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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン11 - 238 - サイの休息

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 238 - サイ の 休息

( サクラ ) へ ぇ ~ 絵 なんか 描く んだ 。

( サクラ ) こんな ところ で 描いて る から 風景 画 だ と 思って たら …。

これ 抽象 画 ね 。

この 絵 タイトル は 何て いう の ?

( サイ ) さ ぁ …。 まだ 決めて ない ?

( サイ ) そんな もの ない よ …。

正確に は タイトル を つけよう と して も つけ られ ない んだ 。

何も 思い浮かば ない … 何も 感じ ない んだ よ 。

( ナルト ) フンッ ! そんな 絵 … たいした こと ねえ って ば よ 。

そう です ね 。 君 の お チンチン と 同じです よ 。

くっ … 正直に はっきり 言う 。

俺 は て め え が 嫌いだ !

文句 が あん なら 作り 笑い なんか し ねえ で →

正直に はっきり 言 いやがれ !

喧嘩 なら いつでも 買って やる !

そんな もの ない よ 。

君 の こと なんて ほんとに なんとも 思って ない 。

《 中心 部 は 順調に 作業 が 進んで いる ようだ な …》

《 サイ : 里 の 周辺 部 は まだまだ 人手 が 足りて い ない か …》

≪ ようし ! お 宝 探し 始め ~!

≪ お ~ っ !

もしも ~ し ? 迷子 に なった お 人形 さん と かい ませ ん か ?

私 が 連れて 帰って あげ ます よ 。

( サイ ) こんな ところ で 遊んで ちゃ 危ない よ 。

えっ !?

がれき が 崩れて きたら 大変だ 。

《 別に おど かす つもり は なかった のに な …》

どうした ん だ ?

あの お 兄ちゃん が …。

うわ ぁ ~ 上手 !

《 子供 … さっき の ?》

お 兄さん 漫画 家 ? お 絵描き 屋 さん ?

もし かして さすらい の 旅人 ?

( サイ ) いや … 違う よ 。

じゃあ なんで こんな ところ で 絵 を 描いて た の ?

僕 は 今日 お 休み を もらった から →

里 の 様子 を 見 に ここ まで 足 を 延ばして 来て みた んだ けど 。

ねぇ ねぇ 他の 絵 も 見せて 。

別に 人 に 見せる ため に 描いた もの じゃ ない から …。

《 まずい ! この パターン は …》

わ ぁ ~ っ 。

フゥ なんとか ごまかせた 。

待て 。 あ ~ っ 。 捕まえた 。

そのまま そのまま 。 動く な よ 。

あっ ! オケツ 破れちゃ った 。

あんた 昨日 も 洋服 破いて 帰った でしょ 。

ヘッ お 父ちゃん は 子供 は それ くらい 元気 が あった ほう が いい って さ 。

毎日 毎日 洋服 を 縫わ なきゃ なら ない →

お 母さん の 苦労 も 考え なさい よ 。

あ ~ あ 始まった 。 う っせ んだ よ ブス !

誰 が ブス です って 。

間違い 間違い 。 待て こら !

フフッ 。

しゃ んな ろ ~! イッテ ~。

《 サイ : なんか ナルト と サクラ を 見て いる ようだ な 》

この アンポンタン 。 イテ ~ ッ 頭 破けた 。

《 そう いえば 僕 も サクラ に 殴ら れた こと が あった な 》

ごめんなさい 。 ナルト の こと は 許して あげて 。

別に なんとも 思って ない よ 。

そう よかった 。

私 の こと は 許さ なくて いい から 。

騙さ れた な 。 君 の さっき の 作り 笑い 。

《 あれ は 冗談 で すまさ れ ない レベル だった けど 》

これ って お 兄ちゃん の お 友達 ?

え ? いや お 友達 と いう より 仲間 か な 。

仲間 って お 友達 じゃ ない の ?

う ~ ん 。

《 サイ : 難しい 問題 だ な 》

《 サイ : ナルト が 感じて いる サスケ 君 と の つながり 。

その 強 さ の 訳 を 僕 は 本当に 実感 して い ない の かも しれ ない 》

サイ お前 は す っこ ん でろ 。

ナルト 君 が サスケ なんか の ため に 殴ら れて やる 必要 は ない 。

サスケ は 君 を 傷つける ばかりじゃ ない か 。

僕 なら …。

《 でも カカシ 班 の 仲間 と して 何 か し なければ と 思った 。

けれど その せい で ナルト と サクラ を →

かえって 苦しめる 結果 に なった の かも しれ ない 》

ウッ …。

ナルト は 君 と の 約束 を ずっと 背負って る ようだった 。

一生 背負う 気 で いる みたいだった 。

君 が ナルト に 何 を 言った の か は 知ら ない 。

でも それ は まるで 僕 の さ れて いる もの と 同じ 呪 印 の ように 感じた 。

ナルト を 苦しめて る の は サスケ だ けど 君 も な んじゃ ない の かい ?

