Tokyo Ghoul Root A Episode 9 tokyo|ghoul|root|a|episode Tokyo Ghoul Root A Episode 9

帰って くる なら 電話 くらい くれ れ ば いい のに かえって|||でんわ||||||

母ちゃん … かあちゃん

うまい ね これ

あらそう

あんた ろくな もん 食べ て ない ん じゃ ない の |||たべ||||||

うん うまい

でも 珍しい わ ね |めずらしい||

あんた が 家 に 帰って くる なんて ||いえ||かえって||

何 か あった の なん|||

別に … べつに

梟 討伐 作戦 です か ふくろう|とうばつ|さくせん||

大規模 な 作戦 に なる よう です だいきぼ||さくせん||||

メンバー に は あなた の 名前 も あり ます めんばー|||||なまえ|||

滝澤 くん たきさわ|

書き 方 は 分かり ます ね かき|かた||わかり||

何 書きゃ い い ん だ ろ う なん|かきゃ||||||

また 遺書 です か |いしょ||

決まり だ から ね きまり|||

でも 言い残す こと な ん かない です |いいのこす|||||

なんでも いい ん だ よ

仲間 や 友達 に ありがとう と か そん なんでも さ なかま||ともだち|||||||

黒 磐 特等 くろ|いわお|とくとう

みな …

私 が ついて る わたくし|||

平子 班長 書け まし た か 例の ひらこ|はんちょう|かけ||||れいの

遺書 か ああ いしょ||

俺 正直 何 書 い て いい か 分か ん ない っす おれ|しょうじき|なん|しょ|||||わか|||

両親 に 感謝 の 言葉 でも 書け ば いい りょうしん||かんしゃ||ことば||かけ||

有馬 特等 と か どんな こと 書く ん っす か ね ありま|とくとう|||||かく||||

有馬 さん は … ありま||

いつも 白紙 だ と おっしゃって い た |はくし|||||

白紙 かっけ ぇ はくし||

いや

彼 は 何 を 書こ う か いつも 考え て い た かれ||なん||かきこ||||かんがえ|||

その 上 で 白紙 な ん だ |うえ||はくし|||

「 堂島 」 の 改良 を 地 行 博士 に 頼 ん で おい た どうじま||かいりょう||ち|ぎょう|はかせ||たの||||

俺 の 部下 が 新しい ギミック を 考案 し て くれ て な おれ||ぶか||あたらしい|||こうあん|||||

出撃 前 に 間に合え ば いい ん だ が しゅつげき|ぜん||まにあえ|||||

アキラ

奇 遇 だ な き|ぐう||

君 も 墓参り か きみ||はかまいり|

アカデミー の 同期 だ そう だ な あかでみー||どうき||||

ああ

24 区 で 死 ん だ く||し||

「 堂島 」 は 彼女 の 形見 だ どうじま||かのじょ||かたみ|

24 区 か く|

私 の 父 と 母 は 24 区 の 捜査 チーム で 一緒 に 仕事 を し て い た わたくし||ちち||はは||く||そうさ|ちーむ||いっしょ||しごと|||||

