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四月は君の嘘, Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April) Episode 22

Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April ) Episode 22

♪♪~

♪♪ 『 バラード 第 1 番 ト 短調 作品 23 』

♪♪~

( 椿 ) 《 公生 》 ( 渡 ) 《 公生 》

( 絵 見 ) 《 有馬 》 ( 武士 ) 《 有馬 》

( 凪 ) 《 有馬 先生 》 ( 紘子 ) 《 公生 》

( 公生 ) 《 みんな 見 てる 》

《 僕 の 人生 を 豊か に し て くれ た 人 たち 》

《 僕 を 舞台 に 呼び戻し て くれ た 人 たち 》

《 みんな 見 てる 。 僕 は みんな に 応え なきゃ 》

《 これ は 母さん が くれ た 音 》

《 渡 が 気付か せ て くれ た 音 》

《 椿 が 見つけ て くれ た 音 》

《 相 座 や 井川 さん と 競って 生まれ た 音 》

《 相 座 さん と 一緒 に つくった 音 》

《 紘子 さん が 思い出さ せ て くれ た 音 》

♪♪~

( 公生 ) 怖い よ … N 聞こえ ない よ … 。 →

誰 か … 。

( かをり ) 私 が いる じゃ ん 。

《 うん 。 君 の 言う とおり だ 》

《 耳 を 澄ま せ ば 僕 は たくさん の 音 で あふれ て いる 》

《 僕 は 一 人 じゃ ない 》

《 僕ら は 誰 か と 出会った 瞬間 から 一 人 で は い られ ない ん だ 》

《 僕ら は つながって いる 》

♪♪~

( かをり ) 私 を 一 人 に し ない で !

《 バカ 。 僕 が いる じゃ ん 》

《 僕 の 中 に … 》 《 私 の 中 に … 》

《 君 が いる ! 》 《 君 が いる ! 》

♪♪~

《 一 人 に なんか さ せ て やる もの か 》

《 届け … 届け … 》

《 僕 の 全部 を のっけ て 届け … 届け … 届け … 》

《 届け … 届け … 届け ! 》

♪♪~

《 病気 なんて 蹴散らし ちゃ え 》

《 そして また 一緒 に … 》

《 2 人 で … 》

♪♪~

ありがとう 。

♪♪~

《 待って … 行か ない で くれ 》

《 また カヌレ を ねだって よ 》

《 暇つぶし に 電話 し てき て よ 》

《 友人 A で 構わ ない から 》

《 行か ない で … 行か ない で … N 行か ない で くれ ! 》

《 僕 を 置 い て 行か ない で ! 》

♪♪~

《 さよなら 》

( かをり の 母 ) 迷惑 で なかったら もらって あげて 。

( かをり の 父 ) ありがとう 。 →

かをり の 人生 を 豊か に し て くれ て 。

( 公生 ) あっ 。

( 渡 ) ち ぃ す !

♪♪~

「 拝啓 。 有馬 公生 さま 」

「 さっき まで 一緒 に い た 人 に 手紙 を 書く の は 変 な 感じ です 」

「 君 は ひどい やつ です 」

「 ぐず のろま あんぽ ん たん 」

「 君 を 初めて 見 た の は 5 つ の とき 」

「 当時 通って た ピアノ 教室 の 発表 会 で し た 」

「 ぎこちなく 登場 し た その 子 は 椅子 に お 尻 を ぶつけ 笑い を 誘い →

大き 過ぎる ピアノ に 向かい 一 音 を 奏で た とたん →

私 の 憧れ に なり まし た 」

「 音 は 24 色 パレット の よう に カラフル で →

メロディー は 踊り だす 」

( 公生 ) でき た 。 あっ 。

( 絵 見 の 泣き声 )

「 隣 の 子 が 泣きだし た の は びっくり し まし た 」

「 それなのに 君 は ピアノ を 辞める ん だ もの 」

「 人 の 人生 を 左右 し とい て ひどい やつ です 」

( かをり ) お 父さん ! お 母さん !

( かをり の 父 ) おお っ 。 お かえり かをり 。

( かをり の 母 ) おなか すい た の ?

( かをり ) バイオリン 買って ! ( 2 人 ) えっ ?

