Naruto Episode 155
♪ ( オ ー プニングテ ー マ )
♪ ~
♪ はみだし た 風 を 集め て み たい な
♪ 波 の 先 つ たって 彼方 へ 駆け て く
♪ 覚悟 は 決まって る 道 は 遠く て も
♪ 描 い た 未来 へ 続 い てる
♪ 時 が 僕ら を 急か し て
♪ 鼓動 が スピード 上げ てった
♪ 夢 の 中 で 目覚め て も
♪ 同じ 光 を 探し た
♪ 輝く 星空 の 下
♪ 数え 切れ ない 星座 と 影
♪ その 先 に 君 は 何 を
♪ 何 を 見つめ て いる だ ろ う
♪ 何 を 見つめ て いる だ ろ う
♪ ~
( カラシ ) 《 来い 来い 来い ! 》
( リー ) 村 の 皆さん が 出迎え て くれ て い ます よ 。
( テンテン ) みんな 無事 みたい ね 。
( ナルト ) ヘッ 黒 鋤 ファミリー も 恐れ を なし て
逃げ出し た みたい だって ば よ 。
♪ ~
( ネジ ) フッ 。
♪ ~
( 足音 ) ( カラシ ) あっ 。
お ~ い !
( カラシ ) ヘッヘヘヘ 来 や がった ぜ 。
( ロクスケ ) ナルト さん 来 ちゃ いけ ね … !
命 が 惜しきゃ 黙って なって 。
( スケザ ) カラシ お前 深く 反省 し た と 聞い て おった が ?
フン おめおめ と 元 の カレー 屋 に 戻 れる か っ つう の 。
今 だ ぜ !
( リー ) あっ 。 わ ~ !
( リー ・ ナルト ) う わ ~ !
ハッハハハ … ! 見 た か !
たとえ 雷 牙 様 が い なく なった って
黒 鋤 ファミリー は 永遠 な の さ !
なぁ 何 捜し てん だ ?
( 男 1 ) 決まって る だ ろ う が 小 わ っぱ ども だ 。
( ネジ ) それ は 俺 たち の こと か ?
ヘッヘヘ ! な っ ! ?
( 男 たち ) お っ ! 潰さ れ た の は
影 分身 と 変化 の 術 で 作った 俺 たち だって ば よ 。
( 男 1 ) 陣 形 を 取れ !
忍法 黒 竜巻 !
♪ ~
♪ ~
♪ ~
な っ ! ?
それ も 影 分身 & 変化 の 術 だ !
すべて は お 見通し だ ! ( テンテン ) 行く わ よ !
♪ ~
♪ ~
木 ノ 葉 旋風 !
♪ ~
( 男 1 ) 散れ !
♪ ~
白 眼 !
♪ ~
( 男 2 ) ヤァ ~ ! お っ … 。 ( ネジ ) 二 掌 !
四 掌 ! 八 掌 ! 十六 掌 ! ( 男 たち ) う あ ~ !
♪ ~
( ネジ ) 三十二 掌 !
( 男 3 ) う あ ~ ! ( ネジ ) 八 卦 六十四 掌 !
( 男 たち ) う あ ~ !
行く ぞ ~ !
影 分身 の 術 !
♪ ~
トリャ !
分身 回転 か か と 落とし !
だっ ! ?
あっ … えっ ! ? う あっ !
フン もう 終わって る 。 った ぁ ~ !
ず り ぃ ぞ ! 俺 に も ちょっと は 残し とい て くれ て も いい のに !
せっかく 新 術 試 そ う と 思った のに よ !
全く お前 は ! 本当 に 懲り ねえ ヤツ だって ば よ !
カラシ ! 覚悟 は でき てる だ ろ う な ! ?
ハハ … 冗談 だって 。
さんざ わし ら を いた ぶり や が って 。
冗談 で 済む と 思う か ! ? ( カラシ ) しかたがなかった ん だ よ 。
言う こと 聞か ない と 黒 鋤 衆 に 殺さ れる とこ だった ん だ 。
( 男性 1 ) 黒 鋤 衆 の 代わり に お前 の 頭 この ツチ で かち 割って やる !
( 男性 2 ) ん だ ん だ !
ひ ぃ ~ ! ごめんなさい !
ど い て くれ リー さん !
( リー ) 皆さん の 気 が 済む まで 僕 を 殴って ください !
