異 世界 かる てっと - 06
( ロズワール ) 学園 生活 に も 慣れて きた ようで ―
先生 は うれしい よ
みんな も 顔 が 一致 した ころ か ~ な
( ロズワール ) な ので そろそろ ―
クラス 委員 を 決めよう じゃ な ~ いか
♪~
~♪
まずは 委員 長 と 副 委員 長 を ―
決めよう か ~ な
( アルベド ) 先生 !
な ~ に かな アルベド 君
( アルベド ) アインズ 様 こそ が 委員 長 に ふさわしい です わ !
( アルベド ) アインズ 様 こそ が 委員 長 に ふさわしい です わ !
( アウラ たち ) うん うん うん うん …
( アクア ) 反対 反対 反対 はん た ー い !
( アクア ) アンデッド が 委員 長 なんて ―
この 私 が 絶対 許さ ない わ
じゃあ 君 が 立候補 して くれる の か ~ い ?
( アクア ) そう よ ! まあ しかたない わ ね
生まれながら に 人々 を 導く 定 めだ もの ね
( アルベド ) 何 を 言って いる の この ブス
ああ ?
だって ね こんな 頭 の おかしい ブス が ―
委員 長 に なる だ なんて 失笑 も のでしょ
ブス って 言った ! 2 回 も 言った ! カズマ !
( カズマ ) はい カズマ です
あの サキュバス が ひどい こと 言って くる !
( ダクネス ) いや アクア あの 程度 は 罵 詈雑 言 ( ば り ぞうご ん ) と は 言え ない な
もっと レベル の 高い 言葉 責 め を
( カズマ ) ダクネス 分かった 黙れ
じゃあ 委員 長 の 立候補 は アインズ 君 と アクア 君
他 に は い ない か な ?
( ターニャ ) ハァ …
( ターニャ ) こんな おかしい 連中 だらけ の クラス で 委員 長 を やる など ―
最 前線 に 出る も 同然
立候補 なんか する もの か
( エミリア ) わ … 私 も り … 立候補 し ます
( ロズワール ) ん ~
み みんな が 仲よく できる クラス に し たい から
( スバル ) じゃあ 俺 は ―
エミリア たん を 委員 長 に して みせる !
ロズ っち 先生 選抜 方法 は ? 選挙 と か ?
( ロズワール ) くじ引き だ よ
( スバル ) また くじ引き … ( ロズワール ) また くじ引き
私 が 委員 長 に 選ば れた エミリア です
頑張り ます ので よろしく お 願い し ます
( スバル ) フフン
( ラム ) やり遂げた 男 の 顔 して る けど ―
バルス は 何も やって い ない わ よ
くう ~ こんな 不正 認め ませ ん !
どうして あんな 小 娘 が 委員 長 で アインズ 様 が 副 委員 長 な んです か !
そう は 言って も 公平な くじ の 結果 だ ~ しね
しかも あの ブス まで 副 委員 長
また 言った わ ね !
こっち だって あんな 骸骨 野郎 願い下げ よ
そもそも 副 委員 長 なんて やり たく ない もん
じゃあ 副 委員 長 の ポスト が 1 つ 空いて しまう ね ~ え
( アルベド ・ シャルティア ) えっ ?
( アルベド ) で は 私 が やり ます
( シャルティア ) で は 私 が やる であり ん す
( アルベド ・ シャルティア ) あん ? ( アウラ ) 待ち な よ !
私 だって アインズ 様 と 一緒 が いい んだ から ね
( マーレ ) ぼ 僕 も
( アインズ ) お 落ち着け
( ケーニッヒ ) なあ ノイマン ( ノイマン ) ん ?
骸骨 でも ハーレム な んだ ぜ ( ノイマン ) ああ
男 と して 悲しく なる よ な
( ノイマン ) だ な ( グランツ ) マジ で 羨ま し いっす
( ヴァイス ) 帝国 軍人 は そんな あからさまに 欲しがら ない
じゃあ 大尉 殿 は 羨ま し くない と ?