( かをり ) かをり ピアノ 辞め て バイオリン やる 。

どう した ん だい ? 急に 。

( かをり ) 公生 君 に ピアノ 弾 い て もらい たい の 。

「 最低 のろま あんぽ ん たん 」

「 同じ 中学 だ と 知った とき は 舞い上がり まし た 」

「 どう やれ ば 声 掛け られる の か な 」

「 購買 部 に サンドイッチ 買い に 通 お う か な 」

「 でも 結局 眺め てる だけ で し た 」

「 だって みんな 仲 良 過ぎる ん だ もの 」

「 私 の 入る スペース は ない ん だ もの 」

「 子供 の ころ に 手術 を し て 定期 的 に 通院 し て →

中 1 の とき に 倒れ た の を きっかけ に 入 退院 の 繰り返し 」

「 病院 で 過ごす 時間 が 長く なり まし た 」

「 ほとんど 学校 に 行け なかった な 」

「 あまり 自分 の 体 が 良く ない の は 分かって まし た 」

「 ある 夜 病院 の 待合室 で →

お 父さん と お 母さん が 泣 い て いる の を 見 て →

私 は 長く ない の だ と 知り まし た 」

「 その とき です 」

「 私 は 走りだし た の です 」

「 後悔 を 天国 に 持ち込ま ない ため 好き勝手 やったり し まし た 」

「 怖かった コンタクト レンズ 」

「 体重 を 気 に し て でき なかった ケーキ ホール 食い 」

「 偉 そう に 指図 する 譜面 も 私 らしく 弾 い て あげ た 」

「 そして 一 つ だけ 嘘 を つき まし た 」

「 宮 園 かをり が 渡 亮太 君 を 好き と いう 嘘 を つき まし た 」

あっ … え えっ ! ?

「 その 嘘 は 私 の 前 に 」

「 有馬 公生 君 。 君 を 連れ て き て くれ まし た 」

「 渡 君 に 謝 っと い て 」

≪ ( 圭子 ) 二 股 男 ! ≪ ( 渡 ) ギャ ~ !

≪ ( 圭子 ) 地獄 へ 落ちろ ! この 浮気 野郎 が !

≪ ( 渡 ) いい じゃ ねえ か 。 女の子 と 遊び に 行く くらい 。 →

おととい 来 や がれ って ん だ !

「 まあ でも 渡 君 なら →

すぐ 私 の こと な ん か 忘れ ちゃ う か な 」

「 友達 と して は 面白い けど →

やっぱり 私 は いちず な 人 が いい な 」

「 あと 椿 ちゃん に も 謝 っと い て ください 」

「 私 は 通り過ぎ て い なく なる 人間 」

「 変 な 禍根 を 残し たく なかった ので →

椿 ちゃん に は お 願い でき ませ ん でし た 」

「 と いう か 有馬 君 を 紹介 し て なんて ストレート に 頼 ん で も →

椿 ちゃん は いい 返事 を くれ なかった と 思う な 」

「 だって 椿 ちゃん は 君 の こと 大好き だった から 」

「 みんな とっくに 知って る ん だ から 」

「 知ら なかった の は 君 と 椿 ちゃん だけ 」

( 椿 ) ねえ 柏木 。 ( 柏木 ) うん ?

( 椿 ) あの … 公生 の 様子 見 てき て よ 。

( 柏木 ) は ぁ ? ( 椿 ) ご飯 食べ てる か 聞い て き て 。

( 柏木 ) や だ 。 ( 椿 ) え ~ ! ?

薄情 者 ! 冷徹 女 ! ( 柏木 ) 薄情 者 は お前 だ 。 →

超 不自然 だ 。 私 に 頼る な 。 自分 で 行け 。

だって 公生 か を ちゃ ん が … 。

好き な 人 が い なく なって きっと 落ち込 ん でる よ 。 →

私 何 し て あげ たら いい か 分か ん ない もん 。

( 柏木 ) バカ 椿 。 あんた バカ な ん だ から →

ない 頭 使って も しょうがない でしょ 。 →

筋肉 脳 が 。 ( 椿 ) 言い過ぎ じゃ ね ?

( 柏木 ) たぶん 特別 な こと なんて 必要 ない の よ 。

いつも どおり で いい ん だ よ 。 きっと 。

こういう とき は 頭 に 聞か ない で 心 に 聞く もん よ 。

あんた の その 恋愛 観 ど っ から 来 た の ?

