Nisekoi : False Love Episode 20 nisekoi|false|love|episode Nisekoi: False Love Episode 20

開演 五 分 前 かいえん|いつ|ぶん|ぜん

この 気持ち に 何て 名前 を 付け れ ば いい だ ろ う |きもち||なんて|なまえ||つけ||||||

う うん 本当 は もう 知って いる ||ほんとう|||しって|

何 よ ボーッ と し ちゃ って なん||ぼーっ||||

ほら もう 本番 よ ||ほんばん|

え い や おう お前 は 大丈夫 か よ ||||おまえ||だいじょうぶ||

その 緊張 と か セリフ と か |きんちょう|||せりふ||

大丈夫 要所 は もう 覚え た から だいじょうぶ|ようしょ|||おぼえ||

相変わらず 知能 だけ は 高い ゴリラ だ な あいかわらず|ちのう|||たかい|ごりら||

す すす すま ん つい いつも の ノリ で |||||||のり|

お っ 怒った か ||いかった|

行 こ う 始まる わ ぎょう|||はじまる|

ん だ よ その 笑顔 は ||||えがお|

つい さっき まで ずっと 仏頂面 しか 見せ なかった くせ に ||||ぶっちょうづら||みせ|||

なんか 変 な 感じ だ |へん||かんじ|

大変 長らく お 待た せ いたし まし た たいへん|ながらく||また||||

続 い て の 出し物 は 一 年 Ｃ 組 に よる 演劇 「 ロミオ と ジュリエット 」 です つづ||||だしもの||ひと|とし|ｃ|くみ|||えんげき||||

これ から 語ら れ ます は ||かたら|||

悲しい 恋 の 物語 かなしい|こい||ものがたり

血 で 血 を 洗う 争い を 続ける 二 つ の 家 ち||ち||あらう|あらそい||つづける|ふた|||いえ

モンタギュー と

坊ちゃん ぼっちゃん

キャピュレット

お 嬢 |じょう

そこ に 生まれ つい た ロミオ と ジュリエット は ||うまれ||||||

皮肉 に も 恋 に 落ち て しまう の で し た ひにく|||こい||おち||||||

ああ ロミオ なぜ 私 達 の 両親 は 憎み 合い 争う の でしょ う |||わたくし|さとる||りょうしん||にくみ|あい|あらそう|||

本当 なら きっと 私 達 の よう に 手 を 取り合い 想い 合う 事 も 出来る と いう のに ほんとう|||わたくし|さとる||||て||とりあい|おもい|あう|こと||できる|||

