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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン19 - 410 - 動き出した陰謀

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 19 - 410 - 動き出した 陰謀

( 我 愛 羅 ) 視 神経 が つながった 。

( ケゴン ) フウ ! ( ヨウロウ ) 待て ! どこ へ 行く 気 だ !

( ケゴン ) 巻物 は 揃って る 。 まっすぐ 中央 塔 へ 向かう んだ !

( フウ ) や ~ だ ! だって まだ 友達 一 人 も 出来て ない もん 。

( フウ ) それ に もう 少し 遊んで から 行く っす !

( ヨウロウ ) おい ! 忘れた か !

中 忍 試験 は 滝 隠れ の 名 を あげる ため !

( ケゴン ) 下 忍 時代 の 風 影 の 97 分 と いう 記録 に は 及ば なくて も ➡

せめて せめて 一 番 槍 の ほまれ を !

( フウ ) ひ ゃっ ほ ~ い ! ( ヨウロウ / ケゴン ) う っ ! 聞いて ない !

う ぅ …。 落ち着け 。 ああ 。

( ヨウロウ ) フウ ! そんな こと で は 里 長 が お 嘆き に なら れ ます ぞ !

シブキ が ?

( ケゴン ) ああ そう だ 。 滝 隠れ の 名 を あげる の は ➡

何より シブキ 様 の 願い 。

《 フウ : シブキ …》

シブキ 様 が 何と 思わ れる か 。

わかった わかった っす ! しかたない っす ね 。

《 ケゴン : フウ に は 里 長 の 名 を 出す の が いちばん だ な 》

《 ヨウロウ : 理由 は わから ん が なぜ か 素直に なる 》

フウ ! また ! どこ へ 行く !

中央 塔 に 決まって る っす !

( ヨウロウ / ケゴン ) なら 逆 ! あら ら っ 。

《 カンクロウ : 砂 の 目 ならば 身 の 危険 は ない が ➡

我 愛 羅 の 考え が 変わって い ない 以上 …》

《 テマリ : 気 を 抜く わけに は いか ない な 》

我 愛 羅 飯 に し ない か ?

ああ 時間 も 時間 だ しな 。

( 我 愛 羅 ) いや 今 は いい 。 ( カンクロウ ) そう か 。

( テマリ ) フラ れた な 。 ( カンクロウ ) だ な 。

ん っ !

( マツリ ) どこ へ 向かって る の ? ( ミコシ ) ああ 中央 塔 に 行く 。

( マツリ ) 待って ! まだ 巻物 揃って ない !

( ミコシ ) 頭 を 使う んだ 俺 たち に は 地 の 利 が ある 。

( ユカタ ) 私 たち が 持って る の 地 の 巻物 じゃ なくて ➡

天 の ほう だ けど ?

そういう 意味 じゃ ない !

( ミコシ ) 天 と 地 の 書 の 巻物 を 手 に 入れた 者 は ➡

他の 班 から 狙わ れる 。 だ から ➡

一目散に 中央 塔 に 向かう はずだ 。

ところが その 周囲 に は ➡

さまざまな トラップ が 仕掛け られて いる 。

この 東 の ル ー ト を 除いて は な 。

( マツリ ) 東 の ル ー ト は 何も ない の ?

( ユカタ ) そ したら みんな 東 の ル ー ト を 使う んじゃ ない ?

ところが ここ に は 自然の 隠れ 流 砂 が ある んだ 。

( ミコシ ) そこ に 落ちて 抜け出せ なく なった 連中 から ➡

巻物 を 奪う って 寸法 さ 。 いい 案 だ ろ 。

さすが ! でも ちょっと 気 が 引ける ね 。

( ミコシ ) 二 次 試験 合格 が かかって る 。

きれいごと は 言って られ ないだ ろ 。

( マツリ ) そう ね やり ましょう !

♪♪~

(( フギ : ほう お前 が ホウイチ か

まだ 若い ように 見える が 。

( ホウイチ ) はい 確かに 若く ございます 。

しかし 幼き 日 より ➡

分 福 様 の 流れ を くむ 法 力 を 学び ました 。

( フギ ) ほう 分 福 …。

( ホウイチ ) はい 。

我 愛 羅 様 は 風 影 に なった 今 でも ➡

里 に とって 危険な 存在 だ 。

それ が ある かぎり ➡

恐怖 に よる 支配 と いう 構図 が 変わる こと は ない 。

こ たび の 中 忍 試験 は 一 尾 ➡

守 鶴 を 抜く また と ない 機会 。

もっとも それ は ➡

あの お方 の 死 を も 意味 する こと だ が な 。

はい ))

《 フギ : まずは 風 影 を 自由に して ➡

塔 から おびき出す と する か 。

遠距離 感知 を 妨げて いた 結 界 を ➡

今 解き放つ 。

魔 の 砂漠 と 呼ば れる の は ➡

一 度 巻き込ま れたら 最後 ➡

生き延びる の は 難しい 大 砂 嵐 の せい 。

それゆえ 砂 の 探査 班 は ➡

常に 遠距離 感知 を 張り ➡

警戒 して いる 》

( ネジ ) う っ なに !?

