Tokyo Ghoul Root A Episode 8 tokyo|ghoul|root|a|episode

梟 に つい て 教え て いただけ ます か ふくろう||||おしえ||||

功 善 と いう グール が い た いさお|ぜん||||||

多く の グール が そう する よう に おおく|||||||

生きる ため に 人 を 喰 らい 同胞 で ある グール すら 殺し 屠 った いきる|||じん||しょく||どうほう|||||ころし|と|

運命 を 呪い ながら も 強く 孤独 に うんめい||まじない|||つよく|こどく|

功 善 の 噂 は 広く 聞こえよ う に なり いさお|ぜん||うわさ||ひろく|きこえよ|||

ある 組織 が 彼 に 目 を つけ た |そしき||かれ||め|||

彼 は 組織 と 手 を 組む こと に し た かれ||そしき||て||くむ||||

彼 は 組織 の 命ずる まま かれ||そしき||めいずる|

人間 グール 構わ ず 殺し た にんげん||かまわ||ころし|

それ が 彼 の 仕事 と なった ||かれ||しごと||

功 善 は 相変わらず 孤独 だった いさお|ぜん||あいかわらず|こどく|

組織 は 彼 の 居所 に は なり 得 なかった そしき||かれ||いどころ||||とく|

ある 日 功 善 は 古い 喫茶 店 で 一 人 の 人間 と 出会った |ひ|いさお|ぜん||ふるい|きっさ|てん||ひと|じん||にんげん||であった

お代わり は いかが です か おかわり||||

いつも 同じ 席 いつも 同じ コーヒー |おなじ|せき||おなじ|こーひー

砂糖 は なし です よ ね さとう|||||

功 善 さん 漢字 苦手 な ん だ いさお|ぜん||かんじ|にがて|||

じゃあ 私 が 教え て あげる |わたくし||おしえ||

俺 は … おれ|

行 こ う ぎょう||

孤独 で 誰 に は 心 を 開け なかった 彼 も こどく||だれ|||こころ||あけ||かれ|

彼女 に は なぜ か 心 を 許し た かのじょ|||||こころ||ゆるし|

だが …

ずっと 一 人 で つらかった でしょ う |ひと|じん||||

彼女 は 彼 を 受け入れ た かのじょ||かれ||うけいれ|

じゃあ このまま だ と この 子 は … |||||こ|

グール と 人間 の 間 の 子 は 奇跡 でも 起こら ない 限り … ||にんげん||あいだ||こ||きせき||おこら||かぎり

栄養 が 必要 な ん だ よ ね えいよう||ひつよう|||||

大丈夫 だいじょうぶ

奇跡 は 起こる よ きせき||おこる|

彼女 は 奇跡 を 起こし た かのじょ||きせき||おこし|

ようやく 幸せ が 訪れ た |しあわせ||おとずれ|

だが それ も 長く は 続か なかった |||ながく||つづか|

憂 那 ゆう|な

功 善 は 生き て 戻った いさお|ぜん||いき||もどった

しかし すでに その 子 の 姿 は なかった |||こ||すがた||

そして 時 が 過ぎ |じ||すぎ

この 世界 の すべて を 憎 ん だ 梟 と 呼ば れる グール が 現れ た |せかい||||にく|||ふくろう||よば||||あらわれ|

隻 眼 の 梟 せき|がん||ふくろう

ああ 私 の 子 だ |わたくし||こ|

雪 か ゆき|

引っ越し ？ ひっこし

うん ビル 全体 を リフォーム する ん だ って |びる|ぜんたい||||||

あっ じゃあ トーカ ちゃん 工事 終わる まで うち に 住 ん だ ら ||||こうじ|おわる||||じゅう|||

ありがとう でも 親戚 の お 兄さん の ところ で やっかい に なる から ||しんせき|||にいさん|||||||

何 だ 毎日 手 料理 食べ させ て あげ られる と 思った のに なん||まいにち|て|りょうり|たべ|さ せ|||||おもった|

ごめん ね

雪 ？ ゆき

ホント だ ほんと|

積もる かな つもる|

どう だ ろ う ね

積もる と いい よ ね つもる||||

そう だ ね

ああ 錦 くん 見 て 雪 だ よ |にしき||み||ゆき||

道理で クソ 寒い はず だ よ どうりで|くそ|さむい|||

寒い から ね さむい||

バイト 終わる まで 家 で 待って りゃ いい じゃ ねぇ か ばいと|おわる||いえ||まって|||||

いい の

すぐ だ ぜ あん て いく

あん て いく まで 送ったら 家 で 待って る ||||おくったら|いえ||まって|

