Tasogare Otome x Amnesia Episode 6

ねえ 知って る |しって|

怪人 「 銅 人 さん 」 の 噂 かいじん|どう|じん|||うわさ

遅く まで 残って いる 生徒 を 狙って る ん だ っけ おそく||のこって||せいと||ねらって||||

捕まる と 全身 の 血 を 抜か れ て 殺さ れ ちゃ う ん だ って つかまる||ぜんしん||ち||ぬか|||ころさ||||||

返り血 で 真っ赤 に 染まった 姿 を し てる から かえりち||まっか||そまった|すがた||||

「 銅 人 さん 」 って 呼ば れ てる らしい よ どう|じん|||よば||||

最近 見 た って 子 多い よ ね さいきん|み|||こ|おおい||

ナイフ を 持った 「 銅 人 さん 」 に 追いかけ 回さ れ た ん だ って ないふ||もった|どう|じん|||おいかけ|まわさ|||||

マジ か よ

や だ あたし 死に たく ない |||しに||

俺 だって おれ|

それ なら

私 よ 燃え て わたくし||もえ|

燃え て 抱きしめて もえ||だきしめて

見る の は 罪 じゃ ない でしょ う みる|||ざい||||

火 で 闇 を 払え ひ||やみ||はらえ

Choir Jail

嘆 い て も 夢 は 歌わ ない なげ||||ゆめ||うたわ|

ここ で 叫 ん だ よ ||さけ|||

答え は 誰 が 持って る の こたえ||だれ||もって||

うつむ い た まま じゃ 気づか ない |||||きづか|

きみ の 瞳 の 中 未来 を 探す ||ひとみ||なか|みらい||さがす

もしも 奇跡 が 今 も さす なら |きせき||いま|||

にじむ 涙 拭う って |なみだ|ぬぐう|

前 を 向 い て 歩 こ う ぜん||むかい|||ふ||

私 を あけ て わたくし|||

こんな 苦し さ で 何も 見え ない |にがし|||なにも|みえ|

私 よ 燃え て わたくし||もえ|

燃え て 彼方 へ もえ||かなた|

情熱 は 罪 じゃ ない でしょ う じょうねつ||ざい||||

火 で 闇 を 払え ひ||やみ||はらえ

Choir Jail

今日 は 暇 です ね きょう||いとま||

昨日 は 結構 来 て たん だ けど な きのう||けっこう|らい|||||

やっぱり 飾り付け が 足り なかった ん です か ね |かざりつけ||たり|||||

昨日 の 理科 準備 室 に また 探し に 行き ま しょ う か 霧 江 さん きのう||りか|じゅんび|しつ|||さがし||いき|||||きり|こう|

絶対 に 嫌 だ ぜったい||いや|

何で あんな ところ に なんで|||

あの

ここ なら 本物 に 会え る って 聞い た ん だ けど ||ほんもの||あえ|||ききい||||

はい そうです |そう です

本物 に 会え る 怪 異 調査 部 の お化け 屋敷 は ここ です ほんもの||あえ||かい|い|ちょうさ|ぶ||おばけ|やしき|||

そう な の

どうぞ 暗い ので 気 を つけ て ください |くらい||き||||

ありがとう

私 ね 夕子 さん に 会い たく て ここ に 来 た の わたくし||ゆうこ|||あい|||||らい||

へ まさか あの 人 も 夕子 さん の こと |||じん||ゆうこ||| 夕子 は 夕子 でも ゆうこ||ゆうこ|

怪談 の 夕子 さん だ ろ かいだん||ゆうこ|||

この 学園 で 一 番 有名 な 怪談 だ し な |がくえん||ひと|ばん|ゆうめい||かいだん|||

怪談 って 言え ば かいだん||いえ|

最近 「 銅 人 さん 」 の 噂 が 厄介 に 広まって ます よ ね さいきん|どう|じん|||うわさ||やっかい||ひろまって|||

「 銅 人 さん 」 どう|じん|

放課後 に 現れ て 生徒 を 襲う 怪人 だ そう です ほうかご||あらわれ||せいと||おそう|かいじん|||

か 怪人 |かいじん

でも おかしい ん です よ ね

うん

本当 の 銅 人 さん は 伝説 に 登場 する 神様 の 使い の 名前 な のに ほんとう||どう|じん|||でんせつ||とうじょう||かみさま||つかい||なまえ||

