Youjo Senki ( The Saga of Tanya the Evil ) Episode 4
( ターニャ の 寝息 )
( 長針 が 動く 音 )
( ターニャ ) ん …
( あくび )
( ラジオ 音声 ) 帝国 陸軍 司令 部 午前 6 時 発表 の 戦局 情報 です
我が 軍 は 各 方面 および 中央 本隊 の 下 戦果 を 拡大 中 北方 ノル デン
次 ライン 戦線 西方 方面 軍 司令 部 の 報告
共和 国 の 夜襲 に 対 し 我が 軍 は 大規模 …
( 店員 ) 兵隊 さん 軍用 切符 で 買 っと くれ
( 兵士 ) 配給 で 間に合って る よ
( 女性 ) ヨハン もう 5 人 も 倒し た の ?
( 女性 ) うん クリスマス に は 戻って これ そう って
( ターニャ ) 前線 を 離れ 既に 半年 以上 が 過ぎ た
いまだ 血 と 硝煙 の におい は 鼻 の 奥 から 消え ない が ―
私 は 今 … N 喜々と して 学問 に 励 ん で いる
♪~
~♪
( ターニャ ) 教育 方針 に 相応 の 差異 は あれ ど ―
軍 大学 も 一般 の 大学 と 同じ いや それ 以上 の 待遇 と も 言え る
前線 帰り で 勲章 を 下げ て いる せい も あって か ―
こんな お 子 様 の 体 でも なじむ の に 苦労 は ない
あと は シグナリング 理論 に 基づき 人 的 価値 を アピール すれ ば ―
キャリア コース は 確約 さ れ ―
卒業 後 に は 安全 な 後方 勤務 が 待って いる
これ ぞ 順風満帆 な 人生 だ
( 教官 ) 隷下 部隊 の 逸脱 行為 に 対 し
士官 の 責任 は どう 解釈 さ れる べき か ね ?
( 教官 ) ヴィクトール ( ヴィクトール ) は っ !
直接 関与 し て おら ず と も
道義 的 な 責任 は 引き受ける べき か と …
法律 の 話 を し て いる の だ ぞ この 大 バカ 者 !
次 ! デグレチャフ
はっ !
前提 条件 と して 他の 先 任 将校 は いらっしゃる の でしょう か ?
( 教官 ) い ない もの と する
防止 鎮圧 の 義務 を 怠った 指揮 官 は 作為 義務 違反 に 問わ れ ます
最高 刑 は 銃殺 も あり うる でしょ う
うむ で は 先 任 将校 が い た 場合
当該 将校 に よる 不法 行為 が ない かぎり
原則 と して は 指揮 官 に 属 する 責 か と
ふむ よろしい
( 鐘 の 音 )
( 学生 ) 次 の 講義 は ?
( 鐘 の 音 )
( 鐘 の 音 )
( 鐘 の 音 )
( 学生 ) 兵 棋 ( へい ぎ ) 演習 だ 表 の 食堂 行く か
( 学生 ) 兵 棋 ( へい ぎ ) 演習 だ 表 の 食堂 行く か
( 学生 ) まだ 早い だ ろ う
( ウーガ ) あ …
( ウーガ ) デグレチャフ 君 ( ターニャ ) ん ?
ウーガ 大尉 殿
何 か ?
( ウーガ ) 君 は なぜ いつも ライフル を ?
いつ いかなる 時 に 自分 の 存在 意義 を 賭 す や も しれ ぬ 装具 で あり
日ごろ から 備え て おか ね ば 安堵 ( あんど ) でき ない から です
なるほど 前線 帰り は 違う な
( ターニャ ) これ は 尊厳 の 問題 で あり ―
敵 の 存在 を 再 確認 する 必要 行為 だ
あの 存在 X ( エックス ) を 撃ち 殺す 好機 が いつ 訪れる かも しれ ん
好機 へ の 備え は 怠る べき で は ない し ―
怠る こと など 不可能 !
( ターニャ ) ふん っ ぬ ぬ ぬ …
う う … ぬ ぬ …
はっ !
う っ …
あ …
( ゼートゥーア ) 「 カンネー に おける ハンニバル の 決断 」 か
勉強 熱心 な こと だ なあ
は あ ?
