Mahouka Koukou no Rettousei Episode 26 mahouka|koukou||rettousei|episode

敵 襲 てき|おそ

ど … どこ だ ？

上空 より 飛来 じょうくう||ひらい

反撃 しろ はんげき|

制圧 完了 せいあつ|かんりょう

警戒 を 怠る な けいかい||おこたる|

了解 りょうかい

この

マヘーシュヴァラ

手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に て||のばし||きみ||とどく||

誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から だれ|||まね|||ほんとう||めで|いま|うち||

限界 なんて 自分 次第 げんかい||じぶん|しだい

リミッター を 外し て ||はずし|

Nobodyknows もう 誰 も nobodyknows||だれ|

この先 を 知ら ない このさき||しら|

信じ て は 裏切ら れ てる しんじ|||うらぎら||

見渡せ ば いつ でも みわたせ|||

Nobodyends もう 誰 か に nobodyends||だれ||

頼る の は やめ て たよる||||

大切 な 秘密 に いつ でも 手招き さ れ てる よう で たいせつ||ひみつ||||てまねき|||||

このまま じゃ 前 に 進め ない ||ぜん||すすめ|

手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に て||のばし||きみ||とどく||

強 がる だけ じゃ 守れ ない この 思い は 群 青 つよ||||まもれ|||おもい||ぐん|あお

狙い 定め 引き金 を 引 い て ねらい|さだめ|ひきがね||ひ||

誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から だれ|||まね|||ほんとう||めで|いま|うち||

全滅 ？ ぜんめつ

報告 より 推測 いたし ます に ほうこく||すいそく|||

飛行 魔法 を 使った 空挺 部隊 に よる 強襲 に よって ひこう|まほう||つかった|くうてい|ぶたい|||きょうしゅう||

全滅 し た 模様 で あり ます ぜんめつ|||もよう|||

それ と これ は 未 確認 の 情報 で あり ます が ||||み|かくにん||じょうほう||||

何 だ なん|

別 働 隊 の 交信 の 中 に マヘーシュヴァラ と いう 声 が べつ|はたら|たい||こうしん||なか|||||こえ|

マヘーシュヴァラ ？ あの 沖縄 の 悪魔 ||おきなわ||あくま

質 の 悪い 戯言 だ しち||わるい|たわごと|

一気に 押し戻せ いっきに|おしもどせ

進め すすめ

門 を 開けろ もん||あけろ

さもなくば 侵略 者 に 内通 し て い た もの と 見做す |しんりゃく|もの||ないつう|||||||みなす

何者 だ ？ なにもの|

周 公 瑾 と 申し ます しゅう|おおやけ|きん||もうし|

周 ？ 三國 志 の ？ しゅう|みくに|こころざし|

本名 です よ ほんみょう||

失礼 し た 一条 将 輝 だ しつれい|||ひと じょう|すすむ|あきら|

私 たち は 侵略 者 と 関係 し て い ませ ん わたくし|||しんりゃく|もの||かんけい|||||

むしろ 私 たち も 被害 者 です |わたくし|||ひがい|もの|

その こと を ご 理解 いただく ため に ||||りかい|||

協力 さ せ て いただき まし た きょうりょく||||||

協力 に 感謝 する きょうりょく||かんしゃ|

一体 何 が 起こった ん だ ？ いったい|なん||おこった||

いっそ 全部 幻覚 だった って 言わ れ た 方 が まだ 納得 できる ぜ |ぜんぶ|げんかく|||いわ|||かた|||なっとく||

でも 幻覚 じゃ ない |げんかく||

僕 が 死に かけ た の も 君 の 脚 が 千切れ た の も ぼく||しに|||||きみ||あし||ちぎれ|||

紛れ も 無い 事実 だ まぎれ||ない|じじつ|

司 波 達也 くん の さっき の 魔法 は 何 だ ？ つかさ|なみ|たつや|||||まほう||なん|

治癒 魔法 な の か ちゆ|まほう|||

お 兄 様 が 使った 魔法 は 治癒 魔法 で は あり ませ ん |あに|さま||つかった|まほう||ちゆ|まほう|||||

魔法 の 固有 名称 は 「 再 成 」 まほう||こゆう|めいしょう||さい|しげ

損傷 を 受ける 前 の エイ ドス を 最大 で 24 時間 遡って フル コピー し そんしょう||うける|ぜん||えい|||さいだい||じかん|さかのぼって|ふる|こぴー|

