NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 233 - 参上 、 偽 ? ナルト
( ナルト ) 久しぶりだ なぁ 陸地 を 行く の は 。
( ガイ ) いい なぁ ! 踏ん張り の きく この 感触 。
やはり 俺 の 熱い 血潮 に は →
大地 が よく 馴染む 。
( アオバ ) と いって も 次の 港 まで です よ 。
( ガイ ) そこ なんだ が 雷 の 国 まで 陸 路 を 行く って ことに →
変更 でき ん の か な ?
駄目でしょう ね 。 現在 我々 は 水 の 国 の 領域 内 です 。
( アオバ ) 大小 の 島国 で 成り立って いる 水 の 国 は →
もともと 雷 の 国 と は 陸地 が つながって ない んです 。
( ガイ ) やっぱり … 船 に 乗る こと を 考える と … う ぅっ !
アッハハハ 。 じゃあ 雷 の 国 まで は まだ 遠い の ?
( ヤマト ) うん 残り 4 分 の 1 って ところ か な 。
そう いえば 港 で 小 耳 に 挟んだ のだ が …。
偽者 が 出る らしい な 。
偽者 ? 何の 偽者 だ よ ?
( バンナ ) おう おうおう !
お め え たち に は 何の 恨み も ねえ が →
ここ で 会った が 運 の ツキ 。
お め えら の 持って る もの は 身ぐるみ いただく ぜ !
誰 だ ? お前 …。
その 額 当て …。
お うよ ! 木 ノ 葉 の 里 から 暁 を 追 っ 払った 大 忍者 …。
うずまき ナルト 様 と は あっ 俺 の こと よ !
ヘヘ ~!
どうやら 出た ようだ な 。
え ~ っ !? それ じゃあ さっき の ニセモン って …。
そういう こと だ 。 ( ガイ ) これ が … ナルト ?
( 笑い声 )
こりゃ そっくりだ ! どこ が だ よ !
おいおい おい ! 俺 を 無視 して な に 騒いで や がる !
まったく … おい !
お前 が 木 ノ 葉 の うずまき ナルト なら 俺 は いったい 誰 な んだ よ !?
あっ ? なんだ お め え 自分 の 名前 も わかん ねえ の か ?
なんで お め え たち まで 木 ノ 葉 の 額 当て を …。
まさか …。
俺 が ほんとの うずまき ナルト !
ウソッ !? ほんと だって !
( ヤマト ) しか し ナルト の 偽者 が 出る なんて →
これ も 有名 税 って やつ です か ね 。
で お め え こそ 誰 な んだ よ ?
お 俺 は …。
《 だが 待てよ 。 ここ で こいつ を やっつければ …》
ようし ならば !
ここ で 俺 とお め え どっち が 本当の うずまき ナルト か 勝負 だ !
わけ わかん ねえ こ と 言って んな !
ナルト ~ しっかり 戦え 。
負けたら あっ ち を 本物 に する ぞ 。 ( ヤマト / ガイ ) うん うん 。
しよう が ねえ って ば よ 。
や ~ っ !
( 鳥 の 鳴き声 )
口 ほど に も ねえ な 。
これ じゃ 準備 運動 に も な ん ねえ ぜ 。
こいつ は 没収 だ 。
しかし この 男 の 身柄 どうし ます ?
我々 は 急いで いる 身 で すし 。
こんな やつ そこら へんに ぶん 投げ ときゃ いい だ ろ !
おい いい の か ? 逃げて また 悪 さ を したら →
お前 の 評判 が 落ちる ぞ 。
う ~ ん … それ も また 迷惑だ な 。
( イギー ) お ~ い ! 待った 待った !
で あんた 誰 だ ?
俺 は この 盗賊 を 追って きた イギー って もんだ 。
こいつ を ? あぁ 。
こいつ に 立ち向かおう って 勇気 の ある やつ は 俺 か →
ま ぁ お前 くらい の もん だ 。
こいつ は な みんな が 恐れる 大 盗賊 うずまき ナルト って んだ 。
あ ~ っ ! こいつ は うずまき ナルト じゃ ねえ !
へ ? なぜ そんな こと が わかる ?
て ぇ ~ っ だ から さ 俺 が 本物 の うずまき ナルト だって ば よ 。
なに ? お前 が 本物 ?
たく 俺 の 名前 で 盗賊 やる なんて ふて ぇや ろう だ ぜ 。
盗賊 を 追って る と いう こと は 君 は 役人 な の か ?