班長 は 丸 手 特等 はんちょう||まる|て|とくとう

そして 奴 と 出会った |やつ||であった

捜査 チーム は 類 を 見 ない 強 さ を 前 に そうさ|ちーむ||るい||み||つよ|||ぜん|

為 す 術 も なく ため||じゅつ||

本局 は 丸 手 特等 に 退却 を 命じ た ほんきょく||まる|て|とくとう||たいきゃく||めいじ|

退避 … たいひ

放せ 放せ はなせ|はなせ

クレオ 命令 だ |めいれい|

放せ はなせ

クレオ

カスカ

カスカ …

最も 実力 の あった 母 を 殿 に もっとも|じつりょく|||はは||しんがり|

カスカ

あの 日 から 父 は 梟 に 囚 われ 続け た |ひ||ちち||ふくろう||しゅう||つづけ|

父 の 無念 は 私 が 晴らす ちち||むねん||わたくし||はらす

奴 が 目の前 に 現れ れ ば 私 が 息の根 を 止める やつ||めのまえ||あらわれ|||わたくし||いきのね||とどめる

今度 こそ … 必ず … こんど||かならず

アキラ

無 茶 だけ は し ない で くれ む|ちゃ||||||

「 堂島 」 の 持ち主 と かぶる か どうじま||もちぬし|||

私 の 知ら ん 奴 を 勝手 に 私 に 重ねる な わたくし||しら||やつ||かって||わたくし||かさねる|

お前 は で か すぎる の おまえ|||||

君 らしい な きみ||

実に 君 らしい じつに|きみ|

20 区 は 大規模 な 警戒 網 が 張ら れ く||だいきぼ||けいかい|あみ||はら|

現在 は 立ち入り 禁止 区域 と なって い ます げんざい||たちいり|きんし|くいき||||

CCG は 住民 の 避難 を 終了 さ せ た と 発表 ccg||じゅうみん||ひなん||しゅうりょう|||||はっぴょう

本日 に も 突入 する と 見 られ て おり ほんじつ|||とつにゅう|||み|||

緊迫 し た 状態 が 続 い て おり ます きんぱく|||じょうたい||つづ||||

作戦 を 開始 する さくせん||かいし|

いらっしゃい ませ

狼狽 える な たった 二 体 だ ろうばい||||ふた|からだ|

二 体 です って ふた|からだ||

感覚 鈍い ね かんかく|にぶい|

敵 は 梟 だけ じゃ なかった の か よ てき||ふくろう||||||

あれ は …

魔 猿 ま|さる

それ に 黒 犬 ||くろ|いぬ

あいつ ら 敵 同士 だった はず な のに なんで ||てき|どうし|||||

お前 ら 腕 なまって ねぇ だ ろ う な おまえ||うで||||||

あなた たち 私 の ため に 死に なさい ||わたくし||||しに|

はい

暴れろ あばれろ

第 一 隊 交戦 中 だい|ひと|たい|こうせん|なか

敵 は 魔 猿 に ブラック ドー ベル てき||ま|さる||ぶらっく||べる

ブラック ドー ベル ？ アオギリ じゃ ない の か ぶらっく||べる|||||

和 修 局長 わ|おさむ|きょくちょう

第 一 隊 は 持ち堪え つつ 敵 を 分散 だい|ひと|たい||もちこたえ||てき||ぶんさん

第 二 隊 第 三 隊 が 分散 し た 敵 を 各 個 撃破 だい|ふた|たい|だい|みっ|たい||ぶんさん|||てき||かく|こ|げきは

両 部隊 の 指揮 は 丸 手 特等 に りょう|ぶたい||しき||まる|て|とくとう|

了解 りょうかい

第 三 隊 鉢 川 だい|みっ|たい|はち|かわ

どう し た

丸 手 さん 黒 犬 は 俺 に やらせ て ください まる|て||くろ|いぬ||おれ||||

聞こえ た か 望 元 は 魔 猿 を 頼む きこえ|||のぞみ|もと||ま|さる||たのむ

ラジャー ボーイ |ぼーい

鉢 川 無 茶 は する な よ はち|かわ|む|ちゃ||||

了解 りょうかい

次 ハイヤー … つぎ|はいやー マインド まいんど

ずいぶん 物騒 じゃ ない の |ぶっそう|||

お 山 へ 帰り なさい |やま||かえり|

お 猿 さん |さる|

あいにく ここ が 俺 の 山 なんで ね |||おれ||やま||

久しぶり だ な ひさしぶり||

黒 犬 くろ|いぬ

ワンワン わんわん

第 四 隊 以降 で 四方 を 封鎖 だい|よっ|たい|いこう||しほう||ふうさ

一 匹 たり と も 包囲 網 から 逃す な ひと|ひき||||ほうい|あみ||のがす|

了解 りょうかい

お出まし だ おでまし|

奪う 行為 は 等しく 悪 だ うばう|こうい||ひとしく|あく|

我々 は 産まれ 落ち た 瞬間 から 何 か を 奪い 続ける われわれ||うま れ|おち||しゅんかん||なん|||うばい|つづける

命 と は 罪 を 犯し 続ける もの いのち|||ざい||おかし|つづける|

命 と は 悪 そのもの いのち|||あく|その もの

私 は 自覚 する 私 は 悪 だ わたくし||じかく||わたくし||あく|

そして 君 たち も |きみ||

さあ 殺し に 来 なさい |ころし||らい|

どこ へ 行く ||いく

あん て いく

終わり だ おわり|

終わり … おわり

見殺し に … する の みごろし|||

あん て いく は 助け合い だって いつも 言って た ||||たすけあい|||いって|

店長 は どう なる の てんちょう||||

古 間 さん は 入 見 さん は どう なる の ふる|あいだ|||はい|み|||||

あいつ ら は …

いつも どこ か で 落とし どころ を 求め て い た ||||おとし|||もとめ|||

多く の 命 を 奪い 罪 を 犯し て き た が おおく||いのち||うばい|ざい||おかし||||

