Just Because ! Episode 7
( 泉 ( いずみ ) 瑛 太 ( え いた )) ハァ ハァ ハァ …
あ …
( 男性 ) だ から あの 子 が さ 勝手に 写真 撮って て !
そう だ よ
それ で あんた たち に 来て もらった んだ
それ で あんた たち に 来て もらった んだ
( 瑛 太 ) 小宮 ?
( 瑛 太 ) 小宮 ?
( 瑛 太 ) 小宮 ?
俺 を 勝手に 写真 に 撮って ―
俺 を 勝手に 写真 に 撮って ―
ネット だ か なんだか に アップ して ―
さらして 笑い者 に する 気 な んだ よ
今 の 若い ヤツ ら に はやって んだ ろ そういう の が
あんた たち だって イヤだ ろ
他人 に 勝手に 写真 撮ら れる なんて
他人 に 勝手に 写真 撮ら れる なんて
( 瑛 太 ) 平気 ?
他人 に 勝手に 写真 撮ら れる なんて
他人 に 勝手に 写真 撮ら れる なんて
( 小宮 ( こみ や ) 恵那 ( え な )) あ …
( 小宮 ( こみ や ) 恵那 ( え な )) あ …
( 小宮 ( こみ や ) 恵那 ( え な )) あ …
それとも あれ か ?
それとも あれ か ?
未 成年 だ から って 何 して も いい の か ?
未 成年 だ から って 何 して も いい の か ?
あ …
未 成年 だ から って 何 して も いい の か ?
泉 先輩 …
あ …
( 携帯 電話 の バイブ 音 )
ちょっと は 落ち着いた ?
勝手に 人 の 写真 撮る から トラブル に なる んだ よ
( 恵那 ) ん …
あの 人 写って なかった じゃ ん !
なら それ 言えば よかった ろ ?
警察 呼ば れる 前 に
だって !
“ 何 撮って んだ !” って いきなり 腕 つかまれて
いろいろ 言わ れて そんな 余裕 …
( 瑛 太 ) いつも の 勢い は どこ に 行った んだ か
( 恵那 ) だいたい 全部 泉 先輩 の せい じゃ ん !
コンクール に 写真 出す の オッケー して くん ない から !
ん …
すげ え 八つ当たり
( 恵那 ) 賞 取ら ない と 写真 部 なくなっちゃ うんだ よ
なんで そんな 写真 部 に こだわ ん の ?
( 恵那 ) 私 に は …
あそこ しか ない
何 が ?
みんな から したら ―
たかが 写真 部 かも しれ ない けど …
私 に とって は
やっと 見つけた 場所 な んだ もん !
( 夏目 ( なつ め ) 美緒 ( み お )) 森川 さん 話 できた んだ
( 恵那 ) 中学 の ころ は ―
部活 作ろう と した けど ―
部員 集 まん ないし …
( 瑛 太 ) そ っか
( 恵那 ) でも 高校 に なって ―
やっと 写真 の 話 できる 場所 できた のに
それ を なくなって いい なんて
思える わけな い じゃ ん
小宮 は すごい よ
バカに して る
俺 だったら 何も し なかった よ たぶん
しかたない って 諦めて
や っぱ バカに して る
( 瑛 太 ) して ない って
してん じゃ ん !
( 鼻 を すする 音 )
分かった もう いい よ
全然 よく ない !
あの 写真 コンクール に 出して い いって 意味
えっ ?
( 鼻 を すする 音 )
賞 取れ なくて も 責任 は 取れ ない から
う っ う っ …
先輩 ー ! フフッ …
先輩 ー ! フフッ …
( 瑛 太 ) うわ っ う っ …
( 恵那 ) フフフッ … フフッ … ( 瑛 太 ) うわ っ う っ … ぐ っ …
♪~
~♪
( 恵那 ) フフフッ … ( 瑛 太 ) うわ っ あっ …
( 瑛 太 ) うわ っ お っ … ( 恵那 ) フフフッ … 先輩 !
( 瑛 太 ) 分かった から 危ない って
( バス の ドア が 閉まる 音 )
( 恵那 ) ウフフッ ウフッ … ん ?
なん な の …
なんか 楽し そうだった な
( 美緒 ) いい じゃ ん 泉 が 何 して たって !
明日 センター だって の !
( 足音 )
( ケビン の 鳴き声 )
( 鳴き声 )
( 森川 ( もり かわ ) 葉月 ( はづき )) あ …
( 森川 満 ( みつる )) 雪 だ ー !
( 森川 弦 ( ゆずる )) 雪 だ ー !
( 満 ) わ ~! ( 弦 ) エヘヘッ …
そんな 格好じゃ かぜ ひく よ !
