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ナルト, Naruto Episode 215

Naruto Episode 215

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ

♪ ~

♪ ずっと 側 に い た から

♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て

♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事

♪ 「 また ね … 」 が 淋しい

♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら

♪ 側 に い なく て も

♪ 笑顔 は 届け たい

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ

♪ こんなに も 近く に 感じ てる

♪ ふた つ の 想い

♪ ~

( ナン ) その 印 ここ を 襲った ヤツ と 同じ もの だ 。

( ナルト ) うそ だ ! ( ナン ) うそ じゃ ない 。

この 印 は あの 晩 の … 。

( 悲鳴 )

( 男性 1 ) < う わ ~ ! > ( 男性 2 ) < う ~ わ ~ ! >

( 男性 3 ) < う わ ~ !

う わ ! やめろ !

助け て くれ ~ ! >

< う っ ! > ( ナン ) < やめろ ! >

( 盗賊 ) < フッ ! > ( ナン ) < う っ ! >

( ナン ) < あぁ … > ( 男性 3 ) < う わ ~ ! >

( クナイ が 刺さる 音 ) ( 男性 3 ) < あ ~ ! >

♪ ~

( ナン ) これ は あの 時 の 印 と 同じ だ 。

そんな … 。 ( テンテン ) で も こんな の

医療 班 の 報告 に は なかった わ 。

( ネジ ) 白 眼 !

どうやら これ は 汗 を かい た とき に だけ

浮かび上がる 特殊 な もの の よう だ 。

( ナン ) お前 たち は 出 て いけ 。

な … 何で だ よ ?

こいつ は 俺 が 始末 する 。 何 だ と ! ?

そんな こと 俺 が さ せる か !

なぜ こいつ を かばう ? 木 ノ 葉 の 里 も グル か ?

違う って ば よ 。

こいつ は 昔 の こと を 何一つ 覚え ちゃ い ねえ ん だ よ 。

こいつ に は 記憶 が ね え ん だ 。

記憶 が ない ?

( ネジ ) 記憶 喪失 だ 。

俺 たち は こいつ の 記憶 を 探し に 来 た 。

それ なら もう 分かった はず だ 。

こいつ は 薄汚い 盗賊 だ 。

記憶 が あ ろ う が なか ろ う が 俺 に は 関係ない !

落ち着け !

罪 を 犯し た 記憶 が ない ヤツ を 殺し て も

むなしい だけ だ 。 ( ナン ) うる せ ぇ !

お前 が 本当 に 復しゅう を し たい の なら

こいつ に 記憶 を 取り戻さ せ て から 存分に する が いい 。

その とき は 止め は し ない 。

記憶 が 戻った って そんな こと は さ せ ねえ って ば よ !

( テンテン ) ネジ の 言う と おりよ 。

記憶 が 戻って 口 を 割ら せ れ ば

襲って くる ヤツ ら の 正体 も 分かる 。

その 子 を 使って 取り引き が できる なら

村 も 救 える かも 。

今 は こいつ を 生かし て おく ん だ 。

俺 たち は 逃げ も 隠れ も し ない 。

静か に し て こう でも 言わ ない と

ヤツ は メンマ を 生かし て は くれ ない わ 。

傷口 を 縫う 手足 を 押さえろ 。

( 足音 ) ん … 。

あいつ … 。

( メンマ ) う ぅ … う ~ !

あぁ … あ ~ !

う っ ! う ぅ … 。

う ぅ … あ ~ !

ハァ ハァ ハァ … 。

あ ~ !

俺 に は 信じ らん ねえ 。

こんな お人よし の 塊 が 盗賊 の 仲間 だ なんて 。

記憶 を 失って 善人 に なった の かしら ?

こいつ は きっと 何 か の 事情 で

ヤツ ら と 同じ 印 を 付け てる だけ だ 。

記憶 を なく し た って 悪人 だったら

こんなに お人よし に なら ねえ って ば よ 。

いずれ に せよ 記憶 を 取り戻せ ば すべて 分かる 。

( メンマ ) 僕 は 盗賊 の 仲間 だった ん だ ね 。

さっき の 話 聞こえ て た の か ?

ああ 。

気 に す ん なって ば よ 。

まだ 詳しい こと なんか 何 も 分かっちゃ い ねえ ん だ から 。

な っ ! う … う ~ !

今 は その 傷 を 治す ん だ な 。

( メンマ ) う … う ぅ … 。

( 戸 の 開閉 音 )

辺り の 様子 を 見 て くる 。 ( ナン ) 分かって る な ?

おかしな まね を すれ ば ヤツ と お前 の 仲間 は 死ぬ 。

( ネジ ) その とき は 好き に しろ 。

ハァ … 。

( メンマ ) ハァ … 。

♪ ~

( メンマ ) う … う っ !

ハァ … 。

♪ ~

う ~ !

♪ ~

ハァ ハァ ハァ … 。

出来 た … う っ !

( メンマ ) フキ ちゃん 。 ( フキ の 泣き声 )

( メンマ ) 聞 いた ん だ ね 。

( 男性 1 ) やっぱり 我慢 は でき ねえ ! や っち ま お う みんな の 敵 だ 。

やめろ !

メンマ が ヤツ ら の 仲間 か どう か

まだ 決まった わけ じゃ ねえ !

( 男性 2 ) そい つ を かばう なら お前 も 同罪 だ ぞ !

( 一同 ) そう だ そう だ ! ≪ ( ネジ ) 何の 騒ぎ だ ?

あっ 。 ( テンテン ) ナルト !

テンテン 。

なぜ 小屋 から 出し た ? ( テンテン ) ごめん 。

つい うたた寝 し ちゃ って 。

動 け ねえ と 思って 油断 し て た って ば よ 。

チッ 。 みんな やめろ って 。

こいつ は 記憶 が ね え ん だ 。

だから ホント に ヤツ ら の 仲間 か どう か さえ

分から ねえ ん だって ば よ … 。

警告 し た だ ろ う これ 以上 かばい だて すれ ば

お前 たち も 同罪 だって な !

( 男性 3 ) やれ !

やめろ ! ( テンテン ) う ~ !

