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地獄少女 三鼎, 地獄少女 三鼎 - 22

山河 三 差 路 分かれ 道

守り たい の は 己 か 人 か

常 世 の 闇 か …

非だ の 乱れ は 貢が ない

終わる 事 ない 阿 鼻 の 芸

時に 分け入れ 扉 が 開く

晴らせ ぬ 恨み 晴らし ます

いよいよ 受験 まで 後 僅かだ

しっかり と 気 を 引き締めて 最後 まで 諦め ず

一 日一日 を 大切に 過ごす ように

此処 から が 本当の 勝負 だ ぞ

本当の 地獄 は 人 の 中 に ある

あなた の 中 に も

それ じゃ 今日 の 予定 の もの は 残る ように

江上 尾藤 椎名 御 景 蒲生 だった な

はい ~

起立

ゆず きも 今日 だった んだ

何の 話 ?

何 だって 三 者 面談 だった よ

大丈夫 ? ゆず き 最近 変だ よ

勉強 の し すぎ ?

ああ 来た 来た お 母さん こちこち

みんな 同じ 高校 に 行けたら いいね

ねぇ 見て みて 結香 ドラマ デビュー だって

なに

やっ ぱね あたし

結香 は 女優 に 向いて る って 前 から 思って た んだ よ ね

そら の 目標 って わけ ね

まあ ね

高校 行ったら 演劇 部 入る んだ

あたし は ケーキ 屋 さん で バイト する

パティシエ 目指す んだ もん ね

また 太る よ

いい の 勉強 の ため な もん

みんな もう 将来 の こと と か 考えて る の

私 は 未 だ そんな 具体 てき に は

マスコミ 関係 で 働き たい か な くらい だ よ

ゆず き は ?

あたし は …

おい 御 景 お前 の 番 だって さあ

そう が 仕事 じゃ しょうがない なあ

すみません

じゃあ 始める か

えっ と おかしい な

どうした です か

お前 の 書類 が 何で ない なあ

先生 無くしちゃ った んです か ?

いえ 此処 に ある はずな んだ が …

悪い な 後 で ちゃんと 探して おく から

で 志望 校 が 決まった の か ?

いえ 未 だ …

将来 は どういう 方向 に 進み たい ん なあ

ある だ ろ 子供 の 頃 から の 夢 と か

夢 …

今 帰り かい

夢 …

揺れて る って 感じ だ な

地獄 少女 に なる さだ め を 突きつけ られて る んだ

明るい 未来 なんて 思い 描け ない んだ ろ さ

未来 だの 夢 だの あの 子 に は 一 番 残酷な 言葉 だ ろ

どっち に して も いずれ 自分 で 決め なきゃ いけ ねえ 時 が やって 来る

不憫だ が なぁ

きく り の 夢 は 立派な 地獄 少女 に なる こと な のだ ー

それ は あんた の 決める こと じゃ ない よ

黙れ ほね ー !

巻いて ー !

はい 姫

タックン

自分 で できる ん って わ

お 母さん

お 母さん 待って よ ほら

お 母さん …

お 母さん

如何 して

石元 先生 が 運んで くれた の よ

貧血 ね もう 大丈夫 よ

気分 が 良く なったら 帰り なさい

先生 あたし どう したら いい の ?

地獄 少女 は 本当の 地獄 は 人 の 中 に ある って 言った

あたし は 誰 に も 地獄 に なんて 行って 欲しく ない のに

それなのに …

誰 か を 苦しめて いた 人間 が 地獄 に 流さ れた 時

ほっと した 違う ?

あなた も 心 の 一部 は 地獄 に 魅せられて いる

そんな こと

絶対 無い って 言える ?

ひどい どうして そんな …

先生 も こんな 思い した の ?

察して やれよ

あの 子 は 今 気づき 始めて る んだ よ

自分 が 何者 か

本当の こと を 知った 時 どう なる か

あんた に 救って 欲しい んだ よ

自分 を 救える の 自分 だけ よ

御免なさい 塵 飛んじゃ った ?

服 大丈夫 ?

大丈夫 暖か そうです ね

暖かい

その 制服 懐かしい わ

賽 河原 四 中 だった んです か ?

えい

先輩 な んだ

あなた は 三 年生 ?

