NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 2 - 044 - 戦い の 顛末
( 大 蛇 丸 ) 本当に 礼儀 を 知ら ない 子 ね 。
♪♪~
目上 の 人間 に 話しかける とき は ➡
ちゃんと 顔 を 見せて 話す の が 礼儀 よ 。
♪♪~
( ナルト ) ぐ あぁ ぁぁ っ !!
ぐ わ っ ぐ ぅぅ っ …。
ぐ っ ぐ ぁっ …。
ぐ っ … ぐ あぁ ぁぁ っ !!
《 サクラ : あんなに 傷 だらけ に なって …》
ぐ あぁ ぁぁ ぁっ !!
♪♪~
( ヤマト ) 終わった か 。
ナルト ~ ッ !!
いい わ … 聞き ましょう 。
( サイ ) 実は ダンゾウ 様 は あの 木 ノ 葉 崩し 以来 ➡
大 蛇 丸 様 と の 接触 の 機会 を ➡
ずっと 切望 さ れて おいで でした 。
♪♪~
ハァ … ハァ … ハァ …。
♪♪~
《 サクラ : 傷 の 治り が 遅い …。
今 まで の ナルト なら 九 尾 の チャクラ で 回復 が もっと 早かった のに 》
(( 自 来 也 : ナルト は 九 尾 状態 に おいて ➡
チャクラ が 象る 妖狐 の 衣 に 守ら れて いる ように みえる が ➡
実際 に は 逆に 妖狐 の 衣 に よって 体 に ダメ ー ジ を 受け 続けて いた 。
4 本 目 の 尾 が 出た とき 妖狐 の 衣 を まとった やつ の 体 は ➡
血まみれ … 重傷 を 負い ながら 暴れて いた ))
《 自 来 也様 の 言って いた 4 本 目 が …➡
まさか これほど と は …》
う っ …!
ヤマト 隊長 …。
ナルト を 止めた さっき の 術 …。
( サクラ ) あの 術 私 に も 教えて くれ ませ ん か 。
それ は ムリ だ よ 。
木 ノ 葉 の 中 で あの 術 を 使える の は ➡
初代 様 の 細胞 と 適合 できた ボク だけ さ 。
あの 術 は 九 尾 の チャクラ を ムリヤリ 力 で 押さえ 込む もの で ➡
その ため の 特別な 力 を もた ない 者 に は ➡
決して 使いこなせる もの で は ない んだ 。
実験 体 である コピ ー の ボク の 力 は ➡
オリジナル の 初代 様 と まで は いか ない けど ね 。
ナルト が 首 に かけて いる もの は ➡
初代 火影 様 の 持って いた 物 で ね …。
( ヤマト ) 初代 火影 様 の チャクラ に だけ 呼応 する ➡
チャクラ の 結晶 石 な んだ よ 。
( ヤマト ) その 首 飾り で 人 柱 力 の チャクラ を 制御 できる 。
初代 火影 様 が 火影 たり えた の も ➡
この 力 が あった から だ と いわ れて いる 。
ボク が この 隊 の 隊長 に 選ば れた 理由 も それ さ 。
♪♪~
いつも そう …。
私 が ナルト に して あげ られる の は ➡
ほんの 小さな こと だけ …。
できる こと の 大きい 小さい は 問題 じゃ ない よ 。
( ヤマト ) 大切な の は …。
ナルト を 思う 気持 の 大き さ でしょ 。
サクラ … 君 を 見て いたら わかる 。
君 は 本当 は …。 サクラ … ちゃん …。
いて てっ …。
ナルト …!
あれ … オレ どうした ん だ っけ ?
大 蛇 丸 の 野郎 を 追っかけて …。
それ から …。
それ から … それ から 何 した んだ っけ ?
なぁ サクラ ちゃん …。
あれ ? サクラ ちゃん なんで 泣いて ん だって ば よ ?
う ぅん 目 に ゴミ が …。
あぁ っ ! さては 毒舌 の サイ に ➡
また 何 か 傷つく こと 言わ れた んだ な !
ブス ! と か 怪力 ! と か 。
あの 野郎 …。
サイ は 怪力 なんて 言って ない でしょう が !
あれ ? そ っ そう だ っけ ?
勝手に 増やす な … この 野郎 !
そう いえば ヤマト 隊長 サイ は ?
ダンゾウ 様 の 話 は 以上 です 。
興味深い 話 ね 。
で その 話 何 を 根拠 に 信じれば いい の ?
♪♪~
( カブト ) どういう こと です ?
ま ぁ 落ち着き なさい カブト 。
( 大 蛇 丸 ) その 子 は 今日 から 私 たち の 部下 に なる の よ 。
信用 できる んです か ?
この 男 …。
そこ の 封筒 の 中 を 見て ください 。
ダンゾウ 様 から あなた へ です 。
♪♪~
これ は …。
中身 は ?
カブト … その 子 を 放して やり なさい 。
その 子 も 一緒に 連れて いく わ 。
♪♪~
サイ と やら … じゃあ 行こう かしら 。
♪♪~
やはり な …。
ヤマト 隊長 ? ん ?
サイ は …。 ( 通信 機 の 音 )
少し 待って くれ !
ん ?
《 橋 が …》
アイツ に は 一応 温泉 地 で 仕込んで おいた けど な 。
ま ぁ いい か … このまま で 追って やる !
こう 見えて も 追跡 は 得意な ほう で ね 。
ヤマト 隊長 …。 あぁ そう だった ね 。
サイ なら 今 大 蛇 丸 と 一緒に 移動 中 だ よ 。
あっ …。 えっ ?
一緒に !?
どういう こと です ?
