InuYasha Episode 141 inuyasha|episode

あ ？

うん ？

は あ 気のせい か ||きのせい|

そう で も ない ぜ

ん ？

あっ

フフ

貴 様 一体 ？ とうと|さま|いったい

静かに して な 　 すぐに 終わる から さ しずかに||||おわる||

うん ？

風 刃 の 舞 かぜ|は||まい

うわ あー

おお っ おお … お お お …

フッフッフフフ

「 解き放た れた 妖馬 炎 蹄 」 ときはなた||よううま|えん|ひづめ

あー あ

小 腹 空いた なあ しょう|はら|あいた|

さっき 魚 食った だろう が |ぎょ|くった||

でも お 米 食べて ない もん ||べい|たべて||

あっ ん っ あの なあ

かご め 様 でしたら 私 に お 任せ を ||さま||わたくし|||まかせ|

- たく っ - えっ 何 か 持って る の ？ |||なん||もって||

いや 持って は い ない のです が |もって|||||

- ん ？ - あそこ に ほら

ん ？

村 じゃ むら|

村 だ ね むら||

やった ー |-

えっ 弥勒 様 頼んだ わ よ |みろく|さま|たのんだ||

お 任せ を |まかせ|

- わ ー い ご飯 ご飯 - へい 飯 じゃ 飯 じゃ |-||ごはん|ごはん||めし||めし|

けっ

- ん っ - ミュウン

ねえ 何だか 様子 が おかしく ない ？ |なんだか|ようす|||

あの 村 |むら

えっ

神主 様 が ？ かんぬし|さま|

へえ 殺さ れた んで ございます |ころさ|||

また か

徳 の 高い 僧 や 神官 が とく||たかい|そう||しんかん|

狙わ れて いる って いう あれ ？ ねらわ|||||

どこ の 誰 の 仕業 か は 知り ませ ん が ||だれ||しわざ|||しり|||

ここ まで 続く と は ただ事 で は あり ませ ん ね ||つづく|||ただごと||||||

それ で 神社 に 封印 さ れて いた 妖怪 が ||じんじゃ||ふういん||||ようかい|

夜 ごと 暴れる ように なって よ||あばれる|よう に|

妖怪 ？ ようかい

それ で 村 が 荒れて おる の か ||むら||あれて|||

- ああ … - う あ …

- ん ？　 クンクン - う っ

- 犬 夜叉 どうかした の ？ - クンクンクン … いぬ|やしゃ|||

何 か 感じる の ？ なん||かんじる|

へえ あっ ち だ

- え えっ - 臭う ぜ 　 雑魚 妖怪 の 臭い だけ どな ||くさう||ざこ|ようかい||くさい||

隠れて い ます な かくれて|||

来る くる

油断 す んじゃ ねえ ぞ ゆだん||||

グワーー … グワー-

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

任し とけ まかし|

一 発 で 退治 して やら あ ひと|はつ||たいじ|||

ウウ アアー …

風 の 傷 かぜ||きず

グワア …

へ っ ふん

いった だ っき ま ー す ||||-|

あう

美味し ー い おいし|-|

ほう この 辺り でも ||あたり|

似た ような こと が 頻繁に 起こって いる んです か にた||||ひんぱんに|おこって||ん です|

- へえ 　 もっぱら の 噂 で ございます - ん ん いら ねえ んだ ろ |||うわさ||||||||

何 する んじゃ 　 こら 返せ なん||||かえせ

- お 坊 様 や 神主 様 が 次々 と 殺さ れて - おら のだ おら の おかず じゃ バカ 犬 が |ぼう|さま||かんぬし|さま||つぎつぎ||ころさ||||||||ばか|いぬ|

