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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン20 - 453 - 命の痛み

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 453 - 命 の 痛み

♪♪~

( イタチ ) 父さん 。

( フガク ) で は この 件 は また 後日 。

父さん 。 ( フガク ) 任務 の 帰り か ? イタチ 。

うん 。

お前 と こうして 歩く の も 久しい な 。

俺 も もう 下 忍 。 任務 が ある から ね 。

あ … そう か 。

そう だ な 。 うち は が ここ へ 移って から …。

♪♪~

もう 3 年 か 。

里 の 辺境 に 追いやら れ →

うち は の 権威 を 失墜 さ せる 上層 部 の やり 方 に →

不満 を 持つ 声 は 今 も 根強い 。

それ は お前 も 知っている な ? うん …。

我ら は いつしか 権威 を 取り戻し 闇 の 中 から 陽 の 当たる …。

父さん 見て 。 うん ?

ああ … うん 。 ハハハ 。

何 が おかしい ?

ごめん 父さん 。 父さん は うち は の 顔 だ から ね 。

俺 も 一緒に 歩けて 鼻 が 高い よ 。

世辞 を 言う な 。

お前 の 好物 でも 買って 帰る か ?

うん !

売り切れ で は しかたない な 。

( イズミ ) イタチ 君 ?

( イタチ ) イズミ …。

( イズミ ) ごめん ね イタチ 君 。

お 父さん と 一緒だった のに よかった の ?

ああ いい んだ 。

久しぶりだ ね 。 うん 。

イタチ 君 が 下 忍 に なって 以来 かな 。

あっ ごめん ね 。 あの とき お 祝い も 何も し なくて 。

って いう か おめでとう も 言って なかった よ ね 。

本当に ごめん ね 。

そんなに 何度 も 謝ら なくて も 。

あの … お 祝い の 代わり に は なら ない だろう けど →

こんな もの で よかったら 1 つ どう ?

( イズミ ) これ お 母さん の 好きな だんご 屋 さん の 三 色 だんご で …。

って イタチ 君 みたいに 成績 優秀 で 忍術 も 体 術 も 万能 で →

飛び級 で アカデミ ー を 卒業 しちゃ う 一族 自慢 の 男の子 が →

甘い もの なんて 食べ ない よ ね 。

ごめん ね 。 私 ったら 勝手に …。

でも せっかく 出した んだ から →

私 だけ でも 食べよう か な 。

もし かして 食べ たい の ?

ウフフッ 。

おかしい かな ? う うん そう じゃ ない の 。

知り合って だいぶ 経つ けど →

イタチ 君 の 好物 なんて 知ら なかった から 。

好物 に 成績 の 上下 も 男 も 女 も 関係ない だ ろ 。

うん そう だ ね 。 ごめん ね 。

フッ ウフフフッ …。

ごめん 。 ウフフッ 。

だって イタチ 君 写 輪 眼 でも 出し そうな 勢い だった んだ もん 。

ウフフッ 。

あ ~ おかしかった 。

もう 笑わ ない 。 ごめん ね イタチ 君 。

ごめん ごめん 。 お 詫び に 本当に お 礼 を さ せて 。

何 か 欲しい もの と か ない の ?

欲しい もの ? うん 。

《 イタチ : そう いえば 彼女 は …》

うん 。 そうだ よ ね 。

でも それ は 私 に は あげ られ ない よ 。

うん 。

( テンマ ) おい !

( テンマ ) 次の 任務 だ 。 いちゃ ついて んじゃ ねえ ぞ 。

いちゃ ついて なんて いま せ ん !

イタチ 君 。

私 に は あげ られ ない けど 祈って る よ 。

写 輪 眼 早く 開眼 する と いいね 。

その とき は おめでとう って 言わ せて ね 。

( 猫 バア ) この 前 買って いった →

クナイ の 使い 勝手 は どう だった ? イタチ 。

( イタチ ) はい なかなか の もの でした 。

( 猫 バア ) なかなか か … 言って くれる ねぇ 。

軽量 化 と 切れ味 を 両立 さ せた 代物 だ よ 。

よそ で 同じ もの を 買おう と したら あの 値段 じゃ きか ない よ 。

父 から も 礼 を 言って おけ と 申し つかって ます 。

ハァ ! 礼 なん ざ いら ない から →

今回 の 依頼 料 まけて もらえ ない かね 隊長 さん 。

( ユウキ ) それ と これ と は また 別の 話 です から 。

そりゃ そう だ けど さ …。

( ユウキ ) さあ ! と いう わけで 任務 だ みんな 。

内容 は 理解 して る よ ね ?

わ っか ん ねえ よ 水無月 先生 ! 猫 見つける だけ だ ろ ?

