Hokuto no Ken ( Fist of the North Star ) Episode 74
( ナレーション ) 2000 年 の 歴史 を 刻み 受け継が れ て き た
なれーしょん|とし||れきし||きざみ|うけつが||||
A horrifying martial art style has been passed down for 2,000 years.
恐るべき 暗殺 拳 が あった
おそるべき|あんさつ|けん||
その 名 を 北斗 神 拳 ( ほ く と しんけん ) !
|な||ほくと|かみ|けん||||
天空 に 連なる 七 つ の 星 の もと ―
てんくう||つらなる|なな|||ほし||
一子 相 伝 の 北斗 神 拳 を 巡って 悲劇 は 繰り返さ れる
いちこ|そう|つたい||ほくと|かみ|けん||めぐって|ひげき||くりかえさ|
Tragedy has always followed those who inherit the style!
♪ ~
~ ♪
( リュウガ ) お 帰り を お 待ち し て おり まし た
||かえり|||まち|||||
I've been waiting for your return.
( ラオウ ) うむ ご 苦労
|||くろう
「 地平 線 を 駆ける 狼 そこ は 愛 と 憎しみ の 果て 」
ちへい|せん||かける|おおかみ|||あい||にくしみ||はて
変わった こと は ?
かわった||
Any updates?
( リュウガ ) あなた の 伝説 を 汚 ( けが ) す で あ ろ う ―
|||でんせつ||きたな||||||
I trimmed some rotten branches that might tarnish your legend.
腐った 枝 を 払って おき まし た
くさった|えだ||はらって|||
( ラオウ ) うむ
部下 たち は 何 か 勘違い を し て いる よう だ な
ぶか|||なん||かんちがい|||||||
My own men seem to have misunderstood my methods.
( リュウガ ) はっ あえて 心中 は 語ら ず
|||しんじゅう||かたら|
しかし あなた へ の 誓い は 変わり ませ ん
||||ちかい||かわり||
But my pledge to you remains unchanged.
うむ リュウガ 褒美 は 何 を 望む ?
||ほうび||なん||のぞむ
( リュウガ ) もし … もし 許さ れる の なら ―
|||ゆるさ|||
If you would allow it, I'd like a duel with Kenshiro.
ケンシロウ と の 戦い を
|||たたかい|
何故 ?
なぜ
For what reason?
我が 宿命 の 星 天 狼 星 ( てん ろうせ い ) の ゆえ に
わが|しゅくめい||ほし|てん|おおかみ|ほし||||||
For my star of destiny, Sirius.
( ナレーション ) “ 天 狼 星 ”
なれーしょん|てん|おおかみ|ほし
天空 の 極 星 ( きょく せい ) 南北 2 つ に 割れ 南 斗 ( なんと ) 北斗 に 分かれ た 時 ―
てんくう||ごく|ほし|||なんぼく|||われ|みなみ|と||ほくと||わかれ||じ
When heavens were split into poles, the North Star and the South Star,
こぼれ落ち て 天 に 舞った 星
こぼれおち||てん||まった|ほし
Sirius scattered into the heavens.
南 斗 六 星 ( なんと ろく せい ) から も はぐれ 北斗 に も くみせ ぬ 孤独 な 星 天 狼 星
みなみ|と|むっ|ほし|||||||ほくと|||||こどく||ほし|てん|おおかみ|ほし
Isolated and alone, that star is separate from the Six South Stars
( ラオウ ) 分から ぬ
|わから|
何者 に も くみせ ず ―
なにもの||||
天 涯孤 独 の 星 が なぜ わし に 忠義 を 誓った か
てん|がいこ|どく||ほし|||||ちゅうぎ||ちかった|
そして 今 なぜ ケンシロウ と の 勝負 を 望む の か
|いま|||||しょうぶ||のぞむ||
拳 王 ( けん おう ) 様 どうぞ お 許し を
けん|おう|||さま|||ゆるし|
Ken-Oh-sama, please grant me this.
うむ よか ろ う 止める 理由 は ない
||||とどめる|りゆう||
だが その 前 に 見 て おき たい もの が ある
||ぜん||み||||||
But there is something I wish to see first.
わし が おら ぬ 間 お前 が 治め て い た わし の 支配 地
||||あいだ|おまえ||おさめ||||||しはい|ち
The territories of mine that you controlled in my absence...