( 森川 睦月 ( むつき )) う っ さ むっ まだ 降って ん の ー ?
や だ 買い物 行ける かな ー ?
お 昼 に は やむ って 天気 予報 で 言って たよ
( 睦月 ) ホント かな ー ?
( 満 と 弦 の はしゃぎ 声 )
夏目 さん 今日 …
( アナウンサー ) 今 も まだ 雪 は ―
降り続いて いる ようです ね
このあと の お 天気 は どう でしょう か ?
おはよう
おはよう
( 天気 予報 士 ) 関東 南部 で は ―
( 天気 予報 士 ) 関東 南部 で は ―
( 天気 予報 士 ) 関東 南部 で は ―
( 父親 ) ああ おはよう
( 父親 ) ああ おはよう
( 父親 ) ああ おはよう
お 昼 に かけて 徐々に やんで いき そうです が ―
お 昼 に かけて 徐々に やんで いき そうです が ―
お 昼 に かけて 徐々に やんで いき そうです が ―
( 母親 ) 何 ? 目 開いて ない わ よ
( 母親 ) 何 ? 目 開いて ない わ よ
( 母親 ) 何 ? 目 開いて ない わ よ
北部 の 山 沿い で は 北 から の 寒気 の 影響 で ―
北部 の 山 沿い で は 北 から の 寒気 の 影響 で ―
北部 の 山 沿い で は 北 から の 寒気 の 影響 で ―
なんか 寝 つけ なくて
なんか 寝 つけ なくて
なんか 寝 つけ なくて
まだまだ 降り続き そうです
( アナウンサー ) 交通 機関 に も ―
( アナウンサー ) 交通 機関 に も ―
( 母親 ) 興奮 して
( 母親 ) 興奮 して
( 母親 ) 興奮 して
朝 から 大きな 影響 が 出て い ます よ ね ?
朝 から 大きな 影響 が 出て い ます よ ね ?
朝 から 大きな 影響 が 出て い ます よ ね ?
寝 られ なく なる ような こと で も あった の ?
寝 られ なく なる ような こと で も あった の ?
寝 られ なく なる ような こと で も あった の ?
( 天気 予報 士 ) そうです ね
( 天気 予報 士 ) そうです ね
都市 部 でも 10 センチ を 超える 積雪 が ―
観測 さ れて い ます ので ―
今後 も 大幅な 遅れ や 運休 が 予想 さ れ ます
( アナウンサー ) 今日 は センター 試験 も ある ので ―
受験 生 の 皆さん は 心配です よ ね
( 天気 予報 士 ) 受験 生 の 皆さん は ―
最新 の 運行 状況 を よく 確認 し ―
最新 の 運行 状況 を よく 確認 し ―
( 父親 ) ん ?
あら …
落ち着いて 会場 に 向かって いただければ と 思い ます
落ち着いて 会場 に 向かって いただければ と 思い ます
落ち着いて 会場 に 向かって いただければ と 思い ます
瑛 太 ?
落ち着いて 会場 に 向かって いただければ と 思い ます
ちょっと 出かけて くる !
( ドア が 閉まる 音 ) (2 人 ) ハァ …
( アナウンス ) ただいま 東海道 本線 ―
東京 静岡 間 で 運転 を 見合わせて おり ます
東京 静岡 間 で 運転 を 見合わせて おり ます
( 美緒 ) あっ あ …
ご 利用 の お 客 様 に は 大変 ご 迷惑 を …
( 瑛 太 ) ハァ ハァ ハァ …
夏目 の 大事な 日 に なん な んだ よ !
雪 と か マジ ふざけ ん なって
( 瑛 太 ) いつも いつも なん だって こう …
あいつ 肝心な とき に かぎって さ
中学 ん とき から ずっと じゃ ん か !
生徒 会 で 準備 して た 体育 祭 は 雨 で 中止 に なる し !
修学 旅行 は かぜ で来 れ ない し !
数学 の 宿題 やって ない とき ばっ か 当てられて …
もう ホント 頼む から ちゃんと して くれよ ! クソッ
あっ お 母さん 電車 全然 動か ない
( 母親 ) ちょっと 待って て 今 ね
お 父さん 車 準備 して る から
( 美緒 ) 今 から じゃ 間に合わ ない よ !
( 夏目 美奈 ( みな )) チェーン の 巻き 方 なんて ―
私 も 知ら ない って
高速 も 通行 止め な んでしょ ?
車 の ほう が 無理な んじゃ ない ?