はっ ! し … 失礼 し まし た 准将 閣下
自分 は ターニャ ・ デグレチャフ 学生
帝国 軍 にて 魔 導 中尉 を 拝 命 し て おり ます
参謀 本部 戦 務 参謀 次長 の ゼートゥーア だ
( ターニャ ) 戦 務 参謀 と いえ ば 後方 の トップ !
企業 なら 経営 戦略 の 中枢 !
お目にかかり 光栄 で あり ます !
( ゼートゥーア ) 貴 官 の こと は 少し ばかり 耳 に し て いる
随分 な 活躍 の よう だ
( ターニャ ) はっ 過分 な 評価 を いた だい て おり ます
何 か 急ぎ の 用事 が なけ れ ば 少し いい か ね ?
はっ 喜んで !
( ターニャ ) まさに 千 載 一 遇 の 好機 !
図書 館 通い の かい が あった な
( 男性 ) さあ 飲 も う ぜ ! ( 男性 ) かん ぱ ~ い !
( 男性 ) 何 度 目 だ よ ? ( 男性 たち ) ハハハハ …
( ゼートゥーア ) 掛け たまえ ( ターニャ ) は っ 失礼 し ます
( ゼートゥーア ) 実は 貴 官 に 聞い て み たい こと が あって な
( ターニャ ) ん ?
( ゼートゥーア ) この 戦争 を どう 見る ?
( ターニャ ) 帝国 軍人 は 正確 さ に 偏 執 的 な まで に こだわる
お 言葉 です が 閣下 の お 言葉 は 含 意 が 広 すぎ ます
( ゼートゥーア ) ハッ で は 言いかえよ う
貴 官 は この 戦争 の 形態 を どう 予想 する ?
( ターニャ ) せ ん 越 ながら 自分 は 言及 す べき 立場 に ない と 思い ます
( ゼートゥーア ) 諮問 し て いる わけ で は ない
主観 で かまわ ん 自由 に 述べよ
( ターニャ ) これ 以上 の 固辞 は 失礼 に 当たる か …
では お 言葉 に 甘え て 失礼 いたし ます
この度 の 戦争 は 大戦 に 発展 する もの と 確信 いたし ます
( ゼートゥーア ) 大戦 ?
列強 の 大半 を 巻き込 ん だ 世界 規模 で の 総力 戦
世界 大戦 で あり ます
( ゼートゥーア ) ふむ その 根拠 は ?
新興 の 列強 たる 帝国 は 従来 の 列強 と 比較 し
軍事 的 優位 を 誇って おり ます
その 軍事 力 は 絶大
1 対 1 なら ば 共和 国 に も 勝利 できる でしょ う
共和 国 に 勝利 し 平和 を 回復 し え た 場合 ―
我が国 は 大陸 に おける 絶対 的 優位 を 確立 し ます
しかし … です
その よう な 状況 を 他の 列強 ―
連合 王国 や ルーシー 連邦 が 座視 する と は 考え られ ませ ん
彼ら は 選択 を 迫ら れ て いる の です
覇権 国家 の 誕生 を 許容 する か 拒絶 する か の 選択 を …
なるほど 見え て き た
( ターニャ ) 共通 認識 を 確立 し ながら の 知的 な 対話 …
実に すばらしい
故に 他国 の 干渉 は 必然 です
共和 国 へ の 借款 から 始まり ―
武器 供与 や 義 勇 兵 派兵 も あり うる か と
( ゼートゥーア ) 面白い 意見 だ どう 対処 する ?
早期 の 講和 を 模索 し つつ
不可能 なら ば 消耗 の 抑制 を 第 一 に し ます
( ターニャ ) これ ぞ 有意義 な プレゼン
社会 人 の 醍醐味 ( だいごみ ) だ な
( ゼートゥーア ) つまり は … N ( ターニャ ) うん ?
勝利 を 目指さ ない と ?
( ターニャ ) しまった ! 大変 マズ い ! 実に マズ い !
うかつ な 口 を 撃ち抜き たい !
