Bakuman . Episode 12
( 高木 秋 人 ( た かぎ あき と ) ) なあ 駅前 で 待ち合わせ なんて ―
なんか 社 内 で 話せ ない こと でも あん の かな
( 真 城 最高 ( ま しろ もり たか ) ) 俺 も 分か ん ね えよ
( 秋 人 ) だ よ な
なんか いろいろ 想像 し ちゃ う な
やめろ よ 変 な こと 考える の
( 服部 哲 ( はっと り あき ら ) ) おお 悪い お 待た せ
( 秋 人 ) ああ いえ ( 最高 ) こ … こんばん は
( 服部 ) さあ どこ 行 こ う ?
( 最高 ・ 秋 人 ) えっ ?
今日 は 何でも 好き な 物 食べ させ て あげる よ
掲載 が 決まった お 祝い
( 2 人 ) えっ ?
♪ ~
~ ♪
( 服部 ) なぜ か 掲載 の 決まった 新人 に は ―
メシ おごる って の が ―
編集 部 の しきたり に なって る ん だ ハハハ
( 2 人 ) ああ !
俺 が 育て た 肉 だ ぞ
秋 人 ( シュー ジン ) の ほう が 5 切れ 多く 食って る
焼き肉 リクエスト し た の 俺 な ん だ から いい だ ろ
まあまあ 2 人 と も もっと 注文 し て いい から
( 秋 人 ) 本当 です か ? ( 服部 ) ああ
じゃ … じゃあ あの 特上 って 書 い て ある やつで も いい です か ?
( 最高 ) 少し は 遠慮 しろ よ
いや あ こんなに 喜 ん で くれる と 御馳走 ( ごちそう ) し がい が ある よ
ありがとう ございます
( 服部 ) でも 浮かれ て ばかり も い られ ない
新妻 ( に い づま ) 君 に 勝つ ん だ から な
食べ たら すぐ 会社 に 戻って 作戦 会議 だ
( 2 人 ) はい !
( 服部 ) 今度 の 「 NEXT ! ( ネクスト ) 」 に 掲載 さ れる 作品 は 11 本
ギャグ 1 本 サッカー マンガ 1 本
あと は いわゆる 「 ジャック 」 らしい バトル マンガ
僕 たち の 「 この世 ( よ ) は 金 ( か ね ) と 知恵 ( ちえ ) 」 以外 は です ね
ある 意味 ここ まで は 計算 どおり だ
多分 バトル もの で は 新妻 君 が トップ を 取る
ポジティブ に 考え れ ば 新妻 君 と の 一騎打ち に なる
( 秋 人 ) はい
よし ネーム の 最終 チェック だ
1 コマ 目 から いく ぞ
45 ページ で まとめる ん だ から ―
ナレーション で 始まる の は しかたない
でも 詰め込み すぎ
( 服部 ) 1 文字 でも 多く 削る ( 秋 人 ) はい
ここ の コンピューター の 絵 は ―
ちょっと 古くさい 感じ で も らしい ほう が いい
読者 に イメージ が 伝わる よう に
( 最高 ) はい もっと 機械 っぽく し ます
( 服部 ) じゃあ 2 コマ 目 世界 観 の 説明
もう 少し 簡潔 で かみ砕 い た 文章 に し て
( 秋 人 ) あの … ( 服部 ) ん ?
45 ページ 分 1 コマ ずつ 全部 やって いく ん です か ?
そう だ けど 面倒 か ?
いえ ありがとう ございます
こんな 細かく やって もら える なんて 感激 です
言った よ ね
僕 だって 本気 で 新 妻君 に 勝ち たい ん だ
はい 新妻 さん は 連載 の 準備 し てる ん だ から ―
勝ったら 僕 たち だって 連載 も 夢 じゃ なく なり ます よ ね
もし 勝って も 僕 と し て は 連載 は 3 年 後
君 たち が 高校 を 卒業 し て から と 考え て いる
( 最高 の 声 ) 3 年 後
焦る こと は ない 実力 を つけ て 確実 な もの を やる べき だ
じゃあ 次 3 コマ 目
( 最高 ) 服部 さん ( 服部 ) ん ?
新妻 さん に 勝ったら
「 NEXT ! 」 で 1 位 だったら
連載 の 方向 で 考え て ください
僕 たち は それ を 目指し て やって る ん です
前 から 思って た ん だ けど なんで そんなに 連載 を 焦る ん だ ?