ここ は 逃げ た ほう が いい わ 。

僕 は いい 。 ( テンテン ) えっ ?

みんな の 怒り は 当然 だ 。

僕 は 罰 を 受ける べき だ 。

殺さ れる ぞ 。 ( メンマ ) それ でも いい 。

何 言って ん だ よ ! ? メンマ 。

う っ 。

( どよめき )

白 眼 !

♪ ~

ヤツ ら だ 。

橋 を … 橋 を 上げる ん だ ! ( テンテン ) うん !

分かった って ば よ !

( 盗賊 1 ) ヤァ ~ !

う わ ~ !

( 盗賊 2 ) チッ 。

( 死 韻 ) ん ~ ! 木 ノ 葉 の 忍者 に 注意 し

侵入 経路 を 確保 しろ 。 ( 盗賊 たち ) はっ !

( ネジ ) 今 の うち だ みんな 隠れろ !

( 悲鳴 )

お前 も だ 。 ここ は 俺 たち だけ で

十分 だ って ば よ 。

( ラン ) さ ぁ フキ 。

♪ ~

2 か所 から 来 た ぞ 。

ヤツ ら どこ に 行った の ? 消え た って ば よ 。

静か に しろ 。

( 風 の 音 )

( ネジ ) 《 風 … そう か 。

風 の 音 に 混ぜ た 別 の 音色 で

俺 たち を 幻 術 に … 》

気 を 付けろ 俺 たち は すでに ヤツ ら の 術中 だ 。

≪ ( 死 韻 ) 気付く の が 遅い な 。

♪ ~

う っ … 体 が … 。 ♪ ~ ( テンテン ) 重い 。

♪ ~ ( ネジ ) まずい 金縛り か ?

♪ ~ ( メンマ ) 《 相殺 の 音 》

♪ ~

♪ ~ 金縛り が 解け た 。

裏切り者 が !

( テンテン ) 来る わ ! こっち は 任せ た って ば よ !

影 分身 の 術 !

( 死 韻 ) むだ だ !

フッ どう し た ?

もう 打ち止め か ?

私 に は かすり傷 一 つつ い て い ない 。

お っ ?

俺 の 狙い は これ だ !

な っ !

♪ ~

♪ ~ 何 これ ? すごい !

行く わ よ !

( ネジ ) 回 天 ! ( 盗賊 たち ) う わ ~ !

さ ぁ 観念 しろ !

( 死 韻 ) フン 。 逃がさ ねえ ぞ !

ハァ ハァ ハァ … 。

あっ 。

( 盗賊 1 ) フッフ フフ … 。

( クナイ が 刺さる 音 ) ( 盗賊 1 ) お っ !

( フキ ) あ … 。

( メンマ ) はい … 大事 な 物 な ん だ ろ ?

後ろ ~ !

( 盗賊 2 ) この 野郎 ! お っ !

出 た な 声 !

あ … ありがとう 。

さ ぁみ ん な の 所 へ 戻る ん だ 。

うん !

う っ !

メンマ 大丈夫 か ? ( メンマ ) ああ 。

大体 片づ い た って ば よ 。

彼ら の リーダー は ? 死 韻 は ?

あ … 。

追っかけ た けど 逃げ られ ち まった 。

まずい … 死 韻 は 村人 が 村 を 捨て て 出 て いか ない と 分かった 今

最後 の 手段 に 出 て くる 。

この 川 の 上 流 に は 乾期 の 水源 確保 の ため

せき が 造ら れ て いる 。

村 に もし 雨 が 降ら なく て も

一 年 は 水 に 不自由 し ない ほど の 量 だ 。

その せき を 壊し

鉄砲水 で 村 ごと 流す 手はず に なって いる 。

な っ … 。

ヤツ ら は 鉱山 さえ 残れ ば いい ん だ 。

ん ~ 鉄砲水 なんて

山 でも 動かさ なきゃ 止め らん ねえ ぞ 。

山 … 。

はっ ! そう だ 山 を 動かせ ば いい 。

ナルト 君 僕 を 鉱山 に 連れ て いって くれ !

あっ ?

鉱山 に は 大量 の 起爆 札 が ある はず だ 。

起爆 札 ? ん な もん どう す ん だ って ば よ ?

鉱山 その もの を 吹っ飛ば す 。

崩れ た 土砂 は 谷 を 埋め尽くし

鉄砲水 は せき止め られる 。

≪ ( 爆発 音 )

く っそ ~ 始め や がった 急ぐ ぜ メンマ !

ナルト 君

君 に 話し て おか なけ れ ば なら ない こと が ある 。

そんな の 後 に しろ !

僕 は 記憶 を なくし て は い ない ん だ 。

ああ … でも 今 は

鉄砲水 を せき止める の が 先だって ば よ !

いや 今 聞い て もらい たい ん だ 。

僕 は 幼い 頃 に 両親 を 亡くし

死 韻 の 一族 に 育て られ た 。

彼ら は 田 の 国 でも

小さな 忍 の 一族 な ん だ 。

けど 志 は それなり に 高かった はず だった 。

ところ が 1 年 ほど 前

田 の 国 に 忍 の 里 が 出来 た 。

それ が 音 隠れ の 里 だった 。

《 音 隠れ の 里 … 》

一族 の 中 から も 腕 に 自信 の ある 者 は

次々 と 音 隠れ へ と 流れ て いき

ついに は 大名 から の 仕事 も 途絶え た 。

生きる すべ を 失った 一族 の お さ 死 韻 は

この 村 の 金 鉱山 に 目 を 付け た 。

( メンマ ) 脅かし て 村人 を 追い出す だけ の 予定 だった 。

ところが 彼ら の 思わ ぬ 抵抗 に 遭い

僕 は 怖く なり 逃げ出 そ う と し た 。

( 盗賊 ) < 何 を ためらって る ?

早く こいつ を 始末 しろ >

( フキ ) < 父 様 ! 父 様 ! >

( フキ の 泣き声 ) ( 盗賊 ) < ヘッ >

< やめろ ~ !

う っ ! >

< あっ ! き … 貴 様 … >

< 危ない ! う っ !

