Naruto Episode 206
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ ~
♪ ずっと 側 に い た から
♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て
♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事
♪ 「 また ね … 」 が 淋しい
♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら
♪ 側 に い なく て も
♪ 笑顔 は 届け たい
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ こんなに も 近く に 感じ てる
♪ ふた つ の 想い
( 印 を 唱える 声 )
♪ ~
( ナルト ) 《 そんな … 三 代 目 の じいちゃん が
八雲 を 抹殺 しよ う と し て た なんて
ん な こと ある わけ ねえ って ば よ ! でも … もし 万が一
そんな 任務 を 紅 先生 が 受け て た ん なら … 。
紅 先生 の 変 な 態度 に も 説明 が つく の かも 。
いや 違う ! ん な こと 絶対 ある わけ ねえ ! 》
♪ ~
( サクラ ) 大丈夫 です か ? 紅 先生 。
( 紅 ) ええ あなた の 応急 処置 の おかげ で
ずいぶん 楽 に なった わ 。
♪ ~
( キバ ) 紅 先生 は 一体 誰 を かばって る ん だ ?
( ヒナタ ) 八雲 さん を 預かる よう に 言った の は 三 代 目 火影 様 。
( シノ ) 先生 の 本当 の 任務 と は 一体 … 。
どう なって ん だって ば よ ! ?
♪ ~
あ … あれ は !
こ … 木 ノ 葉 隠れ の 里 が … 。
( ヒナタ ) そんな … 。
♪ ~
まるで 大きな 戦争 が あった 後 みたい だ 。
ヒナタ 。 ( ヒナタ ) は … はい 。
白 眼 。
♪ ~
( ヒナタ ) 里 に 人影 が ない 。
( 紅 ) これ は … 。
何 が どう なって る ん だ ?
♪ ~
キバ ヒナタ 周辺 に 異常 は ?
敵 らしい 影 は どこ に も … 。
( 赤 丸 が におい を かぐ 音 )
赤 丸 も よそ者 の におい は 感じ て ねえ 。
俺 たち が 留守 に し て いる 間 に 里 に 何 が あった ん だ ?
先 に 八雲 さん と 紅 先生 を 病院 に 連れ て いき ま しょ う 。
里 を 調べる の は それ から に し て 。
あ … ああ 。
♪ ~
これ は … 。
とにかく 2 人 を 病室 に 。
私 は 大丈夫 それ より 八雲 を 。
はい 。
もう 安心 だ ぞ 。
あっ 大変 だ ! 意識 が ねえ って ば よ !
生体 反応 が 落ち てる 薬 が 残って る か … 。
ナルト 一緒に 探す の 手伝って 。
いや … でも … 。 いい から 早く !
えっ うん … 。
血 の におい は し ねえ 。
里 の みんな は どこ か に 避難 し てる はず だ 。
( シノ ) 俺 たち は 里 を 調べよ う 。 ( ヒナタ ) うん 。
常に 行動 は 3 人 一緒に 。
何 が あって も 30 分 し たら もう 一 度 ここ に 戻って くる の よ 。
ああ 。
どう し た の ?
エヘヘ やっぱり 俺 たち に 命令 す ん の は 紅 先生 じゃ なきゃ な 。
どう し た の ? ナルト さっき から 薬剤 室 は あ っち よ 。
い や ぁ ちょっと 紅 先生 の こと が 心配 で … 。
だから 急 い で 薬 を … 。 そう じゃ なく て
紅 先生 が … 八雲 を 抹殺 … 。
抹殺 ?
まま … まさか ね … アハ ハハ … 。
俺 って ば 何 か ボ ~ っと し ちゃ って さ 。
は ぁ ?
あっ 今 の … 。 どう し た の ? サクラ ちゃん 。
私 たち 以外 に 誰 か いる 。 えっ ?
えっ ?
危 ねっ !
サクラ ちゃん は 病室 の 2 人 を 頼む !
俺 あいつ を 追う って ば よ ! 分かった 。
待ち や がれ ! 多重 影 分身 の 術 !
えっ … 術 が 発動 し ない ! ?
