InuYasha Episode 92 inuyasha|episode 犬夜叉第92集

50 年 前 奈落 の 罠 に 落ち 憎しみ 合い 殺し 合った 犬 夜叉 と 桔梗 とし|ぜん|ならく||わな||おち|にくしみ|あい|ころし|あった|いぬ|やしゃ||ききょう

あたし が 犬 夜叉 の 封印 を 解き そして 桔梗 も また 裏 陶 の 術 で この世 に 蘇った ||いぬ|やしゃ||ふういん||とき||ききょう|||うら|とう||じゅつ||このよ||よみがえった

妖怪 の 心 を 人間 が 分から ない なんて あたし は 思わ ない ようかい||こころ||にんげん||わから|||||おもわ|

だって 犬 夜叉 や 七宝 ちゃん 雲母 と だって 心 は 通い 合って る |いぬ|やしゃ||しっぽう||うんも|||こころ||かよい|あって|

でも 一 度 死んで しまった 桔梗 の 痛み まで は 分から ない |ひと|たび|しんで||ききょう||いたみ|||わから|

桔梗 　 あなた の 心 が 癒 や さ れる 日 は いつか 来る の ？ ききょう|||こころ||いや||||ひ|||くる|

「 復活 した 者 たち の 野望 」 ふっかつ||もの|||やぼう

あの 娘 |むすめ

う う 　 は

死 魂 虫 ？　 なぜ こんな 所 に ？ し|たましい|ちゅう|||しょ|

余計な こと を よけいな||

要ら ぬ 　 放っておけ 　 あっ いら||ほうっておけ|

死に たかった の か ？　 いや 死んで い たかった の か ？ しに|||||しんで||||

お前 は 　 はっ もしや 桔梗 おまえ||||ききょう

私 を 知っている の か ？ わたくし||しっている||

やはり そう か

あれ も 裏 陶 の 私 と 同じ 境遇 の 者 が 他 に も いた と は な ||うら|とう||わたくし||おなじ|きょうぐう||もの||た||||||

う お おお おお おお おお

戦え 　 命 の 無い 人形 兵 よ 　 この世 を 死者 で 満たす のだ たたかえ|いのち||ない|にんぎょう|つわもの||このよ||ししゃ||みたす|

う おお おお おお

ハッハッハッハッハッハッハッハ

見て いて くれ 母 者 この 瓦 丸 が 死人 で この世 を 埋め尽くして くれる みて|||はは|もの||かわら|まる||しにん||このよ||うずめつくして|

くん くん くん

どうした の だ 　 犬 夜叉 |||いぬ|やしゃ

やっぱり 間違い ねえ 　 薬草 の におい がし や がる |まちがい||やくそう|||||

薬草 の におい ？ やくそう||

こいつ は 桔梗 を 蘇ら せた 鬼 婆 裏 陶 が 使って た 薬草 の におい だ ||ききょう||よみがえら||おに|ばあ|うら|とう||つかって||やくそう|||