サスケ 君 は どんどん 離れて いく だけ 。

でも ナルト 。 あんた は いつも 私 の そば に いて くれた 。

私 を 励まして くれた 。 私 気づいた の 。

ナルト あんた の 本当の 姿 に 。

でも サスケ 君 は 罪 を 重ね 私 の 心 を 砕く だけ 。

どんどん 別の 遠い 人 に なって いく 。

でも ナルト あんた の こと は こうして 触れて い られる 。

安らぎ を くれる 。

今 は あんた の こと が 心 の 底 から …。

いいかげんに しろ サクラ ちゃん 。

そんな 冗談 は 笑え ねえ って 言って んだ よ 。

俺 は 自分 に 嘘 を つく ような やつ は 嫌いだ 。

《 僕 の せい で サクラ は ひと り で →

サスケ と 決着 を つけよう と 行動 を 起こし →

ナルト に は サクラ の 本心 を 伝えた せい で →

意識 を 失って 倒れる ほど の ショック を 与えて しまった 。

これ が 本当の 友達 だった なら 違う やり 方 が あった の か …》

ここ ら へん は 来た こと が ない な 。

明日 は もっと 人手 を 集め ねえ と な 。

起爆 札 で 吹っ飛ば しち まった ほう が →

早い んじゃ ねえ か ? バ ~ カ そんな こと したら →

全部 吹っ飛ば しち まう だろう が 。 駄目だ 。

あぁ そう か 。 おう すま ねえ な 兄ちゃん 。

《 こんな ところ に まで 被害 が …》

《 ひどい な 》

あの …。

もしや この 家 の お 身内 の 方 で ?

いえ 。 たまたま 通り が かった だけ で 。

あぁ すみません 。

いえ 私 は 隣 の もん で ございます が →

お 身内 の 方 なら ご 家族 は 安全な 場所 に おら れる と →

お 伝え しよう と は ぁ 思い まして 。

よかった です ね ご 無事で 。

え ぇ 。 でも お 屋敷 は この ありさま で →

明日 に も 解体 作業 が 行わ れる と 聞き ました 。

そう です か 。

もの 皆 すべて いずれ 朽ちる と は いえ →

お さみしい もの です 。

《 家主 を 失った 家 … 寂しく 感じる 》

こんばん は 。

何 やって ん の よ ?

誰 も 住んで ない こと は 一目瞭然じゃ ない 。

いや なに ね …。

別の 何 か が 住み着いて る んじゃ ない の か な ~ って 。

それ って 幽霊 の 類 の こと ? いる わけない よ 。

て め え は 口 挟む んじゃ ねえ !

( ヤマト ) は いはい 。 今夜 は ここ で 1 泊 ね 。

( サクラ ) ほんと バカな んだ から 。

サイ 。

ちょっと 話 が ある って ば よ 。

今 から 俺 と 本気で 戦え 。

そんな こと して 何の 意味 が ある んです ?

やって みりゃ わかる って ば よ 。

そこ まで し なくて も 君 の 実力 は もう わかって ます から 。

なら かわして みろ ! 影 分身 の 術 !

まったく …。

《 なるほど 超 獣 戯画 を 使わ せ ない つもり か 》

《 悪い が これ で 退散 さ せて …。

しつこい …》

《 決着 を つける しか ない か 》

て や ~ っ !

( ヤマト ) ナルト ! サイ !

( ヤマト ) 姿 が 見え ない と 思ったら こんな こと か 。

まったく … 何度 も 同じ こと を 言わ せる んじゃ ない よ 。

仕掛けた の は ナルト の ほう だ ろ ?

サイ も 軽々しく 挑発 に 乗る んじゃ ない よ 。

まっ しかし →

この 勝負 ナルト の 勝ち だ な 。

う ぉ ~ っ !

