|||| You're sure you're going?

( アブ マド ) 気 を つける でし 。 あぶ||き||| You be careful, now.

はい 。 いって き ます 。 Right. I'll be on my way, then!

( 2 人 ) あっ ! じん|

≪ この 先 何も なく て も 確かめ に 行き たい ≫ |さき|なにも||||たしかめ||いき|

眷属 器 炎 翼 鉄 鎖 ! けんぞく|うつわ|えん|つばさ|くろがね|くさり Household Vessel, Amol Selseira!

≪ ここ が 谷 なら 谷底 が ある はず ≫ ||たに||たにそこ||| If this is a valley, it has to have a floor.

≪ 谷底 を 伝って 向こう岸 に 行く わ ≫ たにそこ||つたって|むこうぎし||いく| I'll make my way across the valley floor to the other side.

≪ どんどん 暗く なる ≫ |くらく| It's getting darker and darker. Even though there's nothing blocking the sun...

≪ 太陽 を 遮る もの は 何も ない のに ≫ たいよう||さえぎる|||なにも||

♪ ♪ ~

は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … 。

ふん !

は ぁ は ぁ は ぁ … 。

≪ 何 も 見え ない 。 おかしく なり そう 私 ≫ なん||みえ|||||わたくし

≪ 本当 に 下り て いる の かしら ? ≫ ほんとう||くだり|||| Am I really headed downward?

≪ 本当 は 底 なんて ない ん じゃ ない の ? ≫ ほんとう||そこ|||||| Maybe there really isn't a floor at all?

あっ ! は ぁ は ぁ は ぁ … 。

♪ ♪ ~

( ( 出し て ! 出し て ~ ! ) ) だし||だし| Let me out!

≪ 底 が なけ れ ば → そこ||||

このまま 死 の 国 へ … ≫ |し||くに| I'm heading toward the Land of Death...

( ジャミル ) ( ( 死ね 死ね 死ね ! → |しね|しね|しね Die! Die! Die!

この ゴミ クズ が ! → |ごみ|くず| You worthless piece of trash!

お前 は 俺 の 奴隷 だ ! は はっ ! ) ) おまえ||おれ||どれい||| You are...

≪ 嫌 だ … 怖い ! ≫ いや||こわい No! I'm so scared!

あっ !

♪ ♪ ~

ん ? 着 い た の ? |ちゃく|||

あっ 。

≪ ここ が 谷底 ≫ ||たにそこ Is this... the valley floor?

≪ 土 の 匂い 感触 → つち||におい|かんしょく The scent of earth... This sensation... It's the same as on the ground. Calm down...

地上 と 同じ よ 。 落ち着 い て ≫ ちじょう||おなじ||おちつ||

≪ 眷属 器 で 明かり を … ≫ けんぞく|うつわ||あかり|

≪ いえ 魔力 は 無駄 に は でき ない 。 それ なら … ≫ |まりょく||むだ|||||| No, I can't waste magoi. In that case...

す ぅ ~ … 。

≪ 後ろ に 壁 。 前 に とてつもなく 広い 空間 ≫ うしろ||かべ|ぜん|||ひろい|くうかん A wall behind me, an unbelievably vast space before me.

≪ 進める わ ≫ すすめる|

≪ もう 迷わ ない ≫ |まよわ| No more hesitating!

は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … 。

♪ ♪ ~

≪ どこ まで だ って 走って やる ん だ ≫ ||||はしって||| No matter how far...

( アリババ ) ( ( これ から どう する ん だ ? ) )

( ( いつか 故郷 へ 帰り ます ) ) |こきょう||かえり|

( ( 恩人 の 言葉 です から ) ) おんじん||ことば||

( ゴル タス ) ( ( 国 へ 帰れ … ) ) ||くに||かえれ Return to our homeland!

( 白 龍 ) ( ( あなた も 兄弟 が い た かも 。 両親 だって 今 も どこ か で → しろ|りゅう|||きょうだい|||||りょうしん||いま|||| You might have had siblings!

元気 に 生き て いる かも しれ ませ ん ) ) げんき||いき||||||

≪ この 先 に 何も なく て も … ≫ |さき||なにも|||

( アラジン ) ( ( それ が 今 モル さん の し たい こと な ん だ ね ? ) ) |||いま|||||||||| So that's what you want to do now, Morg.

( ( なら そう すれ ば いい ん だ よ ) ) Then you should do just that.

( ( そう だ な 。 誰 に も 遠慮 なんか いら ねぇ ) ) |||だれ|||えんりょ|||

( ( 自分 の やり たい こと を やれ ば いい ) ) じぶん||||||||

( ( これ から 先 も ずっと ) ) ||さき||

≪ 走り きって 本当 の 居場所 を 見つける ≫ はしり||ほんとう||いばしょ||みつける

≪ それ が 私 の やり たい こと ≫ ||わたくし|||| That's what I want to do!

は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ !

≪ 光 ! ? ≫ ひかり Light?