この 目 で 確かめ させ て もら お う
|め||たしかめ|さ せ||||
( リュウガ ) は っ ガロウ
Yes, sir! Garou!
( ガロウ ) はっ
- Yes, sir! - Guide Ken-Oh-sama.
( リュウガ ) 拳 王様 を ご 案内 しろ
|けん|おうさま|||あんない|
はっ かしこまり まし た
My pleasure, sir!
リュウガ 様 今 が チャンス か と 思わ れ ます
|さま|いま||ちゃんす|||おもわ||
Ryuga-sama, I believe this may be your chance.
何 の こと だ
なん|||
What are you talking about?
天 狼 星 は 天 に 弓 を 引く 星
てん|おおかみ|ほし||てん||ゆみ||ひく|ほし
For Sirius to draw its bow against the heavens!
拳 王 を 倒せ ば あの 支配 地 は すべて あなた の 手中 に
けん|おう||たおせ|||しはい|ち|||||しゅちゅう|
If you defeat Ken-Oh, all of his territories will be yours!
フッフッフッ …
( ガロウ ) ご覧 ください ませ
|ごらん||
Behold, sir!
あっ
フフン
ヘッヘッヘ …
( リュウガ ) 恐怖 を 持って この 地 を 支配 し て おり ます
|きょうふ||もって||ち||しはい||||
We rule this region with terror, as you taught us, Ken-Oh-sama.
拳 王様 の お 教え どおり に
けん|おうさま|||おしえ||
誓い は 変わら ぬ よう だ な
ちかい||かわら||||
It seems your pledge still hasn't changed.
( 村人 たち の 悲鳴 )
むらびと|||ひめい
奪え 殺せ ー っ !
うばえ|ころせ|-|
Plunder and kill!
ぐ わ あー っ
ぐ お ー っ
||-|
う わ あー っ
ヘッヘッヘ …
ママー っ ! あー っ !
( リュウガ ) 欲望 が むき出し か イヤ な 時代 だ
|よくぼう||むきだし||いや||じだい|
Their desires run wild. What an awful world this is.
( 村人 ) 助け て くれ ー っ
むらびと|たすけ|||-|
Please save me!
は あー っ あ あっ が が が っ …
( リュウガ ) いつ まで こんな 悲しい 時代 が 続く の か
||||かなしい|じだい||つづく||
How long will this distressing era continue?
あー っ あー ん っ
う わ ー っ
||-|
これ は 俺 様 の もの だ アッハッハ …
||おれ|さま||||
This is mine now!
おう ?
( 部下 ) 静まれ ー っ
ぶか|しずまれ|-|
Be quiet!
( ラオウ ) この 村 は ―
||むら|
Ken-Oh rules this village from now on!
今 より 拳 王 が 支配 する
いま||けん|おう||しはい|
え えっ
たっ 助け て くださ い ー っ
|たすけ||||-|
Please save us!
う あっ
( 野 盗 ) しゃら くせ え
の|ぬす|||
Screw you! Who the hell cares about Ken-Oh?
拳 王 が な ん だ ! う あー っ !
けん|おう|||||||
( 馬 の いななき )
うま||
う おお ー っ
||-|
ぐ あっ ぐ ふ あっ !
う わ あっ …
ひえ えっ …
( リュウガ ) この世 に は 巨木 が 必要
|このよ|||きょぼく||ひつよう
This world needs a great tree.
この 混 乱 を 治める に は まず 恐怖
|こん|らん||おさめる||||きょうふ
Terror is needed to rule this chaotic world.
拳 王様
けん|おうさま
Ken-Oh-sama...
お 久しぶり で ござい ます
|ひさしぶり|||
It has been a long time.
おお リュウガ か
Is that you, Ryuga?
はい
Yes, sir. This age calls for you, Ken-Oh-sama of the North Star.
時代 は 拳 王様 を … 北斗 を 望 ん で おり ます
じだい||けん|おうさま||ほくと||のぞみ||||
北斗 を ?
ほくと|
The North Star?
私 は 喜んで あなた 様 の 刃 ( やい ば ) に なり ま しょ う
わたくし||よろこんで||さま||は|||||||
I shall gladly become your blade.
お前 の 目 に 狂い は なかった よう だ な
おまえ||め||くるい|||||
I'd say you made the right decision.