( ヴァイス ) 羨ま し くない と 言えば ウソ に なる
( グランツ ) です よ ね ( ノイマン ) だ な
( ヴィーシャ ) 本当に うち の 男 ども は ―
どうして いつも こう な んでしょう ?
( ターニャ ) ん ?
まあ そういう 欲求 が 強い くらい が 戦場 で は 役 に 立つ もの だ
ん … そう な んです か ? ( ターニャ ) ん そう な の
( ヴィーシャ ) あっ そう な んです か
( スバル ) どこ の 世界 も ―
幼女 は 知った ような 口 を 利く もの な のだろう か ?
( ベアトリス ) 口 を 開か なくて も 何 を 思って る か 分かる かしら
( ロズワール ) は ー い は いはい は ー い
君 たち らち が 明か ない ので もう あと は くじ引き に する よ
( アインズ ) そ それ で いこう いい な ? 皆 の 者 !
( 一同 ) はい ! ( スバル ) 返事 早 ( はえ ) え な おい
よっ しゃ ああ ああ !
( ロズワール ) 君 たち は 当面 この チーム で 班 を 組んで もらう よ
えっ 本気で ?
あんまり って か ―
話した こと ない 人 しか い ない んです が
( ロズワール ) 最初 は 誰 も が 話した こと が ない もん だ ~ よ
( ドア の 開閉 音 )
( デミウルゴス ) しかたない で すね ( マーレ ) ん ?
ですが これ は 逆に チャンス と も 言え ましょう
チャンス ?
( デミウルゴス ) この 振り分け を 見て ください
守護 者 たち が 見事に バラ け ました
( シャルティア ) それ が 何 か あり ん す か ?
アインズ 様 は おっしゃい ました
“ 当面 学園 生活 を 順守 せよ ” と
この “ 当面 ” と いう 言葉 の 意味 を 考え なくて は なり ませ ん
( アインズ ) え ?
アインズ 様 の 世界 征服 を 実現 する と いう ―
ご 命令 が 今 も 変わら ぬ 以上
不確定 要素 が 多い この 状況 で 考え なし に 動く こと は 愚策
それゆえ アインズ 様 は 各 陣営 の 情報 収集 と 利用 を ―
考えて いらっしゃる のです
( アインズ ) え ?
( アクア ) 何で 私 が 飼育 委員 な の !? ( デミウルゴス ) 言い換えれば ―
これ は 偉大なる 御方 に 仕える 者 の 責務 に して ―
アインズ 様 の 希望 に 沿える 域 に 達して いる か ―
アピール できる 好機 で は ない でしょう か
( コキュートス ) ツマリ “ ソレゾレノ 委員 デ 結果 ヲ 出 セ ”
… ト アインズ 様 ハ オッシャッテイル
( デミウルゴス ) その とおり ( アインズ ) ええ ?
( シャルティア ) 分かった であり ん す
この シャルティア 保健 委員 を 完璧に こなして みせる であり ん す !
( ロズワール ) ベアトリス
どうした の か ~ な
話 が ある の よ ロズワール
先生 だ ~ よ
あれ で 公正な くじ引き なんて 笑わ せる んじゃ ない かしら
( ロズワール ) それ は どういう こと か ~ な ?
何 を たくらんで る の か って 話 な の よ
たくらむ ?
そんな 無意味な こと は し ない と ~ も
それ は どういう 意味 かしら ?
結局 は 決め られた 役割 を こなす しか ない の さ
君 も 私 も みんな も ~
君 も 私 も みんな も ~
あっ ちょっと 待つ の よ ロズワール !
( カズマ ) お 父さん お 母さん カズマ です
僕 は 死んだ と 思ったら ―
駄目 女神 略して “ 駄 女神 ” と どう しよう も ない 世界 で ―
どう しよう も ない 連中 と 一緒に 生活 を して い ました
でも 今 なぜ か 別の 異 世界 に 行って しまった ようで ―
学園 生活 を 送る は めに なって い ます
登校 拒否 に なって た 僕 が 学校 に 行って いる だ なんて ―
今 の 僕 を 見たら 2 人 は さぞ 驚か れる でしょう ね
でも 1 つ だけ 言わ せて ください
ここ に いる 連中 どう 見て も 学生 じゃ ない んです !