それ を 魔法 式 と して 現在 の エイ ドス に 上書き する こと で ||まほう|しき|||げんざい||えい|||うわがき|||

損傷 を 受ける 前 の 状態 に 復元 し ます そんしょう||うける|ぜん||じょうたい||ふくげん||

じゃあ 達也 は |たつや|

どんな 傷 でも 一 度 で 直し て しまう と いう こと です か |きず||ひと|たび||なおし|||||||

一 度 で で は あり ませ ん よ 吉田 君 ひと|たび||||||||よしだ|きみ

一瞬 で です いっしゅん||

それ に 対象 は 生物 に 限り ませ ん ||たいしょう||せいぶつ||かぎり||

人体 だ ろ う と 機械 だ ろ う と じんたい|||||きかい||||

お 兄 様 は 一瞬 で 復元 し て しまう こと が 可能 です |あに|さま||いっしゅん||ふくげん||||||かのう|

この 特別 な 魔法 の せい で |とくべつ||まほう|||

お 兄 様 は 他の 魔法 を 自由 に 使う こと が でき ませ ん |あに|さま||たの|まほう||じゆう||つかう|||||

魔法 演算 領域 を この 神 の 如き 魔法 に 占有 さ れ て いる ため に まほう|えんざん|りょういき|||かみ||ごとき|まほう||せんゆう||||||

他の 魔法 を 使う 余裕 が ない の です たの|まほう||つかう|よゆう||||

それ で 達也 くん は あんなに アンバランス な の ね ||たつや||||あんばらんす|||

ああ それほど 高度 な 魔法 が 待機 し て い て は ||こうど||まほう||たいき|||||

他の 魔法 が 阻害 さ れ て も 不思議 で は ない な たの|まほう||そがい|||||ふしぎ||||

でも それ って 凄い じゃ ない |||すごい||

24 時間 以内 に 受け た 傷 なら じかん|いない||うけ||きず|

どんな 重傷 で も なかった こと に なる ん でしょ う ？ |じゅうしょう|||||||||

そう だ ね その 需要 は 計り知れない ||||じゅよう||はかりしれない

何 千 何 万 と いう 人 の 命 を 救う こと が できる なん|せん|なん|よろず|||じん||いのち||すくう|||

そう よ

それ に 比べ たら 他の 魔法 が 使え ない なんて 些細 な こと だ わ ||くらべ||たの|まほう||つかえ|||ささい||||

こんな 凄い 力 を 何故 秘密 に し てる の ？ |すごい|ちから||なぜ|ひみつ||||

ありとあらゆる 負傷 を なかった こと に する |ふしょう|||||

そんな 魔法 が 何 の 代償 も なく 使える と お 考え です か ？ |まほう||なん||だいしょう|||つかえる|||かんがえ||

エイ ドス の 変更 履歴 を 遡って フル コピー する ため に は えい|||へんこう|りれき||さかのぼって|ふる|こぴー||||

記録 さ れ た 情報 を 全て 読み取って いく 必要 が あり ます きろく||||じょうほう||すべて|よみとって||ひつよう|||

そこ に は 当然 負傷 し た 者 が 味わった 苦痛 も 含ま れ ます |||とうぜん|ふしょう|||もの||あじわった|くつう||ふくま||

しかも それ が 一瞬 に 凝縮 さ れ て やって 来 ます |||いっしゅん||ぎょうしゅく|||||らい|

例えば 今回 五十里 先輩 が 負傷 さ れ て から たとえば|こんかい|いかり|せんぱい||ふしょう||||

お 兄 様 が 魔法 を 使わ れる まで |あに|さま||まほう||つかわ||

およそ 三 十 秒 の 時間 が 経過 し て い まし た |みっ|じゅう|びょう||じかん||けいか|||||

それ に 対 し て ||たい||

お 兄 様 が エイ ドス の 変更 履歴 を 読み 出す の に 掛け られ た 時間 は |あに|さま||えい|||へんこう|りれき||よみ|だす|||かけ|||じかん|

