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モブサイコ100, Mob Psycho 100 Episode 11

Mob Psycho 100 Episode 11

( 郷田 ( ごう だ ))499!

500! よ 〜 し !

( トメ ) 筋肉 が 電波 って る わ 〜

( 大地 ( だいち )) 律 ( りつ ) 君 の お 兄さん は

そんなに すごい の ?

( 律 ) 僕 なんか より ずっと

( 海 斗 ( かい と )) 兄ちゃん が 君 を 助け に 来て くれる と 思う んだ な

( 桜 威 ( さ くらい )) 逃がした です と ?

( ツボミ ) かくれんぼ して る んでしょ

や だ 〜 律 君 ケガ して る

学校 の 保健 室 行か ない ?

( モブ ) また 見えた

学校 ?

( テル ) よし 行こう !

( 律 ) トメ さん

( 槌屋 ( つち や )) あの 子 たち は 私 が 頂く

( 霧 藤 ( むとう )) 俺 が 洗脳 して 連れて きて やる

見つけた ぞ

( 大地 ) 行く よ ( 海 斗 ) うん

( 海 斗 ・ 大地 ) ふん !

( 大地 ) 律 君 早く !

( 律 ) 分かった

ツボミ ちゃん トメ さん こっち だ

何 ? これ きれい 〜

( 麗 ( れい )) 逃げて 逃げて …

( ツボミ ) 鬼 に 捕まら ない ように 逃げ なきゃ

( 律 ) 早く !

( 遺志 黒 ( いし ぐ ろ )) 本部 から 連絡 が あって ね

間もなく ボス も 到着 する って

失敗 したら どう なる か

分かって る よ ね

( 律 ) 早く !

( トメ ) 筋肉 痛 で 走れ ない !

( ツボミ ) 鬼 が 来る 前 に 隠れ なきゃ !

( 麗 ) は いはい …

( トメ ) 電波 って る 〜

う う …

は あ 〜 っ !

お前たち も 爪 に 入れ

抵抗 する なら こう だ

( 海 斗 ・ 大地 ) ああ 〜!

お前 も すぐに こう なる

よく 考えろ 死に たく なければ な

いい 子 だ

弟 の ほう も 恐怖 で 洗脳 した

俺 の 催眠 能力 で 幻覚 を 見 して やった んだ

お前 が 血 を 吹き出し 死んだ 姿 を な

ああ 〜 はっ !

もう お前たち も 爪 の 一員 だ

ヤツ ら を 捜し に 行け

(2 人 ) はい

( モブ ) 律 ツボミ ちゃん どこ に いる んだ ?

( 誇 山 ( こや ま )) お前 も ここ に いた の か

( エクボ ) ん ?

( 誇 山 ) また 会った な

ガキ に やられる なんて …

あん とき の 俺 は どうかして た

今度 は ちゃ 〜 ん と 殺して やる

今回 は 本気で いく ぜ

念 動 螺旋 ( ねん どう らせん )!

( テル ) 影山 ( かげ やま ) 君 !

( エクボ ) チッ ! せめて 全 盛期 の 半分 でも 霊 力 が 残って りゃ …

( テル ) 影山 君 2 人 で フル パワー を ぶつけよう !

タイミング を 合わせて …

今 は あなた の 相手 を して いる 余裕 が ない んだ

余裕 が ない ?

おいおい おい !

スタミナ を 温存 し と きたい って 話 か ?

この 俺 を 前 に して ! ハッハッハッ …

ナメ んな よ ! クソガキ

あっ … 何 だ ?

う っ … 指 1 本 動か ねえ

( エクボ ) うわ 〜!

あっ ごめん 大きな 音 立てて

( エクボ ) あ 〜 あ

( モブ ) 学校 壊しちゃ った

( テル ) 余裕 が ない って

“ 相手 に 気 を 遣う 余裕 が ない ” って ことか

( エクボ ) う 〜 ん

早く 律 たち を 捜し に 行こう

うん

( 誇 山 ) あっ ああ …

( 桜 威 ) 誇 山 が やられ ました

もう 1 人 超 能力 者 が 現れ ました

相手 は 間違い なく 強い です

( 槌屋 ) 分かった

( 霧 藤 ) そい つ に も 爪 の 恐怖 を 刻んで やる

( エクボ ) い ねえ な 〜

しっかり しろ よ !

律 ! ツボミ ちゃん !

( 律 ) 急いで !

あっ ち ! 早く !

( トメ ) あっ ち ?

あ たた … 痛い !