一体 何者 が いったい|なにもの|

ええ それ が

やって いる の は 赤子 を 抱いた 女 だ と か ||||あかご||いだいた|おんな|||

お っ ？

- おえ … - それ って まさか

赤ん坊 って あいつ ？ あかんぼう||

さしずめ 女 の 方 は 神楽 か |おんな||かた||かぐら|

でも どうして

今更 人間 など 相手 に して いまさら|にんげん||あいて||

何 を する つもりな んでしょう か なん|||||

そんな こと は どう だって いい

この 一 件 に 奈落 の 野郎 が 関わって んだったら |ひと|けん||ならく||やろう||かかわって|

放っておく わけに は いか ねえ 　 そう だろう ほうっておく||||||

確かに それ も そう です ね たしかに|||||

でも 神楽 は 今 どこ に ？ |かぐら||いま||

- それ でしたら ご 心配 なく - う う っ |||しんぱい||||

この 辺り で 一 番 高名な 僧 か |あたり||ひと|ばん|こうめいな|そう|

神官 は どなた でしょう か しんかん||||

は あ 生きて る 方 です か ？ ||いきて||かた||

あったり め えだ

うーん そう です ね

ここ ら で まだ 存命 で ||||ぞんめい|

高名な 方 でしたら こうめいな|かた|

万願寺 の 神泉 和尚 です かな まんがんじ||かみいずみ|おしょう||

神泉 和尚 ？　 あの 神泉 和尚 です か ？ かみいずみ|おしょう||かみいずみ|おしょう||

聞いた こと が ある の か ？ きいた|||||

ええ それ は もう 有名な 方 で ||||ゆうめいな|かた|

妖怪 を 封印 さ せたら 右 に 出る 者 は い ない と か ようかい||ふういん|||みぎ||でる|もの|||||

- へえ - ほお

退治 屋 の あたし でも 知って る んだ たいじ|や||||しって||

それ だけ 有名 って こと さ ||ゆうめい|||

中でも 煉獄 鬼 と 呼ば れる 人食い 鬼 と なかでも|れんごく|おに||よば||ひとくい|おに|

妖馬 炎 蹄 を 封印 した 話 は よううま|えん|ひづめ||ふういん||はなし|

- 有名で ございます - う っ ゆうめいで|||

ん ？

いかが なされ ました か 神泉 和尚 様 ||||かみいずみ|おしょう|さま

いや 気のせい か |きのせい|

炎 蹄 が いなないた ような 気 が して な えん|ひづめ||||き|||

炎 蹄 ？ えん|ひづめ

うむ

裏山 の 祠 に 封じた 妖馬 の こと じゃ うらやま||し||ほうじた|よううま|||

炎 蹄 と は その 名 の とおり えん|ひづめ||||な||

炎 の 蹄 を した 馬 の 妖怪 の こと で な えん||ひづめ|||うま||ようかい||||

一 日 に 千里 も 走る と いわ れた ひと|ひ||ちさと||はしる|||

足 の 速い 妖怪 だ あし||はやい|ようかい|

妖怪 ？ ようかい

ええ 　 噂 に よれば |うわさ||

100 年 に １ 度 の 駿 馬 が 炎 に 巻か れて 死んだ 時 とし||たび||しゆん|うま||えん||まか||しんだ|じ

その 怨霊 が 具現 化 した と も |おんりょう||ぐげん|か|||

火山 の 噴火 と ともに 炎 蹄 が 生まれた と も 言わ れて おり まして かざん||ふんか|||えん|ひづめ||うまれた|||いわ|||

要するに よく 分から ない の ね ようするに||わから|||

の お っ そう と も 言い ます ||||||いい|

ええ 噂 は それ だけ で は あり ませ ん |うわさ||||||||

えっ

炎 蹄 に は もう 一 つ の 伝説 が ございまして な えん|ひづめ||||ひと|||でんせつ|||

炎 蹄 に 乗れば 天下 を 取れる ？ えん|ひづめ||のれば|てんか||とれる

ああ 　 誰 が 言い出した の か 知ら ん が |だれ||いいだした|||しら||

そんな 噂 が 広がって な |うわさ||ひろがって|

もちろん そんな こと は 迷信 に 過ぎ ぬだろう が ||||めいしん||すぎ||

炎 蹄 を めぐる 人間 や 妖怪 の 争い は 絶え なかった えん|ひづめ|||にんげん||ようかい||あらそい||たえ|