およそ ゼロ コンマ 二 秒 |||ふた|びょう

この 刹那 の 時間 に |せつな||じかん|

お 兄 様 の 精神 は 五十里 先輩 が 味わわ れ た 苦痛 を |あに|さま||せいしん||いかり|せんぱい||あじわわ|||くつう|

百五十 倍 に 凝縮 し て 体験 さ れ て いる の です ひゃくごじゅう|ばい||ぎょうしゅく|||たいけん||||||

百五十 倍 … ひゃくごじゅう|ばい

お 兄 様 は 他人 の 傷 を 治す たび に |あに|さま||たにん||きず||なおす||

その よう な 代償 を 支払って いる の です よ |||だいしょう||しはらって||||

それ でも まだ

他人 の ため に その お 力 を 使う べき だ と 仰 る の です か ？ たにん||||||ちから||つかう||||あお||||

我々 は これ より 作戦 案 二 号 を 実行 する われわれ||||さくせん|あん|ふた|ごう||じっこう|

呂 上 尉 ろ|うえ|い

報復 は 考える な ほうふく||かんがえる|

価値 の 定か で ない レリック に こだわった の が かち||さだか|||||||

元々 間違い だった の だ もともと|まちがい|||

分かって おり ます わかって||

行く ぞ いく|

目指す の は 魔法 協会 支部 だ めざす|||まほう|きょうかい|しぶ|

美 月 どう し た の ？ び|つき||||

えっ と 魔法 協会 が ある ベイヒルズタワー の 辺り で ||まほう|きょうかい|||||あたり|

野獣 の よう な オーラ が 見え た 気 が し て やじゅう||||||みえ||き|||

野獣 の よう な ？ やじゅう|||

敵 襲 てき|おそ

あいつ は …

あの 時 の 人 だ ね |じ||じん||

呂 剛 虎 逃げ られ ちゃ った ん だ ろ|かたし|とら|にげ|||||

呂 剛 虎 ろ|かたし|とら

エリカ 知って ん の か ？ |しって|||

強敵 よ きょうてき|

摩 利 さす|り

ああ あの 男 は あたし たち で 倒す ||おとこ|||||たおす

エリカ 西城 お前 たち に も 手伝って もらう ぞ |さいじょう|おまえ||||てつだって||

言わ れ なく て も いわ||||

パン ツァー ぱん|

この

これ が 奇 門 遁甲 です か ||き|もん|とんこう||

司 波 深雪 つかさ|なみ|みゆき

私 を ご存知 と いう こと は ここ しばらく お 兄 様 に つきまとって い た の は あなた な の です ね わたくし||ごぞんじ||||||||あに|さま|||||||||||

なぜ ここ に いる

私 の 術 が 通じ なかった の か わたくし||じゅつ||つうじ|||

警告 を 受け て い まし た けいこく||うけ||||

方位 に 気 を つけ なさい と ほうい||き||||

正直 な ところ それ だけ で は 意味 は わから なかった の です が しょうじき|||||||いみ||||||

方位 に 気 を つけ なけ れ ば なら ない なら 360 度 ほうい||き|||||||||たび

すべて の 方位 を 警戒 し て い れ ば 何とか なる と 思い まし た ||ほうい||けいかい||||||なんとか|||おもい||

幸い こちら に は 見え ない もの が 見える 魔法 師 が い まし た ので さいわい||||みえ||||みえる|まほう|し|||||

術 に よって 見え ない こと に さ れ て いる あなた の 姿 も 見え た と いう わけ です じゅつ|||みえ||||||||||すがた||みえ|||||