♪ ♪ ~

は ぁ は ぁ は ぁ … →

は ぁ は ぁ … あっ 。

≪ 家 ? ≫ いえ A house?

あっ 。

( ユナン ) よく 来 た ね モルジアナ 。 ||らい||| You did well to make it here, Morgiana.

≪ トン トン トン ( 足音 ) ≪ ( ユナン ) お 待た せ 。 とん|とん|とん|あしおと|||また|

あっ 。

どうぞ 。 はい ありがとう ござい ます 。

ん ? おいしく なかった かな ? えっ ?

いや お 客 さん が 来る の は 久しぶり で ね → ||きゃく|||くる|||ひさしぶり|| Well, it's been a while since I had any visitors.

いれ 方 を 忘れ て しまった よう な ん だ 。 |かた||わすれ|||||| I seem to have forgotten how to brew tea.

い … いえ おいしい です 。

そ っか よかった 。 Is it? Glad to hear it!

あの … あなた は 一体 ? |||いったい Um...

僕 は ユナン 。 ぼく|| I'm... Yunan. The guardian of this forest, should I say?

この 谷 の 守り 人 か な 。 |たに||まもり|じん||

守り 人 ? まもり|じん Guardian...

あの … さっき は なぜ 私 の 名前 を ? ||||わたくし||なまえ| Um... Just now... how did you know my name?

( ユナン ) あ あ ~ ごめん 失礼 だった よ ね 。 ||||しつれい||| Oh, sorry! That was rude of me, wasn't it?

あれ は 聞こえ た から な ん だ 。 ||きこえ||||| I knew because I heard it.

谷 の 入り口 で トラン の 民 が 君 と 話し て いる とき → たに||いりぐち||||たみ||きみ||はなし||| When you were talking to the people from Tran at the entrance to the valley, I heard them call you that.

そう 呼ぶ の が 。 えっ ? |よぶ|||

あの とき 近く に い た の です か ! ? ||ちかく|||||| Were you nearby at the time?

う うん 。

ここ から 聞こえ た ん だ よ 。 僕 の 耳 に は → ||きこえ|||||ぼく||みみ||

谷 の 中 と 両岸 の 全て が 聞こえる ん だ 。 → たに||なか||りょうがん||すべて||きこえる||

だから → That's why...

君 が 会い たい って 言って た → きみ||あい|||いって| Those people you said you wanted to meet, on the other side... I know about the Fanalis, too.

向こう岸 の ファ ナリス の こと も 知って いる よ 。 むこうぎし|||||||しって||

えっ ! 向こう岸 が ある ん です か ! ? |むこうぎし|||||

うん 。 ファ ナリス が いる ん です か ? Yes...

いる よ 。 会い に 行き たい ? ||あい||いき|

行き たい … 行き たい です ! いき||いき||

行か せ て ください ! いか||| Please let me go!

うん いい よ 。 Yes, sure.

あ あっ ! ( ユナン ) ただし →

こちら に 戻る こと は もう でき なく なる けど → ||もどる||||||| You won't be able to come back to this side... Are you okay with that?

それ でも いい ? えっ ?

こちら から あちら へ は 連れ て い け て も 逆 は でき ない 。 → |||||つれ||||||ぎゃく||| Though I might be able to take you there from here, I can't do the opposite...

少なくとも 僕 は し たく ない と 思って る ん だ 。 すくなくとも|ぼく||||||おもって||| At any rate, I'd prefer not to do so.

( ( 私 も 故郷 を 見 たら すぐ に シンド リア へ 戻り ます ) ) わたくし||こきょう||み|||||りあ||もどり|

君 に とって は その 方 が いい かも しれ ない 。 きみ|||||かた||||| It might be better for you that way.

ファナ リス は こちら で は 悲しい 思い を → |りす|||||かなしい|おもい| After all, the Fanalis are forced to suffer so terribly on this side.

たくさん さ せ られ て しまう から ね 。

違う ? モルジアナ 。 ちがう| Am I wrong, Morgiana?

( ユナン ) それ に こちら で は → Not to mention... on this side, the entire world will soon be racked by a great war.

これ から 世界 を 巻き込む 大きな 戦争 が 始まる 。 ||せかい||まきこむ|おおきな|せんそう||はじまる

えっ ? なん の こと … です か ?

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) あっ … 何 ! ? くれない|は||なん

( モガ メット ) うむ 。 →

皇子 よ 。 ん ? おうじ|| Your Highness...

( モガ メット ) かかる 事態 です 。 |||じたい| Such is the situation.

もはや 交渉 どころ で は あり ます まい な 。 → |こうしょう||||||| This is no longer the time for negotiations, do you not agree?

一刻 も 早く 本国 へ お 戻り ください 。 いっこく||はやく|ほんごく|||もどり| Please return to your country without further delay.

そう だ ね 。 → I guess I will.

でも お前 たち へ の 忠告 は うそ に は なら ない よ 。 |おまえ||||ちゅうこく|||||||

煌 帝国 は 近い うち に → こう|ていこく||ちかい|| The Kou Empire will surely invade Magnoshutatt in the near future.