( ツボミ ) ここ なら 見つから ない か な

って いう か いつまで やる の ? かくれんぼ

( 律 ) しっ !

( 大地 ) 律 君 〜

( 海 斗 ) 麗 さ 〜 ん

( 大地 ) 律 君 〜

( 海 斗 ) 麗 さ 〜 ん

( 麗 ) ねえ あれ って 白鳥 ( しら とり ) 君 たち だ よ ね ?

なに か 様子 が おかしい

2 人 と も 爪 に 洗脳 さ れて る の かも

( ツボミ ) えっ ? 銭湯 ?

あっ お 風呂 に 入ら さ れた んだ

誰 が この 状況 で 風呂 に 入る んじゃ !

( 麗 ) し 〜 っ !

声 が

そこ なんだ な 〜

( 律 ) 逃げる よ ! こっち

こっち だ ! 早く 来て !

( 麗 ) やめて ! やめて よ !

( 律 ) ツボミ ちゃん 逃げて !

なんか よく 分か ん ない けど 今度 は 鬼ごっこ ね

分かった じゃあ ね

( トメ ) 放せ ! ( 麗 ) やめて !

( 麗 ) もう や だ ! やめて よ !

私 も … 関係ない から !

う っ ! 筋肉 痛 〜

何 ? これ

これ で

逃げ られ ない んだ な

( エクボ ) お っ !

ツボミ ちゃん

( ツボミ ) 茂夫 ( しげ お ) 君

茂夫 君 も かくれんぼ ?

見つけた

( モブ ) ツボミ ちゃん !

( ツボミ ) わ っ !

( エクボ ) おいおい ! あ 〜 あ …

( ツボミ ) 何 ? これ

そう いえば 昔 …

( モブ ) ツボミ ちゃん

あの ね すごい こと 見せて あげる

( ツボミ ) なに なに ?

えっ ?

何 ? これ どう なって ん の ?

ひどい ! 茂夫 君 何 す ん の ?

ひどい ! 茂夫 君 何 す ん の ?

そう いえば すっかり 忘れて た けど

茂夫 君 って 昔 から 変な 力 あった よ ね

ごめん

でも ツボミ ちゃん に は 見せ たく ない から

悪い けど しばらく 眠って て

( ツボミ ) う っ !

( 槌屋 ) もう 1 人 の 超 能力 者 って 坊や の こと ?

誇 山 を 倒した ?

いい から 早く 律 たち の いる 場所 を 教えて

おばさん

誰 が おばさん じゃ ! こりゃ 〜!

影山 君 !

( 槌屋 ) おりゃ 〜!

う っ う う …

こんなんじゃ 私 を 止め られ ない よ

私 の 硬 気 功 ( こう きこう ) を 受けて みな

茂夫 !

やめろ …

ヤベ え 強 ( つえ ) え

( 槌屋 ) おら おら おら おら !

おら !

おら おら おら おら … おら !

お やおや 怖くて 泣いちゃ った かい ?

やっぱり 坊や だ ね

なんで …

なんで 僕 が 女 の 人 まで やっつけ なきゃ いけない んです か ?

なん だって ?

師匠 が 言って た

女 に 手 を 上げる ヤツ が いちばん モテ ない って

私 が 坊や に やられる って こと ?

私 を 甘く 見 過ぎ じゃ ない

また 女心 を 読め なかった

すいません おばさん

だから おばさん って 言う な ! こら

あっ !

う っ ! あっ …

槌屋 まで

やられた ?

ツボミ ちゃん 律 を 見つけたら 迎え に 来る ね

う 〜 ん

大盛り

つゆ だく

玉子 ダブル

いい 夢 見て る らしい

う 〜 ん !

行こう

うん

( レーダー 探知 機 の 電子 音 )

( 霧 藤 ) 捕まえた か

ご 苦労

( 律 たち ) あっ …

( 霧 藤 ) おとなしく 我々 の 一員 に なったら どう だ ?

我々 爪 は 世界中 で 勢力 を 拡大 し つつ ある

ボス の 下 ( もと ) で な

( 律 ) ボス ?

ああ

もう すぐ ここ へ やって 来る

すごい 超 能力 者 だ

顔 は 知ら ない が

我々 第 七 支部 の 面々 も

皆 ボス に 勝負 を 挑んで

負けた

( 桜 威 ) ああ 〜!

( 霧 藤 ) だ が 生き残った 者 は 幹部 に なれる

そして 組織 を 拡大 する ため に 超 能力 者 を 集める 任務 を 負う

お前 みたいな まだ 子供 の 超 能力 者 を

拉致 し 洗脳 して

兵隊 に 仕立て上げる んだ

そんなに 超 能力 者 を 集めて あんた たち 何 が し たい んだ ?