伝説 でんせつ

はい 人身 御供 の 伝説 です |じんしん|おとも||でんせつ|

人身 御供 って 生け贄 じんしん|おとも||いけにえ

昔 この 地方 で は むかし||ちほう|| 土地 の 災い は 神様 の 怒り の 現れ だ と 言わ れ て い た そう です とち||わざわい||かみさま||いかり||あらわれ|||いわ||||||

その 怒り を 鎮める ため に |いかり||しずめる||

神様 の 使い で ある 銅 人 が かみさま||つかい|||どう|じん|

村人 一 人 選 ん で 神様 の ところ に 連れ て 行った むらびと|ひと|じん|せん|||かみさま||||つれ||おこなった

それ が 銅 人 さん に 纏わる 人身 御供 の 伝説 です ||どう|じん|||まつわる|じんしん|おとも||でんせつ|

じゃ どうして 怪人 だ なんて ||かいじん||

あれ もう いい ん です か

夕子 さん に は 会え まし た か ゆうこ||||あえ|||

ええ とても 怖かった わ ||こわかった|

ありがとう

また 来 て ください ね |らい|||

怖かった よう に は まるで 見え ない けど な こわかった|||||みえ|||

そう です ね

嘘 よ そう です ね うそ||||

嘘 よ うそ|

へ あの 子 何も 見 て ない わ ||こ|なにも|み||| 怖い もの なんて 何も こわい|||なにも

それ じゃ どうして

い た

ねえ 聞い た |ききい|

隣 の クラス の 子 が 今朝 「 銅 人 さん 」 を 見 た ん だ って となり||くらす||こ||けさ|どう|じん|||み||||

これ で 十三 人 目 だ よ ||じゅうさん|じん|め||

今度 こそ 誰 か が 襲わ れる ん じゃ ん こんど||だれ|||おそわ||||

どう しよ う あたし 死に たく ない ||||しに||

大丈夫 だいじょうぶ

私 が 必ず 守って あげる わたくし||かならず|まもって|

ありがとう 有子 |ありこ

貞一 君 こっち こっち さだいち|きみ||

ねえ 次 は 何 を 食べる |つぎ||なん||たべる

へ まだ 食べる ん です か ||たべる|||

へ まだ たこ焼き と 焼きそば と 焼き鳥 と ケバブ しか 食べ た ない のに ||たこやき||やきそば||やきとり||||たべ||| あ あと 綿 飴 ||めん|あめ