とにかく あなた が のぞき の 張本人 なら |||||ちょうほんにん|

あなた に い なく なって もらえ れ ば しばらく は 安心 できる と いう もの です ||||||||||あんしん|||||

しばし お 休み ください ||やすみ|

わたし も 色々 と 上達 し まし た ので ||いろいろ||じょうたつ||||

ずっと 目 が 覚め なく なる と いう こと は 無い はず です |め||さめ|||||||ない||

撤退 だ てったい|

柳 大尉 追い ます か やなぎ|たいい|おい||

逃げ 遅れ た 敵 兵 は 後 詰め の 部隊 に 任せろ にげ|おくれ||てき|つわもの||あと|つめ||ぶたい||まかせろ

我々 は 直接 敵 艦 を 攻撃 する われわれ||ちょくせつ|てき|かん||こうげき|

柳 大尉 敵 艦 に 対 する 直接 攻撃 は お 控え ください やなぎ|たいい|てき|かん||たい||ちょくせつ|こうげき|||ひかえ|

藤林 どういう こと だ ふじばやし|||

敵 艦 は ヒドラジン 燃料 電池 を 使用 し て い ます てき|かん|||ねんりょう|でんち||しよう||||

東京 湾 内 で 船体 を 破損 さ せ て は 水産物 に 対 する 影響 が 大き すぎ ます とうきょう|わん|うち||せんたい||はそん|||||すいさんぶつ||たい||えいきょう||おおき||

では どう する

退け 柳 しりぞけ|やなぎ

隊長 たいちょう

勘違い する な かんちがい||

作戦 が 終了 し た と いう 意味 で は ない さくせん||しゅうりょう|||||いみ|||

敵 残存 兵力 の 掃討 は 鶴見 と 藤沢 の 部隊 に 任せ てき|ざんそん|へいりょく||そうとう||つるみ||ふじさわ||ぶたい||まかせ

一旦 帰 投 しろ いったん|かえ|とう|

掃討 戦 は どう だった そうとう|いくさ|||

ほぼ 完了 し まし た |かんりょう|||

散発 的 な 戦闘 は 続 い て い ます が さんぱつ|てき||せんとう||つづ|||||

それ も 今晩 中 に 落ち着く でしょ う ||こんばん|なか||おちつく||

地下 に 埋まって しまった 桜木 町 駅 の 避難 シェルター です が ちか||うずまって||さくらぎ|まち|えき||ひなん|しぇるたー||

明日 に は 臨時 の トンネル が 開通 する 予定 です あした|||りんじ||とんねる||かいつう||よてい|

敵 艦 は てき|かん|

相模 灘 を 時速 30 ノット で 南下 中 さがみ|なだ||じそく|のっと||なんか|なか

房総 半島 と 大島 の ほぼ 中間 地点 です ぼうそう|はんとう||おおしま|||ちゅうかん|ちてん|

撃沈 し て も 問題 ない と 思わ れ ます げきちん||||もんだい|||おもわ||

うん

サード アイ の 封印 を 解除 さーど|||ふういん||かいじょ

了解 りょうかい

色 即 是 空 空 即 是 色 いろ|そく|ぜ|から|から|そく|ぜ|いろ

パスワード 認証 し まし た ぱすわーど|にんしょう|||

大黒 特 尉 おおくろ|とく|い

マテリアル バー スト を もって 敵 艦 を 撃沈 せよ まてりある|ばー|すと|||てき|かん||げきちん|

了解 りょうかい

成層圏 監視 カメラ と の リンク を 確立 せいそうけん|かんし|かめら|||りんく||かくりつ

マテリアル バースト 発動 まてりある||はつどう

やはり 日本 軍 は 反撃 し て き ませ ん でし た ね |にっぽん|ぐん||はんげき||||||||

奴 ら に そんな 度胸 が ある もの か やつ||||どきょう||||

ヒドラジン の 流出 を 恐れ た の で は ||りゅうしゅつ||おそれ||||

同じ こと だ おなじ||

今更 環境 保護 など と いう 偽善 に 囚 われ て いる から いまさら|かんきょう|ほご||||ぎぜん||しゅう||||

みすみす 敵 の 撤退 を 許す こと に なる |てき||てったい||ゆるす|||

覚え て おれ よ この 屈辱 は 倍 に し て 返し て やる おぼえ|||||くつじょく||ばい||||かえし||

何事 だ なにごと|

敵 艦 と 同じ 座標 で 爆発 を 確認 てき|かん||おなじ|ざひょう||ばくはつ||かくにん

爆発 に より 状況 を 確認 でき ませ ん が ばくはつ|||じょうきょう||かくにん||||

撃沈 し た もの と 推測 さ れ ます げきちん|||||すいそく|||

撃沈 し まし た げきちん|||

津波 の 心配 は つなみ||しんぱい|

大丈夫 です だいじょうぶ|

約 80 キロ の 距離 で 50 立 方 ミリ メートル の 水滴 を 精密 照準 やく|きろ||きょり||た|かた|みり|めーとる||すいてき||せいみつ|しょうじゅん