なんで こんな もの つけ なきゃ な ん ねえ んだ よ !

( シンコ ) テンマ は 相変わらず しゃ ~ しか ねぇ 。

あ ? なんだ よ ! 文句 あん の か ?

コラッ ! 騒ぐ で ない !

たまき が 起きる じゃ ろ 。

依頼 した の は ただ の 迷い 猫 捜し で は ない 。

忍 猫 の 捜索 じゃ 。

それ も 猫 の 集う 地底 の 猫 魔 殿 じゃ から な 。

( シンコ ) ほ ~ やけん この 猫 語 の わかる 忍 具 …。

猫 具 ? が 必要に なる ニャン じゃ ね ~。

だけど よ 諜報 活動 だけ なら …。

わ ぁ ! アンタ よう 似合う と うね ~!

テメエ … アカデミ ー 首席 卒業 の 意地 っ つうか →

恥 って もん は ねえ の かよ !

恥 ? 任務 の 遂行 に 見た目 は 関係ない と 思い ます が 。

あっ !? ( ユウキ ) は いはい ! ケンカ し ないで ね 。

これ が 依頼 の 忍 猫 の 写真 ね 。

コイツ は …。

( シンコ ) ニャニャニャ ~!

ほん な こと を ニャン ちゃん ば り おお か と ニャ ~!

それ 付けて んだ から ヘタ な 猫 語 は いら ねえ っつ うんだ よ 。

そもそも 方言 きっ つい んだ から より わかん ねえ だ ろ 。

んだ よ !

に … 任務 なんだ から しか たね えだ ろ !

った く … 一族 の 恥 だ ぜ 。

そげ ん ことば 言って バリバリ 似合う とうや ~ ん !

何 が おかしい ? バカ に しや が って ! ( ユウキ ) は いはい !

まずは 情報 収集 。

僕 と イタチ テンマ と シンコ の 二 班 に 分かれる よ 。

散 !

チッ 。

俺 たち も いく ぞ 。

♪♪~

意外に 早く わかった な 。

イタチ テンマ たち と 合流 しよう 。

わかり ました 呼んで き ます 。

( 猫 の 鳴き声 )

で ど げん した と ?

ど げん も こげ ん も ねえ よ 。

いや ある の か …。

今回 の 任務 … つうか あの 忍 描 の こと だ けど よ →

ソイツ が ちょっと 特殊な 猫 らしい んだ わ 。

は あ ? アンタ いつ から 猫 博士 に なった と ね ?

そんな ん じゃ ねえ ! 俺 ら の 一族 の 長 …。

つうか 親父 が 病気 で よ 。

治療 の 漢方 薬 に その 忍 描 の ヒゲ が いる らしい んだ わ 。

なら 取ったら い いっちゃ ない ?

い いい よ な ?

知ら ん 。

知らん振り ば し とっちゃ る けん →

知ら ん とこ で 取ったら よかろう もん 。

お そうだ アイツ に だけ は 絶対 言う な !

は ぁ ~? ケツ の 穴 の 小さ か 男 やね 。

そげ ん 年下 の イタチ が 飛び級 で →

しかも 首席 で 卒業 した の が 悔し か と ね ~?

( テンマ ) あ アイツ が い なけりゃ …。 ( シンコ ) は ? アンタ が 首席 やった と ?

( テンマ ) そ そんな こと を 言って んじゃ ねえ !

( シンコ ) はい は ~ い 。

( シンコ ) イタチ は すご かけ ん ね ~。

張り合って も …。 ( テンマ ) 張り合って ねえ し !

( シンコ ) は あ ? ( テンマ ) 首席 だ から どう と か …。

忍 描 の 居場所 が わかり ました 。

水無月 先生 と 合流 して ください 。

( 忍 描 ) ニャ ー フラ れちゃ った ニャ ー 。

( 忍 描 ) 一族 の 連中 め 。

嫁 とれ 嫁 とれ うるさい んだ ニャ ! ヒック 。

( シンコ ) は は ~ ん メス 猫 の 尻 ば 追いかけて →

こげ ん とこ まで 来 よっ たっちゃ ね 。

( ユウキ ) ま そういう こと みたいだ ね 。

任務 は 完了 した ような もん だ が …。

よし 僕 が 行こう みんな は ここ で 待機 。

( ユウキ ) や あ ! ニャン だ ?

キミ の 話 を 聞いて たいへん 共感 した もん だ から →

もう 少し 話 を し たい と 思って ね 。

お ミャ ー に わかる の ニャ ?

振ら れた オス 猫 の 気持 が ニャ ー !