芳村 さん と 出会った こと で これ まで の 行為 の 意味 を 理解 し た よしむら|||であった||||||こうい||いみ||りかい||

だが いくら 心 を 入れ替え て も 罪 は 消え ない ||こころ||いれかえ|||ざい||きえ|

だから 罰 を 必要 と し て い た |ばち||ひつよう|||||

罰 … ばち

この 戦い は 罰 で も ある |たたかい||ばち|||

あいつ ら と その 仲間 たち に とって の ||||なかま||||

だったら 私 だって … 私 だって 殺し て き た |わたくし||わたくし||ころし|||

喰 べ る ため に も ムカ つく って 理由 だけ でも しょく|||||||||りゆう||

たくさん 殺し て き た |ころし|||

私 に も … 私 に も 罰 が 必要 でしょ わたくし|||わたくし|||ばち||ひつよう|

なんで … なんで …

学校 か 私 も 行って み たかった わ がっこう||わたくし||おこなって|||

なんで みんな …

ネクタイ が ドブ み たい だって ねくたい||どぶ|||

冗談 きつい ねぇ トーカ ちゃん じょうだん||||

なんで みんな い なく なっちゃ う の

トーカ ちゃん

全部 なくなる … ぜんぶ|

霧 嶋 さん 一緒 に お 弁当 食べ ませ ん か きり|しま||いっしょ|||べんとう|たべ|||

トーカ ちゃん の 将来 の 夢 は ？ |||しょうらい||ゆめ|

依子 と の 約束 も … よりこ|||やくそく|

必死 で 覚え た 公式 も … ひっし||おぼえ||こうしき|

いつか ちゃんと 教え て ね ||おしえ||

喫茶 店 あん て いく みたい な きっさ|てん|||||

全部 … ぜんぶ

全部 … 全部 … ぜんぶ|ぜんぶ

全部 なくなっちゃ う … ぜんぶ||

もう いや … もう いや な の

もう 誰 も … |だれ|

クソ 冴え ねぇ 面 し や がって くそ|さえ||おもて|||

西尾 先輩 にしお|せんぱい

久しぶり だ なぁ カネキ ひさしぶり|||

四方 から 連絡 あった しほう||れんらく|

トーカ と ヒナミ は あいつ が 匿 って る から 大丈夫 だ ||||||とく||||だいじょうぶ|

こう やって さ ぁ 突然 終わって くん だ な ||||とつぜん|おわって|||

当たり前 み て ぇ だった 日常 が 一瞬 で 崩れる あたりまえ|||||にちじょう||いっしゅん||くずれる

終わる 時 は いつも 一瞬 だ おわる|じ|||いっしゅん|

った く ムカ つく じいさん だ よ な

人 の ケツ まで 拭 こ う と し や がる じん||||ぬぐ||||||

魔 猿 さん も 入 見 さん も 人 が わり ぃ よ ま|さる|||はい|み|||じん||||

こっち は 後味 最悪 だ っ つう の ||あとあじ|さいあく||||

先輩 は どう する ん です か せんぱい||||||

俺 ？ おれ

バーカ 逃げる に 決まって ん だ ろ |にげる||きまって|||

これ で 白 鳩 の 群れ に 突っ込 ん で ったら それ こそ じいさん たち は 犬死に だ ||しろ|はと||むれ||つっこ|||||||||いぬじに|

だから …

最後 に 貴 未 に 会って から 俺 は 行く わ さいご||とうと|み||あって||おれ||いく|

ババァ に なる まで 俺 の こと 待た れ ちゃ 困 ん だ ろ ||||おれ|||また|||こま|||

それ に …

あんな いい 女 ||おんな

最後 に 抱 い て おか ねぇ と なぁ さいご||いだ||||||

僕 が … ぼく|

先輩 を あん て いく に 引き入れ なかったら … せんぱい||||||ひきいれ|

今更 グダグダ 言う な ムカ つく いまさら||いう|||

恨 ん じゃ い ねぇ よ うら|||||

なぁ カネキ

お前 が それ やる 必要な い ん じゃ ねぇ の おまえ||||ひつような|||||

行か せ ない よ いか|||

月山 さん がっさん|

あの 数 が 見え ない の かい |すう||みえ|||

カネキ くん に 何 か あったら どう する ん だ |||なん||||||

危険 は 承知 の 上 です きけん||しょうち||うえ|

だったら …

だったら …

だ ぁ ったら … ここ で …

死に たまえ ぇ しに||

君 の 目 は 節穴 か ぁ きみ||め||ふしあな||

あれほど の 戦力 で は ||せんりょく||

月 山家 の 力 を 以 って し て も どう しよう も ない つき|やまが||ちから||い||||||||

僕 に どう しろ と 言う の だ カネキ くん ぼく|||||いう||||

僕 が カネキ くん を 喰 べ る の を 邪魔 する の は ぼく|||||しょく|||||じゃま|||

カネキ くん でも 許さ ない |||ゆるさ|

許可 し ない きょか||

カネキ … くん

と … 突撃 |とつげき

これ が … SSS レート … ||sss|れーと

こんな の … どう やって …

残念 だ ね ざんねん||

いわ っち ょ に も 美味しい コーヒー |||||おいしい|こーひー

飲ま せ て あげ たかった ん だ けど のま|||||||

後生 だ カネキ くん ごしょう|||

行か ない で は くれ まい か いか||||||

月山 さん … がっさん|

ごめんなさい

止め に 来 て くれ て ありがとう とどめ||らい||||

でも …

何も 出来 ない の は もう 嫌 な ん だ なにも|でき|||||いや|||