( リ ー ) 何 です か あれ は !?

( テンテン ) ちょっと これ や ばい んじゃ ない ?

《 フギ : しかし 遠距離 感知 が 機能 して い なかったら ➡

どう なる か ?》

《 フギ : 今頃 本部 は 大騒ぎ だろう 》

大規模な 砂 嵐 が 突如 発生 し ました !

なんで 今 まで 見つけ られ なかった ?

それ が 何の 異常 も なかった のです 。

ええ こっち に も 全然 。

何者 か が 遠距離 感知 に 干渉 した ので は ?

( カンクロウ ) 結 界 でも 作って 感知 を 邪魔 して たって の か 。

誰 が 何の 目的 で ?

そんな こと より も ➡

受験 者 へ の 対策 が 先 だ 。

受験 者 は サバイバル する の も ➡

試験 の うち じゃ ねえ の か ?

この 砂 嵐 で か すぎ だ よ 。

全員 が 死 ん じ まったら 困る だろう が 。

チェッ 世話 が 焼ける や つら だ 。

二 次 試験 を 一 時 中断 。

受験 者 たち を シェルタ ー に 誘導 する 。

そこ の 2 人 風 影 様 を 頼む 。

あいつ 自分 で 救出 に 行く って 言い そうじゃ ん ?

絶対 に 表 に 出さ ない ように 。

(2 人 ) ハッ !

( テマリ ) 準備 は いい か ? ( みんな ) ハッ !

( カンクロウ ) 一 班 二 班 三 班 は 俺 と 。

( テマリ ) 残り の 班 は 私 と ともに 。

続け !

♪♪~

これほど 大規模な 砂 嵐 を ➡

感知 でき ず に いた と は 。

いったい 誰 が 邪魔 を して いた んだ ?

何も 起き なければ いい んだ が 。

ああ 。 そうだ な 。

くっ … 何 よ これ !?

砂 嵐 です 。 う っ 。

そんな こと 知って る わ よ ! ゴホッ ゴホッ 。

これ が 魔 の 砂漠 の 大 砂 嵐 か 。

思った 以上 に 規模 が で かい 。

このまま で は まずい な 。

ヌヌヌ …。 こいつ は ひで え な 。

だから とっとと 中央 塔 に 向かって りゃ よかった んだ よ !

( フウ ) 危な !

ん ? どうした の ? イテテ …。

何でもない …。

砂 嵐 か 。 これ で ますます 地 の 利 が 。

って いう レベル じゃ ない でしょ !

こいつ は ひどい な 。

ここ まで 巨大な 嵐 は 久しぶりだ 。

ああ 。 受験 者 は 大丈夫だろう か 。

そう だ な 。 あっ 風 影 様 は ?

大丈夫だ 。 おとなしく して おら れる 。

よかった 。 ああ 。

( テンテン ) うわ ぁ ! 一 寸 先 も 見え ない …。

( リ ー ) なん の これ しき ! 中央 塔 まで あと わずか 。

根性 で 乗り切り ましょう !

白 眼 !

根性 で 乗り切れる ような 規模 じゃ ない 。

この 近く で 砂 嵐 を やり 過ごせる 場所 を 探そう 。

目 が 目 が 開け られ ない 。

う っ … 砂 が 刺さる 。

グハッ … 息 が でき ない 。 ゴホッ ゴホッ 。

グッ … ダメ だ 。

これ を 使え 。 防 砂 マント だ 。

( カンクロウ ) 二 次 試験 は 一 時 中断 だ 。

お前 ら を シェルタ ー に 誘導 する 。

こんな 砂 嵐 なんか に 負け んじゃ ねえ !

( テマリ ) カマイタチ !

さあ 今 の うち に 進め 。

さっさと 急げ !

大丈夫な の ? リ ー 。

これ だけ 激しい 砂 嵐 だ と ➡

木 ノ 葉 の マント くらい じゃ どうにも なり ませ ん ね 。

( ネジ ) よし ならば …。

八 卦掌 回 天 !

