Naruto Episode 118
♪ ( オ ー プニングテ ー マ )
♪ ~
♪ ひからび た 言葉 を つ ない で
♪ それ でも 僕等 シンプル な
♪ 想い を 伝え たい だけ な の
♪ 吹き抜ける くす ん だ あの 日 の 風 は
♪ 昨日 の 廃虚 に 打ち捨て て
♪ 君 と 笑う 今 を 生きる の だ
♪ それ でも あの 出来事 が
♪ 君 を 苦しめる だ ろ ?
♪ だ から こそ サヨナラ な ん だ
♪ このまま 何 も 残ら ず に
♪ あなた と 分かち合う だけ
♪ やがて 僕等 は
♪ それ が 全て だ と 気 が つい て
♪ 悲しみ は 頬 を 伝って
♪ 涙 の 河 に なる だけ
♪ 揺れる 想い は 強い 渦 に なって
♪ 溶け合う の よ
( 左 近 ) 急げ 。 ( 多 由也 ) ああ 。
( に おい を 嗅ぐ 音 )
( キバ ) 近い ぜ 。
( シカマル ) 敵 は あと 2 人 。
こっち は 3 人 … 3 対 2 だ 。
うまく やれ ば あと 1 回 の 接触 で 行 ける かも しれ ねえ ぜ 。
( ナルト ) よっ しゃ よっ しゃ ! やって やる !
いや 4 対 2 だ ぜ 。 ( 赤 丸 の ほえ 声 )
分かった 分かった 悪かった よ 。
赤 丸 も 入れ て 4 対 2 だ 。
次 は 俺 たち の 新 技 で さっさと けり を つけ て やる ぜ !
( ほえ 声 )
あの さ あの さ !
何なら 俺 が す ん げ ぇ 影 分身 し て やっ から 大丈夫 だ って ば よ !
頼もしい ね そりゃ 。
けど まず は 俺 の 作戦 あり き だ 分かった な ?
あ … ああ 。
その ため に も 何と して も 日 が 沈む 前 に 追いつか ねえ と … 。
分かって る って ! 飛ばす ぞ !
♪ ~
( 左 近 ) 日 が 落ち て き た 。
次郎 坊 も 鬼 童 丸 も 来 ねえ 。
あいつ ら てこずって る よう だ な 。
関係 ねえ それ より 大 蛇 丸 様 だ 。
♪ ~
うち ら 半日 で 全 行程 の 3 分 の 1 しか 進 ん で い ない 。
♪ ~
( ゲンマ ) 《 ど いつ も こいつ も 呪 印 か … 》
( ライドウ ) < 問答 無用 か 。
不意打ち で やら れ た 前回 と は 違う ぞ >
( 多 由也 ) 邪魔 が 入り 過ぎ た ぜ 。
ああ マズ い な 。
ただ で さえ 間に合う か どう か だ 。
く そ っ ! まだ 追いつ け ねえ !
いや もう いい このまま の 距離 を 維持 し て
追跡 を 続ける ん だ 。
ん ? どう いう こと だって ば よ ?
( シカマル ) 夜 が 明ける まで 襲撃 は 延期 する って こと だ よ 。
ふざけ ん な ! そんな 悠長 な ことし てら れっか よ !
そう だ ぜ ! それ に どうせ 襲撃 す ん なら
暗闇 に 乗じ て 襲った ほう が 有利 じゃ ねえ か !
俺 たち に とって 暗闇 が 有利 に 働く の は
襲撃 を かけ た とき の 一瞬 だけ だ 。
その 一瞬 だけ で サスケ を 奪い取って
ヤツ ら から 逃走 し て 安全 な 場所 まで 脱出 する なんて
不可能 に 近い 。
( シカマル ) もし その 一瞬 に サスケ を 取り戻 せ なかったら
ヤツ ら は 棺おけ の 守り に 徹する だ ろ う 。
そう なったら 暗闇 の 中 俺 たち は 手 も 足 も 出 ねえ 。
逆 に ヤツ ら は ムダ に 動か なく て 済む 分
がぜん 有利 に なる 。
ネジ の 白 眼 が あれ ば 話 は 別 だ が な 。
おいおい 俺 と 赤 丸 の 鼻 を 忘れ て ねえ か ?