何で あんた が … 。
本 は と いえ ば 気 の 優しい 人 だった カラシ さん が
ギャング の ファミリー に 入った の に は
僕 に も 責任 の 一端 が ある ん です 。
あんた の ?
僕 の せい で 力 が すべて だ と 思い込 ん で しまった の です 。
そう だ … そう な ん だ よ 。
悪い こと と は 知り ながら ついつい … 。
お前 は 黙って ろ ! ( カラシ ) ひ ぃ !
( リー ) カラシ さん は まだ 未熟 者 です 。
でも 人 の 命 を 救う こと の できる カレー を 作る 腕 を 持って い ます 。
カラシ さん に カレ ー 作り で 償い できる チャンス を 与え て ください !
もし カラシ さん が 再び 道 を 踏み外す よう な こと が あれ ば
僕 が … 。 ( カラシ ) ひ ぃ !
この 拳 で 成 敗 し ます ! ( カラシ が 唾 を 飲み込む 音 )
皆 の 衆 こいつ の 始末 は
リー さん と 山椒 ばあさん に 任し ちゃ どう だ ろ う ?
( ざわめき )
しょせん こいつ は 黒 鋤 衆 の 下っ端 。
直接 わし ら に 手 を 下し た わけ で も ない し な 。
リー さん に 厳し ~ く 再 教育 し て もらう と いう こと で … 。
そう いう こと なら … 。
は ぁ … 。
あ ~ !
( リー ) ありがとう ござい まし た ! ( カラシ ) あ … あり が と さ ん … 。
これ で 任務 終了 だって ば よ 。
いや まだ だ 。 えっ ?
( ネジ ) 無事 か ?
( 蘭 丸 ) 無事 だった から って どう だって いう ん です ?
僕 は 1 人 で は 生き て い け ない ん です 。
そんな こと 言う なって ば よ 。 こんな 弱虫 ほっとけ ば ?
人 は みんな 1 人 で 生き て か なきゃ いけ ない の 。
でも よ 助け合 える 仲間 と か は 必要 だ ろ ?
基本 的 に はって 話 。
あたし ウジ ウジ してん の 嫌い だ から 。
生まれつき 体 の 弱かった 僕 に は
貧しい 小屋 の 中 だけ が 世界 の すべて で し た 。
( 蘭 丸 ) 両親 の 記憶 の ない 僕 は
たま に 村 の 人 たち が 届け て くれる
僅か な 食料 に 助け られ て ただ 生き て い た ん です 。
( 蘭 丸 ) で も そんな 僕 に も たった 一 つ だけ
人 に は ない 力 が あった 。
♪ ~
( 男性 ) < 痛 っ ! >
♪ ~
( 戸 が 開く 音 )
( 男性 ) < ほら よ > ( 蘭 丸 ) < ありがとう 。
きのう 鎌 で ケガ し た 脚 大丈夫 です か ? >
( 男性 ) < そ … そんな 話 お前 に し た か ? >
< いえ … ただ 何となく … >
< 何で … きのう も きょう も
俺 の ほか に 誰 も 来 て ねえ だ ろ ? >
< いや … ここ から 見え た から … >
( 男性 ) < 気味 悪 ぃ ! >
( 蘭 丸 ) その うち 部屋 の 中 に い て も
表 の こと が 分かる 僕 の 能力 を みんな が 恐れ 始め て … 。
( 男性 1 ) < なぁ 知って る か ? 蘭 丸 は
すべて を 見通す 力 を 持って る らしい ぞ >
( 男性 2 ) < わし ら 毎日 のぞき見 られ て おった の か ? >
( 男性 3 ) < オラ ! >
( 男性 4 ) < 村 から 出 て け ! > ( 男性 5 ) < この 化け物 め ! >
( 蘭 丸 ) そう し て 訪れ て くれる 村 の 人 たち も い なく なり
あと は 死ぬ の を 待つ だけ だった 。
そんな 時 雷 牙 に 命 を 拾わ れ た 。
なるほど つらい 過去 です ね 。
そう だ な 。
ふ ~ ん … 。 雷 牙 は 僕 を
まだ 見 ぬ 外 の 世界 に 連れ出し て いって くれ た ん です 。
( 雷 牙 ) < 蘭 丸 目 を 開け て 見 て みろ >
( 雷 牙 ) < これ が 外 の 世界 だ 。
これ から 俺 たち が 生き て ゆく … なぁ >
< うん >
雷 牙 が い なけ れ ば 僕 は
体 を 失って しまった も 同然 。
恐らく 雷 牙 が 忍 刀 七 人 衆 と 呼ば れる よう に なった の は
お前 の 力 を 手 に 入れる こと が でき た から だ ろ う 。
2 人 は 支え合って 生き て い た の ね 。
ええ 。 それ は 違う って !