( 雲海 ) う っ ! オラ !
♪ ~
( 雲海 ) 待て 今 は 争って いる 時 で は ない 。
山荘 を 襲った の は お前 たち だ な !
鞍馬 一族 の 雲海 と 申す 。
鞍馬 ? 八雲 と 同じ 一族 。
何で 同じ 一族 が 八雲 を 襲う ん だ ! ?
( 雲海 ) 話 を 聞け さもなくば 全員 死ぬ ぞ !
えっ … 。
( 赤 丸 の ほえ 声 )
何 だ ? この 生臭い に おい は 。
はっ 白 眼 !
( シノ ) はっ 。
( シノ ) ヒナタ は 白 眼 を 閉じろ !
キバ 赤 丸 は 嗅覚 を 抑えろ !
( ヒナタ ) えっ ? ( キバ ) 何 だって ん だ よ ?
なぜ なら 俺 たち は 何者 か の 術中 に 陥って いる から だ 。
何 だって ? ( 雲海 ) ああ 。
われら は 今 八雲 の 幻 術 の 中 に いる 。
木 ノ 葉 の 里 中 が 戦争 で も あった か の よう に 見える が
これ も あやつ の 幻 術 の 一 つ に すぎ ぬ 。
この 木 ノ 葉 の 里 が 全部 幻 術 で
俺 たち みんな 閉じ込め られ た って の か よ ?
そんな の 絶対 あり え ねえ って ば よ !
しかし あやつ の 潜在 能力 が 目覚め た と し たら
造作 も ない こと な の だ 。
( キバ ) この 里 全体 が ?
俺 たち が 立って る この 地面 も 空 も
全部 幻 術 だって の か よ ! ?
( シノ ) 時として 優れ た 感覚 が 邪魔 に なる こと が ある 。
なぜ なら どんな に 優れ た 視覚 や 嗅覚 を 持って い て も
最終 的 に 情報 を 処理 し
認知 する の は 人間 の 脳 だ から だ 。
特に 大きく 発達 し た 脳 は
複雑 な 電気 信号 を 解釈 する 過程 で
誤り を 犯す こと が ある 。
しかし 昆虫 は 鋭い 感覚 だけ で 動く 。
脳 が 処理 する 情報 も 人間 の それ と は 違い
必要 最低 限 に 絞ら れ て いる 。
見ろ 俺 の 蟲 たち は 平静 さ を 保って いる 。
彼ら は ごまかさ れ ない 。
あっ … 。
( 赤 丸 の 鳴き声 )
( 雲海 ) 八雲 の 幻 術 は 時として 雷雲 を 呼び 炎 を おこす 。
それ は あたかも 現実 に 起き た こと の よう に
人間 の 脳 に 直接 植え付け られ て しまう 。
その こと で 脳 は みずから の 体 を 傷つけ て しまう の だ 。
そんじゃ あ ばあちゃん ちの … 。
あれ も 八雲 の 力 な の か ?
それ だけ で は ない 。
その 気 に なれ ば 人 の 命 を あ やめる こと すら 容易 な の だ 。
でも この 振動 は … 。 ( キバ ) これ も 幻 術 だって の か ?
( シノ ) 今 に 分かる 。
♪ ~
あっ 蛇 ! ( キバ ) デカ すぎる だ ろ !
( ほえ 声 )
あれ も 幻 術 か ! ?
( シノ ) 俺 たち の 大脳 が 作り出し た 恐怖 の 映像 だ 。
決して 物理 的 な 影響 は … 。
( シノ ) 考え られ ない … 。
バカ な !
( シノ ・ キバ ・ ヒナタ ) う わ ~ ! ( 赤 丸 の 鳴き声 )
八雲 さん ? 紅 先生 ?
えっ ?
♪ ~
う あ ~ !
♪ ~
《 マジ か よ … 。
八雲 は 幻 術 で 人 が 殺 せる の か ?
だから 三 代 目 の じいちゃん は
八雲 を 抹殺 しよ う と し た って の か ? 》
う あ ~ !
♪ ~
( 紅 ) 八雲 ? 八雲 ?