( ほえ 声 )
お前 たち の 嗅覚 も ちゃ ~ ん と 計算 に 入れ てる 。
それ でも この 先 地 の 利 は 向こう が 上 だ 。
まして や … 。
俺 の 術 が 使え なきゃ 何にも なら ねえ だ ろ う が 。
( シカマル ) 影 真似 で ヤツ ら の 動き を 封じ た と し て も
月 に 雲 が かかったら 効果 は 半減 し ち まう ん だ 。
めん どくせ ぇ けど 危険 な 不確定 要素 が 多 すぎる ん だ よ 。
だけど な … 。 分かった !
ナルト … 。 リーダー は お前 だ 。
お前 の 指示 に 従う ぜ シカマル !
ああ 頼む ぜ 。
おい 多 由也 ホント に 間に合う の か よ ?
うち は ただ あした 中 に
サスケ 様 を お 届け する よう に 言わ れ て いる だけ だ 。
( 左 近 ) あした 中 か 。
余裕 と まで は 言わ ねえ が 何とか 間に合う か 。
と いい が な … 。
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) あ ~ ~
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) あぁ … 。
う ぅ … あぁ … 。
あ ~ ~
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) あぁ … う っ う ぅ … 。
う ぅ … 。
う ぅ ~ ! う ぅ … 。
う ぅ … 。
あぁ … 。
( カブト ) 大 蛇 丸 様 。
( 大 蛇 丸 ) ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ ハァ … う っ !
サスケ … サスケ 君 は まだ な の ?
う あ ~ !
( カブト ) 《 時間切れ だ もう 限界 だ 》
( カブト ) 大 蛇 丸 様 体 なら いく つ も 用意 し て あり ます 。
それ に …
何なら 私 でも … 。
( 大 蛇 丸 ) サスケ 君 じゃ なきゃ ダメ な の よ … 。
あっ … どれ だけ 待った と 思って る の ?
緊急 を 要し ます ! 予想 以上 に 三 代 目 の 術
呪い が 強かった の です !
♪ ~
( 猿 飛 ) < 食らえ ! 封印 術 屍 鬼 封 尽 ! >
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) 《 何 な の ? この 感覚 … 》
( 猿 飛 ) < う お ~ ~ ! >
♪ ~
< 封印 ! >
♪ ~
< 腕 が … >
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) < う ぅ … >
♪ ~
今 すぐ に 転生 し なけ れ ば
すべて を 失う こと に なり ます よ !
それ でも よろしい ん です か ! ?
( 大 蛇 丸 ) 《 すべて を 失う ! ? 》
( 大 蛇 丸 ) う わ ~ !
えりすぐり の 手 だれ を 用意 し て おり ます !
私 に お 任せ ください !
それ と サスケ 君 の 回収 の ほう に も 手 を 打って おき ます 。
( カブト ) 《 君 麻 呂 を 使う か … 》
( 大 蛇 丸 ) う っ … 。
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) ハァ ハァ ハァ … 。
( 大 蛇 丸 ) 《 お のれ ~ …
三 代 目 ! 》
( 足音 )
( 足音 )
解 !
みんな よく 聞い て くれ 。
君 たち を この ろう 獄 から 出し て あげよ う 。
( ざわめき )
ただし 1 人 だけ だ 。
( 扉 が 閉まる 音 )
( カブト ) 《 あと は 君 麻 呂 君 を 起こす だけ か 》
( 心 電 計 の 音 )
( 君 麻 呂 ) やはり … 僕 は 今回 も 呼ば れ なかった … 。
カブト 先生 僕 は … 。
( カブト ) 君 は 体 を 大切 に なさい 。
もう 君 の 役目 は 済 ん だ ん だ 。
今 は 五 人 衆 じゃ ない ん だ よ 君 麻 呂 君 。
( キ ー ボ ー ド を 打つ 音 )
( 君 麻 呂 ) 僕 は まだ … 。
( カブト ) 君 の 後釜 は もう 見つかって いる ん だ よ 。
( キ ー ボ ー ド を 打つ 音 )
( カブト ) 彼 は 君 の 地 の 呪 印 と 同等 の 力 を 持つ
天 の 呪 印 を 与え られ て い て ね 。
しかも 血 継 限界 まで 持って いる 。
♪ ~
フフ … 君 と どっち が 強い かな ?