あっ ああ っ …
( アナウンス ) 駅 構内 は 足元 も ―
滑り やすく なって いる ため ご 注意 ください
先 に 言って よ …
もう や だ … なんで 今日 な の
せっかく 勉強 して きた のに …
( 瑛 太 ) ハァ …
何 やって んだ 夏目
何 やって んだ 夏目
( アナウンス ) ただいま 上下 線 と も ―
何 やって んだ 夏目
何 やって んだ 夏目
運転 を 再開 し ました
運転 を 再開 し ました
あっ ? なんで ?
たまたま 通って …
( 美緒 ) そんな わけ … って 何 !?
( 瑛 太 ) 立って
えっ …
ちょ … ちょっと 泉 ! ( 瑛 太 ) 運転 再開 した って 言って る
( アナウンス ) 上下 線 と も 運転 を 再開 し ました
なお 今後 も 大幅な 遅れ が 見込ま れ ます ので ―
ご 理解 ください
( アナウンス ) ドア 閉まり ます お 気 を つけ ください
もう 間に合わ ない よ
試験 遅れる って 出て ない ?
えっ ?
毎年 ニュース で やって んじゃ ん
あ … 出て る
じゃあ 間に合う
でも …
雪 で 出かけ から こんな だし
転ぶ し 濡れた し …
もう や だ よ
勉強 した の 忘れて る 絶対 …
今日 って 日本 史 だ っけ ?
( 美緒 ) うん …
じゃあ 現存 する 最古 の 自筆 日記 は ?
えっ ?
( 瑛 太 ) 日本 史 の 問題
現存 する 最古 の 自筆 日記 は ?
御堂 関白 記
( 瑛 太 ) その 御堂 関白 記 を 残した 人物 は ?
( 美緒 ) 藤原 道 長 ( ふじ わら の みちな が )
( 瑛 太 ) 奈良 時代 ―
漆 を 用いた 乾 漆 の 技法 に よって 作ら れた ―
東大寺 の 仏像 は ?
( 美緒 ) 東大寺 法華 堂 不 空 羂索 観音
ちゃんと 覚えて んじゃ ん
なんで 問題 出せ ん の ?
推薦 組 の くせ に
推薦 決まる 秋 まで 受験 勉強 して たし
問題 … ( 瑛 太 ) ん ?
もっと 出して
( 瑛 太 ) 日本 書紀 に は ―
官 人 の 日記 の 文章 が 引用 さ れて いる が ―
唐 へ 派遣 さ れた とき の 記録 を 残した の は 誰 ?
伊吉 博徳 ( いき の は か とこ )
( 瑛 太 ) 南北 朝 の 内乱 が ―
収束 に 向かった 足利 義 満 ( あしか が よし みつ ) の 時代 …
( 係員 ) 試験 開始 まで 30 分 あり ます
急が なくて も 大丈夫です
間に合った …
( 瑛 太 ) 夏目
( 美緒 ) ん ? ( 瑛 太 ) これ
( 美緒 ) ん …
( 瑛 太 ) ん … 何 ?
試験 終わったら 聞き たい こと ある かも
“ かも ”? ( 美緒 ) ある
分かった
じゃあ 頑張って くる ありがとう
( 瑛 太 ) うん
( 足音 )
頑張れ
( 恵那 ) うん
これ だ
賞 が 取れ ます ように
泉 先輩 頑張って よ
( 佐伯 ( さえき )) さすが に 野球 は 無理です ね
( 進藤 ( しんどう )) いい や やる ぞ
相手 チーム 来て ない っす けど
( 波 留 ) 紅白 戦 紅白 戦 !
( チームメート ) よ ー し やる か !
( 相馬 陽斗 ( そう ま はる と )) 返事 な いっす ね 瑛 太
既読 も 付か ない んで 寝て ん の かも しん ないで す
あっ でも …
( 駒田 ( こま だ )) ん ?
いつも どおり なん も 言わ ないで
なんか して ん の かも しれ ない っす
( 駒田 ) なんだ そりゃ
あいつ そういう とこ ある んで
あっ
何 やって んだ か …
もう 来月 だ しな
( 恵那 ) うーん …
あと 2 桁 安ければ な ~
ん ?
泉 先輩 ?
( 恵那 ) わ っ ! ( 瑛 太 ) う っ
ん …
( 恵那 ) ん ?
ん …
会長 と 同じ 大学 受けん の 本気な んだ ?
もう 俺 に 用 ないだ ろ ? 小宮 は
人 を 写真 だけ の 女 みたいに 言わ ないで よ
( 瑛 太 ) じゃあ 何 か 用 ?
用 は ない けど …
けど ?
なんか むかむか する
昨日 脂 っこ いも の 食べ 過ぎた んじゃ ない ?