それ だけ 食べ れ ば 十分 です よ ||たべ|||じゅうぶん||

ダメ よ だめ|

まだ ラメンバーガー と お 焼き と グレープ と ||||やき|||

リンゴ 飴 食べ て ない もん りんご|あめ|たべ|||

は いはい

どう し た の 貞一 君 ||||さだいち|きみ

いいえ 「 銅 人 さん 」 の 噂 って 本当 に 流行って る ん です ね |どう|じん|||うわさ||ほんとう||はやって||||

うん そう みたい だ ね

あの この 学園 に 夕子 さん 以外 の 幽霊 って 本当 に いる ん です か ||がくえん||ゆうこ||いがい||ゆうれい||ほんとう|||||

う うん 会った こと ない な ||あった|||

それ に 「 銅 人 さん 」 は 怪人 でしょ う ||どう|じん|||かいじん||

幽霊 じゃ ない し ゆうれい|||

確かに そう です けど たしかに|||

あれ 何 でしょう |なん|

何かしら なにかしら

夕子 さん あれ ゆうこ||

もし かして あれ が 「 銅 人 さん 」 ||||どう|じん|

新谷 あらや

新谷 さん あらや|

一体 何 が あった ん です か いったい|なん|||||

あの 人 |じん

あいつ 「 銅 人 さん 」 に 襲わ れ た らしい |どう|じん|||おそわ|||

でも 「 銅 人 さん 」 は |どう|じん||

ねえ 知って る |しって|

「 銅 人 さん 」 を 鎮める 方法 どう|じん|||しずめる|ほうほう

「 銅 人 さん 」 は 生け贄 を 求め てる ん だ どう|じん|||いけにえ||もとめ|||

差し出 さ なけ れ ば 俺 たち が 殺さ れる ん だって よ さしで|||||おれ|||ころさ||||

生け贄 は 放課後 に 一 番 遅く まで 残って い て いけにえ||ほうかご||ひと|ばん|おそく||のこって||

この 学園 から 出る こと なく 永遠 に 校 内 を 彷徨う その子 は |がくえん||でる|||えいえん||こう|うち||さまよう|その こ|

夕子 さん ゆうこ|

場所 は 旧 校舎 ばしょ||きゅう|こうしゃ

一 番 奥 の 部屋 ひと|ばん|おく||へや

出 てき なさい だ||

夕子 さん を 出し て ください ゆうこ|||だし||

そこ に いる ん でしょ う

ね 開け て |あけ|

夕子 さん って 何で ゆうこ|||なんで

一体 何 な ん だ よ こい つら いったい|なん||||||

落ち着 い て ください どうして こんな おちつ|||||

中 に いる の は 分かって る よ なか|||||わかって||

あなた たち 夕子 さん を 隠し て いる でしょ う ||ゆうこ|||かくし||||

話 に なら ない はなし|||

逃げ て ください 夕子 さん にげ|||ゆうこ|

このまま じゃ

夕子 さん ゆうこ|

へ 夕子 さん |ゆうこ|

何 やって ん だ 小此木 なん||||おこのぎ

あ ごめんなさい

夕子 さん を 出し なさい ゆうこ|||だし|

新谷 あらや

新谷 さん あらや|

夕子 さん を 早く 出し て ゆうこ|||はやく|だし|

止め て ください とどめ||

何 な ん です か あなた たち なん||||||

殺さ れる 俺 たち は 皆 殺 さ れる ん だ ころさ||おれ|||みな|ころ||||

嫌 一体 何 が いや|いったい|なん| 夕子 さん ゆうこ|

大丈夫 だった 貞一 君 だいじょうぶ||さだいち|きみ

夕子 さん だった ん です ね ゆうこ|||||

窓 から 出 て こっち に 回り込 ん だ の まど||だ||||まわりこ|||

そう だった ん です か

あ 夕子 さん 怪我 は |ゆうこ||けが|

あら 残念 もう 少し だった のに |ざんねん||すこし||

こんにちは

あなた は

自己 紹介 し て なかった わ ね じこ|しょうかい|||||

私 の 名前 は 桐島 有子 わたくし||なまえ||きりしま|ありこ

有子 ありこ

あなた たち に だって 分かる でしょ う ||||わかる||