( 鼓動 )
( 心 電 計 の 音 )
( 君 麻 呂 ) う っ … う ぅ … 。 ( 心 電 計 の 音 が 速く なる )
どう し たんだい ?
あまり 興奮 し ちゃ ダメ だ よ 。
( キ ー ボ ー ド を 打つ 音 )
( 心 電 計 の 音 )
( 心 電 計 の 音 が 遅く なる )
( 君 麻 呂 ) カ … カブト 先生 … 。
( キ ー ボ ー ド を 打つ 音 )
( 君 麻 呂 ) ぼ … 僕 の 命 あと どれ ぐらい です か ?
( キ ー ボ ー ド を 打つ 音 )
もう しゃべら ない ほう が いい 。
( 君 麻 呂 ) ひ … 人 は …
人 は 何 か 意 味 が あって 生まれ て くる の だ と … 。
生まれ落ち た からに は
何 か 大切 な 使 命 が ある の だ と
最近 思う よう に なり まし た 。
♪ ~
( 君 麻 呂 ) < あっ >
♪ ~
( 君 麻 呂 ) 生まれ て き た 意味 … 。
それ を 見つける こと は 人間 に とって
神 が お 与え に なった 唯一 の 自由 で ある と … 。
( カブト ) 君 の 言い たい こと は 分かる 。
確か に 大 蛇 丸 様 は 今 苦 しん で おら れる 。
これ まで に ない 抜き差し なら ない 状態 だ 。
だが はっきり 言 お う 今 の 君 に 何 が できる ?
君 は もう 器 と し て の 価値 を 失った 。
( カブト ) 今 は 新しい 器 が こっち に 向かって る 。
ま ぁ それ も 今 と なって は 手遅れ な ん だ が … 。
[ TV ] ( 男 ) さ ぁ ここ から 出す と 言った な ?
約束 は 守って もらう ぞ !
何 し てる ? さっさと 扉 を 開けろ !
( 電子 音 ) [ TV ] ( 扉 が 開く 音 )
( 男 ) 何 だ もう 一 匹 いた の か よ 。
さっさと … あっ !
♪ ~
♪ ~
( 男 ) 《 あぁ … ダメ だ … 。
俺 は 今 ここ で 食わ れる ! 》
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) フフフ … 。
ここ から は 出す わ 。
それ に 1 つ だけ 望み も かなえ ま しょ う 。
( 男 ) はっ !
♪ ~
お前 の 実験 の ため に 捕らえ られ た
俺 の 一族 を 解放 し て くれ 。
いい わ よ お 安い 御用 。
( 大 蛇 丸 ) 心配 し なく て も 君 の 強い 意志 は
私 の 中 に 残留 思 念 と し て 残る 。
すべて を 失う わけ で は ない 。
( 大 蛇 丸 ) で は 君 の 肉体 を もらう わ 。
[ TV ] ( 男 ) う わ ~~
( カブト ) 《 これ で また 大 蛇 丸 様 の 体 は
数 年 の 間 転生 が でき なく なった … 。
しかし 次 が ある 》
( 君 麻 呂 ) た … 確か に
もはや 僕 の 体 は 転生 術 の 器 と し て の 価値 は あり ませ ん 。
今や すべて を なく し た 僕 に
己 の 使命 など 探し当てる の は 難しい 。
それ が やっと 分かり まし た 。
( 君 麻 呂 ) たとえ それ が 僕 で なく て も
新しい 器 は 僕 が 引き入れる 。
この 命 に 代え て も 。
それ が 大 蛇 丸 様 へ の 恩返し 。
それ が 役立た ず だった 僕 の
せめても の 償い … 。
( 棺おけ を たたく 音 ) あっ 。
ちょっと 待て !