テンテン ! 今 だ !

任せ と いて 。

砂 嵐 を 防ぐ ん なら あれ が 使え そう !

さあ この 中 に 入って 砂 嵐 を やり過ごす の よ !

( リ ー ) はい ! ( ネジ ) よし 。

( リ ー ) よく こんな もの を 用意 して い ました ね 。

まあ こういう こと で も ない と 私 の 出番 ない から ね 。

なるほど 。 さすが だ 。

( テンテン ) どっち か 否定 し なさい よ !

あっ …。 ( ユカタ ) もう ダメ 歩け ない …。

頑張れ ! もう 少し で 中央 塔 だ !

ほんとに 間違い ない の ?

さっき から 全然 到着 し ない けど 。

間違い ない ! うわ ぁ !

(2 人 ) あっ ! 見ろ !

隠れ 流 砂 だ ! 間違い なかった ぞ ! うわ ぁ !

( マツリ ) そんな こと 言って る 場合 じゃ ない でしょ !

う っ う っ … うわ ぁ ~!

ミコシ ! ああ !

しっかり ! ミコシ を 引っ張り 上げる わ よ !

うん ! う ぅ ~ ん !

( マツリ / ユカタ ) う ぅ ~ ん !

流さ れる ! う っ …。

(2 人 ) う ぅ ~ ん !

( マツリ / ユカタ ) う っ う ぅ ~!

( ホウイチ ) そろそろ か 。

ぐ っ … う ぅ …。

はっ … う っ …。

(2 人 ) う ぅ ~ ん !

もう 少し !

( マツリ ) さ ぁ つかまって !

ああ っ ! (3 人 ) うわ ぁ !

( ケゴン ) ペッ ペッ … たま ん ねぇ …。

( ヨウロウ ) 早い とこ 中央 塔 に 逃げ ない と ➡

遭難 して しまう ぞ 。

( マツリ たち ) うわ ぁ !

(( シブキ : う っ …。

シブキ !

( シブキ ) 大丈夫 。 俺 が 必ず 守る から 。

どうして …。 ん ?

どうして 守って くれた っす ?

お前 が 大切だ から に 決まって る だ ろ 。

だから お前 も 大切な 人 を 守れ 。

人 と 人 が つながれば この世 に 争い など なくなる 。

まずは 100 人 の 友 を 作る こと だ ))

どうした ? フウ 。

中央 塔 は あ っち だ ぞ 。

おい 聞いて る の か ? う っ !

( ケゴン ) シブキ 様 が ! ( ヨウロウ ) シブキ 様 の ため に !

シブキ も これ から あっし の する こと を ➡

きっと 喜んで くれる っす !

(2 人 ) ああ …。

(3 人 ) う っ う ぅ …。

ああ … う ぅ …。

ハッ !

よし ! おとなしく して る っす !

それ !

この …。

ん ?

砂 隠れ の 里 風 影 我 愛 羅 だ 。 滝 隠れ の フウ っす 。

なぜ 助けた ? お前 も 中 忍 試験 の 受験 者 だろう 。

ああ … 里 長 の シブキ が 教えて くれた っす 。

(( シブキ …。 多く の 人 は お前 の こと を ➡

誤解 して いる かも しれ ない 。

しかし お前 は 自分 の 周り の 人々 を ➡

大切に 思い 大切な 人 の ため に 尽くせば いい 。

そう すれば きっと …。 100 人 の 友 が できる っす ね !

え ? あ … ああ ))

きっと いつか 100 人 の 友 が できる って 教えて くれた っす !

そう か それ で か 。 え ?

お前 を 見て いて ある 男 を 思い出して いた が ➡

その 理由 が わかった 。

誰 なん す か ? その 男 って 。

お前 に よく 似た 男 だ 。 俺 は そい つと 戦い ➡

触れ合う こと で 他者 と 苦しみ や 悲しみ ➡

喜び も 分かち合う こと が できる んだ と 教え られた 。

へえ ~ そんな 男 が いる ん なら ➡

あっし も 会って 友達 に なり たい っす !

う … う ぅ …。

お前たち 何の 巻物 持って る っす ?