裏 陶 うら|とう

う が

まさか と は 思う が 　 お前 ら ここ で 待って ろ |||おもう||おまえ||||まって|

あっ 犬 夜叉 |いぬ|やしゃ

待って ろ と 言わ れ まして も ね まって|||いわ||||

気 に なる に 決まって る じゃ ない き||||きまって|||

あの 時 桔梗 が 蘇った 時 裏 陶 は 死んだ はず |じ|ききょう||よみがえった|じ|うら|とう||しんだ|

ぐ あっ 　 う う う ああ ああ ああ ああ っ

なのに

くっ 　 は あ は あ

は あ は あ は あ

は あ は あ は あ は あ

ん ？

はっ

お前たち 一体 何 し に 来た ？ おまえたち|いったい|なん|||きた

う っ 何 を する 　 あたし の こと は 放っといて くれ ||なん|||||||ほっといて|

あっ 　 嫌だ 　 もう 戻ら ない 　 放せ |いやだ||もどら||はなせ

- 野郎 散 魂 鉄 爪 - あっ やろう|ち|たましい|くろがね|つめ|

くっ

う う っ けっ

やっぱり か 　 裏 陶 の 兵隊 だ な 　 て め えら ||うら|とう||へいたい|||||

- 犬 夜叉 ー - ん ？ いぬ|やしゃ|-|

は あ は あ は あ は あ

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

無事 か ？ ぶじ|

おう

これ

見て 弥勒 様 みて|みろく|さま

おお 　 これ が 人 の 骨 と 墓 の 土 で 焼いた と いう 人形 です か |||じん||こつ||はか||つち||やいた|||にんぎょう||

でも 一体 何で ここ に ？ |いったい|なんで||

何だか 知ら ねえ が あの 娘 を 追って た みたいだ なんだか|しら||||むすめ||おって||

やっ

生き とる の か ？ いき|||

香 の におい 　 あっ かおり|||

ああ 　 裏 陶 の 使って た 薬草 の におい だ |うら|とう||つかって||やくそう|||

はっ

一体 どういう こと ？ いったい||

この 娘 は 桔梗 と 同じ 裏 陶 の 蘇ら せた 死人 だ |むすめ||ききょう||おなじ|うら|とう||よみがえら||しにん|

桔梗 と 同じ 死人 ききょう||おなじ|しにん

う っ う う

あれ は 犬 夜叉 と 旅 を 始めて 割と すぐ の こと だった ||いぬ|やしゃ||たび||はじめて|わりと||||

桔梗 の 霊 骨 を 盗んだ 裏 陶 に 捕まって しまって ききょう||れい|こつ||ぬすんだ|うら|とう||つかまって|

お前 が 必要じゃ 　 桔梗 を 完璧に 蘇ら せる ため に は な おまえ||ひつようじゃ|ききょう||かんぺきに|よみがえら|||||

におい が きつい 薬草 の 入った お 湯 に 漬け られちゃ って |||やくそう||はいった||ゆ||つけ||

あの 時 は とって も 気持ち が 悪かった |じ||||きもち||わるかった

裏 陶 は 骨 と 土 から 死人 を 蘇ら せる こと が 出来る 鬼 婆 で うら|とう||こつ||つち||しにん||よみがえら||||できる|おに|ばあ|

転生 して いた 桔梗 の 魂 を あたし から 抜き取ろう と して いた てんせい|||ききょう||たましい||||ぬきとろう|||

結局 裏 陶 は 桔梗 を 復活 さ せて しまった けど けっきょく|うら|とう||ききょう||ふっかつ||||

蘇った 桔梗 に 滅ぼさ れて しまった よみがえった|ききょう||ほろぼさ||

薬草 の に おい を 辿 って ここ まで 来て みた が 何も 無い ようだ な やくそう|||||てん||||きて|||なにも|ない||

いや そう で も ねえ 　 桔梗 の に おい が 残って る |||||ききょう|||||のこって|

桔梗 様 の ？ ききょう|さま|

もう 近く に はい ねえ ようだ が |ちかく|||||

ふん っ

ここ 最近 奇妙な 兵 の 一群 が 近隣 の 城 を 次々 に 滅ぼして いる そうだ |さいきん|きみょうな|つわもの||いちぐん||きんりん||しろ||つぎつぎ||ほろぼして||そう だ

けっ 人間 同士 の 争い に 首 を 突っ込む 気 なんか ねえ ぜ |にんげん|どうし||あらそい||くび||つっこむ|き|||

妖怪 の 仕業 だ と 噂 も 立って いる ようかい||しわざ|||うわさ||たって|

その 兵士 たち に は 刀 で 斬り つけて も 歯 が 立た ず 槍 の 穂先 でも 貫け ない と いう |へいし||||かたな||きり|||は||たた||やり||ほさき||つらぬけ|||

そい つ が 裏 陶 の 兵隊 か ？ |||うら|とう||へいたい|

何者 か が 人形 兵 を 復活 さ せて いる の は 間違い ない なにもの|||にんぎょう|つわもの||ふっかつ||||||まちがい|

はっ 　 まさか 桔梗 が 裏 陶 の 兵隊 を 操って いる と でも ？ ||ききょう||うら|とう||へいたい||あやつって|||

それ は 分から ん 　 だが ||わから||

あの 死人 の 娘 の 足取り を 辿 って 桔梗 様 に 行き着いた こと は 事実 だ |しにん||むすめ||あしどり||てん||ききょう|さま||ゆきついた|||じじつ|