BL 。

「 私 の 姑息 な 嘘 が 連れ て き た 君 は 想像 と 違って まし た 」

「 思って たより 暗く て 卑屈 で 意固地 で しつこく て 盗 撮 魔 」

「 思って たより 声 が 低く て 思って た より 男らしい 」

「 思って た とおり 優しい 人 で し た 」

「 土 稜 橋 から 飛び込 ん だ 川 は 冷たく て 気持ち良かった ね 」

「 音楽 室 を のぞく まん 丸 の 月 は →

お まんじゅう みたい で おいし そう だった 」

「 競争 し た 電車 に は 本気 で 勝て る と 思った 」

「 輝く 星 の 下 で 2 人 で 歌った 『 キラキラ 星 』 楽しかった ね 」

「 夜 の 学校 って 絶対 何 か ある よ ね 」

「 雪 って 桜 の 花びら に 似 てるよ ね 」

「 演奏 家 な のに 舞台 の 外 の こと で 心 が いっぱい な の は →

何 か おかしい ね 」

( 紘子 ) 《 また 一 段 と 色っぽく なっちゃ っ て 》 →

《 大人 に なった の ね 》

( 小春 ) カッコイイ 。

( 凪 ) はっ 。

( 凪 ) 《 べ … 別に 有馬 先生 の ピアノ に なり たい なんて →

思って ない ん だ から ! 陳腐 ! 》

「 忘れ られ ない 風景 が →

こんな ささい な こと なんて おかしい よ ね 」

《 そんな こと ない よ 》

「 君 は どう です か ? 」

「 私 は 誰 か の 心 に 住め た か な 」

《 そう だ ね 》

「 私 は 君 の 心 に 住め た か な 」

《 土足 で 上がって き た よ 》

「 ちょっと でも 私 の こと 思い出し て くれる か な 」

《 忘れ たら 化け て 出 て くる くせ に 》

リセット なんか 嫌 だ よ 。

する もん か 。

忘れ ない で ね 。 うん 。

約束 し た から ね 。 うん 。

やっぱり 君 で よかった 。

届く か な 。 届く と いい な 。

有馬 公生 君 。

君 が 好き です 。 好き です 。

好き です 。

カヌレ 全部 食べ れ なく て ごめん ね 。

たくさん たた い て ごめん ね 。

わがまま ばかり で ごめん ね 。

いっぱい いっぱい … ごめん ね 。

ありがとう 。

君 は 自分勝手 だ 。

お 礼 を 言う の は 僕 な のに 。

「 P . S . 私 の 宝物 を 同封 いたし ます 」

「 いら なかったら 破って 捨て て ください 」

≪ ( 足音 ) ≪ ( 椿 ) お っす 。

お っす 。

えっ と … あの … えっ と … 。

あ あっ !

何 す ん じゃ い !

一 人 に なんて なれる と 思う な よ 公生 !

背後 霊 み たく ずーっと ずーっと そば に い て やる ん だ から な 。

覚悟 し とけ !

♪♪~

フフッ 。

< もう すぐ 春 が 来る >

< 君 と 出会った 春 が 来る >

< 君 が い ない 春 が 来る >

♪♪~

♪♪~


Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April ) Episode 22 shigatsu||kimi||uso|your|lie||april|episode Shigatsu wa Kimi no Uso (Your Lie in April) Episode 22 Shigatsu wa Kimi no Uso (Tu mentira en abril) Episodio 22

♪♪~

♪♪ 『 バラード 第 1 番 ト 短調 作品 23 』 ばらーど|だい|ばん||たんちょう|さくひん

♪♪~

( 椿 ) 《 公生 》 ( 渡 ) 《 公生 》 つばき|きみお|と|きみお Kousei...

( 絵 見 ) 《 有馬 》 ( 武士 ) 《 有馬 》 え|み|ありま|ぶし|ありま

( 凪 ) 《 有馬 先生 》 ( 紘子 ) 《 公生 》 なぎ|ありま|せんせい|ひろこ|きみお Mr. Arima!

( 公生 ) 《 みんな 見 てる 》 きみお||み| Everybody's watching...

《 僕 の 人生 を 豊か に し て くれ た 人 たち 》 ぼく||じんせい||ゆたか||||||じん| The people who made my life fuller.