はい 志望 校 決め なきゃ いけない んだ けど

将来 の 事 と か 全然 分から なく って

先輩 は ?

純 香 よ 美園 純 香

高校 は 賽 河原 校 へ 行って

今 は 栄進 女子 大 二 年

すごい 優秀です ね

良かったら 相談 に の ろうか ?

進路 もう 決まった の ?

はい ぜひ

今度 学校 案内 を 持ってきて

はい

あ この 人 …

妹 よ 双子 の 全然 似て ない でしょ

ああ 良い ね もう 少し 笑って みよう ね

ああ 良い ね

よし オーケー 結香 良かった よ お 疲れ ー

お 疲れ 様 でした

結香 さん ドラマ の ヒロイン に 抜擢 さ れた と いう こと です か

意気込み を 聞か せて ください

何も わかり ませ ん ので とにかく がんばり ま ー す

あぁ 疲れた

笑顔 作り すぎて シワ でき そう

おうおう カリスマモデル が その 格好 は まずい だ ろ

は いはい

ね 雅人

このまま ど っか 行か ない ?

海 と か

駄目だ よ 明日 の 朝 早い んだ ろ 帰って 安 もう

何 を もう マネージャー 見 たい

俺 は 君 を 応援 して る んだ よ 心から

ふうん なら 許して あげる

お 願い もう …

こんにち わ お 言葉 に 甘えて 来ちゃ い ました

なに

あの 高校 受験 の …

ちょっと 純 香

ごめんなさい わたし 間違えちゃ って

あんな の と 一緒に し ないで

はい

あら ゆず き ちゃん 入って

こんにちは

あっ 来た タックン

ちょっと 雅人 遅い わ よ

ご免 ご免 お 早う 純 香 ちゃん

お 早う 雅人 さん

この 間 の 本 読んだ ?

とても 面白かった やっぱり 日本 の 幻想 小説 の 原典 は …

又 くだらない 話

ね 今日 は 遅刻 でき ない の よ

あ 又 ね 純 香 ちゃん

ね 英文 学 の レポート ちゃん と やっと いて よ

わかって る

御免なさい ね

いえ

ホントに そっくりな んです ね

親 も よく 間違い の

これ 見て

違う の は ここ わたし に だけ ある の

顔 は 似て る けど 全然 違う わ

でも 結香 も 純 香 さん と 同じ

栄進 女子 大 な んです よ ね

あれ は 結香 の 実力 なんか じゃ ない

替え玉 受験 した から よ

わたし は 推薦 入学 で 合格 して た

受験 の 日 わたし は あの 子 に 成りすまして 受けた の

どうでも 良い わ ね そんな 話

高校 の 事 考え ま しょ

ゆず き ちゃん の 夢 は 何 ?

夢 先生 や 友だち に も 聞か れた んだ けど

よく わから なくて

まだ 中学生 だ もん ね

じゃあ 小さい 時 何 が 好きだった ?

子ども の 頃 に 好きな もの が

大人 に なって 天職 に なる って いう でしょ

子ども の 頃 …

たすけて

ゆず き ちゃん ゆず き ちゃん ?

あっ ごめんなさい

わたし わから ない んです

自分 が どんな 子ども だった の か

これ から どう し たい の か いくら 考えて も

ね 今日 は 私 最高 だって でしょ

あたし スター に なる

だめ よ そんなに 酔って 危ない よ

嫌で 大丈夫 だって ば

ね あ ち の 店 行こう ?

なあ 危ない って

結香

純 香 ちゃん

大丈夫な の ?

ざ まあ みろ って 思って る んでしょ

そんな こと

骨 に ひび が 入った んだ そうだ

痕 は 残ら ない そうだ から この くらい で 済んで 良かった よ

何 が 良かった の よ

明日 大事な 撮影 が ある の よ

無理 する な よ

明日 は 休んだ ほう が

嫌 よ せっかく つかんだ チャンス な の よ

でも その 体 じゃ

何の ため に 同じ 顔 に 生まれた の よ

できた わ

これ が わたし ?

いい あなた は 今日 から モデル の 結香

ダサ い 純 香 じゃ ない んだ から ね

堂々と 振る舞って 失敗 したら 許さ ない から

あい よ 其処 で 振り向いて

ちょっと 休憩 で よう か ?