あ … あ ~ ! >

僕 は 罪 を 犯し た 一族 の 仲間 だ 。

そのまま 死 ん で いれ ば よか っ …

いや 死 ねれ ば どれ だけ 楽 だった か 。

亡くなった 村人 の こと を 思う と 怖く なった 。

忘れ て しまい たかった 。

そこ で 僕 は ひきょう に も

一族 に 伝わる 記憶 を なくす 術 に 逃げ た ん だ 。

ところが 術 は うまく 決まら なかった 。

記憶 は 一時的 に 失った もの の

数 時間 で 元 に 戻って しまった 。

それ じゃ お前

ずっと 記憶 が あった って の か よ ! ? ごめん よ 。

ざ けん な !

だったら 何で その 話 を 初め から

正直 に 話し て くん なかった ん だ ! ? そ したら もっと … !

一族 の 罪 を おおっぴら に する 勇気 が なかった ん だ 。

でも これ 以上

罪 を 重ねる わけ に も いか ない と 思った 。

だから 記憶 を 失った ふり を し た 。

罪 を これ 以上 繰り返さ せ ない ため に も 。

君 たち 木 ノ 葉 の 忍 を 何 人 か でも 連れ て き て

助け て もら お う と 思った ん だ 。

死 韻 の 次 の 計画 は 知って い た 。

罪 の ない 村人 から

さらに 被害 者 を 出す わけ に は いか ない 。

それ を 止める の が 生き延び て しまった 僕 の 役目 だ 。

役目 ?

君 たち 木 ノ 葉 の 忍 の 力 を 借り て 何と して も

死 韻 の 次 の 計画 を 実行 さ せる わけ に は いか なかった ん だ 。

先ほど の 襲撃 の 時 に

一網打尽 に し たかった ん だ けど ね 。

ここ まで 来 たら 鉄砲水 は 僕 が 止める 。

( メンマ ) ありがとう ナルト 君 。

君 は 死 韻 の ほう を 頼む よ 。

必ず 見つけ出し て 止め て くれ 。

お前 これ … 。

ここ で お 別れ だ 。

誰 か が 中 で 起爆 札 を 爆発 さ せ なきゃ なら ない 。

そんな こと し たら お前 が … 。

君 の おかげ で 僕 の 人生 は

少し は 意味 の ある もの に なった 。

あっ ! あ ~ !

( 爆発 音 ) 何 ? この 音 。

上流 の ほう で 断続 的 に 爆発 が 起き て いる 。

( 男性 ) せき が 崩れ たら 村 は 濁流 に のみ 込ま れる ぞ !

( 女性 ) そんな … 。

ネジ … 。

( 爆発 音 )

( 爆発 音 )

( 爆発 音 )

来 や がった 。

ハァ ハァ ハァ … 。

♪ ~

さよう なら ナルト 君 。

メンマ !

♪ ~

( 男性 1 ) 何 が 起き た ん だ ! ?

濁流 を 崩れ た 山 が せき止め た よう だ 。

じゃあ 村 は 助かった って こと ?

ああ 。 ( 男性 2 ) よかった よかった 。

♪ ~

そんな … そんな こと って ある か よ ! ?

メンマ ~ !

♪ ~

あの 野郎 ! 逃がさ ねえ !

影 分身 の 術 !

待ち や がれ !

チッ 俺 たち の 計画 を 邪魔 し や が って !

そんな 術 この 俺 に … ん ! ?

死 ね ~ !

メンマ に 代わって 俺 が 止める !

( 死 韻 ) 何 ! ?

螺旋 丸 !

あぁ … ダァ ~ !

♪ ~

( ネジ ) 命 を 懸けて 村 を 救った か 。

過去 は どう あれ 根 は いい 人 だった の ね 。

お 兄ちゃん … 。

ひと言 わび たかった 。

あいつ に とって は

最後 まで 何 も 思い出さ なかった こと が

救い だった の かも しれ ない な 。

♪ ~

約束 だった よ な ?

こいつ を お前 と 一緒に 食う って よ 。

( シズネ ) いい の です か ? 声 を かけ なく て 。

( 綱 手 ) 食欲 が あれ ば 大丈夫 だ 。

あいつ の こと だ 。

お前 が 心配 せ ず と も 1 人 で 乗り越える さ 。

しばらく は ラーメン を 食べる たび に

思い出す でしょ う ね 。

それ で いい 忘 られ ぬ 思い が ある から こそ

人 は 強く な れる 。

それ が 成長 と いう もの だ 。

♪ ~

か っ ! チクショ ~ うめ ぇ ~ !

♪ ~

メンマ 。

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は

♪ いつも 近く で

♪ 笑って いる から

♪ ~

♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から

♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も

♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を

♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も

♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から

♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる

♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も

♪ 変え て み せる 全て の 思い で

♪ 照らす よ 今 すぐ

♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う

♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た

♪ きっと 君 は 涙 の 答え を

♪ 探し て いる ん だ ろ う

♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は

♪ いつも 近く で 笑って いる から

♪ ~

( シカマル ) 〈 砂 の 里 から の 援軍 要請 ? 〉

( 綱 手 ) 〈 四 天 象 人 と 名乗る 連中 が 砂 の 忍者 候補 生 を 人質 に

火 の 国 方面 へ 逃げ て いる らしい 現在 我 愛 羅 たち が 追って いる 〉

( シカマル ) 〈 って こと は 待ち伏せ って こと っす よ ね ? 〉

( 綱 手 ) 〈 作戦 は 一任 する 。

お前 は 今 使える 下 忍 たち を 連れ て 30 分 以内 に 出発 しろ 以上 だ 〉

( シカマル ) 〈 待って ください 〉 ( 綱 手 ) 〈 何 だ ? 〉

( シカマル ) 〈 サクラ を 貸し て ください 〉

( カカシ ) 口 寄せ の 術 !