若い から 平気だ し !
じゃ そういう こと で …
や っぱ むかむか する
ほら 買い物 終わったら 帰る よ
お 姉ちゃん こういう の は ?
こっち も 似合う と 思う な
似合わ ない よ そういう の は
えー でも お 姉ちゃん くらい の 人 は
みんな 着て る じゃ ん
みんな 着て る じゃ ん
( 女子 高 生 ) あの ね 数学 の 先生 の モノ マネ
( 女子 高 生 ) あの ね 数学 の 先生 の モノ マネ
( 女子 高 生 ) あの ね 数学 の 先生 の モノ マネ
あ …
急に し 出した の
( 女子 高 生 ) えっ 彼 が ? ( 女子 高 生 ) そう そう そう
急に し 出した の
で しかも それ が 全然 似て ない の !
ヤバ くない ? ウフフッ …
( 睦月 ) 大学 行ったら きっと 浮く よ
お 姉ちゃん 地味 すぎて
そんな こと …
( 睦月 ) ちゃん と すれば 絶対 モテ る と 思う のに な ~
( 女子 高 生 たち の 話し声 )
とりあえず 試着 だけ …
( 睦月 ) えっ ? ホント ? やった ー
じゃあ 私 選び たい ! 着 ない とき 貸して ね
もう !
( 女性 ) ウフフッ … ホントに ~?
( 男性 ) ホント だって ~ ( 女性 ) ウフフ …
( 男性 ) じゃあ さ じゃ あさ 次
お互いに 好きな ところ を 20 か所 あげよ っか
なんだ ろ この 感じ …
( 送信 音 )
( 恵那 ) 全然 見 ない し
( 操作 音 )
会長 の 写真 に は すぐ 返事 する んだ
ん …
( アナウンス ) 今朝 は 雪 の 影響 で ―
ダイヤ が 大幅に 乱れ ご 迷惑 を お かけ し ました
現在 は 本数 を 減らして 運行 を 再開 して おり ます
出発 まで しばらく お 待ち ください
( 女子 中学生 ) 持つ の 代わる よ
( 男子 中学生 ) いい って
( 女子 中学生 ) ずっと は 重い でしょ ?
( 美緒 ) フッ …
( 男子 中学生 ) ホント …
( 瑛 太 ) ホント ―
全然 平気だ って
( 美緒 ) でも さ …
それ すごく 重い でしょ ?
( 瑛 太 ) 普通
( 美緒 ) 生徒 会 の 書類 1 年 分 だ もん
予算 会 の 資料 と か ―
文化 祭 の 申請 書 と か …
お 姉ちゃん の 代 の とにかく 全部
( 瑛 太 ) 別に 聞いて ない けど
泉 が 聞いて こ ない から 教えて あげて ん の
( 瑛 太 ) 聞いて も 軽く なん ないし
やっぱり 重い んじゃ ん
そう いや ほか の 生徒 会 メンバー は ?
みんな 部活 生徒 会 と 掛け 持ちだし
( 瑛 太 ) ふ ー ん
何 ?
( 瑛 太 ) 別に
出た “ 別に ”
今 絶対 なんか 言い た そうだった じゃ ん
なんでもない
( 美緒 ) 気 に なる から 言って
ん ~…
ん …
損な 性格 し てるよ な 夏目 って
( 美緒 ) どこ が ?
今日 みたいな とこ
1 人 で 運ぶ 量 じゃ ないだ ろ
( 美緒 ) だったら 損して ない じゃ ん
( 瑛 太 ) してん じゃ ん
泉 が 持って くれた んだ し 全然 損して ない
( 瑛 太 ) 考え 方 が おかしい
どこ が ?
あっ ちょっと …
降る の 夜 って 言って た じゃ ん
もう 夜 じゃ ん
夜 は 7 時 から でしょ
( 瑛 太 ) ん … ( 美緒 ) えっ ?
俺 走る から
( 美緒 ) ちょっと 泉 !
あり が と 傘 ! あと 今日 も !
( 教師 ) 突然の こと だ が ―
泉 は 今度 福岡 に 引っ越す こと に なった
( 美緒 ) 損な 性格 は どっち よ
肝心な こと 何も 言わ ない んだ から
降りたら 私 持つ から
だから い いって
( 美緒 ) 不 愛想 な とこ … 泉 みたい
そう だ お礼
あの こと も 聞か ない と …
“ いい です か ?”
何 ? 急に
写真 部 の こと なら
今 の 生徒 会 に 相談 した ほう が いい よ
泉 先輩 の こと な んだ けど
私 デート に 誘って も いい ?
ダメ
♪~
~♪