私 の ロミオ 様 を 想う 気持ち の 半分 でも 理解 し て もらえ た な ら わたくし|||さま||おもう|きもち||はんぶん||りかい||||||

きっと

すげ ぇ さっき ちょっと 台本 読 ん だ だけ の はず な のに ||||だいほん|よ|||||||

や っぱ こいつ って

あれ 次 の セリフ な ん だ っけ ロミオ 様 |つぎ||せりふ||||||さま

おい コラ ジュリエット そこ 大事 な とこ だ ろ う が ||||だいじ||||||

しょうがない でしょ う

出だし から こんな ま どろ っこ し い セリフ 覚え らん な いわ よ でだし||||||||せりふ|おぼえ||||

シナリオ に ケチ つけ ん な しなりお|||||

何 コレ いい の こんな 事 言って なん|||||こと|いって

でも ちょっと 面白い かも ||おもしろい|

おお 結構 ウケ てる |けっこう||

意外 と イケ る か も いがい|||||

いい ぞ 坊 ちゃ ー ん ||ぼう||-|

お 嬢 頑張って |じょう|がんばって

すげ ぇ 主役 じゃ ねぇ か ||しゅやく|||

坊ちゃん カックイー ぼっちゃん|

ビデオ 回し て ます ぜ びでお|まわし|||

あいつ ら 見 に 来る なって 言った のに ||み||くる||いった|

クソ っ この 劇 ますます 失敗 出来 ん くそ|||げき||しっぱい|でき|

よ よ ー し ジュリエット ||-||

緊張 し て ん の は 分かった から また 一 から 頑張 ろ う な きんちょう||||||わかった|||ひと||がんば|||

も っ もちろん バッチ 来い って もん よ ||||こい|||

ジュリエット そんな 事 言う 子 じゃ ねぇ よ ||こと|いう|こ|||

頑張って 二 人 と も がんばって|ふた|じん||

イケ る イケ る ぞ

よ ー し ノ って き た |-|||||

屋敷 から 抜け出 そ う と する ロミオ やしき||ぬけで|||||

召使い の 制止 も 聞か ず ジュリエット の 元 へ 行 こ う と し ます めしつかい||せいし||きか||||もと||ぎょう|||||

本当 に 行って しまう の です か ほんとう||おこなって||||

キャピュレット 家 の 者 が あなた の 命 を 狙って い ます |いえ||もの||||いのち||ねらって||

たとえ どれほど 危険 でも 私 は 行か ね ば なら ない の だ ||きけん||わたくし||いか||||||

今 も 彼女 は あの バルコニー で 待って いる いま||かのじょ|||ばるこにー||まって|

止まら ない ロミオ とまら||

しかし ここ で この 召使い は ある 決意 を する の です ||||めしつかい|||けつい||||

実は この 召使い は ロミオ に 恋 を し て い た の です じつは||めしつかい||||こい|||||||

召使い は これ が 今 生 の 別れ に なる と 思い めしつかい||||いま|せい||わかれ||||おもい

愛 の 告白 を する の で あった あい||こくはく|||||

おい そんな の 台本 に ない ぞ |||だいほん|||

あの 男 |おとこ

おい 鶫 鶫 |つぐみ|つぐみ

あ … あの ロミオ 様 |||さま

実は 私 ずっと 前 から ロミオ 様 の 事 が … じつは|わたくし||ぜん|||さま||こと|

す …

す …

す …

って 言え る か バカ 者 |いえ|||ばか|もの

あ あっ と 告白 失敗 |||こくはく|しっぱい

召使い は 存外 恥ずかし がり 屋 だった よう です めしつかい||ぞんがい|はずかし||や|||

あの 男 は どこ だ 私 に 撃た せろ |おとこ||||わたくし||うた|

そう こう する うち ロミオ は ジュリエット の 元 へ ||||||||もと|

皆さん 勇気 を 出し た 召使い に 拍手 を みなさん|ゆうき||だし||めしつかい||はくしゅ|

撃た せろ うた|

いい ぞ

集 の 奴 余計 な 事 を しゅう||やつ|よけい||こと|

お 待ち ください ロミオ 様 |まち|||さま

おお なんと ここ で 謎 の 女性 が 乱入 ||||なぞ||じょせい||らんにゅう

この 女性 は 何者 な の か |じょせい||なにもの|||