天 の 巻物 を …。

(3 人 ) あ …。 持っていく っす 。

ほ … ほんとです か ? 助かっちゃ った 。

ダメ よ 。 それ は いただけ ませ ん 。

どうして っす ? あっし は ➡

新しい 目的 が できた から いら ない し …。

私 たち は 我 愛 羅 様 に 教えて いただき ました 。

( マツリ ) 自分 の 力 で 自分 が 作った 壁 を ➡

打ち破り 勝つ 方法 を …。

どう やれば 結果 を つかむ こと が できる の か を 。

その 巻物 は のど から 手 が 出る ほど 欲しい けど ➡

あなた から 貰って は 二 次 試験 の 条件 を ➡

クリア した と は 言え ませ ん 。 私 たち は 私 たち の 力 で ➡

手 に 入れて みせ ます 。 わかった っす 。

( ケゴン / ヨウロウ ) フウ !!

捕まる と 面倒だ から んじゃ これ で 失礼 する っす !

さよなら 。

(3 人 ) ありがとう !

《 おもしろい やつ 。 いずれ また ➡

どこ か で会う こと も ある だろう 》

( ホウイチ ) 我 愛 羅 様 お 覚悟 ください 。

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 19 - 410 - 動き出した 陰謀 ||しっぷう|つたい|しーずん|うごきだした|いんぼう Naruto Shippuden - Season 19 - 410 - Conspiracy in Motion

( 我 愛 羅 ) 視 神経 が つながった 。 われ|あい|ら|し|しんけい||

( ケゴン ) フウ ! ( ヨウロウ ) 待て ! どこ へ 行く 気 だ ! |||まて|||いく|き|

( ケゴン ) 巻物 は 揃って る 。 まっすぐ 中央 塔 へ 向かう んだ ! |まきもの||そろって|||ちゅうおう|とう||むかう|

( フウ ) や ~ だ ! だって まだ 友達 一 人 も 出来て ない もん 。 |||||ともだち|ひと|じん||できて||

( フウ ) それ に もう 少し 遊んで から 行く っす ! ||||すこし|あそんで||いく|

( ヨウロウ ) おい ! 忘れた か ! ||わすれた|

中 忍 試験 は 滝 隠れ の 名 を あげる ため ! なか|おし|しけん||たき|かくれ||な|||

( ケゴン ) 下 忍 時代 の 風 影 の 97 分 と いう 記録 に は 及ば なくて も ➡ |した|おし|じだい||かぜ|かげ||ぶん|||きろく|||およば||

せめて せめて 一 番 槍 の ほまれ を ! ||ひと|ばん|やり|||

( フウ ) ひ ゃっ ほ ~ い ! ( ヨウロウ / ケゴン ) う っ ! 聞いて ない ! |||||||||きいて|

う ぅ …。 落ち着け 。 ああ 。 ||おちつけ|

( ヨウロウ ) フウ ! そんな こと で は 里 長 が お 嘆き に なら れ ます ぞ ! ||||||さと|ちょう|||なげき|||||

シブキ が ?

( ケゴン ) ああ そう だ 。 滝 隠れ の 名 を あげる の は ➡ ||||たき|かくれ||な||||

何より シブキ 様 の 願い 。 なにより||さま||ねがい

《 フウ : シブキ …》

シブキ 様 が 何と 思わ れる か 。 |さま||なんと|おもわ||

わかった わかった っす ! しかたない っす ね 。

《 ケゴン : フウ に は 里 長 の 名 を 出す の が いちばん だ な 》 ||||さと|ちょう||な||だす|||||

《 ヨウロウ : 理由 は わから ん が なぜ か 素直に なる 》 |りゆう|||||||すなおに|

フウ ! また ! どこ へ 行く ! ||||いく

中央 塔 に 決まって る っす ! ちゅうおう|とう||きまって||

( ヨウロウ / ケゴン ) なら 逆 ! あら ら っ 。 |||ぎゃく|||

《 カンクロウ : 砂 の 目 ならば 身 の 危険 は ない が ➡ |すな||め||み||きけん|||

我 愛 羅 の 考え が 変わって い ない 以上 …》 われ|あい|ら||かんがえ||かわって|||いじょう

《 テマリ : 気 を 抜く わけに は いか ない な 》 |き||ぬく|||||

我 愛 羅 飯 に し ない か ? われ|あい|ら|めし||||

ああ 時間 も 時間 だ しな 。 |じかん||じかん||

( 我 愛 羅 ) いや 今 は いい 。 ( カンクロウ ) そう か 。 われ|あい|ら||いま|||||

( テマリ ) フラ れた な 。 ( カンクロウ ) だ な 。

ん っ !