お前 は 雷 牙 の 悪事 に 利用 さ れ て た だけ だ !
利用 さ れ て い た の かも しれ ない ね 。
でも 善 と か 悪 と か
感覚 器官 で ある 僕 に とって は どちら でも いい こと な ん です よ 。
お前 そんな ん で 生き てる つもり に なって ん の か ?
え ?
なぁ これ から は 本当 の 意味 で 生き て いか なきゃ ダメ だ !
まず は 命 の カレー を 食って そん で 元気 を 出す ん だ 。
そう です ね 滋養 が つき ます 。
それ って かえって 体 壊さ ない … ?
ナルト お前 も 食え ない だ ろ う ?
いや それ が さ ぁ 何 回 か 食べ てる うち に
体 に モリモリ 力 が つい て くる よう な 気 が し て よ 。
あれ は 僕 の 命 を 救って くれ た カレー です から ね 。
1 人 で 歩き だす その 日 まで 俺 が お前 の 体 に なる 。
な っ !
1 つ だけ お 願い が あり ます 。 えっ ?
白 眼 !
やはり もはや 雷 牙 に 生気 は 見え ない 。
見える か ? 蘭 丸 。
うん 。
これ で いい か ? ああ 。
( ネジ ) 行 こ う 任務 完了 だ 。
お ~ い !
( ハチダイ ) えっ ? ( サンゴロウ ) あれ は … 。
アッハハ ~ ハ ~ !
( 山椒 ばあさん ) ありゃ さ こりゃ さ 。
山椒 ばあさん !
何 だい 騒々しい ねぇ カレー に ほこり が 入る よ 。
リ … リー さん たち が 帰って き た ん だ !
カ … カラシ も 一緒 だ よ !
( 山椒 ばあさん ) 騒ぐ ほど の こと か ねぇ 。
( ハチダイ ) 何 だい ? ばあさん うれし か ない の かい ?
あ ~ り ゃ さ こりゃ さ 。
あ ~ ! 鼻 水 が 入る ! ( 山椒 ばあさん が は な を すする 音 )
山椒 ばあちゃん ただいま !
( リー ) カラシ 君 も 一緒 です 。
♪ ~
( カラシ ) か … 母ちゃん ごめん ! 許し て くれろ !
許し て あげ て ください これ から は 真面目 に 精進 し て
命 の カレー 屋 を 継ぐ ため に 修業 する って 言って ます 。
お 願い し ます !
まず は 食って から だ ね 。
えっ 。
あ ? あぁ ! うま そう !
お前 が 食わ ねえ ん なら 俺 が 食う って ば よ !
みんな の 分 は 別 に 用意 し て ある よ 。
ありゃ さ ずいぶん 顔色 の 悪い 子 だ ねぇ 。
あぁ こいつ の 分 も 用意 し て くれ ねえ か ?
特別 甘口 で 。
私 も 甘口 の ほう が いい な 。
こりゃ さ !
♪ ~
( カラシ ) 母ちゃん いただき ます !
お 仕置 き の
辛い … 辛い よ 。
でも うまい … うまい よ 母ちゃん !
( 山椒 ばあさん ) さ ぁ みんな の 分 も 出来 た よ !
は ぁ ~ !
大丈夫 甘口 だ ぞ 。
あっ そう いえ ば
お前 雷 牙 と 一緒に 忍 刀 七 人 衆 に いたん だ ろ ?
再 不 斬って 知って る か ?
再 不 斬 です か … 。
あぁ そ … そんじゃ あ さ
で っ かい 包丁 に 包帯 巻 い た よう な 刀 を 持った
魚 目 の ヤツ は ?
あぁ 鬼 鮫 だ ね 。
そう ! その 鬼 鮫 !
で 今 そい つ どう し てる と かって 知って っ か ?