私 の 名 は え ー と ジョセフィーヌ わたくし||な|||-||

私 は ロミオ 様 の 本当 の 恋人 です わ わたくし|||さま||ほんとう||こいびと||

なんと ここ で まさか の ロミオ 二 股 疑惑 ||||||ふた|また|ぎわく

お前 風邪 じゃ … おまえ|かぜ|

何という 事 でしょ う なんという|こと||

これ が 事実 なら 純愛 どころ で は あり ませ ん ||じじつ||じゅんあい||||||

まさに 女 の 敵 ロミオ 最低 です |おんな||てき||さいてい|

ひどい ぞ ロミオ

最低 さいてい

勝手 に ボロ クソ 言う な かって|||くそ|いう|

えっ と ジョセフィーヌ

君 は 何 か 誤解 し てる よう だ が きみ||なん||ごかい|||||

ま ぁ まさか 忘れ た と おっしゃる の |||わすれ||||

私 に あんな 事 まで し て おい て わたくし|||こと|||||

結婚 し て くださる と いう の も ウソ だった の です か けっこん||||||||うそ||||

思った 以上 に 二 人 の 仲 は 進展 し て い た おもった|いじょう||ふた|じん||なか||しんてん||||

これ は どう 責任 を 取って くれる の か ロミオ |||せきにん||とって||||

女の子 泣か せ おんなのこ|なか|

く っそ あれこれ 勝手 に 設定 足し や がって |||かって||せってい|たし||

サイテー

あんな 事 って 一体 どんな 事 な の でしょ う か |こと||いったい||こと|||||

やれやれ ジョセフィーヌ

君 は そう やって 昔 から 僕 を 困ら せ て ばかり きみ||||むかし||ぼく||こまら|||

結婚 なんて 出来る わけない だ ろ う けっこん||できる||||

だって 僕ら は 血 の 繋がった 兄妹 な ん だ から |ぼくら||ち||つながった|きょうだい||||

なんと 衝撃 の 事実 二 人 は 実の 兄 妹 だった |しょうげき||じじつ|ふた|じん||じつの|あに|いもうと|

やり ます わ ね 楽 様 ||||がく|さま

衝撃 の 事実 の 連発 です しょうげき||じじつ||れんぱつ|

しかし これ で は 確かに 結婚 は 出来 な ー い ||||たしかに|けっこん||でき||-|

でも 愛 に そんな もの は 関係 あり ませ ん わ |あい|||||かんけい||||

結婚 し ま しょ う ロミオ 兄 様 けっこん||||||あに|さま

それ でも ジョセフィーヌ は 止まら な ー い ||||とまら||-|

何 やって ん だ か なん||||

兄 を けなげ に 慕う 妹 ジョセフィーヌ あに||||したう|いもうと|

一体 ロミオ は どう する の か いったい||||||

分かって くれ ジョセフィーヌ わかって||

僕 の 進む 道 は 両 家 を 巻き込む 血 塗ら れ た 道 だ ぼく||すすむ|どう||りょう|いえ||まきこむ|ち|ぬら|||どう|

そんな 物 に 体 の 弱い 可愛い 妹 を 巻き込み たく ない ん だ |ぶつ||からだ||よわい|かわいい|いもうと||まきこみ||||

え そんな

ロミオ 様 は 私 の 体 を 気遣って |さま||わたくし||からだ||きづかって

ああ 私 の ロミオ |わたくし||

楽 様 やっぱり がく|さま|

大 … 好 … き … だい|よしみ|

お おっと 体 の 弱い ジョセフィーヌ が ここ で 退場 ||からだ||よわい|||||たいじょう

ロミオ 思わ ぬ 刺客 を 振り切った |おもわ||しかく||ふりきった

すま ん 橘 後 で 見舞い 行く から ||たちばな|あと||みまい|いく|

ロミオ ジュリエット の 元 へ 向かい ます |||もと||むかい|

やれやれ

待ち たまえ ロミオ まち||

また ぁ

キミ を ジュリエット に 会わ せる わけ に は いか ない きみ||||あわ||||||

私 は ジュリエット の 兄 フリードリヒ わたくし||||あに|

何 やって ん だ お前 は なん||||おまえ|

聞け ば 君 は 女 を 泣か せ 二 股 三股 を 平気 で する よう な 卑劣 漢 だ そう じゃ ない か きけ||きみ||おんな||なか||ふた|また|みまた||へいき|||||ひれつ|かん|||||