この 学園 で 「 ゆうこ 」 と いう 名前 が どんな 意味 を 持つ か |がくえん|||||なまえ|||いみ||もつ|

私 は ね 怪談 を 妄信 する 人 たち が 嫌い わたくし|||かいだん||もうしん||じん|||きらい

怪談 を ながす 人 たち が 嫌い かいだん|||じん|||きらい

それ から あなた たち み たい に 面白 がって 騒ぐ 人 たち が 大嫌い |||||||おもしろ||さわぐ|じん|||だいきらい

全部 潰せ る なら こんなに 楽しい こと が ない わ ぜんぶ|つぶせ||||たのしい||||

今 の 騒ぎ あなた が 仕掛け た ん です ね いま||さわぎ|||しかけ||||

夕子 さん なんて 消え て しまえ ば いい ゆうこ|||きえ||||

私 は 怪談 を 殺す の わたくし||かいだん||ころす|

殺し て やる ころし||

殺し て やる ころし||

殺し て やる ころし||

怪談 なんて かいだん|

殺し て やる ころし||

殺し て やる ころし||

怪談 も それ を 信じる 人 たち も かいだん||||しんじる|じん||

皆 皆 皆 みな|みな|みな

有子 ありこ

あなた たち

有子 どう しよ う 有子 ありこ||||ありこ

夕子 さん が 見つから なかった の ゆうこ|||みつから||

私 達 銅 人 さん に 殺さ れ ちゃ う の わたくし|さとる|どう|じん|||ころさ||||

いいえ 銅 人 さん が 殺す の は 夕子 さん よ |どう|じん|||ころす|||ゆうこ||

夕子 さん ゆうこ|

ええ

だから 銅 人 さん は 夕子 さん を さがし て いる の |どう|じん|||ゆうこ||||||

生 贄 の 夕子 さん を せい|にえ||ゆうこ||

銅 人 さん が 殺す の は 夕子 さん どう|じん|||ころす|||ゆうこ|

生 贄 の 夕子 さん せい|にえ||ゆうこ|

そう よ 銅 人 さん が 殺す の は 夕子 さん ||どう|じん|||ころす|||ゆうこ|

夕子 さん さえ 死ね ば わたし たち は ゆうこ|||しね||||

大丈夫 だいじょうぶ

何 が あって も 必ず 私 が 守って あげる なん||||かならず|わたくし||まもって|

ありがとう 有子 |ありこ

う うん 夕子 さん ||ゆうこ|

怪談 を 殺す かいだん||ころす

ほんと に そんな こと が できる と 思い ます か |||||||おもい||

そう ね 夕子 さん が 銅 人 さん に 殺さ れ た ||ゆうこ|||どう|じん|||ころさ||

そんな 噂 が 広まれ ば それ も あり うる かも ね |うわさ||ひろまれ|||||||

そんな

夕子 さん は それ で い い ん です か ゆうこ|||||||||

いい も なにも それ が あの 子 の 望み なら ||||||こ||のぞみ|

私 に 止める 資格 が ない わ わたくし||とどめる|しかく|||

私 の 存在 の せい で あの 子 は いじめ られ て き た ん だ も の わたくし||そんざい|||||こ||||||||||

私 を 怨 む の は 当然 よ わたくし||えん||||とうぜん|

でも こんな の ひどい です よ

夕子 さん は つらく ない です か ゆうこ||||||

つらい って

新谷 あらや

霧 江 さん きり|こう|

大変 だ 桐島 有子 が 銅 人 さん の 生 贄 に たいへん||きりしま|ありこ||どう|じん|||せい|にえ|

どういう こと です か

だって 銅 人 さん の 正体 は 桐島 さん な ん じゃ |どう|じん|||しょうたい||きりしま||||

あいつ ら 噂 に 影響 さ れ すぎ て おかしく なって る ||うわさ||えいきょう|||||||

このまま じゃ なに を する か

行き ま しょ う 夕子 さん いき||||ゆうこ|

私 が わたくし|

でも あの 子 は 私 を 憎 ん で ||こ||わたくし||にく||

それ で

それ でも

それ でも 桐島 さん は 絶対 に 夕子 さん が 助け なきゃ いけない ん です ||きりしま|||ぜったい||ゆうこ|||たすけ||||