はい 私 の 望み は 1 つ
|わたくし||のぞみ||
Yes. My only wish is to see the other North Star man,
もう 1 人 の 北斗 の 男 を この 目 で 確かめる こと
|じん||ほくと||おとこ|||め||たしかめる|
もう 1 人 の 北斗 …
|じん||ほくと
The other North Star...?
( 野 盗 ) ウエッハハハッ どこ かな こっち かな アハハ …
の|ぬす||||||
( 女 たち ) い や ー っ キャーッ
おんな||||-||
ヒャッハハハ まったく ボス は 鬼ごっこ が 好き だ ぜ
||ぼす||おにごっこ||すき||
The boss sure likes to play tag!
ああ やって 何でも 抱き つい ち まう
||なんでも|いだき|||
He'll grab on to whatever he can find!
一 度 捕まったら 最後 ―
ひと|たび|つかまったら|さいご
Once he has them, he never lets go!
何 が あって も 絶対 離さ ねえ ん だ から アハハッ
なん||||ぜったい|はなさ|||||
よく やる ぜ
Yeah, he's a hoot.
( 女 たち の 悲鳴 )
おんな|||ひめい
どう か もう やめ て くだされ あまり に も ひど すぎる
Please stop this! It's simply too cruel!
何 を ?
なん|
う っ う っ あ あっ あ あっ …
お前 たち も もっと 楽し そう な 顔 を しろ よ
おまえ||||たのし|||かお|||
Come on guys, let's see some smiles!
う っ う っ う っ あっ
( ケンシロウ ) そう だ 楽し そう な 顔 を しろ
|||たのし|||かお||
That's right. Show me your smile.
な っ 何 を ー っ
||なん||-|
What the hell?
お前 は 3 秒 後 に 死ぬ
おまえ||びょう|あと||しぬ
You'll die in three seconds.
じょ 冗談 を 言う ん じゃ ねえ や ハッハッハッ …
|じょうだん||いう|||||
Yeah right! I ain't that old-
人生 は まだ 長 ( なげ ) え …
じんせい|||ちょう||
あ ず っ
う わ あっ …
あ あっ …
や っち まえ !
Get him!
ど りゃ ー っ
||-|
ど わ ー っ
||-|
( ケンシロウ ) あた た た た たっ
あー ちゃ ー っ !
||-|
あ ちょ ー っ !
||-|
あ た ー っ !
||-|
( 野 盗 ) ぎ ひ ひ ー っ
の|ぬす||||-|
ええ や ー っ
||-|
( ケンシロウ ) あ た ー っ
|||-|
( 野 盗 ) ぐ わ あっ
の|ぬす|||
グヘヘヘヘ
おっと 自分 から 飛び込 ん で くる なんて エハハッ
|じぶん||とびこ|||||
( 女 たち ) キャーッ 助け て えー っ
おんな|||たすけ|||
ウエッヘヘヘヘッ … 次 は 誰 かな ?
|つぎ||だれ|
( 女 たち ) い や ー っ
おんな||||-|
エッヘヘヘヘッ …
あっ 捕まえ た
|つかまえ|
何 だ ゴツゴツ し た 体し てる な
なん||ごつごつ|||たいし||
どんな 顔 し てる かな ? あん ?
|かお||||
Let's see what you look like!
う っ …
あちゃ ー っ
|-|
はぎゃ あ
あ あっ …
うら あー っ
あ ちょ ー っ
||-|
うが あっ
う が|
あ う っ う う っ
おい 若い の やって くれる じゃ ねえ か ええ ?
|わかい|||||||
Hey kid! How are you going to pay for this, huh?
俺 たち に 逆らう と どう なる の か 教え て やる よ
おれ|||さからう||||||おしえ|||
We'll show you what happens when you go against us!
ヘッヘッヘ …
おら ー っ いく ぞ ー っ
|-||||-|
( 野 盗 たち の 挑発 する 声 )
の|ぬす|||ちょうはつ||こえ
は ー っ
|-|
あ た ー っ
||-|
( ガロウ ) 長い 間 ご 苦労 だった
|ながい|あいだ||くろう|
We've appreciated all of your hard work.
( ギュンター ) ご 苦労 だった ? それ は どう いう こと です ガロウ 様
||くろう|||||||||さま
What do you mean, Garou-sama?
お前 たち 拳 王様 の 部下 と 交代 だ
おまえ||けん|おうさま||ぶか||こうたい|
Ken-Oh-sama's troops will now replace you all.
えっ ?