如何 した の 結香 ちゃん

いつも の 君 らしく ない な

すいません

すいません

いえ 私 は 今日 の 結香 さん 好きです よ

何 か 雰囲気 優しくて

彼 氏 が 来て る から か なあ

今日 は ありがとう

雅人 さん の おかげ で 何とか 塗り きれた

いや 元 後 言えば 結香 が 無理な こと 頼んだ な

これ くらい

でも わたし は 結香 じゃ ない

こんな こと いつか ばれる わ

君 なら できる よ 顔 は 同じで も

君 に は 君 の 輝き が ある んだ から

だ と いい んだ けど

うん 大丈夫 大丈夫 さ

如何 して 分かって くれ ない の あたし の 気持ち

もう 無理な んだ よ 君 と は

私 を 捨てる ん の ね ならい いわ

わたし に だって 考え が ある

カット オーケー

お 疲れ 様 で しだ

次 夜 の シーン 行き ます

セット チェンジ ます

今 まで の 結香 さん の イメージ と がらり と 違う

迫真 演技 でした ね

役 に なり切る ただ それ だけ です

人 って 誰 でも 二 面 性 が ある と 思う んです

それ を 上手く 演じ 分け られたら いい と 思い ます

とか だって くれた いま 期待 の 新人 結香

モデル から 女優 へ 華麗に 羽ばたく

その 類 まれな 才能 は 一体 どこ かも …

よ や っぱ 結香 いい

可愛い だけ じゃ ない んだ よ ね

さすが わたし が 見込んだ だけ の

よく 言う ただ の ファン の くせ に

確かに いい けど ね

でしょ

ね ゆず き も そう 思わ ない ?

あ うん そう だ ね

な ー ん か きな臭い ね

あの 双子 の 娘 たち は 表裏 一体

互いに 光 であり 影 なんだ が なぁ

光 と 影 ねぇ

あたし を 捨てる ん の ね ならい いわ

私 に だって 考え が ある

う うん もう こんな セリフ !

あ こんにち は 結香 さん

こんにちは

お 怪我 の 具合 どう です か ?

もう だいぶ いい わ じゃ あね

寒かった なら コーヒー で いか い

いら ない

どうした ん だ 結香

寂しい の

結香 また 痛む の か ?

結香

へ 大丈夫 よ

君 は

何 ?

本当に 結香 か ?

純 香

わから なかった ?

どうして こんな こと を

わかる でしょ 雅人

どこ へ 行く つもり ?

撮影 に 決まって る でしょ

怪我 は 治った わ もう あんた なんか 必要 無い

あなた じゃ 無理

できる わ 元々 わたし が 勝ち取った 場所 な の

これ も これ も これ も 私 の 物 よ

何 する の ?

止めて 止めて ょ

あんた に なんて 渡さ ない

あんた は ただ の わたし の 影

呼んだ ?

駄目

結香 さん ? 純 香 さん ?

どっち ?

もう 無理

君 と はやって いけない 分かれよう

あの 子 を 選び の ?

ご免 許して くれ

怨み 聞き届けたり

如何 して 此処 から 出して

闇 に 惑い し 哀れな 影 よ

人 を 傷つけ 貶めて

罪 に 溺れ し 業 の 魂

なに いや

一 遍 死んで みる ?

夢 も 追いかけ じゃ いけない って いう の

私 は 私 で たかって だけ な のに

他人 と 己 は 合わせた 鏡

光 も 影 も 行き着く 先 は

遠い その方 無 間 の 地獄

この 怨み 地獄 へ 流し ます

結香 さん

クランクアップ おめでとう ございます

はち 主演 感想 を 一言

はい

この すばらしい 作品 に 参加 さ せて いただいて こと で

わたし は 新しい 自分 を 発見 する こと だって でき ました

あなた の 怨み 晴らし ます

名前 は ?