( マツリ ) どこ へ 向かって る の ? ( ミコシ ) ああ 中央 塔 に 行く 。 |||むかって|||||ちゅうおう|とう||いく

( マツリ ) 待って ! まだ 巻物 揃って ない ! |まって||まきもの|そろって|

( ミコシ ) 頭 を 使う んだ 俺 たち に は 地 の 利 が ある 。 |あたま||つかう||おれ||||ち||り||

( ユカタ ) 私 たち が 持って る の 地 の 巻物 じゃ なくて ➡ |わたくし|||もって|||ち||まきもの||

天 の ほう だ けど ? てん||||

そういう 意味 じゃ ない ! |いみ||

( ミコシ ) 天 と 地 の 書 の 巻物 を 手 に 入れた 者 は ➡ |てん||ち||しょ||まきもの||て||いれた|もの|

他の 班 から 狙わ れる 。 だ から ➡ たの|はん||ねらわ|||

一目散に 中央 塔 に 向かう はずだ 。 いちもくさんに|ちゅうおう|とう||むかう|

ところが その 周囲 に は ➡ ||しゅうい||

さまざまな トラップ が 仕掛け られて いる 。 |||しかけ||

この 東 の ル ー ト を 除いて は な 。 |ひがし||||||のぞいて||

( マツリ ) 東 の ル ー ト は 何も ない の ? |ひがし||||||なにも||

( ユカタ ) そ したら みんな 東 の ル ー ト を 使う んじゃ ない ? ||||ひがし||||||つかう||

ところが ここ に は 自然の 隠れ 流 砂 が ある んだ 。 ||||しぜんの|かくれ|りゅう|すな|||

( ミコシ ) そこ に 落ちて 抜け出せ なく なった 連中 から ➡ |||おちて|ぬけだせ|||れんちゅう|

巻物 を 奪う って 寸法 さ 。 いい 案 だ ろ 。 まきもの||うばう||すんぽう|||あん||

さすが ! でも ちょっと 気 が 引ける ね 。 |||き||ひける|

( ミコシ ) 二 次 試験 合格 が かかって る 。 |ふた|つぎ|しけん|ごうかく|||

きれいごと は 言って られ ないだ ろ 。 ||いって|||

( マツリ ) そう ね やり ましょう !

♪♪~

(( フギ : ほう お前 が ホウイチ か ||おまえ|||

まだ 若い ように 見える が 。 |わかい|よう に|みえる|

( ホウイチ ) はい 確かに 若く ございます 。 ||たしかに|わかく|

しかし 幼き 日 より ➡ |おさなき|ひ|

分 福 様 の 流れ を くむ 法 力 を 学び ました 。 ぶん|ふく|さま||ながれ|||ほう|ちから||まなび|

( フギ ) ほう 分 福 …。 ||ぶん|ふく

( ホウイチ ) はい 。

我 愛 羅 様 は 風 影 に なった 今 でも ➡ われ|あい|ら|さま||かぜ|かげ|||いま|

里 に とって 危険な 存在 だ 。 さと|||きけんな|そんざい|

それ が ある かぎり ➡

恐怖 に よる 支配 と いう 構図 が 変わる こと は ない 。 きょうふ|||しはい|||こうず||かわる|||

こ たび の 中 忍 試験 は 一 尾 ➡ |||なか|おし|しけん||ひと|お

守 鶴 を 抜く また と ない 機会 。 しゅ|つる||ぬく||||きかい

もっとも それ は ➡

あの お方 の 死 を も 意味 する こと だ が な 。 |おかた||し|||いみ|||||

はい ))

《 フギ : まずは 風 影 を 自由に して ➡ ||かぜ|かげ||じゆうに|

塔 から おびき出す と する か 。 とう||おびきだす|||

遠距離 感知 を 妨げて いた 結 界 を ➡ えんきょり|かんち||さまたげて||けつ|かい|

今 解き放つ 。 いま|ときはなつ

魔 の 砂漠 と 呼ば れる の は ➡ ま||さばく||よば|||

一 度 巻き込ま れたら 最後 ➡ ひと|たび|まきこま||さいご

生き延びる の は 難しい 大 砂 嵐 の せい 。 いきのびる|||むずかしい|だい|すな|あらし||

それゆえ 砂 の 探査 班 は ➡ |すな||たんさ|はん|

常に 遠距離 感知 を 張り ➡ とわに|えんきょり|かんち||はり

警戒 して いる 》 けいかい||

( ネジ ) う っ なに !?

( リ ー ) 何 です か あれ は !? ||なん||||

( テンテン ) ちょっと これ や ばい んじゃ ない ?