僕 は 新妻 君 だって ―
本人 の ため に は よく ない 早 すぎる と 思って いる
編集 部 が 天才 高校 生 で 売り たい だけ だ
( 最高 ) でも …
分かった 連載 の 話 は 新妻 君 に 勝ったら
アンケート が よかったら 改めて しよ う
分かり まし た
( 服部 ) じゃあ ネーム に 戻 ろ う ( 秋 人 ) はい
( 服部 ) 真 城 君 この マンガ の ポイント は ―
キャラ の 表情 で 心情 を どこ まで 出 せる か だ
( 秋 人 ) 本当 に いい ん です か ?
まだ 電車 も あり ます し それ に …
( 服部 ) それ に ?
谷 草 ( やく さ ) まで だ と 結構 料金 が …
ハハハ そんな こと 気 に し なく て いい よ
打ち合わせ 長引 い ちゃ った から ね
2 人 と も 疲れ た だ ろ
いえ 全然
細かい ところ まで アドバイス が 聞 け て 勉強 に なり まし た
本当 に ありがとう ござい まし た
フウ …
勝ち て え
ここ まで し て くれ た 服部 さん の ため に も 勝ち て え
豪華 な 食事 に 本気 の 打ち合わせ
( 最高 ) 帰り は タクシー ( 秋 人 ) ん ?
もう 中学生 じゃ ない みたい だ な
( キム ・ ソンギュ ) あっ
随分 遅く まで やって まし た ね
ああ
( キム ) まだ 中学生 な の に 頑張り ます ね
うん …
どう し た ん です ?
そう な ん だ よ 何 か 焦って る ん だ よ な あの 2 人
連載 なんて 3 年 後 高校 卒業 し て から でも …
( キム ) いや あ どう です か ね
僕ら の 3 年 と あの 子 たち の 3 年 は 違い ます よ
あっ
そう かも な
( 男性 ) あれ ? なんで KOOGY ( コージィー ) ?
( 女性 ) プロデュース 企画 第 2 弾 だって
( 男性 ) へ え そう な ん だ ( 女性 ) ほか に も 服 の デザイン と か
( 見 吉 香 耶 ( みよし かや ) ) お っ 意外に おいしい かも
美保 ( みほ ) も 食べ て みる ?
う うん いい
どう し た の ? 元気な い じゃ ん
あっ 真 城 と 何 か あった ん でしょ
メール は 気 を つけ た ほう が いい よ 微妙 な ニュアンス 伝わ ん ない し
ケンカ の もと らしい よ
( 亜豆 ( あずき ) 美保 ) まだ 真 城 君 と は メール し て ない
えっ ? 教え た ん でしょ 美保 の メアド
きっと 忙しい ん だ よ
マンガ 描く の が 大変 な の は 真 城 君 たち 見 て れ ば 分かる もん
美保 …
じゃあ 逆 に 美保 から メール 出し ちゃ い な よ
“ 頑張って ” と か “ 応援 し て ま ー す ” と か
( 亜豆 ) 真 城 君 の アドレス まだ 教え て もらって ない
え えっ ? 何 やって ん の 真 城 は !
忙しい って も 限度 が ある でしょ
美保 も もう すぐ 卒業 な の に そんな ん で いい の ?
今 まで み たい に 会 え なく なっちゃ う ん だ よ
寂しく ない の ?
( 亜豆 ) 寂しく ない って 言ったら ウソ に なる けど
今 は お互い の 夢 を 叶える こと に ―
集中 し たい の
真 城 君 も 頑張って る ん だ もん
私 も 頑張ら ない と
ありがとう いろいろ 心配 し て くれ て
何 言って ん の 私 たち 小学校 の 時 から 親友 じゃ ん
そんな の 当たり 前 だ よ
高校 は 違う とこ に なっちゃ う けど ずっと 一緒 だ から ね
どう し た の ?
私 …
( 秋 人 ) 何 ? 話 って
( 見 吉 ) うん …
( 秋 人 ) 早く 話せよ 忙しい ん だ よ
「 ジャック NEXT ! 」 に 掲載 決まって さ
えっ ? 「 ジャック 」 に 載る って すごい
プロ じゃ ん
「 ジャック NEXT ! 」 な
それ に プロ って の は ―
一生 マンガ 描 い て 食える やつ を 言う ん だ
高木 カッコいい
( 秋 人 ) 勝手 に 亜豆 に 教え ん な よ ( 見 吉 ) 分かった
( 秋 人 ) … で 話 って 何 ?
なん だ よ
美保 に は 言う な って 言わ れ てる ん だ けど
お前 そう いう の 多い な 言う な って 言わ れ たら 言う な よ
( 見 吉 ) 美保 引っ越す
えっ どこ に ?