はっ 。
≪ ( 八雲 ) 紅 先生 。
紅 先生 。
ここ です よ 紅 先生 。
♪ ~
はっ !
や っぱ 信じ らん ねえ 。
八雲 が そんな こと する なんて … 。
( 雲海 ) われら 鞍馬 一族 に
何 代 か に 1 人 特異 体質 の 持ち主 が 生まれる 。
それ が 八雲 。
しかも 八雲 自身 が その 能力 を 操る こと が でき ず
無意識 に 使って いる こと が 恐ろしい の だ 。
何だか 暑い って ば よ … 。
♪ ~
やめろ !
♪ ~
ドア の 外 は どう なって る ん だ ?
( 雲海 ) 開ける で ない !
あっ … こ … これ は … 。
♪ ~
何で こんな 所 に 溶岩 が … 。
♪ ~
( 雲海 ) あれ は 八雲 の 幻 術 に よって
われわれ の 脳 が 生み出し た 幻 だ 。
だが 幻 と は いえ ひとたび 溶岩 に 飛び込め ば
脳 は 現実 の 溶岩 と 判断 し 肉体 は 燃え上がる 。
それ が 八雲 の 能力 な の だ 。
だから 三 代 目 の じいちゃん と 紅 先生 は
八雲 を 抹殺 しよ う と し た の か よ ! ?
それ は 違う 。
2 人 が 本当 に なき もの に しよ う と し た の は
八雲 の 中 に 存在 する 怪物 な の だ 。
怪物 ?
八雲 の あまり に も 大き すぎる 力 は
いつしか その 身 に 恐ろしい 怪物 を 生み出し て しまった 。
放って おけ ば 成長 を 続ける 怪物 は
いつか 八雲 の 意識 を 取り込み 一 つ に な ろ う と する で あ ろ う 。
そう 判断 し た 三 代 目 と 紅 は
八雲 を 救う ため に
八雲 の 力 を 封印 する しか なかった の だ 。
体 の 中 に 怪物 … 。
そう だった の か 。
こう し ちゃ い らん ねえ って ば よ 。
だ ぁ ~ !
あぁ … 俺 の 全 財産 が … 。
( 雲海 ) 言った だ ろ 溶岩 に 飛び込め ば
肉体 は 本当 に 燃え尽きる 。
そんじゃ あ こっか ら 出 られ ない って こと か よ ?
( 雲海 ) い や 一 つ だけ 方法 は ある 。 それ って どんな 方法 だ ?
五感 を 閉じ て い れ ば
幻 術 は 肉体 に 影響 を 与える こと は でき ない 。
お前 だけ でも この 世界 から 逃れ 八雲 を 討て !
八雲 を … 。
う っ !
( 雲海 ) フン !
だっ … ! 痛 っ … た た !
あれ ? ここ は … 里見 ヶ 丘 。
あっ … 雲海 の おっちゃん !
あぁ … 無事 に 八雲 の 幻 術 から 抜け出し た らしい な … 。
一体 これ は … 。
八雲 を 連れ て 山荘 から 出 た 時点 で
お前 たち は すでに 幻 術 に 落ち て い た の だ … 。
えっ ?
あっ 。
みんな しっかり しろ って ば よ !
ほら キバ ! シノ !
あっ ここ は … 。 サクラ ちゃん
雲海 の おっちゃん の 傷 を 診 て やって くれ 。
雲海 ?
どう し た の ? ひどい やけど じゃ ない 。
この おっちゃん の おかげ で
俺 たち 八雲 の 幻 術 から 抜け出 せ た ん だって ば よ 。
と いう より 追い出さ れ た と 言う べき か 。
えっ ?
八雲 の 標的 は 夕日 紅 ただ 一 人 だった の だ な 。
( キバ ) 紅 先生 は 今 どこ に ?
あぁ 恐らく … 。
八雲 … 。
( 八雲 ) 紅 先生 どう です ? 私 の 絵 は 。
すばらしい でしょ ?
みんな に 何 を し た の ?