What! Garou-sama, what's going on?
ガッ ガロウ 様 … こ っ これ は …
||さま||||
何 を 取り乱し て おる ?
なん||とりみだし||
Why are you panicking?
こんな 簡単 に 渡し て しまう の です か ?
|かんたん||わたし|||||
そう だ
- That's right. - How could you?
そんな …
俺 たち は リュウガ 様 が 天 帝 に 就く ため に ―
おれ||||さま||てん|みかど||つく||
We served Ryuga-sama so that he could become the new emperor!
お 仕え し て き た のに …
|つかえ|||||
( ガロウ ) これ は リュウガ 様 の ご 命令 だ ぞ
||||さま|||めいれい||
- This is an order from Ryuga-sama. - But that's impossible!
そ っ そんな バカ な … お っ
|||ばか|||
わし が おら ぬ 間 ―
||||あいだ
You didn't aspire to take the polar star in my absence?
極 星 を 目指 そ う と は 思わ なかった の か ?
ごく|ほし||まなざし|||||おもわ|||
天 狼 星 は 極 星 を 目指す 星 で は ござい ませ ん
てん|おおかみ|ほし||ごく|ほし||めざす|ほし|||||
Sirius was not meant to be the polar star.
北斗 に も くみせ ぬ 孤独 な 星 ―
ほくと|||||こどく||ほし
Far and away from the North Star, Sirius has never been the polar star.
極 星 を 目指さ ぬ 星 天 狼 星
ごく|ほし||めざさ||ほし|てん|おおかみ|ほし
拳 王 恐怖 の 伝説 が 伝わり 始め た あの 時 …
けん|おう|きょうふ||でんせつ||つたわり|はじめ|||じ
But, when the fearsome legend of Ken-Oh began...
( 部下 ) 拳 王様 ー っ
ぶか|けん|おうさま|-|
Ken-Oh-sama!
けっ 拳 王様 ー っ
|けん|おうさま|-|
Ken-Oh-sama!
( ラオウ ) 何 を うろたえ て おる
|なん||||
What are you panicking about?
そ っ それ が こ っ この 村 は 他 の 村 と まったく 違う ん です
|||||||むら||た||むら|||ちがう||
Well sir, this village is totally different from the others!
( ラオウ ) うん ?
痛めつけ て も 痛めつけ て も あいつ ら 抵抗 し ねえ ん です
いためつけ|||いためつけ|||||ていこう||||
No matter how much we make them suffer, they won't resist!
何 ?
なん
What?
ど っ どう し た ん だ あっ あいつ ら は
- What's wrong with them? - Damn, that's just creepy!
薄気味悪 いったら ありゃ し ねえ
うすきみわる||||
うん ? な っ 何 だ ?
|||なん|
Huh? What are they...
さあ これ が 私 たち に 与え られ た 食料 の すべて です
|||わたくし|||あたえ|||しょくりょう|||
どうぞ お 好き に なさって ください
||すき|||
ハッ ハハハッ …
み っ 見 て ください
||み||
Look at this, sir! They've even handed over their food!
こいつ ら 自分 の 食料 まで 差し出し て …
||じぶん||しょくりょう||さしだし|
何 か 魂胆 で も ある の か と …
なん||こんたん||||||
Perhaps they're up to something?
村 の 長 ( お さ ) は ?
むら||ちょう|||
- Who is the village leader? - That would be me.
( 長老 ) 私 ( わたくし ) です
ちょうろう|わたくし||
なぜ 抵抗 せ ぬ
|ていこう||
抵抗 は 相手 の 暴力 を 生み ます
ていこう||あいて||ぼうりょく||うみ|
抵抗 せ ぬ こと が 我々 弱者 が 自分 を 守る 唯一 の 武器 な の です
ていこう|||||われわれ|じゃくしゃ||じぶん||まもる|ゆいいつ||ぶき|||
Non-resistance is the only weapon the weak have to protect themselves.
武器 だ と ?
ぶき||
"Weapon", you say?
フッ
う あっ
あ あっ …
ならば その 武器 で この 小僧 の 命 を 守って みよ !
||ぶき|||こぞう||いのち||まもって|
う ぬ ら の 笑い で 守って みよ !
||||わらい||まもって|
Protect him with your smiles!
さあ その 武器 で 守って みよ !
||ぶき||まもって|
Come on, save him!
うん ?