《 フギ : しかし 遠距離 感知 が 機能 して い なかったら ➡ ||えんきょり|かんち||きのう|||

どう なる か ?》

《 フギ : 今頃 本部 は 大騒ぎ だろう 》 |いまごろ|ほんぶ||おおさわぎ|

大規模な 砂 嵐 が 突如 発生 し ました ! だいきぼな|すな|あらし||とつじょ|はっせい||

なんで 今 まで 見つけ られ なかった ? |いま||みつけ||

それ が 何の 異常 も なかった のです 。 ||なんの|いじょう|||の です

ええ こっち に も 全然 。 ||||ぜんぜん

何者 か が 遠距離 感知 に 干渉 した ので は ? なにもの|||えんきょり|かんち||かんしょう|||

( カンクロウ ) 結 界 でも 作って 感知 を 邪魔 して たって の か 。 |けつ|かい||つくって|かんち||じゃま||||

誰 が 何の 目的 で ? だれ||なんの|もくてき|

そんな こと より も ➡

受験 者 へ の 対策 が 先 だ 。 じゅけん|もの|||たいさく||さき|

受験 者 は サバイバル する の も ➡ じゅけん|もの|||||

試験 の うち じゃ ねえ の か ? しけん||||||

この 砂 嵐 で か すぎ だ よ 。 |すな|あらし|||||

全員 が 死 ん じ まったら 困る だろう が 。 ぜんいん||し||||こまる||

チェッ 世話 が 焼ける や つら だ 。 |せわ||やける|||

二 次 試験 を 一 時 中断 。 ふた|つぎ|しけん||ひと|じ|ちゅうだん

受験 者 たち を シェルタ ー に 誘導 する 。 じゅけん|もの||||||ゆうどう|

そこ の 2 人 風 影 様 を 頼む 。 ||じん|かぜ|かげ|さま||たのむ

あいつ 自分 で 救出 に 行く って 言い そうじゃ ん ? |じぶん||きゅうしゅつ||いく||いい|そう じゃ|

絶対 に 表 に 出さ ない ように 。 ぜったい||ひょう||ださ||よう に

(2 人 ) ハッ ! じん|

( テマリ ) 準備 は いい か ? ( みんな ) ハッ ! |じゅんび|||||

( カンクロウ ) 一 班 二 班 三 班 は 俺 と 。 |ひと|はん|ふた|はん|みっ|はん||おれ|

( テマリ ) 残り の 班 は 私 と ともに 。 |のこり||はん||わたくし||

続け ! つづけ

♪♪~

これほど 大規模な 砂 嵐 を ➡ |だいきぼな|すな|あらし|

感知 でき ず に いた と は 。 かんち||||||

いったい 誰 が 邪魔 を して いた んだ ? |だれ||じゃま||||

何も 起き なければ いい んだ が 。 なにも|おき||||

ああ 。 そうだ な 。 |そう だ|

くっ … 何 よ これ !? |なん||

砂 嵐 です 。 う っ 。 すな|あらし|||

そんな こと 知って る わ よ ! ゴホッ ゴホッ 。 ||しって|||||

これ が 魔 の 砂漠 の 大 砂 嵐 か 。 ||ま||さばく||だい|すな|あらし|

思った 以上 に 規模 が で かい 。 おもった|いじょう||きぼ|||

このまま で は まずい な 。

ヌヌヌ …。 こいつ は ひで え な 。

だから とっとと 中央 塔 に 向かって りゃ よかった んだ よ ! ||ちゅうおう|とう||むかって||||

( フウ ) 危な ! |あぶな

ん ? どうした の ? イテテ …。

何でもない …。 なんでもない

砂 嵐 か 。 これ で ますます 地 の 利 が 。 すな|あらし|||||ち||り|

って いう レベル じゃ ない でしょ !