違う 私 は 夕子 さん じゃ ない ちがう|わたくし||ゆうこ|||

生 贄 なんか じゃ ない せい|にえ|||

よかった これ で 殺さ れ ず に 済む |||ころさ||||すむ

銅 人 さん が 赦 し て くれる どう|じん|||しゃ|||

そう だ だれ も 気付 い て ない みたい だ から 教え て あげる ||||きづ|||||||おしえ||

銅 人 さん の 正体 は 私 な の どう|じん|||しょうたい||わたくし||

全部 私 が 仕組 ん だ こと な の だ から ぜんぶ|わたくし||しく|||||||

ね 聞い てる |ききい|

聞き なさい って ば きき|||

お 願い 聞い て |ねがい|ききい|

聞き なさい よ きき||

何 が 夕子 さん よ 何 が 銅 人 さん よ なん||ゆうこ|||なん||どう|じん||

いも し ない もの に 脅え て 妄想 に 取り付か れ て |||||おびえ||もうそう||とりつか||

あなた たち ほんと に 馬鹿 じゃ ない ||||ばか||

いる よ

銅 人 さん は いる よ どう|じん||||

そう よ だって 私 達 こんなに 怖 がって いる ん だ よ |||わたくし|さとる||こわ|||||

だから 夕子 さん が 生 贄 が 必要 な の |ゆうこ|||せい|にえ||ひつよう||

夕子 さん さえ 差し出せ ば ゆうこ|||さしだせ|

もう 誰 も 襲わ れ ない |だれ||おそわ||

怯え て 過ごす 必要 は ない おびえ||すごす|ひつよう||

生 贄 って 何 する の せい|にえ||なん||

銅 人 さん は 夕子 さん の 血 を 求め て いる どう|じん|||ゆうこ|||ち||もとめ||

夕子 さん の 血 銅 人 さん は 夕子 さん の 血 を 求め て いる ゆうこ|||ち|どう|じん|||ゆうこ|||ち||もとめ||

夕子 さん の 血 ゆうこ|||ち

コート あ かく 染める ため に 夕子 さん の 血 こーと|||そめる|||ゆうこ|||ち

コート あ かく 染める ため に こーと|||そめる||

夕子 さん の 犠牲 を 払え ば コート あ かく 染める ため に ゆうこ|||ぎせい||はらえ||こーと|||そめる||

夕子 さん の 犠牲 を 払え ば ゆうこ|||ぎせい||はらえ|

銅 人 さん が 許し て くれる 夕子 さん の 犠牲 を 払え ば どう|じん|||ゆるし|||ゆうこ|||ぎせい||はらえ|

銅 人 さん が 許し て くれる どう|じん|||ゆるし||

夕子 さん が 助け て くれる 銅 人 さん が 許し て くれる ゆうこ|||たすけ|||どう|じん|||ゆるし||

夕子 さん が 助け て くれる ゆうこ|||たすけ||

その ため の 犠牲 な ん でしょ 夕子 さん が 助け て くれる |||ぎせい||||ゆうこ|||たすけ||

その ため の 犠牲 な ん でしょ |||ぎせい|||

その ため の 夕子 さん な の よ その ため の 犠牲 な ん でしょ |||ゆうこ||||||||ぎせい|||

その ため の 夕子 さん な の よ |||ゆうこ||||

夕子 さん が 皆 を 救う その ため の 夕子 さん な の よ ゆうこ|||みな||すくう||||ゆうこ||||

夕子 さん が 皆 を 救う ゆうこ|||みな||すくう

誰 も 死に なく な ん か ない 夕子 さん が 皆 を 救う だれ||しに||||||ゆうこ|||みな||すくう

誰 も 死に なく な ん か ない だれ||しに|||||

死ぬ の は 怖い 誰 も 死に なく な ん か ない しぬ|||こわい|だれ||しに|||||

死ぬ の は 怖い しぬ|||こわい

死に たく ない 死に たく ない 死ぬ の は 怖い しに|||しに|||しぬ|||こわい

死に たく ない 死に たく ない しに|||しに||

夕子 さん の 血 を 流せ ば 夕子 さえ 捧げ れ ば 死に たく ない 死に たく ない ゆうこ|||ち||ながせ||ゆうこ||ささげ|||しに|||しに||