人間 や 妖怪 たち の 幾多 の 戦い を 経て にんげん||ようかい|||いくた||たたかい||へて

そして 最後に 生き残った 煉獄 鬼 に |さいごに|いきのこった|れんごく|おに|

炎 蹄 は 背中 を 預けた のだ えん|ひづめ||せなか||あずけた|

- ウエエエ … - ウオオ

ウ ウウッ

ヒィアアアア …

炎 蹄 を 得た 煉獄 鬼 は えん|ひづめ||えた|れんごく|おに|

勢い を 増して 暴れ 出した いきおい||まして|あばれ|だした

うわ ああ … ああ …

暴れ 回る 煉獄 鬼 に 困った 周辺 の 村人 たち が あばれ|まわる|れんごく|おに||こまった|しゅうへん||むらびと||

神泉 和尚 に 妖怪 退治 を お 願い した のです かみいずみ|おしょう||ようかい|たいじ|||ねがい||

わし と 煉獄 鬼 の 戦い は ||れんごく|おに||たたかい|

三 日 三 晩 続いた みっ|ひ|みっ|ばん|つづいた

更に 炎 蹄 を 封じる ため に さらに|えん|ひづめ||ふうじる||

三 日 三 晩 の 時 を 必要 と した みっ|ひ|みっ|ばん||じ||ひつよう||

グウウウ …

グオッ

は ー ああ ー |-||-

ウエヤアー ウエアーッ

は ああ ー ||-

グワアー …

そうして わし は 二 匹 の 妖怪 を ようやく 倒し |||ふた|ひき||ようかい|||たおし

別々の 場所 に 封印 した べつべつの|ばしょ||ふういん|

それ が あの 祠 の |||し|

ああ 　 今 と なって は 昔 の 話 じゃ |いま||||むかし||はなし|

えー と まあ

神泉 和尚 は それ ほど の 妖怪 を 退治 した かみいずみ|おしょう|||||ようかい||たいじ|

えら ー い 和尚 様 な のです |-||おしょう|さま||

うん 何となく だ けど |なんとなく||

そんな 妖怪 を 封じる くらい の 和尚 様 なら |ようかい||ふうじる|||おしょう|さま|

神楽 が 目 を 付けて も おかしく ない ね かぐら||め||つけて||||

よし だったら とっとと 行こう ぜ |||いこう|

ここ で ぐずぐず して いる 暇 は ねえ |||||いとま||

ふう

どうした ？　 早く 行け |はやく|いけ

分かって る よ 　 った く わかって||||

人使い の 荒い 奴 だ ぜ ひとづかい||あらい|やつ||

うん ？

神泉 和尚 様 いかが なされ ました ？ かみいずみ|おしょう|さま|||

何も 感じ ぬ の か ？ なにも|かんじ|||

えっ ？

この 寺 の 近く まで 邪気 が 迫って おる |てら||ちかく||じゃき||せまって|

お前たち は 隠れて おれ おまえたち||かくれて|

は はい

うん

誰 だ ？ だれ|

ふ ー ん 今 まで の 奴 ら より |-||いま|||やつ||

少し はやる らしい な すこし|||

うわ っ

現れた な 妖怪 　 は あー あらわれた||ようかい||

ふん 生意気に 結 界 張り や がった か |なまいきに|けつ|かい|はり|||

ふ っ 妖怪 は 赤ん坊 を 抱いた 女 と 聞き 及んで いた が ||ようかい||あかんぼう||いだいた|おんな||きき|およんで||

お前たち が 僧 や 神官 を 殺し 回って いる 者 たち か おまえたち||そう||しんかん||ころし|まわって||もの||

しかし この 赤ん坊 ||あかんぼう

むしろ 女 より 数 倍 禍々 し い |おんな||すう|ばい|か々||

フッフッフ 　 この 坊主 なら ||ぼうず|

あの世 と この世 の 境 を 覗 ける かも しれ ん な あのよ||このよ||さかい||のぞ|||||

- む う - しゃ 喋った |||しゃべった

下がって おれ さがって|

坊主 次 も かわせる かな ぼうず|つぎ|||

風 刃 の 舞 かぜ|は||まい

何の なんの

うわ っ

ふん やる じゃ ねえ か

ふ ぬ ぬ

だったら これ で どう だ

竜 蛇 の 舞 りゅう|へび||まい

お っ

神泉 和尚 様 かみいずみ|おしょう|さま

くらえ 　 はっ

無駄だ 　 何 ？ むだだ|なん

しまった

は あー

ぬ ん ん ん …

ぬわ ー |-

お おお っ

おお っ 　 うわ ー |||-

あっ おお

お 和尚 様 |おしょう|さま