わかる ! わかる よ その 気持 。

ハハハハ …。

そう か ! お ミャ ー も モテ ない くち ニャ !

う っ …。

( ユウキ ) そう な んです よ …。

( 忍 猫 ) ま ぁ 一杯 飲む ニャ 。

まったく わかっちゃ い ない ん すよ ね 。

男 の 魅力 って やつ を 。

( ユウキ ) これ だ から 女 って やつ は 人 を 見る 目 が ない と いう か →

男 を 見る 目 が ない と いう か …。

彼女 の 悪 口 言う ニャ !

交渉 決裂 の ようです ね 。

った く 最初 から こいつ で よかった んだ よ !

ニャン だ ? 小僧 ども 。

相手 に なって やる ニャ !

逃がす か !

野郎 ! 先回り の つもり か !?

( テンマ ) ぐ わ っ ! う っ !

( シンコ ) キャ ー !

に … 肉 球 モフモフ …。

やる な 。

《 まずは あの 機動 力 を なんとか し ない と …》

《 あの シッポ で バランス を とって いる んだ な 。

でも それ だけ じゃ ない 。

あの ヒゲ が 空間 認識 力 を 高めて いる んだ 。

なら …》

( 忍 猫 ) どこ 狙って る ニャン 。

なかなか の クナイ さばき ニャ が まだまだ ニャ 。

ああ そう だ ね 。 あと 5 ミリ は 刈り 取れる と 思って いた よ 。

えっ ?

ニャ ー !

こっち は うまく いった けど 間に合う かな ?

早 駆け の テンマ 様 を なめ ん な よ !

ハハッ これ ケガ じゃ すま ねえ かも …。

ん ? う お っ !

よかった どっち も 間に合って 。

ハハッ ハハ … やった ぜ 。

この度 は お 世話に なった ニャ 。

確かに 早く 身 を かため ニャ と は 言った ニャ けど …。

まさか 猫 妻 に 惚れる なんて 。

コイツ は 腕 は 立つ くせ に メス を 見る 目 が ニャ く て 。

一族 の ため に 最高の 嫁 さん を 探した つもりだった の ニャ 。

ニャ に は ともあれ 無事で よかった ニャ 。

確かに 依頼 どおり 任務 ご 苦労 さん と 言い たい とこ だ けど 。

あれ の ヒゲ どうした ?

( イタチ ) 必要 最小 限 の 戦闘 に とどめる ため に →

しかたなかった んです 。

( 猫 バア ) 切った の かい ! は ぁ …。

まあ そい つ の 価値 を 言って なかった の は →

こっち も 悪かった んだ けど …。

拾って こ なかった の かい ?

はい 風 に 流れて 奈落 に …。

( 口笛 )

は ぁ しかたない か 。 任務 ご 苦労 さん 。

イタチ 次に 来る とき は うち は の たまって る ツケ を →

たっぷり 払って もらう から ね 。

( イタチ ) ハハハ …。

( シンコ ) ほしかった もん が 手 に 入って よかった や ん 。

まあ な 。

もっと 嬉し そうな 顔 せ ん ね 。

一族 の 運命 が か か っと る と やろ ?

そこ まで 大げさじゃ ねえ よ 。

けど これ で 親父 も よく なれば 一族 も まだまだ 安泰だ 。

《 イタチ : あの 忍 猫 も あの 大人 たち も →

みんな 一族 の ため を 思って いる んだ よ な 》

テメエ 俺 を 助けた 気 に なって んじゃ ねえ ぞ 。

そんな つもり は ないで す 。

オメエ の 助け なんか なく たって な !

くっ … 何 し や がる 。

アンタ まだ そげ な ことば 言い よる と 。

仲間 やけん 助ける と は 当たり前 や ん 。

は ぁ 仲間 ? 俺 は 任務 を 遂行 した だけ で …。

俺 が コイツ と ?

う っ !

アンタ も 難しい ことば 言わ ん と 。

ほれ イタチ に 言う こと が ある っちゃ ろ 。

この 借り は 必ず 返す から な 。

素直に 「 あり が と ね 」 って 言えば よかった い 。

ぐ ぉ ~ っ シンコ 痛 すぎ だろう !

《 仲間 か …》

( サスケ ) 兄さん これ 何 ?