ま ぁ そんな ところ よ 。
では あと は この 方 に 任せて 我々 は 先 を 急ぎ ましょう 。
うむ そう しよう 。
けど 兄ちゃん 大丈夫 か ? あん ま 強そうに 見え ねえ けど 。
なに を 言って る 。 こう 見えて も 俺 は …。
忍者 マスター の イギー 様 だ ぞ 。
へ ぇ あんた そんなに すげ え の か 。 人 は 見かけ に よら ねえ な 。
じゃあ あと は 頼む って ば よ 。
では いき ましょう 。
った く 。 すま ねえ 相棒 。
は ぁん ? バカヤロー ! て め え が やられて どう すんだ よ 。
この ウスノロ が ! 俺 も やっつける つもりだった んだ よ 。
でも 聞いた ろ ? あいつ は 本物 の うずまき ナルト だった んだ ぜ 。
ま ぁ まさか こんな ところ で 本物 に 会う と は 思わ なかった けど よ 。
って バカヤロー が 。 バンナ て め え の 言い訳 なん ざ どうでも いい 。
俺 たち の 計画 は 暴れる て め え を 俺 が やっつけて 名前 を 売る 。
これ から 始まる 戦争 に その くらい の 手柄 が なきゃ →
高く 売り込め ねえ 。 うずまき ナルト を やっつければ →
俺 の 名前 が 評判 に なる んだ よ 。
俺 だって わかって る よ 。
でも よ もう こんな 危 ねえ こと やめ ねえ か ?
て め え 俺 から の 恩 を 忘れた の か よ 。
俺 が い なかったら 今ごろ て め え は まだ 一 人 ぼ っち で 泣いて いた 。
そう だろう が 。 ごめん よ 。
イギー は 俺 に とって たった 1 人 の 友達 だ から よ 。
けど 今度 は 俺 たち でも 倒せ そうな 弱い や つら を …。
この っ !
俺 たち でも 倒 せる だ と ? 俺 の 手 に かかりゃ →
うずまき ナルト の 1 人 や 2 人 くらい どう って こと ねえ んだ よ 。
許して くれよ イギー 。
わかりゃ いい んだ 。 わかりゃ 。
この 辺り で うずまき ナルト が 盗賊 を やって いる と いう の は →
本当な の か ? ああ 間違い ない 。
もう 何 人 も 被害 に あって いる 。
なんでも 赤ら顔 の 巨漢 だ そうだ 。
しかし なぜ うずまき ナルト が ここ で 盗賊 など ?
やつ は 里 を 救った 英雄 で は ない の か ?
詳細 は わから ぬ が うずまき ナルト は 里 の 厄介 者 だった →
と の 噂 も ある から な 。 抜け 忍 に なった の かも しれ ぬ 。
里 を 抜けた の なら 木 ノ 葉 も 追って いる はず 。
捕まえれば 木 ノ 葉 は 受け渡し 金 と して 大金 を 払う 。
だが 大丈夫 か ? 相手 は うずまき ナルト だ ぞ 。
臆する な 。 うずまき ナルト は 中 忍 試験 に も 受かって は い ない と 聞く 。
英雄 伝説 は おそらく でっち上げ だ 。 なるほど な 。
俺 たち 傭兵 忍者 に とっちゃ やつ は カネ の なる 木 と いう わけ か 。
その とおり だ 。
まあ 俺 の 強 さ を もって すり ゃあ →
本当 は こんな こと する 必要 は ねえ んだ けど よ 。
寄って らっしゃい 見て らっしゃい !
世 の ため 人 の ため 世界 の 平和 を 守る 大 忍者 →
イギー 様 た ぁ 俺 の こと よ !
イギー かっこいい ! イギー は 本気 出したら 強 え もん な 。
すぐ に でも 戦争 で 活躍 できる ぜ 。
あ たぼう よ !
俺 は 畑 仕事 なんか やめて 英雄 に なる 。
ほら つけ な 。
これ で お前 は また うずまき ナルト だ 。
( イギー ) お っ 見ろ よ バンナ … じゃ なくて ナルト 。
獲物 が 来た ぜ 。
行商 なら お前 が 負ける こと も ねえ だ ろ 。
うん 。 よし 行って くる ぜ !
ん ?
おう おう おう !
お め え たち に は 縁 も 恨み も ねえ が ここ で 会った が 運 の 尽き 。
お め えら の 持って る もの は この うずまき ナルト が →
身ぐるみ いただく ぜ !