ハァ ハァ ハァ …。

ハァ ハァ ハァ …。

見直した よ ヤマト 隊長 に 化ける と は …。

君 が こんな だまし 討ち みたいな 手 を 使う なんて ねぇ 。

すっかり 騙さ れた よ 。

もっと 直接 的で バカ正直な 戦い 方 しか →

君 は でき ない と ばかり 思って いた から 。

だからといって こんな 勝ち負け だけ で →

僕 より 強い ん だって 言い たい の なら →

それ は ただ の 自己 満足 だ よ 。

そんな ん じゃ ねえ って ば よ 。

ヤマト 隊長 が 言った ろ 俺 と お前 は チーム だって 。

1 人 が 動く とき は 相棒 が それ を 援護 する →

バディシステム で 行動 する って 。

この先 もし サスケ を 連れ戻そう と する の を →

邪魔 する 敵 が 現れた とき →

お互い の 戦い 方 知って たほう が より 動き やすい だ ろ 。

俺 より いつも 冷静な お前 なら →

俺 の 力 を 利用 した うまい 戦い 方 を 思いつく かも しれ ねえ し な 。

そういう こと も ある んじゃ ねえ か と 思って よ 。

それ で サスケ 君 が 戻って くれば →

僕 も 早く カカシ 班 から 抜け られ ます し ね 。

あぁ ! せいせい すら ぁ !

《 ナルト は 必ず サスケ 君 を 連れ 戻せる と 信じて いた 。

その 思い の 強 さ は 一緒に 行動 する ように なって →

徐々に 感じる こと が できた 。 でも サスケ 君 の ほう は …》

(( はじめ まして 。 僕 は サイ と 言い ます 。

君 が うち は サスケ 君 …。 ( サスケ ) 失せ ろ !))

サスケ 君 !

《 冷たく 恐ろしい 目 …。

でも その 奥 で 冷た さ は まるで 炎 の ように 揺らめいて いた 》

《 ナルト も あの 目 を 見た はず 》

(( 俺 を 追い回す 暇 が あったら 修業 でも し てり ゃあ よかった のに 。

なぁ ? ナルト 。

だから 今度 は 俺 の 気まぐれで →

お前 は 命 を 落とす んだ ぜ ))

《 あの 目 を 見た 時 →

サスケ 君 に は 何の 呼びかけ も 届か ない と 思った 。

けれど ナルト は … ナルト の 気持 は 今 も 少しも 変わって い ない 》

(( 昔 俺 は サスケ の こと が 大嫌いだった 。

でも 一緒に いて ほんと は すごく 楽しかった ん だって ば よ 。

あいつ は 誰 より も 俺 の こと を 認めて くれた 一 人 だ 。

サスケ は 俺 の 友達 だ から 。

やっと できた 大切な つながり だ から 。

だから って 大 蛇 丸 相手 に …。

腕 が もが れりゃ 蹴り 倒す 。

足 が もが れりゃ 噛み 倒す 。

首 が もが れりゃ にらみ 倒す 。

目 が もが れりゃ 呪い 倒す 。

たとえ バラバラ に さ れよう が →

俺 は 大 蛇 丸 から サスケ を 奪い 返して やる んだ って ば よ ))

《 サイ : それ まで 嘘 や 裏切り の 世界 で 生きて きた 僕 に →

ナルト は 人 を 信頼 する こと の 大切 さ を 思い出さ せて くれた 。

その つながり の 強 さ を 確かめ たくて →

僕 は 任務 に 反して サスケ 君 を 連れ戻す 決断 を した 》

《 そして 今 も カカシ 班 の 一員 と して ここ に いる 》

(( カカシ : 火影 の 連絡 に は →

ナルト の 行動 は 一切 伏せて おいて くれ 。

( カカシ ) 何も 動き は ない と 。

僕 は まだ あなた に は 信用 さ れて い ない みたいです ね 。

ダンゾウ の 部下 で ナルト の 見張り 役 の 君 だ 。

だが お前 は 俺 たち カカシ 第 七 班 の 一員 で も ある 。

信じ てるよ ))

《 何 だろう ? この 感じ 》

《 ナルト サスケ サクラ …。

この先 どう なる の か わから ない けど →

3 人 は 誰 に も 断ち切れ ない ほど の 強い 絆 で 結ばれて いる 気 が する 。

そして 僕 も いつか …》

(( まったく … 君 は よく 似て いる 。

え ? 兄さん に だ よ 。

口やかましく 慌て ん ぼう で 品 が なくて →

それ に お チ … ま ぁ それ は いい や 。

だけど そう 何 を する に も 必死だった 。

君 を 見て いる と なんだか 兄さん の こと を …。

♪~

それ って …。

思い出した … 思い出した んだ …。

兄さん に 見せ たかった 。

2 人 の … 夢 の 絵 を …))

♪~

( 開演 ブザー )

皆様 お 変わり ございませ ん か ?