八王子 ( はち おうじ )
もし かして 亜豆 それ で 夢 が 叶う まで 会わ ない って
それ は 分から ない けど
真 城 に 教え ちゃ ダメ かな
亜豆 が ダメ って 言って る なら ダメ だ ろ
その うち 自分 で 言う ん じゃ ね ?
( 見 吉 ) うん 引っ越す 前 に 言う って
( 秋 人 ) だったら …
でも そんな の 寂しく ない ?
その ほう が お互い つらく ない って 選択 だ ろ
私 …
どう し て も 美保 と 真 城 を ―
美保 が 引っ越す 前 卒業 する 前 に 一 度 デート さ せ たい
その くらい し とく べき じゃ ん
チュー が ダメ でも 手 ぐらい 握って “ 頑張 ろ う ” って
あの 2 人 2 人 きり に なったら ―
手 握る どころ か 何 も しゃべ れ ない と 思う
それ でも いい じゃ ん 目 と 目 で 確認 し 合う だけ でも
でも それ が 最高 ( サイコー ) たち に し て み れ ば ―
大きな お 世話 な ん だ ろ う な
( 見 吉 ) … ん な こと ない って !
真 城 に 誘わ れ たら 美保 は うれしい に 決まって る
でも 夢 が 叶う まで 会わ ない って …
( 見 吉 ) 卒業 まで に 一 度 だけ デート し たい って 言わ れ れ ば ―
うれしい よ
女の子 は 絶対 そう 美保 だって
そう いう もん か …
あの 2 人 このまま 卒業 し て バイバイ し ちゃ う の ?
“ 夢 が 叶う まで ” って 夢 って いつ 叶う の ?
絶対 いつか は 叶う の ?
( 見 吉 の 泣き声 )
ホント に 好き なら 夢 が 叶わ なく たって いい じゃ ん ね
なんで お前 が 泣く ん だ よ
( 見 吉 の 泣き声 )
分かった 言って みる よ
ムダ かも しん ない けど
( 見 吉 ) えっ ホント ? ( 秋 人 ) う わ っ ウソ 泣き ?
( 見 吉 ) 違う から
( 最高 ) えっ 亜豆 が 引っ越す …
そう な ん だ
( 秋 人 ) だ から さ 亜豆 が 引っ越す 前 に ―
一 度 2 人 で 話し て も いい ん じゃ ない か って 思って …
( 最高 ) 新妻 エイジ に 勝って ―
アンケート で 1 位 を 取ら なきゃ いけ ない ん だ
俺 たち に 今 そんな 暇 ない だ ろ
そう だ けど …
( 最高 の 声 ) なんで 亜豆 は 自分 で 教え て くれ ない ん だ
でも ちょっと 会って 話す くらい なら …
会う の は 夢 が 叶って から それ まで は ダメ だ
何 意地 張っちゃ っ てん の バッカ じゃ ない の ?
( 見 吉 ) 意気地 が ない だけ じゃ ん ( 秋 人 ) 見 吉 落ち着け
女の子 の 気持ち なんて 全然 分かって ない !
あー あ 美保 が かわい そう
亜豆 の 気持ち は 俺 の ほう が 分かって る !
分かって ない !
どの 辺 が 分かって ない ん だ よ
会 え ない なんて うれしい わけな い じゃ ん
( 秋 人 ) まあ まあまあ … とりあえず 冷静 に だ な 見 吉
最高 ( サイコー ) も そう 熱く なら ず に
部 外 者 が よけい な 口 は さむ な よ !
う っ …
あっ …
さすが に 今 の は きつい よ な
ごめん 最高 ( サイコー ) 今日 俺 帰る わ
ネーム の 直し でき た 分 置 い て いく から
見 吉 も 悪 気 が あって じゃ ない こと だけ は ―
分かって やって くれよ
まっ あの 性格 だ から 多少 暴走 し ち まう けど な
分かって る
( 秋 人 ) さて と 見 吉 を 追っかけ て フォロー する か
( 秋 人 ) じゃあ な 最高 ( サイコー ) ( 最高 ) ああ
( 最高 の 声 ) 亜豆 が 引っ越す …
でも 別に 外国 に 行く わけ じゃ ない
それ に 夢 が 叶って から なら ―
どこ に い て も 同じ じゃ ない か
お互い 頑張れ ば 夢 は 早く 実現 する
それ まで は 叔父さん み たい に 卒業 アルバム 眺める だけ で
メール だけ で 励まし合って …
クッソ !
いつ 連載 できる ?