♪ ~

( パックン ) おう 久しぶり じゃ な 。

( カカシ ) あまり 懐かし がって る 暇 は ない 。

任務 だ 。

あそこ に 見える の は 匠 の 里 じゃ な 。

( カカシ ) ああ 忍 具 開発 の プロフェッショナル たち の 里 だ 。

彼ら の 開発 する 優秀 な 忍 具 は

われわれ 忍 五 大国 に も 供給 さ れ て いる ん だ が … 。

どう も 最近 妙 な うわさ が あって な 。

妙 な うわさ ?

( カカシ ) 何でも 究極 の 兵器 を 開発 し

五 大国 を 敵 に 回 そ う と し て いる と か 。

フッフ ~ つまり わし ら は 里 を 探り

その 究極 の 兵器 って やつ が ある か どう か

確かめ て くれ ば いい ん だ な ? ( カカシ ) そう いう こと だ 。

お 安い 御用 じゃ 。

♪ ~

♪ ~


Naruto Episode 215

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ ゆらゆら||ひずみ|||から|

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ きみ||もと||と|||

♪ ~

♪ ずっと 側 に い た から |がわ||||

♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て から|||すきま|おおき||

♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事 なまいき||きみ||すなお||へんじ

♪ 「 また ね … 」 が 淋しい |||さびしい

♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら みなれ||がい||なき|||

♪ 側 に い なく て も がわ|||||

♪ 笑顔 は 届け たい えがお||とどけ|

♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ ゆらゆら||ひずみ|||から|

♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ きみ||もと||と|||

♪ こんなに も 近く に 感じ てる ||ちかく||かんじ|

♪ ふた つ の 想い |||おもい

♪ ~

( ナン ) その 印 ここ を 襲った ヤツ と 同じ もの だ 。 ||いん|||おそった|やつ||おなじ||

( ナルト ) うそ だ ! ( ナン ) うそ じゃ ない 。

この 印 は あの 晩 の … 。 |いん|||ばん|

( 悲鳴 ) ひめい

( 男性 1 ) < う わ ~ ! > ( 男性 2 ) < う ~ わ ~ ! > だんせい|||だんせい||

( 男性 3 ) < う わ ~ ! だんせい||

う わ ! やめろ !

助け て くれ ~ ! > たすけ||

< う っ ! > ( ナン ) < やめろ ! >

( 盗賊 ) < フッ ! > ( ナン ) < う っ ! > とうぞく||||

( ナン ) < あぁ … > ( 男性 3 ) < う わ ~ ! > ||だんせい||

( クナイ が 刺さる 音 ) ( 男性 3 ) < あ ~ ! > ||ささる|おと|だんせい|

♪ ~

( ナン ) これ は あの 時 の 印 と 同じ だ 。 ||||じ||いん||おなじ|

そんな … 。 ( テンテン ) で も こんな の

医療 班 の 報告 に は なかった わ 。 いりょう|はん||ほうこく||||

( ネジ ) 白 眼 ! ねじ|しろ|がん

どうやら これ は 汗 を かい た とき に だけ |||あせ||||||

浮かび上がる 特殊 な もの の よう だ 。 うかびあがる|とくしゅ|||||

( ナン ) お前 たち は 出 て いけ 。 |おまえ|||だ||

な … 何で だ よ ? |なんで||

こいつ は 俺 が 始末 する 。 何 だ と ! ? ||おれ||しまつ||なん||

そんな こと 俺 が さ せる か ! ||おれ||||

なぜ こいつ を かばう ? 木 ノ 葉 の 里 も グル か ? ||||き||は||さと|||

違う って ば よ 。 ちがう|||

こいつ は 昔 の こと を 何一つ 覚え ちゃ い ねえ ん だ よ 。 ||むかし||||なにひとつ|おぼえ||||||

こいつ に は 記憶 が ね え ん だ 。 |||きおく|||||

記憶 が ない ? きおく||

( ネジ ) 記憶 喪失 だ 。 ねじ|きおく|そうしつ|

俺 たち は こいつ の 記憶 を 探し に 来 た 。 おれ|||||きおく||さがし||らい|

それ なら もう 分かった はず だ 。 |||わかった||

こいつ は 薄汚い 盗賊 だ 。 ||うすぎたない|とうぞく|

記憶 が あ ろ う が なか ろ う が 俺 に は 関係ない ! きおく||||||||||おれ|||かんけいない

落ち着け ! おちつけ

罪 を 犯し た 記憶 が ない ヤツ を 殺し て も ざい||おかし||きおく|||やつ||ころし||

むなしい だけ だ 。 ( ナン ) うる せ ぇ !

お前 が 本当 に 復しゅう を し たい の なら おまえ||ほんとう||ふくしゅう|||||

こいつ に 記憶 を 取り戻さ せ て から 存分に する が いい 。 ||きおく||とりもどさ||||ぞんぶんに|||

その とき は 止め は し ない 。 |||とどめ|||

記憶 が 戻った って そんな こと は さ せ ねえ って ば よ ! きおく||もどった||||||||||

( テンテン ) ネジ の 言う と おりよ 。 |ねじ||いう||

記憶 が 戻って 口 を 割ら せ れ ば きおく||もどって|くち||わら|||

襲って くる ヤツ ら の 正体 も 分かる 。 おそって||やつ|||しょうたい||わかる

その 子 を 使って 取り引き が できる なら |こ||つかって|とりひき|||

村 も 救 える かも 。 むら||すく||

今 は こいつ を 生かし て おく ん だ 。 いま||||いかし||||

俺 たち は 逃げ も 隠れ も し ない 。 おれ|||にげ||かくれ|||

静か に し て こう でも 言わ ない と しずか||||||いわ||

ヤツ は メンマ を 生かし て は くれ ない わ 。 やつ||||いかし|||||

傷口 を 縫う 手足 を 押さえろ 。 きずぐち||ぬう|てあし||おさえろ

( 足音 ) ん … 。 あしおと|

あいつ … 。

( メンマ ) う ぅ … う ~ !

あぁ … あ ~ !

う っ ! う ぅ … 。

う ぅ … あ ~ !

ハァ ハァ ハァ … 。

あ ~ !