“ 能 ある 鷹 ( たか ) は 爪 を 隠す ” と 言う が

我々 は 世に 潜み ひそかに 戦力 を 集めて いる

そして 近い 将来 この 世界 の 頂点 に 立ち

人類 を 正しい 未来 へ と 導く のだ

正しい 未来 ?

超 能力 が あれば

犯罪 も 戦争 も 自然 災害 も 全て 防げる

そう だ ろ ?

目的 が 正しくて も やり 方 が 正しく なかったら

意味 が ない

これ から は 僕 が …

兄さん を 守る よ

恐怖 で 縛ら れ 洗脳 さ れ

妄信 的な 兵隊 に なる くらい なら

僕 の こんな 力

なくなった ほう が いい

やっぱり 中学生 は 子供 だ な

きれい事 で 世の中 が 動かせる か ?

( 律 ) は っ !

あっ ! き ゃ 〜!

き ゃ 〜! 変態 〜!

は あ 〜!

ああ あ 〜!

( 麗 ) 律 君 すごい !

( 海 斗 ) 大好きな んだ な

( テル ) 君 は 天才 だ ね

( 密 裏 ( みつ うら )) すご 〜 い !

( モブ ) 律 は やっぱり 特別だ よ

( 郷田 ) ゾクゾク する な 〜

( ツボミ ) かっこいい 〜!

ちょっと ! しっかり し なさい よ !

律 君 !

( 霧 藤 ) そうだ

それ が お前 が 夢見た こと 望んだ こと

自分 が 特別な 存在 であり 選ば れ し 者 である こと

爪 に 入って 更に 能力 を 伸ばせば

お前 は 世界中 から 認め られ 称賛 さ れる

そして 世界 の 頂点 に 立てる !

僕 は 特別 !

僕 は 選ば れ し 者 !

ハハッ … アハハハハハ !

( 霧 藤 ) 洗脳 は 恐怖 だけ で なく

欲望 でも できる んだ よ

中 坊 !

( 律 ) ああ あ 〜!

律 !

律 大丈夫 ?

( 律 ) 兄さん

どうして 律 が こんな 目 に 遭わ なきゃ いけない んだ ?

僕 の 弟 が

僕 は …

兄さん が ずっと 羨ま しかった

何 言って ん の ?

前 に も 言った けど

羨ま しかった の は 僕 の ほう だ よ

兄さん

律 …

( テル ) う っ !

( 霧 藤 ) ふ っ !

( モブ ) う っ !

( 霧 藤 ) ふ っ !

あんた が やった の か ?

律 を !

( 霧 藤 ) お前 に も 見せて やろう

きつい きつ 〜 い 幻覚 を !

ふん !

お前 弟 より はるかに 強い 超 能力 者 か

だが 私 の 力 に

あら が える か 〜!

( 誇 山 ) う っ …

あっ

( 霧 藤 と モブ の 叫び声 )

兄さん

ああ 〜!

( モブ ) ああ 〜!

( 霧 藤 ) うわ 〜!

う う 〜 ああ 〜!

わ っ あっ …

( エクボ ) ありゃ 〜

ああ あ 〜!

う う 〜! ボス !

ご 勘弁 を 〜!

茂夫 の ヤツ

こいつ の 幻覚 能力 を 逆流 さ せ や がった

あいつ 今 “ ボス ” って …

師匠

なんで ここ に ?

( 霊 幻 ( れいげん )) よう モブ ここ に いた の か ?

あっ 弟 も 一緒じゃ ねえ か 何 して んだ ?

あの 歩き 方 は …

( 槌屋 ) も しか して 本部 の ボス ?

師匠

まさか 師匠 が ?

( テル ) 影山 君 に 師匠 ?

( 麗 ) しかも 爪 の ボス ?

( 槌屋 ) この 方 が 本部 の ボス

初めて 顔 見た ぜ

ああ …

何 だ ? こいつ ら

あっ 律 を …

えっ と … 超 能力 者 たち を さらって て

だから 助け に

そんな こと して た の か

バカ 野郎 !

何 が し たい か 知ら ねえ が そんな 外 道 か まして どう すんだ !

それ は ボス の 指示 で

誰 か に 指図 さ れた から って んな こと す ん の か ?

