Yuu ☆Yuu ☆Hakusho (Yu Yu Hakusho : Ghost Files ) Episode 99
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( 氷 女 A ) 氷 菜 が 双子 を 産んだ
( 氷 女 B )1 人 は 男 の 赤子 じゃ
( 長老 ) 忌み 子 忌み 子 じゃ
( 氷 菜 ) 返して ! あたし の 子 を 返して ください
( 長老 ) なら ぬ 忌み 子 は 追放 じゃ
( 長老 ) 泪 !
情け は 無用じゃ
( 氷 菜 ) 泪 ! やめて !
ああ ー !
( 飛 影 ) チッ また あの 夢 か
( ナレーション ) 魔 界 の 三 大 勢力 軀 黄泉 雷 禅
それぞれ の 思惑 に よって 魔 界 へ 呼ば れた ―
飛 影 蔵 馬 そして 幽助
遠い 先祖 であり 父 である 雷 禅 と 対面 した 幽助 は
いきなり 戦い を 挑んだ
( 幽助 ) で や ~!
う お ~!
ぐ わ っ
あっ
うわ っ
お ~ りゃ ~
( 北 神 ) ハッ
て や !
( 北 神 ) 幽助 さん あまり むちゃ を なさら ない ほう が よい ので は ?
( 幽助 ) うる せ え !
て め えら も 手加減 なん ぞ し ねえ で 本気で やれ !
修行 に なん ねえ だろう が !
( 雷 禅 の 腹 の 音 )
俺 は あの クソ オヤジ の 鼻 を 明かす まで 絶対 諦め ねえ
お め えら も それなり の 覚悟 で かかって きや がれ !
やれやれ 困った お方 だ
( 雷 禅 の 腹 の 音 )
( 軀 ) フン 死 に 損ない め 醜態 さら しや が って
奇 淋 よ あいつ は どうした ?
( 奇 淋 ) あいつ ? ああ …
半年 前 人間 界 から 呼んだ 飛 影 と か いう 妖怪 の こと です か ?
ヤツ なら 地下 の 格闘技 場 で 手下 ども と 戦って おる はずです が
( 軀 ) そう か もう 半年 に なる か
( 奇 淋 ) 軀様 が 言わ れた とおり
A 級 妖怪 を 500 人 ほど 送り込んで おき ました ので
今頃 は 死んで いる かも しれ ませ ん が
( 軀 ) フン
( 軀 ) 奇 淋 よ
お前 俺 の ナンバー 2 に なって から どれ くらい に なる ?
( 奇 淋 ) はっ 250 年 ほど に なり ます か
( 軀 ) ふ ~ ん
だったら 500 人 で は なく 最低 1000 人 は 送り込む べきだった な
( 奇 淋 ) 軀様 は 何故 あの 男 に 興味 を 抱か れる のだ ?
あんな 並 の A 級 妖怪 ごとき に
( 飛 影 ) ハーッ !
( 妖怪 たち の 悲鳴 )
( 妖怪 A ) クソ … 生き残った の は 俺 たち だけ か ?
( 妖怪 B ) いく ぞ 今 なら ヤツ を 倒 せる
( 妖怪 C ) 待て もう すぐ ヤツ は 冬眠 に 入る
( 妖怪 A ) よし 一斉に かかる ぞ
う …
( 妖怪 B ) 今 だ !
( 妖怪 B ・ C ) や ~! ( 妖怪 A ) もらった !
( 妖怪 たち の 悲鳴 )
( 妖怪 たち の 悲鳴 )
( 倒れる 音 )
甘い ヤツ ら だ
( 泪 ) 氷 女 は 下界 と の 交流 を 避け 厚い 雲 に 覆わ れた 氷河 の 国 に 住む
( 氷 女 A ) 氷 菜 が 双子 を 産んだ
( 氷 女 B )1 人 は 男 の 赤子 じゃ
( 氷 女 C ) なんと 男 の 赤子 じゃ と ?
( 長老 ) 忌み 子 忌み 子 じゃ
( 氷 女 B ) 氷 菜 の ヤツ 100 年 周期 の 分裂 期 に 合わせて
男 と 密 通し おった のじゃ
( 氷 女 C ) なんという 汚らわしい 恐ろしい 娘 じゃ
( 泪 ) 氷 女 の 寿命 は 限りなく 長い
100 年 ごと の 分裂 期 に 1 人 の 子 を 産む
誰 の 力 も 借り ず に
( 泣き声 )
( 泪 ) 子供 は まさに 分身 であり 全て 女 である
男 と 交わら ない かぎり …
( 氷 女 A ) 男 と 女 の 双子 など 氷河 の 里 始まって 以来 の こと
( 氷 女 C ) 長老 いかが なされ ましょう ?
( 飛 影 ) 産まれる 前 から 目 も 見え 耳 も 聞こえて いた
耳元 で 騒ぐ ばば あ ども を
丸焼き に する 力 くらい なら あった かも しれ ない
( 氷 菜 ) 返して ! あたし の 子供 を 返して ください !