水原 フミオ

いじめ られて いる の か

そう な んだ

いじめ られる ような こと なんて

僕 は 何も して ない のに

言う こと だって 聞いて る し

欲しい もの は 何でも あげて る のに

あいつ の 気持ち が 全然 わから ない よ

う ぇ そうかい

次回

黄昏 下 的 斜 坡


山河 三 差 路   分かれ 道

守り たい の は   己 か 人 か

常 世 の 闇 か …

非だ の 乱れ は   貢が ない

終わる 事 ない   阿 鼻 の 芸

時に 分け入れ 扉 が 開く

晴らせ ぬ 恨み   晴らし ます

いよいよ   受験 まで 後 僅かだ

しっかり と 気 を 引き締めて   最後 まで 諦め ず

一 日一日 を 大切に 過ごす ように

此処 から が 本当の 勝負 だ ぞ

本当の 地獄 は   人 の 中 に ある

あなた の 中 に も

それ じゃ   今日 の 予定 の もの は 残る ように

江上   尾藤   椎名   御 景   蒲生 だった な

はい ~

起立

ゆず きも 今日 だった んだ

何の 話 ?

何 だって 三 者 面談 だった よ

大丈夫 ?  ゆず き 最近 変だ よ

勉強 の し すぎ ?

ああ   来た 来た   お 母さん   こちこち

みんな 同じ 高校 に 行けたら いいね

ねぇ   見て みて   結香 ドラマ デビュー だって

なに

やっ ぱね   あたし

結香 は 女優 に 向いて る って 前 から 思って た んだ よ ね

そら の 目標 って わけ ね

まあ ね

高校 行ったら   演劇 部 入る んだ

あたし は ケーキ 屋 さん で バイト する

パティシエ 目指す んだ もん ね

また 太る よ

いい の   勉強 の ため な もん

みんな もう 将来 の こと と か 考えて る の

私 は 未 だ そんな 具体 てき に は

マスコミ 関係 で 働き たい か な くらい だ よ

ゆず き は ?

あたし は …

おい   御 景   お前 の 番 だって さあ

そう が   仕事 じゃ しょうがない なあ

すみません

じゃあ   始める か

えっ と   おかしい な

どうした です か

お前 の 書類 が   何で ない なあ

先生 無くしちゃ った んです か ?

いえ   此処 に ある はずな んだ が …

悪い な   後 で ちゃんと 探して おく から

で   志望 校 が 決まった の か ?

いえ   未 だ …

将来 は どういう 方向 に 進み たい ん なあ

ある だ ろ   子供 の 頃 から の 夢 と か

夢 …

今 帰り かい

夢 …

揺れて る って 感じ だ な

地獄 少女 に なる さだ め を 突きつけ られて る んだ

明るい 未来 なんて 思い 描け ない んだ ろ さ

未来 だの 夢 だの あの 子 に は 一 番 残酷な 言葉 だ ろ

どっち に して も いずれ 自分 で 決め なきゃ いけ ねえ 時 が やって 来る

不憫だ が なぁ

きく り の 夢 は 立派な 地獄 少女 に なる こと な のだ ー

それ は あんた の 決める こと じゃ ない よ

黙れ ほね ー !

巻いて ー !

はい 姫

タックン

自分 で できる ん って わ

お 母さん

お 母さん   待って よ   ほら

お 母さん …

お 母さん

如何 して

石元 先生 が 運んで くれた の よ

貧血 ね   もう 大丈夫 よ

気分 が 良く なったら 帰り なさい

先生 あたし どう したら いい の ?

地獄 少女 は 本当の 地獄 は 人 の 中 に ある って 言った

あたし は 誰 に も 地獄 に なんて 行って 欲しく ない のに

それなのに …

誰 か を 苦しめて いた 人間 が 地獄 に 流さ れた 時

ほっと した   違う ?

あなた も 心 の 一部 は 地獄 に 魅せられて いる

そんな こと

絶対 無い って 言える ?

ひどい どうして そんな …

先生 も こんな 思い した の ?

察して やれよ

あの 子 は 今 気づき 始めて る んだ よ

自分 が 何者 か

本当の こと を 知った 時 どう なる か

あんた に 救って 欲しい んだ よ

自分 を 救える の 自分 だけ よ

御免なさい   塵 飛んじゃ った ?

服   大丈夫 ?

大丈夫   暖か そうです ね

暖かい

その 制服 懐かしい わ

賽 河原 四 中 だった んです か ?

えい

先輩 な んだ

あなた は 三 年生 ?