わ っか ん ねぇ よ なぁ 女 って の は ||||||おんな|||

こういう 時間 が 大切 な ん だ から |じかん||たいせつ||||

そういう もん か ね

やっぱり 降って き ちゃ った ね |ふって||||

傘 持って き て 正解 だった ね かさ|もって|||せいかい||

った く なんで こんなに クソ 忙しい ん だ よ ||||くそ|いそがしい|||

でも こんなに お 客 さん が 来 て くれる なんて |||きゃく|||らい|||

うれしい よ ね

よし とにかく トーカ が 帰って くる まで 俺 たち で 何とか まわす ぞ ||||かえって|||おれ|||なんとか||

ヒナミ は カウンター を 頼む ホール は 俺 に 任せろ ||かうんたー||たのむ|ほーる||おれ||まかせろ

わ … 私 は |わたくし|

ロマ は … 食器 を 壊す な ||しょっき||こわす|

入 見 さ ん アメリカン 三 つ お 願い し ます はい|み|||あめりかん|みっ|||ねがい||

はい

古 間 さん ふる|あいだ|

ブレンド 四 つ 大至急 で ぶれんど|よっ||だいしきゅう|

了解 りょうかい

トーカ ちゃん は 大学 卒業 し たら どう する の |||だいがく|そつぎょう|||||

まだ 受かって も い ない のに |うかって||||

じゃあ こういう 聞き 方 なら いい ||きき|かた||

トーカ ちゃん の 将来 の 夢 は |||しょうらい||ゆめ|

将来 の 夢 か しょうらい||ゆめ|

ちゃんと 考え た こ と なかった な |かんがえ|||||

依子 は よりこ|

調理 師 さん ちょうり|し|

いい ね きっと 繁盛 する よ |||はんじょう||

ありがとう それ で 董 香 ちゃん の 夢 は |||ただし|かおり|||ゆめ|

夢 か ゆめ|

うん

夢 って いう か やって み たい こと なら いく つ か ゆめ|||||||||||

どんな こと 教え て ||おしえ|

学校 の 先生 と か 喫茶 店 と か がっこう||せんせい|||きっさ|てん||

喫茶 店 あん て いく みたい な ？ きっさ|てん|||||

喫茶 店 か ぁ きっさ|てん||

なんか 喫茶 店 って 人 が 自然 に 集まる 感じ が し て |きっさ|てん||じん||しぜん||あつまる|かんじ|||

そういう の 好き かな なんて ||すき||

私 も トーカ ちゃん の お 店 で 働く わたくし||||||てん||はたらく

そう だ ね

報告 書 は 読ま せ て もらった ほうこく|しょ||よま|||

決定 的 な 根拠 が あん の か けってい|てき||こんきょ||||

勘 か かん|

った く … 呉 緒 じゃ ある まい し ||くれ|お||||

20 区 の 捜査 官 は 面 が 割れ て いる 可能 性 も ある く||そうさ|かん||おもて||われ|||かのう|せい||

俺 の 方 で 人選 し て 張り込ま せ て おい た おれ||かた||じんせん|||はりこま||||

さすが マル 仕事 が 速い ||しごと||はやい

よし や がれ

しっか し クソ 忙しい 一 日 だった なぁ ||くそ|いそがしい|ひと|ひ||

ヒナミ ちゃん 大丈夫 疲れ た でしょ う ||だいじょうぶ|つかれ|||

楽しかった たのしかった

そう いや ロマ

お前 食器 割ら ず に す ん だ の 初めて じゃ ねぇ か おまえ|しょっき|わら|||||||はじめて|||

二 枚 割り まし た ふた|まい|わり||

ま ぁ あの 忙し さ で 二 枚 です ん だ なら 上出来 だ よ |||いそがし|||ふた|まい|||||じょうでき||

に … 錦 先輩 が 優しい |にしき|せんぱい||やさしい

な … なんで です か 私 の こと 狙って る ん です か ||||わたくし|||ねらって||||

お前 調子 乗って クソ くだら ねぇ こ と 言って ん じゃ ねぇ ぞ おまえ|ちょうし|のって|くそ|||||いって||||

でも 本当 これ だけ 忙しい の は 久しぶり だった わ ね … |ほんとう|||いそがしい|||ひさしぶり|||

もう 少し で あん て いく の 最終 兵器 を 投入 する ところ だっ だ よ |すこし||||||さいしゅう|へいき||とうにゅう|||||

あん て いく の 最終 兵器 ？ ||||さいしゅう|へいき

誰 の こと だれ||