俺 に は 信じ らん ねえ 。 おれ|||しんじ||

こんな お人よし の 塊 が 盗賊 の 仲間 だ なんて 。 |おひとよし||かたまり||とうぞく||なかま||

記憶 を 失って 善人 に なった の かしら ? きおく||うしなって|ぜんにん||||

こいつ は きっと 何 か の 事情 で |||なん|||じじょう|

ヤツ ら と 同じ 印 を 付け てる だけ だ 。 やつ|||おなじ|いん||つけ|||

記憶 を なく し た って 悪人 だったら きおく||||||あくにん|

こんなに お人よし に なら ねえ って ば よ 。 |おひとよし||||||

いずれ に せよ 記憶 を 取り戻せ ば すべて 分かる 。 |||きおく||とりもどせ|||わかる

( メンマ ) 僕 は 盗賊 の 仲間 だった ん だ ね 。 |ぼく||とうぞく||なかま||||

さっき の 話 聞こえ て た の か ? ||はなし|きこえ||||

ああ 。

気 に す ん なって ば よ 。 き||||||

まだ 詳しい こと なんか 何 も 分かっちゃ い ねえ ん だ から 。 |くわしい|||なん||わかっちゃ|||||

な っ ! う … う ~ !

今 は その 傷 を 治す ん だ な 。 いま|||きず||なおす|||

( メンマ ) う … う ぅ … 。

( 戸 の 開閉 音 ) と||かいへい|おと

辺り の 様子 を 見 て くる 。 ( ナン ) 分かって る な ? あたり||ようす||み||||わかって||

おかしな まね を すれ ば ヤツ と お前 の 仲間 は 死ぬ 。 |||||やつ||おまえ||なかま||しぬ

( ネジ ) その とき は 好き に しろ 。 ねじ||||すき||

ハァ … 。

( メンマ ) ハァ … 。

♪ ~

( メンマ ) う … う っ !

ハァ … 。

♪ ~

う ~ !

♪ ~

ハァ ハァ ハァ … 。

出来 た … う っ ! でき|||

( メンマ ) フキ ちゃん 。 ( フキ の 泣き声 ) |ふき||||なきごえ

( メンマ ) 聞 いた ん だ ね 。 |き||||

( 男性 1 ) やっぱり 我慢 は でき ねえ ! や っち ま お う みんな の 敵 だ 。 だんせい||がまん|||||||||||てき|

やめろ !

メンマ が ヤツ ら の 仲間 か どう か ||やつ|||なかま|||

まだ 決まった わけ じゃ ねえ ! |きまった|||

( 男性 2 ) そい つ を かばう なら お前 も 同罪 だ ぞ ! だんせい||||||おまえ||どうざい||

( 一同 ) そう だ そう だ ! ≪ ( ネジ ) 何の 騒ぎ だ ? いちどう|||||ねじ|なんの|さわぎ|

あっ 。 ( テンテン ) ナルト !

テンテン 。

なぜ 小屋 から 出し た ? ( テンテン ) ごめん 。 |こや||だし|||

つい うたた寝 し ちゃ って 。 |うたたね|||

動 け ねえ と 思って 油断 し て た って ば よ 。 どう||||おもって|ゆだん||||||

チッ 。 みんな やめろ って 。

こいつ は 記憶 が ね え ん だ 。 ||きおく|||||

だから ホント に ヤツ ら の 仲間 か どう か さえ |ほんと||やつ|||なかま||||

分から ねえ ん だって ば よ … 。 わから|||||

警告 し た だ ろ う これ 以上 かばい だて すれ ば けいこく|||||||いじょう||||

お前 たち も 同罪 だって な ! おまえ|||どうざい||

( 男性 3 ) やれ ! だんせい|

やめろ ! ( テンテン ) う ~ !

ここ は 逃げ た ほう が いい わ 。 ||にげ|||||

僕 は いい 。 ( テンテン ) えっ ? ぼく||||

みんな の 怒り は 当然 だ 。 ||いかり||とうぜん|

僕 は 罰 を 受ける べき だ 。 ぼく||ばち||うける||

殺さ れる ぞ 。 ( メンマ ) それ でも いい 。 ころさ||||||

何 言って ん だ よ ! ? メンマ 。 なん|いって||||

う っ 。

( どよめき )

白 眼 ! しろ|がん

♪ ~

ヤツ ら だ 。 やつ||

橋 を … 橋 を 上げる ん だ ! ( テンテン ) うん ! きょう||きょう||あげる||||

分かった って ば よ ! わかった|||

( 盗賊 1 ) ヤァ ~ ! とうぞく|

う わ ~ !

( 盗賊 2 ) チッ 。 とうぞく|

( 死 韻 ) ん ~ ! 木 ノ 葉 の 忍者 に 注意 し し|いん||き||は||にんじゃ||ちゅうい|

侵入 経路 を 確保 しろ 。 ( 盗賊 たち ) はっ ! しんにゅう|けいろ||かくほ||とうぞく||

( ネジ ) 今 の うち だ みんな 隠れろ ! ねじ|いま|||||かくれろ

( 悲鳴 ) ひめい

お前 も だ 。 ここ は 俺 たち だけ で おまえ|||||おれ|||

十分 だ って ば よ 。 じゅうぶん||||

( ラン ) さ ぁ フキ 。 らん|||ふき

♪ ~

2 か所 から 来 た ぞ 。 かしょ||らい||

ヤツ ら どこ に 行った の ? 消え た って ば よ 。 やつ||||おこなった||きえ||||

静か に しろ 。 しずか||

( 風 の 音 ) かぜ||おと

( ネジ ) 《 風 … そう か 。 ねじ|かぜ||

風 の 音 に 混ぜ た 別 の 音色 で かぜ||おと||まぜ||べつ||ねいろ|

俺 たち を 幻 術 に … 》 おれ|||まぼろし|じゅつ|

気 を 付けろ 俺 たち は すでに ヤツ ら の 術中 だ 。 き||つけろ|おれ||||やつ|||じゅっちゅう|

≪ ( 死 韻 ) 気付く の が 遅い な 。 し|いん|きづく|||おそい|

♪ ~

う っ … 体 が … 。 ♪ ~ ( テンテン ) 重い 。 ||からだ|||おもい

♪ ~ ( ネジ ) まずい 金縛り か ? ねじ||かなしばり|

♪ ~ ( メンマ ) 《 相殺 の 音 》 |そうさい||おと

♪ ~

♪ ~ 金縛り が 解け た 。 かなしばり||とけ|

裏切り者 が ! うらぎりもの|

( テンテン ) 来る わ ! こっち は 任せ た って ば よ ! |くる||||まかせ||||

影 分身 の 術 ! かげ|ぶんしん||じゅつ

( 死 韻 ) むだ だ ! し|いん||

フッ どう し た ?