はい   志望 校 決め なきゃ いけない んだ けど

将来 の 事 と か 全然 分から なく って

先輩 は ?

純 香 よ   美園 純 香

高校 は 賽 河原 校 へ 行って

今 は 栄進 女子 大 二 年

すごい 優秀です ね

良かったら   相談 に の ろうか ?

進路 もう 決まった の ?

はい   ぜひ

今度   学校 案内 を 持ってきて

はい

あ この 人 …

妹 よ 双子 の 全然 似て ない でしょ

ああ   良い ね   もう 少し 笑って みよう ね

ああ   良い ね

よし   オーケー   結香 良かった よ   お 疲れ ー

お 疲れ 様 でした

結香 さん   ドラマ の ヒロイン に 抜擢 さ れた と いう こと です か

意気込み を 聞か せて ください

何も わかり ませ ん ので とにかく がんばり ま ー す

あぁ 疲れた

笑顔 作り すぎて シワ でき そう

おうおう   カリスマモデル が その 格好 は まずい だ ろ

は いはい

ね   雅人

このまま ど っか 行か ない ?

海 と か

駄目だ よ   明日 の 朝 早い んだ ろ   帰って 安 もう

何 を もう   マネージャー 見 たい

俺 は 君 を 応援 して る んだ よ 心から

ふうん なら 許して あげる

お 願い もう …

こんにち わ お 言葉 に 甘えて 来ちゃ い ました

なに

あの   高校 受験 の …

ちょっと 純 香

ごめんなさい わたし 間違えちゃ って

あんな の と 一緒に し ないで

はい

あら ゆず き ちゃん   入って

こんにちは

あっ   来た   タックン

ちょっと 雅人   遅い わ よ

ご免 ご免   お 早う 純 香 ちゃん

お 早う 雅人 さん

この 間 の 本 読んだ ?

とても 面白かった   やっぱり 日本 の 幻想 小説 の 原典 は …

又 くだらない 話

ね   今日 は 遅刻 でき ない の よ

あ   又 ね 純 香 ちゃん

ね 英文 学 の レポート ちゃん と やっと いて よ

わかって る

御免なさい ね

いえ

ホントに そっくりな んです ね

親 も よく 間違い の

これ 見て

違う の は ここ わたし に だけ ある の

顔 は 似て る けど 全然 違う わ

でも   結香 も 純 香 さん と 同じ

栄進 女子 大 な んです よ ね

あれ は 結香 の 実力 なんか じゃ ない

替え玉 受験 した から よ

わたし は 推薦 入学 で 合格 して た

受験 の 日   わたし は あの 子 に 成りすまして 受けた の

どうでも 良い わ ね そんな 話

高校 の 事 考え ま しょ

ゆず き ちゃん の 夢 は 何 ?

夢 先生 や 友だち に も 聞か れた んだ けど

よく わから なくて

まだ 中学生 だ もん ね

じゃあ 小さい 時 何 が 好きだった ?

子ども の 頃 に 好きな もの が

大人 に なって 天職 に なる って いう でしょ

子ども の 頃 …

たすけて

ゆず き ちゃん ゆず き ちゃん ?

あっ ごめんなさい

わたし わから ない んです

自分 が どんな 子ども だった の か

これ から どう し たい の か いくら 考えて も

ね   今日 は 私 最高 だって でしょ

あたし   スター に なる

だめ よ   そんなに 酔って 危ない よ

嫌で   大丈夫 だって ば

ね   あ ち の 店 行こう ?

なあ   危ない って

結香

純 香 ちゃん

大丈夫な の ?

ざ まあ みろ って 思って る んでしょ

そんな こと

骨 に ひび が 入った んだ そうだ

痕 は 残ら ない そうだ から この くらい で 済んで 良かった よ

何 が 良かった の よ

明日 大事な 撮影 が ある の よ

無理 する な よ

明日 は 休んだ ほう が

嫌 よ   せっかく つかんだ チャンス な の よ

でも   その 体 じゃ

何の ため に 同じ 顔 に 生まれた の よ

できた わ

これ が わたし ?

いい あなた は 今日 から モデル の 結香

ダサ い 純 香 じゃ ない んだ から ね

堂々と 振る舞って 失敗 したら 許さ ない から

あい よ   其処 で 振り向いて

ちょっと 休憩 で よう か ?