下っ端 気質 も 極 まる と ただ の カス だ な

うまく いけば 本部 に 取り立てて もらえる と …

そんな ん で 出世 した ところ で

自分 たち が 踏み荒らして きた 汚い 景色 しか 残ら ない ぞ

マナー 守った うえ で てっぺん 取る から

気持ち いい んだろう が

チッ どこ の 世界 も 同じだ な

会社 員 時代 よく 見た ぜ

弱い 者 ( もん ) を 踏みつけ に して のし上がる ヤツ ら を な

ハア 〜 帰る ぞ

( モブ ) えっ ?

ボス と 勘違い さ せて 逃げる つもりじゃ ?

うん

( トメ ) ちょ っ ちょっと 待って ! モブ 君 … 痛 っ !

( 麗 ) えっ ? あっ …

ちょっと 待って て ね ごめん ね

あっ 待って 待って …

♪〜

〜♪


Mob Psycho 100 Episode 11 mob|psycho|episode

( 郷田 ( ごう だ ))499! ごうだ||

500! よ 〜 し !

( トメ ) 筋肉 が 電波 って る わ 〜 とめ|きんにく||でんぱ|||

( 大地 ( だいち )) 律 ( りつ ) 君 の お 兄さん は だいち||りつ||きみ|||にいさん|

そんなに すごい の ?

( 律 ) 僕 なんか より ずっと りつ|ぼく|||

( 海 斗 ( かい と )) 兄ちゃん が 君 を 助け に 来て くれる と 思う んだ な うみ|と|||にいちゃん||きみ||たすけ||きて|||おもう||

( 桜 威 ( さ くらい )) 逃がした です と ? さくら|たけし|||にがした||

( ツボミ ) かくれんぼ して る んでしょ

や だ 〜 律 君 ケガ して る ||りつ|きみ|けが||

学校 の 保健 室 行か ない ? がっこう||ほけん|しつ|いか|

( モブ ) また 見えた ||みえた

学校 ? がっこう

( テル ) よし 行こう ! てる||いこう

( 律 ) トメ さん りつ|とめ|

( 槌屋 ( つち や )) あの 子 たち は 私 が 頂く つちや||||こ|||わたくし||いただく

( 霧 藤 ( むとう )) 俺 が 洗脳 して 連れて きて やる きり|ふじ||おれ||せんのう||つれて||

見つけた ぞ みつけた|

( 大地 ) 行く よ ( 海 斗 ) うん だいち|いく||うみ|と|

( 海 斗 ・ 大地 ) ふん ! うみ|と|だいち|

( 大地 ) 律 君 早く ! だいち|りつ|きみ|はやく

( 律 ) 分かった りつ|わかった

ツボミ ちゃん トメ さん こっち だ ||とめ|||

何 ? これ きれい 〜 なん||

( 麗 ( れい )) 逃げて 逃げて … うらら||にげて|にげて

( ツボミ ) 鬼 に 捕まら ない ように 逃げ なきゃ |おに||つかまら|||にげ|

( 律 ) 早く ! りつ|はやく

( 遺志 黒 ( いし ぐ ろ )) 本部 から 連絡 が あって ね いし|くろ||||ほんぶ||れんらく|||

間もなく ボス も 到着 する って まもなく|ぼす||とうちゃく||

失敗 したら どう なる か しっぱい||||

分かって る よ ね わかって|||

( 律 ) 早く ! りつ|はやく

( トメ ) 筋肉 痛 で 走れ ない ! とめ|きんにく|つう||はしれ|

( ツボミ ) 鬼 が 来る 前 に 隠れ なきゃ ! |おに||くる|ぜん||かくれ|

( 麗 ) は いはい … うらら||

( トメ ) 電波 って る 〜 とめ|でんぱ||

う う …

は あ 〜 っ !

お前たち も 爪 に 入れ おまえたち||つめ||いれ

抵抗 する なら こう だ ていこう||||

( 海 斗 ・ 大地 ) ああ 〜! うみ|と|だいち|

お前 も すぐに こう なる おまえ||||

よく 考えろ 死に たく なければ な |かんがえろ|しに|||

いい 子 だ |こ|

弟 の ほう も 恐怖 で 洗脳 した おとうと||||きょうふ||せんのう|

俺 の 催眠 能力 で 幻覚 を 見 して やった んだ おれ||さいみん|のうりょく||げんかく||み|||

お前 が 血 を 吹き出し 死んだ 姿 を な おまえ||ち||ふきだし|しんだ|すがた||

ああ 〜 はっ !

もう お前たち も 爪 の 一員 だ |おまえたち||つめ||いちいん|

ヤツ ら を 捜し に 行け やつ|||さがし||いけ

(2 人 ) はい じん|

( モブ ) 律 ツボミ ちゃん どこ に いる んだ ? |りつ||||||

( 誇 山 ( こや ま )) お前 も ここ に いた の か ほこ|やま|||おまえ||||||

( エクボ ) ん ?