( 左 近 ) もう そろそろ か ? ( 多 由也 ) いや
まだまだ かかる はず だ それ より … 。
次郎 坊 と 鬼 童 丸 の バカ は 何 を やって や がった ?
追いつ い た ぜ 。
はい は い ちゃ っちゃ と 片づける から もう !
いきなり か よ ! ?
♪ ~
食らえ !
♪ ~
多 連 拳 !
( キバ ・ シカマル ) う わ っ !
♪ ~
( 左 近 ) 《 チャクラ が 手のひら で ! 》
♪ ~
( 多 由也 ) 《 影 分身 変化 か 》
螺旋 丸 !
♪ ~
《 あっ ! そんな … 今 手 が ! ? 》
やる 前 に 捕まえ ち まえ ば 意味 ない ない 。
《 今 だ キバ ! 》
( キバ ) 通 牙 !
( 左 近 ) 《 こいつ も 影 分身 ! ? 》
♪ ~
( 多 由也 ) 《 左 近 を うち と の 一直線 上 に 誘い込 ん で … 。
はな から こっち 狙い か ! 》
それ ぐらい で して やった つもり か !
う っ !
( 多 由也 ) 《 くそ ! 》
やら れ た !
( シカマル ) 影 真似 の 術 成功 。
( 多 由也 ) 《 陽動 … 。
来る ! 》
多 由也 ! 何 ボケ ボケ してん だ よ !
( 多 由也 ) 違う !
( 左 近 ) 何で 前 に 出る ! ?
( 左 近 ) 《 よけ られ ねえ ! 》
( 多 由也 ・ 左 近 ) う わ っ !
( キバ ) そら よっ !
ナイス だって ば よ キバ ! シカマル !
シカマル ! さっさと ずら かる ぜ !
( シカマル ) ああ 。
野郎 ! ( 左 近 ) カス ども が ナメ たま ね を !
は ぁ ~ や っぱ 思った とおり 隙 だらけ だった 。
個々 の 能 力 が あり 過ぎる って の も 問題 だ な 。
うまく 行った って ば よ 。 ああ 計算 どおり だ 。
チームワーク で い や 俺 ら の ほう が 一 枚 も 二 枚 も
う わて だって こと だ ぜ 。
逃がす か ~ !
( キ ー ボ ー ド を 打つ 音 )
( カブト ) フッ 。
♪ ( エンディングテ ー マ )
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ 君 は 笑って くれ た
♪ はじめて 君 と しゃべ れ た
♪ 僕 の この 言葉 で
♪ 僕 なんか が しゃべり かけ たら
♪ 迷惑 に 思う か な
♪ そんな 不安 を 抱え て
♪ 勇気 を 出し て み た よ
♪ うまく しゃべ れ ない 僕 の
♪ 不器用 な 話
♪ 君 は 耳 を そらさ ず に
♪ ちゃんと 聞い て くれ た よ
♪ それ だけ で 僕 は
♪ 浮かれ て しまう の さ
♪ だけど 君 は 僕 なんて
♪ 何 と も 思って ない よ ね
♪ 切ない よ だ けど
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ 君 は 笑って くれ た
♪ はじめて 君 と しゃべ れ た
♪ 僕 の この 言葉 で
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ 君 が 笑って くれ た
♪ はじめて 君 と しゃべ れ た
♪ 僕 の この 言葉 で
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ ~
( シカマル ) 〈 チック ショ ~ ここ まで 来 て
もう 一 匹 が 現れる と は なお まけ に この 雰囲気
絶対 ただ 者 じゃ ねえ 何 だ この 背筋 が ゾッと する 感じ は 。
確か に 数 の うえ で は あ っち と こっち は 2 対 2 の タイ 。
だが これ は … 。
すま ねえ な ナルト こいつ は 俺 の 計算 違い だった ぜ 〉
♪ ~