う うん 霧 隠れ を 抜け た の は 聞い た 。
顔 は 知って る けど それ 以上 は 何 も … 。
は ~ あ … そ っか 。
あぁ ばあちゃん に 頼 ん で もっと ほか の もの 作って もらう か 。
う うん いら ない 何 も 食べ たく ない ん だ 。
お 世話 に なり まし た 。 ( サンゴロウ ) ありがとう ござい まし た 。
みんな で いい 村 作る ん だ ぜ ~ !
あれ ? リー は ?
フフッ あいつ の 任務 は 終わって ない 。
ハァ ハァ ハァ … 。
リー さん 待って くれよ 。
もう 死 ん じゃ う よ … 。
( リー ) そう です ね ここ で 一服 … 。
は ぁ … 。
( リー ) 腕 立て
え ~ っ ! ?
( リー ) イチ ニ イチ ニ イチ … 。 ( カラシ ) ん … 。
( リー ) イチ ニ イチ ニ イチ … 。 ( カラシ ) あぁ ! あぁ … 。
( リー ) イチ ニ イチ ニ イチ ニイチ ニ イチ ニ イチ ニ … 。
これ は … 嵐 に なり そう です ね 。
こん だけ の 大木 で 補強 すりゃ
本格 的 な 嵐 が 来 た って まっ 大丈夫 だ ろ 。
ありゃ さ ~ すま ない ねぇ 。
いえ カレー の お返し です から 。 うん うん 。
こりゃ さ それ に 比べ て うち の カラシ は 。
テンテン カレー 屋 に 置 い て き た カラシ と 蘭 丸 が 気 に なる 。
こっち は いい 向こう を 見張って て くれ ない か ?
( テンテン ) カラシ !
なぁ 本当 に ボス は 生き てる の か ?
あの 時 ネジ って 人 も 気付か なかった よう だ けど
僕 に は 分かる ん だ 。
( 唾 を 飲み込む 音 )
♪ ~
雷 牙 。
あぁ ! ( 蘭 丸 ) う っ !
お前 は 僕 の すべて だった 。
ただ 死ぬ の を 待つ だけ だった 僕 に 共に 生きる と 言って くれ た 。
♪ ~
僕 に とって お前 と いる こと が 生きる って こと だった 。
僕 も 雷 牙 の お 葬式 は 挙げ ない よ 。
僕 の 命 に 代え て も お前 を 死な せ は し ない から 。
♪ ~
( カラシ ) 蘭 丸 !
あぁ … 死 ん じ まった の か ? 蘭 丸 !
あっ … 。 ( 雷 牙 ) う ぅ … 。
ひ ぃ ! あ … あぁ ~ !
♪ ~
カラシ !
( 雷鳴 ) ( テンテン ) あ ~ !
( 雷鳴 )
フッ ハハハハ … !
♪ ( エンディングテ ー マ )
♪ ~
♪ どこまでも 続く 道 に は
♪ いろんな 事 ある ん だ ね
♪ 強 がり な 君 が 今日 は
♪ 受話器 越し に 涙声
♪ どんな 夢 、
♪ 追い掛け て ここ まで 来 た ん だ ろ う
♪ わから なく なったり する 事 は 、
♪ 僕 に だって ある から ねえ 、 baby
♪ 君 が 涙 の とき に は
♪ 僕 が そば に いる から
♪ 離ればなれ の 夜 だって
♪ 僕 は そば に いる から
♪ 僕 は そば に いる から
〈 えっ ! ? テンテン が 崖 から 落ち た ! ? ん じゃ すぐ に 助け に 行か ねえ と 〉
( リー ) 〈 落ち着 い て ください ナルト 君 〉
( ネジ ) 〈 テンテン が そんなに まぬけ な もの か 〉
〈 えっ ? でも カラシ の ヤツ が そう 言って た ぜ ? 〉
( リー ) 〈 残念 です が これ は きっと 何 か の わな です 〉
〈 な っ ! ? わな って … 〉
( ネジ ) 〈 カラシ め … 〉 〈 って か あいつ ら
全滅 し た ん じゃ なかった の か よ ? 〉
( ギルサンダ ー ) 《 一生 君 を 守り 続ける 。 》
( ナレ ー ション ) 〈 メリオダス の 協力 に よって
ギルサンダー は 10 年 に 及ぶ 呪縛 から 解放 さ れ
父 の 敵 で ある ヘンドリクセン を 討ち 倒し た 。