本当に おかしい んです !
どうした ん だ ? サトウ ・ カズマ だった か ?
( カズマ ) 同級 生 に 幼女 が いる んです !
同級 生 に 悪魔 が いる んです !
で いつまで そこ に 寝て いる んだ ?
なんか 動け ない んです けど !
( デミウルゴス ) ふむ … 支配 の 呪 言 ( じゅ ご ん ) が 効か ない と は
ひれ伏し なさい
( カズマ ) ぐ は あ ! ( ターニャ ) ん ?
( デミウルゴス ) この 世界 は 少々 力 関係 が 複雑な ようです ね
面 を 上げて よし
ハッ ! な 何 だった んだ ?
大丈夫です か ?
気分 が 悪い ようでしたら 横 に なった ほう が いい か と
う っ … そう さ せて もらおう か …
( ターニャ ) そんな ペース で やって いたら 日 が 暮れて しまう 立て
え ?
今 何と ?
立て と 言った のだ
( カズマ ) う う …
( デミウルゴス ) この 人間 支配 の 呪 言 の ような もの を !
私 が 風紀 委員 長 に なった からに は 緩い 世界 など 許さ ん !
ほう
規律 だ ! 規律 の 先 に 自由 そこ を 徹底 して やる !
それ は いい 考え です ね
その ため に は ルール 作り を し なくて は なり ませ ん
ああ 細かく 定めて いく と しよう
ときに 貴 君 は なかなか 話 が でき そうだ な
さすが は アインズ 君 の 仲間 だ
あなた こそ さすが は アインズ 様 が ―
お 認め に なら れる だけ の こと は あり ます ね
改めて ―
私 の 名 は ターニャ ・ フォン ・ デグレチャフ
私 の 名 は ターニャ ・ フォン ・ デグレチャフ
( カズマ ) ああ お 父さん お 母さん
( カズマ ) ああ お 父さん お 母さん
( カズマ ) ああ お 父さん お 母さん
ターニャ と 呼んで くれ
ターニャ と 呼んで くれ
ターニャ と 呼んで くれ
僕 は また 登校 拒否 に なって しまい そうです ~
僕 は また 登校 拒否 に なって しまい そうです ~
( コキュートス ) セン 越 ナガラ ―
私 ガ 体育 委員 長 ヲ 務 メサセテイタダク
確かに いちばん 身体 能力 高そう だ から な
だ な
で どんな こと を する ? 体 に 縄 を くくりつけて つるす か ?
あっ いや それ より も ジャイアントトード の 口 の 中 で ―
トロトロ に …
( コキュートス ) 娘
何 だ ? 見るからに 凶暴 そうな 体育 委員 長
( コキュートス ) 何 ダ ソノ 呼 ビ 名 ハ …
その 4 本 の 腕 は 何の ため に ある !
私 の 両手 両足 を 押さえつける ため に ある のだろう ?
そして お前 は 言う のだ “ これ で 体 の 自由 は 奪った ”
“ 泣いて 謝って も もう 遅い ”
だが 私 は 負け ない
しょ んな 私 に お前 は 冷気 を かけて いく のだ
体 の 柔らかい 部分 を 重点 的に !
柔らかい ! 敏感な ところ を 重点 的に !
( コキュートス ) 何 ヲ 言 ッテルノダ …
これ 何 が 起きて る んだ ?
分から ねえ
ダクネス さん コキュートス さん が 困 っ …
ああ ああ っ !
貴 様 同じ 人間 種 である と いう の に 異形の もの と 手 を 組み ―
その 屈強な 腕 と 眉毛 で 私 を 慰み もの に しよう と いう の か !
なぜ そう なる !?
今 “ 屈強な 眉毛 ” って 言った か ?
言った な
くっ …
くっ 殺 …
♪~
~♪
( 荒 くれ 者 ) ついに 輪廻 ( りんね ) が 回り 始めた か
フッ