う ぬ ぬ 　 うーん

心 を 覗かせて もらう ぞ こころ||のぞかせて||

ん ？

やっ たか ？　 う っ

わし も 老いた な ||おいゆいた|

う っ う う

和尚 様 おしょう|さま

う っ う っ

これ

まず いんじゃ ねえ か ？

血 の 臭い ち||くさい

ああ 　 まだ 新しい ||あたらしい

それ に 線香 の 臭い ||せんこう||くさい

おそらく 出所 は 寺 だ |しゅっしょ||てら|

えっ う っ くっ う う …

ああ っ

ん また 妖怪 ？ ||ようかい

怪しい 者 で は あり ませ ん あやしい|もの|||||

あっ あれ は

神楽 の 仕業 か かぐら||しわざ|

ああ 奴 の 臭い が 残って いやがる |やつ||くさい||のこって|

やった の は 赤ん坊 を 抱いた 女 |||あかんぼう||いだいた|おんな

それ に 間違い あり ませ ん ね ||まちがい||||

は はい

和尚 様 は 勇敢に 戦わ れ おしょう|さま||ゆうかんに|たたかわ|

私 たち を 守る ため に わたくし|||まもる||

何とか 妖怪 の 片割れ を なんとか|ようかい||かたわれ|

赤ん坊 の 方 を 滅 する こと に は 成功 なされ ました が あかんぼう||かた||めつ|||||せいこう|||

えっ

あいつ が ？

本当 か ？ ほんとう|

間違い あり ませ ん まちがい|||

和尚 様 の 法 力 で 真っ二つ に おしょう|さま||ほう|ちから||まっぷたつ|

どう 思う ？　 法師 様 |おもう|ほうし|さま

あの 赤ん坊 は |あかんぼう|

奈落 が 白 霊山 の 中 で 生み出した 分身 ならく||しろ|りょうぜん||なか||うみだした|ぶんしん

そして 白 霊山 が 崩落 する 時 に |しろ|りょうぜん||ほうらく||じ|

わざわざ 外 に 逃して いる |がい||のがして|

奈落 に は 必要な 存在 だった って こと だ よ ね ならく|||ひつような|そんざい||||||

ええ おそらく

そう よ 　 何だか あっけな さ 過ぎる ||なんだか|||すぎる

へ ぇ いって ぇ どう なって や がん だ

最 猛 勝 ？ さい|もう|か

どこ に 連れて 行く つもりだ ||つれて|いく|

神 無 かみ|む

奈落 に 言わ れて 来た の か ？ ならく||いわ||きた||

ま こんなに な っち まった

お前 奈落 の 代わり に 小言 でも 言い に 来た の か ？ おまえ|ならく||かわり||こごと||いい||きた||

おい おい どこ へ 行く んだ 　 こっち は ||||いく|||

そっち は 神楽 が 守って ||かぐら||まもって

えっ

いずれ こう なる べきだった

あの世 と この世 の 境 を 覗く ？ あのよ||このよ||さかい||のぞく

どういう こと だ

和尚 様 を 殺す 前 に おしょう|さま||ころす|ぜん|

赤ん坊 が そう 言った ので ございます あかんぼう|||いった||

心 を 覗く と こころ||のぞく|

どういう こと ？

神楽 と 赤ん坊 が 神官 や 高僧 を 殺し 回って いた の は かぐら||あかんぼう||しんかん||こうそう||ころし|まわって|||

封印 さ れた 妖怪 を 解放 する ため と 思って いた が ふういん|||ようかい||かいほう||||おもって||

それ だけ で は なかった らしい です な

あの世 と この世 の 境 に あのよ||このよ||さかい|

何 が ある ？ なん||

ん あっ

ああ っ この 音 |||おと

まさか あの 妖怪 の 封印 が ||ようかい||ふういん|

封印 じゃ と ？ ふういん||

行く ぞ いく|

う うわ あっ

裏山 か ？ うらやま|

はい 　 和尚 様 が 法 力 で やっと 封印 した 炎 蹄 と いう 妖馬 |おしょう|さま||ほう|ちから|||ふういん||えん|ひづめ|||よううま

炎 蹄 ？ えん|ひづめ

炎 蹄 って 煉獄 鬼 を 背 に 乗せた と いう あの 馬 の 妖怪 か えん|ひづめ||れんごく|おに||せ||のせた||||うま||ようかい|

はい

あれ か ？

ああ っ

くっ 　 これ は ？

ぐ わ っ

- くっ - ああ …

ヒヒヒーン

あれ が

炎 蹄 えん|ひづめ

しゃら くせ え

ウウウーン