これ は あの とき の …。

《 イタチ : 命 は 生まれ 命 は 死ぬ 。

だが 救わ れる の も また 命 。

いや あの とき アイツ を 助けた の は →

そんなに 深い 思い が あった わけじゃ ない 》

(( 仲間 やけん 助ける と は 当たり前 や ん ))

《 イタチ : 一族 が 集い 里 が 生まれ そして 関わった 者 たち 。

それ を 仲間 と 言う の なら 確かに 俺 たち は 仲間 だった 。

関わって しまった から あんな こと に …》

《 イタチ : 関わって しまった から アイツ は …》

(( テンマ : この 借り は 必ず 返す から な ))

《 イタチ : 死んだ んだ 。

俺 に は わかって なかった 。

本当の 痛み が 。

命 を 失う と いう 痛み が 。

失って 初めて 知った 。

いや 気づか さ れた 。

大切な もの を 失い たく ない と いう 気持 に …》

兄さん 目 が …。

《 お前 も いつか →

この 目 を 持つ 日 が くるんだろう か 。

この 悲し み を 知る 日 が …》

うわ ぁ ~ きれいに なった こと !

5 ヵ 月 マチ で 手 に した 涙 涙 の 宝物 。

ワオ !

1 年 マチ で イギリス 人 が 手 に した ザ ・ ニッポン !

11 年 と 5 ヵ 月 マチ に なって ます 。

11 年 5 ヵ 月 マチ の グルメ と は !?

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 453 - 命 の 痛み naruto||しっぷう|つたい|しーずん|いのち||いたみ Naruto Shippuden - Staffel 20 - 453 - Der Schmerz des Lebens Naruto Shippuden - Season 20 - 453 - Pain of Life Naruto Shippuden - Temporada 20 - 453 - A Dor da Vida 火影忍者疾风传 - 第 20 季 - 453 - 生命之痛

♪♪~

( イタチ ) 父さん 。 |とうさん

( フガク ) で は この 件 は また 後日 。 ||||けん|||ごじつ

父さん 。 ( フガク ) 任務 の 帰り か ? イタチ 。 とうさん||にんむ||かえり||

うん 。

お前 と こうして 歩く の も 久しい な 。 おまえ|||あるく|||ひさしい|

俺 も もう 下 忍 。 任務 が ある から ね 。 おれ|||した|おし|にんむ||||

あ … そう か 。

そう だ な 。 うち は が ここ へ 移って から …。 ||||||||うつって|

♪♪~

もう 3 年 か 。 |とし|

里 の 辺境 に 追いやら れ → さと||へんきょう||おいやら|

うち は の 権威 を 失墜 さ せる 上層 部 の やり 方 に → |||けんい||しっつい|||じょうそう|ぶ|||かた|

不満 を 持つ 声 は 今 も 根強い 。 ふまん||もつ|こえ||いま||ねづよい

それ は お前 も 知っている な ? うん …。 ||おまえ||しっている||

我ら は いつしか 権威 を 取り戻し 闇 の 中 から 陽 の 当たる …。 われら|||けんい||とりもどし|やみ||なか||よう||あたる

父さん 見て 。 うん ? とうさん|みて|

ああ … うん 。 ハハハ 。

何 が おかしい ? なん||

ごめん 父さん 。 父さん は うち は の 顔 だ から ね 。 |とうさん|とうさん|||||かお|||

俺 も 一緒に 歩けて 鼻 が 高い よ 。 おれ||いっしょに|あるけて|はな||たかい|

世辞 を 言う な 。 せじ||いう|

お前 の 好物 でも 買って 帰る か ? おまえ||こうぶつ||かって|かえる|

うん !

売り切れ で は しかたない な 。 うりきれ||||

( イズミ ) イタチ 君 ? ||きみ

( イタチ ) イズミ …。

( イズミ ) ごめん ね イタチ 君 。 ||||きみ

お 父さん と 一緒だった のに よかった の ? |とうさん||いっしょだった|||

ああ いい んだ 。

久しぶりだ ね 。 うん 。 ひさしぶりだ||

イタチ 君 が 下 忍 に なって 以来 かな 。 |きみ||した|おし|||いらい|

あっ ごめん ね 。 あの とき お 祝い も 何も し なくて 。 ||||||いわい||なにも||

って いう か おめでとう も 言って なかった よ ね 。 |||||いって|||

本当に ごめん ね 。 ほんとうに||

そんなに 何度 も 謝ら なくて も 。 |なんど||あやまら||

あの … お 祝い の 代わり に は なら ない だろう けど → ||いわい||かわり||||||

こんな もの で よかったら 1 つ どう ?