( 秋 人 ) お っ 最高 ( サイコー ) 早い な
( 最高 ) 秋 人 ( シュー ジン ) だって
いや あ 親 が 灯油 買う の 忘れ ちゃ って さ
ここ なら 暖房 ある じゃ ん
寒い から 避難 し て き た わけ よ
エアコン いい な 欲しい なあ
誰 か 俺 の 頭 ん 中 1 億 くらい で 買って くん ねえ かな
1 億 あったら 焼き肉 どん だけ 食え ん の か な ?
この 前 あん だけ 食った の に ホント 食い意地 張って ん な
( 秋 人 ) 最高 ( サイコー ) だって 似 た よう な もん だった じゃ ん
だ よ な
サンキュー 秋 人 ( シュー ジン )
何 が ?
( 最高 ) 気 使って くれ て
( 最高 ) 俺 見 吉 に 謝ら なきゃ ( 秋 人 ) え …
“ 部 外 者 ” なんて 言っちゃ っ た
今更 謝って も ―
許し て もら え ない かも しれ ない けど
( 秋 人 ) 電話 かけ て いい か ? ( 最高 ) えっ どこ に ?
見 吉
( 見 吉 ) ごめん ! 真 城
( 最高 ) え ?
( 見 吉 ) あと で 考え たら やっぱり こう いう の は ―
本人 たち の 気持ち の 問題 だ ろ う って 気 が つい た
私 頭 に 血 が 上る と 歯止め が 利か なく なる っ つう か
つい よけい な こと 言っちゃ う ん だ よ ね
だから 昨日 言った こと は 撤回 し ます
ごめんなさい
いい よ 見 吉
でも …
頭 に 血 が 上って ひどい こと 言った の は ―
俺 も 一緒 だ から
真 城 …
それ より 俺 たち の こと 心配 し て くれ て あり が と な
( 見 吉 ) フフ フッ
いや あ よかった よかった
( 最高 ) なんか 全部 秋 人 ( シュー ジン ) に 乗せ られ た 気 が する
気のせい だ って
( 最高 ) ただいま
あっ お かえん なさい どう だった ?
ネーム オーケー 出 た
( 見 吉 ) よく 分か ん ない けど 前 に 進め た って こと ?
( 秋 人 ) ああ
よかった
( 最高 ) やっと 原稿 に 入れる
あっ まだ あん の ?
こっか ら が 本番
ペン 入れ や 背景 ベタ トーン 効果 ホワイト
すごい やる こと いっぱい ある ん だ
マンガ 描く の って 大変 な ん だ ね
やっと 分かった か
どう し た ?
ちょっと つきあって ほしかった ん だ けど ―
忙し そう だ し …
悪い な
( 最高 ) 行って こい よ ( 見 吉 ) えっ いい の ?
俺 も 今日 は 早く 帰る つもり だった し
本格 的 に やる の は 明日 から
ホント に 早く 帰 ん の か ?
うん その つもり
( 秋 人 ) じゃあ 帰ら せ て もらう か ( 見 吉 ) アハッ
楽し ん で こい よ
( 見 吉 ) ありがとう 真 城 ( 秋 人 ) お 疲れ
ああ
頑張って ね
サンキュー
さて どこ 行く ?
… と 言って も あんまり 時間 ない けど
… て いつも の 公園 か よ ホント に ここ で いい の か ?
( 見 吉 ) いい
あっ そ
( 見 吉 ) ねえ ( 秋 人 ) うん ?
( 見 吉 ) 真 城 あんな こと 言って た けど 絶対 帰って ない よ ね
会う の は 夢 が 叶って から
だから 1 日 でも 早く 美保 に 会 える よう に
今 は マンガ を 頑張る そう じゃ ない ?
お前 も 最高 ( サイコー ) の こと ちょっと 分かって き た みたい だ な
でも それ って さ ホント は 真 城 も ―
すごく 美保 に 会い たい って こと でしょ
美保 だって そう
やっぱり あの 2 人 は ほっと け ない よ
2 人 の こと は もう 口出し し ない ん じゃ なかった か ?
そう だ けど
じゃあ ほっと い て やれ よ 見 吉 世話 焼き すぎ
むっ
最近 学校 で さ
美保 と 真 城 ギクシャク し てる って いう か
なんか お互い 避け てる みたい で さ
卒業 まで もう 1 週間 も ない のに
中学 最後 の 思い出 が こんな で 本当 に いい の か な って …
美保 も 真 城 も かわいそう
フッ
お前 って ホント 世話 焼き だ な
でも
そう いう とこ 結構 好き かも
えっ ?