こ … 言葉 の 上 で は その とおり です が
消耗 を 抑え ながら 敵 の 血 を 流さ せる こと で ―
いずれ は 帝国 の 勝利 に 至る か と
具体 案 は ある の か ね ?
( ターニャ ) 臆病 者 は 前線 で 酷使 さ れる
ここ は 少し でも 勇ましい こと を …
歩兵 に よる 防御 戦 術 と
魔 導 師 に よる 攻勢 戦術 の 組み合わせ を 提案 いたし ます
魔 導 師 は 破壊 力 こそ あれ ど 絶対 数 が 少ない
拠点 制圧 に 不向き だ
肯定 し ます です が ―
火力 と 俊 敏 性 を 誇る 魔 導 師 は 敵 兵力 を 狩る のに 理想 的 な 兵 科 です
( ターニャ ) ここ だ ! ここ で 積極 性 を 示す しか ない !
( ターニャ ) いかなる 国 も ―
国力 や 人 的 資源 が 払 底 し て しまえ ば ―
戦争 を 続け られ ませ ん
自 軍 の 損 耗 を 抑制 し つつ 勝利 する と いう 点 を もって 言う なら ば ―
消耗 抑制 ドクトリン でしょう か
魔 導 師 の 最適 な 運用 形態 か と 愚 考 いたし ます
ふむ 面白い
( ターニャ ) 乗り切った あ ~ ! 自分 でも 驚く ほど の 弁舌 !
ハァ ~ 戦後 に 備え て 法律 関係 の 資格 を 取る の も 悪く ない なあ …
( ゼートゥーア ) で 実施 に 際 し て だ が ―
魔 導 部隊 は どの 程度 の 規模 が 必要 だ ?
だ … 大隊 が 適切 でしょ う
兵站 ( へ い た ん ) へ の 負荷 が 少なく かつ 戦力 と して 最低 限 の 単位 です
試験 的 に 試す の なら ば 最適 か と
なるほど 検討 しよ う
正式 な 書面 に まとめ て くれ た まえ
( ターニャ ) は っ 了解 いたし まし た !
失礼 いたし ます
( ドア の 開閉 音 )
( レル ゲン ) な っ … せ … “ 世界 大戦 ” ?
“ 国家 を 挙げて の 総力 戦 ” ! ?
( ルーデルドルフ ) 著者 など は 機密 だ が ―
ゼートゥーア から 渡さ れ た 論文 だ
( ルーデルドルフ ) 各 方面 軍 の 視察 で 忙しい だ ろ う が ―
移動 中 に でも 目 を 通し て おけ
( レル ゲン ) ハァ …
( レル ゲン ) 人命 すら 数字 と して 消費 する 狂気 の 戦争 …
それ が 国家 の 崩壊 まで 続く だ と ?
しかし なぜ だ なぜ 否定 でき ない ?
何 な の だ この 違和感 は …
それ に ―
この ロジック や 論文 全体 から 受ける 印象 は どこ か で …
( ターニャ ) 学 内 の 成績 と 評価 は 上々
参謀 本部 と の コネ も ある し ―
卒業 後 の 不安 材料 は 限りなく ゼロ に 近い な
( ターニャ ) ウーガ 大尉 殿 ( ウーガ ) あ …
珍しい 所 で お 会い し まし た
( ウーガ ) ライフル に 新聞 相変わらず だ な
まさに 軍 人 の 鑑 ( かがみ ) だ
( ターニャ ) そういう 大尉 殿 こそ ―
軍 大学 の 誉れ で ある “ 12 騎士 ” の ランク は 確実 だ と
大尉 殿 何 か ?
デグレチャフ 中尉 失礼 な こと を 聞く が
なぜ 君 は 軍 に 志願 し た ?
は ?
君 ほど の 才 幹 が あれ ば 道 は いく つ も ある だ ろ う
なぜ わざわざ …
私 の 父 は 軍人 で し た
“ でし た ” と いう こと は …
( ターニャ ) 母 に も 捨て られ 孤児 と なった 私 に は ―
軍隊 以外 の 道 など あり ませ ん で し た
しかし なん と 言って いい か 分から ない が ―
君 は まだ 子供 だ 軍人 は 辞める べき だ
大尉 殿 は 小 官 の 資質 を 疑わ れる の です か ?