もう 打ち止め か ? |うちどめ|

私 に は かすり傷 一 つつ い て い ない 。 わたくし|||かすりきず|ひと|||||

お っ ?

俺 の 狙い は これ だ ! おれ||ねらい|||

な っ !

♪ ~

♪ ~ 何 これ ? すごい ! なん||

行く わ よ ! いく||

( ネジ ) 回 天 ! ( 盗賊 たち ) う わ ~ ! ねじ|かい|てん|とうぞく|||

さ ぁ 観念 しろ ! ||かんねん|

( 死 韻 ) フン 。 逃がさ ねえ ぞ ! し|いん|ふん|にがさ||

ハァ ハァ ハァ … 。

あっ 。

( 盗賊 1 ) フッフ フフ … 。 とうぞく||

( クナイ が 刺さる 音 ) ( 盗賊 1 ) お っ ! ||ささる|おと|とうぞく||

( フキ ) あ … 。 ふき|

( メンマ ) はい … 大事 な 物 な ん だ ろ ? ||だいじ||ぶつ||||

後ろ ~ ! うしろ

( 盗賊 2 ) この 野郎 ! お っ ! とうぞく||やろう||

出 た な 声 ! だ|||こえ

あ … ありがとう 。

さ ぁみ ん な の 所 へ 戻る ん だ 。 |||||しょ||もどる||

うん !

う っ !

メンマ 大丈夫 か ? ( メンマ ) ああ 。 |だいじょうぶ|||

大体 片づ い た って ば よ 。 だいたい|かたづ|||||

彼ら の リーダー は ? 死 韻 は ? かれら||りーだー||し|いん|

あ … 。

追っかけ た けど 逃げ られ ち まった 。 おっかけ|||にげ|||

まずい … 死 韻 は 村人 が 村 を 捨て て 出 て いか ない と 分かった 今 |し|いん||むらびと||むら||すて||だ|||||わかった|いま

最後 の 手段 に 出 て くる 。 さいご||しゅだん||だ||

この 川 の 上 流 に は 乾期 の 水源 確保 の ため |かわ||うえ|りゅう|||かんき||すいげん|かくほ||

せき が 造ら れ て いる 。 ||つくら|||

村 に もし 雨 が 降ら なく て も むら|||あめ||ふら|||

一 年 は 水 に 不自由 し ない ほど の 量 だ 。 ひと|とし||すい||ふじゆう|||||りょう|

その せき を 壊し |||こわし

鉄砲水 で 村 ごと 流す 手はず に なって いる 。 てっぽうみず||むら||ながす|てはず|||

な っ … 。

ヤツ ら は 鉱山 さえ 残れ ば いい ん だ 。 やつ|||こうざん||のこれ||||

ん ~ 鉄砲水 なんて |てっぽうみず|

山 でも 動かさ なきゃ 止め らん ねえ ぞ 。 やま||うごかさ||とどめ|||

山 … 。 やま

はっ ! そう だ 山 を 動かせ ば いい 。 |||やま||うごかせ||

ナルト 君 僕 を 鉱山 に 連れ て いって くれ ! |きみ|ぼく||こうざん||つれ|||

あっ ?

鉱山 に は 大量 の 起爆 札 が ある はず だ 。 こうざん|||たいりょう||きばく|さつ||||

起爆 札 ? ん な もん どう す ん だ って ば よ ? きばく|さつ||||||||||

鉱山 その もの を 吹っ飛ば す 。 こうざん||||ふっとば|

崩れ た 土砂 は 谷 を 埋め尽くし くずれ||どしゃ||たに||うずめつくし

鉄砲水 は せき止め られる 。 てっぽうみず||せきとめ|

≪ ( 爆発 音 ) ばくはつ|おと

く っそ ~ 始め や がった 急ぐ ぜ メンマ ! ||はじめ|||いそぐ||

ナルト 君 |きみ

君 に 話し て おか なけ れ ば なら ない こと が ある 。 きみ||はなし||||||||||

そんな の 後 に しろ ! ||あと||

僕 は 記憶 を なくし て は い ない ん だ 。 ぼく||きおく||||||||

ああ … でも 今 は ||いま|

鉄砲水 を せき止める の が 先だって ば よ ! てっぽうみず||せきとめる|||せんだって||

いや 今 聞い て もらい たい ん だ 。 |いま|ききい|||||

僕 は 幼い 頃 に 両親 を 亡くし ぼく||おさない|ころ||りょうしん||なくし

死 韻 の 一族 に 育て られ た 。 し|いん||いちぞく||そだて||

彼ら は 田 の 国 でも かれら||た||くに|

小さな 忍 の 一族 な ん だ 。 ちいさな|おし||いちぞく|||

けど 志 は それなり に 高かった はず だった 。 |こころざし||||たかかった||

ところ が 1 年 ほど 前 ||とし||ぜん

田 の 国 に 忍 の 里 が 出来 た 。 た||くに||おし||さと||でき|

それ が 音 隠れ の 里 だった 。 ||おと|かくれ||さと|

《 音 隠れ の 里 … 》 おと|かくれ||さと

一族 の 中 から も 腕 に 自信 の ある 者 は いちぞく||なか|||うで||じしん|||もの|

次々 と 音 隠れ へ と 流れ て いき つぎつぎ||おと|かくれ|||ながれ||

ついに は 大名 から の 仕事 も 途絶え た 。 ||だいみょう|||しごと||とだえ|

生きる すべ を 失った 一族 の お さ 死 韻 は いきる|||うしなった|いちぞく||||し|いん|

この 村 の 金 鉱山 に 目 を 付け た 。 |むら||きむ|こうざん||め||つけ|

( メンマ ) 脅かし て 村人 を 追い出す だけ の 予定 だった 。 |おびやかし||むらびと||おいだす|||よてい|

ところが 彼ら の 思わ ぬ 抵抗 に 遭い |かれら||おもわ||ていこう||あい

僕 は 怖く なり 逃げ出 そ う と し た 。 ぼく||こわく||にげだ|||||

( 盗賊 ) < 何 を ためらって る ? とうぞく|なん|||

早く こいつ を 始末 しろ > はやく|||しまつ|

( フキ ) < 父 様 ! 父 様 ! > ふき|ちち|さま|ちち|さま

( フキ の 泣き声 ) ( 盗賊 ) < ヘッ > ||なきごえ|とうぞく|

< やめろ ~ !