もう 1 回 言って ! 心 の 準備 が でき て なかった
な っ … なんか イヤ だ
( 見 吉 ) え えっ なんで よ ? ( 秋 人 ) なんでも だ よ
( 見 吉 ) 何 それ
高木 の ケチ !
ケチ で 結構 そんな こと より 1 つ 思いつ い た
何 を ?
亜豆 と 最高 ( サイコー ) の 思い出 作り
( 男子 生徒 ) ぜひ また 我々 後輩 に さまざま な こと を ―
教え て いた だ けれ ば と 思い ます
それでは 先輩 方 が この 学校 で の 経験 を 生かし ―
大きく 羽ばたか れる こと を お 祈り 申し上げ ―
送る 言葉 と さ せ て いただき ます
( 泣き声 )
( 拍手 )
( 教師 ) 卒業 生 答辞
( 岩瀬 愛子 ( いわ せ あいこ ) ) はい
答辞 卒業 生 代表 岩瀬 愛子
( 川崎 ( かわさ き ) ) 最高 ( サイコー ) 元気 で な
俺 高校 違う けど ずっと 応援 す っ から
う っ … うん
( 川崎 ) 高木 も な ( 秋 人 ) あっ ああ
( 鈴木 ( すずき ) ) もう 泣く な よ
( 川崎 ) だって よ お
( 鈴木 ) 鼻 ! お前 汚 ( き た ね ) え
( 2 人 ) フフッ
( 石沢 ( いし ざ わ ) ) 真 城
( 最高 ) 石沢 …
( 秋 人 ) 石沢
お前 の こと 許し ちゃ い ない けど ―
殴った の は 悪かった よ 謝る
せいぜい 頑張る ん だ な
何 し に 来 た ? あいつ
( 秋 人 ) そろそろ 行く か ( 最高 ) ああ
( 女子 生徒 ) また 一緒に 遊 ぼ う ね ( 見 吉 ) うん
( 亜豆 ) あっ
( 最高 ) あっ ( 秋 人 ) ん ?
( 見 吉 ) 彼 氏 でき たら 教え て よ ( 女子 生徒 ) ええ ? フフ フッ
( 亜豆 ) 香 耶 そろそろ 帰 ろ う ( 見 吉 ) えっ 美保 ?
美保 どう し た の ?
ごめん また メール する ね
えっ ? うん
( 最高 ) 秋 人 ( シュー ジン ) ( 秋 人 ) うん ?
( 最高 ) 亜豆 もう 家 に 着 い た かな
( 秋 人 ) 見 吉 は さ 卒業 式 の 日 は ―
亜豆 と 2 人 で ゆっくり 帰る って 言って た
( 最高 ) 悪 ( わり ) い ちょっと 用 を 思い出し た
おう 急げ !
( 見 吉 ) 美保 見 て 見 て ! こんな とこ から 雑草 が
命 って すごい ね
香 耶 今日 は 雑草 好き だ ね
えっ !
そそ … そう ?
さっき から 3 回 目 だ よ
アハ ハハ …
( 見 吉 の 声 ) だって もう 家 着 い ちゃ う じゃ ん
お っ
美保 あれ !
えっ ?
( 亜豆 ) あっ あ …
( 荒い 息 )
じゃあ 私 は ここ で また ね !
あっ 香 耶 !
( 最高 ) あっ …
えっ …
美保 バカ ダメ !
真 城 用 が ある から 来 た に 決まって ん じゃ ん
逃げ ちゃ ダメ !
最高 ( サイコー ) 君 ファイト !
( 最高 の 声 ) 何 か 言わ なきゃ
( 犬 の 鳴き声 )
( 女性 ) ダメ よ メリー ちゃん
( 最高 の 声 ) 早く 何 か 言わ なきゃ
でも 何 を 言え ば …
( 最高 ) あの !
いつ まで …
いつ まで 待って て くれ ます か ?
( 亜豆 ) 待って る
ずっと 待って る
( 最高 の 声 ) “ 待って る ” だけ で 分かった のに …
2009 年 3 月 13 日
僕 たち は 中学 を 卒業 し た
♪ ~
~ ♪
( 最高 ) 亜豆 は 待って て くれる 今 やる べき は …
( 秋 人 ) 「 この世 は 金 と 知恵 」 の 完成 だ な
( 最高 ) エイジ に は 絶対 負け たく ない
( 秋 人 ) おう !
( 最高 ) 次回 「 速報 と 本 ( ほん ) ちゃん 」
「 ジャック NEXT ! 」 は 夢 の 第 一 歩 だ