必ず マグノ シュ タット へ 侵攻 する 。 かならず|||||しんこう|

服従 か 滅亡 か → ふくじゅう||めつぼう| Subjugation or annihilation... make your choice before that day comes!

それ まで に 選 ん で おき なさい 。 |||せん||||

( 紅 覇 ) で は また 。 ( 側近 たち ) な っ ! ? くれない|は||||そっきん||| Till next time.

どう いう こと だ ? 煌 帝国 め … 。 ||||こう|ていこく|

おのれ … 「 非 魔 導 士 」 め ! |ひ|ま|みちび|し| Damn you... You cursed goi!

≫ お ~ い 紅 覇 くん ! ||くれない|は| Hey, Kouha!

は はっ 。

久しぶり だ ね 。 ひさしぶり||

そう だ ね 。 でも ごめん 。

僕 本国 へ 帰ら なく ちゃ 。 ぼく|ほんごく||かえら|| I've got to head back to my country.

久々 に お前 と 遊 ん で やり たい ん だ けど → ひさびさ||おまえ||あそ||||||| It's been ages, and I'd love to hang out with you,

ちょっと 国 が 大変 で さ 。 あっ 。 |くに||たいへん||| but my country's kind of in an uproar, see.

戦争 って ? 実は ね → せんそう||じつは| War?

煌 帝国 の 皇帝 が 死 ん で しまった ん だ よ 。 こう|ていこく||こうてい||し||||||

えっ ?

西 へ 西 へ と 領土 を 広げる 最中 で の この 凶 報 。 にし||にし|||りょうど||ひろげる|さい なか||||きょう|ほう They've been expanding further and further to the west, and now this grim news.

どう なる こと か 。 Who knows what will happen next?

≪ アリババ さん … アラジン … ≫ Alibaba... Aladdin...

( 歓声 ) かんせい

≪ どう する つもり だ ろ う ? ≫ I wonder what they're going to do? Hakuryu and Hakuei?

≪ 白 龍 お にいさん と 白 瑛 さん ≫ しろ|りゅう||||しろ|あきら|

♪ ♪ ~

( 兵 ) 征 西 軍 北方 兵 団 練 白 瑛 将軍 → つわもの|すすむ|にし|ぐん|ほっぽう|つわもの|だん|ね|しろ|あきら|しょうぐん

間もなく 帰還 ! まもなく|きかん Due to return momentarily.

♪ ♪ ~

なん だ ? この 蛮族 ども は 。 |||ばんぞく||

≫ ( 紅 明 ) 白 瑛 殿 。 → くれない|あき|しろ|あきら|しんがり

この 者 たち は 一体 ? |もの|||いったい

( 白 瑛 ) はい 彼ら は 黄 牙 の 騎馬 兵 100 余 名 。 → しろ|あきら||かれら||き|きば||きば|つわもの|よ|な

私 の 眷属 です 。 わたくし||けんぞく| They're my Household Members.

100 余 名 も の 眷属 器 使い 。 よ|な|||けんぞく|うつわ|つかい More than one hundred Household Vessel users?

( 白 瑛 ) ふ ふ っ 。 私 の パイ モン は 女性 の ジン 。 → しろ|あきら||||わたくし||ぱい|もん||じょせい||

だから か 多産 型 だった よう で 。 ||たさん|かた||| And as such, she seems to have been quite prolific!

すばらしい 。 それ に 半年 前 → |||はんとし|ぜん Very impressive.

弟 君 も 加わった と か 。 おとうと|きみ||くわわった||

あっ … 。 はい →

白 龍 も じき 到着 を 。 しろ|りゅう|||とうちゃく|

ん ? どう なさ れ た ? あっ 。 ||な さ|||

紅 明 様 あれ を ! あっ ! くれない|あき|さま||| Lord Koumei, look up there!

( 一同 ) あ あっ … 。 いちどう||

♪ ♪ ~

グアァーー ! ( 一同 ) おお っ ! グアァー-|いちどう||

なん だ ! ? この 化け物 ども は ! |||ばけもの|| What the hell are those monsters?

♪ ♪ ~

≪ 白 龍 … あなた 何 を 考え て いる の ? ≫ しろ|りゅう||なん||かんがえ||| Hakuryu...

≪ 総督 の ご 帰還 です ! あっ 。 そうとく|||きかん|| The Governor-General has arrived!

♪ ♪ ~

紅 炎 殿 … 。 くれない|えん|しんがり Lord Kouen...

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

冬型 の 気圧 配置 が 強まって いる 影 響 で 、 ふゆがた||きあつ|はいち||つよまって||かげ|ひび|

北海道 など で 暴風 雪 と なり ほっかいどう|||ぼうふう|ゆき||

北 日本 から 北陸 地方 で は 、 きた|にっぽん||ほくりく|ちほう||

明日 に かけ て 大荒れ の 天気 に なる 見通し 。 あした||||おおあれ||てんき|||みとおし