美 空 ひばり です 。

では 最後 まで ご ゆっくり お 楽しみ ください 。


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 238 - サイ の 休息 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|さい||きゅうそく Naruto Shippuden - Season 11 - 238 - Sai's Rest

( サクラ ) へ ぇ ~  絵 なんか 描く んだ 。 さくら|||え||えがく|

( サクラ ) こんな ところ で 描いて る から 風景 画 だ と 思って たら …。 さくら||||えがいて|||ふうけい|が|||おもって|

これ   抽象 画 ね 。 |ちゅうしょう|が|

この 絵   タイトル は 何て いう の ? |え|たいとる||なんて||

( サイ ) さ ぁ …。 まだ   決めて ない ? さい||||きめて|

( サイ ) そんな もの   ない よ …。 さい||||

正確に は   タイトル を つけよう と して も つけ られ ない んだ 。 せいかくに||たいとる|||||||||

何も   思い浮かば ない … 何も 感じ ない んだ よ 。 なにも|おもいうかば||なにも|かんじ|||

( ナルト ) フンッ !  そんな 絵 … たいした こと ねえ って ば よ 。 |||え||||||

そう です ね 。 君 の   お チンチン と 同じです よ 。 |||きみ|||||おなじです|

くっ …  正直に   はっきり 言う 。 |しょうじきに||いう

俺 は   て め え が 嫌いだ ! おれ||||||きらいだ

文句 が あん なら   作り 笑い なんか し ねえ で → もんく||||つくり|わらい||||

正直に   はっきり 言 いやがれ ! しょうじきに||げん|

喧嘩 なら   いつでも 買って やる ! けんか|||かって|

そんな もの ない よ 。

君 の こと なんて ほんとに   なんとも 思って ない 。 きみ||||||おもって|

《 中心 部 は   順調に 作業 が 進んで いる ようだ な …》 ちゅうしん|ぶ||じゅんちょうに|さぎょう||すすんで|||

《 サイ : 里 の 周辺 部 は   まだまだ 人手 が 足りて い ない か …》 さい|さと||しゅうへん|ぶ|||ひとで||たりて|||

≪ ようし !  お 宝 探し 始め ~! ||たから|さがし|はじめ

≪ お ~ っ !

もしも ~ し ?  迷子 に なった お 人形 さん と かい ませ ん か ? ||まいご||||にんぎょう||||||

私 が   連れて 帰って あげ ます よ 。 わたくし||つれて|かえって|||

( サイ ) こんな ところ で 遊んで ちゃ 危ない よ 。 さい||||あそんで||あぶない|

えっ !?

がれき が 崩れて きたら   大変だ 。 ||くずれて||たいへんだ

《 別に   おど かす つもり は なかった のに な …》 べつに|||||||

どうした ん だ ?