( 誇 山 ) また 会った な ほこ|やま||あった|

ガキ に やられる なんて … がき|||

あん とき の 俺 は どうかして た |||おれ|||

今度 は ちゃ 〜 ん と 殺して やる こんど|||||ころして|

今回 は 本気で いく ぜ こんかい||ほんきで||

念 動 螺旋 ( ねん どう らせん )! ねん|どう|らせん|||

( テル ) 影山 ( かげ やま ) 君 ! てる|かげやま|||きみ

( エクボ ) チッ ! せめて 全 盛期 の 半分 でも 霊 力 が 残って りゃ … |||ぜん|せいき||はんぶん||れい|ちから||のこって|

( テル ) 影山 君 2 人 で フル パワー を ぶつけよう ! てる|かげやま|きみ|じん||ふる|ぱわー||

タイミング を 合わせて … たいみんぐ||あわせて

今 は あなた の 相手 を して いる 余裕 が ない んだ いま||||あいて||||よゆう|||

余裕 が ない ? よゆう||

おいおい おい !

スタミナ を 温存 し と きたい って 話 か ? すたみな||おんぞん|||||はなし|

この 俺 を 前 に して ! ハッハッハッ … |おれ||ぜん|||

ナメ んな よ ! クソガキ

あっ … 何 だ ? |なん|

う っ … 指 1 本 動か ねえ ||ゆび|ほん|うごか|

( エクボ ) うわ 〜!

あっ ごめん 大きな 音 立てて ||おおきな|おと|たてて

( エクボ ) あ 〜 あ

( モブ ) 学校 壊しちゃ った |がっこう|こわしちゃ|

( テル ) 余裕 が ない って てる|よゆう|||

“ 相手 に 気 を 遣う 余裕 が ない ” って ことか あいて||き||つかう|よゆう||||

( エクボ ) う 〜 ん

早く 律 たち を 捜し に 行こう はやく|りつ|||さがし||いこう

うん

( 誇 山 ) あっ ああ … ほこ|やま||

( 桜 威 ) 誇 山 が やられ ました さくら|たけし|ほこ|やま|||

もう 1 人 超 能力 者 が 現れ ました |じん|ちょう|のうりょく|もの||あらわれ|

相手 は 間違い なく 強い です あいて||まちがい||つよい|

( 槌屋 ) 分かった つちや|わかった

( 霧 藤 ) そい つ に も 爪 の 恐怖 を 刻んで やる きり|ふじ|||||つめ||きょうふ||きざんで|

( エクボ ) い ねえ な 〜

しっかり しろ よ !

律 ! ツボミ ちゃん ! りつ||

( 律 ) 急いで ! りつ|いそいで

あっ ち ! 早く ! ||はやく

( トメ ) あっ ち ? とめ||

あ たた … 痛い ! ||いたい

( ツボミ ) ここ なら 見つから ない か な |||みつから|||

って いう か いつまで やる の ? かくれんぼ

( 律 ) しっ ! りつ|

( 大地 ) 律 君 〜 だいち|りつ|きみ

( 海 斗 ) 麗 さ 〜 ん うみ|と|うらら||

( 大地 ) 律 君 〜 だいち|りつ|きみ

( 海 斗 ) 麗 さ 〜 ん うみ|と|うらら||

( 麗 ) ねえ あれ って 白鳥 ( しら とり ) 君 たち だ よ ね ? うらら||||はくちょう|||きみ||||

なに か 様子 が おかしい ||ようす||

2 人 と も 爪 に 洗脳 さ れて る の かも じん|||つめ||せんのう|||||

( ツボミ ) えっ ? 銭湯 ? ||せんとう

あっ お 風呂 に 入ら さ れた んだ ||ふろ||はいら|||

誰 が この 状況 で 風呂 に 入る んじゃ ! だれ|||じょうきょう||ふろ||はいる|

( 麗 ) し 〜 っ ! うらら||

声 が こえ|

そこ なんだ な 〜

( 律 ) 逃げる よ ! こっち りつ|にげる||

こっち だ ! 早く 来て ! ||はやく|きて

( 麗 ) やめて ! やめて よ ! うらら|||

( 律 ) ツボミ ちゃん 逃げて ! りつ|||にげて

なんか よく 分か ん ない けど 今度 は 鬼ごっこ ね ||わか||||こんど||おにごっこ|

分かった   じゃあ ね わかった||

( トメ ) 放せ ! ( 麗 ) やめて ! とめ|はなせ|うらら|

( 麗 ) もう や だ ! やめて よ ! うらら|||||

私 も … 関係ない から ! わたくし||かんけいない|

う っ ! 筋肉 痛 〜 ||きんにく|つう

何 ? これ なん|

これ で

逃げ られ ない んだ な にげ||||

( エクボ ) お っ !