2 人 と も ボク に ついてき な !
♪♪~
まだ 土 が やわらかい って ば よ 。
♪♪~
橋 は 壊れて る し ここ は こんなに な っち まって …。
いったい 何 が あった んだ って ば よ !
覚えて ない の か ?
えっ ?
う ~ ん …。
《 やはり 自 来 也様 が おっしゃって いた とおり か …》
(( 自 来 也 : 怒り が 引き金 と なり ➡
妖狐 の 尾 が 生え 増えて いった 。
その 妖狐 の 尾 が 3 本 目 の とき まで は ➡
アイツ も 意識 を 保って いた が ➡
4 本 目 で ついに 見境 が なくなり ➡
破壊 衝動 に 支配 さ れて いった ))
♪♪~
そう いえば オレ って なんで 気絶 して た んだ ?
♪♪~
( サクラ ) 大 蛇 丸 に やられて ➡
気絶 して いた の よ …。 えっ ?
マジ かよ !? チクショウ !!
サイ の 荷物 が 散らばって る …。
でも … なぜ この 絵本 が …?
(( へ ぇ ~ 絵本 か ぁ 。
それ 行く 途中 に 見せて もらって も いい ?
それ は ダメ だ よ 。
これ … まだ 完成 して ない から …。
それ に … 人 に は 渡さ ない こと に して る んだ 。
( サイ ) これ は … 兄さん のだ から ね ))
この 絵本 は サイ に とって は 大切な もの の はず …。
それ を こんな ところ へ …。
( ヤマト ) そんな 大切な もの を 置いて いく くらい だ 。
( ヤマト ) さしも の アイツ も ➡
大 蛇 丸 を 前 に 緊張 して いた の か な 。
まるで 見て いた みたいに 知っている んです ね 。
( ヤマト ) さっき まで ボク の 木 分身 を ここ に おいて ➡
ここ に 仕込んで ある 無線 で ➡
連絡 を 取り合って いた から な 。
サイ に … 何 が あった んです か !?
サイ は … ここ で 大 蛇 丸 と 会話 の やりとり を した あと ➡
大 蛇 丸 と カブト の あと に ついていった …。
えっ !? どういう こと だって ば よ !?
会話 の 内容 は ?
( ヤマト ) 会話 は 遠くて 聞き取れ なかった みたいだ 。
う ~ ん … なんの 話 を した んだろう ?
脅さ れて 連れて いか れた の かも 。
いや … そんな 感じ じゃ なかった 。
自ら 大 蛇 丸 に 近づき 何 か を 渡して いた 。
まるで 大 蛇 丸 に 取り入ろう と する か の ように ね 。
ちょ … ちょっと 待って くれ って ば よ !
いくら アイツ が すげ え イヤ な ヤツ でも オレ たち を 裏切る なんて こと は …。
いや … ある かも …。
♪♪~
(( 綱 手 : 昔 … 三 代 目 火影 の イス を 巡って ➡
亡き 猿 飛 先生 と 争った 人物 だ 。
( 綱 手 ) 三 代 目 と は 違い ガチガチ な 合理 的 思考 に 基づく 強硬 ➡
武闘 派 路線 の 主導 者 で …➡
サイ の 上司 だ 。
初代 火影 の 孫 で ➡
穏健 派 だった 三 代 目 の 教え子 の 私 が 嫌いな の さ …))
♪♪~
ヤマト 隊長 は ダンゾウ って 人 の こと …。 ( ヤマト ) 知っている よ 。
誰 なん だって ば よ ? それ …。
かつて 三 代 目 と 対立 した タカ 派 の 男 …。
サイ の 上司 で …➡
三 代 目 の 意志 を よく 思って ない じじ いよ …。
ダンゾウ は サイ を 使って ➡
何 か を しよう と して いる の かも しれ ない …。
♪♪~
もしかすると … サイ は その ダンゾウ から ➡
ボク ら の 隊 の 任務 と は 別の …➡
何らか の 極秘 任務 を …➡
命ぜ られて いた 可能 性 も ある な …。
な っ …!? それ じゃあ アイツ は オレ たち と の 任務 を 利用 して ➡
大 蛇 丸 の ヤツ と 接触 する ため に 動いて たって こと か !?
そういう こと ね 。
ここ から さらに 強引な 推測 だ が …➡
考え られ ない こと も ない こと と … 心して 聞いて くれ 。
♪♪~
ダンゾウ は …➡
今 の 木 ノ 葉 を 潰す 気 かも しれ ない !
( チャイム )
今日 は 「 初代 火影 の 首 飾り 」 に ついて だ 。
初代 火影 の 持ち物 だった この 首 飾り に は ➡
特殊な 鉱石 が 使わ れて いて ➡
売れば 山 3 つ は 買える と いわ れる 代物 だ 。
初代 火影 の 孫 綱 手 様 に とって は ➡
お じい さま の 形見 と いう わけだ 。
かつて 綱 手 様 は この 首 飾り を 弟 の 縄 樹 君 。
そして 恋人 の ダン さん に プレゼント した こと が あった 。
しかし 最愛 の 2 人 は 共に 戦乱 の なか ➡
志 半ば で 命 を 落として しまった 。
以来 この 首 飾り は 綱 手 様 以外 の 持ち主 を 認め ず ➡
着けた 人間 は 必ず 死ぬ と 言わ れる ように なった 。
それ から 長い 年月 が 経ち ➡
首 飾り は 2 人 と 同じ 夢 を もつ 少年 に 託さ れた 。
それ が ナルト だ 。
吉 と 出る か 凶 と 出る か …。
これ こそ が 綱 手 様 の 最大 の ギャンブル な の かも しれ ない な 。