それ は 違う ! 違う が …
子供 が 生まれ た 女の子 だ
それ は … おめでとう ございます
( ウーガ ) 中尉 を 見て いる と ふと 思う の だ
自分 の 娘 も 戦争 に 行く こと に なる の だ ろ う か … と な
かわいい 盛り の 子供 を 戦場 に 送る など どう かし て いる
そう は 思わ ない か ?
大尉 殿 あなた は 優しい 方 だ
理性 的 で 何より 良識 が ある
そんな …
でも だ から こそ 狂気 の 幕 が 開ける 前 に
後方 に 下がる べき です
それ は 許さ れ ない 行為 だ
大尉 殿 生きる こと も 戦い な の です
娘 さん を 戦場 へ 送ら ない ため に も
( ウーガ ) う …
( ターニャ ) よろし けれ ば 昼食 に し ませ ん か
ここ の ブル スト は なかなか です よ
( ウーガ ) ん …
いや すま ない が これ で 失礼 する
家人 が 待って いる もの で ね
( ターニャ ) これ で ウーガ 大尉 は 出世 コース から 脱落
なおかつ 戦場 を 知る 良識 人 を 味方 に つけ た わけ だ
“ 精神 的 に 無防備 に なった 相手 を 説得 す べき ”
そう 主張 し た ファシスト は 悪魔 的 天才 だ な フフッ
( 座長 ) 現在 ライン 戦線 は ―
中央 本隊 の 再 配置 に より ―
小康 状態 を 保って いる … と
ですが 西方 方面 軍 が 崩壊 寸前 に なった の も 事実
防衛 戦 力 の 増強 と 再編 が 急務 でしょ う
( 参謀 長 ) と は 言え 現状 で の 大規模 な 軍 管区 再編 は 困難 だ
それ は 重々 承知 し て おり ます そこ で 他の 案 を 提言 し たい と
何 か 妙案 が ?
新た な 即応 軍 の 創設 です
( 参謀 たち の ざわめき )
( 参謀 たち の ざわめき )
( 参謀 ) それでは 遊 兵 を つくって しまう の で は ない か
作戦 局 と して も 機動 性 を 持った 任意 に 使える 戦力 が 必要 です
数 日 前 貴 官 が 中心 と なって 提出 し た
“ 即応 魔 導 大隊 構想 ” か
はい 大隊 規模 なら 引き抜き に 差し障り は なく
展開 力 も 高い と
( 参謀 長 ) 構想 自体 は 理解 できる が …
( ゼートゥーア ) 既に 優秀 な 人材 も 確保 し て おり ます
戦 功 は もとより 提出 さ せ た 論文 が ―
卓越 し た 視野 と 判断 力 を 物語って おり まし た
( レル ゲン ) それ は 決定 事項 な の か ?
( 連絡 係 ) は っ 昨今 の 情勢 です
有能 な 軍人 を 遊ば せる 余裕 など ない と
小 官 が 両 閣下 へ 提出 し た 士官 学校 時代 の 報告 は
確認 いただ い た の か ?
はい です が 軍 大学 で 成長 し た と 判断 さ れ た よう です
( レル ゲン ) 成長 ?
人間 の 本性 は そう 簡単 に 変わる もの で は ない
あ …
これ を 読め と は そう いう わけ か !
( ターニャ ) 改めて 本日 は ご 招待 いただき ―
誠に ありがとう ござい ます
( コードル ) その 年 で 12 騎士 の ランク に 選抜 さ れる と は ―
まったく 驚き です な ゼートゥーア 閣下
ああ 見事 な もの だ
( ターニャ ) 過分 な お 言葉 恐れ入り ます
( コードル ) 育ち盛り だ ろ う 遠慮 は 無用 だ
( ターニャ ) はい 満喫 さ せ て いただき ます
( コードル ) どう だ ね ? 参謀 本部 の 名物 は
( ターニャ ) 前線 で は あまり 口 に でき ない 蒸し 料理 だ が ―
正直 海軍 の ガン ルーム で とる 食事 の ほう が マシ だ ろ う な
( ターニャ ) は … 素直 に 申し上げる なら ば ―
前線 を 思い出す 見事 な もの だ と
ほ ー う すばらしい 回答 だ
いっそ “ 常 在 戦場 の 食堂 ” と でも 名付け て みよ う か
( コードル ) ハハハハ … N ( ターニャ ) フフッ
( コードル ) さて そろそろ 本題 に 入 ろ う
分かって いる と は 思う が ―
来 て もらった の は 貴 官 の 卒業 後 の 配属 に つい て だ
( ターニャ ) どれ も 本国 の 安全 な 部隊 勤務
2 年 ほど 経験 を 積め ば 参謀 将校 本流 へ の 仲間 入り か
( コードル ) 貴 官 の 武 功 を 考慮 し 人事 局 は 選択 に 口 を 挟ま ない
好き に 選ぶ と よい
より 取り 見取り です ね 迷って しまい ます
これ は ?