ツボミ ちゃん

( ツボミ ) 茂夫 ( しげ お ) 君 |しげお|||きみ

茂夫 君 も かくれんぼ ? しげお|きみ||

見つけた みつけた

( モブ ) ツボミ ちゃん !

( ツボミ ) わ っ !

( エクボ ) おいおい ! あ 〜 あ …

( ツボミ ) 何 ? これ |なん|

そう いえば 昔 … ||むかし

( モブ ) ツボミ ちゃん

あの ね すごい こと 見せて あげる ||||みせて|

( ツボミ ) なに なに ?

えっ ?

何 ? これ どう なって ん の ? なん|||||

ひどい ! 茂夫 君 何 す ん の ? |しげお|きみ|なん|||

ひどい ! 茂夫 君 何 す ん の ? |しげお|きみ|なん|||

そう いえば すっかり 忘れて た けど |||わすれて||

茂夫 君 って 昔 から 変な 力 あった よ ね しげお|きみ||むかし||へんな|ちから|||

ごめん

でも ツボミ ちゃん に は 見せ たく ない から |||||みせ|||

悪い けど しばらく 眠って て わるい|||ねむって|

( ツボミ ) う っ !

( 槌屋 ) もう 1 人 の 超 能力 者 って 坊や の こと ? つちや||じん||ちょう|のうりょく|もの||ぼうや||

誇 山 を 倒した ? ほこ|やま||たおした

いい から 早く 律 たち の いる 場所 を 教えて ||はやく|りつ||||ばしょ||おしえて

おばさん

誰 が おばさん じゃ ! こりゃ 〜! だれ||||

影山 君 ! かげやま|きみ

( 槌屋 ) おりゃ 〜! つちや|

う っ う う …

こんなんじゃ 私 を 止め られ ない よ |わたくし||とどめ|||

私 の 硬 気 功 ( こう きこう ) を 受けて みな わたくし||かた|き|いさお||||うけて|

茂夫 ! しげお

やめろ …

ヤベ え 強 ( つえ ) え ||つよ||

( 槌屋 ) おら おら おら おら ! つちや||||

おら !

おら おら おら おら … おら !

お やおや 怖くて 泣いちゃ った かい ? ||こわくて|ないちゃ||

やっぱり 坊や だ ね |ぼうや||

なんで …

なんで 僕 が 女 の 人 まで やっつけ なきゃ いけない んです か ? |ぼく||おんな||じん||||||

なん だって ?

師匠 が 言って た ししょう||いって|

女 に 手 を 上げる ヤツ が いちばん モテ ない って おんな||て||あげる|やつ|||||

私 が 坊や に やられる って こと ? わたくし||ぼうや||||

私 を 甘く 見 過ぎ じゃ ない わたくし||あまく|み|すぎ||

また 女心 を 読め なかった |おんなごころ||よめ|

すいません おばさん

だから おばさん って 言う な ! こら |||いう||

あっ !

う っ ! あっ …

槌屋 まで つちや|

やられた ?

ツボミ ちゃん 律 を 見つけたら 迎え に 来る ね ||りつ||みつけたら|むかえ||くる|

う 〜 ん

大盛り おおもり

つゆ だく

玉子 ダブル たまご|だぶる

いい 夢 見て る らしい |ゆめ|みて||

う 〜 ん !

行こう いこう

うん

( レーダー 探知 機 の 電子 音 ) れーだー|たんち|き||でんし|おと

( 霧 藤 ) 捕まえた か きり|ふじ|つかまえた|

ご 苦労 |くろう

( 律 たち ) あっ … りつ||

( 霧 藤 ) おとなしく 我々 の 一員 に なったら どう だ ? きり|ふじ||われわれ||いちいん||||

我々 爪 は 世界中 で 勢力 を 拡大 し つつ ある われわれ|つめ||せかいじゅう||せいりょく||かくだい|||

ボス の 下 ( もと ) で な ぼす||した|||

( 律 ) ボス ? りつ|ぼす

ああ

もう すぐ ここ へ やって 来る |||||くる

すごい 超 能力 者 だ |ちょう|のうりょく|もの|

顔 は 知ら ない が かお||しら||

我々 第 七 支部 の 面々 も われわれ|だい|なな|しぶ||めんめん|

皆 ボス に 勝負 を 挑んで みな|ぼす||しょうぶ||いどんで

負けた まけた

( 桜 威 ) ああ 〜! さくら|たけし|

( 霧 藤 ) だ が 生き残った 者 は 幹部 に なれる きり|ふじ|||いきのこった|もの||かんぶ||

そして 組織 を 拡大 する ため に 超 能力 者 を 集める 任務 を 負う |そしき||かくだい||||ちょう|のうりょく|もの||あつめる|にんむ||おう