誤解 の 上 に 尾鰭 ついて る ごかい||うえ||おひれ||

そんな 男 に 妹 は やれ ん |おとこ||いもうと|||

どうして も 妹 の 元 へ 行き たく ば ||いもうと||もと||いき||

私 を 倒し て 行く が いい わたくし||たおし||いく||

これ は またまた 急 展開 |||きゅう|てんかい

果たし て ロミオ は 無事 に ジュリエット の 元 へ 辿 り 着ける の か はたし||||ぶじ||||もと||てん||つける||

ちょっと えっ と お 兄 様 ||||あに|さま

何 やって ん の 危ない でしょ う なん||||あぶない||

ジュリエット は 黙って い なさい ||だまって||

この 男 は 危険 な の だ |おとこ||きけん|||

この 男 さえ い なけ れ ば ジュリエット は 永遠 に 我が 元 に |おとこ||||||||えいえん||わが|もと|

お おっと どうやら お 兄ちゃん は 重度 の シスコン で いらっしゃる 模様 ||||にいちゃん||じゅうど|||||もよう

どう し た 手 も 足 も 出 ん か |||て||あし||だ||

う っせ 卑怯 だ ろ う そっち だけ 武器 と か ||ひきょう||||||ぶき||

終わり だ 観念 しろ ロミオ おわり||かんねん||

黙って やら れる か コンニャロー だまって||||

見苦しい ぞ 貴 様 みぐるしい||とうと|さま

お おっと 二 人 の 激しい 決闘 で 城壁 が 崩れ て しまった ||ふた|じん||はげしい|けっとう||じょうへき||くずれ||

何という 事 でしょ う なんという|こと||

二 人 は 瓦礫 の 下敷き に … ふた|じん||がれき||したじき|

二 人 は 無事 な の でしょ う か ふた|じん||ぶじ|||||

ロミオ

あ あっ と ロミオ です ロミオ が 立ち まし た |||||||たち||

この 決闘 は ロミオ の 勝利 です |けっとう||||しょうり|

今 行く ぞ ジュリエット いま|いく||

ホント バカ な 奴 あんなに ボロボロ に なっちゃ っ て ほんと|ばか||やつ||ぼろぼろ||||

ほんと に いつも いつも

う うん バカ は あたし か ||ばか|||

ずっと 認める の が 怖かった |みとめる|||こわかった

でも そろそろ 認め なきゃ なら ない な ||みとめ||||

ああ ロミオ どうして あなた は ロミオ な の

あなた が モンタギュー 家 の ロミオ で なけ れ ば |||いえ||||||

私 達 の 愛 を 邪魔 する もの は 何も ない と いう のに わたくし|さとる||あい||じゃま||||なにも||||

その ロミオ と いう 名 の 代わり に ||||な||かわり|

私 の すべて を 受け取って ください わたくし||||うけとって|

頂 戴 し ま しょ う いただ|たい||||

その代わり 私 を 恋人 と 呼 ん で ください そのかわり|わたくし||こいびと||よ|||

そう すれ ば 私 は 今日 から ロミオ で は なくなり ます |||わたくし||きょう||||||

愛し の ジュリエット あいし||

ええ

私 も 愛し て い ます わ ロミオ 様 わたくし||あいし||||||さま

そう こいつ に 恋 を し て いる ん だ と |||こい|||||||

お つかれ |つか れ

また ベタ な 事 を |べた||こと|

一 度 やって み たかった の よ ひと|たび|||||

いい でしょ かわいい 女子 マネ み たい で |||じょし|まね|||

自分 で 言って りゃ 世話 ねぇ よ じぶん||いって||せわ||

何とか うまく いった かな なんとか|||

お 客 さん の 反応 見 た ろ う |きゃく|||はんのう|み|||

大した もん だ たいした||

ぶっつけ本番 で あそこ まで やれ りゃ ぶっつけほんばん|||||

セリフ も 結局 殆ど 覚え て や がった し せりふ||けっきょく|ほとんど|おぼえ||||

った く こっち が どん だけ 苦労 し て 覚え た と 思って ||||||くろう|||おぼえ|||おもって

ふ ふん いい わ ね もっと 褒め なさい ||||||ほめ|

お ー お ー スゲー スゲー |-||-||

なんだか 似 てる わ よ ね この 話 と 私 達 |に||||||はなし||わたくし|さとる

お互い の 家 が 争って て おたがい||いえ||あらそって|

そこ の 二 代 目 二 人 が 恋人 同士 ||ふた|だい|め|ふた|じん||こいびと|どうし

ま 一 番 違う の は 私 達 が 本当 は 恋人 同士 じゃ ない って 事 だ けど |ひと|ばん|ちがう|||わたくし|さとる||ほんとう||こいびと|どうし||||こと||