《 僕 を 舞台 に 呼び戻し て くれ た 人 たち 》 ぼく||ぶたい||よびもどし||||じん| The people who called me back to the stage...

《 みんな 見 てる 。 僕 は みんな に 応え なきゃ 》 |み||ぼく||||こたえ| Everybody's watching...

《 これ は 母さん が くれ た 音 》 ||かあさん||||おと This is the sound that my mother gave me.

《 渡 が 気付か せ て くれ た 音 》 と||きづか|||||おと The sound that Watari made me notice.

《 椿 が 見つけ て くれ た 音 》 つばき||みつけ||||おと The sound that Tsubaki found for me.

《 相 座 や 井川 さん と 競って 生まれ た 音 》 そう|ざ||いかわ|||きそって|うまれ||おと The sound that was born out of my battles with Aiza and Igawa-san.

《 相 座 さん と 一緒 に つくった 音 》 そう|ざ|||いっしょ|||おと The sound that Aiza-san and I created together.

《 紘子 さん が 思い出さ せ て くれ た 音 》 ひろこ|||おもいださ|||||おと The sound that Hiroko-san made me remember.

♪♪~

( 公生 ) 怖い よ …\ N 聞こえ ない よ … 。 → きみお|こわい||n|きこえ|| I'm so scared... I can't hear...

誰 か … 。 だれ| Somebody...

( かをり ) 私 が いる じゃ ん 。 かおり|わたくし|||| But you have me.

《 うん 。 君 の 言う とおり だ 》 |きみ||いう|| Yes.

《 耳 を 澄ま せ ば 僕 は たくさん の 音 で あふれ て いる 》 みみ||すま|||ぼく||||おと||||

《 僕 は 一 人 じゃ ない 》 ぼく||ひと|じん|| I'm not alone.

《 僕ら は 誰 か と 出会った 瞬間 から 一 人 で は い られ ない ん だ 》 ぼくら||だれ|||であった|しゅんかん||ひと|じん||||||| From the moment that we meet someone else, none of us can ever be alone.

《 僕ら は つながって いる 》 ぼくら||| We're all connected.

♪♪~

( かをり ) 私 を 一 人 に し ない で ! かおり|わたくし||ひと|じん|||| Don't leave me all alone!

《 バカ 。 僕 が いる じゃ ん 》 ばか|ぼく||||

《 僕 の 中 に … 》 《 私 の 中 に … 》 ぼく||なか||わたくし||なか| Inside me...

《 君 が いる ! 》 《 君 が いる ! 》 きみ|||きみ|| ...You exist.

♪♪~

《 一 人 に なんか さ せ て やる もの か 》 ひと|じん|||||||| No way am I gonna leave you all alone.

《 届け … 届け … 》 とどけ|とどけ Reach her... Reach her...

《 僕 の 全部 を のっけ て 届け … 届け … 届け … 》 ぼく||ぜんぶ||||とどけ|とどけ|とどけ I'm piling on everything I have...

《 届け … 届け … 届け ! 》 とどけ|とどけ|とどけ

♪♪~

《 病気 なんて 蹴散らし ちゃ え 》 びょうき||けちらし|| Just kick your illness to the curb!

《 そして また 一緒 に … 》 ||いっしょ| And then, one more time, we'll...

《 2 人 で … 》 じん| You and I...

♪♪~

ありがとう 。 Thank you.

♪♪~

《 待って … 行か ない で くれ 》 まって|いか||| Wait...

《 また カヌレ を ねだって よ 》

《 暇つぶし に 電話 し てき て よ 》 ひまつぶし||でんわ||||

《 友人 A で 構わ ない から 》 ゆうじん|a||かまわ|| I don't care if I'm just Friend A...

《 行か ない で … 行か ない で …\ N 行か ない で くれ ! 》 いか|||いか|||n|いか||| Don't go... Don't go...

《 僕 を 置 い て 行か ない で ! 》 ぼく||お|||いか|| Please don't leave me behind!

♪♪~

《 さよなら 》 Goodbye...

( かをり の 母 ) 迷惑 で なかったら もらって あげて 。 かおり||はは|めいわく|||| If you don't mind, please take this.

( かをり の 父 ) ありがとう 。 → かおり||ちち|

かをり の 人生 を 豊か に し て くれ て 。 かおり||じんせい||ゆたか||||| For making Kaori's life such a full one.