お前 みたいな まだ 子供 の 超 能力 者 を おまえ|||こども||ちょう|のうりょく|もの|

拉致 し 洗脳 して らち||せんのう|

兵隊 に 仕立て上げる んだ へいたい||したてあげる|

そんなに 超 能力 者 を 集めて あんた たち 何 が し たい んだ ? |ちょう|のうりょく|もの||あつめて|||なん||||

“ 能 ある 鷹 ( たか ) は 爪 を 隠す ” と 言う が のう||たか|||つめ||かくす||いう|

我々 は 世に 潜み ひそかに 戦力 を 集めて いる われわれ||よに|ひそみ||せんりょく||あつめて|

そして 近い 将来 この 世界 の 頂点 に 立ち |ちかい|しょうらい||せかい||ちょうてん||たち

人類 を 正しい 未来 へ と 導く のだ じんるい||ただしい|みらい|||みちびく|

正しい 未来 ? ただしい|みらい

超 能力 が あれば ちょう|のうりょく||

犯罪 も 戦争 も 自然 災害 も 全て 防げる はんざい||せんそう||しぜん|さいがい||すべて|ふせげる

そう だ ろ ?

目的 が 正しくて も やり 方 が 正しく なかったら もくてき||ただしくて|||かた||まさしく|

意味 が ない いみ||

これ から は 僕 が … |||ぼく|

兄さん を 守る よ にいさん||まもる|

恐怖 で 縛ら れ 洗脳 さ れ きょうふ||しばら||せんのう||

妄信 的な 兵隊 に なる くらい なら もうしん|てきな|へいたい||||

僕 の こんな 力 ぼく|||ちから

なくなった ほう が いい

やっぱり 中学生 は 子供 だ な |ちゅうがくせい||こども||

きれい事 で 世の中 が 動かせる か ? きれいごと||よのなか||うごかせる|

( 律 ) は っ ! りつ||

あっ ! き ゃ 〜!

き ゃ 〜! 変態 〜! ||へんたい

は あ 〜!

ああ あ 〜!

( 麗 ) 律 君 すごい ! うらら|りつ|きみ|

( 海 斗 ) 大好きな んだ な うみ|と|だいすきな||

( テル ) 君 は 天才 だ ね てる|きみ||てんさい||

( 密 裏 ( みつ うら )) すご 〜 い ! みつ|うら||||

( モブ ) 律 は やっぱり 特別だ よ |りつ|||とくべつだ|

( 郷田 ) ゾクゾク する な 〜 ごうだ|||

( ツボミ ) かっこいい 〜!

ちょっと ! しっかり し なさい よ !

律 君 ! りつ|きみ

( 霧 藤 ) そうだ きり|ふじ|そう だ

それ が お前 が 夢見た こと 望んだ こと ||おまえ||ゆめみた||のぞんだ|

自分 が 特別な 存在 であり 選ば れ し 者 である こと じぶん||とくべつな|そんざい||えらば|||もの||

爪 に 入って 更に 能力 を 伸ばせば つめ||はいって|さらに|のうりょく||のばせば

お前 は 世界中 から 認め られ 称賛 さ れる おまえ||せかいじゅう||みとめ||しょうさん||

そして 世界 の 頂点 に 立てる ! |せかい||ちょうてん||たてる

僕 は 特別 ! ぼく||とくべつ

僕 は 選ば れ し 者 ! ぼく||えらば|||もの

ハハッ … アハハハハハ !

( 霧 藤 ) 洗脳 は 恐怖 だけ で なく きり|ふじ|せんのう||きょうふ|||

欲望 でも できる んだ よ よくぼう||||

中 坊 ! なか|ぼう

( 律 ) ああ あ 〜! りつ||

律 ! りつ

律 大丈夫 ? りつ|だいじょうぶ

( 律 ) 兄さん りつ|にいさん

どうして 律 が こんな 目 に 遭わ なきゃ いけない んだ ? |りつ|||め||あわ|||

僕 の 弟 が ぼく||おとうと|

僕 は … ぼく|

兄さん が ずっと 羨ま しかった にいさん|||うらやま|

何 言って ん の ? なん|いって||

前 に も 言った けど ぜん|||いった|

羨ま しかった の は 僕 の ほう だ よ うらやま||||ぼく||||

兄さん にいさん

律 … りつ

( テル ) う っ ! てる||

( 霧 藤 ) ふ っ ! きり|ふじ||

( モブ ) う っ !