そこ が 違ったら 全然 似 て ねぇ よ ||ちがったら|ぜんぜん|に|||

確かに そう ね たしかに||

ゴメン

ここ ん とこ ずっと 色々 おかしく なっちゃ っ て て ||||いろいろ|||||

ゴメン

態度 と か 悪く なって たいど|||わるく|

ゴメン

酷 い 事 色々 言ったり 顔 ハタ い ちゃ って こく||こと|いろいろ|いったり|かお||||

ゴメン

もう 戻る から |もどる|

ちゃんと 前 み たい に いつも 通り に 戻る から |ぜん|||||とおり||もどる|

前 の 何もかも が 正反対 で ぜん||なにもかも||せいはんたい|

お互い 大嫌い の ニセ モノ カップル おたがい|だいきらい||にせ|もの|かっぷる

ちゃんと 戻る から |もどる|

だから その 許し て くれる ？ ||ゆるし||

別に いい ん じゃ ねぇ か べつに|||||

お互い 大嫌い の ニセ モノ カップル なら おたがい|だいきらい||にせ|もの|かっぷる|

そりゃ ケンカ ぐらい する だ ろ う しよ |けんか||||||

さっき は 私 の 事 「 嫌い なんか じゃ ない 」 って 言った くせ に ||わたくし||こと|きらい|||||いった||

は ぁ いや お前 今 自分 から 嫌い って 言い出し た ん だ ろ う |||おまえ|いま|じぶん||きらい||いいだし|||||

あの 言葉 は ウソ だった の かしら |ことば||うそ|||

いやいや 何 言って ん だ て め ー は |なん|いって|||||-|

お め ぇ は 嫌って 欲しい の か 欲しく ない の か どっち な ん だ ||||きらって|ほしい|||ほしく|||||||

った く なら お前 は どう な ん だ よ |||おまえ||||||

オレ の 事 嫌い な ん じゃ ねぇ の か よ おれ||こと|きらい|||||||

私 は そりゃ あ わたくし|||

もちろん 大 っ 嫌い よ |だい||きらい|

ねぇ 時間 も まだ ある し |じかん||||

私 あんまり 文化 祭 見 れ て ない から さ わたくし||ぶんか|さい|み|||||

あんた が どうして もって 言う なら ||||いう|

付き合う けど つきあう|

どう する

った く し ゃ ー ねぇ な ||||-||

ん だ よ その 顔 は ||||かお|

ホント 劇 の 前 まで が ウソ み たい に 元気 に なり や がって ほんと|げき||ぜん|||うそ||||げんき||||

あ 見 て ロミオ と ジュリエット コンビ だ |み|||||こんび|

ホント だ ほんと|

劇 見 た よ げき|み||

すごかった

お つかれ |つか れ

どうして ここ まで １８０ 度 態度 が 変わった の か |||たび|たいど||かわった||

嫌い なんか じゃ ねぇ よ きらい||||

こいつ は 今 まで オレ に 嫌わ れ てる と 思って た から ||いま||おれ||きらわ||||おもって||

あんなに 怒って た って 事 な の か |いかって|||こと|||

それ って

それでは 皆 の 衆 |みな||しゅう

カーンパーイ

い や ー 大 成功 ||-|だい|せいこう

ウチ の クラス すごい 評判 良かった って うち||くらす||ひょうばん|よかった|

ジュース 皆 に 回し て じゅーす|みな||まわし|

お 菓子 も いっぱい ある よ |かし||||

あー 今日 の 主役 の 桐 崎 さん じゃ ない |きょう||しゅやく||きり|さき|||

お っ つか れ

あれ ほとんど ぶ っ つけ だった ん でしょ う

セリフ と か どう し た の せりふ||||||

私 ちょっと 感動 し ちゃ った よ わたくし||かんどう||||

い や ー 一 時 は どう なる か と 思った けど ||-|ひと|じ||||||おもった|

さすが は ウチ の 名 カップル ||うち||な|かっぷる

見せつけ て くれる じゃ ない みせつけ||||

んで 仲直り は 出来 た わけ ？ |なかなおり||でき||

ん ー 一応 多分 |-|いちおう|たぶん

しかし ビックリ し た ぞ 先週 の あの ビンタ |びっくり||||せんしゅう|||

クラス でも あの 二 人 に とうとう 破局 の 時 が って なった もん だ くらす|||ふた|じん|||はきょく||じ|||||

げ っ そう な の か

ありがとう ありがとう

でも 安心 しろ よ |あんしん||

皆 に は 楽 が 「 Ｍ 体質 に 目覚め た 」 って 事 に し とい て やった から みな|||がく||ｍ|たいしつ||めざめ|||こと||||||

この 豚 |ぶた

なんて 悪質 な 言い訳 し や がん だ コノヤロウ |あくしつ||いいわけ|||||

そう いえ ば マリカ ちゃん は ？

さっき 見舞い 行って き た |みまい|おこなって||