あの お 兄ちゃん が …。 ||にいちゃん|

うわ ぁ ~  上手 ! ||じょうず

《 子供 …  さっき の ?》 こども||

お 兄さん   漫画 家 ? お 絵描き 屋 さん ? |にいさん|まんが|いえ||えかき|や|

もし かして   さすらい の 旅人 ? ||||たびびと

( サイ ) いや …  違う よ 。 さい||ちがう|

じゃあ   なんで こんな ところ で 絵 を 描いて た の ? |||||え||えがいて||

僕 は 今日   お 休み を もらった から → ぼく||きょう||やすみ|||

里 の 様子 を 見 に   ここ まで 足 を 延ばして 来て みた んだ けど 。 さと||ようす||み||||あし||のばして|きて|||

ねぇ ねぇ   他の 絵 も 見せて 。 ||たの|え||みせて

別に   人 に 見せる ため に 描いた もの じゃ ない から …。 べつに|じん||みせる|||えがいた||||

《 まずい !  この パターン は …》 ||ぱたーん|

わ ぁ ~ っ 。

フゥ   なんとか ごまかせた 。

待て 。  あ ~ っ 。 捕まえた 。 まて|||つかまえた

そのまま   そのまま 。  動く な よ 。 ||うごく||

あっ !  オケツ 破れちゃ った 。 ||やぶれちゃ|

あんた 昨日 も 洋服 破いて 帰った でしょ 。 |きのう||ようふく|やぶいて|かえった|

ヘッ   お 父ちゃん は 子供 は それ くらい 元気 が あった ほう が いい って さ 。 ||とうちゃん||こども||||げんき|||||||

毎日 毎日 洋服 を 縫わ なきゃ なら ない → まいにち|まいにち|ようふく||ぬわ|||

お 母さん の 苦労 も 考え なさい よ 。 |かあさん||くろう||かんがえ||

あ ~ あ   始まった 。 う っせ んだ よ   ブス ! ||はじまった|||||

誰 が ブス です って 。 だれ||||

間違い   間違い 。 待て   こら ! まちがい|まちがい|まて|

フフッ 。

しゃ んな ろ ~! イッテ ~。

《 サイ : なんか ナルト と サクラ を 見て いる ようだ な 》 さい||||さくら||みて|||

この アンポンタン 。 イテ ~ ッ   頭 破けた 。 ||||あたま|やぶけた

《 そう いえば   僕 も サクラ に 殴ら れた こと が あった な 》 ||ぼく||さくら||なぐら|||||

ごめんなさい 。 ナルト の こと は 許して あげて 。 |||||ゆるして|

別に   なんとも 思って ない よ 。 べつに||おもって||

そう   よかった 。

私 の こと は 許さ なくて いい から 。 わたくし||||ゆるさ|||

騙さ れた な 。 君 の さっき の 作り 笑い 。 だまさ|||きみ||||つくり|わらい

《 あれ は   冗談 で すまさ れ ない レベル だった けど 》 ||じょうだん|||||れべる||

これ って お 兄ちゃん の お 友達 ? |||にいちゃん|||ともだち

え ?  いや お 友達 と いう より 仲間 か な 。 |||ともだち||||なかま||

仲間 って お 友達 じゃ ない の ? なかま|||ともだち|||

う ~ ん 。

《 サイ : 難しい 問題 だ な 》 さい|むずかしい|もんだい||

《 サイ : ナルト が 感じて いる サスケ 君 と の つながり 。 さい|||かんじて||さすけ|きみ|||

その 強 さ の 訳 を   僕 は 本当に 実感 して い ない の かも しれ ない 》 |つよ|||やく||ぼく||ほんとうに|じっかん|||||||

サイ   お前 は す っこ ん でろ 。 さい|おまえ|||||

ナルト   君 が サスケ なんか の ため に 殴ら れて やる 必要 は ない 。 |きみ||さすけ|||||なぐら|||ひつよう||

サスケ は 君 を 傷つける ばかりじゃ ない か 。 さすけ||きみ||きずつける|||

僕 なら …。 ぼく|

《 でも   カカシ 班 の 仲間 と して 何 か し なければ と 思った 。 ||はん||なかま|||なん|||||おもった

けれど   その せい で ナルト と サクラ を → ||||||さくら|

かえって 苦しめる 結果 に なった の かも しれ ない 》 |くるしめる|けっか||||||

ウッ …。

ナルト は 君 と の 約束 を ずっと 背負って る ようだった 。 ||きみ|||やくそく|||せおって||

一生 背負う 気 で いる みたいだった 。 いっしょう|せおう|き|||

君 が ナルト に 何 を 言った の か は 知ら ない 。 きみ||||なん||いった||||しら|

でも それ は   まるで 僕 の さ れて いる もの と 同じ 呪 印 の ように 感じた 。 ||||ぼく|||||||おなじ|まじない|いん|||かんじた