( 公生 ) あっ 。 きみお| Kaori Miyazono

( 渡 ) ち ぃ す ! と||| Yo!

♪♪~

「 拝啓 。 有馬 公生 さま 」 はいけい|ありま|きみお| Dear Kousei Arima.

「 さっき まで 一緒 に い た 人 に 手紙 を 書く の は 変 な 感じ です 」 ||いっしょ||||じん||てがみ||かく|||へん||かんじ| It feels weird to be writing a letter to someone who was just with me a moment ago.

「 君 は ひどい やつ です 」 きみ|||| You're an awful person.

「 ぐず のろま あんぽ ん たん 」

「 君 を 初めて 見 た の は 5 つ の とき 」 きみ||はじめて|み|||||| The first time I ever saw you was when I was five...

「 当時 通って た ピアノ 教室 の 発表 会 で し た 」 とうじ|かよって||ぴあの|きょうしつ||はっぴょう|かい|||

「 ぎこちなく 登場 し た その 子 は 椅子 に お 尻 を ぶつけ 笑い を 誘い → |とうじょう||||こ||いす|||しり|||わらい||さそい The boy who appeared so awkwardly drove the audience to laughter

大き 過ぎる ピアノ に 向かい 一 音 を 奏で た とたん → おおき|すぎる|ぴあの||むかい|ひと|おと||かなで||

私 の 憧れ に なり まし た 」 わたくし||あこがれ|||| He became the object of my admiration.

「 音 は 24 色 パレット の よう に カラフル で → おと||いろ|ぱれっと||||からふる| Playing notes as colorful as a 24-color palette, the melody began to dance.

メロディー は 踊り だす 」 めろでぃー||おどり|

( 公生 ) でき た 。 あっ 。 きみお||| I did it!

( 絵 見 の 泣き声 ) え|み||なきごえ

「 隣 の 子 が 泣きだし た の は びっくり し まし た 」 となり||こ||なきだし||||||| I was totally surprised when the kid next to me burst out crying.

「 それなのに 君 は ピアノ を 辞める ん だ もの 」 |きみ||ぴあの||やめる||| And yet, you're going to quit playing the piano.

「 人 の 人生 を 左右 し とい て ひどい やつ です 」 じん||じんせい||さゆう|||||| After influencing my life the way you did...

( かをり ) お 父さん ! お 母さん ! かおり||とうさん||かあさん

( かをり の 父 ) おお っ 。 お かえり かをり 。 かおり||ちち|||||かおり Hey, welcome home, Kaori!

( かをり の 母 ) おなか すい た の ? かおり||はは|||| Are you hungry?

( かをり ) バイオリン 買って ! ( 2 人 ) えっ ? かおり|ばいおりん|かって|じん| Buy me a violin!

( かをり ) かをり ピアノ 辞め て バイオリン やる 。 かおり|かおり|ぴあの|やめ||ばいおりん| I'm gonna quit piano and play the violin!

どう した ん だい ? 急に 。 ||||きゅうに What's this all of a sudden?

( かをり ) 公生 君 に ピアノ 弾 い て もらい たい の 。 かおり|きみお|きみ||ぴあの|たま||||| I want Kousei to play the piano for me!

「 最低 のろま あんぽ ん たん 」 さいてい|||| Awful! Slowpoke! Dummy!

「 同じ 中学 だ と 知った とき は 舞い上がり まし た 」 おなじ|ちゅうがく|||しった|||まいあがり|| When I found out that we were going to the same junior high, I was elated.

「 どう やれ ば 声 掛け られる の か な 」 |||こえ|かけ|||| How could I find a way to talk to you?

「 購買 部 に サンドイッチ 買い に 通 お う か な 」 こうばい|ぶ||さんどいっち|かい||つう|||| Maybe I'll go buy sandwiches everyday?

「 でも 結局 眺め てる だけ で し た 」 |けっきょく|ながめ||||| But in the end, all I could do was watch you.

「 だって みんな 仲 良 過ぎる ん だ もの 」 ||なか|よ|すぎる||| After all, you guys were all too tight.

「 私 の 入る スペース は ない ん だ もの 」 わたくし||はいる|すぺーす||||| There was no space for me to slip into.