( 長老 ) 氷 菜 お前 は 氷 女 の 禁 を 破った
過去 忌み 子 が この 氷河 の 里 に どんな 災い を もたらした か
( 氷 菜 ) それ は …
女児 は 我ら の 同胞 しか し 男児 は 忌み 子
必ず 災い を もたらす
( 氷 菜 ) それ なら 私 は この 里 を 出 ます 子供 は 私 が 育て ます
だから 返して ください !
なら ぬ 忌み 子 は 追放 じゃ
( すすり泣き )
( 泪 ) 氷 女 が 流浪 の 城 で 漂流 生活 を 強い られる の に は 訳 が ある
氷 女 が 異種 族 と 交わった 場合 その 子供 は 男児 のみ が 産まれる こと
しかも 凶悪で 残忍な 性格 を 有する 場合 が 極めて 多い こと
そして 男児 を 産んだ 氷 女 は 例外 なく 死 に 至る こと
それ ら が 氷 女 の 種 の 保存 を 危ぶま せる ため である
( 長老 ) 泪 …
そ なた と 氷 菜 が 懇意であった こと は 知っている
だが 情け は 無用
今 まで 忌み 子 に よって 何 人 の 同胞 が 殺さ れた こと か
( 泪 ) でも …
情け は 無用じゃ
( 氷 菜 ) ああ …
やめて !
( 飛 影 ) 生き延びる 自信 は あった
生まれて すぐ 生きる 目的 が 出来た こと が うれしかった
氷河 の 女 皆殺し に して やる
( 飛 影 ) チッ また あの 夢 か …
( 扉 が 開く 音 )
( 軀 ) よう 目 が 覚めた か ?
もう A 級 妖怪 じゃ 束 に なって も かなわ ねえ な
そろそろ 俺 の 直属 戦士 と サシ で やって みる か ?
たった 半年 で ここ まで 成長 する と は 正直 思わ なかった
お前 大した ヤツ だ
強く なれば なるほど 貴 様 が 遠く なって いく 気 が する ぜ
化け物 め
一体 貴 様 どんな 妖怪 で どんな 面して や がる んだ ?
( 軀 ) 見 たい か ?
フッフフフ … まあ そう せく な よ
“ お前 の オヤジ だ ” なんて 落ち は ねえ
だが そろそろ 姿 くらい 見せて も いい ころ かも な
よし 今 から 戦士 を 1 人 連れて くる
たぶん 今 の お前 と 互角 くらい の 力 の 持ち主 だ
そい つ に 勝ったら 俺 の 姿 を お前 に 見せよう
勝てば いい んだ な ?
( 軀 ) そうだ
( 軀 ) 俺 は 下級 兵士 と は 別に
側近 と して 常に 77 人 の 厳選 さ れた 戦士 を 連れて いる
数 に 深い 意味 は ない その 数字 が 好きな んだ
その 中 から 戦士 を 1 人 連れて くる
そい つ に 勝ったら お前 に 姿 を 見せよう
それ と そい つ の 代わり に 戦士 の 称号 を くれて やる
( 飛 影 ) いちいち 気 に 障る 野郎 だ 別に 称号 なん ぞい らん
( 軀 ) まあ そう 言う な よ 便利だ ぜ
俺 の 直属 の 戦士 って だけ で 大抵 の 妖怪 は 協力 的に なる
捜し 物 も 見つかり やすい
( 飛 影 ) ん …
( 軀 )5 分 ほど で 戻る
( 扉 が 閉まる 音 )
( 飛 影 ) つくづく 薄気味悪い 野郎 だ
全て 見透かした ような 面 しや が って
( 雪 菜 ) これ を 持っていって ください
( 雪 菜 ) 飛 影 さん も 魔 界 へ 行か れる んです ね
( 雪 菜 ) でしたら … これ を 持っていって ください
母 の 形見 です
氷 女 は 子 を 産む と 1 粒 の 涙 を こぼし ます
それ は ふだん の 氷 泪石 と は 違った 色 の 結晶 と なり
生まれた 子供 に 与え られ ます
私 の 母 氷 菜 は 2 粒 の 涙 を こぼした そうです
1 つ は 私 が
もう 1 つ を 兄 が 持って いる はずな んです
( 飛 影 ) よく あの ブタ 野郎 に 盗ま れ なかった な
( 垂金 の 笑い声 )
( 垂金 ) ウハハハ … イヒヒヒ …
( 雪 菜 ) おなか の 中 に 隠して ました から
( 飛 影 ) その 形見 を どうして 俺 に よこす んだ ?
( 雪 菜 ) 私 の 兄 は 炎 の 妖気 に 包ま れて いた そうです
全身 を 呪い 封じ の 呪 符 に 包ま なければ
持て ない ほど だった … と 泪 さん が 言って ました
泪 ?
あ … 母 の 友人 です
( 飛 影 ) 俺 を 放り投げた 女 だ な
( 雪 菜 ) 兄さん !
あっ いえ
兄 は あなた と 近い 種族 の 方 だ と 思う んです
もしも それ と 同じ もの を 持った 方 に 会ったら
それ を 渡して ほしい んです
そして 私 は 人間 界 に いる と 伝えて ください
くたばった に 決まって る ぜ
空 飛ぶ 城 の 上 から 捨て られた んだ ろ ?