はっ

- 皆 逃げろ - ん あっ みな|にげろ||

えい っ 　 大丈夫 か ？　 かご め ||だいじょうぶ|||

うん

弥勒 無事 か ？ みろく|ぶじ|

こっち は 大丈夫だ 　 それ より 犬 夜叉 ||だいじょうぶだ|||いぬ|やしゃ

あの 妖馬 を |よううま|

ああ 分かって ら あ |わかって||

たっぷり 礼 を さ せて もらう ぜ |れい|||||

くらえ 風 の 傷 |かぜ||きず

へ っ

た あっ ！

よけた

速い ぞ はやい|

来る よ 法師 様 くる||ほうし|さま

- たっ - う っ

雲母 うんも

ニャオーッ

飛来 骨 ひらい|こつ

消えた ？ きえた

どこ だ ？

何 やって んだ 珊瑚 　 上 だ なん|||さんご|うえ|

あっ

クオオオ …

グオー

あっ

うわ あー っ

- ウワアーワウッ - えっ えっ

珊瑚 さんご

珊瑚 ちゃん さんご|

おのれ ならば この 風穴 で |||かざあな|

あ 何 ？ |なん

ヒヒヒーン

- 瘴気 ！ - う っ しょうき||

くそ っ あの 馬 ちょ こまか と |||うま|||

くっ 調子 に 乗って んじゃ ねえ |ちょうし||のって||

グア アアッ

てっ そら っ

大丈夫 ？　 珊瑚 ちゃん だいじょうぶ|さんご|

うん 　 それ より 何とか して あいつ の 動き を 止め ない と |||なんとか||||うごき||とどめ||

う っ

駄目 速 過ぎる だめ|はや|すぎる

これ じゃあ 狙い が 定まら ない ||ねらい||さだまら|

あの ちょ こまか した の を 止め ねえ と 　 うん ？ ||||||とどめ|||

動き が 止まった うごき||とまった

へ っ バカ が ||ばか|

これ で て め え も おし め えだ ー |||||||||-

待て 犬 夜叉 まて|いぬ|やしゃ

えっ 何で え こんな 時 に |なんで|||じ|

様子 が おかしい ようす||

- 何 じゃ あれ は - う う なん|||||

くっ まずい 　 皆 逃げろ ー ||みな|にげろ|-

えっ は あ は あ は あ

うわ っ

う っ うん て ぇっ

しっかり しろ かご め

うん

おい 皆 大丈夫 か ？ |みな|だいじょうぶ|

ん え 　 ええ 　 何とか |||なんとか

は あ 死ぬ か と 思った ぞ ||しぬ|||おもった|

ち ぇっ 行 っち ま いやがった ||ぎょう|||

きっと 封印 さ れた 鬼 の 主人 と 合流 する つもり よ |ふういん|||おに||あるじ||ごうりゅう|||

追い ましょう 犬 夜叉 おい||いぬ|やしゃ

ああ

まったく

どう すんだ こんな 片割れ |||かたわれ

息 して ねえ し いき|||

はっ 動いた の か ？ |うごいた||

おい 生き返った の か ？ |いきかえった||

生きて いやがる いきて|

こいつ

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ

井戸 の 中身 は 何 じゃ ろ な 　 はい いど||なかみ||なん||||

て め え が 化け 馬 の 封印 を 解いた だ と ？ ||||ばけ|うま||ふういん||といた||

炎 蹄 が 乗り手 に 選んだ と いう 禍々 しい 子供 えん|ひづめ||のりて||えらんだ|||か々||こども

わし は 白 童 子 ||しろ|わらべ|こ

察し の 通り 奈落 の 落とし 子 だ さっし||とおり|ならく||おとし|こ|

お前 が あの世 と この世 の 境 を 覗く の は なぜ だ おまえ||あのよ||このよ||さかい||のぞく||||

そこ に 何 が ある ？ ||なん||

見えた の は 白い 霧 の 世界 みえた|||しろい|きり||せかい

お前 ら も 探して みる か 四 魂 の かけら を おまえ|||さがして|||よっ|たましい|||

次回 犬 夜叉 「 暴走 炎 蹄 と 戦慄 の 白 童 子 」 じかい|いぬ|やしゃ|ぼうそう|えん|ひづめ||せんりつ||しろ|わらべ|こ

いい の か よ そんな 大事な こと 教え ち まって |||||だいじな||おしえ||

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ

井戸 の 中身 は いど||なかみ|

こいつ じゃ