( 霧 藤 ) ふ っ ! きり|ふじ||

あんた が やった の か ?

律 を ! りつ|

( 霧 藤 ) お前 に も 見せて やろう きり|ふじ|おまえ|||みせて|

きつい きつ 〜 い 幻覚 を ! |||げんかく|

ふん !

お前 弟 より はるかに 強い 超 能力 者 か おまえ|おとうと|||つよい|ちょう|のうりょく|もの|

だが 私 の 力 に |わたくし||ちから|

あら が える か 〜!

( 誇 山 ) う っ … ほこ|やま||

あっ

( 霧 藤 と モブ の 叫び声 ) きり|ふじ||||さけびごえ

兄さん にいさん

ああ 〜!

( モブ ) ああ 〜!

( 霧 藤 ) うわ 〜! きり|ふじ|

う う 〜 ああ 〜!

わ っ あっ …

( エクボ ) ありゃ 〜

ああ あ 〜!

う う 〜! ボス ! ||ぼす

ご 勘弁 を 〜! |かんべん|

茂夫 の ヤツ しげお||やつ

こいつ の 幻覚 能力 を 逆流 さ せ や がった ||げんかく|のうりょく||ぎゃくりゅう||||

あいつ 今 “ ボス ” って … |いま|ぼす|

師匠 ししょう

なんで ここ に ?

( 霊 幻 ( れいげん )) よう モブ   ここ に いた の か ? れい|まぼろし||||||||

あっ 弟 も 一緒じゃ ねえ か 何 して んだ ? |おとうと||いっしょじゃ|||なん||

あの 歩き 方 は … |あるき|かた|

( 槌屋 ) も しか して 本部 の ボス ? つちや||||ほんぶ||ぼす

師匠 ししょう

まさか 師匠 が ? |ししょう|

( テル ) 影山 君 に 師匠 ? てる|かげやま|きみ||ししょう

( 麗 ) しかも 爪 の ボス ? うらら||つめ||ぼす

( 槌屋 ) この 方 が 本部 の ボス つちや||かた||ほんぶ||ぼす

初めて 顔 見た ぜ はじめて|かお|みた|

ああ …

何 だ ? こいつ ら なん|||

あっ 律 を … |りつ|

えっ と … 超 能力 者 たち を さらって て ||ちょう|のうりょく|もの||||

だから 助け に |たすけ|

そんな こと して た の か

バカ 野郎 ! ばか|やろう

何 が し たい か 知ら ねえ が そんな 外 道 か まして どう すんだ ! なん|||||しら||||がい|どう||||

それ は ボス の 指示 で ||ぼす||しじ|

誰 か に 指図 さ れた から って んな こと す ん の か ? だれ|||さしず||||||||||

下っ端 気質 も 極 まる と ただ の カス だ な したっぱ|きしつ||ごく|||||||

うまく いけば 本部 に 取り立てて もらえる と … ||ほんぶ||とりたてて||

そんな ん で 出世 した ところ で |||しゅっせ|||

自分 たち が 踏み荒らして きた 汚い 景色 しか 残ら ない ぞ じぶん|||ふみあらして||きたない|けしき||のこら||

マナー 守った うえ で てっぺん 取る から まなー|まもった||||とる|

気持ち いい んだろう が きもち|||

チッ どこ の 世界 も 同じだ な |||せかい||おなじだ|

会社 員 時代 よく 見た ぜ かいしゃ|いん|じだい||みた|

弱い 者 ( もん ) を 踏みつけ に して のし上がる ヤツ ら を な よわい|もの|||ふみつけ|||のしあがる|やつ|||

ハア 〜 帰る ぞ |かえる|

( モブ ) えっ ?

ボス と 勘違い さ せて 逃げる つもりじゃ ? ぼす||かんちがい|||にげる|

うん

( トメ ) ちょ っ ちょっと 待って ! モブ 君 … 痛 っ ! とめ||||まって||きみ|つう|

( 麗 ) えっ ? あっ … うらら||

ちょっと 待って て ね   ごめん ね |まって||||

あっ 待って 待って … |まって|まって

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