「 子供 の ころ に 手術 を し て 定期 的 に 通院 し て → こども||||しゅじゅつ||||ていき|てき||つういん|| I had surgery as a child, and then got treated regularly as an outpatient. Totsuhara University Hospital

中 1 の とき に 倒れ た の を きっかけ に 入 退院 の 繰り返し 」 なか||||たおれ||||||はい|たいいん||くりかえし

「 病院 で 過ごす 時間 が 長く なり まし た 」 びょういん||すごす|じかん||ながく|||

「 ほとんど 学校 に 行け なかった な 」 |がっこう||いけ||

「 あまり 自分 の 体 が 良く ない の は 分かって まし た 」 |じぶん||からだ||よく||||わかって||

「 ある 夜 病院 の 待合室 で → |よ|びょういん||まちあいしつ|

お 父さん と お 母さん が 泣 い て いる の を 見 て → |とうさん|||かあさん||なき||||||み|

私 は 長く ない の だ と 知り まし た 」 わたくし||ながく|||||しり||

「 その とき です 」 That was the moment.

「 私 は 走りだし た の です 」 わたくし||はしりだし|||

「 後悔 を 天国 に 持ち込ま ない ため 好き勝手 やったり し まし た 」 こうかい||てんごく||もちこま|||すきかって||||

「 怖かった コンタクト レンズ 」 こわかった|こんたくと|れんず

「 体重 を 気 に し て でき なかった ケーキ ホール 食い 」 たいじゅう||き||||||けーき|ほーる|くい

「 偉 そう に 指図 する 譜面 も 私 らしく 弾 い て あげ た 」 えら|||さしず||ふめん||わたくし||たま||||

「 そして 一 つ だけ 嘘 を つき まし た 」 |ひと|||うそ||||

「 宮 園 かをり が 渡 亮太 君 を 好き と いう 嘘 を つき まし た 」 みや|えん|かおり||と|りょうた|きみ||すき|||うそ|||| Kaori Miyazono likes Ryota Watari...

あっ … え えっ ! ? What?!

「 その 嘘 は 私 の 前 に 」 |うそ||わたくし||ぜん| That lie...

「 有馬 公生 君 。 君 を 連れ て き て くれ まし た 」 ありま|きみお|きみ|きみ||つれ|||||| Kousei Arima...

「 渡 君 に 謝 っと い て 」 と|きみ||あやま||| From: Keiko-chan What are you doing later? There's something I want to tell you.

≪ ( 圭子 ) 二 股 男 ! ≪ ( 渡 ) ギャ ~ ! けいこ|ふた|また|おとこ|と| You two-timer! From: Keiko-chan What are you doing later? There's something I want to tell you.

≪ ( 圭子 ) 地獄 へ 落ちろ ! この 浮気 野郎 が ! けいこ|じごく||おちろ||うわき|やろう|

≪ ( 渡 ) いい じゃ ねえ か 。 女の子 と 遊び に 行く くらい 。 → と|||||おんなのこ||あそび||いく|

おととい 来 や がれ って ん だ ! |らい||||| You should've gone with me the day before yesterday! From: Keiko-chan What are you doing later? There's something I want to tell you.

「 まあ でも 渡 君 なら → ||と|きみ| Well, but still.

すぐ 私 の こと な ん か 忘れ ちゃ う か な 」 |わたくし||||||わすれ||||

「 友達 と して は 面白い けど → ともだち||||おもしろい| As a friend, he's a fun guy, but I'd rather have someone more intense.

やっぱり 私 は いちず な 人 が いい な 」 |わたくし||||じん|||

「 あと 椿 ちゃん に も 謝 っと い て ください 」 |つばき||||あやま|||| Also...

「 私 は 通り過ぎ て い なく なる 人間 」 わたくし||とおりすぎ|||||にんげん I'm just someone who's passing through, who'll be gone.

「 変 な 禍根 を 残し たく なかった ので → へん||かこん||のこし||| I didn't want to leave an awkward mess behind, so I couldn't ask Tsubaki-chan.

椿 ちゃん に は お 願い でき ませ ん でし た 」 つばき|||||ねがい|||||

「 と いう か 有馬 君 を 紹介 し て なんて ストレート に 頼 ん で も → |||ありま|きみ||しょうかい||||すとれーと||たの||| Or rather, even if I asked her straight-up, "Please introduce me to Arima-kun,"

椿 ちゃん は いい 返事 を くれ なかった と 思う な 」 つばき||||へんじ|||||おもう|

「 だって 椿 ちゃん は 君 の こと 大好き だった から 」 |つばき|||きみ|||だいすき|| After all, Tsubaki-chan was so crazy about you.