う う っ くそ っ 　 一体 どう なって や がん だ |||||いったい|||||

犬 夜叉 　 どこ へ 行く 気 だ いぬ|やしゃ|||いく|き|

決まって ら あ 人形 兵 を 操って る 奴 を ぶ っ 倒す んだ よ きまって|||にんぎょう|つわもの||あやつって||やつ||||たおす||

は あ 　 桔梗 が 絡む と あいつ は すぐ 頭 に 血 が 上って ||ききょう||からむ|||||あたま||ち||のぼって

あ 気 が 付いた の ね 　 もう 起きて 大丈夫 ？ |き||ついた||||おきて|だいじょうぶ

う う う っ 　 は あ は あ

無理 しちゃ 駄目 　 ゆっくり 休んで て むり||だめ||やすんで|

お節 介 な 奴 ばかり 　 夕べ の 死 魂 虫 は おせち|かい||やつ||ゆうべ||し|たましい|ちゅう|

え ？　 死 魂 虫 ？ |し|たましい|ちゅう

あの まま に して おいて くれれば よかった のに

死 魂 虫 　 桔梗 に 会った の ？ し|たましい|ちゅう|ききょう||あった|

う っ やはり 桔梗 か |||ききょう|

あたし の 母 を 殺した 後 どこ へ 行った の か と 思って いた が ||はは||ころした|あと|||おこなった||||おもって||

あんた の 母親 ？ ||ははおや

どういう こと ？

人形 が いる この 中 に 兵隊 を 操って いる 奴 が いる の か ？ にんぎょう||||なか||へいたい||あやつって||やつ||||

次 は この 城 を 攻める ぞ 　 守り は 堅い ようだ が な つぎ|||しろ||せめる||まもり||かたい|||

我が 軍団 の 強 さ に 敵 う 者 など あり ませ ん わが|ぐんだん||つよ|||てき||もの||||

天下 統一 も 夢 で は あり ます まい てんか|とういつ||ゆめ|||||

これ も 皆 殿 の おかげ ||みな|しんがり||

わし と 炎 珠 の 作る 人形 兵 の な フッフッフッフッフ フハハハハハハ ||えん|しゅ||つくる|にんぎょう|つわもの||||

ん ？

くっ 桔梗 は どこ に いる ？ |ききょう||||

どこ に も 桔梗 の 気配 が ねえ 　 はっ |||ききょう||けはい|||

この 城 に 何 か 用 かな ？ |しろ||なん||よう|

桔梗 じゃ ねえ ききょう||

て め えだ な 裏 陶 の 人形 兵 を 操って 戦 を して いる 奴 は ||||うら|とう||にんぎょう|つわもの||あやつって|いくさ||||やつ|

死人 の に おい が ぷんぷん する ぜ しにん|||||||

わし の 名 は 瓦 丸 　 裏 陶 の 息子 だ ||な||かわら|まる|うら|とう||むすこ|

な っ 裏 陶 の 息子 ？ ||うら|とう||むすこ

お前 は 我が 母 を 殺した 巫女 と 一緒に いた 奴 だ な おまえ||わが|はは||ころした|いちこ||いっしょに||やつ||

ちょうど いい

隣国 を 攻める ため 兵 を 揃えて おった が まず お前 を 血 祭り に して やる りんごく||せめる||つわもの||そろえて||||おまえ||ち|まつり|||

そい つ を 骨 に 変えろ |||こつ||かえろ

しゃら くせ え

食らえ 散 魂 鉄 爪 くらえ|ち|たましい|くろがね|つめ

くっ 　 人形 の 胸 に 瘴気 を 仕込んで や がる の か |にんぎょう||むね||しょうき||しこんで||||

皮 も 肉 も 溶ける ぞ 残った 骨 は 我が しも べに して やる かわ||にく||とける||のこった|こつ||わが||||

ぐ ぐ ぐ ぐ っ 　 ご ほっ 目 が かすむ |||||||め||

この

くっ ふ っ

う ー |-

風 の 傷 かぜ||きず

フッ 逃げた か |にげた|

あたし が 焼いた 人形 の 破片 だ 　 瓦 丸 に 言わ れて ||やいた|にんぎょう||はへん||かわら|まる||いわ|

瓦 丸 ？ かわら|まる

あたし は 炎 珠 ||えん|しゅ

あたし と 瓦 丸 は 裏 陶 が 己 の しも べに 使おう と して 蘇ら せた 死人 で ||かわら|まる||うら|とう||おのれ||||つかおう|||よみがえら||しにん|