うずまき ナルト って 言った か ?
あ そう そう おとなしく 置いて け ば …。
あ …。 な 何 だ ?
あいつ ら 行商 じゃ ねえ の か よ 。
これ は ちょうど いい ぜ 。 うずまき ナルト か 。
そっち から やってきて くれる と は な 。
何 ? な 何 !? 捕らえろ !
ウソ !?
う ぅ …。 ( 笑い声 )
う っ … うわ ぁ !
待って くれ ! こいつ は うずまき ナルト じゃ ねえ 。
バンナ って チンケ な 盗賊 だ 。
なんだ と !? だが こいつ の 外見 は 噂 どおり 。
それ に 木 ノ 葉 の 額 当て も して いる 。
いや それ は 俺 が …。
貴 様 は 誰 だ ? こいつ の 仲間 か ?
邪魔 を する なら 貴 様 も 始末 して や ろうか ?
え … そんな …。
違う ! 俺 は うずまき ナルト だ 。 そい つ は 俺 の 仲間 じゃ ねえ 。
山奥 の 村 から 来た 農家 の 出さ 。
畑 仕事 が 嫌で 忍者 の 真似 事 を やって や がる 。
俺 を 捕まえれば 名前 が 売れる と 思って →
つきまとって る の さ ! 《 バンナ …》
チッ エセ 忍者 か よ 。
ならば 引っ込んで いて もらおう か 。 でなければ 始末 する ぞ 。
いく ぞ !
《 どう したら … どう したら …》
ふ ぅ ~ やっと 腹の虫 が おさまった 。
ハハハ 。 では 先 を 急ぐ ぞ 。
( イギー ) 待て 待て 待て 待って くれ !
よかった 見つかった 。
どう した んだ よ ? それ が 申し訳 ねえ が →
お前たち から 預かった 盗賊 を 別の 盗賊 に 奪わ れた 。
なん だって !? それ で 頼み が ある 。
あの 盗賊 を 奪い 返して もら いて えん だ 。
けど あんた 忍者 マスター なんだ ろ ? 自分 で やりゃ いい じゃ ねえ か よ 。
い いや … それ が ちょっと 今 の 俺 は 本 調子 じゃ ねえ 。
忍者 に 調子 も クソ も ある の か ?
悪い が 我々 に は 急ぎ の 用事 が ある んだ 。
それ に 君 は 役人 なんだ ろ ? だったら 役所 へ 戻り →
助け を 呼んだら どう だ ? な ! いや それ は …。
それ に 盗賊 が 盗賊 に 盗ま れよう と しょせん 同じ 穴 の 狢 。
自業自得 って やつ だ な 。 いや ちょっと 待って くれ !
やつ は 悪党 でも そんなに 悪い やつで は なかった 。
え ?
あいつ は … あんな 見てくれ の せい で →
みんな に は 嫌わ れ 恐れ られて きた が →
昔 から 気弱で お人好しで 人 の 面倒 見 は いい やつ だし …。
ずいぶん と あいつ の こと 詳しい んだ な 。
それ は …。
そもそも 君 は 本当に 役人 な の か な ?
最初 から 様子 が おかしい と は 思って た んだ 。
わかった 正直に 話す … 何もかも 。
これ が すべて だ 。 何 だ よ そりゃ あ !?
どうして そんな バカな こと を !? 頼む 助けて くれ !
あんた 木 ノ 葉 の 里 を 救った 英雄 なんだ ろ !?
おい 友達 だったら どうして そんな こと さ せた んだ よ ?
友達 だったら どうして あいつ の こと →
もっと 考えて やら なかった んだ よ !
友達 ? 何 言って んだ !
別に あいつ は 友達 なんか じゃ ねえ 。
あいつ は バカだ から 都合 が いい から 一緒に いただけ で →
別に 友達 なんか じゃ ねえ 。
友達 じゃ ねえ … だ と !?
何 しや が んだ よ !
じゃあ お前 に とって あいつ は 何 な んだ よ !?
確かに お め え は →
あいつ を バカに し ながら 生きて きた の かも しれ ねえ 。
でも … あいつ と お前 は →
ずっと 小さい 頃 から 一緒に いたんだ ろ !?
す っと 一緒に 生きて きた んだ ろ !?
それ は 友達 じゃ ねえ の かよ !
ナルト !