ナルト を 苦しめて る の は サスケ だ けど 君 も な んじゃ ない の かい ? ||くるしめて||||さすけ|||きみ||||||

サスケ 君 は どんどん 離れて いく だけ 。 さすけ|きみ|||はなれて||

でも   ナルト 。  あんた は いつも 私 の そば に いて くれた 。 |||||わたくし|||||

私 を 励まして くれた 。 私   気づいた の 。 わたくし||はげまして||わたくし|きづいた|

ナルト   あんた の 本当の 姿 に 。 |||ほんとうの|すがた|

でも   サスケ 君 は 罪 を 重ね 私 の 心 を 砕く だけ 。 |さすけ|きみ||ざい||かさね|わたくし||こころ||くだく|

どんどん 別の 遠い 人 に なって いく 。 |べつの|とおい|じん|||

でも ナルト   あんた の こと は こうして 触れて い られる 。 |||||||ふれて||

安らぎ を くれる 。 やすらぎ||

今 は   あんた の こと が 心 の 底 から …。 いま||||||こころ||そこ|

いいかげんに しろ   サクラ ちゃん 。 ||さくら|

そんな 冗談 は 笑え ねえ って 言って んだ よ 。 |じょうだん||わらえ|||いって||

俺 は   自分 に 嘘 を つく ような やつ は 嫌いだ 。 おれ||じぶん||うそ||||||きらいだ

《 僕 の せい で   サクラ は ひと り で → ぼく||||さくら||||

サスケ と 決着 を つけよう と 行動 を 起こし → さすけ||けっちゃく||||こうどう||おこし

ナルト に は サクラ の 本心 を 伝えた せい で → |||さくら||ほんしん||つたえた||

意識 を 失って 倒れる ほど の ショック を 与えて しまった 。 いしき||うしなって|たおれる|||しょっく||あたえて|

これ が 本当の 友達 だった なら 違う やり 方 が あった の か …》 ||ほんとうの|ともだち|||ちがう||かた||||

ここ ら へん は 来た こと が ない な 。 ||||きた||||

明日 は もっと 人手 を 集め ねえ と な 。 あした|||ひとで||あつめ|||

起爆 札 で 吹っ飛ば しち まった ほう が → きばく|さつ||ふっとば||||

早い んじゃ ねえ か ? バ ~ カ   そんな こと したら → はやい||||||||

全部   吹っ飛ば しち まう だろう が 。 駄目だ 。 ぜんぶ|ふっとば|||||だめだ

あぁ   そう か 。 おう   すま ねえ な 兄ちゃん 。 |||||||にいちゃん

《 こんな ところ に まで 被害 が …》 ||||ひがい|

《 ひどい な 》

あの …。

もしや   この 家 の お 身内 の 方 で ? ||いえ|||みうち||かた|

いえ 。 たまたま 通り が かった だけ で 。 ||とおり||||

あぁ   すみません 。

いえ   私 は 隣 の もん で ございます が → |わたくし||となり|||||

お 身内 の 方 なら   ご 家族 は 安全な 場所 に おら れる と → |みうち||かた|||かぞく||あんぜんな|ばしょ||||

お 伝え しよう と   は ぁ   思い まして 。 |つたえ|||||おもい|

よかった です ね   ご 無事で 。 ||||ぶじで

え ぇ 。  でも   お 屋敷 は この ありさま で → ||||やしき||||

明日 に も   解体 作業 が 行わ れる と 聞き ました 。 あした|||かいたい|さぎょう||おこなわ|||きき|

そう です か 。

もの 皆 すべて いずれ 朽ちる と は いえ → |みな|||くちる|||

お さみしい もの です 。

《 家主 を 失った 家 … 寂しく 感じる 》 やぬし||うしなった|いえ|さびしく|かんじる

こんばん は 。

何 やって ん の よ ? なん||||

誰 も 住んで ない こと は 一目瞭然じゃ ない 。 だれ||すんで||||いちもくりょうぜんじゃ|

いや   なに ね …。

別の 何 か が 住み着いて る んじゃ ない の か な ~ って 。 べつの|なん|||すみついて|||||||

それ って 幽霊 の 類 の こと ? いる わけない よ 。 ||ゆうれい||るい|||||

て め え は   口 挟む んじゃ ねえ ! ||||くち|はさむ||

( ヤマト ) は いはい 。 今夜 は   ここ で 1 泊 ね 。 やまと|||こんや||||はく|

( サクラ ) ほんと   バカな んだ から 。 さくら||ばかな||

サイ 。 さい

ちょっと   話 が ある って ば よ 。 |はなし|||||

今 から 俺 と 本気で 戦え 。 いま||おれ||ほんきで|たたかえ

そんな こと して 何の 意味 が ある んです ? |||なんの|いみ|||

やって みりゃ   わかる って ば よ 。

そこ まで し なくて も   君 の 実力 は もう わかって ます から 。 |||||きみ||じつりょく|||||

なら   かわして みろ ! 影 分身 の 術 ! |||かげ|ぶんしん||じゅつ

まったく …。

《 なるほど 超 獣 戯画 を 使わ せ ない つもり か 》 |ちょう|けだもの|ぎが||つかわ||||

《 悪い が   これ で 退散 さ せて …。 わるい||||たいさん||

しつこい …》

《 決着 を つける しか ない か 》 けっちゃく|||||

て や ~ っ !