う っ ! >

< あっ ! き … 貴 様 … > ||とうと|さま

< 危ない ! う っ ! あぶない||

あ … あ ~ ! >

僕 は 罪 を 犯し た 一族 の 仲間 だ 。 ぼく||ざい||おかし||いちぞく||なかま|

そのまま 死 ん で いれ ば よか っ … |し||||||

いや 死 ねれ ば どれ だけ 楽 だった か 。 |し|||||がく||

亡くなった 村人 の こと を 思う と 怖く なった 。 なくなった|むらびと||||おもう||こわく|

忘れ て しまい たかった 。 わすれ|||

そこ で 僕 は ひきょう に も ||ぼく||||

一族 に 伝わる 記憶 を なくす 術 に 逃げ た ん だ 。 いちぞく||つたわる|きおく|||じゅつ||にげ|||

ところが 術 は うまく 決まら なかった 。 |じゅつ|||きまら|

記憶 は 一時的 に 失った もの の きおく||いちじてき||うしなった||

数 時間 で 元 に 戻って しまった 。 すう|じかん||もと||もどって|

それ じゃ お前 ||おまえ

ずっと 記憶 が あった って の か よ ! ? ごめん よ 。 |きおく||||||||

ざ けん な !

だったら 何で その 話 を 初め から |なんで||はなし||はじめ|

正直 に 話し て くん なかった ん だ ! ? そ したら もっと … ! しょうじき||はなし||||||||

一族 の 罪 を おおっぴら に する 勇気 が なかった ん だ 。 いちぞく||ざい|||||ゆうき||||

でも これ 以上 ||いじょう

罪 を 重ねる わけ に も いか ない と 思った 。 ざい||かさねる|||||||おもった

だから 記憶 を 失った ふり を し た 。 |きおく||うしなった||||

罪 を これ 以上 繰り返さ せ ない ため に も 。 ざい|||いじょう|くりかえさ|||||

君 たち 木 ノ 葉 の 忍 を 何 人 か でも 連れ て き て きみ||き||は||おし||なん|じん|||つれ|||

助け て もら お う と 思った ん だ 。 たすけ||||||おもった||

死 韻 の 次 の 計画 は 知って い た 。 し|いん||つぎ||けいかく||しって||

罪 の ない 村人 から ざい|||むらびと|

さらに 被害 者 を 出す わけ に は いか ない 。 |ひがい|もの||だす|||||

それ を 止める の が 生き延び て しまった 僕 の 役目 だ 。 ||とどめる|||いきのび|||ぼく||やくめ|

役目 ? やくめ

君 たち 木 ノ 葉 の 忍 の 力 を 借り て 何と して も きみ||き||は||おし||ちから||かり||なんと||

死 韻 の 次 の 計画 を 実行 さ せる わけ に は いか なかった ん だ 。 し|いん||つぎ||けいかく||じっこう|||||||||

先ほど の 襲撃 の 時 に さきほど||しゅうげき||じ|

一網打尽 に し たかった ん だ けど ね 。 いちもうだじん|||||||

ここ まで 来 たら 鉄砲水 は 僕 が 止める 。 ||らい||てっぽうみず||ぼく||とどめる

( メンマ ) ありがとう ナルト 君 。 |||きみ

君 は 死 韻 の ほう を 頼む よ 。 きみ||し|いん||||たのむ|

必ず 見つけ出し て 止め て くれ 。 かならず|みつけだし||とどめ||

お前 これ … 。 おまえ|

ここ で お 別れ だ 。 |||わかれ|

誰 か が 中 で 起爆 札 を 爆発 さ せ なきゃ なら ない 。 だれ|||なか||きばく|さつ||ばくはつ|||||

そんな こと し たら お前 が … 。 ||||おまえ|

君 の おかげ で 僕 の 人生 は きみ||||ぼく||じんせい|

少し は 意味 の ある もの に なった 。 すこし||いみ|||||

あっ ! あ ~ !

( 爆発 音 ) 何 ? この 音 。 ばくはつ|おと|なん||おと

上流 の ほう で 断続 的 に 爆発 が 起き て いる 。 じょうりゅう||||だんぞく|てき||ばくはつ||おき||

( 男性 ) せき が 崩れ たら 村 は 濁流 に のみ 込ま れる ぞ ! だんせい|||くずれ||むら||だくりゅう|||こま||

( 女性 ) そんな … 。 じょせい|

ネジ … 。 ねじ

( 爆発 音 ) ばくはつ|おと

( 爆発 音 ) ばくはつ|おと

( 爆発 音 ) ばくはつ|おと

来 や がった 。 らい||

ハァ ハァ ハァ … 。

♪ ~

さよう なら ナルト 君 。 |||きみ

メンマ !

♪ ~

( 男性 1 ) 何 が 起き た ん だ ! ? だんせい|なん||おき|||

濁流 を 崩れ た 山 が せき止め た よう だ 。 だくりゅう||くずれ||やま||せきとめ|||

じゃあ 村 は 助かった って こと ? |むら||たすかった||

ああ 。 ( 男性 2 ) よかった よかった 。 |だんせい||

♪ ~

そんな … そんな こと って ある か よ ! ?

メンマ ~ !