子供 たち と 呼ば れて いた こども|||よば||

それ で 裏 陶 の 術 を ？ ||うら|とう||じゅつ|

瓦 丸 は 部下 に 裏切ら れ 死んだ 武士 かわら|まる||ぶか||うらぎら||しんだ|ぶし

兵 を 扱う 技 に 優れ 蘇った 後 兵士 人形 を 操る 術 を 与え られた つわもの||あつかう|わざ||すぐれ|よみがえった|あと|へいし|にんぎょう||あやつる|じゅつ||あたえ|

あたし も 死ぬ 前 は 焼き物 師 だった ||しぬ|ぜん||やきもの|し|

楓 おばあ ちゃん が 言って たわ かえで||||いって|

裏 陶 は 生前 の 能力 を 利用 する ため に 死人 を 蘇ら せて た んじゃ ない か って うら|とう||せいぜん||のうりょく||りよう||||しにん||よみがえら||||||

裏 陶 は あたし に は 人形 兵 作り を 手伝わ せ うら|とう|||||にんぎょう|つわもの|つくり||てつだわ|

四 魂 の かけら 探し は あの 巫女 に やら せる つもりだった よっ|たましい|||さがし|||いちこ||||

ぐ ああ ああ ああ っ

でも 裏 陶 が 滅びて |うら|とう||ほろびて

今度 は 瓦 丸 が 人形 の 兵 を 焼け と 言い出した こんど||かわら|まる||にんぎょう||つわもの||やけ||いいだした

あたし は 嫌だった 　 人 を 殺す 人形 作り なんて ||いやだった|じん||ころす|にんぎょう|つくり|

でも 瓦 丸 は 魂 が 足りなく なって 動け ない あたし の ため に 死 魂 を 持って 来て くれた |かわら|まる||たましい||たりなく||うごけ||||||し|たましい||もって|きて|