「 みんな とっくに 知って る ん だ から 」 ||しって||||

「 知ら なかった の は 君 と 椿 ちゃん だけ 」 しら||||きみ||つばき||

( 椿 ) ねえ 柏木 。 ( 柏木 ) うん ? つばき||かしわぎ|かしわぎ|

( 椿 ) あの … 公生 の 様子 見 てき て よ 。 つばき||きみお||ようす|み||| Um... Go check on Kousei, will you?

( 柏木 ) は ぁ ? ( 椿 ) ご飯 食べ てる か 聞い て き て 。 かしわぎ|||つばき|ごはん|たべ|||ききい||| Huh?

( 柏木 ) や だ 。 ( 椿 ) え ~ ! ? かしわぎ|||つばき| What? You're so heartless! So callous!

薄情 者 ! 冷徹 女 ! ( 柏木 ) 薄情 者 は お前 だ 。 → はくじょう|もの|れいてつ|おんな|かしわぎ|はくじょう|もの||おまえ|

超 不自然 だ 。 私 に 頼る な 。 自分 で 行け 。 ちょう|ふしぜん||わたくし||たよる||じぶん||いけ

だって 公生 か を ちゃ ん が … 。 |きみお|||||

好き な 人 が い なく なって きっと 落ち込 ん でる よ 。 → すき||じん||||||おちこ||| Now that the person he was in love with is gone, I just know that he's feeling down.

私 何 し て あげ たら いい か 分か ん ない もん 。 わたくし|なん|||||||わか||| I just don't know what I should do for him...

( 柏木 ) バカ 椿 。 あんた バカ な ん だ から → かしわぎ|ばか|つばき||ばか|||| Dummy Tsubaki.

ない 頭 使って も しょうがない でしょ 。 → |あたま|つかって|||

筋肉 脳 が 。 ( 椿 ) 言い過ぎ じゃ ね ? きんにく|のう||つばき|いいすぎ||

( 柏木 ) たぶん 特別 な こと なんて 必要 ない の よ 。 かしわぎ||とくべつ||||ひつよう|||

いつも どおり で いい ん だ よ 。 きっと 。 It's all right to just be yourself, I bet.

こういう とき は 頭 に 聞か ない で 心 に 聞く もん よ 。 |||あたま||きか|||こころ||きく|| At times like these, you don't listen to your head...

あんた の その 恋愛 観 ど っ から 来 た の ? |||れんあい|かん||||らい|| Where'd you get that perspective on romance?

BL 。 bl BL.

「 私 の 姑息 な 嘘 が 連れ て き た 君 は 想像 と 違って まし た 」 わたくし||こそく||うそ||つれ||||きみ||そうぞう||ちがって|| The "you" that my underhanded lie brought to me

「 思って たより 暗く て 卑屈 で 意固地 で しつこく て 盗 撮 魔 」 おもって||くらく||ひくつ||いこじ||||ぬす|と|ま You were more negative and passive than I thought,

「 思って たより 声 が 低く て 思って た より 男らしい 」 おもって||こえ||ひくく||おもって|||おとこらしい Your voice was lower than I thought, and you were more manly than I thought.

「 思って た とおり 優しい 人 で し た 」 おもって|||やさしい|じん|||

「 土 稜 橋 から 飛び込 ん だ 川 は 冷たく て 気持ち良かった ね 」 つち|りょう|きょう||とびこ|||かわ||つめたく||きもちよかった| The river was so cold and felt so good when we jumped off Courage Bridge, wasn't it?

「 音楽 室 を のぞく まん 丸 の 月 は → おんがく|しつ||||まる||つき| The round moon peeking into the music room looked like a delicious manju bun.

お まんじゅう みたい で おいし そう だった 」

「 競争 し た 電車 に は 本気 で 勝て る と 思った 」 きょうそう|||でんしゃ|||ほんき||かて|||おもった When we raced that train, I really thought that we could win.