サード アイ は 所定 の 性能 を 発揮 し まし た さーど|||しょてい||せいのう||はっき|||

ご 苦労 だった |くろう|

は 総 司令 部 より 通信 です |そう|しれい|ぶ||つうしん| 大 亜 聯合 艦隊 が 鎮海 軍港 に 集結 し つつ あり だい|あ|れんごう|かんたい||ちんうみ|ぐんこう||しゅうけつ|||

対馬 要塞 にて これ を 対処 せよ と の こと です つしま|ようさい||||たいしょ|||||

今日 は 大変 な 目 に あい まし た ね きょう||たいへん||め|||||

ご 心配 を お 掛け 致し まし た |しんぱい|||かけ|いたし||

あなた の 無事 な 姿 を 見 て 安心 し まし た ||ぶじ||すがた||み||あんしん|||

まあ あなた に は 達也 さん が つい て いる から ||||たつや||||||

心配 は 要ら ない と 思って い まし た けど しんぱい||いら|||おもって||||

そう いえ ば 達也 さん は 今 どちら へ |||たつや|||いま||

畏 れ 入り ます い||はいり|

兄 は 事後 処理 の 為 まだ 帰宅 し て おり ませ ん が あに||じご|しょり||ため||きたく||||||

まあ 達也 さん ったら |たつや||

可愛い 妹 を 放って どこ で 油 を 売って いる の でしょ う かわいい|いもうと||はなって|||あぶら||うって||||

お 心 を わずらわせ 誠に 申し訳 あり ませ ん |こころ|||まことに|もうしわけ|||

ですが 叔母 様 ご 懸念 に は 及び ませ ん |おば|さま||けねん|||および||

兄 の 力 は 常に わたし を 守護 し て おり ます ので あに||ちから||とわに|||しゅご|||||

ああ そう だった わ ね

あなた の 方 から 鎖 を 解く こと は でき て も ||かた||くさり||とく|||||

達也 さん の 方 から 誓約 を 破棄 する こと は でき ない の です もの ね たつや|||かた||せいやく||はき|||||||||

ええ 仰 る とおり です |あお|||

それ を 聞い て 安心 し まし た ||ききい||あんしん|||

そう そう 今度 二 人 揃って 屋敷 に いらっしゃい な ||こんど|ふた|じん|そろって|やしき|||

恐縮 です 兄 が 戻り まし たら その よう に 申し 伝え ます きょうしゅく||あに||もどり||||||もうし|つたえ|

楽しみ に し て いる わ じゃあ お 休み なさい 深雪 さん たのしみ||||||||やすみ||みゆき|

お 休み なさい 叔母 様 |やすみ||おば|さま

お 兄 様 |あに|さま

予想 どおり よそう|

敵 海軍 が 出撃 準備 に 入って いる この 映像 を 見 て くれ てき|かいぐん||しゅつげき|じゅんび||はいって|||えいぞう||み||

今 から 五 分 前 の 写真 だ いま||いつ|ぶん|ぜん||しゃしん|

このまま 推移 すれ ば 敵 は 遅く と も 二 時間 後 に 出港 する だ ろ う |すいい|||てき||おそく|||ふた|じかん|あと||しゅっこう||||