もう いい のに 　 安らかに 眠り たい のに |||やすらかに|ねむり||

それ で 逃げて きた のです か ||にげて|||

え ？

死人 と 分かって いて も 美しい しにん||わかって|||うつくしい

弥勒 様 みろく|さま

安らかに 眠り たい と 言わ れる が せっかく 蘇った 命 やすらかに|ねむり|||いわ||||よみがえった|いのち

なぜ 大切に 生かそう と は 思わ ない のです ？ |たいせつに|いかそう|||おもわ||

ほら あの 菩薩 様 が あのように 微笑ま れて いる の は ||ぼさつ|さま||あのよう に|ほおえま||||

全て の 命 を 愛し んで おら れる ため な のです よ すべて||いのち||あいし|||||||

弥勒 様 みろく|さま

法師 様 って やっぱり すごい ほうし|さま|||

違う ぞ 　 珊瑚 かご め 　 おら は 騙さ れ ん ぞ ちがう||さんご|||||だまさ|||

まあ 奴 ら は あなた を 手放す 気 は 無い らしい です が |やつ|||||てばなす|き||ない|||

ん ？

追っ手 か 　 あっ おって||

七宝 ちゃん 雲母 　 炎 珠 さん を 守って しっぽう||うんも|えん|しゅ|||まもって

任せて おけ 　 指 一 本 触れ さ せんぞ まかせて||ゆび|ひと|ほん|ふれ||

止まって 　 撃つ わ よ とまって|うつ||

話して も 無駄でしょう 　 命 の 無い 土 人形 に は はなして||むだでしょう|いのち||ない|つち|にんぎょう||

う う

う う

- う う う - はっ

あたし の 人形 を 砕いた ？ ||にんぎょう||くだいた

弥勒 は お なご 好き の 生臭 坊主 じゃ が 法 力 も ある んじゃ みろく||||すき||なまぐさ|ぼうず|||ほう|ちから|||

う う う う う

炎 珠 さん 　 この 人形 たち 全て 壊して み せる えん|しゅ|||にんぎょう||すべて|こわして||

死んで まで 兵士 に なんか さ れ たく ない だろう から ね しんで||へいし|||||||||

はっ

う ー |-

土 に 還って 安らかに 眠ら れよ つち||かえって|やすらかに|ねむら|

無理 よ 　 瓦 丸 は この 数 十 倍 も の 兵 を 従えて いる むり||かわら|まる|||すう|じゅう|ばい|||つわもの||したがえて|

それ に 　 ん 　 はっ

あっ

は あ は あ

あれ は ？

瓦 丸 の 軍勢 かわら|まる||ぐんぜい

また どこ か の 城 を 攻め に 行く の か ||||しろ||せめ||いく||

すごい 数 じゃ |すう|

でも やって み せる 　 だ から 約束 して ||||||やくそく|

あたし たち が 勝ったら 生きて みる って |||かったら|いきて||

なぜ あたし なんか に

待ち や がれ まち||

はっ

ぬう う う う ああ ああ あ

ふ っ

散 魂 鉄 爪 ち|たましい|くろがね|つめ

う う

う う う う う う

う う う

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

ん ？

あの 男 は 　 あの 青い 甲 冑 が 敵 の 大将 か |おとこ|||あおい|こう|ちゅう||てき||たいしょう|

ああ 　 あいつ さえ 押さえれば な |||おさえれば|

ふ っ 　 ふ っ 　 数 が 多 過ぎる 　 風穴 を 使う か ||||すう||おお|すぎる|かざあな||つかう|

駄目だ 弥勒 　 人形 の 胸 に は 瘴気 が 仕込んで ある だめだ|みろく|にんぎょう||むね|||しょうき||しこんで|

下手に 吸い込む と 毒 に やられる ぞ へたに|すいこむ||どく|||

ならば 法 力 |ほう|ちから

この ー どき や がれ |-|||

くっ ぐ っ 　 で え いっ 　 飛 刃 血 爪 ||||||と|は|ち|つめ

フッ 無駄 なあ が きよ |むだ|||

犬 夜叉 ー いぬ|やしゃ|-

ん ？

- は あ は あ - 法師 様 ||||ほうし|さま

くっ

う う う

バカ 野郎 　 何 し や がる ばか|やろう|なん|||

逃げろ かご め にげろ||

珊瑚 も だ 　 その 毒 は お前 の 防毒 面 も 効か ぬ ぞ さんご||||どく||おまえ||ぼうどく|おもて||きか||

雲母 かご め ちゃん を うんも||||

おら に 任せろ 　 変化 ||まかせろ|へんか

った く ！　 こっち が 気 を 遣って 戦って ん の に ちょっと 見りゃ 分か んだ ろ ||||き||つかって|たたかって|||||みりゃ|わか||

ごめん

で 珊瑚 が 連れて る 死人 は さっき の 娘 だ な ？ |さんご||つれて||しにん||||むすめ||

うん 　 人形 兵 を 作って た の は 炎 珠 さん だった んだ けど 逃げて きた の |にんぎょう|つわもの||つくって||||えん|しゅ|||||にげて||

ん ？

もう 人殺し の 兵隊 は 作り たく なく なった んじゃ |ひとごろし||へいたい||つくり||||

今 まで 散々 作って きや がった くせ に 今に なって 嫌に なった だ ？ いま||さんざん|つくって|||||いまに||いやに||

虫 が 良 すぎる 話 だ な ちゅう||よ||はなし||

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

殺せ 　 初め から その つもり だった ころせ|はじめ||||

くっ

う っ 　 ん …

だから お前 の 側 から 逃げた んだ |おまえ||がわ||にげた|

炎 珠 えん|しゅ

我ら は 死人 　 生きて 良い 場所 など この世 に は 無い われら||しにん|いきて|よい|ばしょ||このよ|||ない

ふん 笑わ せる な 　 で は なぜ 我ら は この世 に 蘇った ？ |わらわ||||||われら||このよ||よみがえった

母 者 の 遊び で 蘇った だけ だ と 言う の か ？ はは|もの||あそび||よみがえった||||いう||

なぜ わし の 手伝い を せ ぬ 　 炎 珠 |||てつだい||||えん|しゅ

生きた 者 を 根絶やし に すれば 死人 である お前 の 心 も 慰め られる のだ ぞ いきた|もの||ねだやし|||しにん||おまえ||こころ||なぐさめ|||