( ヤマト ) ナルト !  サイ ! やまと||さい

( ヤマト ) 姿 が 見え ない と 思ったら こんな こと か 。 やまと|すがた||みえ|||おもったら|||

まったく …  何度 も 同じ こと を 言わ せる んじゃ ない よ 。 |なんど||おなじ|||いわ||||

仕掛けた の は   ナルト の ほう だ ろ ? しかけた|||||||

サイ も 軽々しく 挑発 に 乗る んじゃ ない よ 。 さい||かるがるしく|ちょうはつ||のる|||

まっ   しかし →

この 勝負   ナルト の 勝ち だ な 。 |しょうぶ|||かち||

う ぉ ~ っ !

ハァ   ハァ   ハァ …。

ハァ   ハァ   ハァ …。

見直した よ ヤマト 隊長 に 化ける と は …。 みなおした||やまと|たいちょう||ばける||

君 が   こんな だまし 討ち みたいな 手 を 使う なんて ねぇ 。 きみ||||うち||て||つかう||

すっかり 騙さ れた よ 。 |だまさ||

もっと 直接 的で バカ正直な 戦い 方 しか → |ちょくせつ|てきで|ばかしょうじきな|たたかい|かた|

君 は でき ない と ばかり 思って いた から 。 きみ||||||おもって||

だからといって こんな 勝ち負け だけ で → ||かちまけ||

僕 より 強い ん だって 言い たい の なら → ぼく||つよい|||いい|||

それ は   ただ の 自己 満足 だ よ 。 ||||じこ|まんぞく||

そんな ん じゃ ねえ って ば よ 。

ヤマト 隊長 が 言った ろ 俺 と お前 は   チーム だって 。 やまと|たいちょう||いった||おれ||おまえ||ちーむ|

1 人 が 動く とき は 相棒 が   それ を 援護 する → じん||うごく|||あいぼう||||えんご|

バディシステム で 行動 する って 。 ||こうどう||

この先   もし サスケ を 連れ戻そう と する の を → このさき||さすけ||つれもどそう||||

邪魔 する 敵 が 現れた とき → じゃま||てき||あらわれた|

お互い の 戦い 方 知って たほう が より 動き やすい だ ろ 。 おたがい||たたかい|かた|しって||||うごき|||

俺 より   いつも 冷静な お前 なら → おれ|||れいせいな|おまえ|

俺 の 力 を 利用 した   うまい 戦い 方 を 思いつく かも しれ ねえ し な 。 おれ||ちから||りよう|||たたかい|かた||おもいつく|||||

そういう こと も ある んじゃ ねえ か と 思って よ 。 ||||||||おもって|

それ で   サスケ 君 が 戻って くれば → ||さすけ|きみ||もどって|

僕 も 早く カカシ 班 から 抜け られ ます し ね 。 ぼく||はやく||はん||ぬけ||||

あぁ !  せいせい すら ぁ !