実は 参謀 本部 から も 1 通 ある
さて 小 官 は これ にて 幸運 を 祈る よ デグレチャフ 君
( ターニャ ) あっ はい 大佐 殿
大佐 ご 苦労 で あった
( 扉 の 閉まる 音 )
( ターニャ ) 人事 の 書類 は 建前
初め から 選択肢 など なかった
( ゼートゥーア ) 貴 官 の こと だ 実務 的 な 話 の ほう が よか ろ う
デグレチャフ 中尉 貴 官 に は
新設 の 即応 魔 導 大隊 を 任せる つもり だ
だっ …
大隊 … で あり ます か ?
だ … 大隊 が 適切 でしょ う
( ターニャ ) あ … あの 時 か !
即応 大隊 を 率いる など 前線 以上 の リスク !
大隊 は 即応 の 観点 から 参謀 本部 直轄
基本 的 に 貴 官 の 上官 は い ない
し … しかし 小 官 は 中尉 です
大隊 を 率いる の に は 適切 で は ない と …
( ゼートゥーア ) 心配 は 要ら ん すぐに 編成 官 の 辞令 を 入れる
編成 官 ?
( ゼートゥーア ) もはや 形骸 化 し て 久しい 職務 だ が 制度 上 は 利用 できる
卒業 と 同時に 編成 官 と して 大尉 へ 昇進
その後 大隊 編成 の 功 で 無理やり 少佐 に ねじ込む 段取り だ
全て 手はず は 整え た
まさに 我が 世 の 春 です ね
( ターニャ ) どうして … N どうして こう なった ! ?
それ で 編成 の 期限 は ?
( ゼートゥーア ) 早い に 越し た こと は ない
48 名 以下 なら 好き に 編成 し たまえ
了解 し まし た で は 小 官 は これ で …
( ゼートゥーア ) 中尉 …
貴 官 は 人 を 選び すぎる と も 聞く
能力 を 疑う わけ で は ない が あまり よい 風評 で は ない
留意 し て おけ
ご 高 配 感謝 いたし ます
武運 を 祈る !
( 扉 の 閉まる 音 )
( ゼートゥーア ) 子供 を 戦争 に 送る … か
( ターニャ ) クソッ ! こう なったら 少し でも 選抜 に 時間 を かけ ―
出動 の 機会 を 引き延ばす ほか ある まい
( ターニャ ) 何 だ これ は …
募集 し て まだ 1 週間 だ ぞ
魔 導 師 は エリート だ ろ ? 普通 なら 好 待遇 を 望む はず
なのに どう 見 て も ブラック な 求人 広告 …
こんな 地獄 の 片道 ツアー に なぜ 応募 する ?
だいたい 1 人 で 決裁 できる 量 で は ない ぞ
無理 だ ぜ ~ った い に 無理 だ
よし 人手 不足 を 理由 に 時間 稼ぎ を …
よし 人手 不足 を 理由 に 時間 稼ぎ を …
( ノック )
( 女性 ) 失礼 し ます !
( 足音 )
( 足音 )
ん ? あ あっ
貴 官 が なぜ ここ に ! ?
( ヴィー シャ ) お 久しぶり です
デグレチャフ 大尉 殿
フフッ
♪~
~♪
( ゼートゥーア の 鼻歌 )
( ゼートゥーア ) これ は … いい 品 だ な