既に 動員 を 完了 し て いる 敵 艦 隊 に 対 し すでに|どういん||かんりょう||||てき|かん|たい||たい|

残念 ながら 我が 海軍 は 昨日 より 動員 を 開始 し た ところ だ ざんねん||わが|かいぐん||きのう||どういん||かいし||||

現状 で は 敵 の 海上 兵力 に げんじょう|||てき||かいじょう|へいりょく|

陸 と 空 の 兵力 で 対抗 する しか ない りく||から||へいりょく||たいこう|||

苦戦 は 免れ ない だ ろ う くせん||まぬがれ||||

そこ で この 現状 を 打開 する ため |||げんじょう||だかい||

我が 独立 魔 装 大隊 は 戦略 魔法 兵器 を 投入 し わが|どくりつ|ま|そう|だいたい||せんりゃく|まほう|へいき||とうにゅう|

敵 艦 隊 を 殲滅 する てき|かん|たい||せんめつ|

本件 は 既に 統合 幕僚 会議 の 認可 を 受け て いる 作戦 で ある ほんけん||すでに|とうごう|ばくりょう|かいぎ||にんか||うけ|||さくせん||

大黒 特 尉 準備 は 良い です か おおくろ|とく|い|じゅんび||よい||

準備 完了 じゅんび|かんりょう

衛星 と の リンク も 良好 です えいせい|||りんく||りょうこう|

質量 エネルギー 変化 魔法 マテリアル バースト 発動 準備 しつりょう|えねるぎー|へんか|まほう|まてりある||はつどう|じゅんび

準備 完了 じゅんび|かんりょう

マテリアル バースト 発動 まてりある||はつどう

マテリアル バースト 発動 し ます まてりある||はつどう||

状況 は じょうきょう|

敵 艦 隊 は 全滅 てき|かん|たい||ぜんめつ

いえ 消滅 し まし た |しょうめつ|||

灼熱 の ハロウィン しゃくねつ||

後生 の 歴史 家 は この 日 の こと を そう 呼ぶ ごしょう||れきし|いえ|||ひ|||||よぶ

月 明かり 流れ込 ん で 影 を 並べ た つき|あかり|ながれこ|||かげ||ならべ|

それ は 軍事 史 の 転換 点 で あり ||ぐんじ|し||てんかん|てん||

歴史 の 転換 点 と も み なされ て いる れきし||てんかん|てん||||||

鏡 に 映る 世界 は きよう||うつる|せかい|

それ は 機械 兵器 と ＡＢＣ 兵器 に 対 する 魔法 の 優越 を 決定づけ た 事件 ||きかい|へいき||ａｂｃ|へいき||たい||まほう||ゆうえつ||けっていづけ||じけん

モノクロ

寄り添う 心 と 心 重ね た 記憶 よりそう|こころ||こころ|かさね||きおく

魔法 こそ が 勝敗 を 決 する 力 だ と 明らか に し た 出来事 まほう|||しょうはい||けっ||ちから|||あきらか||||できごと

それ は 魔法 師 と いう 種族 の ||まほう|し|||しゅぞく|

リンク する 絆 と 傷 が 強 さ を くれ た りんく||きずな||きず||つよ||||

栄光 と 苦難 の 歴史 の 真 の 始まり の 日 で も あった えいこう||くなん||れきし||まこと||はじまり||ひ|||

君 の ため に 何 が できる 私 が ここ に いる 理由 を きみ||||なん|||わたくし|||||りゆう|

確か な こと は ひと つ 結 ん だ 約束 たしか||||||けつ|||やくそく

曇り の ない 眼差し を くもり|||まなざし|

遮る もの は 何も ない から さえぎる|||なにも||

近く に いる 唯一 の 私 に だけ 届く 声 ちかく|||ゆいいつ||わたくし|||とどく|こえ

鏡 を 覗き込 ん だ 君 の 微笑み 顔 が み たい よ きよう||のぞきこ|||きみ||ほおえみ|かお||||

ただ それ だけ で いい

先程 次の 日 曜日 に 事情 説明 に 伺い たい と 風間 少佐 から 連絡 が あり まし た さきほど|つぎの|ひ|ようび||じじょう|せつめい||うかがい|||かざま|しょうさ||れんらく||||

そう

じゃあ 深雪 さん と 達也 さん も その 日 に 来 て もらい ま しょ う |みゆき|||たつや||||ひ||らい|||||

楽しみ ね たのしみ|

早く 二 人 に 会い たい わ はやく|ふた|じん||あい||