《 ナルト は 必ず サスケ 君 を 連れ 戻せる と 信じて いた 。 ||かならず|さすけ|きみ||つれ|もどせる||しんじて|

その 思い の 強 さ は 一緒に 行動 する ように なって → |おもい||つよ|||いっしょに|こうどう|||

徐々に 感じる こと が できた 。 でも   サスケ 君 の ほう は …》 じょじょに|かんじる|||||さすけ|きみ|||

(( はじめ まして 。 僕 は   サイ と 言い ます 。 ||ぼく||さい||いい|

君 が   うち は サスケ 君 …。 ( サスケ ) 失せ ろ !)) きみ||||さすけ|きみ|さすけ|しっせ|

サスケ 君 ! さすけ|きみ

《 冷たく   恐ろしい 目 …。 つめたく|おそろしい|め

でも   その 奥 で   冷た さ は   まるで 炎 の ように 揺らめいて いた 》 ||おく||つめた||||えん|||ゆらめいて|

《 ナルト も   あの 目 を 見た はず 》 |||め||みた|

(( 俺 を 追い回す 暇 が あったら 修業 でも し てり ゃあ よかった のに 。 おれ||おいまわす|いとま|||しゅぎょう||||||

なぁ ?  ナルト 。

だから 今度 は   俺 の 気まぐれで → |こんど||おれ||きまぐれで

お前 は 命 を 落とす んだ ぜ )) おまえ||いのち||おとす||

《 あの 目 を 見た 時 → |め||みた|じ

サスケ 君 に は   何の 呼びかけ も 届か ない と 思った 。 さすけ|きみ|||なんの|よびかけ||とどか|||おもった

けれど   ナルト は …  ナルト の 気持 は 今 も   少しも 変わって い ない 》 |||||きもち||いま||すこしも|かわって||

(( 昔   俺 は サスケ の こと が 大嫌いだった 。 むかし|おれ||さすけ||||だいきらいだった

でも   一緒に いて   ほんと は すごく 楽しかった ん だって ば よ 。 |いっしょに|||||たのしかった||||

あいつ は   誰 より も 俺 の こと を 認めて くれた 一 人 だ 。 ||だれ|||おれ||||みとめて||ひと|じん|

サスケ は   俺 の 友達 だ から 。 さすけ||おれ||ともだち||

やっと できた 大切な つながり だ から 。 ||たいせつな|||

だから って   大 蛇 丸 相手 に …。 ||だい|へび|まる|あいて|

腕 が もが れりゃ   蹴り 倒す 。 うで||||けり|たおす

足 が もが れりゃ   噛み 倒す 。 あし||||かみ|たおす

首 が もが れりゃ   にらみ 倒す 。 くび|||||たおす

目 が もが れりゃ   呪い 倒す 。 め||||まじない|たおす

たとえ   バラバラ に さ れよう が → |ばらばら||||

俺 は 大 蛇 丸 から   サスケ を 奪い 返して やる んだ って ば よ )) おれ||だい|へび|まる||さすけ||うばい|かえして|||||

《 サイ : それ まで   嘘 や 裏切り の 世界 で 生きて きた 僕 に → さい|||うそ||うらぎり||せかい||いきて||ぼく|

ナルト は   人 を 信頼 する こと の 大切 さ を 思い出さ せて くれた 。 ||じん||しんらい||||たいせつ|||おもいださ||

その つながり の 強 さ を 確かめ たくて → |||つよ|||たしかめ|

僕 は 任務 に 反して サスケ 君 を 連れ戻す 決断 を した 》 ぼく||にんむ||はんして|さすけ|きみ||つれもどす|けつだん||

《 そして   今 も カカシ 班 の 一員 と して   ここ に いる 》 |いま|||はん||いちいん|||||

(( カカシ : 火影 の 連絡 に は → |ほかげ||れんらく||

ナルト の 行動 は 一切 伏せて おいて くれ 。 ||こうどう||いっさい|ふせて||

( カカシ ) 何も 動き は ない と 。 |なにも|うごき|||

僕 は   まだ   あなた に は 信用 さ れて い ない みたいです ね 。 ぼく||||||しんよう||||||

ダンゾウ の 部下 で ナルト の 見張り 役 の 君 だ 。 ||ぶか||||みはり|やく||きみ|

だが   お前 は   俺 たち カカシ 第 七 班 の 一員 で も ある 。 |おまえ||おれ|||だい|なな|はん||いちいん|||

信じ てるよ )) しんじ|

《 何 だろう ?  この 感じ 》 なん|||かんじ

《 ナルト   サスケ   サクラ …。 |さすけ|さくら

この先   どう なる の か わから ない けど → このさき|||||||

3 人 は   誰 に も 断ち切れ ない ほど の 強い 絆 で 結ばれて いる 気 が する 。 じん||だれ|||たちきれ||||つよい|きずな||むすばれて||き||

そして   僕 も   いつか …》 |ぼく||

(( まったく …  君 は   よく 似て いる 。 |きみ|||にて|

え ? 兄さん に だ よ 。 |にいさん|||

口やかましく 慌て ん ぼう で   品 が なくて → くちやかましく|あわて||||しな||

それ に   お チ … ま ぁ   それ は   いい や 。

だけど   そう 何 を する に も 必死だった 。 ||なん|||||ひっしだった

君 を 見て いる と なんだか   兄さん の こと を …。 きみ||みて||||にいさん|||

♪~

それ って …。

思い出した …  思い出した んだ …。 おもいだした|おもいだした|

兄さん に 見せ たかった 。 にいさん||みせ|

2 人 の …  夢 の 絵 を …)) じん||ゆめ||え|

♪~

( 開演 ブザー ) かいえん|ぶざー

皆様   お 変わり ございませ ん か ? みなさま||かわり|||

美 空 ひばり です 。 び|から||

では   最後 まで ご ゆっくり   お 楽しみ ください 。 |さいご|||||たのしみ|