( イズミ ) これ お 母さん の 好きな だんご 屋 さん の 三 色 だんご で …。 |||かあさん||すきな||や|||みっ|いろ||

って イタチ 君 みたいに 成績 優秀 で 忍術 も 体 術 も 万能 で → ||きみ||せいせき|ゆうしゅう||にんじゅつ||からだ|じゅつ||ばんのう|

飛び級 で アカデミ ー を 卒業 しちゃ う 一族 自慢 の 男の子 が → とびきゅう|||||そつぎょう|||いちぞく|じまん||おとこのこ|

甘い もの なんて 食べ ない よ ね 。 あまい|||たべ|||

ごめん ね 。 私 ったら 勝手に …。 ||わたくし||かってに

でも せっかく 出した んだ から → ||だした||

私 だけ でも 食べよう か な 。 わたくし|||たべよう||

もし かして 食べ たい の ? ||たべ||

ウフフッ 。

おかしい かな ? う うん そう じゃ ない の 。

知り合って だいぶ 経つ けど → しりあって||たつ|

イタチ 君 の 好物 なんて 知ら なかった から 。 |きみ||こうぶつ||しら||

好物 に 成績 の 上下 も 男 も 女 も 関係ない だ ろ 。 こうぶつ||せいせき||じょうげ||おとこ||おんな||かんけいない||

うん そう だ ね 。 ごめん ね 。

フッ ウフフフッ …。

ごめん 。 ウフフッ 。

だって イタチ 君 写 輪 眼 でも 出し そうな 勢い だった んだ もん 。 ||きみ|うつ|りん|がん||だし|そう な|いきおい|||

ウフフッ 。

あ ~ おかしかった 。

もう 笑わ ない 。 ごめん ね イタチ 君 。 |わらわ|||||きみ

ごめん ごめん 。 お 詫び に 本当に お 礼 を さ せて 。 |||わび||ほんとうに||れい|||

何 か 欲しい もの と か ない の ? なん||ほしい|||||

欲しい もの ? うん 。 ほしい||

《 イタチ : そう いえば 彼女 は …》 |||かのじょ|

うん 。 そうだ よ ね 。 |そう だ||

でも それ は 私 に は あげ られ ない よ 。 |||わたくし||||||

うん 。

( テンマ ) おい !

( テンマ ) 次の 任務 だ 。 いちゃ ついて んじゃ ねえ ぞ 。 |つぎの|にんむ||||||

いちゃ ついて なんて いま せ ん !

イタチ 君 。 |きみ

私 に は あげ られ ない けど 祈って る よ 。 わたくし|||||||いのって||

写 輪 眼 早く 開眼 する と いいね 。 うつ|りん|がん|はやく|かいげん|||

その とき は おめでとう って 言わ せて ね 。 |||||いわ||

( 猫 バア ) この 前 買って いった → ねこ|||ぜん|かって|

クナイ の 使い 勝手 は どう だった ? イタチ 。 ||つかい|かって||||

( イタチ ) はい なかなか の もの でした 。

( 猫 バア ) なかなか か … 言って くれる ねぇ 。 ねこ||||いって||

軽量 化 と 切れ味 を 両立 さ せた 代物 だ よ 。 けいりょう|か||きれあじ||りょうりつ|||しろもの||

よそ で 同じ もの を 買おう と したら あの 値段 じゃ きか ない よ 。 ||おなじ|||かおう||||ねだん||||

父 から も 礼 を 言って おけ と 申し つかって ます 。 ちち|||れい||いって|||もうし||

ハァ ! 礼 なん ざ いら ない から → |れい|||||

今回 の 依頼 料 まけて もらえ ない かね 隊長 さん 。 こんかい||いらい|りょう|||||たいちょう|

( ユウキ ) それ と これ と は また 別の 話 です から 。 |||||||べつの|はなし||

そりゃ そう だ けど さ …。

( ユウキ ) さあ ! と いう わけで 任務 だ みんな 。 |||||にんむ||

内容 は 理解 して る よ ね ? ないよう||りかい||||

わ っか ん ねえ よ 水無月 先生 ! 猫 見つける だけ だ ろ ? |||||みなづき|せんせい|ねこ|みつける|||

なんで こんな もの つけ なきゃ な ん ねえ んだ よ !