如何 した の 結香 ちゃん

いつも の 君 らしく ない な

すいません

すいません

いえ   私 は 今日 の 結香 さん 好きです よ

何 か 雰囲気 優しくて

彼 氏 が 来て る から か なあ

今日 は ありがとう

雅人 さん の おかげ で 何とか 塗り きれた

いや   元 後 言えば   結香 が 無理な こと 頼んだ な

これ くらい

でも わたし は 結香 じゃ ない

こんな こと いつか ばれる わ

君 なら できる よ 顔 は 同じで も

君 に は 君 の 輝き が ある んだ から

だ と いい んだ けど

うん   大丈夫 大丈夫 さ

如何 して 分かって くれ ない の   あたし の 気持ち

もう 無理な んだ よ   君 と は

私 を 捨てる ん の ね   ならい いわ

わたし に だって 考え が ある

カット   オーケー

お 疲れ 様 で しだ

次 夜 の シーン 行き ます

セット チェンジ ます

今 まで の 結香 さん の イメージ と がらり と 違う

迫真 演技 でした ね

役 に なり切る ただ それ だけ です

人 って 誰 でも 二 面 性 が ある と 思う んです

それ を 上手く 演じ 分け られたら いい と 思い ます

とか だって くれた   いま 期待 の 新人 結香

モデル から 女優 へ   華麗に 羽ばたく

その 類 まれな 才能 は   一体 どこ かも …

よ   や っぱ 結香 いい

可愛い だけ じゃ ない んだ よ ね

さすが わたし が 見込んだ だけ の

よく 言う ただ の ファン の くせ に

確かに いい けど ね

でしょ

ね   ゆず き も そう 思わ ない ?

あ うん そう だ ね

な ー ん か きな臭い ね

あの 双子 の 娘 たち は 表裏 一体

互いに 光 であり 影 なんだ が なぁ

光 と 影 ねぇ

あたし を 捨てる ん の ね   ならい いわ

私 に だって 考え が ある

う うん もう こんな セリフ !

あ   こんにち は 結香 さん

こんにちは

お 怪我 の 具合 どう です か ?

もう だいぶ いい わ じゃ あね

寒かった なら   コーヒー で いか い

いら ない

どうした ん だ   結香

寂しい の

結香 また 痛む の か ?

結香

へ   大丈夫 よ

君 は

何 ?

本当に 結香 か ?

純 香

わから なかった ?

どうして こんな こと を

わかる でしょ 雅人

どこ へ 行く つもり ?

撮影 に 決まって る でしょ

怪我 は 治った わ もう あんた なんか 必要 無い

あなた じゃ 無理

できる わ 元々 わたし が 勝ち取った 場所 な の

これ も   これ も   これ も 私 の 物 よ

何 する の ?

止めて 止めて ょ

あんた に なんて 渡さ ない

あんた は ただ の わたし の 影

呼んだ ?

駄目

結香 さん ? 純 香 さん ?

どっち ?

もう 無理

君 と はやって いけない 分かれよう

あの 子 を 選び の ?

ご免   許して くれ

怨み 聞き届けたり

如何 して   此処 から 出して

闇 に 惑い し 哀れな 影 よ

人 を 傷つけ 貶めて

罪 に 溺れ し 業 の 魂

なに   いや

一 遍 死んで みる ?

夢 も 追いかけ じゃ いけない って いう の

私 は 私 で たかって だけ な のに

他人 と 己 は 合わせた 鏡

光 も 影 も 行き着く 先 は

遠い その方   無 間 の 地獄

この 怨み 地獄 へ 流し ます

結香 さん

クランクアップ おめでとう ございます

はち 主演 感想 を 一言

はい

この すばらしい 作品 に 参加 さ せて いただいて こと で

わたし は 新しい 自分 を 発見 する こと だって でき ました

あなた の 怨み   晴らし ます

名前 は ?

水原 フミオ

いじめ られて いる の か

そう な んだ

いじめ られる ような こと なんて

僕 は 何も して ない のに

言う こと だって 聞いて る し

欲しい もの は 何でも あげて る のに

あいつ の 気持ち が 全然 わから ない よ

う ぇ そうかい

次回

黄昏 下 的 斜 坡