♪ ~

あの 野郎 ! 逃がさ ねえ ! |やろう|にがさ|

影 分身 の 術 ! かげ|ぶんしん||じゅつ

待ち や がれ ! まち||

チッ 俺 たち の 計画 を 邪魔 し や が って ! |おれ|||けいかく||じゃま||||

そんな 術 この 俺 に … ん ! ? |じゅつ||おれ||

死 ね ~ ! し|

メンマ に 代わって 俺 が 止める ! ||かわって|おれ||とどめる

( 死 韻 ) 何 ! ? し|いん|なん

螺旋 丸 ! らせん|まる

あぁ … ダァ ~ !

♪ ~

( ネジ ) 命 を 懸けて 村 を 救った か 。 ねじ|いのち||かけて|むら||すくった|

過去 は どう あれ 根 は いい 人 だった の ね 。 かこ||||ね|||じん|||

お 兄ちゃん … 。 |にいちゃん

ひと言 わび たかった 。 ひとこと||

あいつ に とって は

最後 まで 何 も 思い出さ なかった こと が さいご||なん||おもいださ|||

救い だった の かも しれ ない な 。 すくい||||||

♪ ~

約束 だった よ な ? やくそく|||

こいつ を お前 と 一緒に 食う って よ 。 ||おまえ||いっしょに|くう||

( シズネ ) いい の です か ? 声 を かけ なく て 。 |||||こえ||||

( 綱 手 ) 食欲 が あれ ば 大丈夫 だ 。 つな|て|しょくよく||||だいじょうぶ|

あいつ の こと だ 。

お前 が 心配 せ ず と も 1 人 で 乗り越える さ 。 おまえ||しんぱい|||||じん||のりこえる|

しばらく は ラーメン を 食べる たび に ||らーめん||たべる||

思い出す でしょ う ね 。 おもいだす|||

それ で いい 忘 られ ぬ 思い が ある から こそ |||ぼう|||おもい||||

人 は 強く な れる 。 じん||つよく||

それ が 成長 と いう もの だ 。 ||せいちょう||||

♪ ~

か っ ! チクショ ~ うめ ぇ ~ !

♪ ~

メンマ 。

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は さび||こころ||とびら||かぎ|

♪ いつも 近く で |ちかく|

♪ 笑って いる から わらって||

♪ ~

♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から かた||ない|よろこび||みつけ||

♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も ||いく|やり||あめ||ふって|

♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を ことば|||||おおきな|ゆめ|

♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も かなえ||||きず||ふかく||

♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から しんじ|つづけ||いま||ぼくら|||

♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる め||||はしり|つづけ||

♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も |みらい||ひかり||ない||いわ|||

♪ 変え て み せる 全て の 思い で かえ||||すべて||おもい|

♪ 照らす よ 今 すぐ てらす||いま|

♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う |かぜ||ぼくら||こころ||ためし||||||

♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た |こころ||なか||てのひら||にぎりしめ|

♪ きっと 君 は 涙 の 答え を |きみ||なみだ||こたえ|

♪ 探し て いる ん だ ろ う さがし||||||

♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る |ゆめ||ちかく||こたえ|||||まって|

♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は さび||こころ||とびら||かぎ|

♪ いつも 近く で 笑って いる から |ちかく||わらって||

♪ ~

( シカマル ) 〈 砂 の 里 から の 援軍 要請 ? 〉 |すな||さと|||えんぐん|ようせい

( 綱 手 ) 〈 四 天 象 人 と 名乗る 連中 が 砂 の 忍者 候補 生 を 人質 に つな|て|よっ|てん|ぞう|じん||なのる|れんちゅう||すな||にんじゃ|こうほ|せい||ひとじち|

火 の 国 方面 へ 逃げ て いる らしい 現在 我 愛 羅 たち が 追って いる 〉 ひ||くに|ほうめん||にげ||||げんざい|われ|あい|ら|||おって|

( シカマル ) 〈 って こと は 待ち伏せ って こと っす よ ね ? 〉 ||||まちぶせ|||||

( 綱 手 ) 〈 作戦 は 一任 する 。 つな|て|さくせん||いちにん|

お前 は 今 使える 下 忍 たち を 連れ て 30 分 以内 に 出発 しろ 以上 だ 〉 おまえ||いま|つかえる|した|おし|||つれ||ぶん|いない||しゅっぱつ||いじょう|

( シカマル ) 〈 待って ください 〉 ( 綱 手 ) 〈 何 だ ? 〉 |まって||つな|て|なん|

( シカマル ) 〈 サクラ を 貸し て ください 〉 |さくら||かし||

( カカシ ) 口 寄せ の 術 ! |くち|よせ||じゅつ

♪ ~

( パックン ) おう 久しぶり じゃ な 。 ||ひさしぶり||

( カカシ ) あまり 懐かし がって る 暇 は ない 。 ||なつかし|||いとま||

任務 だ 。 にんむ|

あそこ に 見える の は 匠 の 里 じゃ な 。 ||みえる|||たくみ||さと||

( カカシ ) ああ 忍 具 開発 の プロフェッショナル たち の 里 だ 。 ||おし|つぶさ|かいはつ||ぷろふぇっしょなる|||さと|

彼ら の 開発 する 優秀 な 忍 具 は かれら||かいはつ||ゆうしゅう||おし|つぶさ|

われわれ 忍 五 大国 に も 供給 さ れ て いる ん だ が … 。 |おし|いつ|たいこく|||きょうきゅう|||||||

どう も 最近 妙 な うわさ が あって な 。 ||さいきん|たえ|||||

妙 な うわさ ? たえ||

( カカシ ) 何でも 究極 の 兵器 を 開発 し |なんでも|きゅうきょく||へいき||かいはつ|

五 大国 を 敵 に 回 そ う と し て いる と か 。 いつ|たいこく||てき||かい||||||||

フッフ ~ つまり わし ら は 里 を 探り |||||さと||さぐり

その 究極 の 兵器 って やつ が ある か どう か |きゅうきょく||へいき|||||||

確かめ て くれ ば いい ん だ な ? ( カカシ ) そう いう こと だ 。 たしかめ||||||||||||

お 安い 御用 じゃ 。 |やすい|ごよう|

♪ ~

♪ ~