( シンコ ) テンマ は 相変わらず しゃ ~ しか ねぇ 。 |||あいかわらず|||

あ ? なんだ よ ! 文句 あん の か ? |||もんく|||

コラッ ! 騒ぐ で ない ! |さわぐ||

たまき が 起きる じゃ ろ 。 ||おきる||

依頼 した の は ただ の 迷い 猫 捜し で は ない 。 いらい||||||まよい|ねこ|さがし|||

忍 猫 の 捜索 じゃ 。 おし|ねこ||そうさく|

それ も 猫 の 集う 地底 の 猫 魔 殿 じゃ から な 。 ||ねこ||つどう|ちてい||ねこ|ま|しんがり|||

( シンコ ) ほ ~ やけん この 猫 語 の わかる 忍 具 …。 ||||ねこ|ご|||おし|つぶさ

猫 具 ? が 必要に なる ニャン じゃ ね ~。 ねこ|つぶさ||ひつように||||

だけど よ 諜報 活動 だけ なら …。 ||ちょうほう|かつどう||

わ ぁ ! アンタ よう 似合う と うね ~! ||||にあう||

テメエ … アカデミ ー 首席 卒業 の 意地 っ つうか → |||しゅせき|そつぎょう||いじ||

恥 って もん は ねえ の かよ ! はじ||||||

恥 ? 任務 の 遂行 に 見た目 は 関係ない と 思い ます が 。 はじ|にんむ||すいこう||みため||かんけいない||おもい||

あっ !? ( ユウキ ) は いはい ! ケンカ し ないで ね 。

これ が 依頼 の 忍 猫 の 写真 ね 。 ||いらい||おし|ねこ||しゃしん|

コイツ は …。

( シンコ ) ニャニャニャ ~!

ほん な こと を ニャン ちゃん ば り おお か と ニャ ~!

それ 付けて んだ から ヘタ な 猫 語 は いら ねえ っつ うんだ よ 。 |つけて|||||ねこ|ご||||||

そもそも 方言 きっ つい んだ から より わかん ねえ だ ろ 。 |ほうげん|||||||||

んだ よ !

に … 任務 なんだ から しか たね えだ ろ ! |にんむ||||||

った く … 一族 の 恥 だ ぜ 。 ||いちぞく||はじ||

そげ ん ことば 言って バリバリ 似合う とうや ~ ん ! |||いって||にあう||

何 が おかしい ? バカ に しや が って ! ( ユウキ ) は いはい ! なん||||||||||

まずは 情報 収集 。 |じょうほう|しゅうしゅう

僕 と イタチ テンマ と シンコ の 二 班 に 分かれる よ 。 ぼく|||||||ふた|はん||わかれる|

散 !

チッ 。

俺 たち も いく ぞ 。 おれ||||

♪♪~

意外に 早く わかった な 。 いがいに|はやく||

イタチ テンマ たち と 合流 しよう 。 ||||ごうりゅう|

わかり ました 呼んで き ます 。 ||よんで||

( 猫 の 鳴き声 ) ねこ||なきごえ

で ど げん した と ?

ど げん も こげ ん も ねえ よ 。

いや ある の か …。

今回 の 任務 … つうか あの 忍 描 の こと だ けど よ → こんかい||にんむ|||おし|えが|||||

ソイツ が ちょっと 特殊な 猫 らしい んだ わ 。 |||とくしゅな|ねこ|||

は あ ? アンタ いつ から 猫 博士 に なった と ね ? |||||ねこ|はかせ||||

そんな ん じゃ ねえ ! 俺 ら の 一族 の 長 …。 ||||おれ|||いちぞく||ちょう

つうか 親父 が 病気 で よ 。 |おやじ||びょうき||

治療 の 漢方 薬 に その 忍 描 の ヒゲ が いる らしい んだ わ 。 ちりょう||かんぽう|くすり|||おし|えが|||||||

なら 取ったら い いっちゃ ない ? |とったら|||

い いい よ な ?

知ら ん 。 しら|

知らん振り ば し とっちゃ る けん → しらんふり|||||

知ら ん とこ で 取ったら よかろう もん 。 しら||||とったら||

お そうだ アイツ に だけ は 絶対 言う な ! |そう だ|||||ぜったい|いう|

は ぁ ~? ケツ の 穴 の 小さ か 男 やね 。 ||||あな||ちいさ||おとこ|

そげ ん 年下 の イタチ が 飛び級 で → ||としした||||とびきゅう|

しかも 首席 で 卒業 した の が 悔し か と ね ~? |しゅせき||そつぎょう||||くやし|||

( テンマ ) あ アイツ が い なけりゃ …。 ( シンコ ) は ? アンタ が 首席 やった と ? ||||||||||しゅせき||

( テンマ ) そ そんな こと を 言って んじゃ ねえ ! |||||いって||

( シンコ ) はい は ~ い 。

( シンコ ) イタチ は すご かけ ん ね ~。

張り合って も …。 ( テンマ ) 張り合って ねえ し ! はりあって|||はりあって||

( シンコ ) は あ ? ( テンマ ) 首席 だ から どう と か …。 ||||しゅせき|||||

忍 描 の 居場所 が わかり ました 。 おし|えが||いばしょ|||

水無月 先生 と 合流 して ください 。 みなづき|せんせい||ごうりゅう||

( 忍 描 ) ニャ ー フラ れちゃ った ニャ ー 。 おし|えが|||||||

( 忍 描 ) 一族 の 連中 め 。 おし|えが|いちぞく||れんちゅう|

嫁 とれ 嫁 とれ うるさい んだ ニャ ! ヒック 。 よめ||よめ|||||

( シンコ ) は は ~ ん メス 猫 の 尻 ば 追いかけて → |||||ねこ||しり||おいかけて

こげ ん とこ まで 来 よっ たっちゃ ね 。 ||||らい|||

( ユウキ ) ま そういう こと みたいだ ね 。

任務 は 完了 した ような もん だ が …。 にんむ||かんりょう|||||

よし 僕 が 行こう みんな は ここ で 待機 。 |ぼく||いこう|||||たいき

( ユウキ ) や あ ! ニャン だ ?