こいつ は ひどい な 。

ここ まで 巨大な 嵐 は 久しぶりだ 。 ||きょだいな|あらし||ひさしぶりだ

ああ 。 受験 者 は 大丈夫だろう か 。 |じゅけん|もの||だいじょうぶだろう|

そう だ な 。 あっ 風 影 様 は ? ||||かぜ|かげ|さま|

大丈夫だ 。 おとなしく して おら れる 。 だいじょうぶだ||||

よかった 。 ああ 。

( テンテン ) うわ ぁ ! 一 寸 先 も 見え ない …。 |||ひと|すん|さき||みえ|

( リ ー ) なん の これ しき ! 中央 塔 まで あと わずか 。 ||||||ちゅうおう|とう|||

根性 で 乗り切り ましょう ! こんじょう||のりきり|

白 眼 ! しろ|がん

根性 で 乗り切れる ような 規模 じゃ ない 。 こんじょう||のりきれる||きぼ||

この 近く で 砂 嵐 を やり 過ごせる 場所 を 探そう 。 |ちかく||すな|あらし|||すごせる|ばしょ||さがそう

目 が 目 が 開け られ ない 。 め||め||あけ||

う っ … 砂 が 刺さる 。 ||すな||ささる

グハッ … 息 が でき ない 。 ゴホッ ゴホッ 。 |いき|||||

グッ … ダメ だ 。

これ を 使え 。 防 砂 マント だ 。 ||つかえ|ふせ|すな||

( カンクロウ ) 二 次 試験 は 一 時 中断 だ 。 |ふた|つぎ|しけん||ひと|じ|ちゅうだん|

お前 ら を シェルタ ー に 誘導 する 。 おまえ||||||ゆうどう|

こんな 砂 嵐 なんか に 負け んじゃ ねえ ! |すな|あらし|||まけ||

( テマリ ) カマイタチ !

さあ 今 の うち に 進め 。 |いま||||すすめ

さっさと 急げ ! |いそげ

大丈夫な の ? リ ー 。 だいじょうぶな|||

これ だけ 激しい 砂 嵐 だ と ➡ ||はげしい|すな|あらし||

木 ノ 葉 の マント くらい じゃ どうにも なり ませ ん ね 。 き||は|||||||||

( ネジ ) よし ならば …。

八 卦掌 回 天 ! やっ|けてのひら|かい|てん

テンテン ! 今 だ ! |いま|

任せ と いて 。 まかせ||

砂 嵐 を 防ぐ ん なら あれ が 使え そう ! すな|あらし||ふせぐ|||||つかえ|

さあ この 中 に 入って 砂 嵐 を やり過ごす の よ ! ||なか||はいって|すな|あらし||やりすごす||

( リ ー ) はい ! ( ネジ ) よし 。

( リ ー ) よく こんな もの を 用意 して い ました ね 。 ||||||ようい||||

まあ こういう こと で も ない と 私 の 出番 ない から ね 。 |||||||わたくし||でばん|||

なるほど 。 さすが だ 。

( テンテン ) どっち か 否定 し なさい よ ! |||ひてい|||

あっ …。 ( ユカタ ) もう ダメ 歩け ない …。 ||||あるけ|

頑張れ ! もう 少し で 中央 塔 だ ! がんばれ||すこし||ちゅうおう|とう|

ほんとに 間違い ない の ? |まちがい||

さっき から 全然 到着 し ない けど 。 ||ぜんぜん|とうちゃく|||

間違い ない ! うわ ぁ ! まちがい|||

(2 人 ) あっ ! 見ろ ! じん||みろ

隠れ 流 砂 だ ! 間違い なかった ぞ ! うわ ぁ ! かくれ|りゅう|すな||まちがい||||

( マツリ ) そんな こと 言って る 場合 じゃ ない でしょ ! |||いって||ばあい|||

う っ う っ … うわ ぁ ~!

ミコシ ! ああ !

しっかり ! ミコシ を 引っ張り 上げる わ よ ! |||ひっぱり|あげる||

うん ! う ぅ ~ ん !

( マツリ / ユカタ ) う ぅ ~ ん !

流さ れる ! う っ …。 ながさ|||

(2 人 ) う ぅ ~ ん ! じん|||

( マツリ / ユカタ ) う っ う ぅ ~!

( ホウイチ ) そろそろ か 。

ぐ っ … う ぅ …。

はっ … う っ …。

(2 人 ) う ぅ ~ ん ! じん|||

もう 少し ! |すこし

( マツリ ) さ ぁ つかまって !

ああ っ ! (3 人 ) うわ ぁ ! ||じん||

( ケゴン ) ペッ ペッ … たま ん ねぇ …。

( ヨウロウ ) 早い とこ 中央 塔 に 逃げ ない と ➡ |はやい||ちゅうおう|とう||にげ||

遭難 して しまう ぞ 。 そうなん|||

( マツリ たち ) うわ ぁ !

(( シブキ : う っ …。

シブキ !

( シブキ ) 大丈夫 。 俺 が 必ず 守る から 。 |だいじょうぶ|おれ||かならず|まもる|

どうして …。 ん ?