これ は 命令 だ 。 わかった よ 。
時間 が あれば 君 の 頼み を 聞いて やり たい 。
だが 今 は 無理だ 。 え ?
今 の 我々 は 迂闊 に 正体 と 居所 を 知ら れる ような →
悶着 は 起こし たく ない 。
君 も 我々 に 会った こと は 忘れて くれ 。
行き ましょう ! あ …。
待って くれ ! 頼む 俺 1 人 じゃ 無理だ !
聞いた だ ろ ? 手 は 貸せ ねえ んだ よ 。
そんな … だったら 俺 は どう すれば いい ?
自分 の こと は … 自分 で 考える んだ な 。
あいつ が … 友達 ?
♪~
起爆 札 !? 何 やつ !?
イギー !? どうして …。
やはり お前 …。 こいつ の 仲間 か !
仲間 なんか じゃ ねえ 。 友達 でも ねえ 。
こいつ は … 俺 の 親友 だ !!
イギー !
(2 人 ) うわ っ !
おのれ ! しまった ! 逃げ や がった 。
追え !
バンナ 大丈夫 か ? どうして ?
った く この 役立た ず が ! お前 を 救わ なくちゃ →
俺 たち の 作戦 は 次 が でき ねえ だ ろ 。
イギー 。
俺 は ずっと お前 を 利用 して た んだ 。
んな こと は ねえ 。
俺 は 鬼 みて え な 見てくれ で みんな に 嫌わ れて た 。
でも イギー は 友達 に なって くれた 。 ( イギー ) バカ 野郎 。
それ は あの とき 俺 も 他の やつ に いじめ られて て →
お前 を からかえば 俺 を いじめ ない って 言わ れて …。
知って る よ 。 でも イギー は 親友 に なって くれた 。
出て こい うずまき ナルト ! もう 逃がさ ねえ ぞ !
見せて やろう ぜ 俺 たち の 最後 の 意地 を !
あぁ 俺 は どこまでも イギー に ついていく ぜ !
いく ぜ ! お ぉ !
う ぅ ! へ な ちょ こ が 。
そんな 腕 で 俺 たち に 勝てる と 思う て か ?
うずまき ナルト は 生け捕り だ 。 もう 1 人 は 殺せ !
ごめん な 。 俺 が ナルト みて え に 強かったら →
イギー を 守れた のに …。 バンナ …。
逃げろ ! バンナ !
ありがとう 俺 を 親友 って 言って くれて …。
死ね ! ( イギー ) バンナ !
なに !?
った く て め えら 見 てら ん ねえ ぜ 。
あ …。 お お前たち …。
や あ すまなかった な 。
あの とき の 君 の 話 だけ で は 信用 でき なかった んで な 。
それ で 君 を 試さ せて もらった 。 ( イギー ) 俺 を ?
俺 は 今 猛烈に 感動 して いる !
よくぞ 友 を 見捨て なかった ! よくぞ 友情 を 信じた !
おうおう おう ! ここ に いる お方 を どなた と 心得る !?
こちら に おわす お方 は 木 ノ 葉 の 里 を 守った 英雄 →
うずまき ナルト 様 である ぞ ! ( バンナ / イギー ) えっ !?
しっかり しろ よ 。 お前 が ナルト だって ば よ 。
ナルト …。 そうだ !
お め え は 天下 の 英雄 うずまき ナルト だ !
うずまき ナルト 一世一代 の 大 暴れ だって ば よ !
ひ ~ っ ! ( 影 たち ) うわ ~!
( バンナ ) うずまき ナルト の 名前 は 返上 する よ 。
俺 に は 荷 が 重 すぎ だ 。 ありがとう ナルト 。
いい って ば よ 。
それ より お前 ら これ から どう する んだ ?
本当に 忍者 に なる つもり か ? いや やめ とく よ 。
こんな 怖 え 思い する なら 俺 に は 向いて ねえ 。
俺 たち は 故郷 で 地道に 暮らす ぜ 。
俺 は イギー が 行く なら どこ だって いい ぜ 。
そう か 。
いつまでも 仲よく 暮らせよ !
( イギー ) ナルト !
あり が とよ ~! 気 を つけて な ~!
あいつ ら で っけ え 声 で …。
達者で 暮らせよ ~!
ヘヘ … や っぱ 親友 って いい な 。
《 俺 たち も いつか あい つら みて え に …》
< 今日 から 8 代 目 >
< 季節 の ごはん が 大好きな 豆 助 >
は ~ い お 待た せ ごはん できた わ よ
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