キミ の 話 を 聞いて たいへん 共感 した もん だ から → ||はなし||きいて||きょうかん||||

もう 少し 話 を し たい と 思って ね 。 |すこし|はなし|||||おもって|

お ミャ ー に わかる の ニャ ?

振ら れた オス 猫 の 気持 が ニャ ー ! ふら|||ねこ||きもち|||

わかる ! わかる よ その 気持 。 ||||きもち

ハハハハ …。

そう か ! お ミャ ー も モテ ない くち ニャ !

う っ …。

( ユウキ ) そう な んです よ …。

( 忍 猫 ) ま ぁ 一杯 飲む ニャ 。 おし|ねこ|||いっぱい|のむ|

まったく わかっちゃ い ない ん すよ ね 。

男 の 魅力 って やつ を 。 おとこ||みりょく|||

( ユウキ ) これ だ から 女 って やつ は 人 を 見る 目 が ない と いう か → ||||おんな||||じん||みる|め|||||

男 を 見る 目 が ない と いう か …。 おとこ||みる|め|||||

彼女 の 悪 口 言う ニャ ! かのじょ||あく|くち|いう|

交渉 決裂 の ようです ね 。 こうしょう|けつれつ|||

った く 最初 から こいつ で よかった んだ よ ! ||さいしょ||||||

ニャン だ ? 小僧 ども 。 ||こぞう|

相手 に なって やる ニャ ! あいて||||

逃がす か ! にがす|

野郎 ! 先回り の つもり か !? やろう|さきまわり|||

( テンマ ) ぐ わ っ ! う っ !

( シンコ ) キャ ー !

に … 肉 球 モフモフ …。 |にく|たま|

やる な 。

《 まずは あの 機動 力 を なんとか し ない と …》 ||きどう|ちから|||||

《 あの シッポ で バランス を とって いる んだ な 。

でも それ だけ じゃ ない 。

あの ヒゲ が 空間 認識 力 を 高めて いる んだ 。 |||くうかん|にんしき|ちから||たかめて||

なら …》

( 忍 猫 ) どこ 狙って る ニャン 。 おし|ねこ||ねらって||

なかなか の クナイ さばき ニャ が まだまだ ニャ 。

ああ そう だ ね 。 あと 5 ミリ は 刈り 取れる と 思って いた よ 。 |||||||かり|とれる||おもって||

えっ ?

ニャ ー !

こっち は うまく いった けど 間に合う かな ? |||||まにあう|

早 駆け の テンマ 様 を なめ ん な よ ! はや|かけ|||さま||な め|||

ハハッ これ ケガ じゃ すま ねえ かも …。

ん ? う お っ !

よかった どっち も 間に合って 。 |||まにあって

ハハッ ハハ … やった ぜ 。

この度 は お 世話に なった ニャ 。 このたび|||せわに||

確かに 早く 身 を かため ニャ と は 言った ニャ けど …。 たしかに|はやく|み||||||いった||

まさか 猫 妻 に 惚れる なんて 。 |ねこ|つま||ほれる|

コイツ は 腕 は 立つ くせ に メス を 見る 目 が ニャ く て 。 ||うで||たつ|||||みる|め||||

一族 の ため に 最高の 嫁 さん を 探した つもりだった の ニャ 。 いちぞく||||さいこうの|よめ|||さがした|||

ニャ に は ともあれ 無事で よかった ニャ 。 ||||ぶじで||

確かに 依頼 どおり 任務 ご 苦労 さん と 言い たい とこ だ けど 。 たしかに|いらい||にんむ||くろう|||いい||||

あれ の ヒゲ どうした ?