どうして 守って くれた っす ? |まもって||

お前 が 大切だ から に 決まって る だ ろ 。 おまえ||たいせつだ|||きまって|||

だから お前 も 大切な 人 を 守れ 。 |おまえ||たいせつな|じん||まもれ

人 と 人 が つながれば この世 に 争い など なくなる 。 じん||じん|||このよ||あらそい||

まずは 100 人 の 友 を 作る こと だ )) |じん||とも||つくる||

どうした ? フウ 。

中央 塔 は あ っち だ ぞ 。 ちゅうおう|とう|||||

おい 聞いて る の か ? う っ ! |きいて|||||

( ケゴン ) シブキ 様 が ! ( ヨウロウ ) シブキ 様 の ため に ! ||さま||||さま|||

シブキ も これ から あっし の する こと を ➡

きっと 喜んで くれる っす ! |よろこんで||

(2 人 ) ああ …。 じん|

(3 人 ) う っ う ぅ …。 じん||||

ああ … う ぅ …。

ハッ !

よし ! おとなしく して る っす !

それ !

この …。

ん ?

砂 隠れ の 里 風 影 我 愛 羅 だ 。 滝 隠れ の フウ っす 。 すな|かくれ||さと|かぜ|かげ|われ|あい|ら||たき|かくれ|||

なぜ 助けた ? お前 も 中 忍 試験 の 受験 者 だろう 。 |たすけた|おまえ||なか|おし|しけん||じゅけん|もの|

ああ … 里 長 の シブキ が 教えて くれた っす 。 |さと|ちょう||||おしえて||

(( シブキ …。 多く の 人 は お前 の こと を ➡ |おおく||じん||おまえ|||

誤解 して いる かも しれ ない 。 ごかい|||||

しかし お前 は 自分 の 周り の 人々 を ➡ |おまえ||じぶん||まわり||ひとびと|

大切に 思い 大切な 人 の ため に 尽くせば いい 。 たいせつに|おもい|たいせつな|じん||||つくせば|

そう すれば きっと …。 100 人 の 友 が できる っす ね ! |||じん||とも||||

え ? あ … ああ ))

きっと いつか 100 人 の 友 が できる って 教えて くれた っす ! ||じん||とも||||おしえて||

そう か それ で か 。 え ?

お前 を 見て いて ある 男 を 思い出して いた が ➡ おまえ||みて|||おとこ||おもいだして||

その 理由 が わかった 。 |りゆう||

誰 なん す か ? その 男 って 。 だれ|||||おとこ|

お前 に よく 似た 男 だ 。 俺 は そい つと 戦い ➡ おまえ|||にた|おとこ||おれ||||たたかい

触れ合う こと で 他者 と 苦しみ や 悲しみ ➡ ふれあう|||たしゃ||くるしみ||かなしみ

喜び も 分かち合う こと が できる んだ と 教え られた 。 よろこび||わかちあう||||||おしえ|

へえ ~ そんな 男 が いる ん なら ➡ ||おとこ||||

あっし も 会って 友達 に なり たい っす ! ||あって|ともだち||||

う … う ぅ …。

お前たち 何の 巻物 持って る っす ? おまえたち|なんの|まきもの|もって||

天 の 巻物 を …。 てん||まきもの|

(3 人 ) あ …。 持っていく っす 。 じん||もっていく|

ほ … ほんとです か ? 助かっちゃ った 。 |ほんと です||たすかっちゃ|

ダメ よ 。 それ は いただけ ませ ん 。

どうして っす ? あっし は ➡

新しい 目的 が できた から いら ない し …。 あたらしい|もくてき||||||

私 たち は 我 愛 羅 様 に 教えて いただき ました 。 わたくし|||われ|あい|ら|さま||おしえて||

( マツリ ) 自分 の 力 で 自分 が 作った 壁 を ➡ |じぶん||ちから||じぶん||つくった|かべ|

打ち破り 勝つ 方法 を …。 うちやぶり|かつ|ほうほう|

どう やれば 結果 を つかむ こと が できる の か を 。 ||けっか||||||||

その 巻物 は のど から 手 が 出る ほど 欲しい けど ➡ |まきもの||||て||でる||ほしい|

あなた から 貰って は 二 次 試験 の 条件 を ➡ ||もらって||ふた|つぎ|しけん||じょうけん|

クリア した と は 言え ませ ん 。 私 たち は 私 たち の 力 で ➡ ||||いえ|||わたくし|||わたくし|||ちから|

手 に 入れて みせ ます 。 わかった っす 。 て||いれて||||

( ケゴン / ヨウロウ ) フウ !!

捕まる と 面倒だ から んじゃ これ で 失礼 する っす ! つかまる||めんどうだ|||||しつれい||

さよなら 。

(3 人 ) ありがとう ! じん|

《 おもしろい やつ 。 いずれ また ➡

どこ か で会う こと も ある だろう 》 ||であう||||

( ホウイチ ) 我 愛 羅 様 お 覚悟 ください 。 |われ|あい|ら|さま||かくご|