きっと 生きて い ます
( 飛 影 ) どうして そう 思う んだ ?
これ も 泪 さん が 言って ました
( 泪 ) あの 子 は あたし たち の 言葉 を 理解 して いた
きっと いつか 復讐 に 来る わ
私 も そう 信じて い ます
( 泪 ) 生きて 戻って きて そして 最初に あたし を 殺して ちょうだい
それ が 氷 菜 へ の せめても の 償い に なる
( 長老 ) 何 を して おる 泪
情け は 無用じゃ
心 まで いて つか せて い なければ 長らえ ない 国 なら … いっそ …
いっそ 滅んで しまえば いい … そう 思い ます
( 飛 影 ) フン それ で お前 国 を 飛び出した わけ か
と なる と 氷河 の 国 が 兄 捜し を 許した って 話 も ウソ っぱ ち だ な
( 雪 菜 ) え ?
いい か ? 甘ったれる な よ
滅ぼし たい なら 自分 で やれ
生きて る か どう かもし れ ん 兄 と やら に 頼る んじゃ ない
そう です ね
本当に … そうです
何だか … 兄 に 会って も 同じ こと を 言わ れ そうです ね
俺 の 氷 泪石 に は 俺 の 妖気 が 染みついて いる
にもかかわらず 邪 眼 で さえ いまだに 見つけ出せ ない
誰 か が 腹 の 中 に 隠して いる 可能 性 は かなり 大きい な
( 軀 ) 待た せた な
う っ
貴 様 …
魔 界 整体 師 時雨
いつ から 軀 の 配下 に なった んだ ?
( 時雨 ) お 主に 邪 眼 の 移植 を 行って から 程なく な
( 軀 ) 知り合い か ?
( 時雨 ) 患者 と 医者 それ だけ で ござ り ます
剣 術 の マネ 事 も 少々 施し ました
ヤツ は それ を 我流 で 磨いた 様子
( 軀 ) なるほど
それにしても 驚いた ぞ
わし は 本当に お 主に 手術 を 施した の か ?
邪 眼 の 移植 は 能力 変化 すなわち 生まれ変わり を 意味 する
ゆえに 前 の 妖力 も 赤子 同然に 落ち込む
お 主 は 確かに A 級 妖怪 から 最 下級 妖怪 まで 妖力 が 落ちた はず
手術 から たった 数 年 で
前 以上 の 妖力 で 我が 前 に 現れる と は 誠 驚いた
( 飛 影 ) フン そう か 俺 は いつの間にか
貴 様 と 同じ くらい の 強 さ に なって いた わけ か
( 時雨 ) 目的 の 氷 泪石 は もう 見つけ出した ようだ な
( 飛 影 ) これ は 俺 のじゃ ない
( 時雨 ) ほう する と 妹 の ほう の 石 か
どちら に しろ 捜し 物 の 1 つ は 見つけた わけだ
( 軀 ) 面白 そうだ 聞か せろ よ
( 時雨 ) 飛 影 は 2 つ の 捜し 物 を 見つける ため
邪 眼 の 移植 を 拙者 に 依頼 して おり ます
( 軀 )2 つ ?
( 時雨 )1 つ 妹 の いる 氷河 の 国
1 つ 母 の 形見 の 氷 泪石
拙者 は 手術 の 依頼 を 受ける か 否 か を
患者 の 人生 に 引か れる か 否 か で 判断 いたし ます
そして 手術 の 報酬 は
患者 から 今後 の 人生 の 一部 を 頂く こと
ヤツ から 頂いた 手術 代 は
妹 を 見つけて も 兄 と 名乗ら ない こと
( 軀 ) ほう
わし を 倒 せたら 手術 代 は 返して やる ぞ
( 飛 影 ) 手術 の 前 に 言った はずだ ぜ
初め から 名乗る つもり は ない と な
心 は 変わる もの だ
さて 思い出 話 は それ くらい だ 勝負 は 勝負
命 懸けて もらう ぜ
( 軀 ) 真剣 勝負 は 技量 に かかわら ず いい もの だ
決する 瞬間 互い の 道程 が 花火 の ように 咲いて 散る
始め !
( ナレーション ) 明らかに なり つつ ある 飛 影 の 秘め られた 過去
眼前 に 立つ は 飛 影 の 人生 の 岐路 に 関わった 男 時雨
自ら の 宿命 に 翻弄 さ れ ながら
因縁 の 勝負 は 流転 の 運命 を 加速 して いく
( 幽助 ) 魔 界 整体 師 時雨
かつて の 飛 影 の 師 である と 同時に あし き 邪 眼 の 創造 者
なぜ 飛 影 は 邪 眼 を 求め
時雨 は なぜ 飛 影 に 邪 眼 を 与えた の か ?
全て の 答え を 出す 戦い が 今 始まる
次回 「 明かさ れる 邪 眼 の 秘密 」
しっか し この 戦い を 仕掛けた 軀 って ヤツ
ただ 者 じゃ ねえ な
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