( イタチ ) 必要 最小 限 の 戦闘 に とどめる ため に → |ひつよう|さいしょう|げん||せんとう||||

しかたなかった んです 。

( 猫 バア ) 切った の かい ! は ぁ …。 ねこ||きった||||

まあ そい つ の 価値 を 言って なかった の は → ||||かち||いって|||

こっち も 悪かった んだ けど …。 ||わるかった||

拾って こ なかった の かい ? ひろって||||

はい 風 に 流れて 奈落 に …。 |かぜ||ながれて|ならく|

( 口笛 ) くちぶえ

は ぁ しかたない か 。 任務 ご 苦労 さん 。 ||||にんむ||くろう|

イタチ 次に 来る とき は うち は の たまって る ツケ を → |つぎに|くる|||||||||

たっぷり 払って もらう から ね 。 |はらって|||

( イタチ ) ハハハ …。

( シンコ ) ほしかった もん が 手 に 入って よかった や ん 。 ||||て||はいって|||

まあ な 。

もっと 嬉し そうな 顔 せ ん ね 。 |うれし|そう な|かお|||

一族 の 運命 が か か っと る と やろ ? いちぞく||うんめい|||||||

そこ まで 大げさじゃ ねえ よ 。 ||おおげさじゃ||

けど これ で 親父 も よく なれば 一族 も まだまだ 安泰だ 。 |||おやじ||||いちぞく|||あんたいだ

《 イタチ : あの 忍 猫 も あの 大人 たち も → ||おし|ねこ|||おとな||

みんな 一族 の ため を 思って いる んだ よ な 》 |いちぞく||||おもって||||

テメエ 俺 を 助けた 気 に なって んじゃ ねえ ぞ 。 |おれ||たすけた|き|||||

そんな つもり は ないで す 。

オメエ の 助け なんか なく たって な ! ||たすけ||||

くっ … 何 し や がる 。 |なん|||

アンタ まだ そげ な ことば 言い よる と 。 |||||いい||

仲間 やけん 助ける と は 当たり前 や ん 。 なかま||たすける|||あたりまえ||

は ぁ 仲間 ? 俺 は 任務 を 遂行 した だけ で …。 ||なかま|おれ||にんむ||すいこう|||

俺 が コイツ と ? おれ|||

う っ !

アンタ も 難しい ことば 言わ ん と 。 ||むずかしい||いわ||

ほれ イタチ に 言う こと が ある っちゃ ろ 。 |||いう|||||

この 借り は 必ず 返す から な 。 |かり||かならず|かえす||

素直に 「 あり が と ね 」 って 言えば よかった い 。 すなおに||||||いえば||

ぐ ぉ ~ っ シンコ 痛 すぎ だろう ! ||||つう||

《 仲間 か …》 なかま|

( サスケ ) 兄さん これ 何 ? |にいさん||なん

これ は あの とき の …。

《 イタチ : 命 は 生まれ 命 は 死ぬ 。 |いのち||うまれ|いのち||しぬ

だが 救わ れる の も また 命 。 |すくわ|||||いのち

いや あの とき アイツ を 助けた の は → |||||たすけた||

そんなに 深い 思い が あった わけじゃ ない 》 |ふかい|おもい||||

(( 仲間 やけん 助ける と は 当たり前 や ん )) なかま||たすける|||あたりまえ||

《 イタチ : 一族 が 集い 里 が 生まれ そして 関わった 者 たち 。 |いちぞく||つどい|さと||うまれ||かかわった|もの|

それ を 仲間 と 言う の なら 確かに 俺 たち は 仲間 だった 。 ||なかま||いう|||たしかに|おれ|||なかま|

関わって しまった から あんな こと に …》 かかわって|||||

《 イタチ : 関わって しまった から アイツ は …》 |かかわって||||

(( テンマ : この 借り は 必ず 返す から な )) ||かり||かならず|かえす||

《 イタチ : 死んだ んだ 。 |しんだ|

俺 に は わかって なかった 。 おれ||||

本当の 痛み が 。 ほんとうの|いたみ|

命 を 失う と いう 痛み が 。 いのち||うしなう|||いたみ|

失って 初めて 知った 。 うしなって|はじめて|しった

いや 気づか さ れた 。 |きづか||

大切な もの を 失い たく ない と いう 気持 に …》 たいせつな|||うしない|||||きもち|

兄さん 目 が …。 にいさん|め|

《 お前 も いつか → おまえ||

この 目 を 持つ 日 が くるんだろう か 。 |め||もつ|ひ|||

この 悲し み を 知る 日 が …》 |かなし|||しる|ひ|

うわ ぁ ~ きれいに なった こと !

5 ヵ 月 マチ で 手 に した 涙 涙 の 宝物 。 |つき|||て|||なみだ|なみだ||たからもの

ワオ !

1 年 マチ で イギリス 人 が 手 に した ザ ・ ニッポン ! とし||||じん||て||||

11 年 と 5 ヵ 月 マチ に なって ます 。 とし|||つき||||

11 年 5 ヵ 月 マチ の グルメ と は !? とし||つき|||||