「 輝く 星 の 下 で 2 人 で 歌った 『 キラキラ 星 』 楽しかった ね 」 かがやく|ほし||した||じん||うたった|きらきら|ほし|たのしかった| It was fun singing Twinkle, Twinkle, Little Star together under the shining stars, wasn't it?

「 夜 の 学校 って 絶対 何 か ある よ ね 」 よ||がっこう||ぜったい|なん|||| There's just something about school at night, right?

「 雪 って 桜 の 花びら に 似 てるよ ね 」 ゆき||さくら||はなびら||に||

「 演奏 家 な のに 舞台 の 外 の こと で 心 が いっぱい な の は → えんそう|いえ|||ぶたい||がい||||こころ||||| To be so consumed by everything off-stage when I'm a musician...

何 か おかしい ね 」 なん||| ...that just doesn't make sense, does it?

( 紘子 ) 《 また 一 段 と 色っぽく なっちゃ っ て 》 → ひろこ||ひと|だん||いろっぽく||| Look how you've gotten more sensual. You've grown up, haven't you?

《 大人 に なった の ね 》 おとな||||

( 小春 ) カッコイイ 。 こはる|

( 凪 ) はっ 。 なぎ|

( 凪 ) 《 べ … 別に 有馬 先生 の ピアノ に なり たい なんて → なぎ||べつに|ありま|せんせい||ぴあの||||

思って ない ん だ から ! 陳腐 ! 》 おもって|||||ちんぷ

「 忘れ られ ない 風景 が → わすれ|||ふうけい| Isn't it funny how the most unforgettable scenes can be so trivial?

こんな ささい な こと なんて おかしい よ ね 」

《 そんな こと ない よ 》 That's not true.

「 君 は どう です か ? 」 きみ|||| What about you?

「 私 は 誰 か の 心 に 住め た か な 」 わたくし||だれ|||こころ||すめ||| Was I able to live inside someone's heart?

《 そう だ ね 》 Yes, you were.

「 私 は 君 の 心 に 住め た か な 」 わたくし||きみ||こころ||すめ||| Was I able to live inside your heart?

《 土足 で 上がって き た よ 》 どそく||あがって||| You barged right in without taking off your shoes.

「 ちょっと でも 私 の こと 思い出し て くれる か な 」 ||わたくし|||おもいだし||||

《 忘れ たら 化け て 出 て くる くせ に 》 わすれ||ばけ||だ||||

リセット なんか 嫌 だ よ 。 りせっと||いや||

する もん か 。

忘れ ない で ね 。 うん 。 わすれ|||| Don't forget me, okay?

約束 し た から ね 。 うん 。 やくそく||||| That's a promise, okay?

やっぱり 君 で よかった 。 |きみ||

届く か な 。 届く と いい な 。 とどく|||とどく|||

有馬 公生 君 。 ありま|きみお|きみ

君 が 好き です 。 好き です 。 きみ||すき||すき| I love you.

好き です 。 すき|

カヌレ 全部 食べ れ なく て ごめん ね 。 |ぜんぶ|たべ|||||

たくさん たた い て ごめん ね 。

わがまま ばかり で ごめん ね 。

いっぱい いっぱい … ごめん ね 。 Sorry a million times over...

ありがとう 。

君 は 自分勝手 だ 。 きみ||じぶんかって|

お 礼 を 言う の は 僕 な のに 。 |れい||いう|||ぼく||

「 P . S . 私 の 宝物 を 同封 いたし ます 」 p|s|わたくし||たからもの||どうふう||

「 いら なかったら 破って 捨て て ください 」 ||やぶって|すて||

≪ ( 足音 ) ≪ ( 椿 ) お っす 。 あしおと|つばき||

お っす 。

えっ と … あの … えっ と … 。 Uh... Um... Uh...

あ あっ !

何 す ん じゃ い ! なん||||

一 人 に なんて なれる と 思う な よ 公生 ! ひと|じん|||||おもう|||きみお

背後 霊 み たく ずーっと ずーっと そば に い て やる ん だ から な 。 はいご|れい|||||||||||||

覚悟 し とけ ! かくご||

♪♪~

フフッ 。

< もう すぐ 春 が 来る > ||はる||くる

< 君 と 出会った 春 が 来る > きみ||であった|はる||くる

< 君 が い ない 春 が 来る > きみ||||はる||くる

♪♪~

♪♪~