夕子 さん の 血 を 流せ ば 夕子 さえ 捧げ れ ば ゆうこ|||ち||ながせ||ゆうこ||ささげ||

やっと ゆっくり 眠れ る 夕子 さん の 血 を 流せ ば 夕子 さえ 捧げ れ ば ||ねむれ||ゆうこ|||ち||ながせ||ゆうこ||ささげ||

やっと ゆっくり 眠れ る ||ねむれ|

授業 に も 集中 できる ね やっと ゆっくり 眠れ る じゅぎょう|||しゅうちゅう|||||ねむれ|

授業 に も 集中 できる ね じゅぎょう|||しゅうちゅう||

安心 し たら お腹 すい た な 授業 に も 集中 できる ね あんしん|||おなか||||じゅぎょう|||しゅうちゅう||

安心 し たら お腹 すい た な あんしん|||おなか|||

夕子 さん を あげる ね 安心 し たら お腹 すい た な ゆうこ|||||あんしん|||おなか|||

夕子 さん を あげる ね ゆうこ||||

夕子 さん の 血 を 流し て くれる から 夕子 さん を あげる ね ゆうこ|||ち||ながし||||ゆうこ||||

夕子 さん の 血 を 流し て くれる から ゆうこ|||ち||ながし|||

助け て くれ 夕子 さん たすけ|||ゆうこ|

私 たち を 見捨て た り しな いよ ね 助け て くれ 夕子 さん わたくし|||みすて||||||たすけ|||ゆうこ|

私 たち を 見捨て た り しな いよ ね わたくし|||みすて|||||

だって 夕子 さん だ もん 私 たち を 見捨て た り しな いよ ね |ゆうこ||||わたくし|||みすて|||||

だって 夕子 さん だ もん |ゆうこ|||

皆 夕子 さん を 信じ てる の だって 夕子 さん だ もん みな|ゆうこ|||しんじ||||ゆうこ|||

皆 夕子 さん を 信じ てる の みな|ゆうこ|||しんじ||

夕子 さん 特別 な ん だ 皆 夕子 さん を 信じ てる の ゆうこ||とくべつ||||みな|ゆうこ|||しんじ||

夕子 さん 特別 な ん だ ゆうこ||とくべつ|||

だから 銅 人 に 選べ られ た ね 夕子 さん 特別 な ん だ |どう|じん||えらべ||||ゆうこ||とくべつ|||

だから 銅 人 に 選べ られ た ね |どう|じん||えらべ|||

だから 夕子 さん を 探し てる の もん だ から 銅 人 に 選べ られ た ね |ゆうこ|||さがし||||||どう|じん||えらべ|||

だから 夕子 さん を 探し てる の もん |ゆうこ|||さがし|||

銅 人 さん が 直 に くる どう|じん|||なお||

伝説 に なる か ね でんせつ||||

皆 を 守れ て うれしい です よ みな||まもれ||||

す っ げ いよ 夕子 さん ||||ゆうこ|

準備 は でき て じゅんび|||

早く 夕子 さん を 血 を 流し て 準備 は でき て はやく|ゆうこ|||ち||ながし||じゅんび|||

早く 夕子 さん を 血 を 流し て はやく|ゆうこ|||ち||ながし|

夕子 さん ゆうこ|

血 を 流せ ば みんな 幸せ に なれる から ち||ながせ|||しあわせ|||

ありがとう 夕子 さん |ゆうこ|

銅 人 さん だ どう|じん||

あなた は 夕子 さん じゃ ない ||ゆうこ|||

ごめん ね

これ は 夕子 で は ない ||ゆうこ|||

偽り を 捧げ た 罪 は 重い いつわり||ささげ||ざい||おもい

血 を もって 償い ち|||つぐない

殺さ れる ころさ|

誰 か たすけ て だれ|||

しに たく ない しに たく ない よ

いや

怪我 は ない です か けが||||

あなた

さっき 私 見 た の あれ は |わたくし|み||||

あれ は 旧 校舎 の 幽霊 ||きゅう|こうしゃ||ゆうれい

夕子 さん です ゆうこ||

え いや たすけ て 誰 か ||だれ|

あなた は 怪談 が 怖く ない の ||かいだん||こわく||

えっ いいえ 別に 怖く は ||べつに|こわく|

あっ あの

桐島 さん に とって 夕子 さん は 憎しみ の 対象 かも しれ ませ ん けど きりしま||||ゆうこ|||にくしみ||たいしょう|||||

でも 本当 の 夕子 さん は 怖い 怪談 なんか じゃ なく て |ほんとう||ゆうこ|||こわい|かいだん||||

本当 は ほんとう|

そう な の かも ね

え すくなくとも あなた は 私 の こと を 夕子 さん っ だ なんて 言ったり し ない ん でしょ う わたくし||||ゆうこ|||||いったり|||||

夕子 さん ゆうこ|

ごめん ね

あの 夕子 さん |ゆうこ|

うん どう し た の

すみません で し た さっき は えら そう な こ と 言って |||||||||||いって

う うん 嬉しかった よ ||うれしかった|

貞一 君 が いって くれる から さだいち|きみ||||

だから 私 は |わたくし|

一 人きり の 寂し さ ひと|ひときり||さびし|

一 時 の 微笑み ひと|じ||ほおえみ

あなた が くれる もの は

みんな 愛し い |あいし|

すぐ そば に い て も

触れ られ ない もの ふれ|||

心 は 月 の よう に こころ||つき|||

形 を 変え て く の かた||かえ|||

叶わ ない 約束 も かなわ||やくそく|

乾か ない 涙 も かわか||なみだ|

あなた が くれ た もの は

抱きしめて 踊る だきしめて|おどる

あの 霧 江 さん これ で 何の ため に 鳴らし た ん です か |きり|こう||||なんの|||ならし||||

まあ ちょっと し た 脅かし かな ||||おびやかし|

え じゃ いたずら だった って こと です か

別に いたずら って わけ じゃ べつに||||

まず い です よ 早く 逃げ ない と 先生 が 来 ちゃ う ||||はやく|にげ|||せんせい||らい||

霧 江 さん も 早く きり|こう|||はやく

った く

刻ま れ し 名 が おの が 印 きざま|||な||||いん

瞳 に 映る の は おの が 真実 ひとみ||うつる|||||しんじつ

忘れ たい 忘れ たい わすれ||わすれ|

怯え なく おびえ|

七 の 怪 忘却 乙女 なな||かい|ぼうきゃく|おとめ