う っ … フッ フフッ …
小僧 なぜ 笑う ? 死ぬ の は 怖く ない の か ?
こぞう||わらう|しぬ|||こわく|||
Why are you smiling, kid? Aren't you scared of death?
こ っ 怖い です
||こわい|
I am... But they told me to smile! To throw away my own feelings.
でも 笑って いろ と 自分 の 心 を 捨てろ と …
|わらって|||じぶん||こころ||すてろ|
何 っ ?
なん|
What?
う っ う っ う っ …
( ラオウ ) 小僧
|こぞう
Kid, if you are scared, then chew my arm off!
怖く ば 俺 の 腕 を 食いちぎって でも あらがえ
こわく||おれ||うで||くいちぎって||
戦わ ね ば その 震え は 止まら ぬ
たたかわ||||ふるえ||とまら|
Your trembling won't stop unless you fight!
うむ
あっ あ あっ あっ …
What?
あ あっ あっ あっ …
あ ああ …
( ラオウ ) む ん っ
あ あっ ぐ わ っ ほ げ っ … ああ あ …
意思 を 放棄 し た 人間 は 人間 に あら ず
いし||ほうき|||にんげん||にんげん|||
You're no longer even human once you abandon your will!
ただ 笑い と 媚 ( こ ) び に 生き て 何 が 人間 だ
|わらい||び||||いき||なん||にんげん|
What sort of man lives only to smile and beg?
ひ いっ … ひ いっ …
( 村人 たち ) あ あっ …
むらびと|||
ああ あっ …
( ラオウ ) 笑え 笑って みろ
|わらえ|わらって|
Smile...
た たた っ 助け て くれ っ …
|||たすけ|||
Please spare me!
己 を 捨て て 何 が 無抵抗 だ
おのれ||すて||なん||むていこう|
Is this non-resistance when you've given up your humanity?
ああ あっ …
よい か
Listen well! Non-resistance will be no defence against Ken-Oh.
この 拳 王 に は 無抵抗 は 武器 に は なら ぬ
|けん|おう|||むていこう||ぶき||||
あ あっ …
( 村人 たち ) あ あー っ …
むらびと||||
う う う っ …
( ラオウ ) どう し た リュウガ ?
( リュウガ ) 天 狼 の 星 は しょせん 極 星 に なれ ぬ こと を 知り まし た
|てん|おおかみ||ほし|||ごく|ほし||||||しり||
I've realized Sirius cannot ever be the polar star.
うん ?
極 星 と し て 輝く の は あなた の よう な 覇道 を 目指す お方
ごく|ほし||||かがやく|||||||はどう||めざす|おかた
For only a true conqueror can shine as the polar star.
あなた 様 へ の 忠誠 は 変わり ませ ん
|さま|||ちゅうせい||かわり||
My loyalty to you has not wavered.
( ラオウ ) うむ
うむ ?
( 兵士 たち の うなり 声 )
へいし||||こえ
う う ー っ !
||-|
拳 王 死 ね ー っ !
けん|おう|し||-|
血迷う たか ギュンター っ !
ちまよう|||
Have you lost your mind, Gyunta?
リュウガ 様 拳 王 は 私 に お 任せ を
|さま|けん|おう||わたくし|||まかせ|
Leave Ken-Oh to me, Ryuga-sama!
( リュウガ ) 愚 かな …
|ぐ|
You fool...
ひ ょ おお っ
だ ー っ
|-|
ぐ わ あー っ
で あー っ !
ひ ょ おお っ
ち べ た あっ …
It's freezing!
う ー む …
|-|
( 部下 ) う は あっ … す っ すごい 技 だ
ぶか|||||||わざ|
お 見苦しい ところ を お 見せ し まし た
|みぐるしい||||みせ|||
My sincere apologies for that embarrassing display.
( ラオウ ) うむ リュウガ 行く が よい
|||いく||
はっ ?
( ラオウ ) お前 が 望 ん で い た とおり ケンシロウ と 戦う が よい
|おまえ||のぞみ||||||||たたかう||
As you have longed for, go and fight Kenshiro.
ありがとう ございます
Thank you, sir.
( ラオウ ) ケンシロウ は この世 で ただ 1 人 ―
|||このよ|||じん
Kenshiro is the only man in this world to have wounded me!
この 俺 の 体 に 傷 を 負わ せ た 男
|おれ||からだ||きず||おわ|||おとこ
心 し て かかれ
こころ|||
Take every precaution.