( 八雲 ) 心配 し ない で 邪魔者 を 追い出し た だけ だ から 。
いずれ 木 ノ 葉 の 里 に は 復しゅう を 果たさ なけ れ ば なら ない わ 。
でも まず は 先生 に 用 が ある から 。
なぜ 木 ノ 葉 の 里 まで … 。
復しゅう の 相手 なら 私 一 人 で 十 分 の はず 。
知ら ない と は 言わ せ ない 。
はっ !
どう ? すごい でしょ ?
今 の 私 は 先生 を 生かす も 殺す も 自由自在 な の よ 。
( 八雲 ) 本当 の こと を 教え て 。
私 の 父さん と 母 さん を 殺し 鞍馬 一族 を …
そして 私 を 木 ノ 葉 の 里 より 消す よう に 命じ た の は
三 代 目 火影 な の ね ?
( 紅 ) いいえ 。
はっ 。
《 ウッフフフフ … 》
三 代 目 は その よう な 任務 を 命じ て は おら れ ない わ 。
どう し て うそ を つく の ?
♪ ~
( 八雲 ) お 願い 本当の こと を 言って 。
で ない と 紅 先生 あなた は 消え て しまう 。
( 紅 ) あわれ な 子 。
私 を この世 から 消し て 苦し み が 消える の なら そう すれ ば いい 。
あなた の 苦しみ と ともに
憎しみ が 消え て なく なる の なら 。
なぜ 泣く の ? そんな 涙 なんか に だまさ れ ない わ 。
( ガイ ) 1,001 1,002
1,003 1,004 1,005 。
ふ ぅ ~ ! いつ いかなる とき も 汗 を かく と いう の は 気持ち が いい 。
( 物音 ) ん ?
( 物音 )
まだ い た か 鞍馬 一族 !
この マイト ・ ガイ が 相手 に なる ぞ !
トォ ~ !
( 暗部 ) 待て ガイ さん !
ガ … ガイ さん ? えっ ?
そう か お前 たち も 鞍馬 の 幻 術 に 。
( 忍 ) すみません 。 ( ガイ ) ハハハハ … !
ま ぁ 命 あって の 何と やら よかった よかった !
おう お前 たち 戻った か 。
おや ? 里 の 援軍 は どう し た ?
今 説明 し てる 暇 は ね え ん だって ば よ !
えっ ?
あっ おい ! 待て お 前 ら !
何 だ ? あいつ ら … お っ ?
その 男 は ? それ に みんな は ?
いい から ガイ 先生 手伝って ください 。
いや … しかし だ な … 。 いい から 早く !
ああ … 。
白 眼 !
あいつ ら !
やめ なさい 八雲 !
八雲 さん と 紅 先生 は いちばん 奥 の 部屋 に いる 。
( キバ ) おし !
おい 待て って !
( キバ ) だっ !
う … う わ ~ !
キバ ~ !
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で
♪ 笑って いる から
♪ ~
♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から
♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も
♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を
♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も
♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から
♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる
♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も
♪ 変え て み せる 全て の 思い で
♪ 照らす よ 今 すぐ
♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う
♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た
♪ きっと 君 は 涙 の 答え を
♪ 探し て いる ん だ ろ う
♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で 笑って いる から
♪ ~
〈 みんな 状況 は どう なって る の ? 〉
( ヒナタ ) 〈 ナルト 君 が 入った っきり 出 て こ ない の 〉
( シノ ) 〈 蟲 たち も 何 か 異変 を 感じ て 出 て き て しまった 〉
〈 白 眼 で 中 を のぞく こと は ? 〉
( ヒナタ ) 〈 それ が 何 か 大きな 力 が 邪魔 を し て … 〉
〈 私 たち は ただ ここ で 見守る しか ない の ? 〉
( キバ ) 〈 俺 ら は あいつ を 信じ て 待つ しか ねえ って こと か よ ? 〉
( コナン ) < またもや キッド から 予告 状 が 届 い た >
< しかし 今回 は 以前 別 の 泥棒 が 盗 ん だ 品 を
元 の 持ち主 に 返し に 来る と いう >
< その 品 は 3 つ と も 坂本 龍 馬 ゆかり の 物 だった >
< おりしも 元 の 持ち主 の 樽見 氏 は