ん っ ん

炎 珠 さん が どうして １ 人 で 死のう と した かも 分から ない の ？ えん|しゅ||||じん||しのう||||わから||

あんた に これ 以上 人殺し を さ せ たく なかった から じゃ ない |||いじょう|ひとごろし||||||||

貴 様 ら 生きて いる 者 に 我ら の 気持ち など 分から ぬ とうと|さま||いきて||もの||われら||きもち||わから|

くそ っ 　 こういう バカ は 死んで も 変わら ねえ ぜ |||ばか||しんで||かわら||

ハハハ ほ ざ け せっかく 蘇った んだ 　 好きに さ せて もらう |||||よみがえった||すきに|||

ヒヒーン

地 より 湧き出よ 　 地獄 の 大 鬼 よ ち||わきでよ|じごく||だい|おに|

- ああ - はっ

グアアアアアッ

ぐう っ

ハッハッハッハッハッハッハッ

- ああ - くっ

母 者 の 残した 秘術 で 蘇った 鬼 よ 　 こ 奴 ら を 叩き 潰せ はは|もの||のこした|ひじゅつ||よみがえった|おに|||やつ|||たたき|つぶせ

来 や がれ らい||

グアアアアアッ

ぐ っ 　 う おお おお おお

グアアアアアッ

ぐ お 　 くっ

ぐ わ っ

- 犬 夜叉 - う ああ いぬ|やしゃ||

フッハッハッハッハ 　 一思いに 握り潰して くれる わ |ひとおもいに|にぎりつぶして||

風穴 を 使う 　 そこ から 逃げろ かざあな||つかう|||にげろ

手 を 出す な 弥勒 　 こいつ は 俺 が 吹っ飛ば す て||だす||みろく|||おれ||ふっとば|

下がって ろ さがって|

かご め ちゃん

- うん - 炎 珠 さん |えん|しゅ|

ハッハッハッハッハッハッハッハッハ

許さ ねえ 　 魂 を 弄び や が って 　 食らえ ゆるさ||たましい||もてあそび||||くらえ

グアアアアッ

何 ー っ なん|-|

うわ ああ ああ ああ ああ ああ ああ あっ

風 の 傷 の 剣 圧 が 瘴気 も 瓦 丸 も 粉々に 吹き飛ばして しまった かぜ||きず||けん|あっ||しょうき||かわら|まる||こなごなに|ふきとばして|

瓦 丸 かわら|まる

いい の か 　 これ で

うん

あたし たち だって 何で 生まれて きた か なんて 分か ん ない の に 生きて る の よ ね |||なんで|うまれて||||わか|||||いきて||||

だから 面 白えん だろう が 明日 何 が ある か 分か ん ねえ んだ から な |おもて|はくえん|||あした|なん||||わか|||||

ねえ どう して る かしら ？

ん 　 フッ 炭 でも くべて んじゃ ねえ の か ？ ||すみ||||||

ん 　 あ

桔梗 に 言わ れて 来た の ？ ききょう||いわ||きた|

かご め と 約束 した んだ 　 生きて みる よ |||やくそく|||いきて||

生きて みる か いきて||

どうして 村人 が 法師 様 を 襲う の ？ |むらびと||ほうし|さま||おそう|

弥勒 の こと だ 昔 あの 村 で 悪 さ でも した んじゃ ねえ か ？ みろく||||むかし||むら||あく||||||

それ に して は 随分 怒って た けど ||||ずいぶん|いかって||

さあ 私 に は さっぱり いちいち 考えて も 仕方ない でしょう |わたくし|||||かんがえて||しかたない|

身 に 覚え が あり 過ぎて 覚えて ねえ んだろう み||おぼえ|||すぎて|おぼえて||

皆さん 私 の こと 誤解 なさって る んじゃ あり ませ ん か ？ みなさん|わたくし|||ごかい|||||||

次回 犬 夜叉 「 出没 する 謎 の 助平 法師 」 じかい|いぬ|やしゃ|しゅつぼつ||なぞ||じょたいら|ほうし

それ なら きっちり 白黒 付けて しんぜ ましょう |||しろくろ|つけて||

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