った く 無 茶 し や がって ||む|ちゃ|||

楽 様 がく|さま

ねんざ って あんた 本番 当日 に |||ほんばん|とうじつ|

あ は は ゴメン ジュリエット 出来 なかった |||||でき|

あ は は って 何 やって ん の よ あんた って 奴 は ||||なん|||||||やつ|

せっかく

あんた クレープ いる ？

取って き て あげる とって|||

あー 見つけ た ぞ 舞子 集 |みつけ|||まいこ|しゅう

貴 様 あの 本番 の ナレーション は どういう わけ だ とうと|さま||ほんばん||なれーしょん||||

あー 誠 士郎 ちゃん |まこと|しろう|

どうどう あれ は ちょっと し た スパイス で ||||||すぱいす|

何 が スパイス だ なん||すぱいす|

一条 君 ひと じょう|きみ

これ 悪い けど 小 咲 に 渡し て くれる |わるい||しょう|さ||わたし||

え いい けど なんで

私 は 今 から やきそば を 食べる 用事 が ある ので わたくし||いま||||たべる|ようじ|||

小野寺 おのてら

えっ ？ 一 条 君 |ひと|じょう|きみ

これ 宮本 が 渡せ って |みやもと||わたせ|

足 どう だ あし||

うん 大丈夫 |だいじょうぶ

仲直り 出来 た ん だ ね なかなおり|でき||||

え ？ ああ ま ぁ なんと かな

ありがとう 一 条 君 |ひと|じょう|きみ

一条 君 が 千 棘 ちゃん を 連れ て 来 て くれ なかったら ひと じょう|きみ||せん|とげ|||つれ||らい|||

きっと 私 今日 の 事 ずっと 後悔 し た と 思う から |わたくし|きょう||こと||こうかい||||おもう|

小野寺 は 何も 悪く ない だ ろ う おのてら||なにも|わるく||||

それ に

ジュリエット を 一 番 やり たかった の は ||ひと|ばん||||

他 で も ない 小野寺 だ ろ う た||||おのてら|||

あ は は うん ま ぁ そう な ん だ けど

何 か 思い入れ が あった の か なん||おもいいれ||||

その ジュリエット を やる 事 に ||||こと|

いや それ は

その そう だ ね

うん とても 個人 的 な 事 な ん だ けど ||こじん|てき||こと||||

本当 は どうして も やり たかった かな ほんとう||||||

私 に とって は とても 特別 な 思い出 に なった よう な 気 が する から わたくし|||||とくべつ||おもいで|||||き|||

そんなに …

なぁ 小野寺 |おのてら

もし 小野寺 さえ 良かったら |おのてら||よかったら

わ あ すごい

キレイ な 夕日 ||ゆうひ

ここ なら 誰 も い ない し 思いっきり 出来る かな ||だれ|||||おもいっきり|できる|

うん 少し テレ る けど ね |すこし||||

それ じゃ

うん

い や ー や っぱ こういう の かえって 緊張 する よ な ||-||||||きんちょう|||

私 だって 恥ずかしい よ わたくし||はずかしい|

では

愛し の ジュリエット あいし||

僕 は 君 と 僕 と を 隔てる すべて が 憎い ぼく||きみ||ぼく|||へだてる|||にくい

なぜ 神 は 僕達 に この よう な 試練 を 与える の だ ろ う |かみ||ぼくたち|||||しれん||あたえる||||

ああ なぜ 私 達 の 両親 は 憎み 合い 争う の でしょ う ||わたくし|さとる||りょうしん||にくみ|あい|あらそう|||

本当 なら きっと 私 達 の よう に 手 を 取り合い 想い 合う 事 も 出来る と いう のに ほんとう|||わたくし|さとる||||て||とりあい|おもい|あう|こと||できる|||

私 の ロミオ 様 を 想う 気持ち の 半分 でも 理解 し て もらえ た な ら わたくし|||さま||おもう|きもち||はんぶん||りかい||||||

きっと

いけない ジュリエット

もう お 別れ の … ||わかれ|

一条 君 ひと じょう|きみ

ありがとう 嬉しい すごく 嬉しい |うれしい||うれしい

もう お 別れ の 時間 だ ||わかれ||じかん|

明日 の 夕暮れ また あの バルコニー に 会い に 行く から あした||ゆうぐれ|||ばるこにー||あい||いく|

また きっと そこ で 待って い て くれる かい ||||まって||||

ああ 一 条 君 セリフ 間違え た |ひと|じょう|きみ|せりふ|まちがえ|

木枯らし の 吹き 始める 夕暮れ どき こがらし||ふき|はじめる|ゆうぐれ|

高校 最初 の 忘れ られ ない 文化 祭 が 今 こうこう|さいしょ||わすれ|||ぶんか|さい||いま

幕 を 閉じ た まく||とじ|

誠 士郎 ちゃん 室 内 で の 発砲 は 禁止 ー ー まこと|しろう||しつ|うち|||はっぽう||きんし|-|-