それ は …

言って る そばから いって||

最終 兵器 って 嘘 だ ろ さいしゅう|へいき||うそ||

まさか ね …

本当 だ よ もう ずいぶん 前 の こと だ けど ほんとう|||||ぜん||||

四方 さん が あん て いく で 働 い て た なんて しほう|||||||はたら||||

信じ らん ねぇ しんじ||

コーヒー 淹 れる の 上手かった わ よ こーひー|えん|||うまかった||

でも 接客 が ちょっと ね … |せっきゃく|||

トーカ 荷造り は でき た の か |にづくり|||||

や ばっ あと ちょっと 残って た ||||のこって|

あと は 私 たち で やっと く から ||わたくし|||||

ありがとう ござい ます

行 こ う ヒナミ ぎょう|||

そう か …

芳村 さん は ？ よしむら||

後片付け が 残って る あとかたづけ||のこって|

君 に は みんな の こと を 頼み たい きみ|||||||たのみ|

分かり まし た わかり||

政道 さん まさみち|

いつも と 様子 が 違い ます けど … 何 か あった ん っす か ||ようす||ちがい|||なん|||||

いや どう な ん だ ろ う なぁ …

俺 は 知ら さ れ て ない けど おれ||しら|||||

そう っす か

悪い が ちょっと 急ぐ から わるい|||いそぐ|

お 姉ちゃん まだ 降って る |ねえちゃん||ふって|

これ 積もり そう だ ね |つもり|||

それ じゃ 四方 くん 頼 ん だ よ ||しほう||たの|||

はい

トーカ

はい

店長 何 か あったら お 手伝い し ます から てんちょう|なん||||てつだい|||

私 も わたくし|

い や ぁ こりゃ あ 今夜 は 積もり ます な |||||こんや||つもり||

いらっしゃい ませ

私 も 一緒 に よろしい です かな わたくし||いっしょ||||

もちろん

どうぞ

いただき ます

うまい

ありがとう ござい ます

これ は あれ です か

やはり 豆 が 違う ん です か |まめ||ちがう|||

もちろん それ も あり ます が

それ 以上 に 焙 煎 の 加減 や 淹 れ 方 |いじょう||あぶ|い||かげん||えん||かた

水 に よって も 味 は 変わり ます すい||||あじ||かわり|

これ は 私 の 持論 です が … ||わたくし||じろん||

大切 な の は 産地 より も たいせつ||||さんち||

それぞれ の 豆 と の 向き合い 方 でしょ う ね ||まめ|||むきあい|かた|||

向き合う むきあう

豆 に よって 向き合い 方 は 変わる ん です まめ|||むきあい|かた||かわる||

高い 豆 だ から と いって 雑 に 淹 れ れ ば 美味しく は なら ない たかい|まめ|||||ざつ||えん||||おいしく|||

逆 も また 然り です ぎゃく|||しかり|

安い 豆 でも その 特性 を 生かし て 丁寧 に 淹 れ れ ば やすい|まめ|||とくせい||いかし||ていねい||えん|||

美味しく 味わえ る ん です おいしく|あじわえ|||

なるほど 奥 が 深い |おく||ふかい

いいえ

美味しかった です おいしかった|

ありがとう ござい ます

お 代 は 結構 です |だい||けっこう|

しかし それ は …

それ じゃ お 言葉 に 甘え て |||ことば||あまえ|

ご馳走様 で し た ごちそうさま|||

雪 だ ね ゆき||

楽しみ だ な たのしみ||

店 内 ピッカ ピカ に し て おき まし た よ てん|うち|||||||||

書類 も すべて 処分 し て おき まし た しょるい|||しょぶん|||||

ありがとう

さ ぁ どうぞ

よっ 待って まし た |まって||

ありがとう ござい ます

寂しく なる ね さびしく||

俺 たち が 最後 まで ついていき ます から おれ|||さいご||||

それ じゃ ご 不満 かしら |||ふまん|

憂 那 私 の 願い は ゆう|な|わたくし||ねがい|

とうとう 叶わ なかった よ |かなわ||

「 梟 討伐 作戦 」 決行 の 許可 を お 願い 申し上げ ます ふくろう|とうばつ|さくせん|けっこう||きょか|||ねがい|もうしあげ|

対象 の 居所 は たいしょう||いどころ|

はい 20 区 に ある 「 あん て いく 」 と いう 店 です |く||||||||てん|