( リュウガ ) はっ
Yes, sir!
( ガロウ ) リュウガ 様
||さま
Ryuga-sama...
ガロウ お前 も 不服 か ?
|おまえ||ふふく|
- Do you have regrets, Garou? - Not at all, sir.
め っ め っ そう も ござい ませ ん
私 も 見 とう ござい ます この 時代 の 先行き を
わたくし||み|||||じだい||さきゆき|
I, too, wish to see where our future is headed...
そして ケンシロウ と いう 男 を
||||おとこ|
and to see this man, Kenshiro.
うむ
ど わ ー っ
||-|
と わ ー っ
||-|
( ケンシロウ ) あ ちょ ー っ
|||-|
あちゃ ー っ
|-|
あちゃ ー っ
|-|
て い ー っ
||-|
あ ちょ ー っ
||-|
う わ あっ
う わ あー っ !
( バイク の 走行 音 )
ばいく||そうこう|おと
ど りゃ ー っ
||-|
おら ー っ
|-|
行け 踏み潰せ ー っ
いけ|ふみつぶせ|-|
- Come on, crush him! - He'll be squashed flat!
これ で ペシャンコ よ ー っ
||||-|
アッハッハ …
あ あっ …
( 野 盗 ) 地獄 に 落ちろ ー っ !
の|ぬす|じごく||おちろ|-|
Go to hell!
ほ ああ あっ あちゃ ー っ !
||||-|
( 野 盗 たち ) う お お っ
の|ぬす|||||
おお お っ
う わ ー っ
||-|
ぐ わ あー っ
( 村人 たち ) あ あー っ …
むらびと||||
いっ 命 だけ は どうぞ お 助け を …
|いのち|||||たすけ|
食料 でも 何でも 欲しい だけ あげ ます から
しょくりょう||なんでも|ほしい||||
I'll give you our food, or anything you want!
で っ です から 命 だけ は …
||||いのち||
Please, just let us live!
おびえる こと は ない
No need to be afraid.
( 母親 ) え えっ …
ははおや||
あ あっ
坊や ! あ あー っ
ぼうや|||
My baby!
( ガロウ ) あれ が ケンシロウ で …
So that is Kenshiro...
( リュウガ ) うむ ラオウ は 子供 に 恐怖 と 戦い を 教え ―
||||こども||きょうふ||たたかい||おしえ
ケンシロウ は 子供 の むく な 心 を 捉える
||こども||||こころ||とらえる
But Kenshiro reaches into their pure and innocent hearts.
( 幼児 の 喜ぶ 声 )
ようじ||よろこぶ|こえ
( 幼児 の 楽し そう な 声 )
ようじ||たのし|||こえ
時代 は 果たし て どちら の 巨木 を 欲し て いる の か
じだい||はたし||||きょぼく||ほし||||
Just which of these great trees will this world call for?
( リュウガ ) だ が 時代 は 急ぐ
|||じだい||いそぐ
The world is moving fast!
強烈 なる 巨木 なく ば この世 は 治まら ぬ
きょうれつ||きょぼく|||このよ||おさまら|
This age will not be united without a powerful tree...
その ため なら 天 狼 は 望 ん で 血 に 飢え た 狼 と な ろ う
|||てん|おおかみ||のぞみ|||ち||うえ||おおかみ||||
So Sirius will gladly become a bloodthirsty wolf to find it!
( 狼 の 鳴き声 )
おおかみ||なきごえ
♪ ~
~ ♪
( ナレーション ) 天 狼 星 の 男 リュウガ
なれーしょん|てん|おおかみ|ほし||おとこ|
何 を もくろみ 何 を 望む の か 今 その 謎 が 解き明かさ れる
なん|||なん||のぞむ|||いま||なぞ||ときあかさ|
What is he up to, and what is he after?
次回 北斗 の 拳
じかい|ほくと||けん
FORGIVE ME, MY SISTER!
「 許せ 妹 よ ― 」
ゆるせ|いもうと|
Forgive Me, My Sister!
「 北斗 を 襲う は 我が 星 の 宿命 ( さ だめ ) 」
ほくと||おそう||わが|ほし||しゅくめい||
I Am Destined to Clash with the North Star!!
( ケンシロウ ) 北斗 の 掟 は 俺 が 守る
|ほくと||おきて||おれ||まもる
I will protect the code of the North Star.